8/24/2008

ドーヴ・キャニオン (カントリークラブ)


実は立て続けになりましたがグース・クリーク(後にup)の翌日にラウンドして来ました。

メンバーシップのコースで高級住宅街のいわゆる「Gated community(町ごとゲートの中に囲われていて、ゴルフコースやテニスコートもその中にあります。)」にありまして、メンバーの紹介が無いとラウンドできません。
呼んでくれたのは不動産業をやっている友達です。

ツアープロのポール・ゴイドスが所属しているコースです。


Dove Canyon Country Club
http://www.dovecanyonclub.com/



ジャック・ニクラス設計の、とてもタフなコースです。

渓谷の中に絶妙に作られていまして、ティーショットでは200y級の谷越えは当たり前、例え短いパー3でも正確な「distance control」が要求されるホールが目白押し。




グリーンは、今まで他のコースのグリーンをうねったアンジュレーションとか紹介してごめんなさいぐらいすごいアンジュレーション振りで、2段3段グリーンやグリーンのみならずグリーンサイドもどうしてそんなにえぐれているの?みたいになってたりしますし(笑)、ピンポジションが1-6の6つに分かれていてその日のポジションが示されるだけあります。

そこいらじゅうOBですしね。(正確にはOBでは無くて赤杭のラテラルハザード扱いです。自然保護区域で大きな野生の鹿が普通に歩いているのを目撃しました。)




ホール間移動なんかも、いやもうすごい上り下りのレイアウトで橋もそこらじゅうに架かってますし、とても歩いてラウンドできるコースではありません。とても戦略的な素晴らしいコースですけどプロトーナメントは無理ですね、そういう意味では。




ずーっと登りのホールとかは、みなさんことごとくショートしていましたね。
だらだらとかなりきつく登っていても、カートに乗っていると斜度をきつく感じないんですよね。特に広々してたりすると。これぐらいきつい傾斜の斜度を体験する機会がこの辺り(LA周辺)では少ないのでしょう。

伊豆のゴルフ育ちの私は、その点の距離感ではちょっとアドバンテージがありました。(笑)


白色のレギュラーティーからでしたが、私には十二分に難しいコースです。
コースレートは69.3、スロープは127です。パーは36・35の71です。
(ちなみに二クラス・ティーを選びますとCR:73.7、SL:136です。パー71なのに。)


1 5 △ DS7S-②
2 4 △ 1A
3 4 △ D13AL-②
4 3 - U8A
5 4 - D5BS
6 4 ○ U②
7 3 - U②
8 4 △ D②
9 5 - D⑤

10 3 △ DS6AS-①
11 5 △ U6S
12 4 +3 4BL (OBあり。バンカーも。)
13 3 +5 11B (バンカー5回)
14 5 +3 7A (バンカー3回)
15 4 - 5BL-②
16 4 - D7AL-②
17 3 - UU14B-① (強烈な2段グリーン)
18 4 △ US⑤ (2打目ダフって池。)

39(14)・49(17)= 88(31)


1番は短いパー5なんですが、二クラスの設計らしい、ドライバーの落としどころは他のホールには見られないくらい広々としたレイアウト。
スタートホールのティーショットはリラックスさせてあげるべきだ、と言う設計ですね。(^^)

しかしそこからの2打目はぐーっと上っていくばかりではなくて、大きな枝を張った木が根元のエリアにはウッドチップエリアとバンカーをしたがえてフェアウエイのど真ん中に配置されていて、いきなり精密なコントロールが要求されます。
短いパー5のわりに刻んでしまうとこれが長いこと長いこと。3打目は132yでしたが、160y打つ6I で打ってやっとこグリーン右に外すくらいでまだショート気味。

2番でいきなりD-Chopで寄せた1歩の距離を外してパーを逃してしまいますが、この日その後は2歩の距離はことごとく全部入ってくれました。(^^)
スタート前には一体いくつ3パットするんだろう?って思ってましたが、意外にもグリーンのスピードが私の感覚に合っていましたせいで、3パットしませんでした。(^^)

逆にタップインが少なくてやたらに2歩が多いのは、アンジュレーションがきつくて速いグリーンの為です。パッティングやアプローチも含めて、ぴったりだと思ったやつがすーっと2歩ぐらい行っちゃうんですね。

フロント9の後半はよく凌ぎに凌ぎました。


バック9は2ホール連続で寄せが寄せ切らない軽いミス、2パットのボギーで始まりました。

12番ではこの日初めてで唯一のOBが出まして、ガードバンカーにも入れてトリプルボギー。
(右半分にOBエリアがせり出していたの分かっていたんですが、敢えてドライバーで行ってやや右に出て突き抜けて入れてしまいました。)
ドライバーがだいぶコントロールされて来ました。まだまだですけど、これだけタイトなコースでこれだけやれれば日本のコースでも大丈夫、って感じてます。(^^)

13番は、短い一番簡単なホールなはずの谷越えのパー3のティーショットがトゥで打ってしまってショート、手前のガードバンカーに。
ここまでは叩くと思って居なかったんですよ、正直。12番のガードバンカーでは背丈ほどの高ーいエッジを上手く出したバンカーショットの次でしたので。

ところがこのバンカーはその前のバンカーと違って砂がほとんど無い。砂も粗くて茶色っぽいですし。それでクリーンに打とうとしてあごに当ててもう一回。今度はHRして向こう側のバンカーに。
で、これが左足下がりで、もしHRしたらOBっていうさらに難しい状態。しかもこっちのバンカーはさらさらの真っ白い砂が入っていてビシッとエクスプロージョンが必要です。
腕が縮んだんでしょうかね?その前のバンカーですでにやられてますし。結局3回かかって出しました。バンカーショット5回で、+5の8打。

14番でもクロスバンカーとガードバンカーに入れまして、結局12-14番は、+3、+5、+3のトリプル・パンチ。この3ホールだけで+11オーバーです。
その他のホール全部で+6だっただけに悔やまれます。ダブルボギー、3パットなし。


さすがに残りはバンカーに入れ無いようにコースマネジメントしまして。(笑)
それなりに頑張ったとは思います。
遅きに失した感もありですが。(^^;

15番のバーディーパットはどうしても入れたかったなぁ。読んだ方に曲がらなくて外しました。

17番は距離感の難しい、60フィートぐらいのもの凄い打ち下ろしのパー3で、いいショットを打てたんですが、凄い2段グリーンっていうか、左右に大きく段が付いて下がっている頂上の部分にカップがありましてね。
ピンの左5歩ぐらいのところに落下、もうちょっとのところですーっと左の段の下に転がり落ちてしまいました。

普段ならどうにもこうにも寄らなさそうな、打ったことも無いような登りのパッティングで、段上り切ると緩やかな下り。ひぇー。
これがなんと奇跡的に1歩に寄ってくれました。(^^)
このファースト・パットが今日のベストショットかなぁ。

18番は手前の池に届かないエリアに刻まず、狭い狭い池の左脇のフェアウエーに敢えてドライバーを打って行って成功したんですが、残りの池越えの9Iをダフってしまいまして。ちょっと距離感に気をとられすぎた感じで。1ペナ。

ここからの「up & down」も今日のベストプレイ候補です。
池の手前にドロップして、残り60y。SLJで5歩に付けて、登りのスライスラインが真ん中から入ってくれてボギーセーブ出来ました。(^^)


私は石岡カントリーとかも好きなんですが、とても楽しいコースでした。(^^)


2 件のコメント:

  1. ジャックの設計は厳しいですね。2カ所しか回ったことがないですけど、至る所に池とかバンカーばっか、フェアウェイって無いの?ってなほーるとか。。。セカンドが左足下がりで池越えでグリーンが横長(落とし場所は2畳ぐらい?)ってな感じですで、私には太刀打ちできませんので、ジャックと聞けば敵前逃亡

    2枚目の写真のグリーンなんてどうやって攻めるんですかね。あのバンカーに入れたら後ろ向いて出さないといけないかも。それにグリーンに載せてもこんな小さな写真でわかるぐらいのアンジュレーションで・・・

    前半の上がり4ホールは見事な凌ぎですね。さすがです。+3+5+3は別にすれば、ジャックとよくぞここまで戦った!と言えると思います。ただ、別にさせてくれない設計なんでしょうね

    私はホームコースでのラウンドが多いので、たまには武者修行に出かけないといけないですね


    Posted by:golfreak銀 at 2008年08月26日(火) 15:59

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  2. golfreak銀さん、コメントありがとうございます。

    ジャックの設計は、確かに距離をきちんと打ち分けられること、ちゃんとグリーンで止められること、を要求するようになってますよね。
    トップしたけどいいとこに乗っちゃったっていう結果オーライが少なく作られてます。

    逆に、リラックスすべきところはリラックスし、ボギーオン狙う人には優しく、OB救済用のサンドトラップとかもしつらえてあって、本当に良く考えられてます。

    一番の醍醐味は、ハンディキャップに合わせて使うティーを選ぶことにより、実力に合わせて楽しめるようになっているところですよね。

    私は大好きです。(よくやられてしまうんですが。(笑))

    今回は白ティー指定のトーナメントでしたのもあって、やれる手ごたえを感じました。
    OBもひとつでしたし、運良く3パットもしませんでしたし。
    バンカーであれほど叩いたのは10年ぐらい振りだと思います。+5叩いたパー3なんて、ティーがフロントでわずかに115yの一番簡単なホールだったんですけどね。思わぬところに穴がありました。
    最近、ちょっとバンカー下手だなー、とは思ってたんですよね。56度のサンド抜いてから。
    何とかしたいと思います。


    golfreak銀さんは小さな写真でも見て取っていただけますが、ほんとに頭ほどの高さのバンカーがいくつかありました。
    入れないようにプレーしたんですが、ダフったりすると入っちゃいます。(笑)
    (+5叩いたバンカーはせいぜい腰ぐらいでしたけど。)

    問題は、このコースはプライベイトでリベンジの機会が無いってところですかね。


    Posted by:やきそばパンZ at 2008年08月27日(水) 00:01

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