12/28/2021

PING Glide 3.0 Wedge 58°ロフト 14°バンス Wide Sole のリビュー1

 Marshall Canyon GC、秋には木々の紅葉がとても綺麗で鹿たちもいるとても楽しいゴルフ場です。


これは 14番ホールのティーイング・グラウンドです。
後方の山々が雲をかぶっていてとても良い景色でした。雨の間の良い天気。昨日も明日も雨です。

一晩中の雨の後でグラウンドが柔らかくところどころぬかるんでいると難しいですねー。
ドライバーで打ったボールでさえピッチマークに潜ってたりしますし、飛ばないだけじゃなくてショットを打つとき特にグリーン周りでのショットも、クラブの抜けがぜんぜん違うし、バンスの跳ねも全く違うので、調整が難しいです。


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こちらの記事で購入しましたウエッジの現時点でのリビューです。
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かなりのワイドソールです。
14°のバンスですが、Edelの25°よりも有効バンスは大きいかも知れません。
とにかくソールが滑るので、とても条件の悪いいわゆるペタペタのライからでも打ててしまいますし、私が最も苦手としているKIKUYU芝の逆目からは少々ソールが引っかかるものの、ちょっとフェースを開いて滑らせる努力をするとなんとか打ててしまう模様です。


フェース面側はとてもオーソドックスな見た目の形状です。


ウエッジの見え方としては、好きな部類の形です。


シャフトは、ウエッジ・フレックスというウエッジ専用のスチール・シャフトです。
通常より若干軽量のシャフトだそうです。

(PINGのGlide 3.0のページからリンクしてます。)

PING Z-Z115というシャフトで、バランスがチップ寄りの低い方にしてあるって書いてあります。

ちょっと気になるのがこちらのグリップで、通常より 3/4インチだけ長くて重量は軽いらしいのです。
グリップ交換のときには普通のグリップに交換したら、バランスも含めて感触が違ってしまうかも知れません。

私としては、KIKUYU芝の長めのラフ対策も含めて、ヘッドをもう少し重くしたいので鉛を貼ろうかと思っています。


先程も書きましたように、芝が死んでペタペタの土の上からみたいなライでもスッとボールを上げてくれます。
冬に余計にタイトになった短く刈られた芝のライからでもきれいにディボット取らずにソールが滑って上げてくれる感じ。
そして最大の課題であるところの KIKUYU芝の逆目のライでは、少しだけフェースを開くと良い感じでなんとか対応してくれるように思いました。
やっぱりちょっとは引っかかります。でも他のウエッジと比べたら雲泥の差かも知れません。

とても応用範囲の広い良いウエッジだと思います。


もう少し暖かいシーズンのとても強いバミューダ芝やKIKUYU芝の深めのラフとか、中程度のラフでもボールが沈んでいる状況とか、フカフカのバンカー、砂が殆どなくなって硬くなっているバンカーとか、いろいろな状況から打ってみたいですね。

粘り気のあるティフトンやブルーグラスなどのラフとか、フェスキューとか、そういうライからの挙動にも興味が湧きます。

とりあえずは、このウエッジをしばらく使って確認していきたいと思います。


12/22/2021

PING Glide 3.0 Wedge 58°ロフト 14°バンス Wide Sole (ピンポイントで厳密にこのウエッジ)

いつも楽しみに観ているYouTubeチャンネルの、「わっほーまっちゃんの日常」で紹介されているウエッジです。

ぜひご覧になってみてください。
プロと研修生のお二人がこれだけ衝撃を受けるほど良いウエッジ、買ってみるしかありませんよね。(^^)


この一連の動画ですが、ご覧になりました?









お友だちの syoballさんは、実はこれら動画が上がる以前から持っていらっしゃったそうで、こちらがその記事です。
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syoballさんの推しはますます興味が湧きます。

私の環境は日本の多くのコースとは条件がだいぶ違うことが多くて、特にウエッジは芝の種類との相性がありますから良いって聞いても合わなかったり難しいのですが、syoballさんの主戦場の北海道は洋芝が多いですからね。


mygolfspy.com のリビューをリンクしておきます。(画像をクリックでリンクしてます。)


この写真で、一番右側のウエッジが、ワイドソールのモデルです。
ハイバンスの14°でワイドソール。ロフト58°。

他のソールも、使う場面場面で、そして個々人の打ち方に合う合わないで、同じ Glide 3.0 シリーズでも、どれを選ぶかはゴルファー個々人の選択になってきますが...、

今回の注目はピンポイントで Glide 3.0 のハイバンス14°のワイドソール、限定です。



PINGのサイトもリンクしておきます。(画像をクリックでリンクしてます。)


この、トゥ側が特に厚くなっているワイドソール形状のモデルです。



ちょっと期待感高まりますねー。

そういう訳で、早速購入。幸いなことにいつも行くゴルフ屋さんに一本残っていました。
(本当は良い状態の中古品か新古品のウエッジがあったら良かったのですが、あったの新品だけでした。)


シュリンクラップのプラスティックがまだ被ってるクラブ買ったの、一体いつ振りなんだろう? (笑)

買う時に、写真に写っている店内のパッティング用の人工芝グリーンで 2yぐらいのチップショットを 2発だけ打ってみましたが、確かにこれだけ硬い床のサーフェスでもボールが上がりますね。ハイバンスでこういうライではリーディングエッジが浮いてて弾きそうな雰囲気ですが、そんなことありませんでした。
(上の動画で、ディボットが殆ど取れなくて、どこで打ったか跡が残らず分からないくらい、って話だったので、買う時に店内で試してみたんです。シュリンクラップの擦れ具合からするとすでに誰か試していた模様。けっこうヒール寄りを使うウエッジなのかな?)

このお店は、以前ご紹介したかもしれませんが、90日以内なら返却が出来まして全額ストアクレジットの形で返金してくれますので、もし合わなかった場合は他のクラブに変換することができますので悩む必要すらありません。(ゴルファーに寄り添った良いお店。)


懸念としては、この辺りに特有のKIKUYU芝の厳しい状況にも合うのか、どのくらい対応してくれるのか?といった辺りです。
深めのラフからのソールの抜けと脱出、逆目のタイトなライからの安全度、中程度の長さのライのゴワゴワ感からのボールの上りと距離感、バミューダ芝とかKIKUYU芝での挙動はどうなのか。
バンカーも、ふかふか、さらさら、あるいは砂無くてがちがちに硬い、とか、どういう反応かも見たいと思います。

どういう場面で有効に使えるのか、いろいろと楽しみです。



12/14/2021

ゴルフスイング -36 (コース編) Insideに引いているテークバックを少しずつ修正

この写真は Jurupa Hills CC の 9番ホールのグリーンをティー方向に振り向いて撮った写真です。このホールには、変な電柱がグリーン前のフェアウエーに立っていますね。邪魔なんですよ、結構。(笑)
(当たった場合は人工物ですので、無打罰で打ち直しができます。)



このコースは比較的平坦で歩きやすく、距離も 6,124yと短くて(とはいえパー70ですので数字よりは長く感じます)、しかもコースレートとスロープレートもバックの青ティーで 69.1/122 と、比較的易しいコースという位置づけです。(スロープレートについてはリンク先をご参考ください。)

しかしながら、私だけでなく友達もなぜかこのコースを割合に苦手にしています。

狭いホールは狭くて木が迫り出してるしなー、とは思っていたのと、写真でも見て取れますが微妙にコース全体が傾いていて、グリーンが平たく見えるのに意外に思ったよりも切れたりすることも一因だと思っていますが、今回ちょっと気が付きまして。

過去のデータを調べてみたら、苦手意識を裏付けるように毎回パーオン率がやたら低かったんです。
例えば先日良いスコアが出せた Dos Lagos GC だと10/18ぐらい行くのが、Jurupaだと3~4/18になってしまうんです。 ちなみに昨日は少し良かったので 6/18でした。(個人的にグリーンエッジのボールもGIRのデータに含めています。)

で、ラウンドしながらグリーンに注目してみたところ、ここは形状の輪郭にひょうたん的な凹みがつけてあるグリーンが多くて、しかもカップ位置も端っこの設定が多いんですね。実効のグリーンの大きさがちっちゃくなってるときが多い。
この写真の 9番グリーンも実質小さくなってこちら側半分になってます。
ひょうたん型とかフィジェットスピナーみたいな形っぽいグリーンが多いですから、長いパッティングで、間のライン上にラフが食い込む場面がけっこうあったりするのもここのグリーンの特徴です。

この日は、写真でグリーンの左端 (向こうからプレーしてくるとグリーン右端) に写っているボール、バーディーチャンスに付けました。6歩でしたが外しました。(笑) 
スコアの 77はこのコースでは今までのベストスコアだったと思います。

しかもピン位置がグリーンの端っこだから傾斜も比較的きつくなりがち、カップ周りで思ったよりも切れたり、すすーって行っちゃうケースも多くて今いっちょタップインの距離に寄り切らないっていう現象も出てしまいがち。端っこですとグリーンオーバーもしたくないから寄せで突っ込みにくいですし。

スピンコントロールが適当な私には攻略が難しいわけだわ、と気が付きました。

写真ではのどかで簡単そうなコースに見えるのですけれどねー。


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今回もまたまたスイング動画ですが、こちらの記事の続きになります。


記事から約 2か月が経ちますが、自己診断ではこの時よりもだいぶ修正されてきていると思います。

今回はむしろ(2ヶ月前との比較ではなく)、練習場でスイングやドリルを練習していても、いざコースでのラウンド中には全然違う動きをやっていたりするので、ということを念頭において、同伴の友達に撮ってもらった動画です。

毎ホール撮るという訳にもいきませんが、ラウンド中のちょっと余裕のあるホールで、とか、お互いに撮影をしあったりしています。(^^)


こちらの動画は 15番ホール 520yのパー5 のティーショット、ドライバーです。


ちょっと見えにくいかもしれませんが、打ち降ろしてその先が左ドッグレッグになっています。ちょっと日本のコースを彷彿とさせるような、右側も左側も短めの芝のラフのスロープになっていてすり鉢状といいますか、フェアウエーは狭いのですが打ってみると案外狭くないホールです。

2か月前と比べますと、より真っ直ぐにテークバックを引けるようになってきてはいるかな、と思いました。(他の直したい部分は、今はまだ置いておきます。)

効能としては、左右へのブレの幅がだいぶ小さくなりました。
インサイドに引いてテークバックしてインサイドから降りてきますと、プッシュアウトしたり、逆に大サソリ、あるいは詰まって天ぷら気味とか、色んなミスが出やすいですが、そういう大きなミスが格段に減っています。
まだトゥ寄りに当たってフック目が強くなったりとか、コースではエイミングとセットアップのズレかどうか、どヒールに当たってしまってローフェードになるとかのミスはたまに出たりはしますが、大幅に安定してきています。

もう一つは、インサイドに引く動きで引き起こされるトップでのシャフトクロスも計らずして解消されて収まってきているようです。この部分はスイング中には全く意識していませんでした。
とにかくテークバックだけ。
このホールは 3打目を 6歩に付けてバーディー狙いましたが入らずパーでした。


次の動画は 11番ホール 446yの長いパー4 の大きく左ドッグしているホールのティーショット、ドライバーです。


左サイドの木は気になります (...かといって右サイドの木もせり出していてもっと当てたくありません。) が、長いパー4ですからできればドロー目に打って行って、2オンを狙いたいところです。

このティーショットも、テークバックを真っすぐ引くこととオーバースイングしてシャフトクロスしないことにおいてもスイング的にはそう悪くなかったと思うのですが、かなりトゥ寄りのヒットになりまして、思ったよりも多めに左に曲がってしまいまして、見えている左サイドの高い木はクリアしていったのですが、落下地点近くの木にカキッと当たってしまいました。音が入っていると思います。(笑)

すこし長く残してしまった 2打目は3Wでグリーンの手前 30yぐらいまで持っていけまして、3打目を2歩に付けて、このホールは必死のパー・セーブでした。

カップにぴったり行った感触のいい感じだと思った寄せが、カップをかすめた後にスルスルーっと2歩ぐらい斜め横に行ってしまう、っていう場面がこのコースでは多いのです。

なぜかいつもこのコースで苦戦する理由が判ってきました。


テークバックを真っ直ぐ引くこと以外では、手を自分から動かさないように意識すること、そしてインパクトに向けては 2020年の 8月から続けている「魚突きドリル」の動きを念頭にスイングしています。

スイング動画の3334 と比べますと、スイング中の注意事項の項目数がだいぶ減ったと思います。(笑)
やっぱりスイング中の注意事項は 1つくらいにして「Nice and Smooth」のリズムのストロークを心掛けたいものです。



12/08/2021

3x4 System (スリーバイフォー・システム) 改訂版 (…いやむしろ 2x4かも。) 

 大好きな Dos Lagos GC でのラウンド、 この日は何ホールか霧に包まれました。



これは7番ホールの2打目地点です。フェアウエー左サイド。
ほとんどなんにも見えません。(笑)
右側が斜めの土手で、左側は逆に左へ切り落ちててアウトっぽい?っていうのはこの写真からでもうかがえるかもな、と思います。

向こう側に太陽が射していますが、霧で阻まれていて全然まぶしくありません。

すぐ後ろに150yの杭がありますので、多分キャリーで140yぐらいでよいかな。
グリーンは少し下がった位置にあって、左手前に深いバンカー、右側は斜面になっていて左へ転がりますが少し距離が長いと後方のバンカーにつかまってしまいます。狙いは右手前ですね。その右手前がどの方向か?っていうのが問題ですが。(笑) 

私はこのコースは熟知している方ですので、先に見える4本の轍あとの左から2本目のちょい右方向、って”あたり”を付けまして打っていきました。
良い方向に打てて、グリーン右手前のエッジに運べました。
ピンの位置は歩きラウンドだったこともあって確認しなかったのですが、右寄りの真ん中でした。(乗用カートなら、前の組が終わってるかどうかも含めてシューっと見に行ってシューっと戻ってきて打てますけどね。)

こういう経験も、悪くないと思います。(^^)


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さて今回は、以前から何度か繰り返しアップして改良してきておりました、3x4システムのアップデートです。

最終が一昨年の 1月のこちらの記事です。


   * 余談ですが、この内容は読み返して咀嚼するに値する有用な内容です。

この時の表では、トータルの距離で書いていましたが、今回はキャリーの距離に重点をおいて改変しました。

トータルの距離のイメージは、平らなライから平らな普通の硬さのグリーンに打って行った時のキャリーと転がり、がベースでした。シミュレータなどで打って出てくる数字をもとにして作りましたので。


今回の改訂版は、こちらの表になります。

3 x 4 システム

変更点としては、以前 7時半としていました打ち方が安定しなかったので、別の打ち方にしました。便宜上、1/2 (ハーフショット)としてあります。厳密にはハーフショットではなくチップショットの最大値です。このため、この部分だけ数値が少々変わっています。


そして今回の焦点は、キャリーの飛距離で把握をしてプレーにつなげようという点です。
カッコ内が、平地を想定した目安のトータル距離です。(過去のデータに合致します。)

もう一つは、 1/1 (フルショット)の列をシェードにしてありますが、ウエッジのフルショットはラウンド中に余程の状況でない限りほぼほぼ使わなくなりました。例えば AWでフルショットを打つ代わりに 9番アイアンで 3/4ショットを打った方が方向性も距離のバラツキも格段に良い結果が出るからです。

池越えやバンカー越えでも同様です。 こちらからはギリギリに見えても、越えてからピンまで少なくとも 10yくらいはあるのが普通です。ウエッジで必死にスピンかけなくても全然大丈夫。
キャリーの距離をきっちり抑えておけば、ハザードに捕まらないように打てます。(^^)


1/2 ショットの距離の変更以外にも、使っているウエッジが全部 Edelに変わりました。


表には記入しておりませんが、9番アイアン、8番、7番、6番アイアンの 3/4 (スリークォーター)ショットの距離も把握していますので、同じ打ち方で応用できます。
120y以内のかなりのバリエーションの距離をフィーリングを使うことなくシステムを使った対処でカバーをすることができます。

例えばレンジファインダーでピンまで計測したら62y、グリーン面はここより少し高く持ち上がっていて軽い受けグリーンの真ん中奥目にカップが切られていて、グリーンは水が撒かれていてそこそこボールは止まりそう、なんていう状況で、ボールのライも良かったりすると、「お、AWの 3/4ショットでぴったり行けそうじゃん?!」っていう感じで適用して使います。

これだけいろいろな距離がある程度安定して、計算してカバーできると「100y残そう」とかは全く考えなくて良くなります。

実をいうと、今年スコアが格段に良くなって好調を維持している要因の一番大きな理由が、この 3x4システムの ”キャリー” に重点を置いた適用方法への変更だったりします。


このごろの練習は、もっぱらこの 3種類のストロークを繰り返して、距離と弾道、スピン量が一定してくれるように良いリズムを確認し安定させること、を心掛けています。


この動画でやっていますように、それぞれ少し違うセットアップを丁寧にやって毎回のルーティンとリチュアルを整えることで、同じ距離を出そうという意図での練習です。



結論的には、なんだかんだいいまして 120y以内で重要なことは「ダフリやトップを出さない」ってことで、そこをラウンドでは一番に考えています。 現実的には距離のコントロールは二の次ですね。シャンクも避けたい。

実際にはやっぱり ボールの下のライ、傾斜の影響、芝の状況が影響大です。でもこういうのは練習場では練習できないですから、毎日コースにいるわけではないアマチュアにはそこがハードルになります。


余計なことはしないに限りますね。
このところのラウンド中には、フェースも開きませんし、チョークダウンもしませんし(←傾斜対応時のみ)、技も使いません。近頃はロブショットもトライしません。 (転がしやパターは状況によって使いますが。)

打ち急がない一定したリズムといつも同じルーティンとリチュアルで、自分ができる範囲のボールコントロールにできるだけ集中する。

ただでさえ、左足下がりとか、逆目のラフとか、ハザードとか、逆光とか、強風とか、コースには事件要因が待っていますからね。(笑)


12/01/2021

パッティング・ストロークの動画 -7 (基本2010年から変わらず)

 こちらは El Prado GCのChino Creekコース の 4番ホール、178y のパー3です。


旗位置は白でグリーンの真ん中ですが若干のアゲンストでしたので、約185y見て打っていきました。
このコースはChino CreekとButterfield Stageと 2コースありまして、私はいつもこちらのChino Creekでは苦戦する傾向にあります。
けっこういつもコースが荒れているのは両コースとも共通ですが、ちょっと嫌な距離にクリークが横切っているホールがいくつかあってレイアウト的にこちらの方が難しいと思うんですよね。コースレートとスロープが、B.F. S. 71.3/124に対してC.C. 72.5/126ですから、こちらのコースの方が感覚通りに難しいってことになってますね、やっぱり。

このホールはグリーン奥のカラーに付けましてそこから3回パットしてしまいました。セカンドパットの 2歩のラインを読み違えて外しボギーにしました。

しかしながらこの日は全体的にはパッティングと寄せのチップショットが非常に調子良くて、前半後半14、11パットの合計 25パットという今季最少記録 (というかここ数年でも一番少なかったと思います) を達成しました。ウォーターハザードに2回も入れてしまったこともあり、こんなに少ないパット数でもスコアは 74でした。(^^)

それにしても、苦手なコースでこのスコアとパット数、素直に嬉しいです。


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...ということで、このパッティングの良い状態で一度ものすごく久しぶりなパッティングストロークの動画を撮って自分で見ておこうということで練習グリーンへ行って録画してみました。


まずは後方から。


距離的には、18フィート (約5.5m) ぐらいです。
このグリーンはちょっと遅めのスティンプで 8フィートぐらいのグリーンでしたので、10歩のストロークをしています。普段の9.5フィートぐらいの速さのグリーンでしたら約23フィート(約7m)くらい転がるはずの強さのストロークです。

(私の場合は少し変則のパッティング・スタイルを実践しています。)

ボールの位置は、後方から見まして目の真下の位置にはセットしませんでボールとストロークラインは自分からやや遠くになります。ボール1個か2個分ぐらいでしょうか。

いつも 2つのボールを使って練習しますが、同じ場所から同じストロークで打ちますので、ほぼほぼ同じ位置に行くことになります。これはストロークの安定性を確認する意味でとても大切な練習方法です。
基準に使っている歩数ですと、同じストロークをリピートしやすいです。基準の距離は 2個のボールがくっ付いてキスしている状態に打てないといけません。


次に正面からの動画を。


正面から、って思ったのですが、カメラ位置がちょっとズレてましたですね。(^^;

映っていますように、ボールの位置はかなり左寄りに置いています。他のクラブと同じ「左足内側」が基本の位置です。(左脇を中心に考えているためです。)

2つ前の「デジタルパットの利点と不利点を久しぶりに再度整理」にもメリットとデメリットをいろいろと書いていますが、テークバックの大きさでスピードを制御しているので、こうするとテークバックが大きく取れて視界に入りますのでより有効なのです。

左肩からパターヘッドまでを長いパターであるかの様にイメージして左腕とパターを一体化させて、右手は振り子の動きをそーっと緩やかに押して加速を加える感じで使っています。

ボールのある自分の下方を見るのは、セットアップするときに目標方向の目印にパターヘッドを合わせるときと、ストロークの際にテークバックの大きさを視認するときだけにしています。
なるべく長い時間、カップもしくは仮想カップのターゲットの方向とそこへ達するラインをイメージして、ターゲット方向を見る時間をできるだけ取るようにしますと距離感がより一層合いやすくなることを念頭に置いてストロークしていますので、頭の「向き」は良く動いていますが頭の「位置」自体は動かないように意識していますし、下半身はなるべく微動だにしないように動かさないようにしています。

これだけボールが左にセットされていますと、何もしなくても必然的にボールに対してアッパーに入るため、順回転させやすいこともメリットだと思っています。



以前デーブ・ペルツの推奨している「生命線グリップ」に関しても記事を書いていますが、その動画も今回撮ってみました。



左のリストをロックアップして、リストワークを使えないようにするグリップの握り方なのですが、このグリップの肝を動画で実践しています。
左手首を真っすぐにしていますと、リストをパタパタと手のひらの方向に前後に自由に動かすことができます。しかし手首をグッと ↑ の動画のように小指の方向に折り曲げますと、手首がロックされて前後にはほとんど全く動かせなくなります。
で、その状態でグリップを握りますと左のリストワークは全く使えなくなるのです。
リストを使ってしまうとパンチが入って距離が上手くコントロールできなくなってしまいますので、ここは一番といっていいほどに重要です。

私の場合、34インチの長さのパターの方がしっくり握って気持ちよく構えることができるのですが、このためにわざわざ 1インチ長い 35インチのパターにして手首を小指側に目一杯折った形で手首をロックしているのです。
しっくり握って手首を使わないようにすることも可能ではありますが、トライアルを重ねた結果、しっくりこない物理的にロックされたセットアップの方が結果が良かったので、この形を10年以上も継続して実践しています。

左目の真下にボールが来ないデメリットに対応するため、その位置からのパターヘッドの見え方に慣れてしまうという方法をとりました。それもあって、今ではこのデールヘッド形状のピンアンサー型のパターでないと構えにくい、ということになっています。ですからエースパターは変えられません。


そしてここの動画には撮っていませんが、2歩以内のショートパットをストロークする際にも実は、私にとって大きなメリットがあります。そもそも右からボールを覗き込む形で構えていますので、ボールとカップが両方とも同時に視界に入ります。見えているわけですから、パッティング・ストローク時にヘッドアップをする理由がありません。カップを耳で聞く必要がないのです。

ショートパットの安定性において、これは思いの外、意外なくらい良い効果が得られているという実感があります。もちろんショートパットを外すことはありますけれど、ほぼ間違いなくラインまたはスピードの読み違い、つまりはグリーンの読みの間違いの問題であって、引っかけやプッシュで外すっていうことは、まず滅多に起きません。

いつも一緒にプレーする友達たちから、なんでショートパットが良く入るのか聞かれるのですが、「ボールとカップが同時に視界に入っているから」で間違いないと思います。
(競技ゴルフにでてプレーしていないから、っていう理由も大いにあるだろうと思っていますが。)