前回の記事、「ダウンヒル・スライダー その1」の続きです。
まずはまた写真に線を引いたものからご覧下さい。
画像をクリックで拡大
本当のAiming lineに打ったボールの軌道(ライン)は、黄色い線のようになっていました。
カップインするボールも、大体この辺りを通ります。
線が重なって見えにくくなることを避けるため、ボールのところの線の起点を少しだけずらして記入してありますが、本当のAiming lineの白矢印と、実際に打ったボールの打ち出し接戦(図中の紺色の矢印の線)は、最初のラインの読みが1/3しか読んでいなかったにも関わらず、それほどかけ離れた角度にはなっていません。
ここまでは、前回の記事で説明されたとおりになっています。
ツアープロでさえ、こうした補正が入ってパッティングしているのだそうです。
経験から、補正を強めにかける術を身に付けているのでしょう。
ちょっとすんなり飲み込んで信じるのが難しい仮説だと思ってしまいますね。
(私自身がこうして写真入りで正しいと確認しているにも関わらず、そう感じてしまいます。)
デーブ・ペルツ本人も、発見当時はまったく信じ難かったが、これは仮説などではなく、単に数重ねたリサーチの結果の事実である、と。
人間のsubconscious(潜在意識)のすごいところなのだそうです。
おいおい、完全ペンデュラム式の真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すストロークはどこ行っちゃたのさ?
実際に生徒さん達も、いくら説明されても信じることができず、また、頭で理解したとしても、「ではトゥルー・ローラーで割り出した本当のAiming lineに構えて、潜在意識に引きずられること無くラインに沿って打ち出すパットの打ち方を練習しなさい」ということで練習を重ねても、結局は心からの理解が出来ずに疑いを持ち始め、スクールを辞めてしまう人が続出したそうです。
ちなみに、本当のAiming lineに対して正しく構えさせた上でパットをさせると、みんなことごとくA側に外し始めるんだそうです。
なぜに、こういった事実をデーブ・ペレツ以外の誰も気が付かずに来ているのでしょうか?
subconscious(潜在意識)は、誰にも、本人にさえ気が付かせること無く、考えて意識した動きを凌駕してこうした補正を入れて体の動きを支配しているのです。
それが証拠に、スイングの動画を撮影して本人に見せると、誰もが「自分の頭でイメージしていたスイングとぜんぜん違う!」と言って驚くのだから、意識していないsubconsciousに支配されて体が動くということは、全く不思議ではない、ということなんだそうです。
本を読まずに私の短い説明だけで納得しろと言う方が無理かも知れませんが、ペルツ先生が行ってきた色々なリサーチの内容を読み、実際にグリーンで実践してみて、私は本心から「これは凄い。」と納得するに至りました。
以前パッティング動画を撮影してみた記事でも、無意識に行っていたスタンスの補正や、ストロークの補正が映って捉えられていました。
中には、「なんだよ、どうせsubconscious(潜在意識)からの補正が入るんなら、それで良いじゃん。」と考える生徒さんも出てきます。
これは私も思いました。
ツアープロみたいに究極に上手い人も、subconscious(潜在意識)からの補正込みで打っていてあそこまで上手いのだから、それはそれでいいんじゃないか?
別のお話ですが、長い距離のパットを寄せる「Lag putt」の打ち方に、subconsciousを大いに活用して距離感を作らせるという、ペレツ先生のsubconscious積極利用姿勢からしても、それで良いじゃん。という意見はもっともな部分もあります。
(またまた余談ですが、このラグ・パットの記事書いたときにも、「意外に9歩以下で3パットしてる、それもDSのラインがほとんどだ」とか書いてますね。
ご多分に漏れず、グリーンのスピードの読みの間違いだ、と勘違いな分析をしています。 ←これもペルツ先生の指摘通りの間違いです。)
本来のAiming lineに対して、breakの読みが大きく足りない1/3程のラインに構えますと、subconscious(潜在意識)は、ここままでは全くカップインしないことを無意識に知っていますので、補正を入れてきます。
ひとつには、パター・フェースのセットする角度を右にずらす。
ついで、ストロークを無意識な範囲でインサイドアウトに出してなんとかカップに近づけようとします。
実はもうひとつ、subconscious(潜在意識)がやってしまう動きがあります。
より膨らみの薄いラインでカップインさせようとするため、ボールのスピードを上げてしまうんです。
かくして、ボールは大きくカップを通り過ぎて行く結果になります。
20数年もゴルフをやってきて、ラインの読みは上手くは無いなりにも、大きく曲がるラインは下って行くって良く知っていますし、かなり速い下りのラインでもほぼ真っ直ぐならば距離を合わせて打つこともできるって言うのに、その割には、
・・・なんでこんなに打っちゃうんだろう?って不思議だったんですが、subconscious(潜在意識)がやっていたのですね。
なんか、すごく納得です。
ツアープロでさえ、読みが1/3程に浅くなってしまう理由ですが、この図を見て下さい。↓
写真をクリックで拡大します。
図中の「a」が、「true break」です。
これに対して、ボールの転がるラインの最も膨らんだ部分の幅「b」を、
「visible break」と呼びます。
本来ならば、「c」が「visible break」ですが、「フィニッシュの重要性」という記事で書きました、8秒間の人間のフィーリングの短期記憶を上手く利用してフィードバックをかけていない場合は、時間をかけて読んだ方の「b」に近いものが「visible break」になって来ます。
フィニッシュを止めてボールの軌跡を姿勢を変えずによく見て目に焼付け、繰り返しフィードバックをかけて行くと、段々「b」から「c」の方に近づいてきてくれると思って期待しています。
この現象、じつは以前、この記事を書いたときに、ここまでキチンとではありませんが、おぼろげに感じていました。
この時の青線を、もっとカーブの接戦にぴしっと引いて本来の打ち出し線としたならば、あの時の度合いもまた1/3程度になっています。
当時は1/2ぐらいで線を引いてましたが、引き方が間違ってます。
(↑これも、subconscious(潜在意識)によるイタズラのせいでしょう。(笑))
そして、subconscious(潜在意識)による補正は、その大きさが小さければ小さいほど、正確になって来ます。
補正する度合いが大きいと、subconscious(潜在意識)も、より強く働きかけて、その人のconscious(意識)をねじ曲げて、必死に戦わなければなりません。
真っ直ぐに近いラインほど打ちやすいのは、補正する量が小さくて済むからなんですね。
さて、ここまで来て判ったのは、本当のAiming lineに向けて打って練習した方が、ずっと楽に補正出来てよりカップインに近づけるということです。
でも、無意識にずれて打っているのに、どうやって直して行ったら良いのでしょう?
最初に、目標として刺したティーに向かって打っていくと、ことごとく右側のA側に外れ始めます。
ここで練習すべきは、breakのあるラインであっても、目標のAiming lineに沿って真っ直ぐに打ち出せるような練習です。
・・・が、そうは簡単に行きません。
A(bove)側に外すには、いくつか方法があります。
Aiming lineのティーに向かってスピードを強めに打ち出せば、A側に外れますね。
しかしこれは、カップインしなければやはり大きくカップを過ぎて離れて行ってしまいます。
ジャストのオプティマム・スピードで打ち出すことも、大きく曲がるラインでは難しい。
subconscious(潜在意識)がまだ慣れていないからですね。
そこで、A側の、しかもボールとカップを結んだ線より右側にボールを残せるように打つ練習をします。
刺してある目標のティーに向かって構え、例えカップを過ぎたとしても、置いてあります棒までは行かない距離でボールが止まる強さで打ちます。
打ったボールのラインは直後に重力で白い直線から外れてきますから、ティーに当ることはありませんね。
ストロークで右に打ち出してしまわない限り。
実際にやってみますと、カップの後ろの棒に当たらない強さでパットを打つことは、カップインさせるよりも難しいことが分かります。
この練習、実際にはラインとかグリーン上には見えませんから、この写真みたいな状態での練習になりますね。↓
写真をクリックで拡大します。
傍目には、大きく曲がるラインの練習には見えても、入れること自体よりも棒に当てないように、ラインに真っ直ぐ出せるように、subconscious(潜在意識)になるべく少ししか補正させないように自分の脳の無意識をコントロールしている部分をトレーニングしている練習、という風には見えないことでしょう。(^^)
ラウンド記録を振り返ってみても、どうも5-9歩とかの距離で3パットしている事例が結構あるな、と感じていましたが、どうやらこのダウンヒル・スライダーでやらかしていたようです。
もうひとつ、ペルツの本には書かれていませんが、自分で自信のあるフックラインの方に、自信の無いスライスラインの時よりも短い距離からの3パットの発生する率が多いということも判りました。
このことはちょっと結論付けるにはデータ数のサンプル数が少な過ぎはするのですが、subconscious(潜在意識)がボールを入れに行って強くなる、という理屈から考えれば、大いに頷けるデータです。
この脳のトレーニングでは、こういったことを全部把握した上でパットしても、相変わらず棒に当てずにA側にパットすることはなかなか難しいですから、脳の「無意識」の修正/調整にはかなり時間がかかることだろうと思います。
願わくば、DS7BL-U3B-① (Downhill, Sideline, 7steps, Below, Long)などと記入しているパット記録が、DS7A-①という風に変わって来てくれれば、と思っています。
将来的には、DS⑦なんていう確率も、少し出てくれたら嬉しいことこの上ないのですけどねー ♡。
おはようございます
返信削除朝から脳が大活性化
リンク先の記事中・・
むしろ青い線はちょっと読みすぎじゃないの?って見えてきます。
来ませんか?(笑)
思い当たる節大ありでした。
Zさんは、
subconscious(潜在意識)の働きがあるということを仰っていますよね、
実は先日講師役の為の予習で妙に符号することがあったので書いてみますね。そんな硬い事なんて言いっこなしですよ
行動心理学では、意識を知覚のの1種としないのだそうです。仏教の唯識という概念では、意識を第六識として普通の視覚、聴覚・・・の五識と併せて六識と言っています。
一方、精神分析学では、subconscious(潜在意識、無意識)が存在するとしてそれを重視して分析の中心に置くんだそうです。
硬くってごめんなさい、ここまでが予備知識なんです。
修行でいう煩悩は、subconscious(潜在意識、無意識)ではないかと理解しましたが、
修行の目的は、煩悩をなくすことあるいは、その浄化にあるのです。ところが、煩悩は意識ではコントロールが出来ないという言うのです。
意識で煩悩を払っても払ってもどこからともなく
湧いてくる。
では、煩悩はどこから?
そこでは、「我執」と言ってましたが、これはちと難しいので、自分は、「自己保存の本能」と理解しました。
スッゴイ硬い話でしょ
かくコントロールし難い本能がが相手ですので訓練が必要なんです。革命的なものはリバウンドがあるので、徐々に徐々に自分の本能を騙すように・・、それでラインの読みを現実に近づける・・。やっとパッティング話に戻れました
かくもsubconscious(潜在意識、無意識)とは凄いものだということらしい。
で、Zさん、あそこに止まるには何歩で打ったんですか?
Posted by:ノリさん at 2010年01月29日(金) 06:01
ノリさん、こんにちは。
返信削除お話を硬くしているのは私の記事ですので。
でもね、記事中にも書いてますが、これを考え始めましたら、前に書いた記事の、あれもこれも、あの記事のあの部分も、全部が腑に落ちるなぁ・・・って。
(しかしプロまで1/3で答えているとは思わなんだ。)
特に、パッティング動画の記事では、無意識にやってることがそっくり映っていて、しかも自分で記事書いた時点で、ある程度ながら無意識の動きに気が付いて描写していたあたり、自分でも驚きました。
ですから、ダウンヒルに限った話ではないんですよね、無意識の影響。
この話で学んだことから言えば、行動心理学でこそ、無意識が支配する行動を認識すべきですよね。
無意識どころか意識さえ「知覚」の1種に数えない、ってのは、どうなんだろ?って思ってしまいます。
「我執」っていうんですか。まさに自己保存の本能ですね。なんとか補おうとしている。
私、このAiming lineの修正はノリさんのストロークにこそ‘非常に’有効で、積極的にsubconsciousを活用しようとしている私なんかよりも短い時間で、マスターなさるんじゃないかと密かに期待しています。
・・・って言いますか、ノリさんはすでにキャディさんの助けでかなりの割合で修正に入ってますよね。
True Rollerはなかなか用意できないですけど、True Breakを割り出して、そこを目標に打ってみるってことは出来ると思うんですよ。
今思いましたが、
その意味ではゴルフをなさらないキャディーさんの方が、True Breakに近いラインを読んでくれそうな気がします。
観察に継ぐ観察で得たラインの知識。
ボールだけ追ってるでしょう。
>で、Zさん、あそこに止まるには何歩で打ったんですか?
さーすが、ノリさん!
非常に鋭いところを突いて来ますですねー。
(長くなっちゃったので、記事で返答にします。)
Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月29日(金) 13:53
すごく興味深い内容でした。
返信削除私の場合、すごく曲がるラインはカップの上(A側)の30~50cmくらい上に「止める」意識でラインを読みパットします。
「止める」という意識でタッチが弱くなりその分膨らまさなければならないので「補正」も出来ることになります。速いグリーンほど効果があります。
あと、スライスラインは直感の2倍がちょうど良いです。(ボール1個なら2個にする)フックは少なめです。
でも遅いグリーンは2倍だと多すぎるので1.5倍とかに調整します。
全ては経験でしょうか。
私は真っ直ぐの方が苦手。
「どっちかに曲がってよ!」
って感じです。
Posted by:サンディエガン at 2010年01月29日(金) 17:26
今回の記事も大変興味深く、楽しく拝見しました。
返信削除前回から今回の記事、思い当たることが多々出てきましたので、非常に納得(普段納得してないという意味ではありませんよ・・・笑)させていただきました。私が卒論で無意識の事を書いた時もその強さ・大きさから、『意識ではどうもできないんじゃないか?』って疑問が湧き、結局卒論ではその回答となるべき結論が導き出せず、“優”はもらえませんでした(苦笑)。それにしてもまさか社会に出て、しかも遊びであるゴルフでもう一度無意識(潜在意識)について考えることになるとは夢にも思いませんでしたねぇ。約1週間後に今年の初ラウンドをするんですが、その時も今回の記事を思い出しながらラウンドしたいですね。
Posted by:コルレオーネX at 2010年01月29日(金) 21:19
Zさん、私この記事、2日掛かりで読みました!
返信削除その1、なんだか難しそうだな~と思い
さっと読みをし、理解できずにGave up!
でも、今日はちょっと時間をかけてその2、
を読み始め、興味を惹かれ
その1に戻り読み直して、さっき、
その2も読み終えたところです。ふぅ~
本当に、興味深い勉強になる記事でした!
写真のラインも見て、驚きました。
全く、その通りなんですよね。
Zさんの記事本当に興味深いです。
これからもとても楽しみにしています!
Posted by:スノーマン at 2010年01月30日(土) 04:24
大オーバーしても自分ではいつもと同じく打ったつもりなので「さっきのであれだけ転がっちゃったんだから」と今度はいつも以下で弱く打ったらドショート(逆もあります)の"距離合いませんスパイラル"も元を辿れば潜在意識が原因だったりするのですね・・・
返信削除潜在意識を変えるにはポジティヴシンキングがいいとか良くいいますけど雑念を払って無の境地を目指す脳トレならぬ禅トレも必要?
あ、この記事にリンク貼らせていただきましたのでご報告します。
↓サンディエガンさんの
スライスラインは直感の2倍、ってすごい目ウロコアドバイス
しかし試せる場所がない・・・ラグマットの下に何か敷くかぁ
Posted by:ひゃっぽ at 2010年01月30日(土) 13:56
サンディエガンさん、こんにちは。
返信削除コメント、本っ当に、ありがとうございます。
もんっのすごく、参考になります。
>すごく曲がるラインはカップの上(A側)の30~50cmくらい上に「止める」意識
この記事のラインでは、まさにその感じですよね。
その意識が、無意識を助けてさらに右目に弱目に調節してくれるのでしょう。
(記事としてビジュアルに判りやすいためと、自分自身が理解するために50-60インチも大きく曲がるラインを選びました。)
やっぱり上手な方は、それなりに直感を補正なさってプレーされているんですね。(なるほど。)
True RollerでTrue Breakを割り出して、その線にパターを合わせて構えて打つとどう変わってくるか?ってちょっと思いました。
スライスよりフックの方が少なめでいいのには理由があるんだそうです。
ものすごく端折って言いますと、パターの構造上の問題でそうなる、ってことで。
グリーンが遅いと曲がりが小さくなるのもおっしゃるとおりですし、
「実は曲がらない真っ直ぐのラインが一番難しい」ということも、ペルツ先生がバイブルに書いています。
余計なお世話で大変恐縮ですが、私、長男さんは一度ペルツのスクールを体験なさるとものすごくいいんじゃないかな、って思います。
本を読んで四の五のするより、100倍は効果的だと思いますし。
室内の、傾斜してくれる格子模様の線を入れた平面のパッティング・サーフェスで8割練習し、アウトドアで2割のところから始めるとか、すごくシステマイズされているみたいです。
私は自分の為に、短い距離なのに3パットしてしまう「ダウンヒル・スライダー」を2パットで行けるように焦点当てて書きましたが、本来はどんなラインでも当てはまる内容ですし、ツアープロがこういうパットを決める確率を増やすための知識ですので、・・・長男さんに。
(本も、私とは違った読み方をなさるかも知れません。(^^))
Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月30日(土) 14:43
Xさん、こんにちは。
返信削除Xさんは無意識の専攻(←そんな呼び方ではない!?)でいらしたんですね。
前記事のコメントにもちょっと書いていらっしゃいましたが。
subconsciousがやる動きを排除しようとしたり、意識で無意識をコントロールしようとするのではなく、無意識の潜在能力を引き出して大いに活用するべきなのですが、その折に、
例えば大きく曲がるラインで本当のラインとのギャップを小さくして、無意識の補正を無理の無い範囲に小さくすることが、結果の改善につながる、と考えているわけですので、
無意識をどうにかするのではなくて、相互理解して無意識と協力して行くとでも申しましょうか、そういうことを推奨している、と言う風に受け止めました。
下のノリさんのコメントにもありますが、デジタルパットで距離をコントロール出来るのは強みです。
どういう風にラウンド中のパットに取り入れてプレーなさるか、楽しみにしておきますね。
(↑是非、教えて下さい。)
Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月30日(土) 14:43
スノーマンさん、こんにちは。
返信削除時間かけて読んでいただいて、ありがとうございます。
(デーブ・ペルツはNASAで15年働いてた人ですから、理工科系の人の方が読みやすいかも知れないですね。)
今回の内容はある程度理解をしていただけてると思いますが、
私が、
「『パットは耳で聞け』式だと、少ない練習時間では(あるいは二人三脚のコーチまたはキャディーさん無しでは)習得出来ない。」 と思っている理由のひとつだったりします。
いろんなひとから、「あいつは能書きばかりで、ちっとも入らん。」 と、鼻で笑われてしまわないように頑張ります。(笑)
Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月30日(土) 14:44
ひゃっぽさん、こんにちは。
返信削除私は潜在意識を変えようとか克服しようとか考えていませんです。
むしろお友達になって信頼し、有効活用する方が得策かと思われます。
最初の「本当のAiming line」をオプティマム・ラインにできるだけ近づけて構えるように修正し、潜在意識のお仕事を楽にしてあげるだけでずいぶん良くなるだろうと言う作戦です。(^^)
サンディエガンさんのコメント、今回の内容にますます納得いたしました。
ありがたいアドバイスですよね。
Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月30日(土) 14:44
Zさん、
返信削除記事を読ませていただいて、どう狙って打てば良いのか、悩んでいます。本当のAiming Lineに向かって打つ練習をすると、潜在意識の良い点が生かせないと思うのです。今は、自分が見たラインよりも、大きく読んで見ようと思うくらいです。特に、非常に速いラインの場合に、大きくオーバーする事を避けられそうな気がします。
さて、先週の極寒のラウンドは、信じられないくらい速いラインにカップが切られているホールが殆どで、自分でも嫌になるくらいに酷いパットをしました。
でも、そんな中で、下りのスライスとフックラインを2回、2m前後の距離でしたが、少し大きめに読む事で、綺麗に入れる事が出来ました。一方で、いつものように、浅く読んで大きくオーバーしての3パットもありましたし、2m前後から3パットしたりと、散々な目に合いました。
そんな中で、止まらない所に切られていたホールでは、目を瞑ってデジタルパットが出来たらと思ったホールが幾つかありました。距離のある超下りのラインが目に飛び込むと萎縮してショートしてしまうのです。
Posted by:trimetal@Tokyo at 2010年02月05日(金) 05:01
trimetalさん、こんにちは。
返信削除いつもためになるコメントをありがとうございます。
(掛け値なしの本心です。)
デーブペルツは、2万回も打てば身に付くって言ってますから、大変ですね。(笑)
1日100回、100日打てば、たったの4ヶ月足らずでもう半分だからちょろいよ、と書いてまして、流石にツアープロを指導することも本業の方だなぁ、と思ってます。
ただし、書き加えておかなればならないことは、
本当のラインに構え、できるだけ補正をした方がsubconsciousも良い仕事をしてくれる、という点でして、2万回も打って慣れてくると、潜在意識の良い点が殺されるのではなくって、より良い意味で効いてくるらしい(2万回打って身に付けらんない私には「らしい」としか。)ということです。(^^)
ですから、応急的にとりあえず大きめに読んで結果を得ることでsubconsciousと折衝して行くのもアリだと個人的には思ってます。 (ペルツ先生はそんなこと言いませんが。)
厳しいやつがラウンドで2回も入ったら、大いに結果が出ていると言わざるを得ませんよね。
けっこう速いラインになる下りで、(目をつぶって)デジタルに打つ、っていうのはけっこういい結果がでるんですよ、これがまた。(笑)
Posted by:やきそばパンZ at 2010年02月05日(金) 06:07
Zさん、
返信削除先週のラウンドの時、ダウンヒルスライダーを経験し、予想以上に曲がって、最後はグローン外に出てしまいました。Zさんのコメントへのレスは
こちらです。
若干大きめに曲がりを読んだつもりだったのですが、カップの位置で止まるように打つと駄目でした。もっと上から落としてくるイメージが必要なようで、やはり、サンディエガンさんの書かれているように、30cm以上上側で止めるイメージが必要だとわかりました。次回はリベンジします。
Posted by:trimetal@CT at 2010年02月10日(水) 03:39
trimetalさん、こんにちは。
返信削除私自身は、ダウンヒル・スライダーをまだ克服したわけではありませんので(改善に取り組み中ですが)、こういったコメントをいただくと、とてもとても参考になります。
私の場合は、若干大きめに読むどころか、真面目に3倍に読んでもOKみたいです。
30cm以上上側で止めるという感覚が私には上手く出せませんので、曲がりの頂点までの距離をとにかく打つことにイメージを置いて打つと、たらたらーっと下って行って、そこそこカップ付近に止まってくれるような感じがしています。今のところ。
なんか、「曲がり切ったらあとはボールとグリーンに聞いてね~。」 みたいな感じです。(笑)
yamacchiさんがExcelで面白いカーブを描いてしかもトラックバックも下さいました。
横軸を130%ぐらいにして曲線の形をご覧になってみて下さい。
転がり摩擦は一定の係数で入っている計算だそうです。
上手い方にはそうでもないかも知れませんが、私の脳内イメージにとってはちょっと目ウロコでした。
こんなに真っ直ぐ降りてくれるのか!
これを見て、またまた考えたのは、
subconsciousがする補正とは逆に、浅目に読んでしまった(あるいは打ってしまった)場合はスピードを弱く、深めに読んだ(あるいは打った)場合にはスピードを強めに行った方が、カップまでの残り距離は短いっぽい。
と、いうことです。
つまり、フックラインはパターの構造から言って、芯より先寄りで打ってしまうと右に強く出がちで、芯よりネック寄りで打ってしまうと左に弱く出がちになりますから、ある程度丁度よくなる、ということに。
スライスラインでは逆になり、それゆえに難しい、ということに。
スライスラインが難しい、もうひとつの理由かな?、と。
(ただしこれは、フェースバランスで真っ直ぐ打っている方にはちょっとあてはまらない面もあります。)
Posted by:やきそばパンZ at 2010年02月10日(水) 05:59
Zさん、
返信削除yamacchiさんの考察は非常に参考になります。
真っ直ぐ降りてくる所は、私のイメージした感覚と一致するように思います。ただ、打ち出し角度でほぼ止まる位置が決まる点は、面白いです。でも、先日経験した15番ホールは、少し弱めに打ったのですが、下りの傾斜に負けて止まりませんでした。その場合の克服方法を一度検証してみます。
ニュートンの古典力学で解ける問題ですので、この種の問題は好きです。
Posted by:trimetal@CT at 2010年02月10日(水) 09:12
trimetalさん、こんにちは。
返信削除こうして我々がさらに談義を進めていることにyamacchiさんがお気付きになってくれるとよいのですが。
yamacchiさんの曲線を見て、私はさらに思ったのですが、
やはりパッティングは、スピードのコントロールが命になるな、ということです。
打ち出し角度よりもスピードのコントロールの方が4倍大切だというのはペルツの分析ですが、今回のyamacchiさんの曲線を見ましても、打ち出し角によって距離の差で上り下りの差こそあれ、より真っ直ぐ寄りのパットが残っています。
打つスピードを間違うと、短くてもまたまた横のラインを残すことになり、3パットの可能性を高く残してしまうではないですか!
そんなことも、考えました。(笑)
Posted by:やきそばパンZ at 2010年02月10日(水) 13:45