4/11/2019

ゴルフ用スティックにスマホをマウントするためのクリップ



マスターズ・ウイークですねー。(^^)

これ、ご覧になりましたでしょうか?



リッキー・ファウラーが J. トーマスのボールを飛び越えてカップインさせたんですが、いにしえの大昔はこういうルールでゴルフしていたんですよね。

ビリヤードさながらに、相手のボールがブロックしているときは飛び越えてカップに入れないとならないっていう...

で、その後、赤い毛糸でボールをマークしてボールをどけてから打つようになったらしいです。

まぁ、その昔はグリーンの芝も長くって、パカーンと打っていた頃のお話らしいので、ウエッジのようなクラブ (ニブリックとか) でやってたんじゃないかと思いますです。


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表題のまんまなんですが、スマホ用のクリップを買いました。
eBayで $6 いくらかだったでしょうか。(こういう安くて品質とかある程度どうでもよいものはよくeBayで購入します。)



ゴルフスイング練習用のスティックは持っていませんでしたので、園芸用の黄色いやつを $1.20とかで購入しました。


一応、Amazonで購入できるリンクとかも貼っときます。↓

クリックでアマゾンの購入ページに飛びます。

日本のアマゾンにもきっともっと良いのがあろうかと思います。


ゴルフバッグに入れてみました。


スマホでスイングの動画撮影とか、いままでは三脚持っててそれでやってたんですが、この方が手軽ですね。
ワンタッチでクリップを外してキャディーバッグのポケットに入れておくつもりです。


クラブのシャフトにつけても良いので、必ずしもスティックは必要ないのですが、撮影の他にもう一つ試したいことがあったんですよね。


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以前から色々と種類はあるのですが、自立するパターってのがありまして。

こちらのパターは、アーニー・エルスが実際に全英オープンでプレーするときに使ったということで、ちょっと話題になっていました。

クリックでその時の記事にリンクしてます。

クリックでその時の記事にリンクしてます。


グリップがとても軽くなっていて、ハンマーバランスになっているとかも自立パターの効果なのかも知れませんですが、もう一つは、練習時にパターを目標に合わせて構えてセットして、本当にそれが自分の思った方向に向けてセットできているかどうかを『自分で』確かめることができる、っていう点はけっこう大きい利点なんじゃないかと思ったりします。

クリックで記事にリンクしています。

今年の1月の記事ですが、元メジャーリーガーのジョン・スモルツ投手も練習に使っている模様。

新しい種類の自立パターが出たんですよね。
今まであったものより、パターヘッドとかのスタイルがオーソドックス寄りになってます。


すごい興味深々でいたのですが、いまいっちょヘッド形状が好きじゃなかったりとか、普段グリップ内にカウンターウエイト入れて重くしていることもあったりとかで、買わずにいました。

で、まぁ、代替え案として、こんなの考えていたんです。



パターを構えて目標に合わせてセットアップしたら、そばに置いておいたスティックを持ってきて、パターを支えて自分で立たせます。

そして自分は手を放して、パターヘッドのセットされた向きを確認する、と。

写真は軽いフックラインですね。
これ、けっこう良いんじゃないでしょうか?  (笑)




4/02/2019

シャフトフレックスの怪 ー 本当に合うフレックスは? (Driver)


18ホールのラウンドでもバック 9の 9ホールのプレーでも、いつも夜明けの時間にコースに行ってスタートします。

Dos Lagos GCのプラクティス・グリーンから


朝焼けがとても綺麗なんですよね。
練習グリーン上に写っているのはいつも一緒にラウンドする友だちのフランシスコとパトリックです。


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My Golf Spy.comの Lab (研究所) シリーズ好きなんですが、ちょっと前にこんなのがありました。

MYGOLFSPY LABS: SHAFT FLEX SHOCKER! – {ARE YOU PLAYING THE WRONG FLEX?}



非常に興味深い実験で、Callaway RAZR Fitのドライバーヘッドに、UST Mamiya製のシャフトを R-レギュラーと、S-スティッフと、X-エクストラスティッフと3種類のフレックスを用意し、打ち比べてみたデータです。

シャフトは上の写真のように黒くしてあって、プリントなどは一切ついていません。

3本のシャフトの、長さ、重さ、トルク、キックポイントなど、フレックス以外は全部同じになっています。
(これがすごいですよね。 同じブランドのシャフトでも、硬さを上げるとトルクが小さくなってしかも重くなっているのが普通ですよね。 UST Mamiyaの技術力で用意してもらったのでしょうか。)

これをブラインド・テストで 3人のテスターが試打をしてデータを取ります。

結果としましては、詳しくはリンク先の方で見ていただきたいのですが、結論的には「人それぞれ」っていう結果になってます。

一番ヘッドスピードの速い人が柔らかい R-レギュラー・シャフトが一番バラツキが少なくて距離も出ていたり、3人の中で一番ヘッドスピードの遅い人が X-エクストラスティッフ・シャフトが一番飛んで曲がらない結果とか。


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私自身は、この結果にそんなに驚かなかったといいますか、逆に「そういうものなんだよね。」ってことで納得して安心できたといいますか、そんな感じです。

ちょっと前に、「テーラーメード M4 ドライバー D-Type」っていうエントリーを書いていますが、このM4の前のドライバーには、X-StiffのAldila RIP' D 65・2.8・Tour - X が挿さっています。

このエントリーです。
Aldila RIP' D 65・2.8・Tour - X (ドライバー用のニューシャフト)

M4を導入する前の、M1のドライバーの頃からヘッドスピードは 90mph程度しかないにもかかわらず X-Stiffのシャフトを好んで使っていました。

なんていうか、タイミングが合うというか、バラツキがより小さい範囲に収まる感じがしていました。 弾きも良くて振った感覚が気持ち良いですし。
同じシャフトで、S-Stiffのシャフトも買って、(R-シャフトは別の種類のオリジナルに付いてくるシャフトですがこれも打ってみてます。) 両方ともドライビングレンジで打ってみて、さらにコースに持って行ってラウンドで使ってみて、そのうえで選んでみたら、X-Stiff が一番良かったんですよね。 Aldila 限定かも知れませんけれども。


で、あまりに気に入っているAldila RIP' D 65・2.8・Tour - X は 45 1/4 インチ合わせになっていまして、そのまま残しておきたいものの、44 3/4 インチ合わせを試してみたかったということで、Aldila RIP Alpha 60 X を挿れることにしました。


Aldila RIP Alpha のスペックは、こちらです。

クリックでAldilaのウエブページにリンクしてます。


以前、「Aldila RIP Alpha ドライバーシャフト」といエントリーを書いた頃は、もう少しヘッドスピードもあってパワーも多少ありましたので、あの頃は Aldila RIP Alpha の 70 S-stiffを挿れていたのですが、今回は、Aldila RIP Alpha の 60 X-stiff にしました。

重さ 66g、トルク 2.7 ですので、現在一番気に入っている、重さ 65g、トルク 2.8 のほぼほぼ Aldila RIP' D 65・2.8・Tour - X と似通った感覚で、すでにすごく気に入っています。
44 3/4 インチ合わせに切っていますので、65gくらいになっているかもしれません。(^^)


おそらくですね、重ささえ近ければ、そしてトルクやキックポイントがスイングに合うならば、R-シャフトでもすごく気に入るシャフトもあるんじゃないかとは思うんですよね。

ただ、こうなって来ますと、セオリーもなにもなくなってきてしまい、人それぞれ、シャフトそれぞれ、ってことになっちゃいまして、合うシャフトを見つけるのが至難の業になってきてしまいます。

「Enzo Tour Zone 6 Driver Shaft」なんてエントリーも書きましたが、調子こいて買ってみた XX-stiff はちょっと私には合いませんでしたし、なかなか難しいです。

とりあえず Aldila RIP Alpha 60 X がとても調子よいので、嬉しい限りです。
 Aldila RIP' D 65・2.8・Tour - X の方も 44 3/4 インチ合わせに切ってしまおうかと思案中です。

(今のところ、安定性はともかく自分比で最大飛距離はこっちの 45 1/4 インチで出ているんですよね。 これが悩みどころ。 まぁ、大差ないっちゃ大差ないんです。(笑))



3/21/2019

ゴルフボール(弾道)への風の影響 (with Beaufort Scale)


久々に風の強い日にラウンドをしました。


後方の雲も流れていますし、椰子の木も葉っぱがたなびいています。
この日は、17mph 〜 21mph のかなり強い風が止まずに吹いていました。

写っているのは、友達のジョージ、マイクとトニーです。(^^)
後方に写っている頭が雪で白くなっている山はクカモンガ・ピークです。


ここ最近のラウンドではあまり強風のコンディションでのラウンドはしていませんでした。
いつも朝早いラウンドが多いので、いつも風が強いコースに行った時でもそんなに強い風は吹いていないケースが多いんですよね。

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そんなに強くない場合でも、風の影響は少なからず受けます。
そういう場合は大抵、グリーンへのショットがショートして「あれ?」っていう時に、芯を外してストロークしているかもしくは風の影響を受けていることに気が付く感じでしょうか?

風のせいで大きくオーバーしちゃったよ! ...っていうケースはあまり発生しません。

10mphの向かい風で約 10y 戻されるってことはあるのですが、追い風だとその半分の 5yくらいしか助けてくれないからなんですよね。



こちらに大体の目安が書かれています。

How To Calculate Distance In The Wind」 by Golf‐Monthly.com

Calculating distance in the wind – HeadwindA great rule to use is to add 1% for every 1mph of headwind. So the following distances would change like this:
100-yard shot into a 5mph wind = 105 yards
200-yard shot into a 5mph wind = 210 yards
100-yard shot into a 10mph wind = 110 yards
200-yard shot into a 10mph wind = 220 yards
100-yard shot into a 20mph wind = 120 yards
200-yard shot into a 20mph wind = 240 yards
100-yard shot into a 30mph wind = 130 yards
200-yard shot into a 30mph wind = 260 yards

Calculating distance in the wind – DownwindWhen playing downwind use 0.5% instead, so judging your distance in the wind would look a bit like this:
100-yard shot with a 5mph tailwind = 98 yards
200-yard shot with a 5mph tailwind = 195 yards
100-yard shot with a 10mph tailwind = 95 yards
200-yard shot with a 10mph tailwind = 190 yards
100-yard shot with a 20mph tailwind = 90 yards
200-yard shot with a 20mph tailwind = 180 yards
100-yard shot with a 30mph tailwind = 85 yards
200-yard shot with a 30mph tailwind = 170 yards
Read more at https://www.golf-monthly.co.uk/tips/golf-swing/how-to-calculate-distance-in-the-wind-108215#kJRCFmBWUPX1LJL8.99


向かい風では大体 1mph あたり 1% 程度の飛距離が落ち、追い風ではその半分の 0.5%くらい飛距離が増える、という略式の目安が書かれています。


しかしこのサイトでの説明は「目安」としては良いのですが、実は物理計算的にはどうもちょっと様子が違うようなのです。

もちろん打ったボールにはスピンがかかっていまして、いろいろな条件で風の影響は変化してしまいますし、風自体も息継ぎをしていることが多くていつも一定して吹いているわけではありません。

ですから物理計算上の挙動もそれはそれとして把握しておいて、参考または目安にする程度にとどまります。 しかしながら、知っておくことは大切だと思います。


弊ブログの右上の方のサイドバーのリンク、デジタルパット師匠方々の中に、「パット・エイミング教本」の著者、細貝さんのパットのお悩み解決広場というウエブサイトがあります。
細貝さんとはブログなどでやり取りさせていただいておりまして、今までいろいろなことを教えていただいて来ているのですが、その細貝さんが「ゴルフボール弾道シミュレーター」なるものを 約 8年も前にお作りになりました。

細貝さんのホームページに掲載されていますので、参考になさってください。

パットのお悩み解決広場
(「パット・エイミング教本」細貝さんのHPです)


ゴルフボール弾道シミュレーター

細貝さんのサイトの方で大きく拡大した表をご覧になってください。


リンクで飛んで細貝さんのサイトの方で読んでいただきたいのですが、とても興味深いことが書かれています。

一部抜粋してご紹介しておきますね。


まずシミュレーターの計算値と実測されたデータの実測値には、クラブ毎に違った傾向で多少の誤差が出ているということは踏まえてください、と説明されています。

● アゲンストでの飛距離の減少は思っていたよりも大きい。それに比べるとフォローで増加する飛距離は意外にもかなり少ない。横風により左右に流される幅はフォローで増加する距離と同程度か、むしろ少ない場合が多い。

(無風では106ヤード飛ぶ女子プロのPWが、風速10mの風の中だと、向い風で27ヤード短くなり、真横には13ヤード流されるのが、追い風の場合には、なんとわずか6ヤードしか長くならない!)

● 風による変動距離の「向い風:横風:追い風」の概略の比率は、2:1:1であり、どの番手のクラブのショットでも、男子プロと女子プロでも、どの風速でも、この比率はほぼ同じ。

● 意外にも、200ヤード飛ばすFウッドのショットでも100ヤードそこそこのPWのショットでも、ほとんど同じ「流れ幅」となる! 

(横方向の流れ幅だけでなく、風に押されたり戻されたりする縦方向の変動距離についてもショットの長短には無関係。例えば、5m/秒の向い風に対しUTで打つと25ヤード短くなる人は、同じ5mの向い風に対して9番アイアンのショットでも25ヤード短くなる!)

● 男子プロの方が女子プロよりも風の影響を大きく受ける。
『風によりボールが影響される距離は、飛距離には無関係で、そのプレーヤーの打球の到達高度に比例する』


○ 「この風速だったら、5mの曲がり」
ゴルフ週刊誌の記事で岡本綾子プロの話として、「私達プロは経験から、このくらいの風だったら5m曲がるな、といった感覚を持っています....」といった内容が載っていました。経験則として「(番手に関係なく)風速だけで曲がり幅は決まってしまう」という法則を体得しているのではないかと思われます。

ちなみに、風の強さを言葉で表現すると、私の感覚では次のような分類となります。
風速5m: 「強風だな」と感じ始める程度の強い風
風速7.5m: 「相当強い」と感じ始める強風
風速10m: かなり前傾しないと歩けない感じがするほどの風で、グリーンではアドレスしたボールが動くのではないかと心配になり始める。これ以上吹いたらゴルフにならないと多くの人が感じ始める風速。


上の Golf‐Monthly.com が書いている目安は飛距離に対して%で比例して増減していますが、これに対して細貝さんのシミュレーションによりますと、『飛距離には無関係でそのプレイヤーの打球の到達高度に比例する』ってことになっています。

実感としましては、「大体この風だと 1クラブ」とかプレー中にやっているわけですから細貝さんの計算の方が「うんうん」って頷けるんじゃないでしょうか?

それと、打球の到達高度っていうのは、その人によって固有に違うものの、逆にその人で見た場合には、PWも 9I も、5I も、3Wも、DRも、大体同じ高さに上がるように作られています。

風による変動距離の「向い風:横風:追い風」の概略の比率は、2:1:1っていうのも、ラウンドして経験している実感とよく合致しています。


これはもう是非とも頭に入れておくべきじゃないでしょうか。


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さて、風のボールの飛距離に対する影響を頭に入れておくとして、ここで肝心になってきますのは風の強さのジャッジです。
細貝さんが風速 5m/s、7.5m/s、10m/sについて説明してくださっていますが、かなりの強風です。


ここはボート乗りのみなさんが活用なさっている、ビューフォート・スケールを参考にして風の強さを見る目安も覚えておきましょう。

Judging Wind Speed Using the Beaufort Scale


0:  1 mph 以下は、穏やか。 煙がほぼ真っすぐ上がる。
1:  1 ~ 3 mphが、軽いエアー。 煙はたなびくが、蔓などは動かない。
2:  4 ~ 7 mphが、軽い風。 顔に風を感じるし、葉っぱが揺れる。
3:  8 ~ 12 mphが、優しい風。 葉っぱや小枝が揺れる。旗も。
4:  13 ~ 18 mphが、中度の風。葉っぱや塵、紙などが舞い上がる。枝も揺れる。
5:  19 ~ 24 mphが、フレッシュな風。 小さな木が揺れだす。
6:  25 ~ 31 mphが、強い風。 小さな木が揺れだす。
   (この辺からはゴルフにならなくなってきます。)
7:  32 ~ 38 mphが、中度の疾風。大きな枝も動き出し、電線が音を立てる。
8:  39 ~ 46 mphが、フレッシュな疾風。木の枝が折れる。


日本語になっているビューフォート・スケールのページも貼っておきます。

風速の目安 (by GPV 気象予報)


mph (マイル・パー・アワー) と、m/s (秒速m) の換算は、大体  1 mph = 0.45 m/s になります。
換算の方は、 ↓  こちらのリンクで。

mph to m/s 換算


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以上を踏まえまして、さらに風の強い日にはドライバーの弾道を低く打つ工夫をしたり、ノックダウン・ショット (←過去記事) を使ったりして、風の影響をなるべく小さく抑える工夫もしたいと思います。

それと他にも、風がある日のゴルフ というエントリーに書きましたような方法で、自分の周りの風を芝を取って投げ上げたりしてみるだけではなく、「上空の」風の流れを把握しておくことも非常に有効だと思います。(←これ、けっこうやっておくの忘れちゃうんですが。)