5/30/2021

4%程度の傾斜を練習グリーン上に見つけたのでパッティングして遊んだ動画

あんまりゴルフしない息子とSuper Twilightの時間帯にラウンドプレーしてきました。
Lakewood Country Clubの10番のティーインググラウンドにEgyptian Gooseの親子がいました。




小学生くらいになったヒナ(duckling) が 8羽。
例年、コヨーテとか鷲にやられて少しずつ減っちゃいます。
無事に大きくなると遠方へ飛んでいきます。


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さて、別の日の別なゴルフ場でのこと。スタート前に 1時間半ほど時間がありまして、ほとんどの時間をパッティングで過ごしていたのですが、4%超えていそうな傾斜がある場所を見つけました。練習グリーンですから、普通はそこまで強い傾斜はあんまり見かけないかと思います。
COVID-19の影響もあって、練習グリーン上にほとんど人もいませんでした。

このくらいの斜度がある傾斜では、ボールが止まらないか、ギリギリで止まるか、くらいになりますね。グリーン表面の速さはスティンプメーターで 9.5-10フィートくらいだと思います。
この日は風向きも傾斜上から傾斜下に向かって吹いていまして、ボールが途中で止まることはほとんどない、っていう状態でした。


...と、いうことで、こんな動画を撮ってみました。


約 50フィートの登りのパット



50フィートっていうと 15mちょっとぐらいになります。私の中では、21歩の距離。
傾斜のきつい登りですし、けっこうカツーンって打っていく感じになってます。

椰子の木のちょっと右くらいの位置に打って行ったボールが、傾斜と風で打ったところとほとんど同じ位置までゆっくり戻ってきます。
戻ってくるときのルートは往路よりももっと右側からスライスラインで戻って来ます。

右後方に練習グリーン用の短い旗(青)が立っているのが見えますが、傾斜のきつい位置にはもちろんカップは切られていません。

これだけの斜度でも、風が無かったら戻ってこなくて向こう側で止まるんじゃないかと思います。



...と、いうことで、ひとつボールが向こう側で止まりまして、それじゃぁ、ってことで向こう側から触るだけのパットを打ってみました。



運が良いことに、2 take目のトライでボールに当てることができました。
(登って降りてくるの結構面倒くさいし斜度もきついので。(笑))

ラインを確認して、本当に触るだけくらいのストロークで平地だったら 2インチ(約 5㎝)しか行かないんじゃないか、っていうストロークをしたのですけど、やっぱり同じ距離戻ってくると勢いがついている感じしますね。
もうちょっとボールのすぐ横に戻ってくるイメージしていたのですが、カツーンと当たってます。


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これを前提に斜面の傾斜のことをメモしておきますが、

私は普段、グリーンの傾斜を、2%ぐらいの斜面、1%ぐらい、3%ぐらい、っていう感じに分類して、それをベースに曲がる量とか、打つスピード(強さ) とかを計算してパッティング・ストロークをしています。 
1%と 2%の間ぐらい?っていう斜面を考慮する必要もあるかも知れませんけど、あんまりやっていません。計測器で測るわけではありませんので。

大体の目安ですが、2%の斜面では、下りのパットが平地のストロークの 2倍の距離を転がります。
5歩のストロークで打つと、10歩転がるくらいの斜度です。
2%の斜面で登りをストロークするときには、物理学的には +50%増しで10歩の距離を打つには 15歩のストロークで打つ計算なのですが、(そこは人間の感覚でしてロボットではありませんので) 私の経験則では、10歩の 2%斜面の登りはもう少し少な目の、13~14歩のストロークで打てばちょうど届くくらいになります。

3%の傾斜の下りは、1/3の距離のストロークで打ってもちょっと余分かな、ぐらい転がります。ちょっと対応が難しいです。
実際のコースですと、3%の斜面にカップが切られることはほぼほぼないですね。

上の動画のような 4%とか以上の斜度ですと、ご覧の通りにそもそもボールが止まりませんから、下りのスピードの換算はあんまり意味が無くなります。
そこまでの急傾斜がグリーン上に来るのは、まぁ大体 2段グリーンの間の斜面とかになりますので、斜度そのものを読む必要はなく、ボールからカップまでの高低差の、位置のエネルギーの差を考えて、ストロークのスピード(強さ)に補正の換算を計算して打つ方法を取ります。

グリーンの高低差を読む。」という 10年前の記事にまとめておいた方法を、今でも大いに活用して、おおかた上手く行っています。(^^)

実際のところは、バランス調整に半インチ幅の鉛テープを一枚をたまたま巻いておくだけでとても参考になります。(笑)



5/23/2021

ゴルフスイング ‐31 スケーティングのイメージの足の動き …と3W

Fullerton Golf Course の 2番ホール、パー5。



南カリフォルニアらしからぬ厚い雲が多い天候の中、太陽光が雲の切れ目から差し込んで良い感じだったので写真を撮りました。

このパー5 は奥にスーッと狭まっていて最後グリーン前で左ドッグレッグしていて砲台、なかなかに難しいホールです。


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スイング動画関係カテゴリーでは、「ゴルフスイング ‐29 on the Course (ラウンド中、グリーン周り編)」、そして「ゴルフスイング ‐30 on the Course (パーオン狙いのショット編)」と、コース上でのショットを撮ったもののポストが続いていましたが、今回は練習場で。



山本道場ゴルフTVのレッスン動画にある内容ですので、検索してそちらを参考にしていただくと致しまして。

私がちゃんと出来ているかどうかは別にしまして、イメージとしてはアクリル板の上でスピードスケートの様に左右に足を振り滑りながら、自分は前へ進むイメージで足を使います。
この動きを基本に、いざボールに構えた際にも右足が左足の後ろへ滑り込むかのようなイメージを持って足を動かします。

左肩は構えた位置から全く動かないイメージ。
右手はトップで右かかと上方の位置に来たら、そこに置いておいたまんまにする気持ちで決して手で打ちにいかない。という、山本道場レッスンに慣れていない人にはなかなかピンと来にくいかもしれない内容ですが、この足の動きのイメージをベースに昨年から取組んでいる魚突きドリルをするイメージで練習していきます。



ここから遠いので地理的に難しく、直接レッスンを受けてもいませんし、お墨付きもいただいておりませんので、あくまでも私が勝手にレッスンビデオから動きのイメージのインスピレーションを受けて自分なりに消化してやってみた、という動画です。

自分なりにやってみて練習したものを記録しておいて、どういった進化ができるのか自分で確認するため、という目的で自分用にブログに残していく主旨です。

道場の動画は本当に楽しい動画ですし、動きのイメージが湧くレッスンで、山本師範は貴重な存在だと思います。

普通なゴルフレッスンにおいての、ビデオなり実際のスイングを「ここをこうした方が良い」「ここの動きを直しましょう」って言われても運動神経が付いてこないのでどうやったらそう動くか判らない、私の様な者にとっては、
...どういうイメージで動けば、結果的に外から見てそういう風に動けるのか理解できるという、これはもう福音になるレッスンです。



スケーティングイメージで、9番アイアン。


スイング前の私のやっている動きは、山本道場のレッスン動画にはありません。
(レッスンの動画ではアクリル板の上で靴下になって、実際に左右に滑っていました。 魚突きドリルの動画も別の動画です。)

私なりの理解で、足の動きと、前方に突く動きを合わせて、そして左肩、右肩の位置を、回さない、できるだけ動かさない、のイメージを作ってからスイングに向かっています。

ボールを突いた後は、クラブフェースは返さずリストターンとかはせずに、真っすぐ出していくイメージで打っています。これで 9番アイアンのフルスイングです。



スケーティングイメージで、ドライバー。


こちらのスイングも、動きのイメージは 9番アイアンと全く同じです。
スケーティングのイメージで動きを確認した後、こちらは長いクラブですので、さらに左腰のカウンターの動きを意識した動きを加えてスイング準備をしています。あまり上手くはできないのですが、ダウンスイングから来てインパクト直前に左腰が上から見て時計回り(つまりバックスイングの方向)に戻ってくる、その反動で上半身と腕が反対の反時計方向に出ていく、というイメージの動きです。ですから振り切った位置が小さくクラブが立った位置で止まっています。体が硬くそれ以上は行けないので。で、振り戻る。

実際に構えてから打ちに行った場面で、右足を後ろに引いてしまっていますが、この動きは小さい方が結果が良いショットになっている傾向です。方向的には右足が後ろへ向かうのは間違ってはいない方向ながら、動くと力が逃げてしまいます。
このスイングでは出球が若干のスライス気味に行っていまして、右足が滑らずに力を伝えていればダウンスイングももう少しだけインサイドから降りてきて、若干のドローボールになって出ていきます。
でもまぁまぁ、真っすぐ狙った方向にボールが行ってくれていますので、今の時点ではこのくらいな感じでコンスタントに打てれば御の字と思います。


コースで打つと、また違ってきてしまうのがゴルフスイングですので、もう少し振り込んで動きに慣れて行って、そしてまた修正して、改善して、という形で進められたら良いなー、と思っています。

しかしまぁあれですね、マスクしてゴルフの練習ってのも...早くどうにか解消して欲しいですねー。 ワクチンは接種したのですけど。


5/13/2021

バルジの入ったパター、Radi-eye Putterに興味津々

これは Black Gold GC の6番ホール、500y パー5 のグリーン手前のバンカーです。


写真でも見ての通り、すごいデカいです。
パー5 ですので、なるべく入れないようにクラブ選択をしてプレーしています。
フェアウエーも芝の刈り目が綺麗ですし、よい季節になってきました。


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このパター、9年ぐらい前に発売されてたみたいなのですが、存在を知りませんでした。
で、非常に興味津々です。


Radi-eye Putter



私はティアドロップのTD21というパターを持っていますが、あちらはパターフェース面に縦ロールのバルジが付いていて、ダウンワードに入れてもアッパーに入れてもロフトが0度でボールにコンタクトするというコンセプトです。

で、このパターは全然別なコンセプトで、パターフェース面に横ロールの湾曲が付いています。


・・・芯からズレるとあらぬ方向に行っちゃうんじゃないの?

って思いますよね。私は思いました。
余計に左右に散らばりそうな感じ?


https://radieyeputter.com/ のウエブサイト上の gif動画を見てみます。 ↓

Radi-Eye Putter

Animated GIF


ウエブサイト上に、何パターンかありますので、リンク先でご覧になってみてください。

なんか、逆にブレを修正してボールをカップに向かわせてくれる感じ。


自分が完全にストレート・バック、ストレート・フォワードの真っ直ぐに打ち出すストロークをしていて、なおかつボールの打点がフェースのトゥまたはヒール寄りにズレてしまうとすれば、このパターではバラツキの幅が増幅してしまいます。
しかしながら、それだけストレートなストロークをしている人が前後にズレズレでインパクトすることはないでしょうね。

むしろ、パターの芯を外れるとすれば、縦(上下方向)にズレることが多いのと、
それとやっぱり、↑の gif動画のように、ヘッドがぐらぐらしながらストロークしてしまうという「ブレ」が多いのかな、って思います。

...そうすると、このパターはショートパットの救済パターたり得るのでは? って思え、俄然興味が湧きました。


このパター、Amazonにも売ってませんし、radieyeputter.comで細々売っているだけになっていまして、なかなか入手するハードルが高いです。
(以前は鋳造の廉価版が $120ドル 程度で売られていたみたいですが、現在は削り出し仕様のものが $799ドルで売られているのみです。)

追記:  -‐> 値引きして $399で売られていましたが、つい先月からさらに $199まで値引きされています。34インチしかないのが気持ちのハードルですが、ちょっと検討してみようかな。


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取り敢えず感触を確かめてみたい、試してみたい、ということで、無理やりやってみました。(笑)


湾曲の Rの大きさがちょうどこんくらいかな? っていうちょうど良い金属 (栓抜き) があったので。(笑)



ちょっとデカいですけど、まぁいいでしょう。


無理やりにくっ付けまして、カーペットの上で 6フィート (1.8m)ぐらいのパットを打ってみました。

パターのバランスとか、ちょっと浮かせて構えないとヒールが引っ掛かりやすいとか、そういう色々はあったのですけど、その辺りは無視しまして。

出玉の方向が安定するかどうか、そもそもカップに向かうのかどうか。

やってみますとね、「これは意外に良いんじゃないの??」感がひしひしと来ます。
マジです。



私のパッティングストロークは、iPINGを使った診断によりますと弱アーク(Slight Arc)型 です。

インサイドからオープンフェースで来て、インパクト、フォロースルーでフェースがクローズになりながらまたインサイドに戻っていく、インーアウトーインのストロ-クで、フェースは (ブログタイトル通りに) 開いて閉じます。

1回目


Closing Angleという、開いて閉じたときの一番開いた時と一番閉じたときの角度の差は、平均値が 6.5° で す。(↑の画像のセッションでは7.0°になってます。)
Strong寄りのSlight Arcの、アーク型ストロークです。

Impact Angleという、実際にボールをインパクトしたときのフェースの角度は、データによりますと 平均値 -0.4° で、0.0° から、-2.5° くらいまでの範囲でばらついている模様。

Lie Angleのブレよりも、Impact Angleのブレの方がばらつく範囲が大きいようですし、カップに向かうか向かわないかでいえば、やはりImpact Angleがどれだけ同じ数値で一定しているか、というファクターがパットが上手いか否かの指標になるのだそうです。 

PGAのツアープロでも Impact Angle が 0°という訳ではなく、しかし + にしろ - にしろ、数値がとても安定しているそうです。


ですからですね、結論から申し上げますと、Radi-eye Putterを使えば、このImpact Angleのバラツキを軽減することができます。
0.0° から、-2.5° のバラツキが、平均値の -0.4° ぐらい周辺に“収束”してくれる気配がしますね。

少なくとも、ショートパットにはてきめんに効果を発揮するものと想像します。



なんか記事書いてたら俄然欲しくなってきちゃったな・・・。(笑)

ちなみにこの Radi-eye Putter は、USGAの承認を得ています (USGA conforming)。


5/02/2021

足45度のチップショットの最大幅を拡大汎用

この日はとても良い天気でした。



でも、いつもはほとんどない雲が多く出ていて、暖かくて、ポプラの綿がコース中を飛び交う中でのラウンドでした。
Green River GC は以前は 27ホールのゴルフ場でしたが、18ホールに改築、そして昨年は 水没で14ホールでの臨時営業をしていましたが、今年になって 18ホールに復活しました。
そのため、11番から12番、12番から13番の間のインターバルはすごく長い距離になっています。


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ショートゲーム・カテゴリー」のポストは久しぶりです。

コースでのラウンドの動画は、ゴルフスイング‐28ゴルフスイング‐29 に上げておりましたが、私のグリーン周りのショートゲームは、TOUR PREFERRED EF の58度のウエッジを導入して以降、だいぶ引き出しの幅も広がり変化してきています。

この中で、ゴルフスイング‐29 の 2つ目の動画で、コースで実践して 61yをPWウエッジで打っている動画がありますが、こちら↓

私はティーショットを左へ行きすぎまして、木の下からフックを打ってレイアップしまして、この位置から残り 61yの 3打目となるアプローチショットです。ちょっと下の方がフレームアウトしていてボールが見えませんがちょっと窪んでいるけどまぁまぁのライからです。
このショットは最近全部のウエッジで練習して使っています打ち方で、この場合は46度のPWで、足幅を狭くセットしてチップ式で無理せずに打てる最大の距離でアプローチしています。
グリーンの奥気味の青い旗のピンの少し左の方向、グリーン面に落ちましてピンハイぐらいで距離がワンピンぐらいの良い位置に行ってくれました。なんとかパーチャンス。
でもこのパットは残念ながら入りませんでした。

今回はそのショットの練習動画です。


まずそもそものきっかけとしまして、58度のウエッジを使ったチップショットを練習していました。
足を揃えて構え、そしてその足を45度開いてセットして、体重移動とかせずに小さく打つチップショットです。

58°のウエッジで、5y、10y、20y、30y、48y、64y、(48y)、と順番に打っていく練習をしています。



本当は、1yキャリーのチップショットを練習してそれを基準に練習していくと良い、って聞いておりまして、練習を始めたのですが、なかなか 1yキャリーって難しいんですね。2-3yキャリーが最小から練習始めたところです。

で、もっとコースで即使えるように実践的に、トータル5y(転がりは不明)、キャリー7y程度(トータル10y)と キャリー15y程度(トータル 20y)、さらにキャリー 26y程度(トータル 30y)、という打ち分けを練習しています。

上の動画では、その上の距離として、44y程度のキャリー(トータル 48y)、60y程度のキャリー(トータル64y)のショットを付け加えています。 それぞれ、スリークォーターで打てる距離と、10時半のテークバックで打てるフルショットの距離です。


以前は、9時のテークバックのスリークォーター・ショットが中心で、それ以下は 7時半のテークバックのハーフショットを使っていましたが、安定性がイマイチでなんとかしなくては、と思っていました。
このチップショットは高く上がりませんが、比較的安定して打てるので重宝しています。

で、このときに気がついたのですが、このセットアップで無理なく打てる最大の飛距離を打つときがすごく安定していて、何しろ打てる範囲で最大ですので、考える必要すらないんです。

ということで、練習場に行くたびに色々打って見る中で撮った動画がいくつかあります。


54°で40y(キャリー36y)くらい


これがだいたい、無理なく打てる最大という感じです。
トータルはボールが最初に落ちた場所の地面とか芝の様子で変わってきますけれど、このくらいのキャリーで行くんだと言うことを把握しておけば、便利に使えます。


6番アイアンで100yくらい


これはどのくらいの頻度で使うか疑問ではありますが、手前にハザードとかがなければ、方向性も良いですし、なによりも振り幅が小さいですし、低く行く割には思ったより長くない距離で止まってくれますし、使ってみたくなるショットです。


せっかくですので、LW、SW、GW、PW、9I、8I、の順に打ってみました。↓


打ち方は(自分の感覚としては)全部同じ、クラブが違うだけです。(30-80yまで同じ打ち方で打ち分けられます。)
実際には長いクラブの方が振り幅が若干大きくなる傾向かも知れません。
自分では同じ感覚なのですが動画を撮って見てみますと、っていう感じです。
あくまでも自分の中の感覚で同じ、ってことで良かろうと思っています。


ちょっと 70y以内が楽しくなってきました。(^^)