May the 4th be with you,,,,
実は先週、「ゴルフ自問自答2 」というブログを綴っていらっしゃるPING芸人さんにお会いしてきました。
横浜の伊勢佐木町に足を運んだのは20数年ぶりでしたでしょうか。
かつて大洋ホエールズの応援に関内の駅には何度も行きました。
中華料理を一緒にいただきまして、ゴルフ談義。
ゴルフ友達って良いですねー!
PING芸人さん、ごちそうさまでした。 とても楽しい時間でした。 (^^)
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この写真のような状況の時、みなさんはチップショットを選びますでしょうか?
…それとも、パターで打って (いわゆるテキサスウエッジで) いきますでしょうか?
これは別にクイズでもなんでもありませんで、正解があるわけでもありません。
芝の種類にもよると思いますが、私の場合はおそらくパターで打っていくと思います。
距離的とかエッジからカップまでの位置関係的にはD-Chopで行くのに適した状況にも見えますが、ちょっと芝が粘っこそうに見えますから、ストロークの弱いD-Chopよりも上から叩けて大きいミスのないパターポップで行くべき状況かもしれません。
もし、芝がさほど粘くなければ、パターで普通にパッティングストロークで行く状況ですし、これが一番安全で、カップインする確率も高い選択かと思います。
ウエッジの得意な方はチップショットで狙って行くかもしれませんし、この状況ですと6番アイアンあたりでの転がしも悪くない選択かもしれません。
こちらの写真のモーガン・プレッツェルは、ウエッジを打っていますが、
かなり芝が粘っこい状況かもしれませんので、パターで打って喰われる分を強めにストロークすると今度は速いグリーン上をどれだけ転がるかのコントロールが難しいから、とかかもしれませんし、または、グリーンの傾斜がスネークラインになるのでカップ近くまで空中を運んで傾斜の影響を最小限化して寄せる選択をしたのかもしれません。
こちらのおじさんの状況では、
この芝は粘っこくは見えませんですね。
私なら間違いなくパターで行きますが、おじさん (レッスンプロの方らしいです) はウエッジを手にしています。
上の2つよりもエッジからピンまでが遠い状況ですね。
カップを過ぎた辺りから右へグリーンが下っていて、パターで行くとスルスルとオーバーしてしまうのを懸念してのウエッジ選択かもしれません。
こちらの写真は、いわゆるテキサスウエッジと呼ばれるアプローチですね。
テキサスと言わず、ストットランドやイングランドにはこういう感じのグリーン周りが多いそうなので、ヨーロピアン・ツアーのプロはこういったところからのパターが上手なプレイヤーが多いように思います。
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さて、こういった、どのショットを選択するか? という問題はさておきまして、下の2つの写真はピンまでの距離がかなりありますためピンを抜いて狙うことはまずないと思われますが、ボールがグリーンのエッジにほど近い、もしくはグリーンのカラー (襟) の部分に乗っていてパットして行く場合など、特にカップに近かった場合にはピンフラッグを抜いて狙いますでしょうか?
私の場合は、カップまで下りの場合はピンに当たってボールを止めてくれることもありますし、少々強すぎるとカップの上を抜けてしまうこともありますからピンは入れたまま打ち、上りの場合は近ければピンを抜いてストロークすることもある、という風にプレーしていました。
今回、デーブ・ペルツが採ったデータについて書かれたものを読む機会があったのですが、ピンは出来る限り抜かすに入れたままストロークした方が良いそうです。
( ↑ これが結論)
まずグリーンの平らなところに切ってあるカップに蓋をしてカップインしないようにセットをし、トゥルーローラーというボールを正確に転がす器具を使って、3フィート、6フィート、そして 9フィートオーバーして転がる強さを決めます。
そして今度は、カップの蓋を取り、同じ3種類の強さでボールを転がします。
強すぎるパットは、リップオフしたりカップに跳ねたりして入らない数が増えますですね。
一方で、ピンを挿したままにしまして、そして狙いも、ピンのど真ん中、ピンの端、そして間のところと、3箇所 (左右を入れると5箇所) に狙いをセットして、これまた同じ3種類の強さでボールを転がします。
さらにこの同じセットアップで、上りのパットも下りのパットも転がして試します。
この時、それぞれ平坦で 3,、6、9フィート通りすぎる強さは上り下りにかかわらずそのままでセットしています。
何千回という転がし実験の結果、ピンを挿したままで打った方が明らかにカップインを助けてくれるという結果が出たのだそうです。
唯一の例外は、ピンフラッグがこちらに向かって手前に傾いていたとき。
プロのトーナメントでも時々目にしますが、ピンとカップに挟まってカップのしたまで落ちていないボールはホールインしているとみなされず、カップの縁にプレースしなおしてあらためてタップインし直す必要がありますが、真っ直ぐに立てたピンとカップであればボールは挟まれないはずです。
手前に傾いているピンでは、挟まれてカップインしないものの他にもボールが跳ねてカップインしない例が多く出るため、確率が下がるようです。
逆に向こう側に傾いているピンの場合は、真っすぐ立ったピンよりもカップインが増えるようです。
つまり、手前に傾いたピンは真っ直ぐに挿し直し、そしてグリーンの外からであれば打ったボールがピンをヒットしてもペナルティはありませんから、極力ピンは挿したままにしてカップを狙ってストロークした方が良い、とアドバイスされています。
私は彼の採ったデータの信奉者ですから、今後はすべからく許される限りピンは立てたままストロークをすることにいたしました。
(ただしみんながグリーンで、私はカラーだけど他の人のパットより短い場合など、すでにピンが抜かれてしまっている状況ではピンを入れ直したりはせずにそのままピン無しでパットして、素早いプレーを損なわないようにはするつもりです。)
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ちょっと思ったのですけどね、デーブ・ペルツと一緒にショートゲームの技術を磨いているはずのフィル・ミケルソンはピンを抜いてウエッジでカップインを狙うショットをちょいちょいやることで知られていますが、 ...もしかして聞く耳持たず、なのでしょうか? (笑)
USアマチュアの決勝で、あいての1.2mもあるパットをコンシードしてしまって、自分のパットに気合を入れるような人ですから、ピンフラッグを抜いて狙うと気合が入るからデータは知ってても抜くのかもしれませんね。
ミケルソンといえば,2013年のUSオープン最終日最終ホール,入ればローズとのプレーオフというチップショットも,最後キャディにピンを抜かせてましたね。
返信削除しかしおっしゃるように「テキサスウェッジ」という言い方には違和感を抱いていて,イギリスのリンクスコースの方がよっぽどグリーン外からパターで打つケースが多いですからねぇ。
Golf103さん、コメントありがとうございます。
返信削除そうなんですよ。ミケルソン、デーブ・ペルツにすごいお金払ってたはずなんですが。
でも、そういう確率よりも気合!ってことなのかと思います。
テキサスも広くって、場所によって芝が多分全然違いますよね。
ヒューストンなんか海がそばですし。
オースチンの方は最近すごいらしいですね。
マイクロソフトの街と化してて人口は毎月2,000人ぐらい流入しているそうですし、空港も街中も、Uberがバンバン走ってるそうです。
僕にとってはStone Coldの出身地、ってイメージでしたのに。(笑)
その節はこちらこそお土産まで頂きありがとうございました。
返信削除お会いするのは初めてですが、ブログを見ていましたので話題にはこと欠かなかったですね。
横浜大洋ホエールズ時代ですと山下大輔、長崎、中塚、遠藤などが活躍していたときですよね。
自分もスタジアムには時々行きました。
今は全く野球は見ませんけど(汗)
ここ最近になってジャイアンツに行った松原誠さんが包丁を時々研ぎに持ってみえますよ。
料理教室に通っていてそこの先生に紹介されたそうです。
本題の写真の状況からのアプローチですが、PWまたは8Iでの転がしです。
グリーンが極端に遅ければパターでもそこそこ強く打てて芝の影響を無視できますが、食われて多少でも失速する場合はまずは確実にキャリーさせたいですね。
パターが下手というのが主な理由なんでしょうけどね(笑)
PING芸人さん、どうもです。
返信削除その時代なつかしいです。
中塚は大リーグボール1号の最初の犠牲者でもあります。
僕はその前の川崎球場の時代にシピンが好きでファンになったんです。
ガラスのエース、平松のシュートとか良かったなー。
ちなみに「シュート」ってボールは日本独特の球種・表現で、メジャーリーグにはありません。
PWまたは8I の転がし、ピン挿れたまま狙って打ってくださいね! (^^)
僕の場合は9割がたパターですね。
返信削除それ以外はPWでラフ分だけ浮かせて転がします。
ウエッジが下手なんで、転がせるだけ転がします。
道具屋さんありがとうございます。
返信削除日本の芝ですと、こういう状況はほとんどパターで大丈夫ですよね。 (もちろん例外はあろうかと思いますが。) 僕もそうします
米国でプレーなさっていた時はいかがでしたか?
粘くてボールがスポッと嵌ってしまうパットで行きにくい芝ありませんでした?
いずれにしてもこのエントリーの主旨としては、どのショットで行ったとしてもピンは挿しといてくださいね、ということでお願いします。 (^^;
こちらから見た芝の色が濃く、ちょっと沈んでいるので、間違いなくLWでドスンと打っていきます。
返信削除クラブがある程度は抜けてくれないと、ラインが出ないので。
どれくらいフェースを開くかは落とし場所を考えて、どれくらいの高さに出たら、カップでジャストスピードになるかを想像して決めます。
特にUSの芝はある程度ヘッドスピードがいりますので。日本での力加減では届いてくれません。ラフなので転がるかなと日本では考えますが、しっかり芝に喰われます。
Dさん、コメントありがとうございます。
返信削除まさにおっしゃるとおりです。
バミューダやティフトンなどプロのトーナメントを見ておりますと「なんでそんな近くからそんなに振るの?」ってぐらいのショットをやってますね。
僕なんかはLWバッグに入れていませんし、確実にグリーンに乗る方を優先しまして、結局カップを大きくオーバーしちゃう羽目になったりします。
大きく食われて目の前にちょろりんも嫌ですし。
8Iや6I、またはパターで転がせる時の方がカップインの確率は高いそうです。
それだけ状況が易しめということかと思ったりしてます。
確かにタイガーの9Iのチップはよく入りますから。
返信削除LWで打った奇跡的でショットに目を奪われがちですが、転がせるときは転がしが基準です。
8I、9Iでのチップをパターのように練習すればいいことがわかっているんですが、なかかなかできないんです。
入れることはできませんが、チップそのものは成功していますから、目標を入れることにしないといけませんね。
アトランタ4R、コロンバス6R(大学近辺)、St.simons島3R(GA近辺)とハワイ島HI5R、ヒルトンへっド&チャールストンSC近辺(弟や友達がいた)4Rでラウンドしています。
返信削除ハワイ島は日本に近い感じ。フカフカだけど芝の上に浮いてる感じ。
東海岸のゴルフ場は、フェアーウエーでもボールが1/4沈んでる感じですかね?
ティフトンかバミューダかわからないけど、明らかにボールが上がりません。
だから打ち込まないといけないんで自然にわらじのようなターフが取れるし、スチールシャフトでないと負けてしまう感じです。カーボンじゃうまく捌けそうにないなーと感じました。
日本の選手がグリーン周りでうまく捌けないのは慣れが足りないんでしょうね。。
日本の高麗だと、芝生が寝ていて、その上に乗ってる感じで、カーボンでも上手く拾えそうです。日本の芝の方が簡単ですよね。深いラフならどちらにせよ難しいですけど。。
Dさん、統計によりますと、スピンが少なければ少ないほど、何度もチップした時のボールの散らばりが小さい、つまり狙ったところに行きやすいのだそうでして、結果としてカップインしやすいのだそうです。
返信削除状況が許せば、5Iなどで転がすのも理にかなっているわけですよね。
道具屋さん、さすが経験豊富ですね!
返信削除日本で先々週プレーしましたが、ラフから気持ちよく(借り物の)3Wが打てて感動しました。
でも、OBラインは遥かに多いですねー。
(プロの場合は、我々と違って影響は小さいのでしょうけれども。)