5/28/2017

ドライバーの打球音を比較。 パーシモンとケブラーとコンポジットのM1。


今回は、ドライバーの打球音、というテーマでいくつか動画をアップいたします。

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ポンコツ屋のブログ」というゴルフブログを書いていらっしゃる選ばれし物さん (PRO230-ekisa) という方とのコメントのやり取りで、Cobraが出したウルトラ・ミッドというドライバーの打球音の話題が出まして、ちょっと動画を撮ってみました。

ウルトラミッドはあのジョン・ディリーがニック・プライスの代役枠で出場し91年のPGAチャンピオンシップにいきなり優勝したときに打っていたドライバーです。
ヘッドが白いケブラー樹脂で出来ていて、打ったときの感触や音は、ほぼパーシモンのドライバーと同等で気持ちよく打てるクラブです。


画像をクリックで拡大します。


周りに練習している人があんまり居ない左端に陣取りまして、カメラを低くセット。
上手く音を拾ってくれると良いのですが。

白いヘッドが確認できますでしょうか? ケブラー樹脂です。(^^)



それでは動画ですが、まずはホンマのExtra 90から。


コースで打つときよりも、少ーし硬い目の音になっていますねー。
ワンピースの練習用レンジボールですからちょっと打感も硬いです。

とは言え、今時のドライバーの金属音はしません。
手にもとても良い感触が伝わります。(^^)

風が左から右に吹いています。
このコース (Navyコース) は海風が抜けてよく吹くんですよね。



続いて、ウルトラミッドです。


こうやって比べてみますと、ウルトラミッドの方が少しだけ音が低いでしょうか?
打った感じでは、パージモンを打ったときのスコーんとした感じが気持ち良いです。

このクラブはリシャフトしていませんので、スチールシャフトではなくて当時売られていたときのカーボンシャフトが入っています。 (cobraのAutoclave Series 30、T30 HM S-firm。)



それから音の比較のため、私が現在使っているドライバー、テイラーメードのM1 430ccです。


シャフトはアルディラRIPのNV ツアーX、Extra Stiffです。
トルクが小さいのですごく気に入っています。

このドライバーはコンポジット・ヘッドであまり金属音がせず静かな方の打球音を出しますので、比較するには向いていなかったかもしれません。

やっぱりこう見ても大きいですね。
460ccより小さいヘッドなのですが。

飛距離はやはり最新ドライバーの方が明らかに出ますね。
長い分、同じ位置にティーアップしていますがスタンスがボールから少し離れています。


音を聞くためですので、スイングがどうこうとかはこの際おいといてください。


うーん、またこれを持っていってラウンドも したくなってきました。(^^)



5/01/2017

DST Compressor スイング・トレーナー


この練習器具は去年 (と思っていたら一昨年でした)MyGolfSpy.comのこの記事

REVIEW – DST COMPRESSOR TRAINING CLUB」(2015年5月)

を見てから気になっていたのですが、ようやく試し打ちが出来ましたのでリポートしてみます。


昨年の2月にも追加の記事がありまして、

DST COMPRESSOR – WE TOLD YOU SO」 (2016年2月)

実にPGAのツアープロとヨーロピアン・ツアーのプロの間でもすでに240人のプロが練習に使用していて、市場投入された2015年1月以来、これを使用しているプロが 34回も優勝している、と書かれています。 今やそれからさらに 1年以上経っていますので、優勝回数もきっと 2倍以上の 70勝にはなっていることでしょう。


クリックで、DST Golfのウエブサイトにリンクしています。


上の写真は、DST Golfのウエブサイト にあります、この練習器の写真です。

さっきあらためてサイトを見ましたら、2016年メジャー大会のグランドスラムを達成、5人のメジャー・チャンピオンを排出している、となってますね。


DST COMPRESSOR – WE TOLD YOU SO」の記事にローリーやステンセンの練習風景の写真が載っています。

クリックで記事にリンクしています。


クリックで記事にリンクしています。


そしてこちらがこの練習器具の理論背景とアイディアの元になっているベン・ホーガンのフォームです。

クリックでDST Golfのサイトにリンクしています。


掬い打ちをせず、インパクトでキチッとハンドファーストの姿勢でボールをヒットするための練習器具というわけです。

このポジションが自然に取れるように、クラブシャフトが最初から湾曲しているんですよね。
グリップがフォワードプレスした形でインパクトを迎えます。

DSTっていうのは、「Delayed Strike Technology」の頭文字だそうです。


動画がこちらにあります。





ずっと気にはなっていたのですが、いきなり購入するのはためらいつつ居りました。
そして今回やっと ショップで体験する機会に恵まれました。

画像をクリックで拡大します。


こちらは、PGA Superstoreの店内です。

上のMy Golf Spyの記事、「REVIEW – DST COMPRESSOR TRAINING CLUB」によりますと、最初はシャンク、シャンク、シャンクの嵐で、ようやくこの練習器具の湾曲したクラブが打てるようになってきたら、グリップがフォワードプレスした形で正しいロフトでクラブを使って正しい飛距離が出せるようになる。っていうことの様なんですよね。


PGA Superstoreには、弾道シミュレーターが幾つかありまして、試し打ちをさせてもらえます。 (もちろん、各メーカーのクラブのフィッティングも行ってくれます。)

画像をクリックで拡大します。


こうやって見ても、けっこう湾曲していますね。
長さやグリップは特に特徴はありません。
ソールの座りでインパクト時のロフト角の感覚を掴ませるためかどうか、ソールはかなり厚くしてあります。

打つとどういう感じなのかずっと気になっていましたので、自分でもワクワクです。


まずは構えた感じを。 最初はウエッジの方。
こっちが入門編らしいので。

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普通の真っ直ぐのクラブと随分違いますね。
リーディングエッジとソールをボールに合わせてセットしています。

グリップの位置は、左足の太ももくらいの位置でしょうか。
写真から見ましても、私のスタンスはほんの若干オープン気味になっているようです。(無意識でした。)


8番アイアンの方はこうなります。

画像をクリックで拡大します。


ウエッジより少しだけ湾曲が弱いような感じですが、グリップの位置は大体同じ位置に来ます。
気持ちクラブフェースがクローズドでしょうか? (若干だけですが、ボールがやや左に飛んでたのが多めだったような気がしました。後から思えば、ですが。無意識が写真に現れますねー。)



それで打ってみた感想ですが、すごく気持ちよく打てまして正直拍子抜けしました。
曲がってるシャフトで構えているのですが、全く違和感ありません。

インパクトでボールを捉える感覚が実に気持ち良いです。


最初はシャンクの連続で、直していくと飛距離が伸びてきたりとかするんじゃないかと思ったりしていたのですが、シャンクは一回も出ませんでした。
飛距離の方もですね、フォーティーンの普通の 8番アイアンと打ち比べてみましたが、スリークォーター・スイング、フル・スイングともに、ほぼおなじ飛距離でした。


10球ぐらいづつ打ち比べてみまして思いましたのは、DST Compressorで打った方がインパクトがスムーズで気持ち良いんですよね。 普通のクラブの方が打った感じが硬く感じます。
普通のクラブで良い感じのインパクトでボールを捕まえた時には柔らかく感じますよね。それがいつも続く感じ。

距離が劇的に伸びそうな様子ではありませんが、ウエッジを予定した距離通りに予定した高さで予定したスピン量で安定して打ち出すには、私のスイングは程遠いですから、この練習機で練習すれば!と思いました。



4/20/2017

200ヤード・パットの動画


200フィートじゃなくって 200ヤードです。
ヨーロピアン・ツアーの企画イベントのようです。

まー、これは正確に言いますと 200ヤード・パットじゃなくて、200yのパター・ショットですねぇ。 もっと正確には、210yくらいあったみたいです。


まずはご覧いただきまして。(^^)




冒頭で、グラマエ・マクダウエルと彼のキャディーが、

『風強く吹いてるなー。』
『5番ウッド? 3番アイアン? どうする?』
『そうだな、もっと短いのがいいかな。』
『パターはどう?』『いいね。』

とか小芝居打っててすごい可笑しいです。


シェーン・ローリーなんか律儀に『フォーァ!』とか叫んでて可愛いですね。 観客ほとんどいないのに。

マーク・ウォーレンが 27フィート、
リッチー・ラムゼイが 12フィート、

そして、『おお、これはぶっ飛ばしたぜ。』って打った後につぶやいた
ラッセル・ノックスがなんと 9フィートに付けて優勝したようです。


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これ、実は私も約30年前に7-8人でやったことあります。

150-160yぐらいのパー3のホールだったと思うのですけど、友人が『パターでニアピンやろうぜ!』って言い出しまして。
当時すでに時々パープレーするぐらいの上手な腕前の友人でした。

ボールを少しティーアップして、パターヘッドをほんの少し開く感じでセット、パターの芯で打つようにしますと、ぶっ飛んでいくんですよね。

元々のロフト角がだいたい 4度くらいのパターが多いですから、ちょっとだけ開いて10-12度くらいで打つ感じになるんでしょうか。

少し短いので慣れは必要かもしれませんけど、びっくりするくらい綺麗に飛ぶもんですよ!


大笑いしたんですが、その言い出した友人が見事なショットをパターで放ったあとにパターを見ると、すごいことが起きてました。

画像はイメージです。


彼はピン・アンサーを愛用していたのですが、ちょうど真ん中の位置のスリットが潰れて「く」の字にくっ付いてしまっていました。

「すげーな、お前さすが真芯で打ってるじゃん!!」ってみんなで慰めたんですが、当人はパター同様にちょっとだけ凹んでました。


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昔の話ついでで恐縮ですが、パンカーでボールが見えないほど完全に埋まった状態でなかなか普通のエクスプロージョンでは脱出できない状況でパターを使う方法が使われたりしていました。

なにぶん昔の手法でしたのでビデオが見つかりませんでしたが、こちらのサイトに記述がありました。

GOLF TIPS: Greenside Magic 

トピックの 8番に書かれています。

ブレード型のパターのトゥをバンカーのボールの後ろに打ち込むんです。
砂に弾かれずに確実にボールの後ろに入っていってくれて、見事に砂ごと外まで出てくれます。

もちろんボールにスピンはかかりませんし、出てくれれば御の字の状況です。



こちらの動画は、J. B. ホームズがグリーンサイドの深いラフで見せたテクニックです。




芝の抵抗を縦方向の小さい面積と後方の大きな体積でかわし、ボールをパターのトゥ部分で打つテクニックです。

近頃のデカヘッドのパターでは使えない技ですけど、頭に入れておいても良いんじゃないかと思ったりします。(^^)