7/06/2008

ラウンド記録 (ダッド・ミラーの2)


今週は、練習ラウンドと決め込みまして臨みました。

「とにかく60y-160yのショットは、木の上を行くときや、入れたくない深い高いバンカー越えや、池がからまない限り全部ノックダウン・ショットで打つ。」というのがテーマです。

(結果的には池が絡んでも打ちました。心配なく打てましたので。(^^))


「何番アイアン(またはウエッジ)で、どのくらい短く持ってどのくらいボールを右にセットして打っていくと、どのくらいの距離を見ればよいのか?・・を知る・推し量る」のがメインです。

さらには、「どういうライだと使いやすくて、どういうライに有効で、どんなライでは使ってはいけないか(あるいはどこまでの芝の深さなら使えるか、芝の向きは?)」というのも知りたい。(こっちは大体想像付いてますけどね。)


願わくは「いろいろな方向の風でどのくらい風に強いショットになってくれているか?」も知る事が出来るといいのですけれどね。
あ、しかしこちらは、まず無風か微風のコンディションで、まずは標準の飛距離が判った方が今の時点はありがたいのかも。(^^)

・・・と言うわけで、運良く弱風のコンディションでラウンドできました。(前半・後半は別の日です。)


結論から言いますと、「めちゃくちゃイイ!」って思いました。{笑顔}


パー3のティーショットも含めて、16回も使ってみました!(笑)

距離感の悪い、飛びすぎたのが2度ほどありましたが、それ以外はほとんど全部いい距離感で打てました。幸せ♪ (^^)

方向性がちょっとずれちゃったのも2回。これは、ボールの右に置き加減とか、ライの状態とか、そういったところが原因かと思いました。しかしほとんどのケースで傾斜に関わらず方向性が良かったように思いました。(まだ最初なので自分に甘い評価をしているからもありますが、12回はほぼそこそこ満足な結果で打てた、ってことです。(^^))

良く考えたら普通に打つショットも方向性ずれること結構あるもんなー。

このショットはホントに使える!ってことですよね。
練習して、自分のものにしていきたいと思います。(^^)




1   4   -  D9S
2   4   -  U10S
3   4   △  7S
4   4   △  S2B-1- (3パット)
5   4   -  U②
6   4   -  D6B
7   3   -  6A
8   5   -  D⑤
9   3   -  U④

10  5   △   1B
11  3   △   U6AL
12  4   -   U8BL
13  3   -   U7BS
14  4   -   4S
15  5   □   D3S  池
16  3   △   U21S-3A-(3パット)
17  4   △   U4B
18  5   ○    ② 

37(16)・41(18)= 78(34)


後半は(とは言っても別な日の朝5時半からのラウンドですが(^^;)、ちょっとユーティリティー・クラブが調子悪かったです。
(ちなみにですが、ノックダウン・ショットは関係ありません。ドライバーには悪影響出ていませんし、前半(別な日のトワイライト(夕暮れ)・ゴルフ)はユーティリティー・クラブも調子良かったので。)

15番はドライバーがいいところにいい距離で行けば池越えに2オンが狙えるパー5ですが、ティーショットはフェアウエイバンカーに。あろうことかバンカー均しのバギーカーの轍がくっきり残ったとこに嵌っていまして、安全に8番で出すだけにしたにも関わらず90度近く右に飛び出しちゃいまして。

で、残り210yだったので池越えで3オンを狙いましたが、ショートして敢無く池に。(笑)


3歩のパターもはずしたしなぁ。
なんかこの間もサイドヒルの2歩を3パットしてましたが、今回も4番ホールでやってしまいました。(^^;

この間の往復びんたを念頭に、今回は慎重に距離をあわせてラインも多めに読んで打ったんですが、まだ読み足りなくてBにはずしまして。2パット目はほんの40cmだったんですが、カップの縁で180度回って蹴られました。(x_x)

この4番の40cmに加え、10番の1歩と言い、15番16番の3歩と言い(15番はチップショットの返しでラインが判ってる3歩でしたからねー)、ショートパットに課題が増えちゃいました。
せっかくデジタルパットで中距離のパットが良くなっているのに・・・。(x_x)


1番から10番までLのパットがまるで無くてSばっかりなのは、ちょっとグリーンが重かったせいもあったと思うんですよね。(そういう時はあんまりムキになって入れようと思って距離修正しないで、自分の基準の距離のまま仮想カップを使って少ーしずつだけ修正するようにしてます。)

4-8歩ぐらいのバーディーパットをもうちょっと入れたいですねー。
そのためにAだのBだのやってるんですけど、そもそもの私の「グリーンの読み」がどうもこのコースは合いません。(このコース“も”、か。(笑))

4歩ぐらいをものにしていかないと、がっくり来ちゃいますからね。(下手な癖にがっくりするってのがずうずうしいんですよ、我ながら。(笑))


でもねー、2打目が楽しみで仕方なかったです。
隙あらばノックダウン・ショットを打とうと思って。(笑)

しばらくは多用しながら(笑)、距離感の経験値を増やし、ケースバイケースでの使い勝手、普通のショットとの使い分けなど、いろいろな意味での経験値も増やして行きたいと思っています。
(あまり短く持たないで打つというバリエーションで若干の距離調整も出来るように思いました。)


7/04/2008

ノックダウン・ショット


20年前ころの日本では、この名前はほとんど聞くことがありませんでした。

最近は、タイガー・ウッズが「スティンガー・ショット」とか、「ノックダウン・ショット」といった名前を使いますし、日本でも浸透してきたかも知れませんね。


ノックダウン・ショットは、日本ではかなり誤解されて理解されているケースが多々見受けられます。
日本に限らず、米国でも誤解されているケースは散見します。

パンチ・ショットと同一だと思っている勘違いなんかは、一番多い間違いです。
あと、低く出て鋭くスピンが利いたボールだと思われている勘違いも非常に多いです。

(結論から言いますと、あちこちでいろいろな解釈がなされているようですので、あながち上記のような勘違いも勘違いではなく、バリエーションの
1種だと思えばいいのかも知れません。)



私が最初にこのショットの名前を聞いたのは、ジャック・ニクラスのレッスン・ビデオでしたので、私の解釈では、ニクラスやパーマー、ファジーゼラーの言うショットが本当のノックダウン・ショットだと思っています。

二クラスに拠りますと、あたかもフラッグ(ピン)をノックダウンするかのような弾道でピンを狙ってコントロールして打つショットだと言うことでした。

通常のショットに比べ、弾道が低く、スピン量が少ないため、向かい風の時には特に有効なショットだが、ディボット跡にボールが入っている時や、風に関係なく距離をコントロールしてグリーンへアプローチする時にとても有効な、便利なショットだそうです。


打ち方はこうなります。

グリップをやや短く持ち(choke down)、ボールを右に置き(play the ball back)、ややオープンスタンスで(open your stance up)、左足に体重を掛けて(weigh on your left side)ハンドファーストに構える。クラブは、1クラブから2クラブ大き目のクラブ(take extra 1 or 2 more clubs)を使用する。

テイクバックはスリークォーター、インパクトからフォロースルーではリストを返さず手首の角度を保ったまま振り、地面と平行な程度まで振り抜いて終わる。



Golf Magazineでトップ100ティーチャーに選ばれている一人、Mike Benderがノックダウン・ショットを動画で説明しているのがここで見られます。

http://www.golf.com/golf/video/article/0,28224,1739018,00.html

Mike Benderの場合は、テイクバックが腕が9時の位置(地面と平行)までで(または10時くらい)、フォロースルーは3時の位置(地面と平行)まで、しかもクラブも地面と平行です。
このビデオで、Mikeはミケルソンの「ロー・パンチ」という表現も使っています。
(この辺もちょっとまぜこぜになっている部分ですかね。)

向かい風(head wind)に有効なのですから、スピン量は少なくなくては意味がありません。
(安田春雄などが得意としたいわゆるパンチショットはスピンが強く利いているボールでしたね。)


キャロウエイ提供の、Joe Beckのノックダウン・ショットの動画(Youtube)。

http://www.youtube.com/watch?v=DZdn0vmTJWs&feature

Joe Beckの場合は、10時から2時のスイングですね。やはりリストは返していません。
テイクバックは10時ですが(Normal Backswing)と解説されています。
クラブを低く出すように(keep the club down)との注意もあります。

最後に、「That is what I am talking about!(「ねっ、寄ったでしょう!」あるいは「これですよ、これ!」←意訳です。)」って決め台詞。アメリカ人らしいノリ。(笑)



ここ↓には、ファジー・ゼラーのちょっとした助言(quick tip)が載っています。ちょっと読んでみましょう。
http://golf.about.com/b/2006/05/08/quick-tip-from-fuzzy-the-knockdown-shot.htm

『いろんなゴルフ雑誌の、ノックダウン・ショットをどうやって打つかというハウ・ツーを読んで信じ込んじゃうとね、沢山のこと考え過ぎてこんがらがっちゃって、クラブをテイクバックするのも難しくなっちゃうよね。それに一般人は雑誌の通りにノックダウン・ショットをやろうとすると速く、強く振っちゃう傾向にあってね、それってかえってボールを吹き上げちゃう事になるんだ。』

『キーポイントはね、このめちゃめちゃ複雑なゲームを出来るだけシンプルに保つこと。
普段のスイングなら6番アイアンで打とうって時にボールを低く打ちたいとするでしょ、そしたら5番かもしくは4番でもいいからグリップを短く持つんだよ。で、いつもよりもっとスムーズにスイングする。このやり方だとボールのスピンが少なくなるんだ。ってことは弾道も低くなって、ノックダウン・ショットになるんだよ。』



このノックダウン・ショット、USGAが最近出したレッスンDVDでも説明されています。

その中では、テイクバックは腕が9時の位置、フォローは3時か2時の位置のゆっくりしたスイングで、やはり短く持っていました。スピンもあまり利いて居ませんでした。
あなたの120yの(飛距離の)クラブを使って、(向かい風の中)75yを打ちますよ、ということでした。風が無ければ85y-90yぐらい打つイメージでしょうか。


振り幅が小さいので、コントロールが利き易いんですよね。
リストターンが無いので、方向性も出し易い。

そういう訳で、向かい風でなくても、使い勝手のとてもいいショットなんです。


私は距離感がいまいっちょピンと来ていなかったのですが、サミュエル L. ジャクソンを練習しがてら、もう一度基本に立ち返ってノックダウン・ショットを練習し始めました。


今までも使っていたのですが、ファジーゼラーの言うとおり、今までは鋭く打ち込んでパンチ気味になっていて、向かい風では使いにくい代物になっていましたので、ここで修正です。

(ちなみに一説によると、追い風の時には低くてスピンの多いパンチショットが有効だそうです。・・・そうなんですか?)





7/02/2008

いやん、バンカー!


米国でもですね、ゴルフはオヤジのスポーツ的なところがありまして、
   ・・・というかオッサンのゴルフ好きっていうのは(私もその中に入りますが)けっこう多いわけでして、表題のような感じのいわゆるオヤジギャグがコース上で横行するわけです。


例えばバンカーに入りますと、

「Where did you go [またはhit]? (どこ行った?)」と聞かれて、
「I am in the sand.(バンカーだよ。)」と、返事をする代わりに
「I am on the beach!(ビーチに居んのよ!)」とか言う訳ですよ。

続けて、

「Where the bikini girls (are)? (ビキニのおねぇちゃんはどこ?)」とか必ず言うわけです。
あるいは、「Where all the G-string chicks go? (紐パン(G-string)ギャル(chicks, ひよこから来てます)は、みんなどこ行っちゃったの?)」とか言っちゃうわけです。

なんだよ、おっさんギャグのセンスなんて、日本語も英語も変わんないじゃん。(笑)


ちなみに、「Bunker」って単語はほとんど使いません。英国じゃどうか知りませんけど。
「a sand trap」または略して「sand」と表現する場合がほとんどです。
(ちなみにBankerは銀行マン。)



池に打ち込んだ時にはですね、
「I am wet. (濡れてます。)」とか、「It went into the water hazard. (ウォーターハザードに入りました。)」とか言います。

お気付きになったかもしれませんが、バンカーの時同様、ボールが、というより自分が入ったような言い方をする場合がけっこうあります。

なぜか、「pond(池)」とか、「Lake(湖)」っては、あんまり言いません。
「water」が使われます。
「creek(小川)」はそのまま言いますけどね。


そこでもですね、

「You would like skinny-dipping today, huh? (今日は水浴び好きだねぇ。)」とか言ったりします。

ここで使われている「skinny-dipping」っていうのは、素っ裸で泳ぐことなんです。
男女で、夜のプールでとか、野外の人気の無いところで川に飛び込んだりとか、そういう時に水着を着ないでやるやつ。(「skinny-dipping」は必ずしも男女である必要は無いんですけどね。)

温泉(hot springs)に入る時にも水着を着てる人達なんですけども。(笑)

これもオヤジギャグの一例ですね。(笑)


「穴に入れる、入る」に掛けた類のやつもいろいろあるのは、日本と全く同じセンスです。
19番ホールねたも共通です。例文はやめときます。(^^;




オヤジギャグ系では無いやつも少し紹介しておきますと、

「Golf is an easy game... it's just hard to play. (ゴルフは簡単なゲームだよ。 ・・・ただ、プレーするのは難しいんだ。)」

「When your shot has to carry over a water hazard, you can either hit one more club or two more balls.  (池を越そうと思ったらね、ワンクラブ増やすか、もしくはボールをあと2個打つかどっちかだよ。)」
(こっちは、hit one more clubとhit two more ballsの対比で可笑しいんですが、日本語にしづらいですね。)



あと、和製英語で気をつけていただきたいのは、「シングル・ゴルファー」です。

Single Golferで検索しますと、こんなのがぞろぞろ出てきます。

ゴルフ・シングル・オン・ザ・ネット
http://golf.singleonthenet.com/

シングル・ゴルファー・フォー・ユー
http://www.golfer4u.com/

そうです、ゴルフの出会い系ですね。

「シングル・ゴルファー(Single Golfer)」ってのは、「独身ゴルファー」って
意味ですので。(^^)