8/22/2021

Directed Force パター from L.A.B. Golf を触ってみました。

 Supertwilight timeのラウンド、最後は夕陽が沈んでサスペンデッドで終わります。


これは15番ホールですが、大体12番~16番くらいでまでプレーできるでしょうか。
とても良い練習ラウンドになります。


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以前、少し取り上げたことがありますが、Directed Force Putterを PGA Super Storeで見かけましたので、試し打ちしてみました。

こちらの記事です。 → 「PRESS GRIPS (プレス・グリップ)

これ、本当に触ってみたかったんですよねー。
 

私がグリップのみを購入した時点 (2016) では http://www.directedforce.com/ だったのですが、その後、買収になったのかどうか分かりませんが、L.A.B. Golf になった模様です。


L.A.B. Golf 


こちらのパター、フェース・バランスならぬ、ライ角バランスという機構を持ったパターです。

フェース・バランスのパターは、フェース面がバランスして重力に対して上を向くように出来ていますが、これをそのまま上下に動かした場合はフェースが安定して上を向いたままパターを動かせますが、
一方で、ボールを打つ角度で構えて動かした場合、パターのフェースは上空を向いているわけではなくカップ方向を向いているわけですから安定はしません。

このパターは、ボールを打つ角度で構えて動かした場合に、グリップをホールドしていなくてもパター自体がカップを向いた方向でバランスして動かせる(ストロークできる) ように設計されています。



この動画で使われている Revealer という治具でストロークした動画は非常に印象的です。


基本的には、Axis1 や Edel のパターと同様、ゼロトルクで設計されていまして、トゥアップの状態でバランスすることができるヘッドですが、このパターが違う点は、形状からも見て取れますようにパターヘッド後方の大きなバランスしている錘の部分です。


以前は、ゴルフ場で開かれるイベントでのフィッティングありきで、それ以外のお客さんには販売していない形式でした。

それで試してみるわけにいきませんでしたが、どうやら L.A.B. Golf になって事情が変わった模様で、店舗に標準の長さのパターが数本置かれていましたので、今回触ってみることができました。


今回あったのは、34インチと 33インチのものでした。


私が以前グリップのみを購入した、自然にハンドファーストになるように斜めに入るグリップには白線が入っていますね。↓


ちょっと見た目は、えっ?ってなるパターです。


このパターの神髄はその性能から言って、ロングパットやミドルレンジのパットではなく、ショートパットの確実性・直進性だと思います。

...ということで試してみました。

こういった人工芝でこそ、さらにその性能が発揮されるべきだと思います。


何球か実際にこの写真の距離をパッティングしてみましたが、なかなか悪くない、安定して打てる印象です。

私は PING Anserでのエイミング、見え方に慣れてしまっていて、他のパターですとカップに向けて構えるのがいま一つ合いにくい感じを受けることが多いのですが、このパターはショートパットの場合にはピシッと合わせて構えることもそう難しくなく感じました。


ストロークしてみても、あまり軸周りの回転ズレやそれ以外のストローク時のパターヘッドの波打ちとかを起こすことなくスムーズに打てる感覚が確かにありました。(あくまで個人の感想です。)


このパター、ショートパットの安定性ということでは、確かに優れているような感じを受けました。

さすが、Adam Scott がしばらくの間このパターを使用していただけのことはあります。




ただ、距離の長いラグパットの場合はどうか? とか、ミドルレンジのパットを決めるためには? とかを考えますと、このパターにそれほどのアドバンテージがあるとは思えませんでした。
ミドルレンジのパットであっても、エイミングが正確に出来てストロークがブレにくいというのはアドバンテージになると思いますが、距離のコントロールの面で相当時間の慣れが必要だと思います。

距離のコントロールは、ライン出しの4倍大切」ですので、たとえエイミングが正確に出来てストロークがブレにくくても、スピードの感覚が出しやすくないとカップインするラインには乗りません。


エースパターをこれに切り替える、ということにはあまりメリットがありませんが、ショートパットを苦手にしている方は、一度このパターを検討してみる価値はあるかも知れません。



6 件のコメント:

  1. う~ん。美しさの問題が~・・・・毎回Gに上がるたびにこのパターヘッドを見ると思うとちょっと萎える予感がしますが(笑)

    最初にピンパター見た時もちょっとそういうのあったけど・・・・

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  2. そうなんですよね。ブサいと思います。
    でも、僕は昨今のデカいマレット型全般と比べると大差ないかな、とは思います。
    好みは断然PING Anser型です。(笑)

    でも、技術的チャレンジにはいつも興味持ってます。
    数年越しで試打できる、なんての珍しくないです。(笑)

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  3. つい、一瞬流行ったナイキの相撲を思い出してしまいます。☺

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  4. Nikeはチャレンジしてえらいとは思いましたけど、あの四角いサスカッチSumoってのとかダサかったですねー。
    スリングショットっていうアイアンセットもダサいと思ったっけなー。

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  5. ・・・相撲も、スリングショットも買ってしまいましたよ(爆笑)

    #やはり最後は美しさに回帰していくと確信しています。意味のあるテクノロジーは、各メーカーがパクりあっていくうちに、だんだんと美しいものに集約していくように思います。
    #私自身がブサなので憧れからかもしれませんけど。

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  6. まぁ、あの二つは機能性で挑戦したデザインだったので評価はしてます。
    このパターも。

    買っちゃうところがさすがSyoballさん!

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