12/17/2009

タイガー in トラブル


なにをいまさら、な感じの題目ですけど(^^;、米国に居ますとちょっと食傷気味のタイガーに関するニュースが、ここに来てさらに勢いを増しています。

日本ではあまり詳しく報道されていない様子?ですので、リストアップして簡単にご紹介してみますね。



まずはこれ。

Doctor involved in doping case charged in Canada
http://sports.yahoo.com/golf/pga/news?slug=ap-canadiandoctor-doping&prov=ap&type=lgns


カナダはトロントの通称“ミラクル・ドクター”と呼ばれているDr. Anthony Galea氏が、野球(メジャーリーグ)の数々の事件でPED(Performance Enhancing Drug)の一種として有名になったHGH(ヒト成長ホルモン剤)と米国内では禁止されている薬物Actoveginの持ち込みと販売の共謀容疑でFBIに逮捕されました。



このドクターは、NFLのプレイヤーやオリンピックのメダリストなど、数々のアスリートの治療にあたっていて、タイガーの膝の治療にもあたっていた人物なのです。
ちょっと物議を醸した「Blood Spinning」という治療を手掛けるドクターです。

Actoveginは、仔牛の血液などから抽出される薬物で、米国では使用も販売も輸入も禁止されています。
どうもこの人の助手が空港の通関で捕まり、共謀罪に問われて逮捕されたと言うことらしいです。


しかしながら、タイガーに禁止薬物が処方されたということとイコールではありませんのでご注意下さい。


「Blood Spinning」という治療法は、自分の血液をとり、遠心分離器にかけて血小板の多い血漿として濃縮し、これを痛んだ関節や腱に注入すると通常の5倍ものスピードで回復する、という治療法だそうです。
過去に一度ドーピング委員会からは禁止されましたが、筋肉を増強する効果が認められるので筋肉への注入は今でも禁止でですが、治療のために関節や腱に注入する分にはOKと再考されたそうです。


Dr. Anthony Galeaの職場からはパソコンも押収され、顧客リストやカルテ情報も調査されることになっていますので、この続報はそのうちに少しずつ詳細が漏れ出てくることでしょう。
逮捕案件ですので、誰にどの薬物を使ったか使わなかったかなど、しばらくは詳しいことは分からないと思いますが。



次に、ついに来たかという感じのニュースがこれです。

Tiger Woods: Elin Nordegren 'hires top celebrity divorce
lawyer over star's £337million fortune'

http://www.dailymail.co.uk/news/worldnews/article-1236364/Tiger-Woods-Elin-Nordegren-hires-divorce-lawyer-stars-337million-fortune.html


タイガーの奥さん、エリン・ノードグレンさんがセレブ御用達の敏腕弁護士Sorrell Trope氏にコンタクトして、離婚準備を始めたらしいと言う記事です。


(初めて左薬指に指輪がはまってない写真だとか、細かいことが書かれてますね。)


この弁護士は、ニコール・キッドマンやブリトニー・スピアーズの代理も引き受けたことがあります。

連日、フロリダのタイガー宅には上空にヘリコプターが飛び交い、周辺にはマスコミが張り付いていて、タイガーはすでに別居しているとか、エリンさんがなにやら美術品を運び出しているようだとか、それはまぁ色んな話がタブロイド紙を中心に進んでいます。

そして離婚裁判を起こすとしたら、カリフォルニア州の裁判所に訴えることになるようだ、という記事内容です。

タイガーと奥さんはカリフォルニアには住んでいない訳ですが、家を所有しているらしいんですね。

通常の場合は、奥さんが総資産に対して50%の権利を有します。
ご存じの方も多いかと思いますが、
しかし米国では一般的に、タイガーのようなお金持ちが、お金持ちではない人(エリンさんは、イエスパー・パーネヴィックのうちのベビーシッターでした)と結婚する場合に、プリナップ(Prenuptial Agreement: 婚前契約書)という書類を作り、離婚の場合はこれこれの金額が支払われる、とか、事前に契約として署名を取ることが多いのです。

エリンさんもプリナップにサインをしており、結婚生活が7年続いたら、
$25MM(約25億円)を受け取れるとか、こまごまと規定があったようです。

しかしカリフォルニア州の法律では、そして離婚の原因が今回のように一方的にタイガーに非がある場合、プリナップの存在は無効になり、奥さんは資産の50%を受け取れることになるのです。

上記リンクの記事はポンドで書いてありますが、ドルにしてタイガーの資産は約8億ドル(約800億円)と言われて居まして、その半分ですから実に
$400MM(約400億円)の離婚になる、と言うことらしいです。

別の記事ですが、一説には、タイガーとエリンさんのプリナップでの離婚の場合の金額は$300MM(約300億円)に設定されていたと言うことですから、大して変わんないっちゃ変わんないんですが、この$300MMの信憑性は甚だ不確かです。

いずれの場合も、マイケル・ジョーダンの$150MM(約150億円)離婚を抜いて過去最高額の離婚になるだろうと言うことらしいです。

そんなのどうでもいいような気がしますが。



チャールズ・バークレーによると、タイガーは携帯の番号を変いて、励まそうと思ってるのに連絡がつかない。 なんて言ってるニュースもありました。

http://sports.yahoo.com/golf/pga/news?slug=ap-woods-famousfriends&prov=ap&type=lgns


レイカーズのロン・アーテストがタイガーに向けて書いた手紙とか、「お前が言うな。」な感じの話題なんかもありまして、かなりchaos(カオス)な状態です。

タイガー関係の報道に関しましては、これから何が出てこようと驚きません。

離婚の件でリンクした記事には、タイガーの14人のお相手の中では最高齢で付き合いも一番長かったそうな、Theresa Rogersさんっていう48歳の女性の写真も載ってます。
「ベッドでのタイガーのテクニックはみんな私が教えたのよ~。」とか、
おっしゃっているそうです。



そんな中、こういったニュースもありました。


Woods voted top athlete of decade by US editors
http://sports.yahoo.com/golf/pga/news?slug=ap-athleteofthedecade&prov=ap&type=lgns

タイガーが、自転車(ツール・ド・フランス7連覇)のランス・アームストロングやテニス(メジャー4大会で15勝)のロジャー・フェデラー、水泳(オリンピック2大会合計で金メダル14個)のマイケル・フェルプスらを抑え、2000年代(00-09年)10年間のトップアスリートに選ばれました。

(APのメンバーの新聞編集者142名の投票で選ばれたそうです。)


・・・というこちらは良いニュースですが、かなり霞んでしまってますね。


記事上げてから、いまさっき確認のためにリンクを辿ったところ、離婚訴訟の可能性が下がったからなのかどうか知りませんが、URLはそのままに、記事内容が大幅に差し替えられていました。

Tiger Woods: Elin Nordegren 'hires top celebrity divorce
lawyer over star's £337million fortune'

↓改め
Tiger Woods was 'traumatised by his father's many affairs'
http://www.dailymail.co.uk/news/worldnews/article-1236364/Tiger-Woods-Elin-Nordegren-hires-divorce-lawyer-stars-337million-fortune.html

お父さんのウッズさんの浮気癖がタイガーのトラウマになってて・・・なんて話に内容が切り替えられていて、お相手の女性の一人が「お父さんの浮気のこと泣いて話していたのに自分も同じことしちゃうなんて皮肉よねー。」なんてコメントが盛り込まれてて、記事の途中には、「ジェシカ・シンプソンもお相手の一人だった?」(でもジェシカの友人は否定した。)なんて憶測記事がリンクされたりして、大幅に内容が変わってます。

Theresa Rogersさんの年齢もいきなりどこのリンクも全部伏せられて
40ん歳ってなってますね。


イギリスの新聞サイト、何してんだよ?
元記事のweb魚拓取っとけばよかったですねー。(^^;


8 件のコメント:

  1. タイガーには挫折しないでもらいたいです。
    色んな過ちはあると思いますのでね・・・

    もちろん褒められたことではないことは分かってますが
    男は本能的に行動することもあると思うなぁ・・・

    私はタイガーのように
    人間的に魅力がある訳でも
    外見が良い訳でも、
    金銭的・時間的に余裕がある訳でも
    ありませんので、仮定の話ですけど、
    タイガーのように全てを持ってたらと思うと、
    外で何もしない自信は無いですね。

    Posted by:コルレオーネX at 2009年12月17日(木) 20:29

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  2. Zさん、こんばんは
    コルちゃんに遅れをとってしまった~
    Zさんの愛して止まないエンジェルスって、松井選手が行ったエンジェルスなんですか?
    もしそうだとしたら、タイガーの記事が重かったのかな~・・・。
    タイガーの話題になると、自分の回りの男どもは、おしなべて同じ感想を漏らします。「そりゃ~男だもの、お金にも不自由してなきゃ当然だね・・」
    「据え膳喰わぬは・・」状態が頻繁に起こったであろうタイガーは、最初はためらったと思いたいな~。もちろん結婚後の話だけど。
    今更やってしまったこと、バレバレになってしまったことをリセットは出来ません。
    これからどうするのかが一番の気がかりですね。
    簡単に離婚してしまうけど・・・、確かに愛情が失せてしまって、一緒に暮らすなんて子どもに良い影響を与えることなどないとは思うけど・・。
    男親にとっても我が子はかけがえのない存在に違いない。
    ここは、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで・・・寛容のこころを持って・・・
    右の頬を打たれりゃ左の頬を・・
    許すという人間業を、エリン夫人に期待したいですね。
    あり得ないかな~・・・。
    何時も子どもが一番の被害者?
    アメリカの超有名人夫婦にやって欲しいな~、離婚しない選択肢を選ぶこと。

    Posted by:ノリさん at 2009年12月17日(木) 21:38

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  3. コルレオーネXさん、こんにちは。

    タイガーは我々が心配する必要ないです。
    半分持っていかれてもまだ$400MMも持ってる訳ですし、今後も稼げますし。


    今はむしろ、タイガーがゴルフを必要としている以上に、PGAツアーがタイガーを必要としています。
    タイガーなしではTVの視聴率も半分以下、観客動員も、スポンサーも、あらゆる収益がガタ落ちになります。


    タイガーは、おそらく3月のアーノルド・パーマー・インビテーションには間違いなく出場するでしょう。
    で、4月頭のマスターズ・トーナメントでは、またものすごい騒ぎになってることだろうと思います。

    大体、「無期限」謹慎なんてのは、「終身」謹慎ではありませんので、都合のいい時に出て来られるだけなんですよ。


    ↑の写真のドクター、50歳で、28歳の奥さんとの生活のために週に5日は自分自身がHGHを使っていると豪語している、見るからに怪しい感じのドクターです。
    今朝ラジオで、まるでフェラーリのディーラー(セールス)に見える、なんて言われてましたが、あんまり表現が上手くて笑ってしまいました。


    他にいくらでもエンジェルズのルイス・ヨーカム博士とかドジャーズのフランク・ジョーブ博士とか(桑田や松井もこの先生たちですね。)名だたるスポーツ関係の特に関節とかの名医が居るのに、トロントの違法行為何でもありの医者を選ぶとか、・・・その時点ですでにタイガーはダーティー過ぎます。

    禁止薬物もほぼ間違いなく使ってますね。
    ツアーだけでなくって用具メーカーを含めたゴルフ業界全体がタイガーを必要としていますから、決して表には出ないだろうと思いますが。


    「(最初に名前が出た)Rachel Uchitelさんとは、今でも携帯メールをやり取りしている」とか、何だか知りませんけど、パリス・ヒルトン筋から情報が出ている、なんて話しがあったり、実のところ私ももうだいぶん辟易してきましたが(笑)、PED使用の件は、(黒と言う確証は出てませんが)看過出来ないものがあると思いました。

    Posted by:やきそばパンZ at 2009年12月18日(金) 05:25

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  4. ノリさん、こんにちは。

    マツイの件は、おっしゃるとおりです。
    なんと我がエンジェルズに!

    私としてはヒデキ・マツイは好きなプレイヤーなので嬉しいのですが、今のところチームとしては、エース・ピッチャーを失い、1番バッターと4番バッターを失い、トータルとしてはマツイが来てくれても埋め切れない状態ですので、手放しで喜んでいられないのです。

    しかもマツイが来ると言うことは、うちのクリーンナップ・ヒッター(4番打者)で私が一番好きなプレイヤー、ヴラディミール・ゲレーロとの再契約が無くなった、ということを意味しますので、ガッカリのショックの方が大きいのです。

    この冬のオフのストーブリーグは2月の頭まで続きますので、今の時点で一喜一憂するのも得策ではありませんから、今は静観しています。
    同地区のシアトルの補強・改良っぷりが破格に目覚しいので、2010年はシアトルとの激しいバトルになりそうです。



    タイガーの件は、そこいらのおっさん(すみません、悪意はありません。)とは比較にならないでしょう。
    あれだけのお金と名声と才能と実績と、すべてを持つ男としては、結婚してしまったことが一番の間違いなのです。

    シャキール・オニールとか、前出のゲレーロとか、結婚はしていないけど、子供は何人かとの間に何人か居て、金銭的にも父親としても全面的に面倒をみている、というスーパー・アスリート(?)は実はたくさん居ます。(笑)

    後藤久美子だって、ジャン・アレジと結婚はしていないけど、文句はいわないでしょう?


    (まぁ、こういう意味で比較にならないと申し上げて居りまして、もちろん私自身を含めまして普通の方を「そこいらのおっさん」呼ばわりしたことには悪意も他意もないのです。)



    コルレオーネXさんが、決め打ち(デジタルパット)の使い手の一人になっていってることをとても嬉しく思って期待しております。
    私も一緒に頑張りたいと思ってます。


    Posted by:やきそばパンZ at 2009年12月18日(金) 05:27

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  5. Zさん、こんにちわ。
    私が『決め打ちパットの使い手』?
    いえいえ、まだまだ見習いの身ですよ。
    ようやく『入り口の扉があの辺かな?』と想像できるように
    なったところですよ。

    ところで、ノリさんのブログでアドバイスしていただいた
    生命線グリップ、自宅に戻ってから試してみました。
    実は以前マットですが、試したことはあったんです。
    今回は順手、逆手等々色々な持ち方で試してみました。私の場合、パターがライ角どおり構えられないので違和感が凄いです。逆にライ角にあわせられる範囲で生命線グリップをするというのは試していないので、今晩にでも試してみますね。

    Posted by:コルレオーネX at 2009年12月18日(金) 12:40

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  6. コルレオーネXさん、こんにちは。

    ってか、よく考えたら我々、XさんとZさんですね。(笑)

    私は身長が日本人標準ぐらいなので、パターが35インチではちょっと長いかな、ぐらいな感じで、生命線グリップが結構しっくり来ました。
    それまでは、ちょっとトゥが浮く感じでしたので。

    といいますか、身長だけじゃなくって、腕の長さ、構えの腰の折り方の深さ、スタンスの幅、肘の曲げ具合でも、けっこう違ってきますからどの長さのパターが合うかはホントに人それぞれだと思いますが。

    パターは座りのよいセットアップをした方がいいですね。(つまりはライ角が合ってる方が。)

    お互いに、色々と工夫して行きましょう!

    Posted by:やきそばパンZ at 2009年12月18日(金) 14:36

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  7. マツイがアナハイム、と聞いてゲレロ出すんかぃ
    と思ったのは事実ですけど、それよりもフィリーズが絡んで
    リーを取ってしまったシアトルにはびっくり
    ウェイキーはあと2年投げてる所見れそうなんでOK(笑)

    タイガーのゴシップ云々は来年"teen"入りするごじっぽが
    それとなく内容を理解し始めてるのでは?という勘が両親ともにあったため
    我が家ではGCでテロップが出た以外であまり話題にしてません

    Posted by:ひゃっぽ at 2009年12月19日(土) 01:30

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  8. ひゃっぽさん、こんにちは。


    来季のシアトルはヤバイですね。

    クリフ・リー、フェリックス・ヘルナンデスの1、2パンチに加えて、エリック・ビダードまで居ますからね。この3枚はBoSoxやヤンキーズの3枚を凌ぐ力があるかも知れません。ましてやあの広い球場。

    出塁率が実はイチローよりずっと高いチョーン・フィギンズもシアトルに持っていかれちゃいましたし、打線の1、2番も球界屈指になりますね。
    (ただし、シアトルの人たちはチョーンの盗塁数や出塁率、得点数、選球眼、守備の良さ、守備位置の器用さは把握していると思いますが、バントの下手さには気が付いていないと思います。バスターや、ラン&ヒット、右へ転がす犠牲的進塁打など、2番打者に必要なバッティングの器用さに関してはまるでダメですので、2番は向いていないんですよ。
    むしろ、チョーン1番、イチロー2番と並べられると破壊力満点の脅威なのですが、イチローのプライドにかけてイチロー1番チョーン2番は固く守られると思いますので、脅威半減ですね。)

    2月のキャンプイン前までの補強で、どういう展開になるか見守りたいと思います。

    とは言え、クリフ・リーが2011年もシアトルにとどまる可能性は1%以下だと思いますので、長い目で見るとシアトルはあのフロントではまたダメだろうと思いますけどね。
    今年はたまたま棚からぼた餅でルーキーGMにクリフ・リーが転がり込んだ訳ですが。


    タイガーはどうもs・x addictionらしいですね。48歳のおばちゃんに調教されて。
    禁止薬物も間違いなくやってますし。
    ・・・子供には話せません。


    Posted by:やきそばパンZ at 2009年12月19日(土) 05:23

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(コメント欄には、a, b, i など、ごく簡単なタグだけ使えます。)

コメント欄は承認制にしているわけではないのですがBloggerのスパムコメント対策システムが働いているため、すぐに反映されない場合がたまにあります。m(__)m