2/20/2012

オリヴァス・リンクス (ゴルフコース)


こちらのコースも、以前から行ってみたいなぁと思っていたコースでした。

ロサンゼルスのダウンタウンの遥か向こう側の北西方向にありまして、家からは道路が空いていたとして1時間半ぐらいかかりますので、ちょっと足が向かなかったという事情があります。


本当はこのコースには暑い時に行くと良いのです。真夏でも涼しいですからねー。

ロサンゼルス市街と比べてますと場合によっては20度Fも気温が低いことが多い場所で、まさに海沿いのリンクスコースです。


Olivas Links Golf Course
http://www.olivaslinks.com/


比較的新しいコースですが、コースのホームページには ベスページ・ブラックやトーリー・パインズに並んで「ゴルフ・ウィーク・マガジン」のベスト市営コースに選ばれた、と書かれています。

コース設計は、リンクス・コースの設計が上手なフォレスト・リチャードソンという方の手によります。


こちらがコースのエントランスです。

画像をクリックで拡大します。


モニュメントの右後方に写っております、プレハブみたいな平屋のとても質素な小さい建物がクラブハウスで、回りにも家など無く、アメリカ式カントリー・クラブ型コースの佇まいとは一線を画していますね。

古き良きスコットランドのリンクスコースを目指した、って感じはいたします。

コースとしましては、フェアウエーが硬くてうねりをかなりつけてはありますけれどもほとんどフラットで、木が少なくて風の影響が出やすい感じ、ラフはなにか特有な感じのクラブ・ソールが抜けない強い芝でディボットが私などには上手く取れませんから、クラブが捻られてしまいます。

ファースト・カットの外側のラフは、くるぶしぐらいまで伸びてるブッシュな感じで、真上から見ないとボールが見つかりません。



こちらが、コースレイアウト図です。

クリックで、コースサイトの大きな図にリンクしています。


9番グリーンと、18番グリーンがくっついていて供用されています。
こんな所にも、リンクスの雰囲気をだそうとしたのかなー。 なんて思ってしまいました。
(けっこう近くって危ないんすよ。)

バンカーは、ポット・バンカーではありませんね。
コースを横切るバーン (burn) もありません。



それではいつものようにコースの写真をいくつかご紹介していきますね。


まずはコースで一番易しいHDCP18の1番ホール。 351yのパー4です。

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フラットですねー、実に。(^^)
気持ちがいいです。

私は早速右側に食い込んできているラフに捕まる立ち上がりでしたが、深いラフから打ったセカンドのアプローチショットが思いの外非常にうまく行きまして、手前から行ったボールがコロコロとグリーンに転がり乗って右奥のカップにするする近づいてくれて5歩(約3m半)のバーディー・チャンスの位置につけました。

これをキャッシュ・イン出来ずに無難なパーのスタート。(^^;



続いての写真は、5番ホールのパー3です。 167y。

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この日は青ティーの位置が、5yかそこら手前でしたでしょうか。

吹いていないように見えてそこそこに風が吹いていましたので、クラブ選択を慎重にして、左右4つのバンカーに入れないようにティーショット。

8歩(約5m半)の距離でしたが、カップに届かずショート。
この日のグリーンは、速そうに見えてそうでもありませんでした。 朝のうちは特に (硬いけど)湿っていたので速くはなかったのです。

グリーン周りからのチップショットが弾かれて硬い印象なので速そうに感じたのですけどねー。
(後半は風で乾いたのもあってか、実際グリーンのスピードが上がりました。)



こちらは10番ホールです。 381yのパー4。

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フェアウエー左サイドの2本の木の少しだけ右を越えていくようなボールがちょうどいい感じです。

しかし私はティーショットは左のラフに入れました。

セカンドはボールが沈んではいませんでしたのでユーティリティーの4番を使ってノックダウン式に打って行きました。 クラブフェースの向きを変えられなくて済むように 2クラブぐらい大きいクラブを使ってリストターンを最小限、かつディボットをとらない感じで。
風もアゲンスト気味でしたしね。

このショットは上手く打てました。 といってもグリーンに乗っただけでカップには遠かったんですが。
ここの難しいラフからやたらに乗せていましたので、友人がちょっと呆れてました。(^_-)

2番ホールで叩きまして、どうやったらあまり狂わされないで済むか、たまたま少しだけ適応できたってだけなんですが。(^^;



11番ホールのティーのすぐ横で、鶴を見かけました。

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日本では鶴はわりと見ましたけど、こちらではあまり見ていませんでしたので、ちょっと新鮮でした。(野生のペリカンとかアザラシとか普通に見てたりはするんですけどね。(^^;)



そしてこちらは続く12番ホールです。 362yの短いパー4です。

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左側の背の高いブッシュは湿地帯でコースの外です。右サイドのフェアウエーバンカーの右とやや後ろ側にも食い込んで、ティーショットが飛ぶ距離のところに池が配されています。

このホールはまさにフェアウエー左サイドにぽつんと立っている小さい木の上を越えていくティーショットを打って行きます。

風に助けられてか残りは約100y、上手くカップを攻めることが出来まして、ここはバーディが獲れました。(^^)



次の写真は、モニュメント的な倒木を切ったものがゴロンと転がっていた14番ホールの2打目地点の手前付近です。
548yのわりと長めなパー5です。

画像をクリックで拡大します。


私のボールは、フェアウエー中央のもう20-30yぐらい先のところに写っています。

2打目もまぁまぁ調子よく打ちましたがラフにかけてしまったため、3打目のアプローチをバンカーに入れることになってしまい、バンカーショットは出たけどグリーンに乗らず、チップ&パットでボギーにしました。

はやりここのラフは何とか慣れたとか言っては見たものの、難しいです。



さて、最後にご紹介いたしますのは18番ホールの2打目地点です。

左側に池とフェアウエーに水鳥達が写っていますが、ティーからグリーン付近までずーっと左サイドに池が続いている、493yのパー5です。


画像をクリックで拡大します。


一応、短いパー5ですからグリーンが空くまで待ってからセカンドショットを3Wで打ってみたのですが、ちょっとクラブフェースのトゥ寄りで打ったショットになりまして、右へ出て左へ戻るショットになりまして距離も大分ショートしました。

3打目もカップに寄せ切れず、パーでした。



木があまりないということで 私としては助かる条件のコースでした(笑)が、なかなか良いプレーが出来たと思います。(^^)

GIRが平均よりずっと良い11ホールを数えましたし、パット数も31と良い数字でした。


本当、もうちょっと近かったなら何度でも頻繁に来たいコースでした。



2/15/2012

コーリー・ペイヴィンの神業ショット


これ、ご覧になりましたでしょうか?

先週末、Champions TourのAllianz Championshipで、コーリー・ペイヴィンがプレーオフの末にチャンピオンズ・ツアー初優勝を飾ったのですが、

その時の14番ホールでのアプローチショットです。


あんまり凄すぎて口あんぐりです。
(ジェイ・ハースのちょっと後に出てきます。)



これはちょっと信じがたい神業ですね。


最終日ですから、優勝争いの中で狙い澄まして打っているという点を考慮しますと、
これはもう歴史的にも抜きん出てすごいショットだと思いました。

画像をクリックでリンク元に。


しかも赤線が引かれていて、ソールも出来ない状況だったようです。

すぐ左、ペイヴィンのスタンスしている後方にはドロップエリアらしき白丸も描かれています。



フロリダにある Broken Sound Clubのオールド・コースで行われていた大会で、14番ホールでのショットらしいです。

こちらにそのオールドコース14番ホールのコース・レイアウト があります。

画像をクリックでコースサイトにリンクしてます。


私は放送を見ておりませんでしたので、トーナメントでもホール順が普段のままだったかどうか確認できておりませんのですが、このホールの左のカート道の左の木 (グーグルマップで見ますと、コース図の絵にある木とは違うグリーンの左奥側にある木です。)  の根本からのショットであれば、

グリーンの向こうは13番の半島グリーンが浮いている大きな池ということになります。

ちょっと凄過ぎないですか?



私自身、クラブをひっくりがえして左打ちでこういう打ち方のショットをすることも無くはないんですが(←無謀ですねぇ!)、すごい難しいです。

これをやる場合には、ボールが少し上がりやすくて、しかも裏返しなのに真っ直ぐ行きやすいクラブ、しかも短めで空振りしにくいクラブとしまして、私の認識では9番アイアンが最適です。
(まぁ何番でも出来ないことないと思いますが。)

ビデオを見ますと、ペイヴィンが持ってるのは7番アイアンぐらいですかね?



こういうショットを見ますと、ゾクゾクしちゃいますねー。(^^)



追記:ロフトが寝過ぎていると裏返しに使った時に出っ歯になってしまい、ロフトを立たせ気味に8番アイアンぐらいにしてセットした時にちょうど飛球線を向いてくれるのが7番アイアンぐらいになるんだ、というご意見をいただきました。 
ありがとうございました。




2/11/2012

インディアン・ヒルズ (ゴルフ&カントリークラブ)


こちらのコースは、昨年ご紹介しましたフルーパ・ヒルズ・カントリークラブと比較的近い位置にありまして、同じオーナーの姉妹コースなのだそうです。

その時にご一緒した方に、「あっちのインディアン・ヒルズの方がいいコースで俺は好きだよ。 少し狭くて難しいけどね。」って聞いていましたので、いつか行かないとなーと思っていたのですが、やっと行ってきました。


Indian Hills Country Club
http://www.indianhillsgolf.com/


1965年の設立で、かなり歴史ある古いコースです。

距離は短いですけど、アップダウンがかなりありまして各ホールタイト目なデザインで、なかなかに難しそうな様相です。 (古いコースは短いのが多いですね。 昔の道具は飛びませんでしたものねー。)


6,104yは、パー70を考慮しても長くありませんよね。

しかし、打ち上げのホールとかの距離感は難しいものがあります。 グリーン面は当たり前ですがピンさえ見えないホールもあったり。

加えて、この日は30-40マイルもあろうかという強風で、苦戦が予想されました。


会社が午前中で閉まってしまったので、午後から予約していきなり行ったラウンドでした。

ここのメンバーだというリーさんと、もうお一方、初めて来たっていう方との3サムです。



それでは、撮ってきたコースの写真の方をご紹介します。


まず、1番ホールは402yのパー4、気持ちの良い打ち下ろしのホールです。

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ティーイング・グラウンドからガクーンと30-40フィート下がっていますでしょうか。

写真では見えにくいのですが、フェアウエーの左右の木の生え始めているちょっと向こうの位置に、フェアウエーがUの字型に下がっている幅の太い溝が横たわっています。

青ティーから越えるには180-230yぐらいの位置ですので、普段なら上手く行けばU字溝の向こう側へ届いてくれて残り2打目は130y、って感じじゃなかろうかと思いますが、この日はまともなアゲンストの強風(strong head wind)
時折、アドレスをほどいて構え直さねばならないくらい吹いていました。

すごくいいティーショットを打ったんですが、あえなくU字の底に行きました。

グリーンまではさらに190yぐらい、しかも目の前にU字の向こう側部分が壁になっています。

ちょっと仰角的にどうかなー? と思いつつ打った3Wがすごく良い当たりで、斜面に沿うようにして出ていったボールが良く伸びてくれました。(^^)
(この日は8回も3Wを打つ羽目になったのですが、全部上手く打てました。かなり嬉しかったです。)

それでもグリーンまで届かず、うまい具合にアップ&ダウンが決まってくれまして、パーが取れました。(^^)



そしてこちらの3番ホール。

ものすごい角度で打ち上げのパー3です。199yありますが、これもまともにアゲンスト(head wind)でした。

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ティーが少し前でしたから、180yぐらいでしたでしょうか。

前の組も含めて、メンバーでドライバーを持ち出す方々がいらっしゃいまして、

左がブッシュで、右には救済的なバンカーが2つあって右に斜面が落ちています。
長いにしろ短いにしろ、真っ直ぐに打ちたいところです。

私はまたまた3Wでフルスイングしました。

グリーンへ行きますと 2段グリーンになっていて、私のボールは下の段、カップは上の段にありました。


画像をクリックで拡大します。


私のショットとしては最高の出来でした。


11歩(約8m)の距離でしたが、2段グリーンを登る高低差のエネルギーを細貝式で計算しまして、19歩の強さで打ちました。

斜めの登りでも、ラインの読み方に注意するだけです。

教わってよかった「パット・エイミング教本」。(^^)



続いての写真は、5番ホールのパー3です。 217yあります。

画像をクリックで拡大します。


風向きは、左から右にややアゲンスト。
ドロー打ちの私には、ティー右の木がすんごい邪魔です。(笑)

ここのメンバーの人が、とにかくどのホールも最初にティーショットを打ってくれまして、風でどのくらい流れるのか見てから打つことが出来ました。

こちらでは、「ready go」形式って言いまして、ティーショット順は前のホールのスコア関係なく準備できてる人からどんどん、もしくは前の組が離れた距離でドライバーが飛ばない人からどんどん打っていく方式のラウンドが多いんです。

でも、こういう風の強い時は、ルール的にどうなんでしょうか?(笑)

私はここも3Wでフルスイングで行きました。

ほんの少しグリーン左手前に届かず。
短いコースって聞いてたのに、すでに5ホールで4回も3Wを打ってます。(笑)



続きまして、ホール・ハンディ1のめちゃめちゃ難しい9番ホール、451yのパー4です。
しかもなぜかここも、右から左へ少し斜めのアゲンスト目の強風。

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このホールは風が吹いていなくても難しいですよ。 フラット(やや登り)で450y あるだけでもかなり厳しいのに、左手前のブッシュの他に、フェアウエー右サイドには池があります。
写真では正面のやや右辺りに濃い緑色の葦みたいのが茂って写っていますでしょう?

ちょっとS字っぽい感じのデザインです。もう私的にはパー5ですよね、もし風が無くても。

ティーショットはかなり左目に打って行きましたが、風で押されてフェアウエー左いっぱいでした。

そこからグリーンへ、またもや今日調子の良い3Wを強振しました。
これはよいショットが打てましたよー。 って言ってもグリーンには少し届かなかったんですが。

36歩(約28y)のアプローチはショートして寄せきれなかったのですが、6歩(約4m)のパットがカップインしてくれて、パーが拾えました。 これは嬉しかったです。
(この日はパットもなんか、ボコボコ入ってくれました。)



後半はフォロー(tail wind)になるホールが多くなりました。

こちらの12番ホールは、元々286yしかない打ち下ろしのホールで短いパー4です。

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調子が良かったので私は最後にしてもらって、前の組がグリーンを終わるまで待たせてもらってから打ちました。
まぁ届かないだろうとは思ったんですが、30-40マイルも吹いていたらもしや?ってのもありますからね。

このドライバーもかなり良い感じで打てまして、右のガード・バンカーをもう少しで駆け上がれるか?ってところまで飛んでくれました。

砂がほとんど入っていないバンカーでしたので、バンスのないウエッジでフェースを開いてピッチショット。
寄り切らず、5歩(約3m半)の距離でしたがこちらはカップインならず。



さて、最後にご紹介しますのは、真っ直ぐの40フィートも打ち下ろしているティーからは景色も良くてすごく気持ちいいけど、ちょっと的が狭く感じる16番ホール、408yのパー4です。

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このホールでは、左から右への斜めのフォローでした。

例によってメンバーの方が最初に打ちまして、かなり右へ流されるかと思いきや、あまり流れません。
横風要素よりもフォロー要素の方が強かったんでしょうか。

私はこのホールもフェアウエー・センターへ上手く運ぶことが出来ました。
オナーで打っていたら風を読み違えて左の木にかかっていたかも知れません。

2打目はもう約100yでしたが、風に右奥へ向かって持っていかれそうだと警戒して打ったら少しグリーンをショートしました。
でも、なんでもない平らな16歩(約11m)でしたので、幸いにアップ&ダウンを決めることが出来ました。


本当に正直だいぶ強風や狭さに苦戦するかと思ったのですが、あまりにもショットとパットの調子が良くって、すごく気持ちのいいラウンドでした。

まぁ、たまにはこういう日があってもいいですよね。(^^)



2/06/2012

エル・カバイェロ (カントリー・クラブ)


ダニエル・チョプラがペブルビーチで1日に2つもホールインワンしたそうですね。

すごいなー。(^^)


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取引先の方と接待のゴルフに行ってきました。
接待ゴルフでは珍しいかと思いますが、早朝のゴルフで朝の10時半には終了しました。

私よりも年上の方で、朝早くてコースが混まない時間の方が好きだとおっしゃって下さって、助かりました。


こちらのコースは以前ご紹介しましたブレイマー・カントリークラブと一部接しているくらいすぐ隣、ロサンゼルス北西部のTarzana市にあります。


El Caballero Country Club
http://elcaballerocc.com/


プライベート・コースですので、コースのサイトにもあまり細かい情報がありませんですね。

ロバート・トレント・ジョーンズSr.の設計で、距離は長くないのですが非常に難しいコースです。

以前はLPGAのトーナメントも開かれていた他、USオープンのクオリファイの会場としても度々使われていますが、案内していただいたメンバーさんによりますと、グリーンがとても難しいのでこの会場を回避するプロも多く居るんだ、ってことでした。


私が受けた感じとしましては、林間コースで落とし所がタイトなホールも多く、アップダウンも適度にあって、冬でもラフの芝が濃い緑でクラブが捕られてショットのコントロールに苦労するコース、っていう感じです。

バンカーは特に、トレント・ジョーンズ特有のオーバー・ハングがあって出すのが難しく、バンカー群を避けてグリーンを攻略するのが困難なデザインになっています。


余談ですが、Swing by SwingというGPSアプリにコースが載っていませんでした。

それで、下調べがてらに久しぶりにコースの入力をいたしまして、ちょっと嬉しかったです。

使い始めた頃は入っているコースがすごく少なくて、この辺りの主要コースの幾つかを入力したものだったんですが、最近はどこへ行ってもすでに入力されててちょっと寂しかったんですよね。(笑)


メンバーさんが当たり前のように青ティーへ行きましたので、私も青ティーからのプレーです。



いくつかのホールの写真をご紹介いたします。


まずは2番ホールの、S字にうねっていて距離もあり、ホール・ハンディが1の難しいパー4、409yです。

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ティーからですとブラインドになりますので、カートで2打目地点に進む途中で写真を撮りました。
まだ朝でちょっと写真が暗いですね。

右のFWバンカーと、左にせり出した森の間へティーショットを打っていくんですが、かなりタイトですよね。
そうでなければ右のFWバンカーの手前に刻み、2打目を220-230yにして攻めるルートもあります。

私はドロー気味のボールがちょうどいいですからドライバーで攻めて行ったのですが、非常に上手く打てました。

それでも2打目には165yから残りまして、しかも登りになって今度は右へ曲がって行きますので、確かに難しいホールでした。
ここのパーは嬉しかったです。  ( ・・・が、他でいろいろ大叩きしました。(^^;)



こちらは5番ホールの2打目地点です。340yの短いパー4。

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長くはありませんが、グリーンの左が池で手前に少し食い込んでいまして、右には大きな入れたくないバンカーがあります。 奥の左右にもバンカー。

自然にsubconsciousが水を逃げてグリーン右サイドに行きましたが、幸いに距離が合っていましたので、かろうじてグリーンにオン。

ファースト・パットが登りなのにスーっとオーバーしてしまって危なかったですが、ここもパーが取れました。



続いてもグリーン周りのバンカーが特徴的なホール、13番の353yの短めなパー4の2打目地点です。

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こんなバンカー、遠い方に入れたら死んじゃいますね。
当然、右の安全サイドに打って行きました。

安全にプレーしたつもりが、そこからはグリーン上のマウンドを越えて上って下る13歩(約9m)のパットが残りました。

慎重に傾斜を読んで打ったつもりが、読みきれておらず2歩(約1m半)も残しまして。
運良くこれは2パット目が入ってくれましたが、下りの2歩を残してしまうのは駄目ですね。
少しでもスライスラインだったりしたら望み薄です。



こちらの15番ホールは、Googleマップで見て実はちょっと心配していたホールでした。

390yのパー4なのですが、フェアウエー中央やや左のちょうどティーショットがきゃりーで落ちるぐらいの位置に大きな木が立っているのです。

・・・と思ったら、大風でなぎ倒され、モニュメントに造り変えられている最中でした。

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メンバーさんの一人にアーティストの方が居て、この日も作業をなさっていました。


それでもって、この大木は植え替えられまして、ちいさな赤ちゃんになっていました。(笑)

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木って高いんですねー。
これでも6万ドルぐらいしたんだ、っておっしゃってました。


私のティーショットは、この木の右にランディングして20y程転がった先へ行っていてくれました。(^^)
大きなままだったら、私のボールは枝に払い落とされていたでしょうか。

絶好の位置から、左手前のバンカーを避けて右側の花道サイドから回して打ったところ、非常に上手く打てましてバーディー・チャンスにつけましたが、曲がりが読みきれずにカップインせず。

(なんかね、偶然写真がパー獲れたホールばかりになってますが、・・・特徴的なホールだけで良いプレーが出来たようです。)



さて、最後にご紹介いたします17番ホールは、(15番ホールの木が倒れてしまった後) このコースのシグニチャー・ホールだということでした、421yのタフなパー4です。 ホール・ハンディが2のホールです。 ここも2打目地点。

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実は私のティーショットは木の根元に行きまして、アンプレ、チップアウトした後の4打目です。
まぁそれで、距離的には本来の2打目地点よりはグリーンに近い位置に居ます。150yぐらいかな。
(写真は池が見えるように少しズームして撮ってます。)

ドライバーを上手く打っていたとしても、約180yが残る訳ですからこの左手前の池は脅威ですし、それを逃げて右サイドに大きめに打ったとすれば右奥にバンカーが待ち受けていますし、難しいホールですね。

私の4打目はピンの右14歩(約10m)に乗ったのですが、このパットがなんと飛び込んでくれまして、ボギーでした。


なんか良いプレーが出来たかのようにレポートしてますが、この日は良いホールと悪いホールが極端で、数多のホールでずいぶん叩いてしまいました。


このコースへは、是非また呼んでいただいてリベンジに挑戦したいと思います。
確かに難しいグリーンでしたです。



2/02/2012

セカンド・ショットのクラブ選択


今までにも何度かリンクさせていただいているテニス・コーチの方のゴルフ・ブログからです。

物言いが極端な方で、ちょっと大げさな表現がなされている部分も多くあって一見 変なことが書かれているようにも読めてしまうのですが、非常にゴルフの本質をついた見識の高いお話が多くて、いつも参考にさせていただいています。
(以前オーストラリアに住んで随分ラウンドなさっていたようです。)


まぁ、2打目に限らないのですが、グリーンに打つアプローチショットのクラブ選択のお話です。

とても面白いです。
ついに3部作になりました。


「ゴルファーに愛を!」
手前から攻める、アホ
続「手前から攻める、アホ」
手前から攻める、アホ 3

誰が教えたのか、オーヴァーはいけない、手前から攻めろ、と。 たかだが残り60ヤードをサンドウェッジで狙ってグリーンにはオンするが、ピンまで20メートルも残っている。 つまり狙った距離の半分ちょっとまで打って当たり前の顔をしている。冗談ではない。 みんなそうなんだ。気付かないんだ。

この辺りの行(くだり) なんか読んでてすごい可笑しいですけど、実際 よくありますねー。

基本的にはアベレージゴルファー (だいたいハンディキャップで10-18前後のイメージなんでしょうか) 向けという設定が主体で、ゴルファーへの提言が書かれているブログです。


3つともよく読みまして振り返ってみますと、思い当たるフシが多々あります。


私自身、2打目には割に大きめのクラブを選んでグリーンの奥へも打っていくことが少なくない方でして、ここに書かれているよりは随分と手前にも奥にも打っていく方かな?とは思いますが、それでもこのお話には思い当たるフシが多いのです。



私の場合は、似たようなことをデーブ・ペレツが書いていますのもありまして、自分のクラブの飛距離を多少のミスも見込みに入れた上で、


例えば6番アイアンなら、傾斜なしの平地・フェアウエー・風なしと仮定しまして、

155y +/- 10y として考えて打つ。


・・・のではなく、

155y +5y ~ -20y として考えて打つ。  ...ようにしています。


それ故に、上記リンクの3つの記事に書かれているよりは、100-200yのセカンドショットでグリーン上のピンの後方にオンすることも少なくなくあるにはあるのですが、

自分も、そして普段一緒にラウンドする友人も含めまして、手前に10m以上ショートするケースは多数見受けることになります。
その内、割り合いに良い当たりで打ったのに なおかつ ショートする場面、とても多いと思います。


リンクの記事に書かれているとおり、ショートゲームの例えば50y以内 (特に30y以内) から打って (トップ目に打ってしまったりして) ピンの奥に外すケースは結構見ますが、セカンドショットでグリーンを奥に外す場面は本当にあまり多くは見ませんですね。

記事には日本のゴルフの特徴として書かれていますが、私の一緒にラウンドする米国の友人たちを見ます限り、彼らにも同じ傾向が見られると思います。


80yのアプローチショットを、ピンに25yもショートするって言う場面、確かによく見ます。
目標の70%も飛ばしていない計算になりますですね。ちょっとビビりました。


画像をクリックで拡大します。



で、例えば6番アイアンで、傾斜なしの平地・フェアウエー・風なしと仮定しまして、

155y +5y ~ -20y として考えて打つ。  

・・・を私は実行していますが、その際に例えば、

・ 少しでもボールが芝に沈んでいる (FWでも。)
・ 打球地点の傾斜がわずかに登り
・ もしくはライがつま先上がり・下がり
・ バンカー越え または 池越え
・ 打球地点よりもグリーンの方が僅かでも高い
・ 芝の下の地面が湿って濡れている
・ 逆に芝がかなり薄い
・ 風が気持ちアゲンストまたは横・斜め風
・ スタンスが取りにくい (けど取れる) 状況
・ 芝が逆目 (FWでも。)
・ 寒い

なんてことがありますと、それだけで少し大きめに打つ必要が出てきます。
複合要因が出てくるケースもありますね。

大きめに打つには、具体的にはクラブを長いのに持ち替えるのが基本になります。
(ロフトを立てて打って距離を増やす、とかの芸当は私は出来ません。)

もうこの場合、ラフだったり、風が強かったり、傾斜が強かったりしたらもうすでに論外でして、1クラブどころか2クラブ、3クラブも大きいクラブを使う必要が出てきます。

他にもフルスイングできない状況なんて、いくらでもありますね。


更に加えまして私の場合には、

・ 芯を外して打ってしまう。(軽くダフる、薄く当たる、トゥ寄りで打つ、フェースの上部で打つ、ヒール寄りで打つ、・・・全部出ます。)
・ スイング軌道がズレて斜めに打ってしまう。 (インサイドアウト・アウトサイドイン)
・ 無意識 (subconscious) が、持っているクラブの番手と距離を考慮してか、弱く打ってしまう。
・ 疲れてきた。

などの要因で、飛距離が落ちます。



逆に飛びすぎてしまうケースというのは稀少でして、

・ 気持ち短く持って打ったところ、思いの外シャープに振れて真芯で打ったため思ったより距離が出てしまった。
・ (非常に稀ですが) クラブフェースとボールの間に草の葉が少し入りフライヤーになった。

・ 距離の計算違い
・ 9番と間違えて6番を持つ

...ぐらいしかありません。


どうみても、飛びすぎる心配よりも、飛距離が落ちてショートする方をメインに考えた方が賢明ですね。



それから風の影響に関して、もうひとつ。

これは「パット・エイミング教本」の細貝さん (『パットのお悩み解決広場』)に教えていただいたのですが、

「アゲンストの風で落ちる飛距離の方が、フォローの風で伸びる飛距離よりもはるかに大きい」という物理的な事実もあります。

詳しくは、こちらの、 ↓

「ゴルフボール弾道シミュレーター」  from  『パットのお悩み解決広場』

というところに解説されていますので、是非一読なさることをお勧めします。


例えば、
無風では106ヤード飛ぶ女子プロのPWが、風速10mの風の中だと、向い風で27ヤード短くなり、真横には13ヤード流されるのが、追い風の場合には、なんとわずか6ヤードしか長くならない!
という具体例とか、

風による変動距離の「向い風:横風:追い風」の概略の比率は、2:1:1であり、どの番手のクラブのショットでも、男子プロと女子プロでも、どの風速でも、この比率はほぼ同じ。
という全体として頭に入れておくべき概略論とか、ものすごく興味深い (そしてあまり知られていない) 物理的な計算に基づくシミュレーション結果を知ることができます。


ここに於きましてもやはり、飛びすぎる心配よりも、飛距離が落ちてショートする方をメインに考えた方が賢明であることが分かります。


~~~


本当に、冒頭のリンクの3つ目に書かれておりますところの、
ワンラウンドで、ミスショットを除いたすべてのショットがピンオーヴァーする日を経験していただきたい
という経験ラウンドを、今後のコース・マネジメントのためにやってみる価値はありそうだと思いました。


ちょっと、近々、「すべてのショット」は私の場合ミスが多く出ますから無理でしょうけど、上手く打てたらグリーン奥かもしくは奥に溢れるぐらいのクラブ選択でのラウンドを試してみようと思います。

もし首尾よく実行できたら、実験結果はまた記事にしてみますね。(^^;