11/02/2011

ザ・クロッシング at カールスバッド


このコースは、キャロウエイの本拠地があるカールスバッドにあります。

今までご紹介しました中ですと、ラ・コスタのすぐ隣ですね。レゴランドの入り口のほど近くです。


パブリックのコースですのでいつでも予約は取れるのですが、距離がやや遠いのと値段がなかなかに高目ですので、今までラウンドしたことがありませんでした。

例によってフラッシュ・マーケティング式のディスカウント・クーポンを2月ほど前に購入しまして、友人と日にちを合わせて4時半起きして行ってきました。


The Crossing at Carlsbad 
http://www.thecrossingsatcarlsbad.com/



印象としては、とてもお金をかけて造られていて綺麗なコースでした。

設計はGreg Nash デザインだそうです。


けっこうなアップダウンのある丘陵地にコースが配置されていまして、ホール間のインターバルは異常に長い所がありましたですね。

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こちらは3番ホールのティーから振り向いて撮った写真ですが、向こうに見えるカート用の長い鉄橋を渡った向こう側に2番ホールがあります。

一番長かったのは12番ホールで、11番ホールの後この写真の物とは別なもっとずっと長い立派な鉄橋を渡って12番ホールのグリーン脇を抜け、延々と12番ホール分の長さを走ってティーに辿り着きます。
この12番ホールをプレーした後は同じ鉄橋を渡って戻って13番ホールへ向います。

つまり12番だけ離れて設えられていたんですね。


他にも、かなり無理矢理なレイアウトで造られた感じのインターバルがあります。
立地の関係でしょうね。

画像をクリックでコースのサイトにリンクしています。


プロショップでは、「歩いてもプレーできますよ。」って言われたのですが、いやいやいや、これは歩いたら他の組に迷惑でしょう。

15番から16番、16番から17番への傾斜なんかすごいですから。


コースとしては、滑らかで綺麗な割合に高速ではなくやや速めぐらいのスピードのアンジュレーションの大きなグリーンで、渓谷越えがいくつかあったり、フェアウエーがうねっているホールがいくつかあったりする感じで、スロープレートから見ても易しくはありませんが難コースではない、といった感じでした。

バックの青ティーからでも6,467yで、コースレート/スロープは 71.0/129でしたので、当日居合わせてご一緒したチャーリーさんと私は青ティーから、友人たちは白ティーからラウンドしました。


1番ティーの横にはモニュメントとしての銅像なんかも置いてありました。

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スタート直前の写真。 まだちょっと空が暗いですね。

クラブハウスも豪華な造りですよね。 コースのあちらこちらで「お金をかけて造ってあるなぁ。」と感じました。



それではいつものようにコースの写真も何枚かご紹介しようと思います。

先ずはその1番ホール。416yのパー4です。 ティーショットは谷越えの打ちおろし。


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写真に写っているのがチャーリーです。 ハンディキャップは5だそうで、飛距離も出ますし上手いプレーヤーでした。

私のティーショットは朝一番、ややすっぽぬけ気味に右へ出まして距離足らず、しかも右のラフに嵌ってしまい2打目はレイアップせざるを得ず。
そのレイアップも右にすっぽ抜けまして、3打目も難しい位置からグリーンを捉えず4オン、ダブルボギーのスタートでした。


続く2番3番ホールもグリーンオンせずアプローチもグリーンに乗らない、って感じで3ホール連続で4オンという苦しい立ち上がり。 このところの調子を落としている部分を改善しようとしているのですが、朝早くて運転が長いこともあってなかなかうまく行きませんでした。

ラフの芝もかなり粘い種類です。



こちらは5番ホールのパー5、567yです。 このコースのパー5はどれもやや長目ですね。

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2打目地点から見たフェアウエーのうねりを見て下さい。

写真ですとちょっと小さく感じてしまうくらいで、かなりの傾斜になります。
こういう感じは、個人的にはかなり好きです。

このホールはかろうじて3打でグリーンを捉えたのですが、ピンがものすごく奥に切ってあるのにものすごく手前に乗ってしまい、39歩(約27m半)のそれも登って下って登って下るフックラインで、これは3パットのボギーでも仕方ないだろう、なパットでしたが、これがなんと危うく入りかけるナイスパットでパー・セーブできました。

この日はショートパットをいくつか外しはしましたが、距離感はとても良かったです。



続く6番ホールは430yの長いパー4で、私にとってはボギーでもOKだな、というホールでした。

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私のユーティリティーの2番で打った2打目はわずかに右のバンカーを越えることができず、捕まってしまいました。

入れてはいけないグリーンまで距離のあるバンカーですが、幸いにアゴが低かったので普通に40y打つ感じで打って行きました。

ここは2パットでボギーですね。

グリーンへ登っているチャーリーの身長を鑑みていただければ、グリーンの手前のところの傾斜の大きさも想像していただけるかと思います。



さて、後半に入りまして、スタート前にティーショットは刻んでくださいと注意があった10番ホールです。

わずかに319yのパー4ですが、グリーン手前のフェアウエーがものすごく絞ってあって狭いんです。
幅が5ヤードもないんじゃないかなぁ。

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コース図ではそんな部分があるように見えませんけれども、写真を拡大してみていただくと見えますよね。

従いまして、その手前のフェアウエーが広くなっているところへ180y程度打って行きます。

安全に刻むべきところでなぜかフックを打ってしまう悲しさよ。(笑)
この辺が、好調時にはコントロール出来ていたと思うのですが現在苦しんでいる部分です。

1ペナでドロップして左の急斜面からとてもグリーンへ打てる状況ではなく、4打でやっと乗せてしかも3パットをかましましてトリプルボギーに。(x_x)



こちらの12番ホールもやや長めの421y、パー4です。

グリーンの左手前に、グラス・バンカーっていうんですかね? すごいエリアがあります。

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で、そのエリアが見えているのに、わざわざ2打目がフックしまして写真の位置にやって来ました。
この写真に写っているのは私です。

54度のフェースを開いて、ズバーンと打ってみたらこれがまぐれでカップまで2歩に寄りまして、とてもラッキーなパーが拾えました。

trimetalさんに教わりました、CT-30のお陰です。(^^)



さて、最後にご紹介いたしますのは15番ホール、520yのパー5です。

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コース図からも判りますが、ティーインググラウンドが曲ってセットされていましてね、左の渓谷&打ブッシュ&バンカー群越えの距離の正確なショットが要求されます。

現在の私はドライバーの飛距離が210-230yぐらいに落ちていますので、フェアウエー右のバンカーのやや左ぐらい狙いでティーから見えている範囲、あまりブッシュ越えの冒険をしないでティーショットをしました。


ここのパー5の中では一番短いパー5のホールですが、コース図にもありますようにグリーン手前に川が横切っていまして、2打目はレイアップするか、もしくは飛ぶ人はキャリーで飛ばして越えていかなければなりません。

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私は、6番アイアンで川の手前にレイアップしました。

3打目はいい感じに打ちまして6歩(約4m)に付けたですが、このパットは惜しくも左からリップアウトして入らず、パーでした。


この日はパー3がやたらに悪く、パー5はどれも非常に良い感じでプレーできました。

やはり飛距離が落ちていますと、とたんに長いパー4が苦しくなりますね。

その点パー5は2オン目指した色気も出せませんし、丁寧にプレーできるので結果がよくなるような気がします。(といってもパーが獲れてるだけですけどね。)


ちょっと崩しまくったホールがいくつかありましたが、それなりにプレーする糸口が見えてきたような気がします。



10/28/2011

不調克服の取り組み(四十肩?)


このところ非常にゴルフの不調が続いています。

8月に家族が1ヶ月不在でゴルフばっかりしていてとても好調だったのですが(←ある意味当たり前?)、9月に入って日本へ出張もありまたたまたま寝違えをやってしまって右側の首から肩にかけて痛みが出たために首も回せずしばらく素振りも中止、その辺りから俄然調子がおかしくなりました。

ブログのラウンド記には3ラウンド分しか出ていませんが、早朝のバック9を含めますとさらに9H x 5とかのラウンドで45前後を叩いて苦戦しております。


首と肩の強い痛みは寝違えから1週間ほどで引きまして、それ以降はやや張っている感じがあって角度によっては軽い痛みがある程度でゴルフをするには支障がないのですが、ショットが左右にブレ、チップショットは距離感も出にくいしミスが大幅に増え、ショートパットも雑になる、といった症状を自覚しました。


で、考えてみたんですが、寝違えにしては随分長引いてないか?と。

これはもしかすると、ある種の四十肩(最近五十肩とも言うらしいですね。)の類なのではないか?
角度によって少し痛みがありますしね。 右肩を大きくグルグルと回してみますと、ゴキゴキ音がします。


ちなみに角度によって鈍い痛みがでるのは僧帽筋のある辺りから首にかけて。
回すとゴキゴキ言うのは肩峰の辺りです。


wikipediaとか見ますと、鈍痛が段々悪化して激痛が来たりするらしいですね・・・。


・・・うーん。



まぁそうと決まれば、以前お友達のcharさんのブログで読ませていただいていた四十肩とお付き合いしつつ対処したスイングでプレーするのが良いんじゃなかろうか。と思いまして。
「そうと決まれば」って別に診断受けたわけじゃありませんで、自分で決めつけてみたわけですけども。(^^;

さっそくスイングのマイナーチェンジにとりかかりました。
まぁ、自分以外には気が付かないであろうビデオじゃ判んない程度のマイナーチェンジです。





具体的には、トップからインパクトにかけて首を右肩を一緒に動くように回していきます。
まぁ、元々右肩と一緒にルックアップしていく打ち方だったんですが、さらに同調する感じですかね。

久しぶりに練習場に行ってドライバーを40球ほど打ってみましたが、がくっと落ちていた飛距離もだいぶ戻せそうです。
時々タイミングがズレて引っ掛けフックの酷いのが出ましたが、それほど頻発はしませんので慣れてくれば出にくくなってくれるでしょう。

リズムを一定にするように気を付ければ発生頻度はぐっと抑えられるだろうと踏んでます。


あとはテークバックで無理をしない感じですかね。

charさんは痛みが強かった頃にほぼハーフスイングでラウンドしていらっしゃいましたが、今のところ私のはそこまで痛くありませんので、ほぼフルスイングで振れます。


結局、痛みに対する防御反応と、首から肩の部分が硬くなって張っているために首の位置が一定せずとりあえず手だけ振ってしまうために方向も安定せず、距離が落ちているのを無意識にカバーしようとして余計に突っ込んで振ってしまうのが元凶だっと思われました。


こんど練習場に行った際には、チップショットのアプローチでボールを掴むときのクラブヘッドのボールへの入り方を少しでも一定できるように意識して、リズムを自分特有の歩行のリズムに合わせて打つ練習をやってみます。


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ところで、上の写真の練習場で真ん中の100yのサインに向かってPWを打ち、右側の150yのサインに向かって6番アイアンを打ったところで、ふと今この光景を見ながらお友達のスノーマンさんのこの記事を思い浮かべました。

「ちょっと待てよ? あの2つのサインの間を打つのにクラブ5本かよ?!・・・多すぎんだろ?」

って思ってしまいました。(^^;

しかも、「ここからあの100yまででクラブが2本だもんなぁ。」って。


でもまぁ、いまさら9番7番を抜いてみたところで大した意味ありませんので、入れときますが。(笑)



10/24/2011

R&Aによるルール変更 (アドレスの後にボールが動く)


今年の5月チューリッヒ・クラシックの最終日の15番、(写真の場面ですが)ウエブ・シンプソンが喰らったペナルティーをご記憶でしょうか?



優勝争いをしていて、1打差でトップのシンプソンはこの15番ホールのグリーンでアドレス後にボールが動いたと申告して1打のペナルティーを受け、プレーオフの末にバッバ・ワトソンに敗れました。

もしこの時に1打差を保ったままシンプソンが優勝していたとしたら、現在ワールドランキングNo.1のルーク・ドナルドを上回ってシンプソンが今年の賞金王を獲得していた。というサイド・ストーリーも記事には書かれています。


これは、ルールの中でも特に馬鹿げているルールとして知られて来て長年経っているルールのひとつでして、今回の改正はみな歓迎ではないでしょうか。


アドレス後に、風など明らかに自分の動きの影響では無い理由でボールが動いた場合はペナルティーは取らなくて良い、ということになりました。


今までにも、このルールが適用された例は数多く知られていますが、昨今のTVを観ていた一般人からの連絡で失格になったり、いろいろと昔とは違った事情が出てくる中でルールが少しづつ見直されていくことは良い流れですよね。



USGAからも同様のアナウンスがなされたという記事も出ています。

USGA and R&A change rules for wind moving ball




記事には、他にも変更されたルールが書かれていまして、

* 13-2のライの改善のルールに抵触しない限り、純粋にコースを綺麗に保つ目的であればショットを打つ前であってもいつでもバンカーの砂を均しても良い。

* プレーヤーが自分のスタート時間後5分以内にプレーできる状態でスタート地点に到着したときは、競技失格とはせずに、マッチプレーでは最初のホールの負け、ストロークプレーでは最初のホールで2打とすることができる。

ということになったようです。

(個人的には、後者の方は別に失格のままでもいいんじゃないかと思ったりしますが。)



また、アドレスの定義も変わったようですね。

上記の風で動いたボールの処置に絡んできますけれども。

新しい定義では、クラブソールをボールの前なり後ろなりにセットした時点でアドレスに入った、とするそうです。
(以前は、スタンスまで取ったところでアドレス、でしたが。)


記事には、grounding (地面に付けた) という表現が使われていますが、ソールを浮かしていればまだアドレスではないってことなんでしょうか?(←未確認)

ハザード内ではソール出来ませんから、スタンスを取った時点でアドレスのようですね。



※ 上記変更は、JGAのルール・ページにもすでに反映されている模様です。



肝心な点が抜けていました。(^^;

kobaさんがコメントで問いかけてくださったとおり、このルール改正は2012年の1月から適用されるそうです。


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追記 (6・20・2016): 

2016年 オークモントでの US OPEN でダスティン・ジョンソンが受け入れたペナルティーに関しての私の感想は、こちらです。 ↓

http://yspz.blogspot.com/2016/06/blog-post.html