2/20/2012

オリヴァス・リンクス (ゴルフコース)


こちらのコースも、以前から行ってみたいなぁと思っていたコースでした。

ロサンゼルスのダウンタウンの遥か向こう側の北西方向にありまして、家からは道路が空いていたとして1時間半ぐらいかかりますので、ちょっと足が向かなかったという事情があります。


本当はこのコースには暑い時に行くと良いのです。真夏でも涼しいですからねー。

ロサンゼルス市街と比べてますと場合によっては20度Fも気温が低いことが多い場所で、まさに海沿いのリンクスコースです。


Olivas Links Golf Course
http://www.olivaslinks.com/


比較的新しいコースですが、コースのホームページには ベスページ・ブラックやトーリー・パインズに並んで「ゴルフ・ウィーク・マガジン」のベスト市営コースに選ばれた、と書かれています。

コース設計は、リンクス・コースの設計が上手なフォレスト・リチャードソンという方の手によります。


こちらがコースのエントランスです。

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モニュメントの右後方に写っております、プレハブみたいな平屋のとても質素な小さい建物がクラブハウスで、回りにも家など無く、アメリカ式カントリー・クラブ型コースの佇まいとは一線を画していますね。

古き良きスコットランドのリンクスコースを目指した、って感じはいたします。

コースとしましては、フェアウエーが硬くてうねりをかなりつけてはありますけれどもほとんどフラットで、木が少なくて風の影響が出やすい感じ、ラフはなにか特有な感じのクラブ・ソールが抜けない強い芝でディボットが私などには上手く取れませんから、クラブが捻られてしまいます。

ファースト・カットの外側のラフは、くるぶしぐらいまで伸びてるブッシュな感じで、真上から見ないとボールが見つかりません。



こちらが、コースレイアウト図です。

クリックで、コースサイトの大きな図にリンクしています。


9番グリーンと、18番グリーンがくっついていて供用されています。
こんな所にも、リンクスの雰囲気をだそうとしたのかなー。 なんて思ってしまいました。
(けっこう近くって危ないんすよ。)

バンカーは、ポット・バンカーではありませんね。
コースを横切るバーン (burn) もありません。



それではいつものようにコースの写真をいくつかご紹介していきますね。


まずはコースで一番易しいHDCP18の1番ホール。 351yのパー4です。

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フラットですねー、実に。(^^)
気持ちがいいです。

私は早速右側に食い込んできているラフに捕まる立ち上がりでしたが、深いラフから打ったセカンドのアプローチショットが思いの外非常にうまく行きまして、手前から行ったボールがコロコロとグリーンに転がり乗って右奥のカップにするする近づいてくれて5歩(約3m半)のバーディー・チャンスの位置につけました。

これをキャッシュ・イン出来ずに無難なパーのスタート。(^^;



続いての写真は、5番ホールのパー3です。 167y。

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この日は青ティーの位置が、5yかそこら手前でしたでしょうか。

吹いていないように見えてそこそこに風が吹いていましたので、クラブ選択を慎重にして、左右4つのバンカーに入れないようにティーショット。

8歩(約5m半)の距離でしたが、カップに届かずショート。
この日のグリーンは、速そうに見えてそうでもありませんでした。 朝のうちは特に (硬いけど)湿っていたので速くはなかったのです。

グリーン周りからのチップショットが弾かれて硬い印象なので速そうに感じたのですけどねー。
(後半は風で乾いたのもあってか、実際グリーンのスピードが上がりました。)



こちらは10番ホールです。 381yのパー4。

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フェアウエー左サイドの2本の木の少しだけ右を越えていくようなボールがちょうどいい感じです。

しかし私はティーショットは左のラフに入れました。

セカンドはボールが沈んではいませんでしたのでユーティリティーの4番を使ってノックダウン式に打って行きました。 クラブフェースの向きを変えられなくて済むように 2クラブぐらい大きいクラブを使ってリストターンを最小限、かつディボットをとらない感じで。
風もアゲンスト気味でしたしね。

このショットは上手く打てました。 といってもグリーンに乗っただけでカップには遠かったんですが。
ここの難しいラフからやたらに乗せていましたので、友人がちょっと呆れてました。(^_-)

2番ホールで叩きまして、どうやったらあまり狂わされないで済むか、たまたま少しだけ適応できたってだけなんですが。(^^;



11番ホールのティーのすぐ横で、鶴を見かけました。

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日本では鶴はわりと見ましたけど、こちらではあまり見ていませんでしたので、ちょっと新鮮でした。(野生のペリカンとかアザラシとか普通に見てたりはするんですけどね。(^^;)



そしてこちらは続く12番ホールです。 362yの短いパー4です。

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左側の背の高いブッシュは湿地帯でコースの外です。右サイドのフェアウエーバンカーの右とやや後ろ側にも食い込んで、ティーショットが飛ぶ距離のところに池が配されています。

このホールはまさにフェアウエー左サイドにぽつんと立っている小さい木の上を越えていくティーショットを打って行きます。

風に助けられてか残りは約100y、上手くカップを攻めることが出来まして、ここはバーディが獲れました。(^^)



次の写真は、モニュメント的な倒木を切ったものがゴロンと転がっていた14番ホールの2打目地点の手前付近です。
548yのわりと長めなパー5です。

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私のボールは、フェアウエー中央のもう20-30yぐらい先のところに写っています。

2打目もまぁまぁ調子よく打ちましたがラフにかけてしまったため、3打目のアプローチをバンカーに入れることになってしまい、バンカーショットは出たけどグリーンに乗らず、チップ&パットでボギーにしました。

はやりここのラフは何とか慣れたとか言っては見たものの、難しいです。



さて、最後にご紹介いたしますのは18番ホールの2打目地点です。

左側に池とフェアウエーに水鳥達が写っていますが、ティーからグリーン付近までずーっと左サイドに池が続いている、493yのパー5です。


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一応、短いパー5ですからグリーンが空くまで待ってからセカンドショットを3Wで打ってみたのですが、ちょっとクラブフェースのトゥ寄りで打ったショットになりまして、右へ出て左へ戻るショットになりまして距離も大分ショートしました。

3打目もカップに寄せ切れず、パーでした。



木があまりないということで 私としては助かる条件のコースでした(笑)が、なかなか良いプレーが出来たと思います。(^^)

GIRが平均よりずっと良い11ホールを数えましたし、パット数も31と良い数字でした。


本当、もうちょっと近かったなら何度でも頻繁に来たいコースでした。



2/15/2012

コーリー・ペイヴィンの神業ショット


これ、ご覧になりましたでしょうか?

先週末、Champions TourのAllianz Championshipで、コーリー・ペイヴィンがプレーオフの末にチャンピオンズ・ツアー初優勝を飾ったのですが、

その時の14番ホールでのアプローチショットです。


あんまり凄すぎて口あんぐりです。
(ジェイ・ハースのちょっと後に出てきます。)



これはちょっと信じがたい神業ですね。


最終日ですから、優勝争いの中で狙い澄まして打っているという点を考慮しますと、
これはもう歴史的にも抜きん出てすごいショットだと思いました。

画像をクリックでリンク元に。


しかも赤線が引かれていて、ソールも出来ない状況だったようです。

すぐ左、ペイヴィンのスタンスしている後方にはドロップエリアらしき白丸も描かれています。



フロリダにある Broken Sound Clubのオールド・コースで行われていた大会で、14番ホールでのショットらしいです。

こちらにそのオールドコース14番ホールのコース・レイアウト があります。

画像をクリックでコースサイトにリンクしてます。


私は放送を見ておりませんでしたので、トーナメントでもホール順が普段のままだったかどうか確認できておりませんのですが、このホールの左のカート道の左の木 (グーグルマップで見ますと、コース図の絵にある木とは違うグリーンの左奥側にある木です。)  の根本からのショットであれば、

グリーンの向こうは13番の半島グリーンが浮いている大きな池ということになります。

ちょっと凄過ぎないですか?



私自身、クラブをひっくりがえして左打ちでこういう打ち方のショットをすることも無くはないんですが(←無謀ですねぇ!)、すごい難しいです。

これをやる場合には、ボールが少し上がりやすくて、しかも裏返しなのに真っ直ぐ行きやすいクラブ、しかも短めで空振りしにくいクラブとしまして、私の認識では9番アイアンが最適です。
(まぁ何番でも出来ないことないと思いますが。)

ビデオを見ますと、ペイヴィンが持ってるのは7番アイアンぐらいですかね?



こういうショットを見ますと、ゾクゾクしちゃいますねー。(^^)



追記:ロフトが寝過ぎていると裏返しに使った時に出っ歯になってしまい、ロフトを立たせ気味に8番アイアンぐらいにしてセットした時にちょうど飛球線を向いてくれるのが7番アイアンぐらいになるんだ、というご意見をいただきました。 
ありがとうございました。




2/11/2012

インディアン・ヒルズ (ゴルフ&カントリークラブ)


こちらのコースは、昨年ご紹介しましたフルーパ・ヒルズ・カントリークラブと比較的近い位置にありまして、同じオーナーの姉妹コースなのだそうです。

その時にご一緒した方に、「あっちのインディアン・ヒルズの方がいいコースで俺は好きだよ。 少し狭くて難しいけどね。」って聞いていましたので、いつか行かないとなーと思っていたのですが、やっと行ってきました。


Indian Hills Country Club
http://www.indianhillsgolf.com/


1965年の設立で、かなり歴史ある古いコースです。

距離は短いですけど、アップダウンがかなりありまして各ホールタイト目なデザインで、なかなかに難しそうな様相です。 (古いコースは短いのが多いですね。 昔の道具は飛びませんでしたものねー。)


6,104yは、パー70を考慮しても長くありませんよね。

しかし、打ち上げのホールとかの距離感は難しいものがあります。 グリーン面は当たり前ですがピンさえ見えないホールもあったり。

加えて、この日は30-40マイルもあろうかという強風で、苦戦が予想されました。


会社が午前中で閉まってしまったので、午後から予約していきなり行ったラウンドでした。

ここのメンバーだというリーさんと、もうお一方、初めて来たっていう方との3サムです。



それでは、撮ってきたコースの写真の方をご紹介します。


まず、1番ホールは402yのパー4、気持ちの良い打ち下ろしのホールです。

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ティーイング・グラウンドからガクーンと30-40フィート下がっていますでしょうか。

写真では見えにくいのですが、フェアウエーの左右の木の生え始めているちょっと向こうの位置に、フェアウエーがUの字型に下がっている幅の太い溝が横たわっています。

青ティーから越えるには180-230yぐらいの位置ですので、普段なら上手く行けばU字溝の向こう側へ届いてくれて残り2打目は130y、って感じじゃなかろうかと思いますが、この日はまともなアゲンストの強風(strong head wind)
時折、アドレスをほどいて構え直さねばならないくらい吹いていました。

すごくいいティーショットを打ったんですが、あえなくU字の底に行きました。

グリーンまではさらに190yぐらい、しかも目の前にU字の向こう側部分が壁になっています。

ちょっと仰角的にどうかなー? と思いつつ打った3Wがすごく良い当たりで、斜面に沿うようにして出ていったボールが良く伸びてくれました。(^^)
(この日は8回も3Wを打つ羽目になったのですが、全部上手く打てました。かなり嬉しかったです。)

それでもグリーンまで届かず、うまい具合にアップ&ダウンが決まってくれまして、パーが取れました。(^^)



そしてこちらの3番ホール。

ものすごい角度で打ち上げのパー3です。199yありますが、これもまともにアゲンスト(head wind)でした。

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ティーが少し前でしたから、180yぐらいでしたでしょうか。

前の組も含めて、メンバーでドライバーを持ち出す方々がいらっしゃいまして、

左がブッシュで、右には救済的なバンカーが2つあって右に斜面が落ちています。
長いにしろ短いにしろ、真っ直ぐに打ちたいところです。

私はまたまた3Wでフルスイングしました。

グリーンへ行きますと 2段グリーンになっていて、私のボールは下の段、カップは上の段にありました。


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私のショットとしては最高の出来でした。


11歩(約8m)の距離でしたが、2段グリーンを登る高低差のエネルギーを細貝式で計算しまして、19歩の強さで打ちました。

斜めの登りでも、ラインの読み方に注意するだけです。

教わってよかった「パット・エイミング教本」。(^^)



続いての写真は、5番ホールのパー3です。 217yあります。

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風向きは、左から右にややアゲンスト。
ドロー打ちの私には、ティー右の木がすんごい邪魔です。(笑)

ここのメンバーの人が、とにかくどのホールも最初にティーショットを打ってくれまして、風でどのくらい流れるのか見てから打つことが出来ました。

こちらでは、「ready go」形式って言いまして、ティーショット順は前のホールのスコア関係なく準備できてる人からどんどん、もしくは前の組が離れた距離でドライバーが飛ばない人からどんどん打っていく方式のラウンドが多いんです。

でも、こういう風の強い時は、ルール的にどうなんでしょうか?(笑)

私はここも3Wでフルスイングで行きました。

ほんの少しグリーン左手前に届かず。
短いコースって聞いてたのに、すでに5ホールで4回も3Wを打ってます。(笑)



続きまして、ホール・ハンディ1のめちゃめちゃ難しい9番ホール、451yのパー4です。
しかもなぜかここも、右から左へ少し斜めのアゲンスト目の強風。

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このホールは風が吹いていなくても難しいですよ。 フラット(やや登り)で450y あるだけでもかなり厳しいのに、左手前のブッシュの他に、フェアウエー右サイドには池があります。
写真では正面のやや右辺りに濃い緑色の葦みたいのが茂って写っていますでしょう?

ちょっとS字っぽい感じのデザインです。もう私的にはパー5ですよね、もし風が無くても。

ティーショットはかなり左目に打って行きましたが、風で押されてフェアウエー左いっぱいでした。

そこからグリーンへ、またもや今日調子の良い3Wを強振しました。
これはよいショットが打てましたよー。 って言ってもグリーンには少し届かなかったんですが。

36歩(約28y)のアプローチはショートして寄せきれなかったのですが、6歩(約4m)のパットがカップインしてくれて、パーが拾えました。 これは嬉しかったです。
(この日はパットもなんか、ボコボコ入ってくれました。)



後半はフォロー(tail wind)になるホールが多くなりました。

こちらの12番ホールは、元々286yしかない打ち下ろしのホールで短いパー4です。

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調子が良かったので私は最後にしてもらって、前の組がグリーンを終わるまで待たせてもらってから打ちました。
まぁ届かないだろうとは思ったんですが、30-40マイルも吹いていたらもしや?ってのもありますからね。

このドライバーもかなり良い感じで打てまして、右のガード・バンカーをもう少しで駆け上がれるか?ってところまで飛んでくれました。

砂がほとんど入っていないバンカーでしたので、バンスのないウエッジでフェースを開いてピッチショット。
寄り切らず、5歩(約3m半)の距離でしたがこちらはカップインならず。



さて、最後にご紹介しますのは、真っ直ぐの40フィートも打ち下ろしているティーからは景色も良くてすごく気持ちいいけど、ちょっと的が狭く感じる16番ホール、408yのパー4です。

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このホールでは、左から右への斜めのフォローでした。

例によってメンバーの方が最初に打ちまして、かなり右へ流されるかと思いきや、あまり流れません。
横風要素よりもフォロー要素の方が強かったんでしょうか。

私はこのホールもフェアウエー・センターへ上手く運ぶことが出来ました。
オナーで打っていたら風を読み違えて左の木にかかっていたかも知れません。

2打目はもう約100yでしたが、風に右奥へ向かって持っていかれそうだと警戒して打ったら少しグリーンをショートしました。
でも、なんでもない平らな16歩(約11m)でしたので、幸いにアップ&ダウンを決めることが出来ました。


本当に正直だいぶ強風や狭さに苦戦するかと思ったのですが、あまりにもショットとパットの調子が良くって、すごく気持ちのいいラウンドでした。

まぁ、たまにはこういう日があってもいいですよね。(^^)