10/16/2009

ホーガンとジンジャーエール


私は実は全くもっての下戸でして、アルコール飲料は一切飲めません。

飲めば強くなると信じ込まされて大学生時代に散々飲んでみましたが、どうやら全く免疫ができませんでした。吐きすぎて血を吐いたことも2度ほどありますが、駄目でしたねー。



まぁ、そんなことはどうでもよいのですが(^^;、仕方が無いのでよくジンジャーエールを飲んでました。
コーラとかオレンジジュースだと目立っちゃうので、ジンジャーエールにストローを挿さないでもらっておいとくと多少は目立たないので。 まぁ、生姜風味自体が元来好きなので、味も好きなのですが。

ちょっと生姜おろし入れて食べる素麺なんかも堪りませんねー。(^^)

そうそう、ロサンゼルスで手に入らない日本食材のひとつに、葉生姜ってのがありません。谷中生姜っても言われるやつですよね。 お味噌付けて生でかじって食べます。 私はこれに目が無くて大好物なんですが、・・・そういえば10年近く食べてないかも。(x_x)



それはさておき、

Five Lessons The Modern Fundamentals of Golf (5つのレッスン 最新のゴルフの基本)」 こと、邦題 「ベン・ホーガンの『モダンゴルフ』 」の最初の方、グリップの解説が書いてある辺りに、ジンジャーエールが出てきます。

33ページです。 ちょっと訳してみます。


The golf grip is bound to function most effectively when the hands and fingers feel thin. Some days they do, some days they don’t. Interestingly enough, drinking some ginger ale, because of its effect on the kidneys, seems to prevent the hands from feeling too fat and puffy.

is bound to ~   (《必然》 きっと~する)
thin    (薄い、厚みの無い)
puffy   (ふくれた、腫れた、丸々した)

ゴルフのグリップは、手や指がすっきり締まって感じるときに一番効果的に機能してくれます。 締まって感じる日もあれば、感じない日もあります。 非常に面白いことに、ジンジャーエールを飲むと腎臓への効果によって、手が厚ぼったいような感覚を防ぐことができるようです。


If the weather is cold, of course, it always affects your feel. To make sure my hands were warm enough at Carnoustie, I carried a hand warmer in each pocket.

hand warmer   (手を温めるもの)
[・・・ですが、この後の文章で内容が詳しく説明されていまして、いわゆる懐かしい白金カイロのことだと判ります。]

天候がが寒いときは、もちろん(手の)フィーリングに影響してきます。 カーヌスティーで確実に手を充分に暖かくしておくため、両方のポケットにカイロを携帯していました。

で、このすぐ後、「暖かいボールはご存知のように冷たいボールよりも飛びますからね。」なんてことも書かれています。
(現在のルールでは、カイロなどを使ってボールを故意に暖めることは禁止されていますが。 自然にポケットに入っていて体温で温もるぐらいはOKですけどね。)


・・・seems to prevent the hands from feeling too fat and puffy. の部分を、日本語版では、「手のむくみを防ぐ効果があるようだ」、って訳してあるのでしょうか? (日本語版は読んで無くって存じ上げないのですが。)


私はあんまり感じたこと無いのですが、米国のゴルファーにはよく「手がpuffyに感じることがある」って言う人、確かにいますね。

puffyには、「はぁはぁ息切れする」って意味もありまして(機関車が坂を登るときとかも、huff, puff, huff, puffって表現されます)、私は最初の頃、手がパフパフするって何だよ?変なこと言うなぁ、って思ったりしていたんですが。(^^;

なんかですね、手のひらの部分がごっつくて厚く、指もごん太い感じの手をした人に多いんですが、グリップがふわふわしちゃう感じになるらしいです。特にラウンドの後半あたり。
私はなったことがありませんのでよく判らないのですが。

コード入りグリップなんていうのも、元はもしかしたらこのあたりの事象への対策で登場したのかも知れませんね。

人によっては、手が大きくて、てっきりグリップのゴムが見えなくなるぐらいに短く持ってるのかと思ったらグリップエンドから握ってた、なんてケースもありますからね。(笑)


まぁ、そのpuffyな状態を改善するのにジンジャーエールが良い、とベン・ホーガンがアドバイスしてくれている訳です。



イギリスやアメリカでは、昔から民間療法的な用途でも、ジンジャーエールは飲まれてきたようです。

胃がムカムカするときや、乗り物酔いの防止とか和らげる効果、それから咳を沈めたり、喉が腫れているときにも良いとされているみたいです。
不思議なことに関節痛も和らぐよ、とか言われたりもしています。




Five Lessons The Modern Fundamentals of Golf (ホーガンのモダンゴルフ)」では、右足は垂直に、左足はつま先を左に90度の1/4、つまり約22度開くようにしなさい、と、非常に細かく指導されていますよね。

右足のつま先も開いたりしたら、右打ちなのか左打ちなのかよく判んないでしょう?どっちに打つのかぱっと見て判んないのが居ますね。とか書かれていて、内容の厳格ぶりに、ちょっとびびりつつ(不謹慎かもしれませんが)笑ってしまいます。


8 件のコメント:

  1. へぇ~Zさんは下戸なんですね!
    私はお酒には弱いのですが大好きで、毎晩のようにビールで身を清めています。

    私の悪友はラウンド前半に負けが込むと、昼食時には、私に日本酒やウィスキーを勧めてきます

    次からはジンジャエールもレパートリーに入れておきます。これからの季節には体を温めてくれる格好の飲み物ですね。

    ところで、応援ありがとうございました。来春に向けて体力強化を頑張ります

    Posted by:golfreak銀 at 2009年10月16日(金) 15:48

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  2. アルコールを分解する酵素がない人は、どれだけ飲んでも耐性はつかないみたいですね

    日本人の4%の人はこの酵素が全くないようです。

    谷中生姜、私も大好物です。
    これと黒糖焼酎のロック。最高です。

    しかし、お酒が飲めないのはお酒で失敗しないのでいいかもしれませんね。
    私は一年に一度は飲みすぎで路上で寝たりして財布すられたりして妻に怒られてます。。

    Posted by:hally at 2009年10月16日(金) 21:13

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  3. glfreak銀さん、こんにちは。

    そうなんですね。
    見た目はすごいイケル口に見えるみたいなんですが・・・

    人生の楽しみの半分は無くなって損してるよ。なんて言われますので、ビール1杯くらいは飲めてほろ酔いできるといいなぁ、と思うのですが、ビールをグラスに2cmぐらい飲んでも爪の先から目の玉まで赤くなって、気分悪くなってぐったりします。

    手がパフパフする時なんて、ありますですか?
    むくむとか?

    もしかしたらアルコール飲むとあるのかな?なんて思ったり。
    船酔いに効くぐらいで、2日酔いにもジンジャーエールは良いらしいので。

    Posted by:やきそばパンZ at 2009年10月17日(土) 00:06

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  4. hallyさん、こんにちは。

    んー、4%に入ってしまったのでしょうか。
    キルギス共和国で、暑い日中に外でケフィアのようなすっぱい飲み物を奨められてうっかり飲んだところ、1%ぐらいアルコールが入っていて、足取りがおぼつかなくなって倒れたことありますです。(笑)

    ホーガンのレッスン書、堅苦しい中にもクスッと来るところがあって楽しめます。


    Posted by:やきそばパンZ at 2009年10月17日(土) 00:06

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  5. 家族が下戸なので世間では飲めない人がごく少数派なことを
    母親はどんなに頑張っても小さいコップのビール1/3が限界で
    父親は奈良漬で酔っ払い、弟もワイン入りゼリーで酔っ払うクチ
    自分(隔世遺伝:笑)がお酒飲むようになって始めて知りました

    谷中生姜ですかー確かにこちらで見たことないです
    日本に近いロスになければシカゴには来ませんね・・・・

    Posted by:ひゃっぽ at 2009年10月18日(日) 00:10

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  6. おはようございます
    全くの下戸なんですね
    私がアルコールを飲み出したのはゴルフを初めてからなんです。仕事の付き合いではじめたゴルフ、しかも回りは年長者ばかりでしょ、お昼に当たり前のように飲むように促されるんです。「いえ、飲めませんから・・」と言っても「そんな分けないだろう!!」と無理矢理・・。顔は真っ赤か、体は揺れる
    赤くなるのは仕方ないけど、体が揺れるのは何とかしなければ・・・。それで、ビールを飲む訓練をはじめました。
    それ以前に、仕事先で「上手い梅酒の梅あるから喰って行け」と言われ、「いや、車だからダメですよ」と辞退すると、「バカ言っちゃいけないよ!一個食べたからってどうにかなる分け無いだろう!」押し問答の末、「どうなっても知りませんよ」と念を押して一個頂きました。みるみる真っ赤になり・・、「おい、醒めるまでゆっくりしてけ!」
    今でもコップ一杯で真っ赤になります。でも、美味しいと思います。量は行けませんです。
    モダンゴルフ日本語版持ってます、借りっぱなしのものですけど。
    まじめな話、如何にも和訳って印象です。
    Zさんの翻訳本あったら・・きっとバカ売れしますよ。初版翻訳本即購入します

    Posted by:ノリさん at 2009年10月18日(日) 03:27

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  7. ひゃっぽさん、こんにちは。

    隔世遺伝ですか。
    うちの家内はかなり強いです。
    吐いたりしたこと無いらしいですし。


    他に以外に手に入らないなー、と思うのが、黒豚あらびきウインナーとか、生のおろしていないわさびとか。

    おからやひじきまで簡単に手に入るんですけどねー。(笑)

    Posted by:やきそばパンZ at 2009年10月18日(日) 09:56

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  8. ノリさん、こんにちは。

    ノリさんも強くは無いのですね。
    私の20倍ぐらいは強いみたいですが。(笑)

    ビール1杯ぐらいを美味しく飲めるといいなぁ、と思うのですけれどね。

    その点、米国にいると無理に勧められることは皆無なので助かってます。
    ロシアとか中国行くと、もう無理やりですね。
    日本以上かも。


    原文のニュアンスを崩さないように訳そうとするのですけど、日本で使わない言い回しがされている場合も多いので、やっぱりちょっと直訳っぽくなっちゃいますね。
    完全に意訳しちゃって自然な日本語にすればいいかも知れないんですけど、原文の雰囲気を損なうこともありますし、難しいですね。


    Posted by:やきそばパンZ at 2009年10月18日(日) 10:03

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