こちらは、サム・ソ-ンダース(Sam Saunders)くん。
今週、PGAツアーの下部組織ツアー、ネイション・ワイド・ツアーの「Albertsons Boise Open」にスポンサー推薦で出場することになった、若干22歳のクレムゾン大学ゴルフ部出身(現在はPGAプロへの道を優先するため中退)の若者です。
軽く350y飛ばすロングヒッターで、フィーリングで打つタイプなのだそうです。
で、こちらが、ニック・オレアリー(Nick O’Leary)くんです。
フロリダ州パームビーチガーデンのDwyer高校のフットボールチームの6フィート4インチ(約190cm)215ポンドの大型タイトエンドです。 (タイトエンドはみんな大抵、大きいんですが。)
コーチからは、ボールをキャッチする技術がかつて見たこと無いほど優れている、と評価されていまして、来年は数々の大学のチームからスカラーシップを用意されて引く手あまたなのだそうです。
最初のサムくんの方は、アーノルド・パーマーのお孫さんです。
12-13歳の頃にゴルフを始めたそうで、おじいさんから受けたアドバイスは、「グリップはこうやって握るんだ。 決して変えるんじゃないぞ。」ってことぐらいだったそうですね。
ご両親が、パーマーの所有するフロリダ州オーランドのベイ・ヒル・クラブ&ロッジを運営している環境で育っていますから、親に強要されなくても自然にゴルフをプレーする環境にはあったのでしょう。
先日全米プロを勝ったY.E.Yangと同じコーチ、Brian Moggのコーチを受けています。
控えめで好感の持てる青年だそうですよ。
身長が6フィート(約180cm)しかないのでバスケットボールの夢は捨て、ゴルフに専念したようです。
今週もしネイションワイド・ツアーで予選を通ると、Qスクールのプリ・クォリファイは免除されるらしいです。
ニックくんの方は、ジャック・ニクラスのお孫さんです。
通常のNicholasでNickでは無くって、NicklausでNick。
偉大なおじいさんの苗字を、名前にもらっちゃったんですね。
スポーツ万能の男の子で、野球も上手いし、ゴルフも12歳のときにたった2回目のラウンドで「77」のスコアで回ったそうです。
(ここは自分のゴルフを振り返って嫌になるところじゃありませんよ。(笑) なんせジャック・ニクラスのお孫さんなんですから。21人居る内の一人だそうですけどね。)
4大スポーツっていう言い方をされていますが、米国では長らくNFL(フットボール)、NBA(バスケットボール)、MLB(メジャーリーグ)、NHL(アイスホッケー)の順だったのですが(たぶんその次ぐらいにゴルフが来ます)、昨今では、NFL(プロ・フットボール)に続いて人気があるのがカレッジ・フットボールなのです。
(ちなみにゴルフはすでにNHLは確実に抜いています。)
スポーツ万能のニックくんがフットボールを選ぶのも無理ありません。
USF、UCF、Wisconsin、Ohio State、Miami、Tennessee、Floridaと、オファーはいくつも来ているようですが、ジャックのオハイオ大を選ぶのか、お父さんのジョージア大を選ぶのか、はたまた地元のフロリダ大を選ぶのか?
おじいさんのジャックは、本人に任せている、と語ってます。
私の山勘では、フロリダ大ゲーターズを選ぶんじゃないかと思いますけどね。
本人は、フロリダ州のチャンピオンシップに勝つことに集中しているようです。(^^)
***
追記です。
ネイションワイド・ツアーのアルバートソンズ・オープンの2日目のラウンドをTVでみました。
サムくん、-2のカットラインに後一歩の-1で来ていたんですが、後半の10番11番で手痛い連続ボギー。
しかし、15番パー5で、セカンドをグリーンのカラーまで持ってきてこれをねじ込みイーグル。
また-1に戻してきました。
17番パー3のティーショットはピンに真っ直ぐ、いいショットでピン後ろの約8フィートに付けてバーディ・チャンス。
しかしこのデリケートなタッチのパットは惜しくも入らず。
これで少し気落ちしたのか、18番のティーショットを大きく左に曲げてしまいます。
深いラフから左の木を回り込むようにしてフックをかけて打った2打めは、スーパーリカバリーショットでした。
グリーンにあと1フィートぐらいのところまで持ってきたのですが、もしあと1ヤード距離が出ていたらグリーンをヒットしてピンに寄って行ったでしょう。
これをチップインすれば予選カットの-2に届く!っていうチップショットは、ショートして外してしまい万事休す。
もはや意味の無くなったパットも外してしまいボギーで、トータル+/-0で2日間のラウンドを終えました。
惜しかったねー!
---
もう一つ追記。 (9/10/2010)
ニック・オレアリーくん、まだ高校生でどの大学に進学するか決めていないようですけど、ゲーム中に怒って中指立ててしまって、6ゲームの出場停止処分を受けそうみたいです。↓
Nick O'Leary suspended 2 games
(リンク先で動画が見られます。)
こうなると、G・プレイヤーの孫についても知りたくなりますね
返信削除Posted by:ロボレラ at 2009年09月19日(土) 12:49
ロボレラさん、こんにちは。
返信削除ゲーリー・プレイヤーも、21人孫がいるらしいですね。
↓
一人見つけました。
Posted by:やきそばパンZ at 2009年09月19日(土) 13:17
偶然とはいえどちらも娘さんの所のお孫さんなんですね
返信削除PGAがお休みの今週、NationwideTourはSamくんと
先日のWalkerCupで4戦負けなしだったRickieが出場してるので
ちょっと注目して中継見てるんですけど
Samくん、どことなくスイングがおじいちゃんに似ているような?
Posted by:ひゃっぽ at 2009年09月20日(日) 01:02
ひゃっぽさん、こんにちは。
返信削除顔とかはそんなに似てないですけど、肩先から肩甲骨、首の辺りの後姿が、そっくりですね。
スイングしたときも、その辺りがよく似てるように思いました。
Posted by:やきそばパンZ at 2009年09月20日(日) 03:36
今朝のゴルフチャンネルで紹介されていました。やはり、パーマー&ニクラスのお孫さんだと。
返信削除息子でなく、お孫さんということで何か時の流れを感じてしまいました
ゴルフ界で、父親や母親の業績を上回りそうなプレーヤーっているんでしょうか?
ゴルフ界の世襲?って聞きませんね~
古い話ですけど、トムモリスJr.が早世しなかったとしたら、凄い記録を残したんでしょうけど・・。
スポーツ界となると、室伏選手くらいですね~、思い当たるのは。
相撲では、花田兄弟が、シナリオにあるかのように活躍しましたけどね・・・・。
Posted by:ノリさん at 2009年09月20日(日) 07:51
ノリさん、こんにちは。
返信削除ジャックの息子さんのゲーリー・ニクラスも、ほとんどPGAで活躍できませんでしたものね。
86年のマスターズで、ジャックのバッグを担いでいた方。
ジャンボのJr.(智春くんでしたっけ?)とかも、全然でしたし。
ですが、ゲーリーは40歳の今、再びPGAツアーに挑戦するのだそうです。
Posted by:やきそばパンZ at 2009年09月20日(日) 11:15