1/02/2010

ペンデュラム+アームマッスルのミックス・ストロ-ク


前記事 「ピュア-イン-ライン-スクエア (pils) パッティング・ストローク」の
続きです。


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デーブ・ペルツによれば、(前記事の写真のパッティング・アーク練習器具を使った時のような)アークを描くストロークでパター・フェースをわずかにでもオープン/クローズするには、腕(もしくはリスト)のロールを入れる動きが入る、と言うことなのだそうです。

基本的にはペンデュラム・ストロークでありながらわずかに腕の筋肉の力を入れる、いわゆるミックスのストロークと分類されるのが、こうしたストロークなのですね。

ベン・クレンショーやブラッド・ファクソンなどが、このストロークのようです。
ジャスティン・レナードなどは、もっとスクリーン・ドアに近いストロークをしているようです。

シンプル度では、やや劣るものの、決してこうしたストロークが否定されているわけではありません。
デーブ・ペルツは分析の達人であって、理想のストロークの求道者では無いのです。



前記事のリンクのページのひとつにある、このイラストをご覧になって下さい。




ここで動いているような、ショート~ミドル・パットの範囲では、まぁ誤差範囲と言えないこともありません。
この振り幅よりも大きく振ったときには、フェースの開き具合に差が出てきそうですが。



以前、テークバック相関グラフという記事で出しました打つ距離とテークバックの大きさの相関のグラフ上に、「パッティング・バイブル」の中にあった、デーブ・ペルツ本人のデータを赤線で重ねてみました。

図をクリックで拡大します。


ここで、D. P.として引かれている赤い線と比較してみて判ります点が、いくつかあります。


1) デッド・アームにして完全な振り子に近いストロークを実践しているペルツの線はテークバックとパットの距離が比例する1本の直線になっています。
(ただし、9mよりも長い距離をどうコントロールしているのか、テークバックの大きさは如何に?というところはデータが書かれて居りません。)

2) そして、腕の筋肉による力を極力加えないため、同じ距離を打つのにより一層大きなテークバックを必要とします。
(これは、その事自体に優位性が出る、という説明がされています。距離を打ち分けるためのテークバックの大きさを区切って付ける差が付けやすいためです。)

3) 7歩以内の私のデータと、デーブ・ペルツのデータは、非常に近く近似しています。

(D. P. ラインの方が上にあると言うことは、ペルツ先生の方が同じ距離を打つのに少し振り幅が大きいと言うことです。)


デーブ・ペレツは、1歩の歩幅をちょうど91cm (3フィート)にするように歩く
練習もしているそうです。
デジタルパットは実践していなくても、テークバックとパットの距離の相関関係など、やはりさすがは物理研究者、細かくデータを取っているんですよね。

ペレツ先生は、チップ・ショットなどのショートゲームの本も出していますが、チップ・ショットのストロークとパッティングのピュア-イン-ライン-スクエア(pils)のストロークは、全くの別物だ、と述べています。


一方私は、チップ・ショットもパッティングも、極端に言うとドライバーのストロークさえ、ほぼ同じものと捉えていました。
超スロー動画を撮ったときに、私の場合はテークバックにかかる時間が、トップからインパクトまでのストロークにかかる時間の3倍ぐらい、つまり(テークバック):(ストローク)のスピード比ではほぼ(1:3)という事実を知りましたが、これは、そのひとつの裏付けとなる証拠だろうと思います。ドライバーのスイングでも同じような比率です。

また、パターを持って腕をリラックスさせ左右にブラブラと自然に任せて振りますと(というかむしろ揺らすといいますか)、大きく振った部分で自然とパターフェースが少し開き/閉じします。
そしてその量はほとんど一定です。

そう言った意味では、自分自身の自然な動きを優先し、今のところもうしばらくはこのまま改造せずにベン・クレンショー派の、ミックスのストロークで行ってみようと思いました。



ちなみに余談ですが、真っ直ぐに打ち出すストロークの正確性は、パットの結果に17%しか影響しないが、ボールをヒットするときのパターフェースの角度の正確性は、83%も影響してしまうため、ショートパットでは特に、
パターフェースの角度をきちんと打ち出し線に直角に合わせることの方が、真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すことよりもずっと重要である、ということも書かれています。

もうひとつ、距離のコントロール(ボール打ち出しのスピードのコントロール)を身につけることは、パッティングを想定ラインに乗せる以前の重要事項である、ということも明確に書かれていまして、デジタルパット(決め打ち)でノリさんや我々が感じていることが、ズバリと書かれていました。(^^)


1/01/2010

ピュア-イン-ライン-スクエア (pils) パッティング・ストローク


あけましておめでとうございます。

みなさん、本年もよろしくお願いします。
(と、書いている今こちらはまだ大晦日なんですが。(^^;)

私は元旦に初打ちを予定しております。
このコースです。 ・・・ので、また返り討ちに遭っちゃう可能性大?!



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ということで、本題のパッティング記事です。


昨年末、デジタルパット(決め打ち)のエッセンスをいろいろと教えていただいているノリさんのこの記事の3枚目の写真に注目しました。


ノリさん、写真お借りしました。(そのままノリさんのページからフィードしてます。)

65cmもテークバックしても、パター・フェースはほとんど開いていません。

これこそが、私の敬愛するデーブ・ペルツの提唱する、ピュア-イン-ライン-スクエア (pils) のパッティング・ストロークなのです。


デーブ・ペルツは、著書のひとつ「パッティング・バイブル」の中で、最も効果的で、成功率が高く、プレッシャーのかかる場面にも強いパッティングというのは、最もメカニズムがシンプルなパッティングであると、説明しています。

それは他ならぬ、ペンデュラム(振り子式)ストロークであって、デッド・アームと呼ばれる腕に全く力の入らないスタイル、しかもフェースアングルを変えずに、頭上から見ると1本の直線状を動くストロークなのです。

ペルツによれば、ジョージ・アーチャーやローレン・ロバーツのパッティングが最もシンプルで理想的なスタイルで、おそらくパットの一番の名手であるタイガーでもツアープロの中では真ん中以下の複雑なメカニズムであり、アーノルド・パーマーに至ってはプロの中でも最悪 最も複雑の部類、
ベン・ホーガンに至ってはさらにひどい もっと複雑なメカニズム、という見解だそうです。

これはあくまでも、パッティング・メカニズムのシンプルさのみを10段階で評価した上でのお話で、グリーンの読みやパッティングの上手い下手を表現した評価ではありませんので、単なる参考程度にとどめてください、と書いてありました。


パター・フェースを開いたり閉じたりせず、ストローク自体も真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す、なんて言うことが、いったい可能なのでしょうか?そして、動きはシンプルなのでしょうか?

インターネット上に公開されているものへのリンクを含めた紹介はともかく、本の挿絵のコピーを取って内容の和訳まで付けたりは著作権上の問題もありますので出来ませんが、できるだけ分かりやすいように取り上げてみます。


Ruthless Golf.comのHPの中に、イラストがありました。


上のイラストのようにストロークするのが、ピュア-イン-ライン-スクエア
(pils)のペンデュラム・ストロークです。
(ちなみに下のイラストのようなストロークをスクリーン・ドア・ストロークと呼んでいます。)


グリップの位置を両肩のラインの真下に来るように構え、ボールのエイミング・ラインの真上に目の位置が来るようにします。
ボールの位置は、打ち出すライン上であれば、必ずしも左目の真下である必要は無いとされています。(ボール位置によって、パターの適性ロフトを調節(選択)するだけです。)


こちらに、ピュア-イン-ライン-スクエア(pils)のストロークを詳しく説明したサイトがあります。


画像をクリック ↑

動画も含めて、ジックリとご覧下さい。


デーブ・ペルツは、グリーン上でのボールの挙動を測定するために、
“Perfy”と名付けたピュア-イン-ライン-スクエアのストロークを完璧にこなすパッティング・ロボットを用いるのですが、このサイトのトレーニング器具ほど厳重にセットアップされてしまうとPerfyさながらのpilsストロークが出来ますね。(笑)


このpils形式のストロークが理論的に可能だと言うことは理解出来ました。
真上から見るとストレートのライン上ですが、高さ方向には弧を描くわけですね。

また、このpilsストロークには、フェースバランスのパターが最適です。
ペルツも、パターヘッドのバルキーな、重心深度の深いパターを推奨しています。
理に適ってますね。



ところが。

(あくまでも私の場合ですが、) ピュア-イン-ライン-スクエア(pils)のストロークをしてみようと、いくら工夫しても上手く行きません。

両手の親指の爪を正面に向け続けるようにして左右に振ってみますが、どうしてもテークバックでパター・フェースをクローズ気味に、フォロースルーでパター・フェースをオープン気味にしている感覚が出てきてしまうのです・・・。

これはもう一工夫必要か?



ところで、こう言った疑問も出てきます。

例えば、この練習器具なんかどうなっちゃうの?





例えば、ブッチ・ハーモンのこれとかも?




(画像をクリックするとそれぞれの元サイトに飛びます。)


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次の記事へ続く。

12/30/2009

ランチョ・パーク (ゴルフコース)


この休みに、前から一度行きたいと思っていたランチョ・パークに行って来ました。

ロサンゼルスのムニシパル・コースのひとつですが、長らくロサンゼルス・オープンが開催されていたコースで、とても歴史ある由緒正しい、レイアウトも素晴らしいコースと聞いていまして、実は以前から一度プレーしてみたいとは思っていました。

位置的にサンタモニカに近い方にあって、オレンジカウンティーに居る私のところからはちょっと距離があるのと、LAで一番混んでいるコースという評判もあって、土・日に行くとラウンド 6時間は覚悟だよ、という噂がありまして、なんとなく足が遠のいて居たんですよね。(^^;

LAのムニシパルコースの予約カードを持っている友人が、なんとかティー・タイムを予約してくれて、一緒に行って来ました。ふたりとも初めてのラウンドです。


Rancho Park Golf Course
http://golf.lacity.org/cdp_rancho.htm


William P. Bell & William H. Johnson両氏の設計で、1947年の設立です。
最初はプライベートのカントリー・クラブだったようですね。
69年に一度大きく改修されているそうです。

このランチョ・パークで、長い歴史のあるロサンゼルス・オープンが68年を除く56年~72年まで開催されました。
ロサンゼルス・オープンは、現在主にリビエラ・カントリーで開催されているノーザン・トラスト・オープンです。
今年、遼くんが出場した米国初のトーナメントとして、ちょっと話題になりましたね。
そのリビエラが、PGAチャンピオンシップを開催するために使えなかった
83年にも、ランチョ・パークはロサンゼルス・オープンの舞台になりました。


この立地で?と思うくらい、なかなかにアップダウンがあって、アンジュレーションがあります。
LAのオールドコースなのですが、フェアウエーはキクユ芝ではなくて、粘いバミューダ芝。
グリーンはポアナではなくてベントグリーンです。

今ではプロトーナメント向けとしては距離が短目ですので今後PGAのトーナメントが戻るかどうかは分かりませんが、最初からチャンピオン・コースとして設計されただけあって、確かに飽きの来ないデザインの、チャレンジングなコースだと思いました。
シニアツアーや、LPGAのトーナメントは、今後も開催されることがあるかも知れません。


こんなに混んでいるムニシパルのコースで?ってびっくりするくらい、グリーンは状態良く整備されていました。
もう少しみんなピッチマークをちゃんと直せるといいのにね。

私もそうでしたが、どれも小さめのグリーンを遠距離からヒットするのが難しいから、っていうのもあるのでしょうか?(笑)
とてもスムーズなグリーンでしたね。(難しかったですけど。)


ちょうどつい最近、ビリー・キャスパーがランチョ・パークについて語ったインタビュー記事がランチョLAゴルフクラブのHPに載っています。

http://rancho.lagolfclubs.com/clubs/news.cfm?tab=2&clubid=29&messid=368
(4つ目の、写真入りの記事。)


ちなみにビリー・キャスパーは、ランチョ改修のため例外的にブルックサイドで行われた68年にロサンゼルス・オープンに勝っていますね。
で、その後70年にランチョ・パークでも勝利を収めています。


グリーンはどれも小さいのですが、よく切れるむずかしいグリーンでした。
グリーンにあるマウンドと実際の(ホール全体の)傾斜が組み合わさっていて、坂を登って転がっていくかのように錯覚するラインも多々あって、読むのがものすごく難しかった、・・・というか何度も通わないと無理!って思いました。(笑)

グリーン周りの芝もラフになっちゃうともう粘っこくて、同伴者の人たちもみんな苦労してました。



ではいつものようにいくつかのホールの写真をご紹介します。
黒のバックティーからの風景です。(^^)


余談ですが、1番ホールのティーショットでは恥ずかしながら3年ぶりぐらいのチョロを打ってしまいました。(^^;
なんか、やっとラウンド出来るなーっていう期待感で高ぶっていたのか、朝どうしても用事があって時間ギリギリに駆けつけて練習グリーンも行けずにいきなり打ったからか(・・でもね、いつも早朝夜明けにティーオフするときはレンジで練習したりしませんしね。)、なんだか分かりませんが、
・・・まるで言い訳出来ません。(^^;

バックティーにテーアップしといて前の組を待つ間余裕たっぷりに談笑なんぞしていて、いきなりそれは失礼だろ?って感じですけど、起きちゃったことは仕方ありません。(笑)

一緒に行った友人は大笑いしてましたね。
私もついでに大笑いしておきました。 この辺りが、彼とのラウンドで助かるところです。


最初の写真は、2番ホール441yのパー4です。

画像をクリックで拡大します。


とても長いんですけど、写真にありますとおりグリーンに向かって段々狭まってくるような感じのレイアウトです。
441yの長さにしては小さなグリーンでしたねー。
しかもホール全体が緩やかに登ってます。長いです。

ここでのティーショットは、友人に「おい、ちゃんといいの打てよ。」って言われつつ(笑)、まぁまぁの当たりでフェアウエーセンターやや左、残り約200ヤード。
で、そこから上手く打てばグリーンまでギリギリに届くかどうかぐらいで打ったんですが、あろうことかまたひどいチョロ。
10yしか進みませんでした。(^^;
深呼吸して気を取り直しての残り190y、今度は綺麗に打ててグリーン手前1yのところに持ってきました。

パーを狙って入れに行ったアプローチはカップの縁をかすめて3歩(約2m)オーバー。
1番で、柔らかいグリーンかなって感じたんですが、思ったより転がります。
返しだったのと、同伴者のパットが参考になって、これを沈めてなんとか
ボギーで済みました。



続いては3番のパー3、191yです。

画像をクリックで拡大します。


レギュラー・ティーのところに写っている方は、この日同伴していただいたアールさんで、御ん歳85歳の裁判官さんです。
毎週プレーなさっているそうなので、メリーさんもご存知の方かも知れません。
私も85歳になってもかくしゃくとしてゴルフしたいものだなー、って願ってます。

ビリー・キャスパーも言ってますが、ここのパー3はどれも美しいですね。
距離もあって難しいですけど、嫌らしい手前のハザードは無くって、パー取るのは難しいけどボギー取るのは易しい、そんな感じのデザインです。

木々の大きさのせいか、ピンが遥か彼方に見えますね。(笑)
ここはグリーンの右に少し外しましたが、寄せがうまく行って2歩(約1m半)に付け、本日最初のパーをゲットしました。(^^)
(次の4番では、バンカーで目玉になってしまい痛い目に遭ってしまいましたが。(笑))



次の写真は7番ホール、357y打ち下ろしのパー4です。短めのホールですね。
5番ホールの打ち上げて登って行くのに398yもあるパー4とは対照的です。

画像をクリックで拡大します。


ここも、ググーっとグリーンに向かって狭まっているようなデザインですね。
こういった短めのホールでは得てして2打目とかグリーン周りにトラップが仕掛けられているものですよね。

グリーンは、写真では見えていないところにあります。
230-240y先の、フェアウエーが切れて居るところからがくーんと下がって、向こう側に写っている木とカート道の手前側の落ち窪んだところにグリーンがあるのです。

私の2打目は、約65yぐらい。
左足下がりの斜面からのショットになりました。
54度のウエッジがうまいこと打てましてカップの右手前6歩(約4m)に付けたのですが、このパットは思ったより曲がりが小さくて、カップの右縁をかすめて20cmぐらいのところに止まりました。



9番のホールのパー4のティーイング・グラウンドは、レギュラーティーから大きく左に離れた位置にあります。390y、このティーから見ますと、大きく左ドッグレッグしている感じになりますね。

画像をクリックで拡大します。


ティーショットは赤く紅葉している小さな木の左側ぐらいを狙って打っていきます。
左側にはドライビング・レンジがあるのかな。
いかにも左はヤバそうですね。

この辺、10番ホールまではドライバーがなんとか言うことを聞いてくれていたのですが、11-17番までは右に左にブレまくりまして、リカバリー・ショットの連続でした。(^^;
残り約150yの2打目は、斜面でしたので大きめの5番アイアンを持って軽めに振ったのですが、ちょっと厚めに入って右手前にショート。
グリーンは砲台気味に持ち上げてあるところが多くて、アプローチは難しいのです。

上手く打てたのですけど、寄り切らなくて4歩(約3m)を残しました。
が、・・同伴者の一人が私のすぐ2mぐらい後ろにオンしてくれまして、私の読みとはぜんぜん違うラインを完全に見せてくれました。(^^;
とてもラッキーなパーです。



前半終わって感じたことは、ここはOBの恐怖もあまりないけれど、距離もしっかりあるし傾斜も利いていて飽きの来ないなかなかに難しい (けど1打余計に打てばグリーン・オンはかえって易しい) という、ゴルファーを上達させるようなゴルフ場だなぁ、と思いました。
あと、ラウンド前にはちゃんと1時間以上早く来てレンジでウォームアップしてからプレーしなさいよ、Zくん。と思いました。 (反省。)



後半の写真は12番ホール、209yの打ち下ろしのパー3をピックアップ。

画像をクリックで拡大します。


写っているのは、またしてもアールさんです。
前の組の方々がグリーンを空けて打たせてくれたのですが、たまたま日本人の方たちでしたね。
ラウンドの途中で会話を小耳に挟んで判ったんですが。

このパー3の景色の見せ方なんか、見事ですよね。
ホントにいい感じ。

手前の花道が広いですから、気楽に打てます。
グリーン手前側15歩(約10m半)にオンしましたが、日本みたいに拍手とかしてくれませんね。
あの習慣は悪くないなぁ、と思うので、私は後ろの組に打たせた時にオンすると、日本式に拍手するようにしてます。(笑)
なめた態度で馬鹿にされてると思われないように、けっこうしっかり一所懸命拍手します。(^^;
(米国では、後ろの組に打たせること自体が稀ですけれどね。)



今日は(も?)長くなっちゃってますが、
最終18番の478y、パー5は是非ともご紹介しておかなくては。

バックティーのさらに後ろに、こんなプレークがあります。
アールさんが「あれを見に行け。」って教えてくださったんですよ。

画像をクリックで拡大します。


「その年ゴルファー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたアーノルド・パーマーが、第35回ロサンゼルス・オープンにおいて(っていうことは61年かな?)、このホールで12打を叩いたことを記念してこのモニュメントをたてました。」って書かれています。
短いパー5ですからね。プロは昔であっても当然みんな2オン狙いです。


ティーからの写真はこんな感じです。

画像をクリックで拡大します。


前方のティーでティアップしているのは、もうひとかたご一緒した、たまたまサンフランシスコから訪問中だったというレイモンドさんです。

軽ーいドローで打って行きたいテーショットになりますね。


で、私の2打目地点はこんな感じになります。

画像をクリックで拡大します。


残りは、大体225yぐらいでしょうか。
グリーンに向かって狭まっていて、打ち下ろし、グリーンは小さいです。


パーマーの2打目はもっと短かったはずですね。
そこから右のドライビング・レンジに2発、左のパトリシア通り(一般道)に
2発、OBを打っちゃった、とプレークに書いてありました。
当時はフェンスも無かったか、もうちょっと低かったんじゃないでしょうか。
パーム・ツリーも。
豪快なパーマーらしいお話です。

ちなみにパーマーは、ランチョ・パークで開催されたロサンゼルス・オープンに3回も勝っています。
それだけに、このお話には価値があると思うのですが、プレークに落書きしてあるように(笑)、スペルを直すと同時に、パーマーの3回の優勝の年も書いておいて欲しいと思います。


私の2打目は、真芯を喰わなくって前方に写っているカートよりももう少し先の、グリーンの手前に行きました。
レイアウト的には、右のバンカーには入れたくない感じですよね。
でもこの日はカップの位置は一番右の方の手前。
2オン出来たとしても、長いパットになりますね。

なんとか寄せて、ひとつくらいバーディーを獲りたかったのですが、カップがバンカーの間際に切ってありましたし難しいです。
5歩(3m半)に寄せ、バーディー・パットを入れようと頑張りましたが、思ったより切れて谷側に外し、この日はひとつもバーディー奪取なりませんでした。