FedExカップが導入されて以降、11月に行われていたのが9月末に移動されてFedExカップのプレーオフの最終トーナメントとして扱われるようになった(けどゴルフファンにはまだフォーマットがよく馴染めないっぽい)ツアー・チャンピオンシップは、ベテランのジム・フューリックがルーク・ドナルドを抑えて優勝し、FedExカップも獲得しましたよね。
私も正直よく分かっておりませんで、巷で、ケビン・ストリールマンっていう、今年も去年も4つのメジャー大会に1度も出場していなくてツアー優勝経験もなくすごい無名のツアープロがバークレイズで3位に入っただけでポイント争いの上位に顔を出したりする一方で、メジャー・ウイナーの獲得ポイントが少なくて上位争いに入ってないとか、いろいろ物議を醸したりしていても、いまいっちょピンと来ず。 って感じでした。
でもなにしろボーナス賞金$10MM (今だと円高で約8億円ぽっちに?(笑))と超高額ですからねー。
来期以降、フォーマットの見直しがあるんじゃないかと思ったりもしますが、実力者のジム・フューリックが勝ってくれてちょっとFedExとしても助かったんじゃないかな?感はありますね。
で、そのフューリックがツアー・チャンピオンシップで使ったパターが話題になってます。
例えば、この記事とか。 ↓
「Jim Furyk's Putter: Yes! Sophia」
$39
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$10MM + $1.35MM!
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$10MM + $1.35MM!
優勝後のインタビューで、ジム・フューリック自身が語った(クリック!)そうなんですけどね、ツアー・チャンピオンシップの前の週に、ボストン郊外にあるパブリックの9ホールのゴルフ場、Pine Oaks Golf Courseに付いてる「Joe & Leigh's Discount Golf Pro Shop」で中古のパターを買い、即トーナメントで使用したそうなんですよ。
最初の直後のコース上でのインタビューでは、「ああそれね。 お店の名前憶えてないのがすごい申し訳ないんですけど、ボストンの郊外の9ホールの・・・」とかってしゃべってますけど、あらためての記者会見では、ちゃんとお店の名前だしてますね。 「ああ、そう、それそれ。 Joe & Leigh'sだったね。」って。 (^^)
「たしか$65だったと思うんだけど、買ったら$39にしてくれたんだ。 誓って言うけど、バーターとか頼んでないから。 ホントに。」 って言ってるのが、可笑しいです。
(画像クリックで、お店のページの記事にリンクしてます。)
肝心のパターは、これです。↓
(画像クリックで、yes! のページにリンクしてます。)
ウイルソンの名器 8802型で、yes! 特有のC-Grooveがフェース面に刻んであるモデルです。
面白いのが、これがけっこうボロボロの中古なんですよね。
フューリックの証言、“らしい” って言うか、飾らない人柄がとてもよく出てます。
本人の証言を訳してみましょう。
"It was used. It was a used putter. It's got a nick on the back flange, it's got a little ding in the top line. I never loft and lied it which is rare for me because I've always got my putters on a loft-lie machine at home,
and the way the grip is on it, it might be slightly off center but that's kind of how I like it anyway. I guess we were meant to be, who knows."
(「そう、中古。 中古だったの。 後ろのフランジには傷もあったしね。 トップラインにも打痕とかあったし。 ロフト角・ライ角も調整して無くて。 そう言うの僕には珍しいんだけどね、いつもは家にあるロフト角・ライ角調整機で調整するから。 グリップも付き方としてはちょっとセンター外れてたっぽいんだけど、まぁとりあえずその辺りも好みだったって言うか。 たぶんそういう運命だったのかな?分かんないよ。(笑)」)
"They had some that were bigger, more like a mallet head that were heel shafted, kind of like Faldo used to putt with in his heyday, but they had lines on them, and I wanted something without a line. I just wanted
it as simple as it could be, heel shafted. It was the only one in the shop of about 300 putters. At the time I didn't think it was all that pretty to be honest with you, but it's getting a lot better looking every day."
(「お店にはね、もうちょっと大きいのもあったの。 もっとこうマレット・ヘッドって言うか、ヒール・シャフトのやつがね。 ファルドがすげー強かったときに使ってたみたいなやつ。だけど全部ラインが入ってたのよ。で、ライン入ってないやつが欲しかったのね。 ヒール・シャフトのできるだけシンプルなやつがないかなーって。 お店にあった300本ぐらいのパターの中で、あれだけしか無かったんだよね。 正直言うと、その時はそんなにいいなって思わなかったんだけどね、日に日に良く見えてくるね。(笑)」)
最初にリンクしましたブログ記事に、「このパターを売ったこのお店のお客さんの誰かが、このニュースを聞いて 『おい、待てよ!? あれ俺のパターだぜ!」って言ったりしてるんじゃないかなー?」って締めくくってありますけど、ホント面白いですねー。
お店にとっては凄い結果となりましたね。
返信削除こういう話は昔からありますけど、店の名前を言ってもらえるなんてあまりないのでは?
Posted by:サンディエガン at 2010年10月01日(金) 00:36
フューリックにとっては元手$39で$11.35ミリオンのジャックポットですけど、傷だらけで売られてたらある日いい人に会って・・・Sophiaにとってはまさにシンデレラストーリー
返信削除Joe & Leigh's のLeighさんはGDのHotlistでパネリストやってる方ですから、パブリックのPar3コース併設のショップとはいえ、実は知る人ぞ知るお店なのかも?
このお店がニュースレター購読してる3balls.comの姉妹店だなんて知りませんでしたよ・・・(定期観測しに行ったらtopに写真が出ててびっくり!)
Posted by:ひゃっぽ at 2010年10月01日(金) 09:39
サンディエガンさん、こんにちは。
返信削除確かに、アオキがその昔 ¥3,000で買ったパターのお尻をグリップごと切って短くして使っていたのは有名でしたけど、買ったお店は知られてませんね。
我孫子にあるんでしょうか?
フューリックの、“down-to-the-earth guy” ってか、そういう性格がなさる業でしょうねー。
TVでしゃべってるの聞くと、「この人、すごくいい人そうだなー。」って思います、いつも。
Posted by:やきそばパンZ at 2010年10月01日(金) 14:55
ひゃっぽさん、こんにちは。
返信削除うひゃー、ひゃっぽさんやっぱり只者ではないですねぇ!
Leigh Baderさんがどんな方かご存知だなんて。
私はまるっきり存じませんでした。
まさかウエイクとボストンつながりでご存知とか?(笑)
3balls.comってのは、ボール安く購入できるところっぽいですね!
Posted by:やきそばパンZ at 2010年10月01日(金) 14:55
Furykの記者会見を見ていて「MAのゴルフショップで名前がLeigh?あれ?もしかしてHotlistの???」と思って読み返したらあーやっぱり!という次第で、ウェイクとは関係ないですね
返信削除昔MAに住んでたのに当時は月3回くらいやっすい無名のクラブセット持ってレンジ行く程度だったので全く縁がありませんでした・・・今考えるともったいない!
3balls.comは中古クラブしかチェックしてないので新品のボールも結構安いなんて知りませんでした
Posted by:ひゃっぽ at 2010年10月01日(金) 23:00
中古クラブも確かに安いですね!
返信削除3balls.comって名前からしてボールの安売りに強いサイトかな?って思ったもんですから。
いずれにしても、その記憶力は只者ではないです。
私の行くお店でも、値札で$89かとおもったら会計したら$71だった、なんてことがありますから、フューリックもそんな感じで$39だったのかなー、って思いましたです。
Posted by:やきそばパンZ at 2010年10月02日(土) 00:08
おはようございます。
返信削除こういう話題好きですね~
フューリックってストリッカーと違った地味さがたまらないですね~。グーセンとの最終日見ました。カップインの後の雄叫びは凄かったです。
ホームケアホスピスファーストティーatペブルビーチのテッドシュルツの優勝も良かったですね~。シニアになって満を持してのチャレンジで優勝でしょ。こういうプロゴルファーの道もあるんですね~。ステキな話だと思いました。
Posted by:ノリさん at 2010年10月05日(火) 05:20
ノリさん、こんにちは。
返信削除いつもありがとうございます。
フューリックって、すごく気さくな人らしいです。
ショットを打つ前に、かならずフェードかドローかのイメージを持って打つというフューリックですから、パターもラインが入っていないものを選んで、イメージに合わせてストロークするんでしょうねー。
2ボールとかの機能的なパターが向いていない人なんじゃないでしょうか。
Posted by:やきそばパンZ at 2010年10月05日(火) 14:14