私もダメなやつ持ってます。
今年に入ってすぐ、イギリスの耳鼻科のお医者さん達が、最新ドライバーの数々をテストしまして、甲高い打球音の聴覚への悪影響を調べ、最悪の場合聴覚を失って“deaf(耳が聞こえない;聴覚障害)”になってしまう恐れがある、という結果を公表しました。
その記事↓
“Doctors say golfers using latest generation of titanium drivers should wear earplugs to protect them from noise.”
55歳の、難聴になってしまったゴルファーの事例もあるそうです。
この人の場合は、コブラ社のKing Cobra LDを使っていて、週に3回程度のラウンドで約18ヶ月使っていたところ、右耳の聴覚がかなり下がっていたそうです。
この記事では、この耳鼻科の先生達が「ゴルファーは予防に耳栓をするべきだ。」と推奨している、となっていますが、同時に、耳栓をしてプレーをすると「フォー」の声が聞こえないとか逆に危険なケースも出てくる、とも書かれています。
で、それを米国でも全国放送のABCニュースで取り上げられました。
ABCニュース
↓
ABCニュースのビデオクリップ
このビデオに出てくるドライバーはどれも、被害例のKing Cobra LDよりも音の大きいものばかりです。
画像をクリックで拡大します。
音が大きい順に、
PING G10
Mizuno MX-560
NIKE SQ
Callaway FT-5
Masters MC-Z910
King Cobra Speed LD
が映っています。
キャロウエイのFT-iは、FT-5とほぼ同等でしょう。
これらはどれも、120dB以上を計時しています。
PING G10に至っては、128dBにも達したと言うことです。
耳鼻科の先生達に拠りますと、使っても耳に安全なレベルは、「110dB(デシベル)まで」だとされているのだそうです。
週に3回程度のラウンドで約18ヶ月ってことは、練習場でドライバーをたくさん打つ方なんかは、もっと短期間に耳をやられてしまうかも知れないってことですよね。
私も実はFT-5を持っています。
FT-3がエースドライバーで、ほんの短期間FT-5を使用し、その後リシャフトしたFT-3がエースに復帰しまして、今はFT-3を使っていまして、このドライバーはものすごく打球音が静かなので私自身のエースドライバーは安心ですが、
よく一緒にラウンドする友人が、Mizno MX-560とCallaway FT-iを使って居りますし、まったくの他人事ではありません。
この話は、その友人の一人から教えてもらって知ったものなので、友人達も考慮することでしょう。
私も注意したいと思います。
日本では、米国モデルはそれほど出回って居ないと思いますが、たぶん
NIKE SQなどはほぼ仕様が同じで出ているかと思いますので、たとえ日本モデルでも、あのレベルのでかい打球音が出るドライバーにはご注意下さい。
***
ノリさんがわざわざupして下さった記事にもリンクしておきます。
↓
練習熱心と聴覚障害の危険
併せて、
次の記事、「再告知です。」 とそのコメント欄もご参照下さい。
みなさん、ホントにご注意なさって下さい。
気が付かない周波数の辺りの音がすでに聞こえ難くなっているかもしれませんよ。
驚きの話です
返信削除日本では またせ一切話題に
なってないです
Posted by:ぱぱ at 2009年01月18日(日) 21:35
私のドライバーもFT-iなので怖いですね。
返信削除週2のペースで15ヶ月目ぐらいになります。
今のところ全然大丈夫なのですが、たぶんきちんとミートできてないからかもしれません
Posted by:hally at 2009年01月18日(日) 23:36
ぱぱさん、こちらでもこの間ニュースでやったばかりです。
返信削除さすがに全国ネットのABC(TVは数百チャンネルあるうちが多いんですが、CBS、NBC、ABCの3大ネット局は、全州に全国放送しています。)でやりましたので、みんな話題にはしてます。
ドライバーを変えるとこまでやった人は、まだ私の友人がMizunoのMX-560を使うのを止めたぐらいしか聞いていません。
でも、一応認識だけは持っていてもいいかも知れません。
Posted by:やきそばパンZ at 2009年01月19日(月) 02:11
hallyさん、個人差もあると思いますし、即使用中止する、ということまでは必要ないとは思います。
返信削除私の場合は、この話が出る前から自分でFT-5の打球音が非常に耳に障る感じがしていたので、ほんの4ヶ月ぐらいで使うのを辞めてしまっていました。
FT-3のリシャフトが上手く行ったから、っていう方がメインの理由ですが。
FT-iですか。練習場で連発して打つ際には、一応お気をつけ下さい。
Posted by:やきそばパンZ at 2009年01月19日(月) 02:16
おはようございます
返信削除最初にこの記事読んだ時は、
「そんなことってあるのかな~?」でした。
ところがです、思い出しました、自分のこと。
毎年の健康診断に聴覚検査があるんです。
何年前からかは調べなければ分かりませんが、
左耳の4000Hzの欄に「所見あり」が続いています。
心当たりがあったんです。それは携帯ラジオ!
仕事柄制約を受けませんので昼間はつけっ放しです、十年以上ですね。それも左耳だけで。
てっきりその為の結果と思いラジオは止めていました。
もしこれがチタンドライバー使用はじめと符合したら・・・クラブメーカーはPL法か何かの対象にならないのでしょうか?
ラジオを止めても聴力検査の結果は同じですね。
不自由はまったくありませんけれど。
あのインパクト時のノイズ?は意図的に替えられるんでしょうね。
「飛んだ!」と思わせる錯覚?を意図に音を決めているとしたら・・・
何かユーザーを小馬鹿にしていると思っちゃいますね。
Posted by:ノリさん at 2009年01月20日(火) 06:14
このニュース見ましたよ~
返信削除Yahooに出た日本語の記事はここで読めます
うちは誰もリストのクラブ使ってる人はいない、とか
パシュッって音がするTaylorとTitleistはやっぱり入らないね
なんて家族で話してた所でした。
練習場で隣の打席のマッチョな人がマン振りするNike■の音を
ティーアップしようと屈んだ状態の超至近距離で聞いてしまい
しばらく片耳だけキーンと耳鳴りがした事はありますが…
(レフティだと向かい合わせになっちゃうんで余計かとは思いますが)
USGA、今度は110dbの規制かけたりして?
Posted by:ひゃっぽ at 2009年01月20日(火) 09:18
ひゃっぽ+さん、こんにちは!
返信削除ギズモード・ジャパンの記事、「被害者が一人じゃなー。」とか、「タイガー・ウッズが補聴器使い出したら続報打つってことで。」とかって茶化して書かれてありますが、ノリさんのご報告を拝見しますと、事態はもっと深刻“かも”知れません・・・。
Posted by:やきそばパンZ at 2009年01月20日(火) 10:18
今日こちらはキング牧師の日です。
返信削除うひゃー、ノリさんのコメントは深いですねー。
とか思って検索してみたら!!
なんとなんと!、この法政大学の研究結果には、ドライバーの打球音には4,000Hz付近に大きな1次ピークと、6,000Hz付近に2次ピークがあるって書いてあるじゃないですか!!
ちなみに人間の聴覚と音の周波数の関係は、ここにある記述に拠りますと、耳で受信可能なのは20Hzから20,000Hz、「最も敏感になる周波数としては、3000~4000Hz」で、低い周波数になるほど聴覚では受音しにくくなる傾向にあり、そして年齢が上がると特に高周波の帯域〔高い音〕が聞こえにくくなってきます。
となっています。
ピアノの周波数は30~4000Hz、トランペットは190~990Hz、人間の声は85~1100Hz(つまり会話には全く支障が無いのですね)、イルカは7000~120,000Hzの発信音が出せる、そうです。
真面目なお話、ドライバーの打球音による被害の可能性が高いかも知れません・・・。
全然シャレになりません・・・・。
ちょっと背筋に冷たいものを感じてしまいました・・・。
ノリさん、ごめんなさい。
この記事、私のブログなんかじゃなくて、もっと広く読まれているブログに掲載してもらった方がいいのかも・・・。
ここ(人間の耳に合わせた国際基準)のグラフを見ましても、4,000Hz&120dBという騒音は、全然シャレになっていませんです・・・。
Posted by:やきそばパンZ at 2009年01月20日(火) 10:19