11/14/2011

ジョン・デイリー、ボール手持ち切れでWD


このニュース、日本でも話題になっていますでしょうかね?


画像をクリックで記事にリンクしてます。


まぁ、ことの経緯を記事からかいつまみますと、先週末行われたオーストラリアン・オープンの大会中の木曜日の初日のプレー中、11番ホールでデイリーが勝手に棄権して帰っちゃったんですね。


そもそもは、10番でバンカーに入れそこで誤球のプレーをしてしまったことに始まります。
打ったのがこともあろうにレンジ・ボールだったという珍事が発端です。

誤球の2打罰に加えて3パット。 ここですでに半分切れてたわけですね。


怒り心頭のデイリー、次の11番ホールのセカンド・ショットで池に2発入れてしまったところで、気持ちが切れて訳わかんなくなったっぽいです。

結局、打ち直して、打ち直して、打ち直して、打ち直して、打ち直して、7発池に打ち込んだところで手持ちのボールが無くなり、

プレイング・パートナーだったハンター・メイヘンとクレイグ・パリーと握手、スコアカードにサインして競技委員に渡し、さっさとホテルに帰った、ということらしいです。


ゴルフ・オーストラリアのトーナメント理事でいらっしゃるトレバー・ハーデンさんはこのデイリーの行為に怒り心頭。

今後、オーストラリアン・オープンには2度とデイリーを参加させない他、2週間後に行われる予定でデイリーも出場予定だったオーストラリアンPGAへの招待も取り消し、出場させないことにした、というようなことが記事には書かれています。



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で、私思うのですが、

『途中で投げ出すなど言語道断。けしからん。』とか捲し立てられましても、ボール無いのにどうすんのかい?と。

通常、プロは3個~6個程度のボールをバッグに入れてプレーしていると聞きます。

むしろ、7個も入っていたデイリーは多い方なんじゃないかと思ったり。(笑)


プロの場合は(JGAのアマチュアとは異なり)現在はワンボール条項の下にトーナメントをプレーしている訳なんですよね。

同伴のプレイヤーがたまたま同じメーカーの同じ銘柄のボールを使用していれば(例えばタイトリストのPro V1とか)、ボールを借りることができて、それでホールアウトしておいて、次のホールまでには間に合うようにスタッフに補充のボールを持ってきてもらうとかは出来るかもなぁと思うんですが、

じゃなけりゃ、まぁプレーを辞めるしか無いんじゃないのかなぁと思ったりします。



そういえばルールブック & 裁定集には、「ボールが全部なくなったとき。」っていう判例は書かれていなかったと思います。

ボールは借りられるか?っていう裁定例は書かれていましたけれども。



件のトレバー・ハーデンさんは、『If you run out of golf balls, and you are acting in a professional manner, you will call a rules official and we will get the type of ball he is playing with and replenish his stock,

(ボールがなくなったとしても、仮にもプロらしく振る舞うならばルール・オフィシャルを呼んで彼がプレーしているのと同じタイプのボールを補充できるし、(我々にはその用意が出来ている。))』とかおっしゃっていますけどね。


現実問題、

そこで実際には一体何分待つことになるのだろうか?と。

そして、全プレイヤーの使用ボールを把握して全種類を用意しているのだろうか?と。

私には、いささか疑問に感じます。



そしてその問題の11番ホールですが、右側がずーっと池になっている528yのパー5で、男子プロなら2オンを狙って打ちますからその意味では確かに2オンするには易しくないホールですね。

画像をクリックでコースのサイトにリンクしてます。


同伴のクレイグ・パリーによりますと、『デイリーは、ちゃんと届くクラブを使っていたと思うけど、彼が思ってたより向かい風が強かったんだよね。2つ池ぽちゃして切れちゃった感じだったかな。』ってことでした。



数々のコース上での悪行の実績があるデイリーの肩を持つ気持ちはさらさらありませんが、

それにしても、オーストラリアン・オープンたる大会の10番ホールのバンカーに、レンジボールが入っているとはいかにも雑なオーストラリア、という感がしてなりませんですね。


さらにデイリーを逆撫でした要因としては、08年までは罰打を問われなかったバンカー内での誤球がルール改正により09年からは2打罰になっていた、ということもあろうかと勝手に想像いたします。
(勝手な想像で恐縮ですが、デイリーはあまりルールを細かくチェックして注意しているタイプには思えませんので。)



まぁ、ジョン・デイリーについては「いつもの平常運転」、という感じが致しますが、

ルール的な興味から、記事に取り上げてみました。


11/13/2011

エンジェルズ・チャリティー・トーナメント


いやー実のところ娘から風邪をもらっちゃいまして、仕事と家のこと以外出来ずに居ました。(^^;

実に参りました。

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以前から、ちょっと緊張気味なくらい楽しみにしていたエンジェルズ主催のチャリティー・トーナメントに行って来ました。(風邪で倒れる直前です。)

まぁこの日までになんとかゴルフの調子を戻したいとか思っていたのですが、蓋を開けてみればスクランブル形式でした。(笑)


開催されたのは、ペリカン・ヒル(カントリークラブ・ノースコース)です。


以前は、エンジェルズOBのダグ・デシンセイがデベロッパーのストロベリー・フィールドGCとか、モナーク・ビーチGLとかで開催されていたようですが、昨年に続きペリカン・ヒルでの開催になった模様です。


Pelican Hill Resort & Country Club
http://www.pelicanhill.com/


Tom Fazio氏の素晴らしいコースです。


私はつい1ヶ月半前にノース・コースをラウンドしていますので、ラフとかの状態はほぼ頭にありました。
ただ、この日は白ティーからでスクランブル・フォーマットですから、全然違ったゴルフになりますね。



毎朝、通勤時間ぐらいにやっていていつも聴いているロジャー・ロッジのスポーツ・ロッジがスタジオを飛び出し、出張でトーナメントのサポートをしに来ていました。

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ブース内では、ロジャーとエンジェルズOBのティム・サーモンが生放送中で喋っています。
「おー、キング・フィッシュだー。」とか思っちゃいますねぇ。(^^)



なにはともあれ、スタート前のウォームアップに勤しむことに。

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何気に振り返りますと、すぐ後ろで打っているのはあのジャック・ハウエルではないですか。
日本に来てヤクルトでホームラン王になったことありましたよね。

エンジェルズではそのデシンセイの後釜で活躍しまして、日本へ行って返ってきた後もエンジェルズでプレーした、チームとは縁の多いプレーヤーです。


その二人後ろには、スポーツ・キャスターとかレポーターをやっているリーアン・トウィーデンが写っていますね。今ちょうど、エンジェルズの50周年のプロモーションを担当しているんですよ。

プレイボーイ誌とか色々やって活躍してるのは判りますが、ジョシュ・ベケットとデートしてた人をエンジェルズで使うのはどうか?なんてことも言われたりしてます。(笑)


この二人は、我々の組のすぐ後ろの組でのプレーでした。



パッティング・グリーンの方へ移動して下りはものすごく速くなっているグリーンを練習していたら、こんな人がウォームアップをはじめました。

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元エンジェルズのシギー・ハセガワ、元オリックスの長谷川投手ですね。

ゴルフはかなり上手いと聞いていましたが、綺麗なフォームですごくよく飛んでいました。
白ヘッドのテイラーのドライバーを打ってましたよ。

ニューポートビーチにご自宅があるそうですから、このコースのすぐ近くに住んでいるっぽいです。



こういったプレイヤーOBのみなさんがホストとして各組にひとりずつ入ってくれて、スクランブル形式でプレーをします。

こちらが出場者リスト。

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現役プレイヤーは、トーリー・ハンターの一人だけでした。



そして、我々の組をホストしてくれたプレイヤーは、アイク・ハンプトンでした。

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この写真は、6番ホールのパー3です。

81年に近鉄でプレーしたそうです。
近鉄といえばチャーリー・マニエルですけど、ヤクルトに行ってしまってちょうど入れ替わりだったんですね。
日ハムのソレイタのことをよく覚えていまして、よく一緒にいろいろやったらしいです。

元大リーガーの豪打を期待したいところでしたが、ゴルフはあんまりやらないらしくって結局アイクのボールを選択したのは最初のホールのティーショットだけでした。

すごく良い人でしたよ。(^^)



こちら、14番ホールのティーですが、

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写っているのは、モナーク・ビーチでのトーナメントでご一緒したブルースさんです。
(7番ホールのイーグルが印象的でしたですね。)

今回私を呼んでくださったのもこのブルースさんなんですが、前回同様に今回もほとんどのショットをブルースさんと私でつなぐ2-menスクランブルの様相になりました。(^^;


この14番ホールのグリーンは綺麗なんですよねー。

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2打目地点からの写真ですが、グリーンの後ろがすぐ海に見えます。

このホール、白ティーからですとこの辺りまでボールが来てくれて残りは110-120y程度なのでそう難しくはありませんが、この間みたいに黒ティーからですと2打目がまだ180yから残っていて難しくなります。左サイドのラフとかブッシュとかすごく深くて大変なんです。



2番ホールのパー3では、ホールインワンの商品に赤いポルシェがかかっていました。(笑)

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この写真は、次の3番ホールのティーの付近から撮ったもので、左の上の方に小豆色のポルシェが写っていて、グリーンとピンフラッグが右の方に写っています。

ポルシェがかかっているだけに、ここは本来の白ティーの位置ではなくて179yの青ティーの位置でした。(笑)


このトーナメントのニアピンはどれも3フィート以内ぐらいに旗が立っていまして、とても獲れたものではなかったんですが、一応頑張りました。

カップの左、7歩(約3m半)の位置にオンしましてチームとしてはバーディーを獲得したのですがはやりニアピンには及ばず。
今回は、4つのパー3のうち3ホールに私のボールで貢献できました。(^^)



最後の写真は、シグニチャーホールの17番ホール、パー5の3打目地点です。

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ちょっとフェアウエーが荒れてしまっていますが、このホールのグリーンの景観は素晴らしいです。
グリーンの右はバンカーがあって崖、グリーンの後ろも崖になっています。

ここからはもう100yない程度ですけどね。
このホールも私の3打目が3歩に付いてくれまして、バーディーをゲット。

3つのパー5のうち2つでバーディーを獲れたのは良かったと思います。
スクランブルですからね、パー5で稼がないと。


このあと、別会場で表彰式やチャリティー・オークションなどがあったのですが、そちらは出席せずに帰りました。


とにもかくにも、幸せな一日でした。♡  (笑)



11/02/2011

ザ・クロッシング at カールスバッド


このコースは、キャロウエイの本拠地があるカールスバッドにあります。

今までご紹介しました中ですと、ラ・コスタのすぐ隣ですね。レゴランドの入り口のほど近くです。


パブリックのコースですのでいつでも予約は取れるのですが、距離がやや遠いのと値段がなかなかに高目ですので、今までラウンドしたことがありませんでした。

例によってフラッシュ・マーケティング式のディスカウント・クーポンを2月ほど前に購入しまして、友人と日にちを合わせて4時半起きして行ってきました。


The Crossing at Carlsbad 
http://www.thecrossingsatcarlsbad.com/



印象としては、とてもお金をかけて造られていて綺麗なコースでした。

設計はGreg Nash デザインだそうです。


けっこうなアップダウンのある丘陵地にコースが配置されていまして、ホール間のインターバルは異常に長い所がありましたですね。

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こちらは3番ホールのティーから振り向いて撮った写真ですが、向こうに見えるカート用の長い鉄橋を渡った向こう側に2番ホールがあります。

一番長かったのは12番ホールで、11番ホールの後この写真の物とは別なもっとずっと長い立派な鉄橋を渡って12番ホールのグリーン脇を抜け、延々と12番ホール分の長さを走ってティーに辿り着きます。
この12番ホールをプレーした後は同じ鉄橋を渡って戻って13番ホールへ向います。

つまり12番だけ離れて設えられていたんですね。


他にも、かなり無理矢理なレイアウトで造られた感じのインターバルがあります。
立地の関係でしょうね。

画像をクリックでコースのサイトにリンクしています。


プロショップでは、「歩いてもプレーできますよ。」って言われたのですが、いやいやいや、これは歩いたら他の組に迷惑でしょう。

15番から16番、16番から17番への傾斜なんかすごいですから。


コースとしては、滑らかで綺麗な割合に高速ではなくやや速めぐらいのスピードのアンジュレーションの大きなグリーンで、渓谷越えがいくつかあったり、フェアウエーがうねっているホールがいくつかあったりする感じで、スロープレートから見ても易しくはありませんが難コースではない、といった感じでした。

バックの青ティーからでも6,467yで、コースレート/スロープは 71.0/129でしたので、当日居合わせてご一緒したチャーリーさんと私は青ティーから、友人たちは白ティーからラウンドしました。


1番ティーの横にはモニュメントとしての銅像なんかも置いてありました。

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スタート直前の写真。 まだちょっと空が暗いですね。

クラブハウスも豪華な造りですよね。 コースのあちらこちらで「お金をかけて造ってあるなぁ。」と感じました。



それではいつものようにコースの写真も何枚かご紹介しようと思います。

先ずはその1番ホール。416yのパー4です。 ティーショットは谷越えの打ちおろし。


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写真に写っているのがチャーリーです。 ハンディキャップは5だそうで、飛距離も出ますし上手いプレーヤーでした。

私のティーショットは朝一番、ややすっぽぬけ気味に右へ出まして距離足らず、しかも右のラフに嵌ってしまい2打目はレイアップせざるを得ず。
そのレイアップも右にすっぽ抜けまして、3打目も難しい位置からグリーンを捉えず4オン、ダブルボギーのスタートでした。


続く2番3番ホールもグリーンオンせずアプローチもグリーンに乗らない、って感じで3ホール連続で4オンという苦しい立ち上がり。 このところの調子を落としている部分を改善しようとしているのですが、朝早くて運転が長いこともあってなかなかうまく行きませんでした。

ラフの芝もかなり粘い種類です。



こちらは5番ホールのパー5、567yです。 このコースのパー5はどれもやや長目ですね。

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2打目地点から見たフェアウエーのうねりを見て下さい。

写真ですとちょっと小さく感じてしまうくらいで、かなりの傾斜になります。
こういう感じは、個人的にはかなり好きです。

このホールはかろうじて3打でグリーンを捉えたのですが、ピンがものすごく奥に切ってあるのにものすごく手前に乗ってしまい、39歩(約27m半)のそれも登って下って登って下るフックラインで、これは3パットのボギーでも仕方ないだろう、なパットでしたが、これがなんと危うく入りかけるナイスパットでパー・セーブできました。

この日はショートパットをいくつか外しはしましたが、距離感はとても良かったです。



続く6番ホールは430yの長いパー4で、私にとってはボギーでもOKだな、というホールでした。

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私のユーティリティーの2番で打った2打目はわずかに右のバンカーを越えることができず、捕まってしまいました。

入れてはいけないグリーンまで距離のあるバンカーですが、幸いにアゴが低かったので普通に40y打つ感じで打って行きました。

ここは2パットでボギーですね。

グリーンへ登っているチャーリーの身長を鑑みていただければ、グリーンの手前のところの傾斜の大きさも想像していただけるかと思います。



さて、後半に入りまして、スタート前にティーショットは刻んでくださいと注意があった10番ホールです。

わずかに319yのパー4ですが、グリーン手前のフェアウエーがものすごく絞ってあって狭いんです。
幅が5ヤードもないんじゃないかなぁ。

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コース図ではそんな部分があるように見えませんけれども、写真を拡大してみていただくと見えますよね。

従いまして、その手前のフェアウエーが広くなっているところへ180y程度打って行きます。

安全に刻むべきところでなぜかフックを打ってしまう悲しさよ。(笑)
この辺が、好調時にはコントロール出来ていたと思うのですが現在苦しんでいる部分です。

1ペナでドロップして左の急斜面からとてもグリーンへ打てる状況ではなく、4打でやっと乗せてしかも3パットをかましましてトリプルボギーに。(x_x)



こちらの12番ホールもやや長めの421y、パー4です。

グリーンの左手前に、グラス・バンカーっていうんですかね? すごいエリアがあります。

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で、そのエリアが見えているのに、わざわざ2打目がフックしまして写真の位置にやって来ました。
この写真に写っているのは私です。

54度のフェースを開いて、ズバーンと打ってみたらこれがまぐれでカップまで2歩に寄りまして、とてもラッキーなパーが拾えました。

trimetalさんに教わりました、CT-30のお陰です。(^^)



さて、最後にご紹介いたしますのは15番ホール、520yのパー5です。

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コース図からも判りますが、ティーインググラウンドが曲ってセットされていましてね、左の渓谷&打ブッシュ&バンカー群越えの距離の正確なショットが要求されます。

現在の私はドライバーの飛距離が210-230yぐらいに落ちていますので、フェアウエー右のバンカーのやや左ぐらい狙いでティーから見えている範囲、あまりブッシュ越えの冒険をしないでティーショットをしました。


ここのパー5の中では一番短いパー5のホールですが、コース図にもありますようにグリーン手前に川が横切っていまして、2打目はレイアップするか、もしくは飛ぶ人はキャリーで飛ばして越えていかなければなりません。

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私は、6番アイアンで川の手前にレイアップしました。

3打目はいい感じに打ちまして6歩(約4m)に付けたですが、このパットは惜しくも左からリップアウトして入らず、パーでした。


この日はパー3がやたらに悪く、パー5はどれも非常に良い感じでプレーできました。

やはり飛距離が落ちていますと、とたんに長いパー4が苦しくなりますね。

その点パー5は2オン目指した色気も出せませんし、丁寧にプレーできるので結果がよくなるような気がします。(といってもパーが獲れてるだけですけどね。)


ちょっと崩しまくったホールがいくつかありましたが、それなりにプレーする糸口が見えてきたような気がします。