9/30/2008

ラウンド記録(リオ・ホンドB9とダド・ミラーB9)


バック9の9ホールプレイを2回分まとめまして。
コースはリオ・ホンドのバック9と、ダド・ミラーのバック9です。もちろん別の日です。

どちらもフラットなコースで距離は短め、アクセントは池とクリークぐらいです。
OBはあるにはありますがあまりOBまで打っちゃうことはありません。

値段も安いですし($21-22/9H)、早朝9ホールの練習には最適です。
手引きのカートで歩いてラウンドしますので、普段が車生活で体が鈍りまくっているだけに、健康維持にもとても良い早起きになります。(大抵は週末の朝に行きます。)


両方とも青のバックティーから。
コースレート/スロープは前半70.5/122、後半68.6/116、パーは35・36の71です。

10 3 △ ②
11 5 - 8B
12 4 △ 1B
13 4 △ D25S
14 3 - D9B
15 5 - ⑤
16 4 - D27BL-④
17 3 - U8S
18 4 △ U9AL

10 5 - ③
11 3 △ US14BS-2B (3パット)
12 4 - 12S-①
13 3 △ S3A
14 4 △ U16BL-①
15 5 △ 24AS-S①
16 3 - D③
17 4 - 4B
18 5 ○ ④

39(16)・39(16)= 78(32)


こういう練習ラウンドでは、テーマを決めてラウンドするのが効果的だと思うのですが、今回はD-Chopとパッティングの距離感が主目的です。
(そのためには、ちょっとグリーンが遅いのが玉に瑕でしょうか。)

***

リオ・ホンド10番のパー3は194yでして、練習場で打つ暇の無い、“早朝”の朝一のホールとしては、ちと厳しいです。(^^;
9ホール回った後なら、気分的に楽だと思いますけどね。

案の定、1打目は芯外しまして大ショート。もちろんそのボールをプレーしてホールアウトしますが、早朝で空いているのをよいことに、暫定球打って練習。(^^)
2発目はグリーンのスゲー奥にオンしました。(このボールは後にピックアップ。)
2打目はSLJですが、ちょっとダフってグリーン手前1ヤードぐらいにまたショート。
わざとじゃ無いんですが、格好のD-Chop練習になって2歩に寄せ、入れてボギー。

こっちのアメリカ人は、フランクなラウンドではMulligan(マリガン)って言いまして、(非公式なプレーでは)無かったことにして打ち直す人が割合に多いんですが(笑)、私はMulligan‘は’しません。(まぁ、楽しくラウンドする目的ってことですね。お金“払って”ゴルフやってるんですから、ストレス溜めるばかりが能じゃないですし、主旨は理解できます。)

でも、納得いかなかったショットの時にもう一度同じ状況で打たせて貰うのは、すごくいい勉強になりますので、空いてる時には(同伴競技者に伺いを立ててから)打たせてもらいます。

まぁこんな感じで練習できます。(^^)
金曜日とかの平日の早朝ですと特に空いてますし。終わって会社についてまだ朝の8時半とかですからね。


パター外した時なんかも、ホールアウトしてからもう一度打ってみるショートパットって、大概入りますよね。ライン分かってますし。
でもね、打ち直しても外れるラインってあるんですよ。それがすごく勉強になるんです。

アプローチなんかでも、(アプローチは、まだみんなプレーしてますので例え空いて居てもなかなか打ち直すチャンス無いんですが)どうしてクラブが芝の抵抗でちゃんと抜けなかったのかとか、どうして傾斜でこういう風にミスしちゃったのかとか、打ち直して確認できるミスって沢山あるんですよね。
ホントは、手ごろに使えるアプローチ練習場とかがあると一番いいんですけれど。


この18ホール中で非公式に打ち直し練習したのはあとリオホンド16番321yパー4の短い2打目のアプローチと、ダドミラー16番208yのパー3のティーショットです。

リオホンド16番の2打目は、グリーンの左側半分が池越えになっている50-60yぐらいのショットだったんですが、54度のハーフショットで行ったものの最初から池を避けるように右に低く飛び出してグリーン右端の遠く(27歩)にオン。池越えですから高い球で上から行きたかったんですけどね。
で、(池越えですけど)試しに50度のSLJで打ち直してみました。低く行くけどグリーンで止まらないってことは無いはずですし。(それでもまだ右目に行きましたけど。)
なぜか右目に飛ぶのは深層心理の影響なんでしょうか。
・・・興味深いです。

ダドミラー16番208yのパー3は、ちょっと表示より距離が長いんじゃないかって疑ってます。
210yぐらいですと、16度のユーティリティー2番でばっちりなことが多いんですが、ここだとまず届きません。砲台グリーンとは言え、気持ち打ち下ろしなのに?

(左隣で逆向きに戻ってくる18番パー5も、どう見ても表示より長いです。タイガーの学校建設でドライビングレンジをつぶして作ったので、この辺のホールを作り直ししたんですが、その時に狂ったんじゃなかろうか?って疑ってます。(笑))

で、いつもU2で打って、今までに風に助けられての2回ぐらいしか届いたことありません。それ故に力む。(笑)
1打目は力んじゃってフックしまして、左から35yぐらいのアプローチが残りました。
砲台ですし、D-Chopには長すぎるし、木の枝の下通して低く54度で山勘で打つしか無かったんですが、奇跡的に3歩に寄ってくれました。

で、打ち直しの練習ティーショットは、グリーン手前花道5yぐらいに。これはあくまでも練習目的の暫定球です。やっぱり届かないなぁ。(今度からドライバーの3/4でも試してみるか?!と思ったけど、友人の都合がありましてダドミラーには当分行かないことになりました。(^^;)


こういう練習ラウンドがリーズナブルに出来るのはとてもいい環境ですよね。
そう思ってしっかり練習しなくっちゃ。(^^)

9/27/2008

パットのOKを英語で


お友達のノリさんが所属のクラブで初めてのマッチプレーに出場なさると言うことで、「concedeって英語では言うらしいけど、アメリカでのプロの試合では実際何て言ってるんでしょうね。It's a gimmeなんてホントに言ってるんでしょうか?」って素朴な疑問を書いていらっしゃいました。


英語シリーズ、やるの忘れてましたので (^^;、

ノリさんを応援する意味も込めまして、これを機に書いてみようと思います。
(ホントにちゃんとシリーズ化するんだろうか?(笑))


第1回: Good Drive!!
第2回: いやん、バンカー!


まず“It’s a gimme.”ですが、本当にこういう風に言います。


ちょっと解説加えますと、“gimme”は“give me”の意味で、まだ“v”とか
“th”とかの発音が出来ないちっちゃい子が使う、いわば赤ちゃん言葉です。

“That one is a gimme”とかも言いますね。

応用編としては、“I will give it to you.”ということも出来ます。


あとは、“Pick it up, Mike. It is good.”とか。

米国の、ファーストネームで呼び合う習慣は、ビジネスシーンであろうがゴルフであろうが登場します。
ラウンド前に同組になった人と握手しながらお互いの名前をファーストネームのニックネームで交換してからゴルフが始まります。

いきなり命令形で“Pick it up.”が使いにくい相手には、“You can pick it up.”とか“Please pick it up.”とか言えますが、一緒にゴルフやってて“Please”はあんまり登場しません。

例えばブッシュ大統領とゴルフしていても、“That is good, George”とか言っちゃうのが米国流です。(笑)

それと、いやん、バンカー!の時にも出てきましたが、ボールじゃなくて人を主語にして言う言い方はカリフォルニアではポピュラーです。
“It is”の代わりに、“You are good. It’s a gimme.”とかって言うんです。

あとは、“give”があるならいつも対になる“take”もあると言うことで、“It’s good. Take it.”なんて言うこともあります。


“It is conceded.”とか、 “I concede it for you.”とか。

コンシード(concede)っていう単語を入れて言う言い方は正式ですね。日本と一緒です。
是認する/与える/認める、という意味ですね。






それでですね、意外に使われないのが、“OK.”とか“It is OK.”です。


普通は、“It is OK to hit now.(もう打ってもいいよ。)”とか、相手のボールマーカーに対して“It is OK to leave it there.(動かさなくていいよ。)”とか、「だいじょぶよ。」ってニュアンスで使われるのが“OK”です。

ですので、“It is OK.”って言われちゃうと、例えば、「ピン持ってくれなくてもいいよ。」とか、「(ボールはそのままで)マークしなくてもいいよ。」とか、いろんな場面で使われちゃうんですよね。

使えないこともありません。

まさに打とうとして動作に入ろうとしている時に、“That one is OK, you
don’t have to putt.”っていう具合に使えます。

例えばボールを指さして“It’s OK, you know, ....(いいよ。(・・・わかるでしょ?))” という感じで意思表示もありかなぁ、とか思いますけど、そもそも分かりにくいですから、実際マッチプレーでは使うの避けた方が良さそうです。少なくとも“That one is OK.”と言った方がいいですね。

あくまでも自然なのは、“That is good.”と、“OK”ではなくて“good”を使う方です。


「オッケー。」では駄目、ということで、
まぁこれまでにもよくありがちだった“和製”英語ということになりましょうか。



最後にコンシードのエピソードをいくつか。

フィル・ミケルソンはUSアマチュア選手権の時に、自分は1.2mに2オン、相手は
約6.5mに3オンしていた場面で、コンシードしたことがあるそうです。
結果的にはこの1.2mを決めて無事にこのホールを取ったそうです。
ゲーム後に質問されて、「少し自分にプレッシャー掛けたかったんだ。」と答えたんだそう。

全く逆の理念を持っていたのはサム・スニードだそうです。
「コンシードなんてのは絶対にやっちゃ駄目だよ。」と常に言っていたそうです。


一方、紳士的なコンシードとして有名なのがジャック・ニクラスがイングランドのトニー・ジャクリンにコンシードした1969年のライダーカップでの最終日最終パットです。
(上の写真の場面。)

先にパーで上がった二クラスは、まだ2フィートほど残していたトニー・ジャクリンにパットを打たせずコンシードして、この年のライダーカップを引き分けで終わらせました。
引き分けでも、カップは前回勝っていた米国が持ち帰ることになっていたんですね。

地元開催の英雄、トニー・ジャクリンに敬意を払い、60cmのパットを決めれば引き分け、外せば負け、というパットを打たせなかったのです。


これに憤慨したのはこの時の米国チームのキャプテン、サム・スニードだったそうです。(笑)

ニクラスは大物ですからね。(^^)

9/25/2008

ミツシバ・ゴルフ / ナカシマ・ゴルフ


ミツシバ・ゴルフっていう名前のメーカー、ご存知でしょうか?

ミツシバ・ゴルフ
http://www.mitsushiba.com/home.asp


子供用のクラブも含めて、けっこういろいろ出していますね。
でも、↑このサイト自体が現地の住所・電話番号ぐらいしか出ていなくて、良く判らないメーカーです。



Googleで検索してみますと、→> (Google検索:ミツシバゴルフ)


なんか、日本のメーカのような、そうでも無いような・・・。
日本の地クラブメーカでは無さそうです。


で、住所見てフッと思い出したんですが、この場所私が以前住んでいた場所から歩いていける距離で、線路沿いなんですよ。
すぐ隣ぐらいのところに以前、「GLOMAR」っていう地バット(野球用)のメーカーがあったんですが、今は無くなってしまいました。
地バットって言っても、メジャーリーグで使っているプレイヤーが結構居ました。

(ほど近い場所に、当時は無かったTrinity Bat Companyっていう野球バットメーカーが出来ていますので、つぶれて残党で作ったのかも知れませんね。)


さらに調べてみました。

’07年の年商は$3.7millionですから、約4億円。
ウッド、アイアン、パターの他にも、グローブやら、手引きカートやら、色々作っているようです。

会社の正式名称は、Mitsushiba International Inc.のようです。
Mitsushiba Golfは商売上の通称。

販売を米国だけで展開している?

社名に、Mitsushiba International Inc.と、「International」を入れている場合は大抵、本社といいいますか親会社といいますか、本体は米国国外にある場合が殆どです。

社長が、Richard Tcheng氏。社員は20名。


なるほど、台湾籍の会社が母体のようです。


台湾の方々は日本びいきの人が多くて、お菓子とかあらゆる商品の商品名に日本語を使うのは茶飯事なんですよね。
イメージアップを狙って日本語に聞こえる名前を付けたんだと思われますね。

果たして米国のあちこちで日本のメーカーのように勘違いされているようです。(笑)


しかし年商4億円ってけっこうな売り上げですよね。


NORTHERN ORDER OF MERITっていう、2日競技のミニツアーも主催しているみたいですね。
がんばってるなぁ。



*** *** ***

追記:


ノリさんからいただきましたコメントに関連しまして、
併せて、ナカシマ・ゴルフの紹介もしときます。


ナカシマ・ゴルフ
http://www.nakashimagolf.com/



2004年からなんですが、北カリフォルニアのストックトンにあって、カリフォルニアを中心にじわじわと人気を広げているメーカです。
いわゆる地クラブをアメリカで展開してます。こちらはジョン・ナカシマさんっておっしゃる日本人(日系人?)の方が始めた会社の様です。

私のところの近くのショップでも中古をすごい少量扱っていて、「They are pretty good, and very precise. I am playing with one of those models.(すごく精度がいいよ。俺も使ってるよ。)」って勧められました。

本来は、ドライバーから何からカスタムフィットしてくれるメーカーなので、私がそこで中古アイアンを買うメリットはあんまり無いから興味持ちませんでしたが、コンベンショナルなスタイルのいかつい感じのクラブです。

アメリカ人は割りと大雑把なので、ロフト角・ライ角の誤差が全クラブで
0.5度も無い、って聞いても「??」ってな感じの人も多いんですが、さすがに上級者でこの辺りの精度にこだわる人もすくなからず居るみたいですね。(^^)

段々に人気が出てきているような感じがします。


昔の鍛造アイアンは、下手すると4度もロフトが狂ってたりしたものでひどいもんでしたが、最近の有名メーカーのアイアンは大体+/-1度前後に収まっているようですよ。ですから地クラブにこだわり過ぎなくてもいいように思ってます。(ひどい時には2度も狂ったりしてる場合もあるみたいですけど。)

まぁ私はアメリカ人並みに鈍感かも知れません。(笑)
マグレガーのミュアフィールドを使っていた時は、クラフトショップで全番手ロフト角/ライ角の調整とヘッド重量の測定/調整をしてもらって、使っていました。確かに買ったままだとずいぶん(3度とか)ズレていた記憶があります。


GDOでも取り上げていらっしゃる方がありました。
一応、無断ですがリンクしときます。
(トラックバックを受け付けていらっしゃらないみたいでしたので。)

とらおDesign


今後、ちょっと注目かもしれませんよ、ナカシマのクラブ。(^^)
ジョン中島さん