1/21/2023

Auto Scoop Shotが意外に使える!

昨年のクリスマスに息子が友達と過ごす休暇を兼ねてネバダ州のボールダーシティ方面に出かけまして、その時に Boulder Creek Golf Clubをプレーしてきました。

27ホールのゴルフ場で、9ホールのコースが Desert Hawk、Coyote Run、Elldorado Valleyと3つあります。プレーしたのはこの内のDesert HawkとElldorado Valleyです。


これはDesert Hawkの1番ホールの2打目地点です。


ティーからは正面から左サイドに大きなウォーターハザードがあって、大きく左にドッグレッグしているレイアウトです。プレイヤーの飛距離に合わせて斜めに打っていく場所を決めて池を越えてティーショットを打っていく感じになります。
出だしのホールとしてはいきなりコントロールを要求されるホールですが、狭くはないです。
私は写真にある2本の椰子を飛距離の目安に、安全目に右サイドに打ってこの位置でした。
すごく整備の良い綺麗なコースで、後方の赤い岩山とか、砂漠らしい雰囲気のとても良いコースでした。今回Coyote Runをプレーしていませんし、またラウンドしたいです。


こちらは Desert Hawkの3番ホールの2打目地点


グリーン手前にクリークが横たわっていましてさらにグリーン手前から右サイドには大きなバンカー。ホール全体が登り傾斜になっていまして、ここからまだ180yほどありました。
難しいホールだと思います。
かなり良いボールを打てたと思ったのですが、アゲンストもあってかグリーンちょい手前の斜面に当たり、転がり戻ってバンカーに。惜しいショットでした。


こちらがスコアカードです。


地元ゴルファーさん3人とご一緒しまして、いろいろコース攻略のアドバイスもらいながら楽しいラウンドでした。ショットの調子がかなり良くて「ここは右へ打っておいた方が攻めやすい」とかの、もらったアドバイスがけっこう活かせました。
後ろから3つ目の青ティーからのプレーでもコース/スロープレートが 71.8/135 というかなり難しい評価のコースでしたので、37 39 = 78 のスコアが デファレンシャルで 3.5となりました。


ここは、一昨年のクリスマスにプレーした Boulder City Golf Courseとほぼ隣接していまして、同じ経営の姉妹コースになっています。(コースの雰囲気はがらりと違いました。)


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Golf Digest のストーリーで流れてきたショットです。


It looks weird, but this ‘auto scoop’ shot could be your new secret weapon 
(一見奇妙に見えるけど、このオート・スクープはあなたの新しい秘密兵器になるかも)
by Luke Kerr-Dineen
https://www.golfdigest.com/story/auto-scoop-shot


オート・スクープと名付けられています。

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“When you’re short sided on a fast green running away from you,” he writes. “You need to be close to the green to use it, as it’ll want to land just a few feet from where you’re standing.”
(「速いグリーンの外のショートサイド、しかも下りのラインに付けた時」とルーク、「グリーンの近くで、立っている場所からほんの数フィートのところに落としたいときに使います。」)




For many golfers it’s the kind of shot they would putt, but when there’s rough in the way, that’s not an option. It’s why you usually see players hit epic full-swing flop shots in these spots: Because they’re trying to carry the ball over a short distance, than have it land dead.  
(多くのゴルファーにとって、パターで行くくらい近いのだけどでもラフが途中にあって阻まれている状況でパターではいけない。こういうスポットでよく見るのはフルスイングのフロップショットです。短い距離をキャリーして飛び越え、落ちてすぐ止まるボールを打ちたいからです。)

But that might literally be the most difficult shot in golf, which brings us back to Shauheen’s “auto-scoop shot,” which involves some key setup adjustments, as he explains:  
(しかしながらそれは文字通りゴルフの中でも最も難しいショットです。という訳でShauheen(←インスタで打って見せてるプロ)のオート・スクープ・ショットをご紹介します。動画内で説明しているようにいくつかキーになるセットアップのアジャストメントが必要です。)

“Put the ball back in your stance. Keep your hands and handle even further back. Pre-set your trail wrist into max flexion, and don’t change it throughout the swing to expose the bounce & loft of the club. Just rotate back and through from there without changing your arm structure.”  
(ボールはスタンスの後ろの方(右足寄り)にセットして。クラブを持つ手はさらに後方にセットします。引き手の方は目一杯曲げて、スイング中ずっと角度を変えないように保ってクラブのバンスとロフトを活かします。手の形は変えないようにしたまま(肩を)後ろへ回転して戻してくる。)

Setting up this way, with your hands way behind the ball, effectively pre-sets impact so the club hits the ball with lots of loft. 
(このように手をボールのずっと後方に持っていってセットアップをすれば、クラブが大きなロフトでボールを打てるようにインパクトの形を効果的にプリ・セットできます。)

It’ll feel “awkward” at first, Shauheen goes onto say, but as you get used to it, you’ll notice the ball come out high but lands dead. 
(最初はものすごく違和感あると思いますが、(Shauheenが説明を続けます)、慣れてくるにつれてボールが高く出て死に球で落ちてくることが分かるでしょう。)

An interesting method to make one of the trickiest shots in golf, a little simpler.
(ゴルフの中でも一番トリッキーなショットのひとつを、面白い方法でちょっとシンプルなものにしてくれますね。)

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いやー、これコースで実際に試してみたのですが、

ホントに、大ピンチのショートサイドのラフにいる時にグリーンの下り面にポトッと落とす、すごい難しいショットがかなり簡単にしかも振り幅も小さくて(あんなグリップのセットアップで大きく振れません) 安全に打つことができてしまいます。

練習だけではなくてラウンド中にも 2度ほど使ってみました。
結果は上々でした。

フェースが空を向くほどウエッジを開いてスタンスを広く構えて、大きくレベルに振り抜いてフォローで右手のひらが空を向くように左へ抜くロブショット、とかと全然違い、

びっくりするぐらい簡単で、大きいミスをする予感が全くありません。


初打ちに一緒に行った(HDCP Index 0.5の)友達にこのショットの話をしまして一緒に試したら、あまりにも簡単で驚いていました。
ちょっと練習して今度からショートサイドで使う、って言ってました。


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そしてこのショットに酷似した、というかほぼ同じコンセプトのショットをひぐけんプロがYouTubeで紹介しています。

こちら ↓


こちらは冬芝でラフも短めですが、フェアウエーでも芝が綺麗なら使えないことない、って言ってました。
よく似た状況で、難しいグリーンのショートサイドに外してしまった時の「臨時のお助けショット」として考えてください、という紹介でした。

グリーンに近くて、エッジからピンまでが近いのは同じです。

こちらの動画では、グリーンもさほど下ってはいませんし、打っている場所も若干の登り斜面ですかね。(正直この動画の状況でしたら、パターで十分かな、とは思いました。)

状況と、そしてショットとしては「短い距離をフワッと上げて、ポトンと死んだボールを落とす」っていう内容ですので、ほぼ同じショットと言っても良いかと思います。


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両者のショットに一点、異なっている点があります。

 Shauheenは右足寄りにボールをセットすると言っていますが、ひぐけんは左足寄りにボールをセットする、って言っている点です。

普段と違うことを強く意識してクラブが救い上げるプリ・セットを作るっていう意味では Shauheen方式で右足寄りが良いのかも知れませんが、クラブのロフトを大きくつけて使ってしかもバンスをフルに使って滑らせるという目的からすれば、ひぐけん方式の左足寄りにボールをセットした方がより効率的にセットアップできるように思えます。

ということで、私と友達の場合は、ボール位置を色々と動かしてみて、自分がやりやすい位置を探ってみましたところ、大体スタンスの真ん中にボールをセットするのが打ちやすそうだ、と思いました。

傾斜や状況に寄って、少し位置を変えた方が良いのか、いつも真ん中にセットした方が良いのか、草摺りを入念にして確認しつつ使って行ってみたいと思います。



1/17/2023

パーとボギーの境界線 (--> ハッスル・ゾーン(Hustle Zone))

昨年末に、Soboba Springs GC をラウンドしてきました。

1966年のオリジナルが Desmond Muirhead (Dinah Shore Tournament Courseなどを設計)のデザインで、Cary Bicklerがコースデザインをリノベートしたというなかなか貴重なコースです。


コース自体は全体にフラット目で大きなウォーターハザードが印象的に配置されているタフ目なリゾートコース、といった趣です。この日のスコアは76でした。
(デズモンド・ミュアヘッドのコース近くにそんなにないんですが、偶然続きました。)


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さて、タイトルは多少ミスリーディングな感じもしますが、ボギーとダブルボギーの境界線でも良いんです。同じです。

多くのゴルファーが、それこそプロからスクラッチ、70台、80台、90台のスコアのレベルのゴルファーにいたるまで、「ゴルフは結局、"スコア"は Chip & Puttだから。」っていう認識はしていると思うのですよね。

ほんのちょっとの、チッピングでは僅かな 1-2yの差が、そしてパッティングにおいては微々たる数インチの差が、+/- 1打になって大きく影響するのがこのChip & Puttのエリアになります。


当ブログで何度も何度も触れていますが、デーブ・ペルツのパッティングバイブルに書かれている「ザ・ゴールデン8」というパッティングの最重要ゾーンを表示したグラフを見ますと、なぜ僅かな距離の差が大きなスコアの差になるか、一目でピンと来ます。


黄色く塗った部分が、カップまでの残り距離が 2フィートから10フィートまでの、結果が大きく異なるクリティカルな 8フィートのエリア、ザ・ゴールデン8です。


それで、これをアレンジしましてコースで実際プレーしていて体感できる数値に置き換え、大きく異なるクリティカルな エリアを若干狭めまして、3フィートから8フィートの、僅か 5フィートのまさにグラフの傾斜が最も急角度な傾斜になっている範囲にフォーカスしまして、昨年11月に「ワンクラブとワンピンの感覚」に焦点を当てたブログ記事を書きました。

ワンピンとワンクラブの差は、 
PGAのツアープロのデータでも、ワンピンとワンクラブでは、35%と90%の差に出ています。 
ハンディ20前後の一般アマチュアでは、ワンピンとワンクラブでは、15%と75%の差に出ます。
抜き出しておきましたが、まさにここが焦点です。

私の現在のレベルで考えますと、

ワンピンワンクラブでは、カップイン率25%80%大きな差になってくる。

...ぐらいで考えてよいと思います。
ここが今回取り上げて考えています「境界線 」です。
あの広々とした250エーカー(約100万㎡)もあるゴルフ場でプレーしていて、僅か 5フィート(約1.5m)の攻防のお話です。


この記事には syoballさんからずばりのコメントをいただいていまして、


まさにおっしゃる通りなんです。

パッティングに関しては、HDCP20前後のアマチュアレベルよりは技術的に改善できているけれどもプロのレベルには到底至らないくらいの数字にレベルアップできていますので、ここをさらに改善することは難しいです。(読みの向上には取り組みを続けていますが)。
...ということで、ラウンド中は結果には執着することなく、淡々とグリーンの読みとパッティングのストロークに最善を尽くすのみ。

ただ、パッティングした結果の方はワンピンとワンクラブの距離では 25%80%カップイン率として出てしまいます。(これはもう仕方ありません。)


そうしますと、どこに取り組むかというと、その前のショットということになります。 
カップから ワンクラブか、ワンピンか、っていう距離に打つアプローチとなりますと、150yとか200yとかからは到底狙える距離ではありません。

なにせゴルフっていうのは、200y向こうから打って左右+/-20y以内に入れるためには、+/-6°以内(時計の針で+/-1秒以内)に入れないといけない無理ゲーをプレーしている訳です。しかも横向いて構えて打って。

カップから ワンクラブか、ワンピンか、っていうアプローチは、まずグリーン周りの15y以内。 
それと、私の場合これからターゲットにして改善していく余地が十分にあるのが、グリーン周りの10-30yからのアプローチ、っていうことになってきます。

この両者と、それ以上の遠い距離から乗せたボギーオン全体の内どのくらいワンパットでホールアウトできるか、という指標が Z版頑張り率になります。 2011年から取り始め目標を掲げている指標です。今年も50%以上を目指しています。

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そして現在の取り組んでいる方法論が、グリーン周りの10-30yで使うクロ狙い2.2です。

こちらの記事

カップへ寄せるショットの弾道、イメージを思い描き、ワンバウンド目を落とす位置を漠然と(きっちりピンポイントではなく漠然と) 決めて、そこに向けてのスタンスを取り、素振りというより本番さながらのストロークで草摺りしながらのリハーサル、そしてその時に両手でグリップしたクラブで目標を指して制止する。
イメージをビジュアル化するわけです。

そして、リハーサルのストロークのマッスルメモリが残っている 8秒以内にボールの位置に構え直して本番のストロークをする。という手順になります。


フィードバックのために一応レーザー測定器なり歩測なりで、カップまでの距離は確認をしておきますが、距離による決め打ちは全くしません。

むしろグリーンのアンジュレーションや起伏、傾斜、グリーンの速さ、グリーンの硬さ、芝目の向き、そして何よりボールがある位置のライの状況(芝の長さ、向き、下の地面の状況、傾斜)などの情報を収集して出る弾道のイメージを作り、そのイメージでボールが出ていくように素振りのリハーサルをして、そのままのイメージでボールをストロークします。
気持的にはロングパットのイメージです。

この、決め打ちではない距離のコントロールは個人的には新分野でして、20歩以上のロングパットと同様にイメージ優先の、自分がゴルファーとして持つ経験則によるsubconsciousの力を利用した方法で、デジタルパット2x6システムなどの決め打ちとは趣きが異なりますので、なかなかに新境地といった感じで取り組みがいがあります。


このグリーン周りの10-30yで使うクロ狙い2.2 が悪くてもワンピン以内、良い確率でワンクラブ以内に付いてくれるようになるところが理想の目指す到達点です。 

なかなかそこまで思うようには行かないんですよねー。一方、仮にワンピン以内に付けるのを失敗しても、グリーンに残っていれば 2パットでホールアウトできるチャンスは十分ですので、ちょうどワンピンくらいに付けた場合と失敗した(けどグリーン上の)場合とでの、パーとボギーのカップイン率の境目は多くて20%以下程度しか違いませんからほぼボギー、スコアには直結して出にくいのですが、それでもワンピン以内を繰り返していれば、周りから見た安定感とか、ゴルフのしぶとさとか、そういうところがグッと改善されてくるはずだと思うのです。

この10-30yの距離から、6割くらいワンパットでホールアウトできるようになれば、 ハンディキャップが 5以下のスコアを安定して余裕をもって維持できるのではないかなと思っています。



...そしてこの、グリーン周りの10-30yで使うクロ狙い2.2 と、D-Chop、テキサスウエッジなどによる転がしが、ボギーとダブルボギーの境界線にも、重要な部分になってきます。

先日の記事「ダブルボギー以上の削減 大作戦」の中で上げていました

6.ボギーオンも逃してしまった時のグリーン周りのショートゲーム

の場合、まさにグリーン周りでピンまで30y以内の場所にいることが多いであろうと想定されます。

ダブルボギー・フリーのラウンドを達成するには、このダボオンの場面で粘り強くボギーを拾っていく必要があります。

ワンクラブ(約89cm、3フィート弱)以内に付けるのが理想的ですが、せめて 2歩(約1.4m、5フィート弱)以内に付いてくれれば、大いに1パットでセーブできる確率がぐんと上がって 80%以上ボギー・セーブできるでしょう。ワンピン前後(だいたい3歩半)ですと 20-25%ぐらいしかセーブできません。16フィート(7歩)まで離れますと 10%以下しかセーブできなくなります。(16フィートは基準の距離で、得意にはしていますがカップイン率は10%以下でしょう。)

この、主にクロ狙い2.2 を使って行くつもりのグリーン周りの10-30yを、個人的に「ハッスル・ゾーン(Hustle Zone)」と呼んで、重点を置いて取り組んでいきたいと思います。

(*注: ハッスルには、hustleとhassleがあります。)


自分で傾向を考えてみますと、登りのグリーンではショート目が多く、下りのグリーンではオーバー目が多いように思います。
次に上りのパットを残す意味では良い傾向ですが、より短い距離を残すには、という観点も持って打ってみたいと思います。でも基本的には登りのパットを残すのが良いんですよねー。
結果としての自分の傾向を意識することでフィードバックをかけて改善に繋げたいと思ったりしています。



1/12/2023

ダブルボギー以上の削減 大作戦

年末の休み中に友達と遠征してきたPalm Springsの Desert Island Country Clubです。

ダイナショアなども設計した有名な Desmond Muirhead設計のコースです。
以前は、Sinatra Resort & Country Club and The S at Rancho Mirageという名前でした。

フラットですが、ウォーターハザードがふんだんに配置されていて戦略的なコースになっています。


こちらは半島に突き出したグリーンになっているパー3の 5番ホールです。


左奥に狙うのでなければ、ほぼアイランドグリーンのような感じですね。
とても美しいです。
私は左手前のピン位置に対してグリーンの真っ直ぐ後方だいぶ奥にオンしまして、35歩(約27y)の超ロングパットを残しました。風があったとはいえちょっと保険かけ過ぎましたね。
なんとか2パットでしのぎました。


そしてこちらもレイアウトが特徴的ですごかった 9番ホールパー4です。


これはティーから撮った写真ですが、グリーンは右方向の椰子の木の下にあります。

グーグルマップで見てみますと、


普通は、中の島の様になっていますフェアアウエーに180-220yぐらいでレイアップして打っていきます。そこから右ドッグに目標を変えてグリーンへ。
友人の一人はマジでキャリー290yを出せますので水を二つ越えたグリーンと同じ陸地まで狙って打っていました。

私は3Wのショットは風もあったのか意図せずちょい右にフェードして運よく最短距離コースの良いポジションに。そこからは145yぐらいでした。ピンの左手前12歩に乗せて2パット。

この日のスコアは、38 38 = 76でした。 


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いままでにも何回か、ダブルボギーを避ける取り組みについて書き留めています。
内容が重複はしますが、さらに掘り下げて気が付いたことをメモしていきます。


0. OBについて

OBが出た場合は、よほどリカバリーが良くて運が良いとボギーに収まりますが、かなり慎重に上手く対処できた場合でベストがダブルボギーになります。 距離とストロークのペナルティが加わりますので当然です。
OBを出してしまうことはあります。この場合はもう +2は別口で考え、ここからの最善を尽くすことに専念します。

この時に一番気を付けなくてはいけないのは、連続OBです。同じ位置にティーアップして同じクラブで打てば、同じショットが繰り返えされてもおかしくありません。
幸いティーショットの場合は、場所を変えることができますので大きく場所を変えます。(重要)
2打目以降の場合はボール位置は同じところになりますので、クラブを変えるかセットアップ、または使うショットを変えようと心掛けています。


ということで、以前のエントリーからの抜粋を。


まずは 2022年6月の「スコアが改善して安定してきているので、思い当たるところをメモして記録しておく投稿」という記事からです。

4.ダボへの王道を避ける -1 (バンカー越えのバンカー入り)
5.ダボへの王道を避ける -2 (ボギーオンの 3パット)

という二つの項目を上げています。

4.バンカー越え で上げています、パー4の3打目のバンカー越えでむざむざバンカーに入れてしまうショットは是が非でも避けなければなりません。
ピンまでの距離にこだわらず、バンカーの向こう側の縁(顎)を確実にクリアするキャリーを打つことに徹します。
顎が持ち上がっている分、自分のボールとの高低差をしっかり把握して越えるように距離を計算することが重要です。

ものすごく上手く打った(と思った)セカンドショットやサードショットがバンカーにギリギリ捕まってしまうショットは、たいていの場合、立体的な3Dイメージでの状況把握が不足していて、ピンまでの距離で打っているケースが多いです。

プロのスピンの利いた100y以上も向こうからウエッジで打った、高い弾道の落ちてから強いスピンで戻るようなショットはピンの上から降ってくるかもしれませんが、私が打つアプローチショット、特に3打目でのバンカー越えなどのショットは大体において放物線を描いて飛んでいるイメージを3Dで考えて打つべき、と思っています。


5.素ダボ では 3オン3パットのいわゆる素ダボを避ける方法論を書いています。

パッティングのラインを読む際には、どれだけ曲がるかということよりも、登っているのか下っているのか、目の錯覚は起きていないか、景色に惑わされていないか、どの程度の傾斜なのか、これを読むことに注力します。

この方法は、成果を上げつつあります。
極端なショート、打ち過ぎのミスがかなり減ってきました。
横から、そして最大傾斜の最下点方向から見るのが大切。それでも足りないことも稀にあります。
まだまだ読み違いは発生していますが、目の錯覚が起きやすい状況に気が付くようになってきまして、傾斜の把握の仕方がかなり改善してきています。



次に 2022年1月の「ダボ以上の大叩きホールを出さないための注意事項 4つ」という記事からのおさらいです。

1. 1DKJ (一打献上)するときに、乾坤一擲(けんこんいってき) のショットを心掛ける
2. バンカー越えのアプローチショットで、絶対にバンカーに入れない
3. グリーン周りのショートゲームで往復ビンタを避ける
4. バンカーから大ホームラン
5. 素ダボは起きる

これを見ますと1月当時には、5.の素ダボ に関しては打つ手なしの状態でしたが、6月には打つ手立てを思いついて取り組んでいます。(やはり書き記してメモしておくことが役に立ちます。)
2.のバンカー越えは上記のとおりです。

1.の 1DKJに関しては私自身のラウンドにおきまして、状況判断が良い時も多くありますが、良くない判断をして打ってしまうことも散見します。ひたすらに保守的な選択をするべきとは思っておりませんで、ここはゲームを楽しむ上である程度の許容範囲をもって判断していこうと思いますが、もし下手打った時に最悪の状況に陥ることは避けるフェールセーフの保険はかけた選択にはしたいと思います。

3.の往復ビンタ(およびザックリ)については、書かれている「ミスの最小化」を最重要と考えた打ち方をする、という方針 以外に、やはり草摺りの素振りの徹底を励行したいと思います。
草摺りの素振りというか、もはや素振りではなく、むしろこれから行うショットの本気のリハーサルです。
あたかもボールがあるかのようになるべく同じライのすぐ近くの位置を「打ち」ます。
ボール無しで本番さながらにストロークします。
そしてスタンスとボール位置をアジャストして構えます。
これを欠かさないようにしますと、ダフリやトップが激減します。


残っているのが、4.のバンカーです。
当時書いていますように、あまりヘッドスピードを上げないで打つタイプのバンカーショットを軸にしてプレーしています。フェースを大きくは開かず、大きなスイングはせず、バンカーから出ることを最優先した打ち方です。(それでも砂の状態や顎の高さによっては難しい時もあります。)
そしてつい最近、少し距離があるケースの Chunk & Run バンカーショットという打ち方も導入しました。
今後、一番改良していく余地が大きく残っているのはこの部分かと思ってます。バンカーにはなるべく入れないマネージメントを心掛けてはいますが、ゲームの一部として取り組みべき分野だとも認識しています。



そして今回もう一つ考えていますのが、

6.ボギーオンも逃してしまった時のグリーン周りのショートゲーム
です。
OBがあった場合や、林の中で1DKJにまで失敗した場合や、池がらみでやらかした場合など、ボギーオンに失敗してなおかつ次打でのグリーンオンさえ危ぶまれる状況はともかく。

2打でグリーン周りまで来ていながらちょっとしたミスでボギーオンも逃してしまったケースでは、ダボオンを狙うショットはグリーンに割合に近いケースが多いと思います。
このケースでは、是非ともワンクラブ以内に寄せてボギーを確保したいところです。

この件に関しましては、別の記事で考察をしたいと思っています。

(上記オレンジ色の状況は特に避けたいところではありますし、できうる限り避けるべき状況と思います。起きてしまった場合は、総スコアにカウントするのをラウンド後回しにするなどして、他のホールに影響が出ないようにする努力がとても肝要であると思ったりしています。)