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2/29/2024

大藏ゴルフセンターで練習、「本気のリハーサル・ストローク」

先週末は雨続きの天候で、しかも当日もみぞれ模様の冷たい雨と余計に寒く感じる風で体感が氷点下、特に数日間降り続いた雨で地面はべちゃべちゃになっているうえに凍っていると思われますので、入っていたラウンド予定をキャンセルしました。


32°Fが 0°Cですので、Feels like 31°はすごく冷たいです。

そういう訳で雨続きの週末の合間にちょっと晴れた土曜日の午前中に練習場へ。


ーーー


お友だちのさすらいさんブログ記事に練習メニューのことを載せていらっしゃいましたので、自分の練習も振り返ってみました。

場所は、娘の学校へ送り迎えに行ったついでの大蔵ゴルフセンターです。


朝の8時半過ぎ、まだ気温が低い中で練習開始、これはラウンドの1番ティーでのティーショットよろしく、シミュレーションに好都合です。

ある程度体をほぐすように動かした後(柔軟体操ほど丁寧に何かやることはしていません)、とにかく一発ドライバーを打ちます。

そのショットがこちらです。


1.目標方向を見ながらティーアップする位置の手前に立って、3-4回ブンブンと凝り固まった体をほぐす感じで魚突きイメージの「運動」素振りを繰り返し、
(この時は全然ボールのティアップ高さには合わせていませんで、ぶん、ぶんと。。)

2.ボールをティーアップする予定位置の少し手前で、素振りというよりは「ボールなしで本気のリハーサルストローク」を、ワッグルも本番さながらにルーティン通りに行って「打ち」ます。打ってないけど。

3.ティーアップして後方からみてもう一度目標方向とスパットを再確認し、2.で行ったストロークとなるべく同じになるように心がけ、ルーティンとリチュアル(過去記事)を守るようにして、あとはフェースにちゃんと当たることだけ願ってリピート!

という手順でまずは最初の一発を。

この日のショットはたまたまベストに近い出来でした。景色の向きも良かったかと思います。ほぼストレートの強いて言えば若干フェード気味でしたでしょうか? (しかし本人としては軽いドローを打ったつもりでした。)
実際のコースでティーインググラウンドが右を向いていたりしてズレていると上手くいかない要因になりがちです。

それがゆえなのですが、朝イチのドライバーの時はスパットを見て構えたら、スタンスした状態では目標方向は一切見ないまま打つことがほとんどです。
今回もそうしているようです。


ルーティンリチュアルはショットの安定性に置いて非常に重要なのですが、日本ではあまり区別して認識をされていません。


ルーティンというのはショットを行う準備の手順のことでして、これを一定にするとショットの安定に良い影響をしてくれます。

しかしながらルーティンの方は、時としてより入念に行ったり、フィーリングをつかむために回数を増やしたり、減らしたり、草擦りの状態でちょっと位置の修正を入れたり、ある程度の自由度をもって調整しても大丈夫です。

これに対してリチュアルの方は、全く変えない方がベターです。
同じようにストローク前に行う小さい動作ですが、これを一定させることでいつも同じ動きを行うことにつながり、起きてしまうミスを減らすことができます。


私の場合のルーティンは、風向きやティーとフェアウエーの高低差を考慮して、ボールの後ろから狙うべきターゲットを確認し、スパットを見つけ、ターゲット方向を見ながら左から回り込むようにボールに近づき、スパットに対して両足を揃えた状態でスタンス位置のボールからの距離を決め、足位置をやや開いてスタンスを決め、・・・ぐらいのところまでがルーティンになります。主に意識的に行う動作です。

そしてリチュアルは、足位置をやや開いてスタンスを決めつつ、セットアップ位置からクラブを縦ワッグルしてその間に左手のグリップを2度3度と握りなおし、クラブヘッドを右に少し振りつつボールの少し右の位置にヘッド一つ分離してセット、最後に左腰を少しクローズ側に締めて、飛球線方向に真っ直ぐなワッグルを2回、・・・というところまでがストロークに入る前のリチュアルになります。主に無意識に行っている動作がリチュアルに含まれます。


私の場合は(おそらくほかの方もそうですが)ルーティンとリチュアルの間にどちらともいえるような動作が混ざり合っている部分があるようです。

スタンスを決める動作は意識的ですが、その間に2度3度握りなおしている左グリップは無意識です。
ほぼリチュアルに入ったストローク直前の無意識の動作中に、意識的に真っ直ぐ引くワッグルを2度入れています。
以前はオーバーラップした部分がごくわずかで、ルーティンとリチュアルが順番になっているイメージでした。

しばらくは今のコンディションで続けていこうと思っています。


ドライバー1発を打った後、私はたいがい1/2ショットから打ち始めます。


最初にレーザー距離計を取り出して目標までの距離を測ります。
目標方向を意識しながら、ボールの手前で草擦りの素振りをします。練習場でも必ずやるようにしています。回数は2回が多いですが、1回の時も3回以上の時もあります。フィーリングが良い状態でリハーサルを終えます。

実際にボールを打つ段階では、後ろから見てターゲット方向を確認し、スパットを見つけてそこに合わせて構えるようにしています。
スタンスした状態で縦ワッグルをしながらもう一度目標を確認し、草擦りの素振りで得たソールのリアクションの感覚が消えないうちに1/2ショットの決まったテークバックの大きさで打ちます。そのため真っ直ぐ引くためのワッグルは入れません。

実測した距離は30yと書かれた目標のサインまで36yでした。しかし2階席からですのでその分差し引きます。
58°のウエッジで、キャリー27yを打てばちょうどいいかな?と予想しました。

実際に打ってみまして、若干左にズレましたが36yの距離にあるサインの左ピンハイぐらいに着弾しました。思っていたよりキャリーが出たな、という印象の距離感でした。


1球1球、狙って打つ目標を変えて、必要に応じてクラブを変えながらしばらく1/2ショットと3/4ショットを確認練習しました。もちろん草擦りは毎回やります。
リズムとテンポさえ整えば、この二つの種類のショットは練習場のようなライの良いコンディションから大きなミスをすることはそうそうありません。

ごく稀にコースでシャンクが出たりすることはあります。そもそもは傾斜に対処しきれていないケースだと思っていますがもしかすると距離感に気を取られてしまい手が動いてしまうときもあるかも知れません。できるだけ手は使わず、膝で調子を取って打つように心がけています。


そしてフルショットに切り替えます。
私はたいてい9番アイアンか8番アイアンぐらいから始めます。
(このショットが個人的には鬼門で、ショートアイアンで110y-125yくらいの距離を打つだけなのにプレー間隔が空いているとダフったり、引っかけたり、ミスが良く出ます。
テンポが悪くなるのかなと思います。)
ここが個人的には一番の課題です。前傾の姿勢、ボールとの距離をインパクトまでは一定に保つ意識が必要な気がしています。

ラウンド前の練習でしたら、9番を2-3球打つだけですが、練習場では1球ずつ順番にクラブを変えて打っていきます。8,7,6番と上げていくよりはむしろ、3Wや4Uなど織り交ぜながら、全部のクラブを打っていきます。
どのクラブも同じ感覚で打っていますのでスイング的には変わらないのですが、セットアップが少しずつ違いますのでそこの確認になります。あとは練習していない間のゴルフの体の動かし方の感覚を取り戻す感じで打ちます。

個人的に、平らでライの良い状況からは、5Wや3Wは打ちやすいです。


こちらは、6番アイアンのフルショットを打っている動画です。


後ろから見て目標を確認し、ボールの手前に構えて本気のリハーサルストロークで草擦りの素振りをします。
なるべくボールに構えた時と同じストロークができるように心がけます。

この動画では草擦りの素振りの1回目にバランスを崩してフォロースルーで右足が前に出ています。
自分的には悪いことではないような気がしています。本気のリハーサルストロークをしていますので。

ルーティンとリチュアルは、ドライバーを打つ時とほとんど同じに行っています。
実際にボールを打つ前に後ろから目標を確認し、スパットを決めて見失わないようにしてスタンスを取っています。
スタンスをとりつつ縦ワッグルをして左のグリップを2-3回握り直す、この辺りは無意識の動きでして変更が利きません。

DRの時と一点だけ違うのは、ピンに近い目標に向かって打つショットの時はスタンスしてから首を傾けて一応目標方向の確認をしている点があります。


こうしてみますと、私の場合はテークバックの始動以降、つまりスイング中ならびにストロークに関しては、何も注意事項がないことに気がつきました。

最重要は、「本気のリハーサル・ストローク」を欠かさないこと、草擦りでソールからレスポンスをもらうこと、いざボールに向かって要らんことをしないこと、リズムとテンポを保つこと、かなと思っています。



2/06/2024

ToptracerでPebble Beachをラウンド(でもないけど)

いやー参った。
月曜日に日帰り予定で御殿場に来てたのですが、雪で東名高速が通行止め、国道246も一部通行止めで帰れなくなってしまいました。やむを得ず一泊することに。


箱根の裏側を抜けて小田原の方へ出てそこから海沿いに戻るルートはあったみたいでしたが、そもそも箱根が雪で危ないです。
(久しぶりに雪降る中の露天風呂に入りました。)

火曜日の商談やミーティング予定は全部オンラインに切り替え、水曜日の試作予定は延期して再スケジュールしました。
火曜日に大渋滞しながらなんとか帰りました。


ーーー


先週末は、年末にバンカー練習に行った第100ゴルフセンターに練習に行ってきました。

時間制で、1時間¥1,980で、Toptracerを打席で使うと1時間¥2,200ということでしたので、この際つけてもらいました。
飛距離とか、弾道とか、スピン量とか、各クラブ確認してみるのも良いかと思いまして。


三脚は自分で持ち込みまして準備万端。
ここはこの間の練習場とは違って、もっと距離のある先に色々と狙いめ用の的が用意されています。


ToptracerっていうのはアメリカのTop Golfとかが導入しているシステムで、アプリを通じて全世界でデータ共有するような感じで構築されているようです。

アプリをインストールしてみると、日本ではGDOのアカウントでログインするように作られていました。

...ということで興味津々でTopracerアプリをダウンロードし直して、GDOのアカウントでログインしました。


それで、各クラブのデータを取ろうと思ったら...、セントアンドリュースやペブルビーチのバーチャルラウンドをするメニューがありまして。

ちょうど Pebble Beach Pro Amトーナメントが行われている週末ですしね、これはやってみねばなるまい、ということでとりあえずはペブルビーチを選択して設定しました。
(ウインダム・クラークが60を出して優勝しましたね。)

私のプレーするティーは、以前ペブルビーチをプレーしたときと同じ白ティーと青ティーの間のゴールドティー(約6,500y)を選択。


こちらの画像は3番のパー4です。


この時点では、ゲームのシステムを理解しておらず、「??」でした。
とりあえず画面中央の下部にあります黄色い107yの丸印の方向、実際の練習場の風景としては107yの旗の方向がゲームの画面上でエイミングしている方向、という設定です。ですので打席からはほとんどすべての打球を107yの旗の方向に打ち出していきます。(別の的に設定を変えることもできますが、できるだけ正面の方向の方が打球をうまく拾ってくれるようでした。)

結果的にずいぶん後でわかったのですが、グリーンを外しても、グリーンに乗っても、パターという概念は発生せず、最後は間近の約44yの打ち下ろしの旗(←この打席の場合)にキャリーで運ぶことで、ピンに近いか遠いかでバーディ、パー、ボギー、ダブルボギーなどが決まる仕様になっていました。(的当てなのですね。)

私は理解しないまま、首を傾げながら44yの旗の方向に、残り距離の6yとか32yとか44yとかを打てば良いのかと思い、頓珍漢なプレーをしていました。

ただ、1打目と2打目はラウンドしている気分でゴルフっぽく進めることができました。


こちらは6番のパー5のティーショットです。


傍から見ますとただ練習場でドライバーを打っているだけですが、私の脳裏にはあの突き出したクリフにこれから入っていく、2打目は大きく登る壁のような斜面が立ちはだかるパー5を打っているイメージを頭の中に思い浮かべています。


そしてこちらがそのクリフの先であの有名な海際の7番の100y打ち下ろしのパー3をプレーした後に戻ってきて、8番ホールのパー4で崖の上のフェアウエーから海超えのセカンドショットを打つ場面です。グリーンまで海超えで3y打ち下ろしの193yが残っています。(イメージではもっと打ち下ろしてるはずだと思ったなぁ。)


これは5Wで打っていってグリーン手前側のカラーでした。
15年前のラウンドでもちょうど同じ感じのプレーでした。
ここに来るティーショットは、ブラインドのフェアウエーの上り坂に置いてある白い石を目印に220-230yぐらいまでに抑えるように打ちます。(崖に届いて落ちてしまいますので。)

このホールです ↓
(ジョーダンスピースの命懸けショット)


なんだかんだ、隣の人の打ったボールかなにかに反応してしまってまだ打っていないのに100yぐらいのショットが勝手に放たれて取り消しできなかったり、例えば18番ホールでも勝手に100yあたりの左サイドに海ポチャされてしまい、そこからの3打目をスクリーンの方はグリーンに向いてしまって300yキャリーしないと陸地に落ちない設定でさらに海ポチャ、方向をうんと右にセットして打つも反応してくれず、やむなくバナナスライスをインテンショナルに打って陸に戻そうとしたら90度くらい右に出てさらにグイグイさらに右の戻る方向に曲がり続けるボールになったり、シミュレーターに翻弄されまして。トータルで89っていうスコアだったのですが、スコアカードの写真を撮り忘れました。


まぁゲームですからね。
とりあえず、まぁまぁ要領がだいぶ分かったところで、あと9ホール、バック9を選びましてもう一度プレーしてみました。
今度は41っていうスコアになっています。これも他人のボールを一回拾ってしまったりしています。



グリーンに乗っても何も反映されず利点があまりないのが残念ですが、毎ホール最後は44yのチップショットを打たせる辺りは、寄せの練習をさせようっていうゲームのシステムなのかな、と終わったあとで理解しました。

とはいえ、44yの旗に打ち下ろしていって寄せるつもりで打ってしまいますと、どうしても旗の手前にボールを落とす感じになりまして、ゲームのスコア上はちょっとショートの扱いになって1打増えてしまいます。キャリーのワンバウンド目を旗の根元に運ばないといけないんですね。練習場が環境上の都合で打ち下ろす設定になっていて(Top Golfでもそういう設定になっているので同じ感じかと思います。 → トップゴルフあるある )


巷にあります、ちゃんとしたバーチャルゴルフのラウンドができるシステムのものも今度一度行ってやってみたいなと思いました。
御殿場のハンバーガー屋さんにあるんですよねー。
やっぱり有名コースの景色の画像が目の前のスクリーンに映っているところへ打っていく室内形式のほうがバーチャルゴルフやってる気がするかもなー、っては思いました。
(今回は打つ時の景色は練習場、打った後に振り向いて画面を見るとペブルビーチのコース上をボールが飛んでる、っていうセッティングになっていまして。)

そしてこの練習場にはどうせまた行きますので、このToptracerシステムのバーチャルラウンドは、ドライビングレンジでの練習のときにまたもう一度行って、要領が分かった上でそれに合わせてプレーしまして好スコアを出そうと思ったりしています。

(これ、練習になったのだろうか??)



1/20/2024

エルニーニョ入手


前記事に続きまして富士山の写真から。

こちらは今度は朝焼けに染まってオレンジ色の富士山です。いわゆる紅富士の一種です。


赤富士っていうのは雪がない時に富士山が赤く染まった時を言うそうです。


ほんの10分か15分で色が変わります。
普段はこんな感じ。


本当、いつでもどの角度でも荘厳です。(これはホテルの窓からの写真です。)
御殿場からの富士山はスケール感が大きくて好きです。


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お友達のsyoballさんが以前から愛用なさっていてご推奨されているゴルフシューズです。
スパイクレス。

広田ゴルフというところの商品です。


4Eの幅広というのは助かります。
ちょっと広々しすぎてる感もありますので、中敷きを入れてみようかと思っています。
むしろ中敷きで性能が良いものも出ていますし、中敷きを入れるスペースがあるのは歓迎です。

スパイクレス・シューズですが、ものすごくグリップが良いソールだと思いました。
私はプレー中あんまり踏ん張りませんので、スニーカーっぽいソールでも割と支障ないのですが、グリップが良くて困ることはありません。


早速中敷きを入れて履いて見ました。快適です。
個人的には色としては黒主体の方が好みなのですが、今現在は黒ベースのバージョンは全サイズが入庫待ちでしたので、こちらで。

完全防水になっていますし、通気性も悪くなくて、申し分ありません。

ラウンドで歩いてみるのが楽しみです。


そしてこちらが家に置いてありますパターマットです。


カップは置いていません。
8フィートの距離を重点的に練習できます。
スピードは測っていませんが、10フィートぐらいの速さだと思います。

この8フィート(約2.4m)以内の距離を、きちんと距離を打ち分けるようになれば、結構曲がるショートパットに強くなれるように思います。
平らで一定したスピードでしたら、けっこう3フィート、4フィート、6フィートとか打ち分けることもできるのですけれどねー。

みなさん2mのパットをラインに乗せることを中心に練習しているゴルファーが多いかと思います。
私の場合は距離の打ち分けを練習しているのですが、細かい距離のコントロールを練習することによって たとえば 1y半しかないショートパットなのにカップの外に外して狙わなければならないような曲がるラインのパットに強くなろうと思ったりしています。(まだ絵に描いた餅ですが。)



12/30/2023

第百(Dai 100)ゴルフクラブ (練習場)・バンカー練習

年末年始、鎌倉カントリーのすぐ近くの妻の実家に滞在しています。

来年1月2日3日のゴルフに向けて、ちょっと練習したいなー、って思いまして、行ってきました。
...で、かなり感激しました。

第百ゴルフクラブ(練習場)

横浜市栄区の本郷台の方にあります。
鎌倉カントリーの会員さんで、ここで練習してからラウンドの人もいるのではないでしょうか。
打ちっぱなしのドライビングレンジですが、会員制になっていまして本会員とアプリ会員とあるようです。

住宅地にありながらもかなり広々とした造りです。


傾斜をうまく利用した安全設計。
打席もとても多いです。

ほぼ全打席にランチモニター(弾道解析)が設置されていまして、追加料金220円で使用できます。


料金は、時間制の打ち放題のみで、土日ですと1時間1,980円です。
90分、120分、180分の料金もあります。

私は打ち放題でパカスカ打つタイプではありませんので、180分の打ち放題とか気が遠くなりそうですが(2,970円)、かなり割安ではあると思います。


そして本日のメインイベント。
こちらのバンカー練習場に感動いたしました。↓


人工芝のグリーンではありますが、まず見た目が綺麗ですし、秘密の練習場感が醸し出されていましてワクワクします。

早速アプリ会員に330円だったかを支払ってIDカードの登録をしまして、1000円の現金チャージをしました。
アプリから打席の予約や、クレジットカードからの再チャージ、支払いなどができるそうです。

このバンカー練習場、よく考えられていまして、たとえホームランのミスショットをしましてもボールが戻ってきます。
ボール拾いの手間が大幅に省けます。
写真でも分かりますが、きれいに掃除されて砂も均してありまして、快適な空間になっています。

砂質は、ちょっと粗目の砂ですが多少の重さも軽さもあります。

使用料金は、驚きの110円/20分。
1時間頼んでもたったの330円。

エリアが手前のAと奥のBに分かれていまして、2人まで練習ができます。

私はBをお願いしまして、練習しました。

こちらの動画は、58°で打っています。(普段は54°が主です。)


1球目は、トラディショナルなエクスプロージョンのバンカーショットで、スタンスをオープンに構え、フェースを開き、アウトサイドインのカット軌道でストロークして打ちました。
砂面に線を引いてから打ちました。

2球目と3球目は、私が今やっているバンカーショットで、スタンスはスクエアに構え、スタンスは広くせず、フェースはほんの気持ちだけ開き、スイングパスも真っ直ぐむしろインサイドアウト気味インサイドインで打っています。

オープンに構えてアウトサイドインに打ちますと、ボールは上がりやすいのですがふり幅が大きくなりますので、ホームランした時に痛手が大きくなりやすい面があります。
対して、スクエアスタンスで打つバンカーショットは比較的振り幅が小さいですので、たとえホームランしてもそこまで飛びませんし、大ダフリとかもしにくい点が利点です。

どちらの場合も、ボールの下にあるティーを(ないけど仮想のティーです)ぶっ飛ばすイメージで左足体重に構えたままで打つようにしたいと思っています。

ほんとに気持ちいいですね、このバンカー練習場。


こちらの動画は、いつもの54°で普通に普段通りバンカーショットをしています。


スタンスはほぼスクエアです。
1球目、2球目と打ちまして、3球目は自分のディボット跡から打ち込み気味に打つバンカーショットにトライしています。

貸し出しボールの籠に取り付けたタイマーをセットしてもらい、時間が来たらバンカー均しを丁寧にしてからボールを返しに行くシステムです。


動画を撮りながら、いろいろとチェックをしながら、ゆっくりと打ちましたが、終わってみれば人工芝グリーン上に砂がこんなに。↓


おそらく箒かエアーブロワーかでまた綺麗にしてくれると思います。
砂の方は、できるだけ丁寧に均してきました。

ここはまたバンカー練習に行きますよ、どうみても。
鎌倉に来た時には手軽に行けますしね。わざわざ来るのは面倒ですが。


12/15/2023

突然に駅前のタイルで、スタンスの再確認

新横浜の駅前なんですけどね、タイルを見てたらちょっとやってみたくなりまして。
素振りとかはしてないですよ。(傘とか持っても振ったりはしません、絶対に。)


この辺り、人の流れの動線的にあまり通る人がいない感じになるんです。
斜めになっている分、遠回りになりますのでね。変な少ない階段ありますし。
左側のガラスの向こうのエスカレーターの方は大勢の人の流れがありますし、写真の右の方も修学旅行生とかが集まってごった返しています。


調べてみたところ、タイルサイズは9cm、タイル周りの溝の幅5mmでした。そこを含めますと10cm角になります。

ゴルフボールの直径が4.27cmですから、だいたい白い丸の内側の薄い線くらいの大きさでしょうか。
この白い丸は、夜になると付く歩行用のライト?のようです。


まずは1/2ショットで使うセットアップから。


イメージしているのは、58°のウエッジです。
こちらの記事で書いていますセットアップです。
  ↓

この記事の頃にはいろいろ打とうとしていましたが、その後このスタンスと構えから無理なく打てる最大を1/2ショットと定義づけて、58°から54°、50°、PW、9番アイアンくらいまでこのショットを使うことがあります。

両足を揃えて立ち、ボール位置は真ん中に置きます。
そこからつま先だけを約45°左方向へ向けます。そうするとテークバックが窮屈になって、あまり大きく振れません。スタンスも両足がくっ付いていますから大きく振ることはできません。
足踏みをするかのように膝で調子を取っておいて、左、右と膝を使って打っていく感じです。

このスタンスにして以降、ダフリやトップが格段に減りました。
(それまでは体重移動してしまって軸がブレブレだったということかと思います。)


次に3/4ショットと定義しています打ち方のスタンスです。


これは雰囲気で54°を持って、52yキャリーを打つイメージです。
ものすごく右にボールを置いているように見えますが、ひとつ前の写真と右足かかとの位置はほぼほぼ同じで動いていません。

先ほど同様、両足を揃えて立ち、ボール位置は真ん中に置きます。
そこから左足の位置をステップして左に、つま先は左20°程度、右はほんの気持ち左方向へ向けます。この構えから、テークバックはあまり気にせず膝と左腰を動かして打っていきます。腕の意識はほとんどありません。

50°でキャリー64yぐらい、PWでキャリー76yぐらい、っていう感じで、あらゆるクラブをこれで打ちます。

次の写真を見ていただくと判りますが、ボール位置に関してはかなり悩みつつ検討しましたが、この位置が一番ダフリやトップになりにくいと「経験則」で判断しました。(平地を仮定しています。)
私の場合は、小さいショットは右サイドで捌いて打っているということかも知れません。よく分かりません。


3つ目の写真は、フルショットのスタンスになります。


イメージ的には、9番アイアンを想定しています。
気持ちオープンスタンスです。引っ掛かりにくいような気がします。でも、傾斜とかいろいろで草擦りしますからこの辺りはフレキシブル(というか適当)に構えています。クローズだったりオープンだったりいろいろします。
3/4ショットよりはスタンス幅広くしますが、思ったよりほんの少しだけのようです。

ここから魚突きのイメージで、ずんっ!と。笑
頭の中ではインパクト時に腰が右へ回る感覚なのですが、突くときにお腹に力がこもるような気がします。(逆な感じしますが右です)


ドライバーを打つ時のスタンスもとってみました。


ドライバーのシャフトが長い分ボールからの距離が遠くなります。タイルで2枚弱でしょうか。そうすると18cm(7インチ)ぐらい離れているということかな。
スタンス幅は(靴のどこで見るかによりますが)肩幅より少し広いくらいな感じでしょうか?
左右の位置としては、左足かかとの内側の延長線上かもう少し内側くらい。左脇の位置っていうのが本人的な脳内の感覚です。

もっと左サイドに置いてウエートシフトして...とかも思いますが、そうすると魚突きのイメージがしにくくなってしまうんです。

こうやって写真に撮ってみると、自分で思っていたよりもスタンス幅広いなー、とか再認識しますね。


ボールに対するスタンスの取り方って、ゴルファーによって個人差がすごくありそうな気がします。


11/15/2023

湘南銀河大橋ゴルフ (SHONAN G.O.G.)

江の島を横に見ながら海岸線を走り、


GDO茅ヶ崎ゴルフリンクスに行って、ウォークインでハーフラウンドしようと思ったのですが、一日中一人枠すら全く空いていない混雑ぶりで(夏に行ったときには「ウォークインでも受け付けてますよー」とか言ってもらえたのですが...良い季節で混んでるってことでしょう)、それじゃぁ練習に切り替えようということで、行ってきました。



へ、練習しに行ってみることにしました。


桜並木の川沿いの堤防脇の道路から、湘南銀河大橋ゴルフの入り口に来ますと...


堤防の上へ上がって向こう側の河川敷へ行くようになっているのですが、


「自動車・バイク乗り入れ禁止」の標識が。
でも、SHONAN G.O.G.入り口はこちら「IN」ってい看板が隣に。

しばし逡巡したあと、突っ切りました。笑


だだ広い打ちっぱなしのドライビングレンジ。


どうやらですね、打席番号ごとに駐車するシステムだそうです。
車を移動して駐車しなおしました。

反対側は、ショートコースになっています。


土手に黄色い花が咲いていて綺麗でした。

こちらが間の通路で、右側に写っているプレハブ小屋がクラブハウス(事務室?)です。


チッピングエリアを使いたい旨申し出まして、ボールひとカゴとピックアップツールを貸与されました。


一度に4人までの制限で、それぞれ別々の色のボールを使う、という運営がされていました。
私が借りたのが白で、あとは黄色とオレンジと、...あと何色なんだろう? (たぶん赤かな?)

休日のチッピングエリアの料金は、30分700円、1時間だと1,400円でした。

ドライビングレンジの遠い反対側にも芝の上から打てる打席などありまして、その横にもバンカー練習場やらいろいろありました。
そちらの方はどうやって利用するのかまだ今一つよく分かっていません。


まずまず良い練習環境ですが、空いてて車で40分、通常50分くらいの距離です。

とりあえず18yぐらいの普通のチップショットから。


芝を短く刈ったエリアのライは、かなりタイトでした。下の地面が硬い感じ。
練習にはこのくらいシビアな方が良いかもしれません。芝自体は良く付いていると感じました。
ソールを滑らせるイメージで、素振りというか本気のリハーサル・ストロークを必ず入れるように留意して打っていきました。23歩ですから個人的には58°でポンって打つと自動的に距離が合う感じです。


何カ所かで練習しまして、そしてこちら↓の動画はちょうど先ほどの裏側やや右ぐらいの位置です。

若干砲台グリーンのような感じ、亀の甲というか馬の背になっていまして、ピン(フラッグなし)の立っているエリアがほんのワンピンぐらい平らでそれを越してカップを過ぎると向こう側へ転がり落ちてしまうシチュエーションです。ピンまでは15yぐらい。


こちらの動画ではボールを上げに行ってます。カップ周辺で短く止まるイメージ。

動画の最初は普通にチップショットするイメージで素振りをしています。58°なのである程度は勝手に高く上がりますので。
しかし素振りしてからいざボールに向かった時に思い直した模様で(あとから動画見てそう思いました。その場では意識していません。)、仕切り直しています。あらためてフェースを開いてボールを上げて止めるイメージでフォロースルーで左ひじを抜くような動きで打ち方を変えているようです。
仕切り直したあとにももう一度というか2度3度、素振りというか本気のリハーサル・ストロークをしてから打っています。

こういうショットは私は普段のラウンドではほとんどやりません。
オーバーさせずにピンの根元の辺りにボールを止めるには、っていうことで普通のチップショットでは荷が重いと感じたので止めに行った模様です。

3球目は、わざわざスピン系のボールを探し出してから打ってます。
やっぱりこういう上げて止めるショットはスピン系ボールが良いですね。


そしてこちらの動画は、全く同じ場所、同じシチュエーションから、


低い弾道のチップショットをイメージしまして、手前の上り斜面(グリーン上)にバウンスさせて打ったらどうだろう?と思いましたのでやってみました。
手前の受けている斜面でバウンスさせて勢いを殺し、転がし上げていきますが、そこから惰性で転がっていきますのでカップをどのくらい過ぎてしまうのか未知数で打ちました。

1球目はカップインしてしまいましたので不明でしたが、それほどオーバーしていなさそう。2球目、3球目とも良い感じでカップ周りで止まりました。
この辺りの、グリーン上でのボールの挙動をもう少し良い精度でイメージできるようになれば、一個前の動画のような「タイトな硬いライから上げて止める」ようなミスするリスクの大きいショットを選択しなくて済みますね。

このショットの場合は打ち方としてはミスが出にくいですが、考えられるよくあるミスとしては、手前の上り傾斜にバウンスさせようとしているのに弾道が高すぎたりキャリーが出すぎたりしてバウンスする場所がもっと上に行ってしまい、転がる量が俄然増えてカップを過ぎて転がり、グリーンの向こう側の斜面で転がり落ちて行ってしまうという、打つ前の弾道イメージのジャッジのミスです。


そういうことから考えますと、こういう練習(というかむしろ実験、実体験ですね)をするときはぶっつけ本番でジャッジをして、イメージ通りに行くかどうかボール2~3個ぐらいで打ってみる、といった今回のような実戦練習が自分のためになりますね。
繰り返したくさん打つことには、我々一般アマチュアにとってはあまり意味がないと思ったりします。(すごい練習量のゴルファーが精度を高めるためにする繰り返し練習には意味があるのだろうとおもいますけれど。)


ついでにラフからも打ってみました。ピンまで約24yです。


日本の野芝にはまだ慣れていない部分がありまして、コースでクラブが下に入ってしまってミスすることもコースのラウンドではちょいちょい起きるので慣れていきたいと思っています。

ここのラフは芝が少し薄目でした。
動画でも写っていますが、素振りの時点から土煙が上がっています。
ですのでラフというよりは、ベアグラウンドぐらいな気持ちで。

フェースを15°くらい開いて2x6システムの1/2のストロークで打っています。
グリーンが右斜め手前に向かって受けていて、ランがあまり出ていません。

ここのグリーンに立っている2本のピンには旗がついていませんので画面では見えにくいかと思います。
(右の方の人が黄色いボール、左側で別のピンに打っていた人がオレンジのボールでした。)

こういう地面とダイレクトに接触するライだとハイバウンスのウエッジは使いにくいかと思われるかもしれませんが、実は逆にバンスに助けられています。(打ち方にもよるのかもしれませんが。)

こういったライではフェースを開かずに打てた方が、シャンクしたり弾かれたりとかのミスが起きにくいと思いました。
距離だけを優先に考えずに、常にライの方を優先して打ち方の選択をしたいと思っています。


もう少し近かったらなー。
値段も安いですし、すごく良い練習環境だと思いました。


10/18/2023

座間ゴルフ場 アプローチ練習場 (一番身近なチッピング練習場を発見)

この辺り(神奈川県)のゴルフ練習環境としては、チッピング練習ができる場所がありませんで、難儀していました。

私のところから車で20-40分界隈には、名門の、程ヶ谷カントリークラブ相模カンツリークラブ相模原ゴルフクラブ横浜カントリークラブ、といった、敷居の高く、値段も高く、会員でなければ利用できないコースにはアプローチ練習場がありますが、ちょっとチップショットの練習にっていう訳にもいきませんし、なかなかアクセスできません。

あるいは米軍が所有の、Camp Zama Golf Course (CZGC)NAF ATSUGI GOLF COURSEといったコースも非常に近い20-30分の距離にあるのですが、こちらも利用するのには特別な機会が必要です。

それで、”近隣”と行っても足を伸ばしまして、車で50分から1時間30分程度の距離(首都圏ではこうなってしまいますね)の界隈のセミパブリック、パブリックのゴルフ場を探してみてみましても、アプローチ練習場を備えていないコースばかりです。

そんな中、車で25分程度のところにアプローチ練習場を見つけました。

それほど広くはありませんし、グリーンも人口マットを張ったのみの、練習用バンカー付きのチッピング練習場ですが、空いていますし、何より近いですし、他にチッピングを練習できる場所が全然ありませんので、こんなところですけれどもとてもありがたいです。

費用は週末の価格で 40分1,200円、60分1,800円といったところでした。

エリアに入ってすぐのところがこんな感じ。


ボールは1ダース貸し出してもらえます。
コースボールですが、ボールの銘柄はばらばらです。
今度行くときは自分のボールも6つぐらい持っていこうかな。

基本的にはいろんな意味でのトラブルや事故を防ぐために、一人利用に限定されているようです。

ピンまでトータルで26y

こちらは 2x6システムで打ってます。フェースを約15°くらい開いて距離を調整。


もう少し近づいて、今度はクロ狙い2.3の練習を。

ピンまでトータルで20y

この練習は自分のボール持ってきた方が良いですね。スピンコントロールの感触が結構違います。
結果は大差ないかもですが、イメージをくっきりさせるために同じボールでやるのが良いと思いました。


上の写真の左の方、バンカー超えの位置に移動してきました。


ライの状態は、まぁまぁ悪くありませんでした。
次回行くときは目土も借りられるか聞いてみよう。

グリーンはほぼほぼ止まりませんけど、そこはまぁいいでしょう。


バンカーも練習してみました。


砂の下がちょっと硬いかなー。
そこも踏まえて練習するしかないですね。


下が硬いと少々弾きますね。
弾かれないように抑えると深く入って飛ばなくなるし、難しいです。もう少しふかふかの砂が好きかも。


このアプローチ練習場は、実はとても小さいショートコースに付属しているドライビングレンジに併設されているエリアです。

パッティング練習場もあります。


こちらはチッピングエリアと離れてはいますが、時間内なら利用可能です。
(練習グリーンに関しましては、併設されているゴルフ場がほとんどですので、わざわざここで練習しなくてもいいかな。)

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ついでですので一回くらいはラウンドしておこうかな、ということでショートコースもラウンドしてきました。
ほとんどのホールが40-60yの距離、ひとホールだけ70yのホールがあってこれが最長のホールです。

こちらがスコアカードの表紙です。


休日は受付が向こう側になってスタートホールが7番になっていたようなのですが、私が行った週末は受付がクラブハウス側で平日と同じ順番でした。最近は混んでないのかも?


いくつか撮ってきたショートコース内の写真も貼っておきます。


なかなかに良い感じですね。

例えば平日とかでもし誰もいなければ、わざと乗せないでプレーして練習に回しても良いかも?
もちろんコースにご迷惑をかけない範囲に限りますけどね。
(とはいえ初回の私は、この日はまともに1ラウンドして終えました。)


どれもこれも砲台の小さな小さなグリーンたちです。


ティーショットは全部マットの上からです。
このようにけっこうムズいレイアウトもあります。

ちょっと困ったのは、パターとウエッジ1本の 2本縛りなんです。
私の場合はシステムを使ってウエッジを3本使うのですが、ここではそれは使えず、1本で打ち分けなければなりません。バンカーも含めて。

こっちがアプローチ練習場だったら良いのになー。
今度行ったときもしすごく空いていたら、全ホールレイアップしてボギーオン・ダボオンでプレーしてみようかな?

とりあえずスコアも貼っておきます。


一番長い70yの 6番ホール、グリーン手前に深いバンカーがあってバンカーの縁のアゴが高くなっていまして、58°ではちょっとキャリーが足りないかなーと思ったのですが打ってみたところ、案の定ぎりぎり足りずあごに当たって戻りバンカーに入りました。
バンカーから4歩に付けましたが、パットを外しました。

グリーンはどれもちっちゃいんですよね。
ですのでパットの残り距離(歩数)が全部短いです。


ここを利用して、いろいろ練習していってみたいと思ったりしています。



このゴルフ場までの距離は近いんですけど、道中は狭い道が多くてなかなか大変です。



7/03/2023

超ロングパットの練習動画 (Chiputtの実践)

Happy 4th of July!! 


Rancho Del Sol GC (旧モレノバレー・ランチGC) をプレーしてきました。

ピート・ダイ設計の戦略的なコースで、この辺りでは数少ないベントグリーンのコースです。
以前は27ホールあるコースだったのですが、一時期潰れかかりまして、草ボウボウになったコースをラウンドしたこともあります。

18ホールのコースに作り変えて整備して3年ほど前から再営業しています。

この日は珍しい10番スタートでした。

10番ホールはどどーっと打ち上げ


コースはなかなかに荒々しい印象です。これは元々。

11番ホールのバックティー


こちらは、以前の記事にマウンテンコースの7番ホールとして紹介されています、現16番ホールのパー3の動画です。


この日は169yでした。
以前より緑が増えていますが、相変わらず荒々しい感じの谷越えでグリーンが宙に浮いているような印象です。

17番ホール、パー5のティー

このパー5は力んで左サイドへ曲げてしまうと、すごい下の方まで転がり落ちてしまってトラブルになります。フェアウエー自体が左へ傾斜していますし、右のカート道辺りを狙うと良い感じ。


青ティーからですと、5番ホールが450yのパー4、つづく6番ホールが436yで特に打ち下ろしたりもしていなくてアゲンストっていうことで、私の飛距離では2オンはできませんので、3打目勝負になります。
で、こちらがその6番の3打目の動画です。


ピンまで51yでした。
2x6の50°でキャリー45yを打っています。ワンクラブくらいに付いてくれました。


こういった感じでプレーしまして、40 38 = 78
コースレート/スロープレートが70.0/130ですので、ディファレンシャルは7.0でした。


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さて題記の件、先日のチッピングエリアと併設の練習グリーンで動画を撮りました。

まずはこちらのグリーンスピードのキャリブレーションから。


カップインしないカップを持参しまして(っていうかいつもキャディバッグに入っているのですが)、12歩の距離に設置。
この動画では、行きが10歩のストローク、戻りが13歩のストロークで打っていまして、ほぼほぼ12歩でした。従いまして、このグリーンはスティンプメータで 9.5フィートくらいの速さ、というジャッジになります。

私はだいたいいつもボール2球を使います。
かがみっぱなしは腰によくありませんので、2球打ったら歩く。という方針です。

もちろん重要なのは1球目の方ですが、再現性の確認のために2球目を打ちます。


そしてこちらの動画に撮ってまいりましたのは、なかなか撮る機会がない超ロングパットの動画です。
向こうの方に私が立っているところから動画が始まりまして、とことこと歩いてきて途中グリーン上に落ちていた小枝を拾い上げ、さらに歩いてきてボールふたつを置いて、先程歩測した一番遠くのピンに対してラグパットをしていきます。


映像に映っていますが、40歩歩いてきて、39歩(約90フィート)の辺りにボールを置いています。
90フィートは約27.4mぐらいになりますでしょうか、デジタルパットではカバーできていない超ロングパットです。(48フィート、約15mくらいまでがデジタルパットの守備範囲です。)

グリーン右側の池の方へ流れるライン読みをして、狙っているピンの少し手前にあるピンの左横を通り過ぎるラインをイメージしてエイミングしています。

ストロークとしましても、ほぼ転がしのアプローチのイメージで、パチっと転がしのアプローチの打ち方をしています。
実際に歩測しながら歩いて、傾斜の感じや距離の感じを実感することも大切な要素かもしれないな、と思っています。

自分でも驚きましたが、2球ともワンクラブ以内に寄せることに成功しています。
2球目は少し左に出るように修正をかけて打っていますね。


自分では無意識でしたが素振り段階ではちょっとパッティング・ストロークのイメージに近いストロークで大きな振り幅で素振りしていますね。
いざ打つ段階では、まるで50°のウエッジかPWあたりでランニングアプローチを打つかのようなストロークで、カチっとボールをしっかりコンタクトしてヒットするように打っています。
スタンスも、グリップの握り方も、ランニングアプローチ寄りの構え、セットアップを使っています。

これは、Dave Pelz先生推奨の「Chiputt」というテクニックなのですが、本当に思いの外距離感が合います。
もちろん傾斜を読み違えていて全然寄らないこともありますが、傾斜の読みさえしっかりしていれば、ツークラブレングズ(約6フィート)以内ぐらい、悪くてもワンピン(約8フィート)ぐらいには確実に寄る打法です。上手く行けば今回の動画のようにワンクラブ(約3フィート)以内につけることができると思います。

90フィートの超ロングパットに対してなにか指標を持っているわけではありません。上り下りも含めて、ランニング・アプローチかのようにボールの転がりをイメージして力感を含めてイメージ、スパットの上を通るようにスムーズにコンタクトするだけです。

案外うまく行きますですよ!


3/27/2023

パッティングやショートゲームの転がしの際の歩測について

サンディエゴにいる友達に呼ばれまして、The Golf Club of California をプレーしてきました。

こちらのコースのサイトに写真があります 7番ホールのパー3には、グリーン内バンカーがあります。

7th hole, 171y par3

ピンの位置によって、狙う場所が変わってきますね。
我々がプレーした日のピンは、バンカーのやや左後方でグリーンの奥の方でした。
私のティーショットは、右奥の後方にグリーンを外したところでした。運よくワンクラブに寄せることが出来ましてパーをセーブしました。
前回はグリーン上のバンカーを挟んだ反対側に乗せてしまってボギーでしたのでこのホールはリベンジしました。(笑)

青ティーからですと、コースレート/スロープレートが 72.0/132 ですので、6,500yではありますが難しいコースです。昨年初めてラウンドしまして、今回が 2度目です。


この日は雨続きの週の土曜日に運よく雨がやんでくれた最中で、写真の様に霧というか霧雨というか、もやーっとした天候でした。
下の地面も柔らかめで、バンカーのいくつかには水が溜まっていました。

こんな状態で始まったにもかかわらずショットは好調で、出だし5ホールはグリーンを捉えてパーオン達成して2パット、6番でパー5なのに3打目をミスってパーオンに失敗、3歩に寄せるも外してボギー、8番の423yと長いホールで3打でボギーオンプランでプレーしているのにチップショットをトップ目にミスしてダボオン・ツーパットのダボにしまして、前半は39。

後半は13番のやはり404yと長めのパー4で、フェアウエーが2つに分かれている一番難しいホールでグリーン右手前のガードバンカーに入れ打ち過ぎてグリーンオーバー、なんとか寄せてボギーにした後の14番パー5で3打目が2歩に付いてくれてバーディ、16番パー3でグリーン外して寄せきれずボギー、続く17番でも408yのパー4でGIRできずに寄せるも4歩のパットが入らず2パットでボギー、ということで、38。トータル77で、ディファレンシャルが 4.3でした。

決してやさしくないコースでしたので、ダボはありましたがショットは調子良い方で満足なラウンドでした。2時間かけて行った甲斐がありました。


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私はパッティングの際に必ず歩測をします。
ということで今回は、歩測についてメモしておこうと思います。


距離を打ち分ける上で、打とうとしている距離を把握しておくことは大切だと思います。
フィーリングだけでプレーしていて、むしろその方が距離感を出せる、というゴルファーもいらっしゃるかもしれませんが、後々へのフィードバックとか改善とかコースごとでのアジャストメントとか考えますと、距離は把握しておいた方が良いと思います。

私が敬愛してやまないデーブ・ペルツ先生は、1歩が1ヤード(約91.4㎝)になるようにトレーニングして歩測に利用しているそうです。

当ブログの先輩、決め打ちパットの使い手のノリさんは、駅と外のタイル(20㎝角、40㎝角)などを利用して80㎝幅で歩く練習をなさったそうです。


ただし、

デーブ・ペルツ先生は190㎝もある大男ですし、例えばパッティングの真っ直ぐなピュアインライン・ストロークとかでも「2万回も練習すれば身に付く」とかにべもなく述べてしまう方ですので、ピッタリ1ヤードで歩けるのだと思います。

ノリさんも180㎝を超える長身の方で、日本人男性としては大柄、ご職業柄外で歩く機会が多い方ですから身に付けることができたのだと思います。

写真はイメージです

もし練習するとしたら、例えば横断歩道の縞々は 90㎝間隔になっていますので、1ヤードの練習にちょうど良いですね。
点字ブロックは (使わない方が良いと思いますが) 30㎝角のものが多いそうです。

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歩幅を一定させる歩行練習自体は「ゴルフのため」ということで行えばそれなりに楽しいかとは思いますけれども、私の場合は練習しない方向で考えました。

先に書きますと、結果的には、私の1歩の歩幅は約70㎝くらいです。
練習は全くせず、普段の自然な歩幅で歩き、10歩の距離を測定して平均する方法を取りました。

10歩歩いた距離の結果が、大体23フィート(7.01m)に集まっていました。
ズレることもありますが、ブレの幅としては大体 23フィート +/-8インチ(約20㎝)以内ぐらいに収まっています。
1歩辺りにしますと、+/-2cm以内のブレですからゴルフのパットにはさほど影響なく使える範疇の誤差です。

自然に歩いているだけですので、練習は全く不要です。

10歩が23フィート。

なにかとても中途半端ですが、日々、変わっていないかどうか床のタイルカーペットなどを利用して確認するにはキリが良いフィートの切れ目でそれなりに都合が良かったです。

これ、自然なリピートできる歩幅であれば、64㎝であろうが86mであろうが、キリが良い数値に修正する練習しなくても良いと思うんですね。


グリーン上ではもう、自分の 1歩をグリーン上での単位としてしまう。
それでその単位に対して、このストロークは 8歩のストローク(基準)、これが4歩のストローク(半分)、16歩のストローク(2倍)、っていう格好でそのまま使えば、自分専用に使うためには換算とか全く要らないと思うのです。

後でブログでラウンド記を書くとかの時に、あれは10歩だったから、86㎝ x 10 = 8.6mか、っていう時に換算するくらいで、普段のラウンド中は、10歩は10歩という単位の距離、として扱えば全然支障ないんですよね。




友達と普段ラウンドしている最中には、ワンクラブが 3フィートぐらい、ワンピンが 8フィート、7歩が 16フィート(5m弱)くらいで、10歩が23フィート(7m)、14歩が 32フィート(10m弱)、くらいが頭に入っていますので、会話するにも困っていません。

日本でプレーなさっているゴルファーは、なぜかグリーン上でだけはメートルで表現される方が多いので、まぁ例えば 1歩が64㎝でしたら10歩が 6.4m、5歩が 3.2mとかの換算は計算ってほどでも無いですしね。

まぁもちろん換算しやすい歩幅が身に付いていれば便利には違いありませんけれど。不可欠ではないと思います。


自分の普段の自然な歩幅を基準にしますと、日が経ってくるとだんだん伸びるとかだんだん縮むとかもありませんし、+/-に前後してブレても、10歩も歩いて20㎝ (1歩辺り2㎝)くらいなものだろうと思います。安定して使えます。


もっと肝心なのは、「左足から右足までの幅で気持ちよくストロークしたら、8歩転がる」とかの基準のストロークの出力が一定して出せる、っていうことの方がパッティングにとっては重要と思います。

こちらも、なるべく自分自身の事前な動きを大切にして、できるだけ一定の結果を出せるようにしたいです。


これからパットするラインの距離を補足する際に、できればカップの向こう側からラインを読んだりする際の歩行を利用して、往復の方向で歩測をすると良いと思います。
やはり人間、上り坂では歩幅が多少狭まったりします。グリーン上は傾斜きつくても3%がいいところなので、ほんの多少ですけどね。往復で歩測すれば、大体間違いないです。


4歩(1/2)、8歩(基準)、16歩(x2)っていう風にストロークの出力が出来れば、グリーン上の歩測の単位は自分だけに特有の「」で用が足ります。



3/22/2023

ショートパットの確度を上げる方法論と取り組み (Green River GCでパープレー)

このところ良くラウンドしているコースの一つ、Green River GC にて、2023年初のパープレーが達成できました。

今年は1月に +1オーバーがありましたが、パープレーは素直に嬉しいです。

7番ホール パー5のティーショット


スコアカードです。
今回のバーディー3つはどれもかなり長いパットが入ってくれたもので、まぐれを活かせた格好です。


コースレート/スロープレートは、青ティーからで 71.7/125ですので、この日のラウンドのディファレンシャルが 0.3になります。(スコアカードはまだ古い数字のものを使って消化しているようです。)


1番ホールのティーショットです。かなりの打ち降ろし。


ちょっと雨が降っていますが気にならない程度、終始曇天でした。

意図していたよりも少しドローが強くかかり、2打目はフェアウエー左の木に枝に少し阻まれてグリーン左いっぱいのバンカー上に立っていたピンは狙えない状況に。(打ち出し方向に真っ直ぐならベストでした。)
そこから約145y、6番アイアンでフックに打ってグリーン右端から運よくグリーンに転がし上げました。(元々狙えるピン位置ではなかったです。)
パットはグリーン上の尾根を越えて36フィート(約11m)もあったのですが、まぐれのカップインでおはようバーディ。

7番のパットも12番のパットも20-30フィートはありました。
そうそうあることではありませんので、運が良かったと思います。

今度またアップロードいたしますが、この日は試しに購入しました新しいドライバーシャフトを持ち込んでいまして、幸先の良いスコアでしたのでまずまずではあるようです。写真を見ますと、まぁまぁな程度にトゥダウン的な挙動をしている模様です。(特によく飛んだとかという訳ではなかったと思います。)


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さて、ショートパットについて、です。

パッティング技術の向上を目指して15年前に立ち上げた当ブログですが、当初 10年くらいはショートゲームのカテゴリーの記事があまりなかったのですが、このところはだいぶ増えてきました。

一方、依然としてパッティングに関する項目には情熱的な温度感を常に高く保っています。


ショートパットに関して、データには取っていないので説得力的にはどうかなっていうところではありますが、個人的にはこのところかなりしぶとく入れるショートパットの確率が上がって安定している感がありまして、気が付いたことをメモしておいて取り組みに繋げようと思います。




今までにショートパットについても何度かブログ記事に書いています。

最近書いたものがこちらの二つで、



この時に、

これはちょっとした発見かもしれません。 
体の重心の安定という観点で、傾斜からのロングパットとかも含めて検証していってみたいと思います。 
ひょっとするとひょっとするなぁ、これ。

って書いていたのですが、体の重心を安定させたストロークっていうのは間違いなく
ショートパットの確度を上げる一つの鍵になると実感しました。


次にこちらの二つの記事 ↓ は、タイガーがものすごく強かった時期にずば抜けていたのが、圧倒的な飛距離とかマジックのようなグリーン周りのショートゲームという印象がありながら、実は桁違いに他のツアープロとの差を開いていたのがショートパットだったという記事です。



こちらの二つの記事 ↓ は、よそからアイディアをもらってきてトライアルしましたが、失敗に終わりました。



そして、データ的な基本は、以下の二つの記事に書かれています。

 (1.8m~2.1mのパットにおいて、PGAツアー1位のプロと100位のプロですごい差が付いているデータが載っています。)


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今回の焦点は、ショートパットの確度をあげるとは言っても、競技とかのラウンド内でのショートパットを、ここっていうクラッチな場面でビシッと確実に決めて外さない、とかそういう主旨ではありません。


むしろ、ラインを読んで思ったスパットに思ったスピードで打ち出して、自分的に満足な出来のストロークをして、結果的に統計的な意味でショートパットが年間通して良く入っていた、っていうショートパットの確度を上げる方法を考えています。


横道にそれますが、これとは別に年間のトータル的なパット数を減らすという意味では、というよりもゴルフするときはいつでも、ってことになってきますが、こと「パット数を減らす」という観点からしますと、堀川未来夢プロがこのショート動画で語っていることに尽きます。

これがもう究極です。


内容的には、『朝のパッティング練習でとにかく時間を費やした方が良いのは、ロングパット。 2.5mぐらいの距離では世界で一番上手い人でも53%、下手なプロでも47%で大きく差はでない。1m以内であれば 98%はカップインする。この2.5mと1mの差の約50%はものすごく大きいので、とにかくこの1m以内に入れるかどうかに尽きる。』っていうことで、これがもう究極で間違いありません。

ファーストパットでもチップショットでも同じことで、当ブログではこの「約ワンピン(2.4m)とワンクラブ(90㎝)の差をハッスルゾーン」と呼んで重要視しています。 


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もうひとつ前置きがあります。

「この勝負パットを絶対に決める!」的なパッティングは、ツアーで戦うプロには4日目に必要になってくる場面はあろうかとは思いますし、ツアープロのメンタルとしては常にバーディーを獲りに行く、どのパットも入れる、っていう姿勢が必要なのだろうと思いますけれども、

...そうしますと、こういうことが起きてしまいます。↓

セルヒオ・ガルシアの6パット


ダニー・リーの6パット


もう最悪で、見ていられません。

どちらも短いパーパットを「決めに」行っているために事故が起きています。
普通は 3パットまでには収まっていることがほとんどでしょうけれども、このお二人の場合は雑さが出てしまっていいる感は否めません...でも、プロの場合は次のパットを短く残すとかは頭になくて、必ず入れに行くから、っていう要因が少なからずあろうかと思います。
(こういう極端な例は、過去にイップスで苦しんだ経験があるとかの要因も影響しているのかもしれません。)


一方、私のレベルのゴルフの場合は、パットに限らず、

・いかに大叩きの事故を起こさないか。
・往復ビンタをどう避けるか。
・連続OBをしないためには、同じ位置から同じクラブで打たない。

...といった項目を重要視すればよいと思っています。 

スコア的に、アグレッシブに決めに行く必要がないからです。
ゴルフをプレーする目的が違うんですよね。できるだけ少ないスコアでラウンドしたいというところだけが僅かに共通してはいますが。お金は賭けていませんし。
たとえ競技に出たとしても、私はプレースタイルを変えないと思います。(プレッシャーとかでミスは増えると思います。でもマネージメントとかショットの選択とかは変えないと思います。)


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さて今回の、「ショートパットの確度を上げる方法論」ですが、考えていますのは、3フィート(約90㎝)から 4フィート(約1.2m)までの是非ともカップインしたい範囲(私が本来ショートパットと思っている範囲)、そして 5フィート(約1.5m)から 8フィート(約2.4m)までの入れごろ外しごろの範囲(短くないけど条件によってはショートパットと言ってもよいかな、の範囲)をほぼ共通に扱った取り組みになる予定です。

これに関しましては、たとえ 2フィート(約60㎝)であっても横の曲がるラインでとても厳しいパットの場合もありますし、例えば12~14フィート(約3.6~4.2m)もあっても通り過ぎたラインを見ていた返しの登りで高確率でカップインできるパットになるケースもあったりはします。


上記の長い前置きに書きました前提の通り、ショートパットでも次のパットの入れやすさを考えたパッティングをしていく。というのが骨子になります。グリーンの傾斜の真横のラインから往復ビンタを避けるパッティングと同じ要領です。


何度も何度も持ち出してきますが、


この考え方が私のパッティングにおきましては絶対です。
必ず次のパットのことを考えます。(案外入ったりもします。)

例えば、1mも通り過ぎる強気のしっかり打ったパットはツアープロが使うものであって、私は真似をしないことにしています。
(もちろん普段のラウンドで、読み違えてて、とかミスして、1m以上通り過ぎることもままあります。)


練習をするときに、自分がストロークして転がした距離を最後まで確認したいので、入らないカップがとても有用です。
カップに入ってしまいますと、どのくらいの強さでストロークしていたか結果の判別が分からなくなってしまいますので。


私のパッティングスタンスはやや変則でボール位置は左足踵内側くらいの位置、左目の真下にはボールをセットしていません。
右から覗き込む形で構えていますので、ボールとカップが両方視界に入っています。見えていますので、ヘッドアップをしなくてすみます。

カップの上を通過した後、どこまで転がるかをしっかり確認します。
理想的なのはオプティマムスピードで、カップを17インチ(約42cm)通り過ぎて止まるスピードで打てれば、カップインの確率を最大化できます。
 
17インチ(約42cm)って実際にはすごい短くて、いわゆるジャストタッチでカップにやっと届く感覚に近いです。「カップを通りすぎる」意識を持ちますと、大抵オーバーしてしまいます。


先日記事にしました横からの曲がるラインのパットの場合ダウンヒルスライダーの場合はは例外で、さらにジャストタッチでカップ上に止まる距離感でパットをできることが成功のカギになります。(理由はリンク先をご参照ください。)


総合的には、距離感がどれだけ出せるか?ということと同時に、カップ周りの傾斜をどれだけ正確に読むことができるか?ということがポイントになってきます。

カップを過ぎた後に、どんなラインでどこまで転がるか、をよく観察しておくことを練習します。次のパットに役立つ情報であると同時に、今打ったパットの将来に向けての改善のデータになります。
次のパットを必ず頭に入れておくようにしています。


縦位置の、登りか下りか、どの程度の傾斜か、という読みは、ラインを横から見ることによってある程度読むことができます。


ショートパットといえども、スピードの管理は非常に重要です。真っ直ぐ目な平らとか登り傾斜とかではガツンと打っても入りますが(ちょうど室内用のパッティングマットの持ち上がったカップの様に)、曲がるラインや、横のライン、などでは、ボールのスピードによってカップイン可能なラインが全然変わってきてしまいます。
ラインの曲がり幅と、ボールのスピードが、両方揃って初めてカップインします。

ショートパットを外してしまう原因の85%は、引っ掛けとかプッシュといったストロークが原因ではなく、ボールスピードが合っていないまたは傾斜が読めていないことが原因である、とDave PelzがPutting Bibleの中で述べています。

毎日パターマットで真っ直ぐ打って2mを繰り返しカップに入れる練習は15%の部分の改善にはなっているけれども、85%の部分の改善には全く寄与していない訳です。


ショートパットにおいても、極力スピードのコントロールに気を付ける。
パッティングの練習グリーンで横の曲がるラインを再度練習してみまして、自分がいかに荒っぽくいい加減だったか実感いたしました。

私の場合は、1歩(約70㎝)、2歩(1.4m)、3歩(2.1m)という打ち分けはある程度練習していますが、曲がるショートパットに対処するためにはもう少し細かくコントロールしたいなと思いました。


繰り返し練習というよりは、小さな距離を打つ時のストロークのスピード感をもう一度よく見直してみる取り組みを考えています。

これは、家のパターマットとかでも効率的に練習できます。

持ち上がったカップは使わず、カップには入れずに、2フィート(60㎝)、3フィート(90㎝)、4フィート(1.2m)、5フィート(1.5m)、6フィート(1.8m)のところに印をつけて、そこへ止める練習をすれば良いですから。
(この練習、ちゃんとできるかどうか取り組んでやってみます。)

この練習やってるゴルファー、私も含めてあんまりいないんじゃないかと思いますが、相当効果が出ると目論めるかも?と思っています。


3/13/2023

砲台の登り坂斜面からの各種アプローチ比較、状況によるプラス点とマイナス点


今回は、題記の「砲台の登り斜面からのアプローチ比較」です。
...といっても大層なことはしていませんで、一か所から動画を撮ってみただけですけれども。


ラウンド前にチッピングエリアで練習しつつ動画を撮ってみました。

1. 6番アイアンのころがし
2. D-Chop (8番アイアン使用)
3. クロ狙い2.2 (58°)

の順番に3ショットです。

ちょっとカメラのセットが低くてグリーン面が見えていません。
(このケースでは、砲台ですが打ってる本人にはグリーン面が見えています。)


砲台の上り坂の斜面から、ピンまで15yくらいの距離でした。
ほんの少し雨がパラついているのが映っています。お天気雨。

状況としては、傾斜がかなりキツめの砲台グリーンの花道の想定。
登っていますがグリーン上はほぼ平らです。
ボールは砲台の下まで降り切らず、途中なのでライも傾斜している。
芝は冬芝でペタペタの状態。
このコースのフェアウエーはバミューダ芝です。暑さには強いけど寒さにはあまり強く無い芝で、まだ黄色く枯れていてペタペタの状態でした。下の地面は見た目通りにやや硬めです。

(画面では短く見えますが) グリーンの外が登りでまだエッジまであと 7歩(約5m)ぐらいもあって、パターで行けないことはないけど距離感的に、芝目が順目ではないですし登り切った後の勢いを予測でコントロールするのはちょっと難しいかな、っていう状況です。(パターでも同じところから2回目を転がせば寄るでしょうけど。)
ちなみに砲台の傾斜は芝目が上から下っていうところが多いです。芝目が上へ向かうことはほとんどありません。

これはですねー、一長一短あって、4.テキサスウエッジ も含めてどれで行くか私の場合はちょっと悩む状況です。


動画を見ていただきますと、それぞれのショットで上がるボールの高さとか、ボールが出ていく勢いとか、 (グリーン面での転がりが見ていただけないのは残念ですが)、雰囲気を感じていただけるのではないかと思います。



動画から、それぞれの画像をキャプチャーしました。

まずは、1. 6番アイアンのころがし です。


ふり幅小さく、コツっとストロークをして転がしています。
この時に気を付けているのは、(実はどのショットでも同じですが)フェース面が開いたり閉じたりせず、そのまま上がってそのまま降りてくるイメージです。

こういった傾斜がキツいライでは重心がズレてダフったりしやすいですから、体の重心を動かさないように注意しています。おまけにペタペタのライですから。
ふり幅が小さいことがこの場面では有利に働きます。


フィニッシュの形のまま、ボールの転がりの行方を最後までしっかり見ます。
よく観察して、返しのパットの準備をすでにここでしている訳ですので、ここは特に大切です。

ボールの弾道は、6番アイアンでしかも地面がアップヒルですから地面すれすれで低いです。どこまでキャリーしたかもほとんど意識になく、でも距離に影響する抵抗が大きい部分は滑ってスキップして通り過ぎている感じで、テキサスウエッジよりも距離感が出しやすいのかな、と思います。
ただ振り幅がとても小さいですから、力感によってばらつきの範疇でちょっと強すぎたりっていうのが出やすい傾向はあるかな、と思いました。

この動画のショットも、カップに良い感じで転がって行って、カップを過ぎてから傾斜でスーッと左の方へ 2クラブぐらいオーバーしてしまいました。ワンピン以内には入っていますので、まずまずです。
一番安全な怪我の少ないショットではあると思います。



次のショットが、2. D-Chop (8番アイアン使用) です。


これは、私が15y以内ぐらいで多用しているショットで、今回は結構登っているので 8番アイアンですが、場合によってはPWも使います。
今回は登りの15yですから、このショットには長さ的にぎりぎりキツいかな、というところです。

キャプチャーしました写真を見比べていただきますと、明らかに肘の曲がり方がもっと曲がっていまして、D-Chopの方は完全にパターの握り方でパターの感覚でストロークします。
少し吊り気味に持ってヒールが若干浮く感じ、そしてフェース面を打ち出す方向に向けるために上から見ますとフェースは被り気味に見える格好で構えます。(真っ直ぐ向いています。)

スタンスもパターと同様な感じで、↑の6番アイアンの転がしより少し広い足幅です。


パター感覚の距離感で、約20歩のパットのイメージでストロークしています。
登り傾斜から打っているということもあって、思ったよりキャリー部分が上がって飛んでいます。
パター感覚なのでグリップはゆるゆるです。
間違えてしっかり握りますと、ボールはもっと上がって、距離感がない強めのストロークになってしまいます。

このショットもグリーン上をカップに向かって転がりますから、フィニッシュの位置でボールの転がりを最後まできっちりとよく観察します。

この動画のショットは、グリーンで真っ直ぐにバウンドしてカップに良い感じで転がって行ったのですが、ワンクラブくらいショートしました。思ったよりキャリー部分でボールが上がった分、少し短くなったのかと思います。(私の振り幅がそもそも足りなかったのかも知れません。)

このショットの場合は、少しふり幅が大きくなりますし、スタンス幅を拳一個分ぐらい開けてとっていますため、重心移動しないように特に気を付けなければなりません。
傾斜地ではパターでもダフってしまう時のような現象が出るリスクを把握しておくべきと思います。
このショットも気を付ける必要はありますが、比較的安全です。たとえトップしてもほとんど遠くに飛びません。
もう少しトータルの距離が短い方が距離感が出しやすいです。(これは私のデジタルのパッティングストロークが約15yまで構築されているためです。)



最後3つ目のショットは、3. クロ狙い2.2 (58°) です。


このショットは、ソールのバンスが上手く使えればピシッと距離が寄りやすい利点があります。
ただし、ペタペタのライから登り傾斜でのショットですから「刺さらない」ように草摺りの素振りをしてチェックをし、入念に注意を払って気を付ける必要があります。

このキャプチャー画像の段階ではフェース面の向きに気を付けておきます。


15yですが、登り傾斜にいますし振り幅はある程度大きいです。
このキャプチャー画像がトップの位置。
とはいえ私はクロ狙い2.2を行っていまして、テークバックの大きさが腰の高さとか、肘の高さとか、そういうのは全く意識にはありません。
こうして動画を撮ってみますと、あーこのくらい振ってるのかー。という感じ。


こちらのキャプチャー画像がフォロースルーで、ボールが一番高く上がったところにちょうど写っています。15yなのに思ったより高いです。登り傾斜から打っているからでしょう。

ひとつ良いことがありまして、ペタペタのライはボールの下にクラブを入れにくいと思うのですけれども、登り傾斜では少しはボールの下にウエッジを入れやすいと思います。
そして私のウエッジはハイバンスですので、地面とバンスが勝手にボールを上げてくれます。


こういったピッチショット系の場合も、フィニッシュの位置でボールの行方をよく観察します。
今回の場合は、10-12yぐらいキャリーで飛んで行って、良い感じのスピンが利いた3バウンドぐらいポンポンっといってからほんの少しの転がりで、カップの右1フィート(30㎝)ぐらいに付きました。

このショットで打っていった場合のリスクは、ライの状態によってダフリやトップが出る危険性が高くなること、そして前後に距離がズレて寄り切らなかった場合に、観察できるボールの転がりにはある程度スピンが効いてしまっていること、が挙げられると思います。
逆に利点としては、ライが良かったりすればキャリーが大きい分、グリーンのスピードや傾斜の影響少なく距離感が出しやすいところです。

今回のペタペタのライでは、ものすごく気を使います。
でも、ハイバンスのウエッジで登り傾斜に刺さないように草摺りをリハーサルすれば、下の地面が柔くないこともあって、割とコンスタントなキャリーが打てます。
寄りやすいショットのひとつであることは間違いないです。

* ちなみにグリーン上でうろうろしているのは友達台湾系のおっさん(医療関係者)です。


あくまでも私のショートゲームの範疇においてですが、今回のこのシチュエーションは、4.テキサスウエッジ も含めて4種類のショットのどれで行くか、実は非常に微妙な位置・距離・状況にあります。
草摺りのリハーサルをした後で、感触で気が変わりクラブを変える、っていうことまであると思います。

ひとつ言えるのは、迷いながら打ってしまって、他のオプションが頭によぎるのは絶対にダメですので、決めてクラブを握ったら100%そのショットにコミットしなくてはいけません。
ゾンビ立ちを挟んで気持ちを整えるのも良いかもしれません。自分の番がくる前の準備段階でできます。


ここはバミューダ芝ですが仮に逆目だったりしたら、しかもこの辺りの多くのコースの様にキクユ芝の逆目だったりしたら、3つとも選択肢から抜けて、4.テキサスウエッジ か、もしくは、5.  ユーティリティーで転がし の 2択に変更、ということになると思います。