9/05/2016

Edel Putter を触ってみました。


以前、Edel Putterをご紹介した記事を書きましたが、私は実物を触ったことがありませんでした。

先日、ゴルフショップで手放された中古品が置いてあるのを見かけましたので、興味津々、ショップ内のパッティングコーナーで転がしてみました。
(このお店は巨大店舗なので、軽く30-40フィートの距離を転がせます。人工芝のスピードはスティンプメーターで9.5-10.5フィートぐらいの感じ。)


こちら、スタンダードタイプのヘッドの Edelパターです。

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このように、トゥが上を向いてバランスしますですね。真上は向いていませんでした。
シャフトが3種類用意されていまして、このパターのシャフトですとパターヘッドは真上よりも少しだけオープンに開いた位置でバランスしていました。
ダブルベンドのオフセット無しシャフトのようでしたが、ヘッドのウエイト調整の影響なのでしょうか、よく分かりません。
オフセットの入ったシャフトだとさらに真上は向かないバランスになりますよね?


この点に置いては、シャフト周りのトルクゼロを謳っているEdelパターやオデッセイのToe-Upパターよりもむしろ、ライ角バランスを謳っている Derected Force Putter の方が、「ゆっくりと真っ直ぐストロークすれば、パターヘッドが自然とセットした目標 (まっすぐのラインではカップ) の方を向いてくれる」というコンセプト的には信頼度がより高いように思いました。


特徴的なソール側。

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特に調整された様子ではないですね。

しかしこれだけ削り込まれていて穴だらけなのに、ヘッド重量は 345g になっているそうです。最近のブレード型のパターの標準ぐらいの重さです。
どこにそんな肉が付いているのか、特にヘッドが大きく見えるわけでもありませんしネックもないですし、ちょっと不思議な感じがします。


構えてみますとこんな感じ。

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私はPING ANSERのオフセットに慣れきっていまして、ストレート・ネックのパターの見え方には慣れていない面がありますが、これは良いですね。

以前、オデッセイの Toe Upパターを触ってみた記事の時には、逆くの字の様に見えてしまって構えにくいなー、と感じたのですが、それがありません。

待てよ、そうするとこのシャフトは滑らかなダブルベンドで気が付きませんでしたけど、若干オフセットがグース側に少し入っているのかな?
ど真っ直ぐに見えてこれなら私でも構えやすいかもしれません。


このパターのオリジナルのグリップには、Edelの筆記体ロゴの入った by PURE製のグリップが入っていたはずですが、しかしこのパターの場合は上面にフラットな面のあるミッドサイズのグリップが入っていました。

前オーナーは、真ん丸のやつを好きになれなかったのでしょうかね?



・・・っていうか、パター自体を手放したのか!
高かっただろうに!

こちらでも、フィッティングをしてもらって購入するのが基本で、Edelパターは大体 $800ぐらいします。

ですから、私が普段よく覗くゴルフショップには Edelパターは売られていなくて実物を見たことがなかったのです。


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そういう訳で、4フィートぐらいのショートパットと、16フィートぐらいの中距離パットを試してみました。

お友達の syoballさんから、私のアーク型ストロークには合わないこと、そして長距離のラグパットには感覚が出ないことなど教えていただいてはいましたが...。



8/31/2016

試してみるグリップは、Round Putter Grip by PURE に決定


前回の記事で購入してバランス調整していたパターのグリップが決定しました。

ラウンド・パター・グリップ by PURE というグリップなのですが、これは最近パターやその他のクラブ用のグリップで人気が出てきているスエーデンのPUREというグリップ・メーカーが例のEdel Golf 専用に供給している丸型のグリップです。


以前のEdel Putterをご紹介した記事にも書きましたが、ミシシッピ・ステート大で研究実験してもらった結果、平らな面を作っていない丸いグリップの方が平均で4インチも真っ直ぐ行く結果になったという研究結果が出されているということで、たとえ Edel パターには相性が合わなくってもこのグリップを試してみたい気持ちにはなりますよね?!


そういう訳で、じゃじゃーん!
まだプラスチックのカバー被ってます。


葉巻みたいね。


Edel ゴルフのサイトのグリップのページはこちらです。
https://edelgolf.com/collections/grips


The new Edel Round Putter Grip by Pure has arrived. This non-tapered grip has no sharp edges or any other effects on alignment.
イーデルの新しいラウンド・パター・グリップが入荷しました。このテーパーの付いていないグリップには、尖ったエッジやもしくはアラインメントの効果のためのものはなにも付いていません。

Studies have shown that a round grip gives you a constant grip pressure and less face rotation during your stroke.
研究結果により、丸いグリップは、コンスタントなグリップ圧力をもたらし、ストローク中のフェースローテーションを少なくしてくれることが判りました。

…と書かれています。


早速パターに装着してもらいました。

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こちらが正面で、グリップエンド側には Edel のウイング模様が施されているのと、グリップ下端の方に大きな筆記体で Edel と入っている以外は真ん丸ですから、どう挿しても問題ないのですがそこは気持ちの問題でロゴを真上にセットして入れてもらいました。

でもこのグリップですと、装着過程で多少のズレがあったとしてもストロークへの影響がゼロですから気楽ですね。


パター全体像ですと、こんな感じになります。

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グリップ自体が厚みのあるラバー製で、かなりずっしりと重みがありました。

約 100g に出来ているようですね。



先だって購入してご紹介しました、PRESS GRIP と同等くらいの重さです。

画像をクリックで記事にリンクしてます。


エース・パターに付けているキャメロンの Pistolini が 75g ですから、25g 重いっていうことになります。


Edel Golf のパターは、ブライソン・ディシャンボウの他にも DJ (ダスティン・ジョンソン) が使っていますね。

*追記:(9/15/2016)
 DJは全米オープン優勝時はスコティ・キャメロン、先週末のBMW優勝時から現在は黒いスパイダーだそうです。


Edel のウエブサイトを見ますと、私とは逆に Edel のパターに通常のグリップを付けてストロークしたい人が多かったのかどうか、もしくは単にPUREと提携したからそういうことになったのかどうか、PUREのクラシックとミッドサイズ、ビッグドッグと、通常の平らな面の設けてあるグリップが並んでいます。


私個人的には、PING ANSER型のパターにこの Edel の丸型グリップは良い感じに挙動してくれる予感がしてます。



コンセプトとしましては、

カップへの狙い位置に構えてセットしたパターヘッドを一番の基準にパッティングのセットアップを行う。

そもそもグリップは滑って抜け落ちる寸前くらいに極力ゆるゆるに握っていますから、平らな面や、グリップ下側の指の関節に嵌る突起 (昔で言うバックラインみたいなやつ) の影響は出ない方が良い。

ストロークの際、しっくり握れるグリップだと、左手や右手の手首の向きで簡単にパターフェースの向きが変わってしまうため、自分のパッティング・ストロークから一切の手の動き・手首の動きを取り除くイメージでストロークする。

結果的にパターヘッドのスムーズな動きだけに集中してパットする。

というイメージを持っています。



まだラウンドもしていませんし、特にプレッシャーのかかった場面でどう働いてくれるか(むしろなにもしないでいてくれると良いのかも?)、その辺のところを楽しみにして見てみてからリビューをしてみたいと思います。 (^^)



8/24/2016

スコッティ・キャメロン "ニューポート" Silver Mist Finish


少々ご無沙汰しておりました。

お友達のsyoballさんからの後押しもありまして、今使っているエースパターをいじりたくないなら同じの買えばいいんじゃね? ってことになりまして購入いたしました。


表題の通り、Scotty Cameron Studio Select "Newport" Sliver Mist finish というパターです。


クリックでタイトリストの当該ページにリンクしています。


現在使用中で記事に載せました「スコッティ・キャメロン "ニューポート"  ブラック (Black Mist Finish)」の方が2012-2014年モデルで、このシルバー (って名前ですけど、むしろステンレスのサテン仕上げですよね。) が2014-2016年モデルなのですけれど、色以外の見た目、パターの造形とスペックがほぼ同じです。

(余談ですが、現在の2016~最新モデルのセレクト・ニューポートはデザインがかなり変わって、フランジ部にサイトラインが入ったりしています。)

厳密には、ロフト角が 0.5度、ライ角が 1度違うようです。 後でどちらかに揃えるかもしれません。キャメロンは精度良いとは思いますけど、まずは測ってからですね。
ロフト角:3.5度、ライ角:70°です。


本当は完全に同じもの 2個で揃えるつもりでしたが、せめて色違いにしようかな、と思いまして。(笑)


この少し前のStudio Selectのステンレス色のモデルは2010年に出ているのですが、フェースのミリング跡がここまで粗く設定されていなくてそちらの場合はもう少し平滑でした。

私が購入しました以降の2モデルではフェースに粗いミリング跡が付けてありまして、実はこの粗いフェースミリング跡がボールのディンプルの角で方向がズレる現象を軽減してくれます。 (ディンプルの角の影響は、ものすごく速いグリーンですとか、下りとかのすごく速い時に出やすいです。これも余談ですが。)


こちらが届いた時の状態。

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オリジナルはグリップも色違いの Pistlini という同じタイプのグリップが入っています。

これを再利用できる形で外してもらいまして、私が興味を持っております別なグリップを付けてみて試してみようという算段です。


さて、エースパターとスペックを同じにするための作業があります。
材料はこちら。

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写っているグリップは IOMICのピストル型ミッドサイズですが、これも候補の一つです。
でも割と普通なので使いやすいのは分かっていますが、おそらく違うやつを試す方を優先します。


まずはソールのウエイトを交換します。
取り外したところ。

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けっこうなスペースですよね。
この調整機構があるのがとても気に入って選びましたので活用できて嬉しいです。


入れるのは、ヒール側に 30g (スーパーマン・ロゴ仕様)、トゥ側に18g (魚釣り用の噛み潰しの鉛を内側に詰めて調整して作ったもの)を入れます。

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5穴と6穴と違いますので、専用レンチが 2つ必要なんです。


で、これをマスクして覆っちゃうためともうひとつソールを地味にしちゃうだけのために、昔ながらの鉛テープも貼ります。

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時間が経つと(っていうかあっという間にですが)、光沢もなくなって鉛って感じになりますね。
これはもう大昔から私のパターではデフォルトですので、気分の問題です。 (笑)

ブラックの方も同じ状態です。


あとは最初の方の材料の写真の下の方に写っております、真鍮製のライフルの薬莢みたいに見えるカウンターウエイトをグリップ側に入れます。

これはグリップの中に入れて隠してしまう仕様にするため、無理矢理にフランジ部分をグラインダーで削り落としたりウエイトの一部をエポキシで止めたりしますので、いつも行ってるショップでやってもらっちゃいます。

じゃん!

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グリップを外した後の両面テープの糊が付着して残っている分は、あとで自分でリムーバー使って綺麗に落とします。


ちょっと構えてみまして、ボールも「グリップ無し」でストロークしてみましたけど、いい感じ。 (^^)

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カウンターウエイトは、実に良いですよー。

ヘッドの動きをセンサーのようにより敏感に感じる効果と、自分が握っているグリップ位置に重量を感じることで手首を動かす小さな筋肉を極力使わずに大きな筋肉を使ってゆったりストロークする効果と、重くして球足を良くしたヘッドを実際より軽く感じる(でも本当のヘッドは重いのでボールに対してヘッドの振り子による力がより伝わる)効果と、色んな意味で良いフィーリングをくれます。


最後にグリップ接着両面テープの糊を綺麗に落としまして、

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今のところはこれで終了です。

シャフトの上端の部分に、1mm程度のフランジがシャフト径に合わせて削られて乗っているのが見えますでしょうか?



どのグリップを試そうか、楽しみに吟味しましてトライしたいと思います。

またご紹介します。