ごめんなさい、つい勢いで偽りの題名書きました。m(__)m
まだトーリー・パインズは憧れでしてプレーしたことすらありません。
今週はファーマーズ・インシュランス・オープンがトーリー・パインズで開催されます。
昨年もお友達のSamさんとトーナメントを観に行きましたが、今年も観に行く予定です。(^^)
本当は、私が好きなサンクレメンテ・ムニ・ゴルフコースの厄介なグリーンの攻略法のヒントを、先日とある常連プレイヤーとのラウンドから学びまして、そのことをメモしておきたいなと思ったのです。
言い訳がてらに説明致しますと、この2つのコースは南カリフォルニアの太平洋岸の似たような気候・立地にありましてどちらも市が所有するパブリックコースです。1950年代に同じコース設計家ウイリアム・ベルの手によってデザインされ同じキクユ芝で養生されたコースです。
ただしトーリーパインズの方は、ご存じの方も多いかと思いますがUSオープンが開催されたこともありファーマーズ・インシュランス・オープンもホストしているトーナメントコースです。
36ホールあります。ゴルフ場になる前は米軍キャンプ内に造られたグランプリレースのサーキット・コースでした。
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サンクレメンテ・ムニの方は1930年に9ホールのゴルフ場としてスタートし、20数年後 トーリーパインズ開場とほとんど同時期に今の18ホールのゴルフ場になりました。
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ロサンゼルスとサンディエゴの間の海岸線にあるこの2つのコースは46マイルしか離れていません。
真夏の暑い時期に行っても、寒流からくる海風が吹き込んできますので、涼しくラウンドできます。
サンクレメンテ・ムニはコースの距離は比較的に短いし、OBも少なくて一見難しくなさそうなコースなのですが、グリーンがキレっキレによく切れまして1mのパットも全然油断ならないため、非常に攻略が難しくて私は何回もラウンドしていますがまだ80を一度も切れていません。
グリーン自体はそれほど速いわけではないのですが、ラインに拠って下り傾斜並びに芝目が入ると一気に速くなります。どのグリーンも当然に海の方へ向かって速いのですが、見た目にはそれほど切れる傾斜に見えないのです。
このグリーンとか、それほど切れそうに見えませんでしょう?
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しかしこのグリーンも、画面右手に向かってシャシャーっとボールが流れます。
左じゃないです、右です。
もう本当に、ラインによってはボールが坂を高い方へ転がって登って行ってるんじゃないかと錯覚します。
すごく厄介で、グリーン自体はそう速くなくて普通のスピードかむしろやや遅いぐらいの日でも、とにかく海に向かってだけはツッーっと。傾斜も向かっていると見たこと無いくらい速くてグリーンを出ちゃいます。
以前このブログにもラウンド記を書いています。 ⇢「サンクレメンテのラウンド記」
この、初めてラウンドした時のスコア81が今までで一番良かったりしますが、今にして記録を読んで振り返ってみますとショートパットが馬鹿によく入っていたみたいです。
2歩と3歩を6回も外さずに入れていた様です。古いL字を持ち出して。
しかも記録の限りでは(どうみてもたまたまの偶然の様子ですが)上りのパットばかりだったみたいですね。Uってのがいっぱい並んでてDが1個しか無い。
残念ながらあの時はクラッシックな道具でプレーしたことがメインでしたので自分ではよく覚えていません。
(逆に言いますと、パットがそれだけ入れられさえすればドライバーなんぞ飛ばなくても良いスコアが出せるコースだったりもします。)
それとおそらく知らず知らず鍵になっていたのが、グリーン周りはすごい古いマグレガー・ミュアフィールドの9番アイアンで転がしののチップショットをしていたこと。
昔のアイアンセットはPWのロフトが50度もあって、9番が46度でした。今のPWのロフトと同じです。
私はキクユ芝の短いチップショットが苦手なので、今では極力パターを使って転がしています。
今年1月2日にSamさんとご一緒しまして、久しぶりにサンクレメンテ・ムニへ行きまして、その時にご一緒した上の写真の右の方に写っていらっしゃるMikeさんという方が、それはもう徹底したこの厄介なグリーンの攻略法を見せてくださったのです。
まさにコースを熟知していらっしゃる感じでした。
私の場合は、その前にSamさんとご一緒した時には大スランプ中だったことを除けて考えても、それ以上にグリーン周りに翻弄され、ワーストスコアを叩いたのでした。
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この写真の時がそうですね。
キクユ芝の逆目からのチップと、ショートパットに翻弄されました。 + ドライバーがあっちこっち。
とても綺麗なホールでしょう? あの丘の上のグリーンからは、太平洋が広々と見渡せます。写真で左側にあたる方角に海が広がっています。
今回は、39・43=82とスランプ脱出中の私としてはまずまずのスコアで凌げましたが、まだグリーン周りを攻略しているとはいえません。後半のOBひとつも痛かったなー。
次回行く時にはMikeさんの攻め方を踏襲してプレーできるよう心に刻むつもりでこのポストを書いています。
さて、Mikeさんのプレーぶりを見ていて私的には首を傾げる場面がいくつかありました。
この厄介なグリーンを熟知し、どっちに速いかあるいは遅いのか、どのくらい切れるか、非常によい距離感でパットをストロークして絶妙にスピードをコントロールなさっていたのですが、時折15-20フィートぐらいの上りのパットで4-5フィートもショートなさるのです。
で、その厳しい残りのパットを入れる。
ラウンド後になってから思い当たったのですが、どう間違えても下りのパットを残したくないというマネージメントだった様子なのです。
ここのグリーンは、たとえ3フィートしか残っていなくても、下りや横のラインを残しますと全くもって油断できません。下手すると2フィートでもヤバいかも。
グリーン外からのチップショットも、ことごとくカップの下に付けていました。
もう本当に徹底して。
そう思いだして見てみますと、2つ上のMikeさんが写っている写真でもちゃーんと右サイドに写っていらっしゃるのです。これからパットしようとなさってる方。
これは確か10番ホールの何でもない平らに見えるグリーンで、この日のカップは右の方に切ってありますよね。
普通ならグリーンの真ん中を狙って打つのがセオリーです。
どこまで徹底できるか分かりませんが、次回プレーするときは頭に叩き込んでおきたいと思っています。
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6年半前のこのエントリー、「下りのスライスラインはゴルファーの悪夢」をリンクいたします。
http://www.golf.com/golf/instruction/article/0,28136,1887166-0,00.html
・登りのパットは下りよりも易しい。(いつもカップの下に残るように打とう。)
・右から左へのパット(いわゆる日本語で言うフックラインですね)は、ストレートのラインよりも易しい。(と、いうことは、受けグリーンではカップの右へ、奥へ下るグリーンではカップの左へ狙っておくのはいい考えだ。)
・ストレートのパットは完璧に真っ直ぐ打たないといけない。例えば右から左のライン(フックライン)では、膨らましすぎても、弱く打ったりして入ることもある。強く真っ直ぐ目に打って入れることも可能だ。
・ The worst combination is downhill and left-to-right; human beings don't make those.
さて、これが表題に持ってきた文章ですが、直訳しますと、
「最悪のコンビネーションはダウンヒルの左から右へ曲がるラインだ。
・・人類には、これをカップインすることは出来ない。」となります。
海に面している緩やかな丘陵に造成されているこれらのゴルフ場では、本当にこのマネージメントを頭に入れておかないと、と思った次第です。
わずか2フィート(60cmぐらい)のパットがススーっと流れて7-8フィート(2m-2.5m)もカップから離れていってしまう悲惨なパット、サンクレメンテ・ムニGCをラウンドされたことある方なら必ず経験されているはずかと思います。ご自分か、もしくは同じ組のどなたかか。 ...まさに悪夢。
きっといつか近いうちにトーリー・パインズもラウンドしてみたいと思っているのですが、その時もこれを徹底して頭に入れておきたいと思います。
そして、今週末ファーマーズ・インシュランス・オープンを観に行ったらグリーンの切れ方にも大注目して観てみたいなと思っています。(^^)
追記: 1/31/2016
ファーマーズ・インシュランス・オープンの4日目、グリーンの切れに注目して歩きまわってみましたが、トーレー・パインズはひと味違いました。
まず、グリーンに辿り着く前にコースがめちゃくちゃ長いこと。
特にサウスコースはもし私がプレーするとしたらおそらくプレーすることであろう白ティーでも長そうでした。傾斜も風も含めて、です。
狙い所もへったくれもありません。
(・・・あ、でもレイアップ後のボギーオンを狙うショットでは有効かも?)
それと、グリーンはどれも砲台気味に持ち上げてあるばかりか、少しでもグリーンを外れたところのラフの芝は深くて粘くてとても上手い寄せが打てる気がしませんでした。
すなわち、3パットしそうなカップの上側につけようともグリーン上の方がまだマシ、というケースも多々出てきそうです。
まぁ本エントリーはあくまでもサンクレメンテ・ムニ・ゴルフコースのお話としてご理解ください。(笑)
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