1/09/2010

計測機能付きパター その2


計測機能付きパター(DMMP)」という記事のフォローアップ記事です。

前回、trimetalさんにこのパターの存在を教えていただいて記事をアップしたら、開発者で社長でいらっしゃる、ご本人の小祝秀明さんが直々にコメントをくださってビックラこいてしまったんですが、

思えばあの時に、使い方で私がよく分からないツボを、どうやって克服するのか聞いておけばよかったです。


ただね、まだお買い上げにもなっていないお客さんでも無い私が根掘り葉掘りお聞きするのもナンだな、とか思いまして、遠慮いたしました。(^^;
会社ホームページの「お問い合わせ」コーナーにも、まずは買って体験してね、とのメッセージがあったりしますし。(^^;


フォローアップ記事まで書くからには、ワタクシ非常に興味を持っております。
(ただしグリップにだけ、ですが。)
形状も、私の好きなピストル型と呼ばれるグリップですし、とても欲しいです。

で、これはいつものように実験してみるに限る、と思い、やってみました。
2万ウン千円という価格では到底買えませんので(すみませんm(__)m)、
まぁ“エッセンス”を理解した上で自作。
(送料もけっこうかかっちゃうんです。すみません!(^^;;;)
もちろん、競技で使えるわけではありませんので、ヘンな付属物も、グリップに露骨に書いた数字も、とりあえずOKです。


で、使ってみますと、大体こんな風に見えます。


画像をクリックで拡大します。


グリップエンドに付けてあるストローで向こう側が見えれば目の高さに合わせてある、って印です。
シャフトを摘むように指先で持って、地球からの万有引力(重力とも言う)を利用して、パターを垂直に、そしてボールの真上に来るように持っています。

数字はかすれててよく見えないかも知れませんが、「36」って書いたところに、うちの息子くんが大好きなスポンジ・ボブ顔の黄色いゴルフ・ボールをカップインさせようとしているホールの見える位置が重なってますから、このパットは、36cmのテークバックでバッチリです。

ちなみにこれは、登りのフックラインです。

ね、なんかかっちょいいでしょう? 訳ありな感じ。(^^)
(私の自作パター・グリップは雑で汚くてダサいですが。)



「えー? でも速さの違うグリーンはどうなの?」
「上り下りとかどうなの?」

って、思ってしまいがちですが、そんなご心配は要りません。
なぜなら、同じグリーン、同じ傾斜で30cmのテークバックでボールをうち、キャリブレーションしてその時の腕の長さ(ボール真上のパターグリップから目まで(どのくらい離れて持つか)の距離)を決め、アジャストしてあるからです。


このボールを、36cmのテークバックで(私の場合ですと靴の中の右足小指ぐらいまで引いて)打ってみますと、確かに距離バッチリなんですわ。
かなりいい感じです。

こりはすごいかも?!

画像をクリックで拡大します。


うちの息子くん、お気に入りのスポンジ・ボブ・ボールと、(他のコースの)ブランクのスコアカードと鉛筆を渡したら、パットしては端っこに走っていってなにやら数字を書き込んで、またパットしに戻って来て、2つカップインさせると、また端っこに戻っていって楽しげに書き込んでいました。(笑)
みてみますと、22とか、4とか8とか、なかには100とか96とかも書かれていまして。(^^)



しかしですね、今のところ私にとっては問題があります。

1. まず第一に、ボールの真上にパターを吊ること自体に、かなりの練習を要する。
(練習するだけならよいのですが、ほんの少しのズレが、けっこうcmの差になって出てきてしまいます。)


2. グリップのマーク位置30cmでキャリブレーションした「腕の長さ」を次のホールで正確に再現出来るかどうかの方法論が全く思いつかない。
(いまキャリブレしたラインで、直後に測量してみるとかなりいい線でテークバック量が出てくるのですが、“肘の曲げ具合”とでもいいましょうか。この再現性は、測量のカギになります。)

練習グリーンでのキャリブレーションで、その場で打つにはいいのですよ。

しかし私だと1番のグリーンからすでにキャリブレーションしたとおりにセットできないと思われ・・・。


3. あと、やっぱり距離自体は歩測の方が正確ですね。
(で、せっかくの歩測を、このグリップ測量システムに反映できない。 というジレンマが出ます。)


以上が、実験してみての私の感想です。




***

追記いたします。

DMMPグリップの開発者でDMMP社の社長である、小祝さんからコメントで、すごく楽しみなお知らせをいただきました。

グリップ単体での発売です。
クレジットカード決済もOKになったのだそうです。

以下、旧記事にいただきましたコメントです。


---

DMMPデザイン社の小祝です。
ネットだけではありますが、お知り合いになれて大変嬉しく思います。

Z様のご意見にありましたように、グリップ販売、グリップ交換サービスを始めました。
一度お使いいただき、ご評価いただけると幸いです。

今年に入って、西日本新聞、西日本スポーツ新聞、読売新聞(九州)、産経新聞(中部)・・等に広告を出させていただき、メディアの反応に驚いております。

検索は DMMP で私の手作りホームページが出ます。1月からクレジットカード決済システムを導入しました。

今後とも応援の程よろしくお願い申し上げます。


---


と、いうことで、ご興味をお持ちの方は、ぜひトライなさってみて下さい。

私ももちろん買います。 (^^) ♡



12 件のコメント:

  1. やきそばパンZさん

    新年明けまして、おめでとうございます。
    我がブログの品の無さに比べれば、参考になりました。

    今年も宜しくお願いいたします。


    Posted by:ゴルフマスター at 2010年01月09日(土) 18:07

    返信削除
  2. ゴルフマスターさん、こんにちは。

    私こそ、無粋なコメントをいたしまして申し訳ありません。


    それにしても、いろいろな生徒さんがいらっしゃるものですねー。
    興味深く拝見させていただいております。


    Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月10日(日) 02:04

    返信削除
  3. 息子くん、パットをしてる動作もなにやら真剣に書き込んでる姿もかわいい~

    スコアカードはマス目たくさんついてるのに
    ちゃんと書くのが4人分なあたり、なかなかやりますね

    Posted by:ひゃっぽ at 2010年01月10日(日) 02:59

    返信削除
  4. おはようございます
    Zさんの前記事での率直な感想&分析に全く同感ですね
    発案して商品化までされた社長さんの熱意を感じますが、ユーザーがその表示で読めるTBを忠実に出来るのかな~?とか、一定のストロークを再現出来るのかしら・・・、という疑問が出てきてしまいます。デジタルパットを唯一のよりどころとしている自分には、何が難しいのかを分かってるつもりなので、その問題点を克服することは即ちパッティングが上手くなることだと考えてしまいますね。
    思い出したことがあります、
    今では、各業者がレーザーを持ち、レベルや垂直を簡単に出していますが、建築現場へ行きだした30年近く前、職人さん達が床に直角のラインを出してる場面に遭遇しました。
    その時は、直角三角形の定理を使ってるのは分かってるんですが、√なんて使っちゃうと端数処理はどうしてるのかな~何て不思議に思ってました。程なく謎?が解けました。
    3:4:5・・・これを彼らは「さ・し・ご」と言うんです。実際これを使うと見事に割り切れる数字で、ドンピシャの直角が作れることを知りました。
    後ね、「バカ棒」という言い方もあるんです。決まった長さの定規、何㎝でも構わないんです、要は必要な長さであれば。
    それに「バカ墨」という言い方もありますね、これ基準の墨で位置を特定しないんです。水平あるいは垂直であればOKという意味なんです。
    私の足元にはあらかじめ計測した「バカ棒」が置いてあるし、「バカ墨」のような「唯一のストローク」がある。
    社長さんがこのカラクリをお知りになった時、
    「さ・し・ご」があったか~とお感じになるのではないかしら?

    Posted by:ノリさん at 2010年01月10日(日) 04:29

    返信削除
  5. ひゃっぽさん、こんにちは。

    彼は上の行から埋めて行って、4人目まで上から1行ずつ書き込んで行ってました。

    お昼ごはんに帰ってきなさいコールがあって、4行目を
    コンプリートしたところで帰りました。(笑)


    いったい何の数値を記入していたのかはよく判りません。
    途中から私の計測機能付きパターを持っていって、なにやら測量もしてました。(笑)

    Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月10日(日) 11:08

    返信削除
  6. ノリさん、こんにちは。

    たとえば右足靴の内側(33cm)のテークバックで打ったボールがどのくらい転がったかを基準に、他の歩数にも補正を入れる、と言う点ではかなり近い考え方ですよね。

    私がノリさんの「決め打ち」が優れていると思う点は、プレッシャー局面でも強みを発揮するだろうところです。


    3:4:5、三角関数ピタゴラスの定理で最初にならう組み合わせですね。

    そうか、ノリさんは元々測量関係にお詳しいのですね。

    Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月10日(日) 11:20

    返信削除
  7. 「決め打ち」が優れていると思う点は、プレッシャー局面でも強みを発揮するだろうところです。

    について触れてませんでした
    しびれるようなパッティング!なんて経験ありませんけど、
    新年杯の最終ホール、セカンドがダフッってバンカーへ、上手く打てたんですが、2段グリーンの受けてるところへキャリーで・・・
    戻ってしまい、段越えの8歩が残ってしまいました。段越えの割り増しをどの位読むか・・・・
    スライスをどの位読むか・・・
    間違えればスリーパットの危険性もあるし
    スリーパットしてしまえば39・・・
    入れば37という局面・・
    10歩でカップ三つ左と決断
    真ん中からジャストタッチで入りました。
    プレッシャ~?
    全くありませんでした。
    決断したラインに10歩打つだけに集中・・・
    今思えばTBが始まると一切の音が聞こえてない?感じ
    年に何回も味わえないパッティングでした
    やっぱりプレッシャーということからもかなり解放されるみたいですね。
    プレッシャーの正体??不安かな~?
    決断(大袈裟で)したことをその通りにやることだけに集中出来るようです。

    Posted by:ノリさん at 2010年01月12日(火) 06:20

    返信削除
  8. ノリさん、こんにちは。


    プレッシャー場面で、アドレナリンが出てもパットをコントロールするには、“dead arm”で腕や手の筋肉の力を使わないストロークを身に付けること、だそうです。


    本当は、インパクトでヘッドの動きを安定させるには、完全な振り子の動きではなく、わずかな“acceraration(加速)”が必要だか、これを教えると多くの生徒は腕の力を使い始めるので、いまは“acceraration(加速)”を使えとは教えないようにしている。

    その代わり、フォローの幅を、テークバックの幅よりも少しだけ大きくするように教えると、みんなこの“acceraration(加速)”が出来るようになる、とのことでした。


    我々が言う、わずかなそして静かな加速感は、「フォローの幅を、テークバックの幅よりも少しだけ大きくする」という表現の方が伝わりやすいのでしょうか?



    私はまだ、段越えの8歩を10歩で行くか12歩で行くか、その辺の読みがまだ出来ていないので、その辺りを今年は改善したいと思っています。

    Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月12日(火) 15:15

    返信削除
  9. なるほど、コレで距離が判るんですね、すごい。
    試してみたいような、、、でも、難しそう。。

    でも、これインチじゃなくてセンチというところが、
    いいですねえ~。

    も、フェアウエーはヤードですが、グリーンに乗ると
    つい、メートル、センチで考えてしまします。
    やっぱり、式です。

    Posted by:スノーマン at 2010年01月13日(水) 08:43

    返信削除
  10. スノーマンさん、こんにちは。

    これは日本で小祝秀明さんという方が開発なさったグリップのお話なので、
    http://www.dmmpdesign.co.jp/

    センチメートル表示です。


    日本のゴルフ界は、一時期、ヤード表示じゃなくてメートル表示にしようと、迷走した時期がありましたよね。

    でも、結局ヤード表示の方が1割ほど数字が大きいので(魅力的だったのか?)、ほどなくヤード表示に落ち着きました。


    で、おっしゃるとおり、グリーン上ではフィート表示で話しを進めないと、ヤードと単位が合わないんですが、フィート表示はメートル系に慣れた人には馴染みにくいので、そのままになっちゃったんですよね。


    私の場合は、結局インチで考えるよりもセンチで考えるよりも、歩数で考えた方がスムーズだと言う結論に達しました。
    テークバック量も、一応他の方にも話しが通じるようにセンチで話しはしますが、右足の靴の内側とか外側とか、薬指の辺りまで、とか、靴幅とボール1個分とか、そんな感じでやってます。

    Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月13日(水) 10:34

    返信削除
  11. なるほど~、日本でメートル表示という
    アイディアもあったんですね。

    でも、ゴルフってイギリス発祥ですよね。
    どうして、メートル法じゃなかったのでしょうか?

    ところで、私も去年からグリーンでは歩数
    が一番!という結論に達しました。
    ですから、シーズンが始まったらしっかり身に
    付けたいと思ってます。

    友達登録、お願いします。

    Posted by:スノーマン at 2010年01月15日(金) 09:33

    返信削除
  12. スノーマンさん、お友達登録ありがとうございます。

    やはりGDOのブログを持っていらしたのですね。
    シアトルはすごくいいところですよね。
    5-6回行ったことがあります。遊びと仕事と両方合わせての回数ですが。

    私はツインピークスの大ファンで、スノコルミーの滝も大好きで4回は観に行きましたです。
    最初は、日本からわざわざ!
    しかもブームでツアーやってたのが無くなった後に!(笑)


    イギリスも何百年も前からゴルフやってますから、すでにヤード表示だったのでしょう。
    (発祥の最有力はスコットランドだったかと。(^^;)

    日本では、カナダばりにメートル表示にしようとしたコースがあった時期があったんですが、しばらく後に消えました。(話しによるとカナダも全部が全部メートル表示って訳でもなさそうです。)
    野球はメートル表示になりましたね。米国じゃフィート表示ですけど。


    大したゴルファーじゃない私ですが、
    今後ともよろしくお願いいたします。


    Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月15日(金) 10:18

    返信削除

(コメント欄には、a, b, i など、ごく簡単なタグだけ使えます。)

コメント欄は承認制にしているわけではないのですがBloggerのスパムコメント対策システムが働いているため、すぐに反映されない場合がたまにあります。m(__)m