久しぶりですが、私のようなアベレージのアマチュアにとって思いのほか難しいショットだなと思った状況について考察してみました。
大怪我はしないのですが、意外に(というか当たり前のように)アップ&ダウンが決められず、ボギーに終わってしまうことが多いような気がしてならないのが、こちらのショットです。
(写真をクリックで拡大します。)
状況的には、何の変哲も有りません。
グリーンをショートして外し(これまたよくあるのですがセカンドショットを軽くダフったかもしくは薄く当たって芯を外し・・・とかの理由でとにかくミスれば大抵ショートしますね)、グリーンエッジまで15ヤードぐらいで、ここはピンが青旗なのでカップは奥に切ってあってエッジから25-30ヤードくらいありますね。
トータルで40-45ヤードぐらいでしょうか。
典型的な受けグリーンで、カップまではだらだらと登っています。
プロやトップアマの方々は、こういったショットを実に安全にしかも安定してピタっと寄せてきます。
こういう状況ですと、私の場合はなんだか知らないけどショートしますね。
4-6歩残してしまうのはザラで、下手すると7-10歩も残ることもあったりします。
取り合えず乗っておけば2パットでボギーでは済みますので大叩きはしにくいかもしれませんが、うっかり3パットをしようものなら素ダボの刑です。 80切りを目指しているくらいの実力の場合、この素ダボが致命傷の死活問題になります。
私は、54度のウエッジでG-Checkを打つ代わりに50度のウエッジに持ち替えて、あたかも54度のような要領で打ってなるべくカップに向かって意識外で(結果的に)突っ込めるようなインチキショットを使ったりもしています。(^^;
以前のこの記事を思い出してみます。
「セカンド・ショットのクラブ選択」
ここに、
誰が教えたのか、オーヴァーはいけない、手前から攻めろ、と。 たかだが残り60ヤードをサンドウェッジで狙ってグリーンにはオンするが、ピンまで20メートルも残っている。 つまり狙った距離の半分ちょっとまで打って当たり前の顔をしている。冗談ではない。 みんなそうなんだ。気付かないんだ。
と、ちょっと目から鱗のなにげにすごいことが書かれています。テニスコーチの方からの我々アベレージにとっての至言です。
ショートしがちな理由がいくつか思い当たります。
・ スタンスしているところがゆるくでも登りになっているため、ロフトが寝ている。
・ ピンが奥だとグリーンを向こう側にこぼしたくない。
・ 下りのパットを残したくない。
・ ウエッジで打つと、ワンバウンド目も受けていて転がりにくいというのに計算に入っていない。
・ 登り坂のせいか何なのか、ダフり気味に入りやすい?
いずれにしても、歯で打ってトップしてしまったりしない限り、この場面では結構ショートする人がとても多いような印象を受けるのは事実です。
このケースでは、せっかくグリーンエッジまで15ヤードぐらいしかありませんから、PWや8I、7Iなどで球足を使って転がして打つショットもすごく有効です。(でも実際はウエッジで打つ方々の方が多いですね。)
これが少し遠くなりますと、こんな感じになります。
(写真をクリックで拡大します。)
グリーンエッジまで35-40ヤード程度あります。
そこからカップまで25-30ヤードぐらいあるとしますと、トータルで60-70ヤードぐらい。
こうなると、7番アイアンで転がすっていう雰囲気は無くなって来ますね。
私自身で考えましても、アベレージのアマチュアゴルファーとしては、このショットをけっこう苦手にしている方も多いのではないでしょうか。
私の場合ですと、SLJで行くか、G-Checkの振り幅を増やすか、気持ちが固まらないうちに適当になっちゃって失敗する、なんていうケースも多いような気がします。
写真の写りの関係で青旗のピンが見えるかどうか? と思いますが、この写真の状況をご覧になってちょっと嫌な距離が残ったなって感じる方も多かったりしませんか?
例えばシャンクに悩んだりなさっている方にとっては、一番シャンクが出やすいのもこの状況だったりするんじゃないかと思ったり。
そうなると、ボギーじゃすまないかもしれませんですね。
しばらくは、「この状況ではSLJでいく」と決めておいて迷い無く攻めてみようかと思います。
ではさらに もうちょっと遠ざかってみます。
(写真をクリックで拡大します。)
グリーン中央までが80ヤードぐらい。
ピンまでは、90-95ヤードぐらいになるのでしょうか。
ここまで離れますと、ここから3打でボギーでもやむなし、って感じで開き直る距離でしょうか。
そもそも3打目にこんなに距離が残るっていう時は、ティーショットかセカンドショットでやや大き目のミスをやらかした後ですしね。
でも出来ればワンパットが狙える5歩以内ぐらいに突っ込んでパーセーブを狙ってみたいです。
「セカンド・ショットのクラブ選択」の記事でも書きましたが、80yのアプローチショットを、ピンに25yもショートするって言う場面は、確かによく見ますし、よく体験します。
これですと目標の70%も飛ばしていない計算になりますが、ほとんど全部ミスショットだったりするのでしょうか?
100ヤード打つクラブで、70ヤードしか飛ばなかったら酷いミスですよね。
・・・なのに、こんなに頻発するということは、状況から受ける心理的な影響がショットに出ていると考えるべきのような気がします。
プロのプレー振りを見てみますと、カップの後ろに打ってバックスピンで戻すような感じでカップに対して突っ込んで打って攻めているような、そうでもないような。
私などは、そういった強烈なバックスピンのショットは持ち合わせておりませんので、subconscious(自分の無意識)からの影響を最小限化するにはどうするか、ちょっと方法論を考えてみたいと思います。
まずは90-95ヤードを確実に打つことだけを念頭において、結果を恐れず、大き目に行ってしまうことを容認する気持ちで思い切って攻めてみようかな。
しばらく実践してみて、結果を見てみることにします。
この状況、パー5で1打目2打目が結構いい感じに打てた時にも出くわしますので、あるパーセンテージで克服できたら、パー5でバーディーにつなげることが出来るってことですね。(また皮算用(笑))