12/05/2022

2歩(5フィート弱)のパットを押し球で直進性良くストロークするトライアル

久しぶりに Shandin Hills Gokf Course をプレーしてきました。

傾斜地でフリーウエイ沿いの細長い立地に造られていまして、ほとんどのグリーンがフィリーウエイ沿いに南へ切れます。
全体に傾斜していて、コースに入ってしまうとなかなか気が付きにくいのですが、見た目よりずっと強く傾斜しています。
Cary Bicklerという人の設計だそうです。

こちらは15番の池超えのパー3です。


このホールのグリーンも、写真で右の方に傾いています。
ティーから見ると平らに見えるんですよね。自分も傾いていて。
グリーンに乗っているのは私のボールですが、このパットは入りませんでした。32フィートありましたがしっかり打っていき、返しが5フィートぐらいになってしまったのですがなんとかセーブしました。

このラウンドは 1番のパー5でいきなり39yのチップショットがカップインしてイーグルでスタート。8番のパー5でもグリーンの5y外からチップインバーディーが入りまして、前半を-2アンダーで通過するラッキーな展開でしたが、もったいないことにこれを活かせず、後半はパーオンが多めで果敢にバーディーパットをショートしないように打っていきましたが入らず、打ちすぎて返しのパットが厳しいこと数回、ついには3パットも発生したりもあって、3ボギーの39。

長い方のクラブのショットが調子良かったのでアグレッシブ目に行ってみたのですが +1オーバーの73でした。
前半が 2つのカップインによるラッキーな出来すぎのスコアでした。
この前のラウンドでは78でしたので、Thanksgiving休暇に 92を打ったラウンドの後また調子が戻ってきてくれた感じがします。


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先日「ネガティブロフトの PISAパターに興味津々 」という記事を書いた時にふと思いついたので、いつものように実験的にトライしてみようという目論見です。


私のパッティング・ストロークのスタイルは少々特殊な変則パッティングなのですが、このようなセットアップでストロークします。


ボール位置は左足踵内側くらいの位置で、左目の真下にはボールをセットしていません。
この位置で左肩というか左脇辺りを中心にして、左手首を完全にロックすることで左腕とパターが一体になった長い1本の長尺パターを使っているかのような感覚で、ゆったりと僅かな加速を静かにかける意識でストロークをします。


そのセットアップを変更し、スタンスの位置をカップ寄りに少々移動、ハンドファーストの度合いが強い位置に構えることでパターのシャフトを傾けて、パターヘッドがマイナスロフトでボールにコンタクトするように構えを作って、マイナスロフトのパターフェースでボールの上の方をヒットして、いわゆる(ビリヤードでいう)押し球を打って、ボールの転がりと直進性を良くしたら、ショートパットのカップイン率を上げることができるのではないだろうか? っていうトライアルです。


この程度にセットアップを変えるだけで、パターヘッドのコンタクト・ロフトに結構な差をつけることができるように思います。

もう一つの利点として、スタンス位置がカップに近付くため、距離がさらに短く感じます。(笑)

ボールに順回転を与えて打った直後に滑らずに転がり始めるストロークができるはずです。
直進性が良く、球足の伸びるパッティングになりますね。


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ただし、当ブログでは何度も何度も言及していますが、「距離のコントロールは、ライン出しの4倍大切」です。
例えショートパットと言えども、距離のコントロールはライン出しの4倍も大切です。


ですので、今回のトライアルは、

1. 2歩(約5フィート弱。1.5m弱くらい) 以下のショートパットに使用
2. 真っ直ぐ目のラインに適用
3. ショート目になりがちな登りのライン (この場合は、2歩以上であっても使用可)

のような状況に限定と考えています。


曲がるパットや、距離を合わせてく距離のパットなどの場合には適用しない予定です。
意図した距離が転がってくれることの方が遥かに重要です。


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そして、この転がりの良いセットアップの若干の難点がこちらです。

通常の構えのセットアップからみるパターヘッドは (拡大しますと)だいたいこんな感じに見えています。



ところがこれが、今回のセットアップではこんな具合にパターヘッドが被って見えるんですよね。当たり前ですが。


この状態で、パターヘッドを真っ直ぐカップに向ける練習をする必要があるのが1点。

さらに、通常の構えの位置からは、真っ直ぐ目標に向いているパターヘッドを右上から覗き込む形で真っすぐ合わせることには慣れていますが、見え方が変わってしまうとこれが合いにくくなってしまいます。

この件に関しましては、私の場合は特殊な構えからパターを真っ直ぐに合わせた状態でボールとパターヘッドを見て合わせることに慣れていますので、パターが変わって見え方が変わるとあまり上手く目標に合わせられなくなってしまう事情があります。
パターを全く変えないのには、こうした理由もあったりします。

まだ数球しか試していませんが、被せる形のセットアップをしたときにはちょいちょい少し左にズレて合わせてしまっているような感じがしました。

あと、ボールに対して上からダウンブローに入ってしまう傾向になります。

ただ、確かに直進性は良さそうな転がりをしていました。
(なにしろ対象の距離が短いパットを想定していますので、直進性の確認とか比較がなかなか難しいところです。)


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イメージとしてはジャックニクラスのパッティングの、このイメージです。


特に左側の写真のように、パターがボールに向かってロフトを被せるような雰囲気で降りてくるストロークで直進性の良い転がりのスムーズなボールを打つイメージ。


上の写真に写っていますカップは、カップインしない手作りカップです。こちら。↓


ボールがカップをどのくらい過ぎて止まったか、が大切ですのでこのカップは本当に練習に最適です。


ネガティブロフトの PISAパターに興味津々 」という記事でアップロードしました動画をもう一度。

1球目が私の普段の打ち方、
2球目はボールを真ん中やや右足寄りにしたセットアップで、パターヘッドを被せてネガティブ・ロフトでボールにコンタクトする打ち方。

距離は21フィート(約6.3m) です。

4フィートくらいですと挙動の違いが分かりませんでしたので、距離を伸ばして打ってみた実験です。

カップ手前からグググーっと曲がっている 1球目と、パターヘッドを被せて打った方の2球目は、明らかに曲がり方が違います。
何回やっても、同じ傾向の結果になりました。

それ用のストロークを再構築しませんと距離のコントロールが難しいですから、2球目の打ち方は多用するわけには行きませんが、あまり曲げて狙いたくない場面で有効に使うことができるかも?

ただ、ものすごく硬くて速いグリーンとかでない限り、この動画でも映っていますように被せてネガティブロフトにしてストロークする打ち方だと、ボールが出だしで跳ねています。
1球目の方が見た目はボールがよりスムーズに出て行っています。
しかしながら、終盤カップ付近での曲がりは押し球にした方が圧倒的に直進性が高いことが分かりました。


この中距離パットでの実験結果を踏まえますと、2歩(約5フィート弱) 以下の曲がりの少ないショートパットや、登りの場合の短・中距離のパットなどに、押し球ストロークを利用することは有効かもしれません。

実践のラウンドで試してみたいと思います。
(ただしショートパットではデータの差には出にくいかと思います。まずはフィーリングと運用の簡単さのチェックから。)


諸々を考え併せますと、ネガティブロフトのパターを入手(あるいは製作)して、ショートパットのみに使用すれば、構えを変更することなく、出だしにボールが跳ねる現象も軽減して、良い結果が出せそうには思いますが、 ...パター2本体制は躊躇するなぁ。


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追記: 1/05/2023

この取り組みは駄目でした。
いかんせんセットアップに無理がありすぎましたし、ボールもポアナ・グリーンでは出だしで跳ねすぎてしまって安定しません。
距離感が合わせにくいのは5フィート以下限定だから良いとしても、曲がりにくいボールを打ったはずが目標からズレてしまってはなんの意味もありません。
(ただし逆ロフトのパター、PISAを入手すれば事情は変わるかも知れません。でもこのアイディアにそこまでの熱意はありません。)



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