2/24/2011

D-Plane (新飛球法則?!)


遼くん、1回戦で敗退してしまいましたねー。


こんなグラマーなお姉さんのブログで、

「石川遼くんは 心が楽しくなる存在です。」

なんてわざわざ日本語で書かれちゃうなんて。


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これを私が最初に目にしましたのは、お友達のyamacchiさんの、この記事です。

新飛球法則」 ←ぜひともクリック


実はこの件、米国ゴルフ界を震撼させるほどの騒ぎになりつつあるようです。
(ちょっと大袈裟かな?)


こちらでは一般に、D-Planeと呼ばれています。

例えばこちらのサイトに書かれている図と説明を見てみてください。
http://johngrahamgolf.com/blog/d-plane-golf/

画像をクリックで拡大します。


黄色く塗られているのが、D-Planeです。


従来のPGAのインストラクション(レッスン)では、

例えばインテンショナル・スライスを思った曲がりの大きさで打とうと思ったときには、クラブ・フェースをターゲット方向に向けた状態でスタンスをオープンに左側に向け、スイング・アークを目標よりも左へ向けること(言わばターゲットラインに対してアウトサイド・インに振ること)によって、ボールの打ち出しをスイング・アークの方向に向かわせ、後にフェースの向いている方向に曲がって行き目標に向かって落ちるショットが打てる、と言う風に教えていた訳です。

つまりボールの打ち出し方向がスイング・アークの向いた方向に向かい、そのスイング・アークの向きに対して開いているフェースの方向にボールは曲がる、と。


一方、D-Plane(新飛球法則)では、

ボールの打ち出し方向はインパクト時のクラブフェースの向いている方向(上への仰角方向も含めて)に85%程度沿う方向にボールは出て行き、ボールの曲がる方向はスイング・アークの方向から離れる方に曲がっていく。 と言う風に説明されます。



詳しく説明しようとしている動画を貼ってみましょう。



この中でも説明されていますが、D-Plane理論は何も最近になって出てきた訳ではなく、ずいぶん以前から一部では提唱されていた(99年発刊のPhysics of Golfという本が最初だそうです。)のだが、ここ最近になってかなり広い範囲でこちらが正しいという認識が広まって来た、ということなのだそうです。

巷に普及しつつある新しいBall Flight Simulator(ボール・フライト・シミュレーター)は、インパクト時のクラブフェースの向きも測定しますし、こちらのD-Plane理論に基づいて計算されているものが主流になって来ています。


そういえば、私がよく行くゴルフ・ショップの測定器も昨年、この理論に基づいて設計されたFlight Scopeという測定器に全部入れ替わっていました。

一方、PGAに登録しているレッスン・プロの間では混乱した状況になっているようです。
いままで教えてきたことに対して、いきなり掌を返すわけに行かないのでしょう。



分かりやすくイラストにしたものがありましたので、新・旧を並べて貼ってみますね。

こっちがD-Plane。

画像をクリックで元のサイトにリンクしてます。


で、こちらが旧PGA式理論の絵です。

画像をクリックで元のサイトにリンクしてます。


さて、このふたつの絵を見比べてみましても、D-Planeのサムスニードのショットはターゲットを外れてしまうように見えてしまいますね。
(ただの合成の絵ですから、それは関係ないのですが。)

明らかにボールの打ち出しが違います。


で。 私も実際、インテンショナル・フック/スライス( ← 英語での表現的には、大きいドロー/フェードとなります。)を打つ際には、旧来の理論を基に教えられた方法を使っていました。

最終的な曲がってから向かう筈の目標にクラブフェースを向け、スイングの方向を振って前方の木などの障害物を避けるセットアップ・・・。

・・・これはどういうことになるんだろう?


しかし考えてみますとね、得意なフック系のインテンショナルを打つときには、無意識にsubconsciousが働いて、インパクトの時にオープン・フェースでボールを捉えていたのかも知れません。
そうじゃないと、D-Planeに拠れば目の前の木を右からかわせないことになるでしょう?

そう考えると合点が行くのが、私が苦手なインテンショナル・スライスを試みた際に、ボールの出だしが左に行かず開いたフェースのために高くは出るものの方向としては目の前の木にまっしぐらに向かってしまって回避できないショットが出てしまうことに説明が付きます。
subconsciousが働いて、インパクトの瞬間に僅かなクローズ・フェース( と言ってもオープン・フェースにグリップしているところから少しクローズという意味ですが。)を作らなければ、旧来のセットアップにしただけでは思ったスライスの弾道が出せないというわけです。

・・・なんか、すごく納得して来ました。(^^)


例えばですね、ロフト角の大きいショート・アイアンとかウエッジになりますと左右に曲がりにくいという現象には縦のバックスピン量が大きくなるのでサイドスピンの影響が相対的に小さくなるという理由もあるのですが、同時にD-Plane理論から見ましてもフェースが上を向く度合いが大きくなるためD-Plane自体の傾きが立つことになり打ち出しが左右に散りにくいという説明もできるということになります。
(最初にご紹介しました動画にそういう説明が出てきます。)


私はそもそも約1°オープンのドライバーを使っていまして、さらに(シミュレーターに拠りますと)ほとんどのショットでさらに5°前後オープン・フェースの状態でインパクトを迎えてドロー系のボールを打っているらしいのです。

これを応用して考えますと、例えばウエッジ高く上げるためにオープンに構えておいて、しかしドロー気味のボールを打つ、とかっていう応用なんかも利くようになる訳ですね。

(ただしドライバーの場合は、ギア効果によってトゥ付近で打ったボールがダックフックしたりしますから、また別のファクターが入って来ちゃうのですが。)



そういう訳で、最後にD-Planeを視覚的に挿入されたプロのショットの動画を見ていただきましょう。

ショーン・オヘアーのドロー。


タイガーの大きなフェード


・・・どうですかね?




ところで、現在ドライバーの絶不調に悩むビギナーな私の友人のショットなんですが、実のところスイング・メカニズムとかに疎い私にはアドバイスとかが出来なくて困っています。



何度打っても低いフックしか出なくなっちゃったんですよ。ここ5週間ぐらい。
3ヶ月前には、私をアウトドライブもしたりしていたのに。

この動画のショットの場合は、トゥでヒットしてギア効果で余計にフックしているのが見えますが、とにかく全部低いフックなんです。
アイアンはもう少しまともに打てているんですけど・・・。


なにか良いワンポイント・アドバイスがありますでしょうか?


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素振りもアップロードしてみます。




19 comments:

スノーマン said...

遼君も日本勢も残念でしたね。 
遼君のこと書いてるお姉さんのブログ見ましたけど、
Zさん、あの写真からどうして彼女がグラマーだって判ったのかなぁ~? 

D-Plan読みましたが、今まで球を打ち分ける練習
した事ないんですよね。
ただ、ただ、真っ直ぐ打つことのみに集中してまして。。。

今シーズンの練習に取り入れます。
今頃?っていう感じですよね~。
レベルが低くて、スミマセン。。。

スノーマン said...

P.S.

Zさんがこのお友達にアドバイスあげられないなんて、信じがたいなぁ~。

yspz said...

スノーマンさん、私には透視眼が備わっているのです。




・・・んなことないって。(笑)

右下の方に、彼女のプロフィール写真(上に「me」って書かれてるやつがありますでしょ?)


D-Plan(じゃなくてD-Planeです)は、なにもボールを曲げるためにあるわけじゃぁ無いんですよ。

yspz said...

あとねー、
真面目に助けてください、お願いします。(^^;

彼の素振りの動画も撮ってあるんですけど、どこからどう手をつけるべきなのか・・・、

レッスンプロに頼んだ方がいいんでしょうけど、彼はまだそこまで入れ込むかどうか分かんないです。


下手するとヤになってやめちゃいかねないほど重症で、ハラハラしてると申しましょうか。

trimetal said...

お友達のスイングの件は、少し時間を頂くとします。

このD-Planeの件は、以前から感じていました。私の場合は、フックもスライスも打つケースがあるのですが、どちらも思ったよりも真っ直ぐに飛び出す事が多く、結果的に障害を避けられないケースが多々あります。その経験から、フェースの向きに影響されるようだとは思ってました。でも、確信が無かったんです。この話を読んで、非常に参考になりました。今後は大きなミスはなくなるかも知れません。

ただ、以前からパットの方向は殆どはフェースの向きで決まる話をしていますので、その時からショットもそうなんだろうなとは思っていましたが。

yspz said...

trimetalさん、こんにちは。

trimetalさんにも曲げようとしたのに障害物にまっすぐ向かってしまうケースがありますですか。

私、セットアップを変えるだけでインテンショナルショッとが打てると信じてたんですが、どうも打ち出し方向が怪しいなぁと思っていたんですよね。

サム・スニードが打ち分けについて聞かれて、フックを打つときはフック、スライスを打つときはスライス、って思うんだよ。
って答えたってお話がありますが、私もセットアップの他に球筋を念じる必要があると感じていたんですが、無意識にフェースの角度を変える動作を入れてたっぽいですね。

私もどうしたらアジャストできるかちょっとやってみます。

trimetal said...

湯原プロも、曲がる球、高低の打ち分けをするときは、単に気持ちを変えるだけと言ってます。きっとZさんと同じく、サブコンシャスの働きが、丁度良い感じでボールをコントロールしてくれるんでしょうね。

1972年にJackが来日して初めてNHKでレッスン番組を作ったときは、フェースの向きを変えるだけと言ってました。勿論、フック打つ時は、フェースを被せて、その分右を向いて打つと言うことですが、その時はフェースの向きを厳密には言ってませんでしたね。彼の場合も、経験とサブコンシャスが働いて旨く行くんでしょうね。我々も練習でそれをして置けば、良いのかも知れません。ですので、万人に当てはまる方向などは無いのかも知れません。

yspz said...

私のインテンショナル・ショットは、実はそのジャック・ニクラスのレッスンビデオを見て練習したものです。(^^)

でも私の場合はそんなに上手くいきませんが。(^^;


D-Planeを応用して、subconsciousに頼る度合いを小さくできれば、成功率が上がるかも知れないので挑戦してみます。

スノーマン said...

また、やってしまいました!

思い込みの激しさは、年を重ねるごとに度を増しているようで。。。

どんな、いいプランなのかと勝手に思い込みまして。。。

隣で、ハズがまた"情けない。。。”と嘆いております。

yspz said...

スノーマンさん、いつもコメントありがとうございます。(^^)

曲げる練習、楽しいですよ。

なにも大きく曲げるショットは練習しなくっても、

ボールの手前側を見ながら「ドローしてよー。」って念じながら打つと10yぐらい左に、逆にボール自分から遠い側寄りを見ながら「フェードしてよね。」と念じながら打つと10yぐらい左に行くショットを6番Iぐらいで打つ練習しますと、ゴルフの幅がぐっと拡がると思います。


良いコメントを頂きましたので、この件は追加記事を上げる予定にしています。(^^)

選ばれし物 said...

こんばんわ (=^・・^=) 


 新飛球理論 面白いですね ゆっくり読んで見ます。
 グラマーな 女性はノーコメントで(笑)

 イラスト見て そろそろ マスターズが近いなあと感じて

 お友達の件ですが

 動画を 見る限り 個人的には 飛ばそうとする意識が強くなってきて
 腰のスライドが多くなった事が その他の動きの調整が出来ず
 悪循環に陥っているのではと感じました。

 右足体重で インパクトするイメージ打つ事で
 修正できるかもです。

yspz said...

選ばれし物さん、こんにちは。

D-Plane、非常に面白いし、いろいろ合点が行くので応用して試してみようと思っています。

今やっているマッチプレーも楽しいですね。
マーチン・カイマーが決勝まで残るとランキングNo.1に躍り出るそうです。

マスターズも本命かもしれませんね。


アドバイスありがとうございます。m(__)m
早速そのまま伝えてみます。

腰のスライドですか。


本人がいろいろ試して修正できれば、って思ってます。

yspz said...

なんどかスロー動画を繰り返し見てみまして、

左腕の肘の内側を、右腕の方ではなくて体の正面方向よりに向けるようにして(脇を軽く締める感じ?)構えて打つとどうだろう?

なんてことも考えてみました。


(すごい的外れだったら困るなぁ。(笑))

ゴルフマスタ= said...

焼きそばパンZさん

こんばんわ!
困った問題です!! 今までの教えを一新せねばならなくなりました。
これまでは、US飛行理論と我流の和洋折衷の理論で偶々、
上手くいっていたのだと思いますが、この頃出玉が、予想外に
障害物にあたることが
多く、クラブの進化と練習もしなかったためだろうと
決めていましたが、反省材料がまた増えました!

yspz said...

塾長殿、こんにちは。


そうなのです。
こちらでも、指導者側がてんやわんやになって来ております。


私がいつもお世話になっている細貝さんも、新理論の方でないと物理的つじつまがおかしくなるとコメントくださっています。

たとえば、ドライバーをレベルに水平にボールにアタックした場合、ボールの出る方向がスイングアークに沿うという旧理論では、ボールが水平に飛び出すことになるが、そこはやはりロフトよりやや低いぐらいで飛び出していくだろう、という見解です。


やはりボールの出だしはフェースの方向に85%沿った出方をして、スイングアークやギア効果などがボールにスピンを与えるということのようです。

サンディエガン said...

お友達ですけど、左手グリップがかなりウィーク?
ウィークグリップで球を捕まえようとするために、左手首をカールさせるように使っているように見えます。そうだとするとインパクトでロフトが異常に立ってしまい球が上がりません。まずはカールさせないようにするのが良いのでは。グリップがウィークのままだと右にしか飛ばないと思うので少しずつストロングに変えていく修正は必要でしょう。Workしなかったらすみません。

yspz said...

サンディエガンさん、こんにちは。

アドバイスありがとうございます。m(__)m
そう言われてみますと、ウイーク・グリップですね。

3ヶ月前、よく飛んでいた頃はもう少しスクエアに握っていたけど、飛ばそうとしてウイークになって来ちゃったのでしょうかね?


高校野球で補欠とは言え甲子園に行ったらしいので、素材はしっかりしているだろうと思ったりしています。

AU said...

こんにちは初めてお邪魔しました。
お友達のスイングですが、トップで左手首が掌に折れて、フェースが空を向いているように見えます。その分、テークバックでグリップとクラブヘッドが胸の正面から右に外れてしまい、ダウンからインパクトでヘッドが戻ってこずに遅れてしまい、体がやや開いた時点でアウトサイドインの軌道でフェースがややかぶって、インパクトを迎えているのではないでしょうか?そうするとそのまま軌道以上に左にヘッドを引っ張っているように見えます。だから、低いフックが出ているのかも????

yspz said...

AUさん、こんにちは。

アドバイスありがとうございます。


あれから彼は一応練習場へ行って工夫してみたみたいで、今はボールがよく上がって飛んでいます。(^^)

でもまだ、大きめのフックで飛ばす感じです。


どう直したか聞いていないので詳しくは分かりませんが、セットアップでフェースをオープンにしているみたいですね。


またよろしくお願い致します。


頂いたアドバイスは、私が参考にさせていただきます。(^^)