3/06/2016

ウエッジの距離のコントロール: 3x3システム (プラス 2x7システム)


アダム・スコットの2週連続優勝。
今季は長尺のアンカーリング・パッティング・スタイルを手放す形になっていましたが、乗り越えたどころか逆に何かを掴んだ感さえありますですね。

Aim Pointも取り入れたり、積極的に取り組む姿勢が伺われますね!


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6年以上も前に書いておりました「3x4システム by デーブ・ペルツ」という記事、当時は私の中では正直まるで消化できていませんでして、

一昨年の4月に「「えんやーとっと」のハーフショット 7時半」というエントリーと、続けて「コントロールショットの練習動画」というエントリーまできまして、ようやくスリークォーターショット9時と、ハーフショット7時半、そしてフルショット10時半のスイングのシステムが少しづつ消化できるようになって来ました。

一番大きかったのは、ゴルフ友達のひとりがレーザー式レンジ・ファインダーを私にくれたこと、です。(笑)


そもそも正確なコンタクトでアイアンやウエッジを打つ実力でもないと自覚し、アイアンショットに関しては基本的にはクラブを持ち替えてフルショットするだけ、たまにスリークォーターで打つのは ノックダウン・ショットを打つ時か、ファエウエーバンカーや傾斜のきついライからなどのフルショットでは安定しない状況からのショットくらい、というものすごくアバウトなゴルフでした。

100y以内のショットに関しては、3x4システム by デーブ・ペルツこそ頭には入っては居るものの、そもそものピンまでの残り距離がものすごくアバウト、むしろ遠くても100yの杭の近くからの方が距離が合って寄っちゃう!?という状態で、40-80yともなれば多少歩測も加えてみたりはするものの大概は目分量でウエッジを振ってはみるもののあとは運任せでボールに聞いてね、というゴルフだったと反省しています。



こんなごく普通のレーザー式レンジファインダーで、友人がもっと小型で高性能のやつを買ったので古い方をくれたのです。 eBayで売った方がいいんじゃないの?といいつつそれなりのお礼をしまして使い始めることにしました。
近頃の高低差まで出るような高性能版ではありませんが、距離は非常に正確です。
旗がリフレクターを付けてあるタイプですとかなり遠くてもさらに正確です。

なんでもかんでも測るんじゃなくって、最初は隣のホールに行っちゃった時とか(笑)、カートのGPSでの距離表示とどのくらい整合性を見せるかとかパー3で試してみたり。


ところがですね、ある時点で「これは100y以内の距離に使うと一番使い手があるんじゃないか?」「3x4システム (私の場合にはウエッジ3本ですから3x3システムですが)のフィードバックに良いのでは?」と思うようになりまして。


そして、こちら ↓ の「コントロールショットの練習動画」というエントリーの追記に至ります。

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(4/26/2014 追記)

ウエッジのシャフトに、7:30、9:00、10:30、それぞれの飛距離を練習場とシミュレーターとで少し数打ってみまして、それっぽい数字を書き入れてみました。




左から、SW、GW、PWです。 (私のSWはロフト角が54度です。)

それぞれ、今までフルショットだと勘違いしていました実際には110-120%のMax飛距離は、左から80y、100y、110y くらいの感覚でしたので、大体良い数字になっていると思います。

端数が細かいのは、私が正確に打てるからでは決してなく、理想的なテークバックで安定して打てたときには この距離に近くいて欲しい、ぐらいの目安です。

とはいえ、我々人間のsubconsciousに理想を意識させておくことは間違いなくプラスに働くはずです。

(ちなみにルール的には適合しますので心配は要りません。)

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シャフトに書いてある数字はクラブが変わって若干変わっているのもありますが、今も書いています。  →  こちら

距離は、一般的なグリーンの状態でフラットをイメージ、ゴルフショップへ行ってフライトシミュレーターを使わせてもらいまして、安定した状態でいくつもボールを打って(私の場合は)多少のランも含めたトータルの距離で書いています。几帳面な方はキャリーの距離も抑えておくと良いと思います。
(本来のペルツのシステムはキャリーの距離だったと思います。)


そして一旦コースに出ますと、今度はレンジファインダーで得られる距離と、そこから高低差や芝のライの状態、風やグリーンの硬さ、速さ、受け具合、左足上がり下がりの傾斜など、足し引きをする見積もりによって打つクラブを選びます。

まー大抵の場合はチップする場所よりグリーンがせり上がって高い場合が多いですね。
それとグリーンがコンパクションの影響などでどのくらい止まりやすいか、のファクターが割と大きく関わってきます。
レンジファインダーで測った残りが52yだったとして、例えば「大体56-57y打てばちょうどいいかな?」となったら『54度のウエッジで9時』を選択する、って形になります。


このシステムを取り入れたことによる効果としては、まずいわゆる素ダボが大幅に減りました。
乗らず寄らず3パット、とか、乗らず乗らず寄らず入らず、とかのパターンでのダブルボギーがほとんど出なくなります。
(他のパターンのダボは出るんですよ?(笑) )

ラウンドに1回か2回あるかどうかではありますが、ティーショットをミスしたホールで2打目をレイアップしてからの3x3システムショットでパーセーブとか、パー5でのバーディーとかが決まることもあったりして、これはすごく嬉しいです。



それともう一つ。

7時半のテークバックで打つハーフショットはなかなか難しいのですが、9時のテークバックで打つスリークォーターショットは慣れてくると一番安定して打てます。
そこで私は、9時の飛距離を6番I〜9番Iのシャフトにも書いています。

2種類(9時、10時半)のスイングにアイアン4本とウエッジ3本で、2x7のシステムになりますね。
上手く使えば、方向性の良いとても有用な武器になります。(^^)



特に大切だなー、と感じますのは「フィードバック」です。

距離を測ってから、諸条件による見積もりをしグリーンのコンディションを考えてチップショットやピッチショットを打ち、次回の状況への精度向上に繋がるように経験値を上げていく、という手法は、ちょうどパッティングの際の歩測とストローク後のフィードバックと同じ感じです。


今後ともフィードバックをかけてブラッシュアップしていけたらなー、と思ったりしてます。

お奨めですよ!(まだ私は十分にはマスターしてませんけど!)





こないだの DRの動画を撮った時についでに撮った 54度のウエッジの 3/4で 57y 想定のショット。



スローでよく見ますとテークバックの左腕が9時よりも若干オーバーシュートしていますが、本人の感覚で9時ですのでだいたいこれで距離を作っています。(^^;

どのクラブを持っても、この感じの大きさのバックスイングで打つと3/4ぐらいの距離が打てます。

高さが低く出ますので、風があるときなどにも使えますですね。



8 件のコメント:

  1. フィードバック!(以下FB)・・・

    これなしに、学習曲線は上昇しませんよね。


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  2. そうなんですよ。
    いつもシミュレーターのように平らで、落ちた先のバウンドも一定していればフィードバックすら要らないショットなんですけど、状況によってどう読むのかのフィードバックが徐々に徐々に良い結果を出してくれる感じがしてます。(^^)

    それにしてもゴルフ初めて20数年間、9時のテークバックはハーフショットだと思い込んでいました。
    自分の間抜け加減に呆れます。(笑)

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  3. 私のブログでは、腕ハーフと表現してます。ふり幅腕水平くらいですね。フルショット - 2番手くらい飛びますよね。ハーフといっても、フルの半分じゃないとこがミソですね。シャフトハーフで、フルの半分くらいだと思うのですが、不安定なのでやめました。

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  4. その腕ハーフが、実はスリークォーター・ショットなんです。

    フルショット(10時半)が100yならちょうど75yぐらい飛びます。
    すごい面白いぐらいそのくらいの距離なんです。

    腕7時半が本当のハーフショットなのですが、こちらは難しいですね。
    僕も練習してます。でも、上手く行くとバッチリの距離で打てます。
    ちょうどフルショットの半分の距離が出ます。だからハーフショット。

    シャフトハーフってのはやったことありませんが、もっと難しそうですね。
    コック無しのような気持ちで振るのですか?
    これは僕には出来そうもないなぁ・・・。

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  5. だいたい、腕斜めでコックはお任せで、シャフトハーフになります。シャフトが水平まであがるという程度の意味です。意識をシャフトにもってくせいか、難しいです。シャフトでなく、腕斜めで意識すれば、できるかもしれませんね。ボールを打つのに、考えてみれば、シャフトに意識がいってはいけませんね。

    そういえば、私のブログでは、最近、腕斜めという書き方もしています。だいたい、これが、yspzさんの腕7時半と同じなのかも。だいたい、腕ハーフ(3時9時)ー 20yくらいだと思います。つまり、フルの半分くらいになります。

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  6. なるほどですねー。

    僕の7時半は、動画を撮って確認しますとシャフトは10半か11時くらいの角度でしょうか。
    コックがきつく入ってますね。やってるつもりないのに。
    もちろん全く意識できません。

    ただ、コックする意識はなくって、リズムよく左右に振る意識だけなんですけど、そうなっちゃってるって訳なのです。(^^;

    目安としては、太ももから拳が出たところくらい、とデーブ・ペルツが説明していました。

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  7. シャフトで見ると、コック量を”なし”か”一定”にする必要があるので、気がちりますね。だからシャフト基準はダメなんだ!。私も腕の時計で行きます。太ももから拳が出るところを確認すると気がちりそうなので(笑)やはり腕の時計がいいのではないかしら。もちろん左腕ですよね?(確認)。デーブ・ペルツの太ももはどんだけ外側に太いのでしょう??。腕斜め(7時半)のほうがいいと思います。コック意識しないと、その当たりからコック始まるように思います。だから、腕斜め(7時半)=真のハーフショットは、コックによる加速の影響を受けない範囲で行うものだとすると、結果の再現性が確からしく感じます。

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  8. そうそう、ペルツが言ってるのは左腕です。

    コックのフィーリングには個人差出ますよね。(使ってる意識はないのですが。
    僕は、エンやートットの7時半って記事で書いた感じで練習してます。

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