12/28/2021

PING Glide 3.0 Wedge 58°ロフト 14°バンス Wide Sole のリビュー1

 Marshall Canyon GC、秋には木々の紅葉がとても綺麗で鹿たちもいるとても楽しいゴルフ場です。


これは 14番ホールのティーイング・グラウンドです。
後方の山々が雲をかぶっていてとても良い景色でした。雨の間の良い天気。昨日も明日も雨です。

一晩中の雨の後でグラウンドが柔らかくところどころぬかるんでいると難しいですねー。
ドライバーで打ったボールでさえピッチマークに潜ってたりしますし、飛ばないだけじゃなくてショットを打つとき特にグリーン周りでのショットも、クラブの抜けがぜんぜん違うし、バンスの跳ねも全く違うので、調整が難しいです。


---


こちらの記事で購入しましたウエッジの現時点でのリビューです。
    ↓



かなりのワイドソールです。
14°のバンスですが、Edelの25°よりも有効バンスは大きいかも知れません。
とにかくソールが滑るので、とても条件の悪いいわゆるペタペタのライからでも打ててしまいますし、私が最も苦手としているKIKUYU芝の逆目からは少々ソールが引っかかるものの、ちょっとフェースを開いて滑らせる努力をするとなんとか打ててしまう模様です。


フェース面側はとてもオーソドックスな見た目の形状です。


ウエッジの見え方としては、好きな部類の形です。


シャフトは、ウエッジ・フレックスというウエッジ専用のスチール・シャフトです。
通常より若干軽量のシャフトだそうです。

(PINGのGlide 3.0のページからリンクしてます。)

PING Z-Z115というシャフトで、バランスがチップ寄りの低い方にしてあるって書いてあります。

ちょっと気になるのがこちらのグリップで、通常より 3/4インチだけ長くて重量は軽いらしいのです。
グリップ交換のときには普通のグリップに交換したら、バランスも含めて感触が違ってしまうかも知れません。

私としては、KIKUYU芝の長めのラフ対策も含めて、ヘッドをもう少し重くしたいので鉛を貼ろうかと思っています。


先程も書きましたように、芝が死んでペタペタの土の上からみたいなライでもスッとボールを上げてくれます。
冬に余計にタイトになった短く刈られた芝のライからでもきれいにディボット取らずにソールが滑って上げてくれる感じ。
そして最大の課題であるところの KIKUYU芝の逆目のライでは、少しだけフェースを開くと良い感じでなんとか対応してくれるように思いました。
やっぱりちょっとは引っかかります。でも他のウエッジと比べたら雲泥の差かも知れません。

とても応用範囲の広い良いウエッジだと思います。


もう少し暖かいシーズンのとても強いバミューダ芝やKIKUYU芝の深めのラフとか、中程度のラフでもボールが沈んでいる状況とか、フカフカのバンカー、砂が殆どなくなって硬くなっているバンカーとか、いろいろな状況から打ってみたいですね。

粘り気のあるティフトンやブルーグラスなどのラフとか、フェスキューとか、そういうライからの挙動にも興味が湧きます。

とりあえずは、このウエッジをしばらく使って確認していきたいと思います。


12/22/2021

PING Glide 3.0 Wedge 58°ロフト 14°バンス Wide Sole (ピンポイントで厳密にこのウエッジ)

いつも楽しみに観ているYouTubeチャンネルの、「わっほーまっちゃんの日常」で紹介されているウエッジです。

ぜひご覧になってみてください。
プロと研修生のお二人がこれだけ衝撃を受けるほど良いウエッジ、買ってみるしかありませんよね。(^^)


この一連の動画ですが、ご覧になりました?









お友だちの syoballさんは、実はこれら動画が上がる以前から持っていらっしゃったそうで、こちらがその記事です。
    ↓


syoballさんの推しはますます興味が湧きます。

私の環境は日本の多くのコースとは条件がだいぶ違うことが多くて、特にウエッジは芝の種類との相性がありますから良いって聞いても合わなかったり難しいのですが、syoballさんの主戦場の北海道は洋芝が多いですからね。


mygolfspy.com のリビューをリンクしておきます。(画像をクリックでリンクしてます。)


この写真で、一番右側のウエッジが、ワイドソールのモデルです。
ハイバンスの14°でワイドソール。ロフト58°。

他のソールも、使う場面場面で、そして個々人の打ち方に合う合わないで、同じ Glide 3.0 シリーズでも、どれを選ぶかはゴルファー個々人の選択になってきますが...、

今回の注目はピンポイントで Glide 3.0 のハイバンス14°のワイドソール、限定です。



PINGのサイトもリンクしておきます。(画像をクリックでリンクしてます。)


この、トゥ側が特に厚くなっているワイドソール形状のモデルです。



ちょっと期待感高まりますねー。

そういう訳で、早速購入。幸いなことにいつも行くゴルフ屋さんに一本残っていました。
(本当は良い状態の中古品か新古品のウエッジがあったら良かったのですが、あったの新品だけでした。)


シュリンクラップのプラスティックがまだ被ってるクラブ買ったの、一体いつ振りなんだろう? (笑)

買う時に、写真に写っている店内のパッティング用の人工芝グリーンで 2yぐらいのチップショットを 2発だけ打ってみましたが、確かにこれだけ硬い床のサーフェスでもボールが上がりますね。ハイバンスでこういうライではリーディングエッジが浮いてて弾きそうな雰囲気ですが、そんなことありませんでした。
(上の動画で、ディボットが殆ど取れなくて、どこで打ったか跡が残らず分からないくらい、って話だったので、買う時に店内で試してみたんです。シュリンクラップの擦れ具合からするとすでに誰か試していた模様。けっこうヒール寄りを使うウエッジなのかな?)

このお店は、以前ご紹介したかもしれませんが、90日以内なら返却が出来まして全額ストアクレジットの形で返金してくれますので、もし合わなかった場合は他のクラブに変換することができますので悩む必要すらありません。(ゴルファーに寄り添った良いお店。)


懸念としては、この辺りに特有のKIKUYU芝の厳しい状況にも合うのか、どのくらい対応してくれるのか?といった辺りです。
深めのラフからのソールの抜けと脱出、逆目のタイトなライからの安全度、中程度の長さのライのゴワゴワ感からのボールの上りと距離感、バミューダ芝とかKIKUYU芝での挙動はどうなのか。
バンカーも、ふかふか、さらさら、あるいは砂無くてがちがちに硬い、とか、どういう反応かも見たいと思います。

どういう場面で有効に使えるのか、いろいろと楽しみです。



12/14/2021

ゴルフスイング -36 (コース編) Insideに引いているテークバックを少しずつ修正

この写真は Jurupa Hills CC の 9番ホールのグリーンをティー方向に振り向いて撮った写真です。このホールには、変な電柱がグリーン前のフェアウエーに立っていますね。邪魔なんですよ、結構。(笑)
(当たった場合は人工物ですので、無打罰で打ち直しができます。)



このコースは比較的平坦で歩きやすく、距離も 6,124yと短くて(とはいえパー70ですので数字よりは長く感じます)、しかもコースレートとスロープレートもバックの青ティーで 69.1/122 と、比較的易しいコースという位置づけです。(スロープレートについてはリンク先をご参考ください。)

しかしながら、私だけでなく友達もなぜかこのコースを割合に苦手にしています。

狭いホールは狭くて木が迫り出してるしなー、とは思っていたのと、写真でも見て取れますが微妙にコース全体が傾いていて、グリーンが平たく見えるのに意外に思ったよりも切れたりすることも一因だと思っていますが、今回ちょっと気が付きまして。

過去のデータを調べてみたら、苦手意識を裏付けるように毎回パーオン率がやたら低かったんです。
例えば先日良いスコアが出せた Dos Lagos GC だと10/18ぐらい行くのが、Jurupaだと3~4/18になってしまうんです。 ちなみに昨日は少し良かったので 6/18でした。(個人的にグリーンエッジのボールもGIRのデータに含めています。)

で、ラウンドしながらグリーンに注目してみたところ、ここは形状の輪郭にひょうたん的な凹みがつけてあるグリーンが多くて、しかもカップ位置も端っこの設定が多いんですね。実効のグリーンの大きさがちっちゃくなってるときが多い。
この写真の 9番グリーンも実質小さくなってこちら側半分になってます。
ひょうたん型とかフィジェットスピナーみたいな形っぽいグリーンが多いですから、長いパッティングで、間のライン上にラフが食い込む場面がけっこうあったりするのもここのグリーンの特徴です。

この日は、写真でグリーンの左端 (向こうからプレーしてくるとグリーン右端) に写っているボール、バーディーチャンスに付けました。6歩でしたが外しました。(笑) 
スコアの 77はこのコースでは今までのベストスコアだったと思います。

しかもピン位置がグリーンの端っこだから傾斜も比較的きつくなりがち、カップ周りで思ったよりも切れたり、すすーって行っちゃうケースも多くて今いっちょタップインの距離に寄り切らないっていう現象も出てしまいがち。端っこですとグリーンオーバーもしたくないから寄せで突っ込みにくいですし。

スピンコントロールが適当な私には攻略が難しいわけだわ、と気が付きました。

写真ではのどかで簡単そうなコースに見えるのですけれどねー。


---


今回もまたまたスイング動画ですが、こちらの記事の続きになります。


記事から約 2か月が経ちますが、自己診断ではこの時よりもだいぶ修正されてきていると思います。

今回はむしろ(2ヶ月前との比較ではなく)、練習場でスイングやドリルを練習していても、いざコースでのラウンド中には全然違う動きをやっていたりするので、ということを念頭において、同伴の友達に撮ってもらった動画です。

毎ホール撮るという訳にもいきませんが、ラウンド中のちょっと余裕のあるホールで、とか、お互いに撮影をしあったりしています。(^^)


こちらの動画は 15番ホール 520yのパー5 のティーショット、ドライバーです。


ちょっと見えにくいかもしれませんが、打ち降ろしてその先が左ドッグレッグになっています。ちょっと日本のコースを彷彿とさせるような、右側も左側も短めの芝のラフのスロープになっていてすり鉢状といいますか、フェアウエーは狭いのですが打ってみると案外狭くないホールです。

2か月前と比べますと、より真っ直ぐにテークバックを引けるようになってきてはいるかな、と思いました。(他の直したい部分は、今はまだ置いておきます。)

効能としては、左右へのブレの幅がだいぶ小さくなりました。
インサイドに引いてテークバックしてインサイドから降りてきますと、プッシュアウトしたり、逆に大サソリ、あるいは詰まって天ぷら気味とか、色んなミスが出やすいですが、そういう大きなミスが格段に減っています。
まだトゥ寄りに当たってフック目が強くなったりとか、コースではエイミングとセットアップのズレかどうか、どヒールに当たってしまってローフェードになるとかのミスはたまに出たりはしますが、大幅に安定してきています。

もう一つは、インサイドに引く動きで引き起こされるトップでのシャフトクロスも計らずして解消されて収まってきているようです。この部分はスイング中には全く意識していませんでした。
とにかくテークバックだけ。
このホールは 3打目を 6歩に付けてバーディー狙いましたが入らずパーでした。


次の動画は 11番ホール 446yの長いパー4 の大きく左ドッグしているホールのティーショット、ドライバーです。


左サイドの木は気になります (...かといって右サイドの木もせり出していてもっと当てたくありません。) が、長いパー4ですからできればドロー目に打って行って、2オンを狙いたいところです。

このティーショットも、テークバックを真っすぐ引くこととオーバースイングしてシャフトクロスしないことにおいてもスイング的にはそう悪くなかったと思うのですが、かなりトゥ寄りのヒットになりまして、思ったよりも多めに左に曲がってしまいまして、見えている左サイドの高い木はクリアしていったのですが、落下地点近くの木にカキッと当たってしまいました。音が入っていると思います。(笑)

すこし長く残してしまった 2打目は3Wでグリーンの手前 30yぐらいまで持っていけまして、3打目を2歩に付けて、このホールは必死のパー・セーブでした。

カップにぴったり行った感触のいい感じだと思った寄せが、カップをかすめた後にスルスルーっと2歩ぐらい斜め横に行ってしまう、っていう場面がこのコースでは多いのです。

なぜかいつもこのコースで苦戦する理由が判ってきました。


テークバックを真っ直ぐ引くこと以外では、手を自分から動かさないように意識すること、そしてインパクトに向けては 2020年の 8月から続けている「魚突きドリル」の動きを念頭にスイングしています。

スイング動画の3334 と比べますと、スイング中の注意事項の項目数がだいぶ減ったと思います。(笑)
やっぱりスイング中の注意事項は 1つくらいにして「Nice and Smooth」のリズムのストロークを心掛けたいものです。



12/08/2021

3x4 System (スリーバイフォー・システム) 改訂版 (…いやむしろ 2x4かも。) 

 大好きな Dos Lagos GC でのラウンド、 この日は何ホールか霧に包まれました。



これは7番ホールの2打目地点です。フェアウエー左サイド。
ほとんどなんにも見えません。(笑)
右側が斜めの土手で、左側は逆に左へ切り落ちててアウトっぽい?っていうのはこの写真からでもうかがえるかもな、と思います。

向こう側に太陽が射していますが、霧で阻まれていて全然まぶしくありません。

すぐ後ろに150yの杭がありますので、多分キャリーで140yぐらいでよいかな。
グリーンは少し下がった位置にあって、左手前に深いバンカー、右側は斜面になっていて左へ転がりますが少し距離が長いと後方のバンカーにつかまってしまいます。狙いは右手前ですね。その右手前がどの方向か?っていうのが問題ですが。(笑) 

私はこのコースは熟知している方ですので、先に見える4本の轍あとの左から2本目のちょい右方向、って”あたり”を付けまして打っていきました。
良い方向に打てて、グリーン右手前のエッジに運べました。
ピンの位置は歩きラウンドだったこともあって確認しなかったのですが、右寄りの真ん中でした。(乗用カートなら、前の組が終わってるかどうかも含めてシューっと見に行ってシューっと戻ってきて打てますけどね。)

こういう経験も、悪くないと思います。(^^)


---


さて今回は、以前から何度か繰り返しアップして改良してきておりました、3x4システムのアップデートです。

最終が一昨年の 1月のこちらの記事です。


   * 余談ですが、この内容は読み返して咀嚼するに値する有用な内容です。

この時の表では、トータルの距離で書いていましたが、今回はキャリーの距離に重点をおいて改変しました。

トータルの距離のイメージは、平らなライから平らな普通の硬さのグリーンに打って行った時のキャリーと転がり、がベースでした。シミュレータなどで打って出てくる数字をもとにして作りましたので。


今回の改訂版は、こちらの表になります。

3 x 4 システム

変更点としては、以前 7時半としていました打ち方が安定しなかったので、別の打ち方にしました。便宜上、1/2 (ハーフショット)としてあります。厳密にはハーフショットではなくチップショットの最大値です。このため、この部分だけ数値が少々変わっています。


そして今回の焦点は、キャリーの飛距離で把握をしてプレーにつなげようという点です。
カッコ内が、平地を想定した目安のトータル距離です。(過去のデータに合致します。)

もう一つは、 1/1 (フルショット)の列をシェードにしてありますが、ウエッジのフルショットはラウンド中に余程の状況でない限りほぼほぼ使わなくなりました。例えば AWでフルショットを打つ代わりに 9番アイアンで 3/4ショットを打った方が方向性も距離のバラツキも格段に良い結果が出るからです。

池越えやバンカー越えでも同様です。 こちらからはギリギリに見えても、越えてからピンまで少なくとも 10yくらいはあるのが普通です。ウエッジで必死にスピンかけなくても全然大丈夫。
キャリーの距離をきっちり抑えておけば、ハザードに捕まらないように打てます。(^^)


1/2 ショットの距離の変更以外にも、使っているウエッジが全部 Edelに変わりました。


表には記入しておりませんが、9番アイアン、8番、7番、6番アイアンの 3/4 (スリークォーター)ショットの距離も把握していますので、同じ打ち方で応用できます。
120y以内のかなりのバリエーションの距離をフィーリングを使うことなくシステムを使った対処でカバーをすることができます。

例えばレンジファインダーでピンまで計測したら62y、グリーン面はここより少し高く持ち上がっていて軽い受けグリーンの真ん中奥目にカップが切られていて、グリーンは水が撒かれていてそこそこボールは止まりそう、なんていう状況で、ボールのライも良かったりすると、「お、AWの 3/4ショットでぴったり行けそうじゃん?!」っていう感じで適用して使います。

これだけいろいろな距離がある程度安定して、計算してカバーできると「100y残そう」とかは全く考えなくて良くなります。

実をいうと、今年スコアが格段に良くなって好調を維持している要因の一番大きな理由が、この 3x4システムの ”キャリー” に重点を置いた適用方法への変更だったりします。


このごろの練習は、もっぱらこの 3種類のストロークを繰り返して、距離と弾道、スピン量が一定してくれるように良いリズムを確認し安定させること、を心掛けています。


この動画でやっていますように、それぞれ少し違うセットアップを丁寧にやって毎回のルーティンとリチュアルを整えることで、同じ距離を出そうという意図での練習です。



結論的には、なんだかんだいいまして 120y以内で重要なことは「ダフリやトップを出さない」ってことで、そこをラウンドでは一番に考えています。 現実的には距離のコントロールは二の次ですね。シャンクも避けたい。

実際にはやっぱり ボールの下のライ、傾斜の影響、芝の状況が影響大です。でもこういうのは練習場では練習できないですから、毎日コースにいるわけではないアマチュアにはそこがハードルになります。


余計なことはしないに限りますね。
このところのラウンド中には、フェースも開きませんし、チョークダウンもしませんし(←傾斜対応時のみ)、技も使いません。近頃はロブショットもトライしません。 (転がしやパターは状況によって使いますが。)

打ち急がない一定したリズムといつも同じルーティンとリチュアルで、自分ができる範囲のボールコントロールにできるだけ集中する。

ただでさえ、左足下がりとか、逆目のラフとか、ハザードとか、逆光とか、強風とか、コースには事件要因が待っていますからね。(笑)


12/01/2021

パッティング・ストロークの動画 -7 (基本2010年から変わらず)

 こちらは El Prado GCのChino Creekコース の 4番ホール、178y のパー3です。


旗位置は白でグリーンの真ん中ですが若干のアゲンストでしたので、約185y見て打っていきました。
このコースはChino CreekとButterfield Stageと 2コースありまして、私はいつもこちらのChino Creekでは苦戦する傾向にあります。
けっこういつもコースが荒れているのは両コースとも共通ですが、ちょっと嫌な距離にクリークが横切っているホールがいくつかあってレイアウト的にこちらの方が難しいと思うんですよね。コースレートとスロープが、B.F. S. 71.3/124に対してC.C. 72.5/126ですから、こちらのコースの方が感覚通りに難しいってことになってますね、やっぱり。

このホールはグリーン奥のカラーに付けましてそこから3回パットしてしまいました。セカンドパットの 2歩のラインを読み違えて外しボギーにしました。

しかしながらこの日は全体的にはパッティングと寄せのチップショットが非常に調子良くて、前半後半14、11パットの合計 25パットという今季最少記録 (というかここ数年でも一番少なかったと思います) を達成しました。ウォーターハザードに2回も入れてしまったこともあり、こんなに少ないパット数でもスコアは 74でした。(^^)

それにしても、苦手なコースでこのスコアとパット数、素直に嬉しいです。


---

...ということで、このパッティングの良い状態で一度ものすごく久しぶりなパッティングストロークの動画を撮って自分で見ておこうということで練習グリーンへ行って録画してみました。


まずは後方から。


距離的には、18フィート (約5.5m) ぐらいです。
このグリーンはちょっと遅めのスティンプで 8フィートぐらいのグリーンでしたので、10歩のストロークをしています。普段の9.5フィートぐらいの速さのグリーンでしたら約23フィート(約7m)くらい転がるはずの強さのストロークです。

(私の場合は少し変則のパッティング・スタイルを実践しています。)

ボールの位置は、後方から見まして目の真下の位置にはセットしませんでボールとストロークラインは自分からやや遠くになります。ボール1個か2個分ぐらいでしょうか。

いつも 2つのボールを使って練習しますが、同じ場所から同じストロークで打ちますので、ほぼほぼ同じ位置に行くことになります。これはストロークの安定性を確認する意味でとても大切な練習方法です。
基準に使っている歩数ですと、同じストロークをリピートしやすいです。基準の距離は 2個のボールがくっ付いてキスしている状態に打てないといけません。


次に正面からの動画を。


正面から、って思ったのですが、カメラ位置がちょっとズレてましたですね。(^^;

映っていますように、ボールの位置はかなり左寄りに置いています。他のクラブと同じ「左足内側」が基本の位置です。(左脇を中心に考えているためです。)

2つ前の「デジタルパットの利点と不利点を久しぶりに再度整理」にもメリットとデメリットをいろいろと書いていますが、テークバックの大きさでスピードを制御しているので、こうするとテークバックが大きく取れて視界に入りますのでより有効なのです。

左肩からパターヘッドまでを長いパターであるかの様にイメージして左腕とパターを一体化させて、右手は振り子の動きをそーっと緩やかに押して加速を加える感じで使っています。

ボールのある自分の下方を見るのは、セットアップするときに目標方向の目印にパターヘッドを合わせるときと、ストロークの際にテークバックの大きさを視認するときだけにしています。
なるべく長い時間、カップもしくは仮想カップのターゲットの方向とそこへ達するラインをイメージして、ターゲット方向を見る時間をできるだけ取るようにしますと距離感がより一層合いやすくなることを念頭に置いてストロークしていますので、頭の「向き」は良く動いていますが頭の「位置」自体は動かないように意識していますし、下半身はなるべく微動だにしないように動かさないようにしています。

これだけボールが左にセットされていますと、何もしなくても必然的にボールに対してアッパーに入るため、順回転させやすいこともメリットだと思っています。



以前デーブ・ペルツの推奨している「生命線グリップ」に関しても記事を書いていますが、その動画も今回撮ってみました。



左のリストをロックアップして、リストワークを使えないようにするグリップの握り方なのですが、このグリップの肝を動画で実践しています。
左手首を真っすぐにしていますと、リストをパタパタと手のひらの方向に前後に自由に動かすことができます。しかし手首をグッと ↑ の動画のように小指の方向に折り曲げますと、手首がロックされて前後にはほとんど全く動かせなくなります。
で、その状態でグリップを握りますと左のリストワークは全く使えなくなるのです。
リストを使ってしまうとパンチが入って距離が上手くコントロールできなくなってしまいますので、ここは一番といっていいほどに重要です。

私の場合、34インチの長さのパターの方がしっくり握って気持ちよく構えることができるのですが、このためにわざわざ 1インチ長い 35インチのパターにして手首を小指側に目一杯折った形で手首をロックしているのです。
しっくり握って手首を使わないようにすることも可能ではありますが、トライアルを重ねた結果、しっくりこない物理的にロックされたセットアップの方が結果が良かったので、この形を10年以上も継続して実践しています。

左目の真下にボールが来ないデメリットに対応するため、その位置からのパターヘッドの見え方に慣れてしまうという方法をとりました。それもあって、今ではこのデールヘッド形状のピンアンサー型のパターでないと構えにくい、ということになっています。ですからエースパターは変えられません。


そしてここの動画には撮っていませんが、2歩以内のショートパットをストロークする際にも実は、私にとって大きなメリットがあります。そもそも右からボールを覗き込む形で構えていますので、ボールとカップが両方とも同時に視界に入ります。見えているわけですから、パッティング・ストローク時にヘッドアップをする理由がありません。カップを耳で聞く必要がないのです。

ショートパットの安定性において、これは思いの外、意外なくらい良い効果が得られているという実感があります。もちろんショートパットを外すことはありますけれど、ほぼ間違いなくラインまたはスピードの読み違い、つまりはグリーンの読みの間違いの問題であって、引っかけやプッシュで外すっていうことは、まず滅多に起きません。

いつも一緒にプレーする友達たちから、なんでショートパットが良く入るのか聞かれるのですが、「ボールとカップが同時に視界に入っているから」で間違いないと思います。
(競技ゴルフにでてプレーしていないから、っていう理由も大いにあるだろうと思っていますが。)



11/27/2021

ゴルフスイング -35 Titleist DCIアイアン(25年前のクラブ)の 2番アイアン他

 こちらは Hidden Valley GC の7番ホール、パー5、455y のティーから撮った写真です。



この写真で見ても「どこ打つの、これ?」って言う感じですが、写真正面の目の前の谷を超えた山の上の真ん中の方へ向けてドライバーを打っていきます。

左サイドに見えるカート道のすこし右くらいが狙い目です。
上方の緑色に見える部分に行けばOKですが、距離が出ずに手前の方ですと左足上がりがきつい上に、そこから急激に左ドッグレッグしてさらに登っていきますので、セカンドショットがブラインドになって左側のブッシュ超えになってとても難しくなってしまいます。

ドライバーの距離が出せれば良いのですが、中央より右寄りで距離が出ますと向こう側の裏側のブッシュに落ちていってしまいますので、右サイドは禁物で見える範囲に打っておかないと危ないです。

非常に難しいティーショットです。
谷越えで打ち上げていてセットアップも狂ってしまいやすいですし。

ホール全体としても、2打目は70°近く左方向へドッグレッグ、さらに登っていって3打目もかなりの傾斜の登りのショットになりますので、難しいです。
距離表示はティーからグリーンの直線距離で 455yってなっていますが、深い角度でドッグレッグしていますし、3打とも上りっぱなしですし、530yくらいある感覚です。私の飛距離では 2打で届く余地は全くありません。
この日は 3打とも上手く打てて2パット、1パット目もすごく惜しかったのですが、万々歳のハッピー・パーが取れました。


---

今回のスイング動画は 2番アイアンその他、25年前のクラブを引っ張り出して打つ機会がありまして、その動画です。

ブログの一番最初の記事から写真を持ってきました。タイトリストのDCIです。
後に(若干違うタイプが出て) DCI-Bと呼ばれたりしていますが、95年にPGAツアーで使用率No. 1 だったモデルのアイアンです。(もちろんプロ用のじゃなくて市販品。)
96年から約11年間使っていました。 こんなやつ。



2012年に鎌倉パブリックをラウンドしたときに使って以来ぶりでした。
グリップが柔らかいまま全然使える状態でした。ラムキンのツアーラップだったかと思います。あの頃のグリップ素材って優秀でしたねー。ロイヤルグリップもいつまでも大丈夫でしたし。


練習としては、前回の「ゴルフスイング -34 Insideに引いているテークバックを少しずつ修正」に引き続きテークバックを真っ直ぐ引こうという意識でボールを打ちました。


10年ぶりで、2-3発大サソリフックを打ったあと...(笑)
アイアンの性能、そんなに変わってないんじゃ?って感じもしますね。
今使っているクラブより多少シャフトが重かったりとかしますが 2番アイアンがまぁまぁ普通に打てますので許容性もありますし、ボールの高さもこんなものかなと思います。
なにより自分が使っていたクラブセットですしね。


で、ボールの高さを確認する意味でも、また当時多用していましたので低いティーアップからも打ってみました。(さっきのはマット置きで打っています。)


ボールの高さはほぼ同じくらいでした。
気分的には随分楽に感じます。ティーアップしているので振り抜きやすい気持ち。
以前はティーショットでよく使っていたんですよねー。25-15年前。

最新の性能の良い、中空とかの 2番アイアンとか探しちゃおうかなー、ってちょっとだけ思いました。(笑)


ドライバーは、CallawayのBig Bertha Fusionの FT-3、9.5度のドローバイアスです。
三菱ディアマナの赤マナ 70S、44 1/2インチでしたでしょうか。 


この写真は、別のアルディラNVが挿さっているドライバーです。
赤マナはどうやらブログ初期に写真をアップしたことがなかった模様です。
当時は赤マナと青マナを持ってまして、青マナをメインで打っていました。
あの頃はよく飛んでたなー。(当社比較っていうか、自分比ですが。)
スペックもハード目ですね。8.5度も持ってますし。

こちらがドライバーの動画です。


ちょっと打つくらいならそんなに重く感じませんでした。70Sですけど44 1/2インチで、今のドライバーと比べると短い、っていうのが大きいかもしれません。
コンポジット音のする打球音の静かなドライバーですけれど、打った感じは今となっては固く感じました。気に入って、同じヘッドを 4つも持っていたクラブでした。(当時カチャカチャがなかった、っていうのはやはり大きな理由です。バックアップだけなら2本でいいですから。)

今のドライバーがスイートスポットも広くボールの捕まりが良いのかもしれません。
ドライバーに関しては、DCIアイアンよりも 10年ぐらい新しいはずなのですが、今のクラブとは許容性が大きく違うように感じました。
近頃のドライバーは技術が進んで数段やさしく作られていることを実感します。

このスイングに関しては、インサイドに引くことなく、比較的真っ直ぐにテークバック出来ていたかなと思います。
この調子で少しずつ修正していって定着していけたらと思っています。



それと、友達のPING芸人さんのブログ、ゴルフ自問自答2 の記事にあったアプローチの打ち方を練習しました。

記事はこちらですのでご参考ください。 --> 『卓球のイメージのアプローチ


約30yのキャリーのイメージで3発打っています。
ちょっと分かりにくいかと思いますけど、「ボールの下を切ってバックスピンを掛けるようなイメージ」というのを私なりの解釈で実践したモーションで打っています。
普段のチッピングよりもボールを下に下げるように意識しているのですけれども、ボールは逆に普段よりも少し高く上がっていきます。バンスが利くからだろうかと思います。


ちなみに打っているウエッジは、クリーブラントのツアーアクション、Reg.588でロフトが 57°の、これも95年にPGA使用率No.1だったウエッジです。今では殆ど見ない57°のロフト角が印象に残ります。


このウエッジは本当に評判が良かったです。
ロジャー・クリーブランドさんは会社を売ってキャラウエイでウエッジの設計をしますが、キャラウエイのX-Tour ウエッジはこのウエッジによく似ていました。


比較対象できるように、普段のチッピングで約30y打つイメージで打った方も貼ってみます。


いずれにしてもバンスを利かせて打っていますので、違いが微妙すぎるかもしれません。
ただ出球は普段の方が若干低いです。この動画はけっこう上がって見えますが、57°なのと硬めのマットにバンスが跳ねているからかなと思います。
とにかくテンポよく、安定した動きを保って、大きなダフリやトップが起きないようにすることがいちばん大切だと思って練習しています。
体の重心が左右に振れないことが注意している点です。


最後に 4番アイアンを打った動画です。


かつて 4番アイアンが一番好きだったのですが、今ではバッグに入ってすらいません。
さすがに 2番アイアンよりずっと打ちやすく感じますね。


自分の懐かしいクラブで良い練習が出来たなと思いました。(^^)



11/01/2021

デジタルパットの利点と不利点を久しぶりに再度整理。

こちらは Dos Lagos GC の 1番ホール384yのパー4です。



久しぶりに入ってしまいましたよ、パー4の 2打目。
ここのティーショットは左が崖、右が池で、どちらかに逃げるわけにもいかず、朝一の体がまだ暖まっていない状態だとドライバー打つのが難しいのですが、フェアウエーセンターの目標に向かって軽い登りで打っていきます。
2打目は実はブラインドになっていて、グリーン手前がグッと下って行って2打目は左側はすぐ崖ですが右サイドが安全です。遠くに見える細いサイプレスの木のちょっと右がエイムポイントになります。

2打目は160yちょい残っていまして、軽いアゲンスト、ハイブリッドの5番で打って行ったのですがとても感触が良かったんです。すぐ横にいた友達にも、「That one felt good.」なんて調子こいていたんです。
グリーンに行ってみたらボールがなくて、グリーン奥のラフを探していたら友達が、「カップに入ってるぞ。」って。

なんかね、またホールインワンもできるんじゃないか?って気がしてきました。(笑)
数打ちゃ当たる方式で頑張っていきたいと思います。(笑)


---


さて、久しぶりにパッティング・カテゴリーの記事です。
そもそもパッティングのために始めたブログでした。(^^)


このあいだのポストで、ずーっと変えていないエースパターについて取り上げましたが、

Trusty Shiny



このところ、とても調子も良いので、パッティングについて思うところを自分のためにメモしておこうという主旨です。


まず、私のデジタルパットは一般的なパッティングと比較しますと変則です。
  1.  ボールは左足かかとの内側にセット
  2.  テークバックの大きさでストロークのスピードをコントロール
  3.  左肩からパターヘッドまでを 1本のイメージで使う
  4.  基準のストロークは、9.5フィートのグリーンで 7歩転がる
  5.  1, 2, 3, ...7, 8歩、10, 12, 14, ...18歩、21歩までは振り子運動、21歩以上は膝も使うストローク
という構成になっています。
こちらの、「デジタルパットのおさらいと確認事項 (特に16フィート以下)」という記事に、基準について詳しく細かくメモしてあります。

パットの距離とテークバックの相関図

画像をクリックで拡大します。


このデジタルパッティングに関する基本的な考え方としてはこちらの「パット数減にとても効率的なパット練習」という記事に、A. B. C. D.の 4項目に分けて詳しくメモしてあります。

A. スピード >>>> ライン
B. オプティマム・スピード
C. パター・フェースのセット >>>> ストロークの正確性
D. 「subconscious」 v.s. 「conscious」


このデジタルパットの利点としましては、
  1.  ストロークのスピードに基準があるため、グリーンの速さ・遅さにアジャストしやすい 
  2.  スピードを決めて打つので(フィーリングをほぼ使わない)、上り・下りにアジャストが容易
  3.  練習量が少なくても距離感を掴め、そして距離感の維持ができる
  4.  セットアップが左のため必然的にアッパーにストロークされ、転がりが良い
  5.  ショートパットはカップとボールが同時に視界に入る(のでヘッドアップしない)
  6.  ボールが左にある分テークバック幅が大きくとりやすい
  7.  リストを全く使わないので、ロックしてストロークすることが容易
などの点が挙げられます。


デジタルパットの不利点としましては、
  1.  ボールが左目の真下にないため、カップに真っ直ぐセットアップするには慣れが必要 (見え方が違うので)
  2.  グリーン面がスムーズでなく凸凹しているとダフる可能性もある (最下点がボールより前)
  3.  デジタル処理のため、ものすごく微妙なタッチは出にくい
  4.  グリーンのエッジ、カラーのエッジなどでボールの後ろに芝が長いケースではとても打ちにくい
  5.  21歩以上の長いラグパットには別口の練習が必要 (あまり発生しませんが)
などの点が経験的に挙げられます。


ProとCon、両方を比べてみますと、練習量の多くとれない私には利点が不利点を大きく凌駕するので、このパッティング方式を採用して実践しています。

私が実践しているデジタルパットは 1歩から 21歩まで細かく方法が作られていますが、実は基準の基準になる(私の場合は) 7歩のストロークを作るだけでも、パッティングの距離感を作るには非常に役に立ちます。

適当にスタンス幅内側くらいのストロークで、毎回同じ距離が転がせる心地よいストロークを行いますと、9~9.5フィートぐらいの普通のスピードのグリーンですと、誰でもみんなだいたい 8歩ぐらい転がります。
この 8歩を基準のストロークにして、毎回同じスピードで打てるようにさえ繰り返し練習しておけば、ラウンドで多く発生する 8歩前後ぐらいのパットがテキメンに簡単にカップに寄るようになります。
それで、人間の脳の感覚というのは優秀に出来ていまして、半分の 4歩とか、倍の 16歩とかは、あまり練習しなくても自然に打ててしまいます。4歩がだいたいワンピン半、ぐらいになりますね。
距離感で苦労しているゴルファーでしたら、「16歩がだいたい寄る」ってなったらそれも結構大きいんじゃないかと思います。
これは、私のデジタルパットうんぬん以前にお勧めです。普通のご自分のパターの打ち方で。


また、実は 3パットの撲滅にはパッティング方法が重要なのではなく、グリーンの読みがもっと重要なファクターになってきます。
傾斜の読みと感じ方、芝目の読み、グリーンではなくホール全体の傾きの感じ方と計算への参入、っていうのが、ファーストパットの後に距離を残さないカギになりますし、もっというとショートパットに付いてもこの辺が正確に読めているかどうか。
ショートパットを外した時に、「引っかけた」とか「押し出した」とか思うゴルファーが多いのですが、実はラインとスピードが読めていなかったケースの方が多いと思います。
(私自身も、この辺りの読み、見極めがまだまだなんですよね。でも、引っかけたかどうかは自分で分かりますし、感じます。思ったところにストロークできているのに外れちゃうんですよ。)


私のデジタルパットで最も利点だと感じていることは、いろいろなコースをラウンドしたい私にとって、グリーンのスピードにすぐにアジャストしやすいところです。

練習グリーンで、なるべく平らなところを探して、基準の 7歩のストロークをして何歩転がるかを試します。
行きと帰りを往復すれば、多少の下りと登りの平均で相殺できます。
そして、このグリーンは 7歩のストロークで 9歩転がる速いグリーンだな、とか、6歩しか転がらない重めのグリーンだな、とグリーンスピードのチェックをして、その分を換算してアジャストするだけで距離を合わせることができるんです。
我々アマチュアとしてはものすごく速い、スティンプメーターで 11.5とか12フィートのグリーンへ行っても、換算して歩測して 16歩あるところを 12歩のストロークで、とか計算したとおりに打つだけですので、グリーンの速さに慣れる必要がありません。換算さえキチンと合うように計算できれば良いですので。

むしろグリーンが速い方が、相対的に使うストロークが小さくて済みますので、実はコントロールがしやすいんです。
デジタル処理したストロークですが、やはり大きく振る方がコントロールしにくいんです。ですので私は普段から、長めの距離が残っているパットに関しては下りのパットの方が登りのパットより気楽だったりします。距離がコントロールして合わせやすいんです。傾斜の読みがちゃんとできていれば、の前提ではありますが。

初めて行ったコースで、グリーンのスピードがピタッと合う、っていうのはとても大きい利点だと思っています。


グリーンの読み方に関しましては、こちらの記事「パット・エイミング教本」に解説されています方法がとても有効です。Aim Pointも、完全に市民権というか大勢のゴルファーに使われていますよね。


10/21/2021

ゴルフスイング -34 Insideに引いているテークバックを少しずつ修正

これなんですけどね、Green River GC の 2番ホールのパー3をグリーンからティー方向に撮った写真です。



生涯で 2度目のホールインワンか?!って思いました。惜しい!
2番ホールの青ティーからはこの日 187yで、ほんの軽いアゲンストでした。

カップから 5-6cmのところにに写ってるボールが私が打ったボールなんですが、ティーから見ていて、グリーンのカップ手前に落ちたボールがゆっくりやや右から左に転がっていって、カップ (というかピンの根元) のところでクルッとなって動いたのが見えました
カップの左サイドでリップアウトした模様でした。
止まった距離から言っても、本当に惜しかったっぽいなぁ。
またチャンス来ますでしょうか??

1回目のホールインワンの時の記事は、こちら。--> 「ブレイマーの8番ホールでのホールインワン
...もう 10年以上前かー。


---


さて気を取り直して。

今回のスイングの動画も単にスイング改良中の経過を撮ったもので、良くなったところと、まだ全然改良されずに手付かずになっているところと、とりあえずの現状把握が目的です。

前回の「ゴルフスイング -33 トレビューシェのイメージ 」の記事に書いた内容を追随しています。
  1. スタンスを狭目にして、ハンドアップした状態でなるべく構えを高くセットアップする。
  2. テークバックの始動でインサイドに引きすぎる癖を修正してできるだけ真っ直ぐにあげる。
  3. フルスイングでも腕が 10時半ぐらいまでで十分なのでできればそこから切り返す。
  4. 打ち出す目標に対して 10-15yくらい先にスパットを見つけ、そこに対してセットアップしてそのままスパットを通すイメージでストロークする。
  5. 右足太ももの内側に力を溜めて、右に逃げないようにする。
  6. 切り返しの前に左に突っ込む悪い癖が軽減されるように修正する。
繰り返しになりますが、上記が外目には見えにくい自分の中での変更点です。


今回は 、8番アイアンから。


だいぶん改善してきて、インサイドに引かなくなって来てるように思います。
他にいろいろ直したい部分はあるのですが (そもそも構えた時点で体重を真ん中に、ということはもうほんの少し右に乗って構えた方が、とか、もう少し腰を切った位置でインパクトを迎えたい、とか、ホントにいろいろと。)、今の段階ではとりあえずインサイドにテークバックを引かないように。が第1目標です。


キャプチャー画像ですが、クラブシャフトが地面と平行の時に、ちょうどマットの上に影が映ってましてマットの後ろ側の淵と平行ぐらいになっているので、まぁまぁ改善してきてるんじゃないかと思います。
(本人は目一杯外に上げている脳内イメージですが、全然外には上がってませんですね。(^^;)



次は、大好きな 5番ユーティリティー 24°ロフトです。



このキャプチャ画像も同様です。
クラブシャフトの影がちょうどマットの後ろの淵に沿っています。
フェース面は垂直より少しシャット目に。
これをシャドースイングじゃなくて、ボールを真剣に打っている中で修正していくのはなかなか大変で、しかも確認は練習のあとからの確認ってことで、繰り返しの練習が必要になってきますね。
こういうの、レッスン受けると見てもらえてその場で直してもらえて、効率よく練習できるのでしょうね。

ただまぁ自分でやる場合は、自分のその日のテーマだけに注力して好きなようにできるっていうのはあるかも知れません。



さてドライバーが一番私にとっては難しいのですが...



iPhone のビデオ録画のフレームのタイミングですので若干ずつ静止画のタイミングが違っちゃうのですが、まぁ大体で。
トップで左に突っ込む悪癖もかなり軽減しています。(あくまでもそこはまったく意識していないので、というか私は意識しても思うように動ける運動神経ではないので、副作用的な効能でありがたいことです。)

トップでの収まりも、自分的にはこのくらいで良いかな、と思いますし、このテークバックでとにかくしばらくは頑張ってみて、その後に他の直したい部分に着手していきたいと思っています。


それと、どのクラブでも、いったん従来通り的な感じで構えた後に、少し高くハンドアップに構える修正を入れていますが、スイング開始のトリガーにちょうど良いし、毎回意識して高く構えるという意味でも、このままのリチュアルでスイングしていこうと思います。

(ルーティンとリチュアルの違いについてはリンク先をご参考に。)


(実はこの動画を撮った後にまたアドバイス受けまして、さらに少し修正をしようとしています。)



一番最後に、ウエッジ・ショットの動画です。


毎回同じですが、3つの距離を打ち分けるようにしています。
これは 58°のウエッジですので、キャリーが 26y、44y、と 60y、がターゲットです。

それぞれセットアップも別で (力加減による)距離感は使わないように、3つの打ち方と結果としての振り幅で、3通りの距離を作っています。
という訳で、この同じスイングを別のウエッジやショートアイアンに適用すれば、各クラブでそれぞれ 3種類の距離を打ち分けることができます。

器用さや運藤神経、距離感が要らない、私にとってはとても便利な距離の打ち分けの方法です。


余談ですが、キャリーで 26y未満の距離の寄せを打つ時には、私はラグパットの感覚を導入して「グリーン上での転がり具合」をグリーン上の状況や今ボールがいるライの状況分析から想像して、できるだけ具体的なイメージを作り、そのイメージをベースにしてチッピング・ストロークをするようにしています。

今のところ、一番ミス発生率が少なくて適応できる範囲が広いので、1種類の打ち方で、バンカー越えも、打ち上げも、平坦な寄せも、下りも登りも、全部賄うようにしてラウンドしています。
もう少しグリーン周りのショットの種類の引き出しが多いと良いのですが、全部の打ち方に距離感を磨くのは少ない練習量では到底時間が足りませんので、当面はこれで行くつもりです。
Edelのウエッジを導入して以降、ウエッジのフェースを開いて打つことすら全くやっていません。できる限りオートマチックな打ち方で対処をして、安定したラウンドをすることを目指しています。

まずはこのシンプルな態勢で行けるところまで。



10/08/2021

Scotty Cameronの Newportにサイトライン(というより打点の目印)をヒール側にずらして入れる。

こちらの写真は Green River GC の13番ホール、167yのパー3の、グリーンからティー方向を振り返って撮ったスナップです。
この日は後ろの山々の上の方が雲・霧に包まれていました。 軽飛行機避けの丸いブイが付いた送電線が山の上の方へ向けて走っています。
ものすごい急坂の打ち上げですので、167yですが 平地で185-190y打つクラブを使うことになります。(^^) 



ちょっと大きいかなーと思ったショットでしたが、カップ脇にピッチマークが付いていて4フィートぐらいで止まってくれた様でした。
このバーディパットは読みが少し足りなくて谷側にわずかに外しました。


---


本ブログでは、ありとあらゆるテクノロジーのパターに付いて記事にしたり実際にトライして実験したりはしておりますが、実際に自分が使うパターとなりますと、これが2001年に米国に来て以降実質ほとんど変わっておりませんで、ずーっとピン・アンサー型のパターです。


2008年に KERSTEN CO.の 1966年製の PING ANSERに買い替えましたが、その前までが普通の古い PING ANSER。 (←記事中にありますが、シャフトが曲がってしまっていました。)
ANSER 2ではなくて、ANSER。

画像をクリックで拡大します。

デジタルパットに取り組み始めて以降 このデールヘッドの PING ANSERでプレーしてきましたが、1966年製はあまりにもビンテージものになりまして、価格価値も$800以上に上がってしまったのに加えて一度コースでカートから飛び出してしまって無くしかけた事件をきっかけに、2016年に同じデールヘッドタイプのある意味レプリカであるスコッティ・キャメロンのニューポートに買い替えるにいたります。

このパターは、本当に良いパターだと思います。
パターヘッドのお尻のところのデールヘッド形状が、キャメロンのニューポートにも忠実に継承されています。

以前愛用していたロイヤルグリップが手に入らなくなりグリップ選びが難航していたこともありまして、ほぼ同じパターを色違いで 2本立て続けに買いました。


(両方とも未使用の中古品を$250程度で入手しました。それぞれ2014年、2012年に出ている古いモデルです。)

こちらも、Newport 2ではなくて、Newport。
どちらもソールの錘をオリジナルより重くして調整してありまして、グリップエンド内部には100gのカウンターウエイトを挿入してあります。まったく同じになるようにチューンナップを施してあります。

同じ状態で 2本のパターを用意して、Silverの方にグリップをいくつか試した中で、ラムキン Deep Etched パター・グリップを大いに気に入りまして、現在にいたります。
Silverの方をメインのエースパターとして使用しておりまして、Blackの方はバックアップのパターになっている格好です。


さて、ようやく題記の件ですが、こちらの記事 ↓ に、「パターの芯」のことを考察しております。


リンク先のページの下の方にあります動画を参照いただきたいのですが、芯で打った時と、わずか 3mmほどトゥ寄りにズレた時とで、パターヘッドの挙動はものすごく違います。


そしてPING ANSERにも、Cameronの Newportにも、サイトラインが入っていません。
(最新モデルの Newportにはサイトラインが入っている模様です。)

あまりヘッドに線が入っているのは好きではありませんので(好みの問題)、ANSERもNewportも 2じゃない方が好きなのですが、打点をしっかり意識するためにトップブレードに印を入れることにしてみました。


あまり目立ちませんが、実際のパッティングストロークをするには十分に視認できます。


この写真の ニューポート Black Mist Finish の位置にボールを置いてセットアップした時の見え方でカップというか打ち出す目標に向かって構える見え方に慣れ親しんでしまっていまして、他のパターですといまいちどこにエイミングしているか見失って合わせにくい感じがしてしまいます。

そういうわけで色んなテクノロジーのパターには興味がありますが、実際に使うとなると「パターはまったく変えてない」ってことになってしまうんです。それはさておき。


もうちょっとクローズアップして近くで見た写真を。


(これ、Trusty Shinyって名前で呼んでます。コース上で口にすることはありませんが。(笑))


黒の方も。


(こっちは Trusty Blackyと呼ぶべきですけど、バックアップのパターなのでとりあえずJetblackyです。)
実はこちらを先に購入していましたしこちらの色が好きなのですが、Silverの方をグリップをDeep Etched にして使い込んでいたらとても良かったのであちらがエースになってしまいました。



そして察しの良い方はもうお気付きかと思います。

さきほどの『パターの芯についての再考察とサイトラインの調整』という記事を読んでいただいた方は意味を理解いただけると思いますが、サイトラインの位置はこのような位置に入れました。




パターを吊り下げて割り出した、シャフト軸周り方向の重心の線は、パターフェースの中央よりもわずかにヒール側にズレています。わずか 1mm弱程度ですが。

これは PINGの Kerstenさんもおっしゃっていまして、PING ANSERは若干ヒール寄りで打って使うと良いですよ、と。

そして私はサイトラインをその重心位置、パターの芯の鉛直線上よりもさらにあと約 1mm程度、ヒール側に印しました。
バックフェース・センターの円の中心からで、約 2mm ヒール寄りの位置です。

パターの芯についての再考察とサイトラインの調整』の記事の動画で、パターの芯から 3mm程度トゥ寄りで打つとパターヘッドの反応はブレブレになるが、ヒール寄り方向は 8mm程度までずれてもそんなに影響が出ないんです。2mmヒール寄りまでは、完全に影響なく芯で打った状態の反応をします。

ですから、この位置に印をしておいて、ボールの中心をこの位置に合わせてストロークすれば、安定したボールの転がりが期待できます。

実際にこの位置に印を入れてからこのところの 5ラウンドはパッティング・ストロークがとても良い感じに狙ったところへラインを出せている感じがしています。
データに出てくるには、もうちょっと数をこなして体調とかそういうこちら側の要因を無視できるだけの数値が必要だと思いますが、あるいは数字に出ないかもしれません。同じパターに印入れただけですしね。
ただ、本人的にはスピードの感覚、距離のコントロールが思うように出てくれていると感じますし、左右へのブレもあまり出ていないと感じます。

データに出てくるぐらい上手く行ってくれると良いのですが! 



10/03/2021

ゴルフスイング -33 トレビューシェのイメージ

こちらは Lakewood CC (CA)の 11番ホールのグリーンから夕暮れ時に撮った写真です。



夕日と雲の具合がすごく綺麗だったのが、写真に上手く撮ることができました
赤く写っている太陽は沈む寸前の高さになってますね。時間的にはここから 40分ほどで暗くなってプレーできなくなってしまいますが、半額以下で13-14ホールをラウンドできるのは良いシステムだと思います。


---


タイトルのナンバーリングは雰囲気です。正確に数えるのが難しくなっていますので。

今回のスイングの動画は単にスイング改良中の経過を撮ったもので、特に何かを意図していませんけれども、良くなったところと、まだ全然改良されずに手付かずになっているところと、とりあえずの現状把握が目的です。

実践しているのは「飛距離の把握はキャリーで (バンカー越えなど) & 「ボーリング打法」」の記事に書いたときに加えた改良です。

  1. スタンスを狭目にして、ハンドアップした状態でなるべく構えを高くセットアップする。
  2. テークバックの始動でインサイドに引きすぎる癖を修正してできるだけ真っ直ぐにあげる。
  3. フルスイングでも腕が 10時半ぐらいまでで十分なのでそこから切り返す。
  4. 打ち出す目標に対して 10-15yくらい先にスパットを見つけ、そこに対してセットアップしてそのままスパットを通すイメージでストロークする。
  5. 右足太ももの内側に力を溜めて、右に逃げないようにする。
  6. 切り返しの前に左に突っ込む悪い癖が軽減されるように修正する。
以上が外目には見えにくいですが自分の中での変更点です。


満席なのでちょっと斜めにはなってしまいますが、正面からのアングルを撮ろうとしてみました。この角度の動画って練習場でもコースでも撮りにくいですよね。

こちらは 、5番アイアンです。


少し斜め後方(の前の打席の人の少し向こう)にスマホをセットして、足元には練習用のロッドを置いて右コーナーに向けてエイミングしている格好です。それでも角度的には正面よりも少し右の方(後方)から撮っている角度です。 

今までと比べるとだいぶスタンス幅も狭めてハンドダウンしないように気を付けて構えています。もっとやっても良さそうかなー。

こうやって動画撮りますと、いまだに「こんな打ち方してたのかー!?」って思いますね。


同じ 5番アイアンで後方から撮ったものが、こちらです。


弾道線を入れました。
同時に撮ってはおりませんで別々に 1台のスマホで撮りましたので、こちらの後ろからのアングルでは右コーナーは狙っていません。大体飛んでいる方向のちょっと右、ボールの打ち出し方向ぐらいの方向を向いています。(ナイスショットをすると若干左にズレて着弾するのは今までとずっと同じです。なんでか分かっていないのですが。)

5番アイアンを、まるで 9番アイアンくらいのショートアイアンを打っているかのようなイメージのスイングで打てているところは良くなっているかな、と思いました。

以前から比べると、だいぶオーバースイングも減ってきましたしシャフトクロスも軽減しまして、ショットの安定にはつながってきています。
もう少し飛距離を出すためにはハンドファーストで打っていける必要があると思いますが、そこはとりあえずいまのところ次のステップにしておきます。
ラウンド自体は調子が良いですし、安定性が改善してきたところですので。


スイング始動の時点から今までの自分の動きと違いますので、かなり振りにくいっていうぐらい振りにくい感じがしますのですが、打ったボールはそれまでよりも良い感じで出てくれますし、方向性も良くなってきましたし、安定性も増すように感じます。


本当にまだまだ直したいところも多いスイングですが、少しずつ根気よくやっていきたいと思います。



せっかくなので録画した別のクラブで打っている動画も、「続きを読む>>」の方へアップロードしておこうと思います。


9/25/2021

Chip shotのバリエーション

我々みんな大好きな The Golf Club at Glen Ivy のシグニチャー・ホール、18番ホールの雄大な打ち降ろしのティーです。


ここのティーショットは本当に楽しいです。
唯一、私でも 300yショットが放てる貴重なホールです。200フィートの打ち降ろし。(もっと高く感じます。)
434yですが、グリーンまで100y-130yぐらいのところまで行ってくれます。(^^) 

この友達のドライブ、素晴らしい当たりでした。彼はつい2週間前に同じコースの14番、青ティーから 215yで池越えのタフなパー3でホールインワンをしました。実に良いショットでしたよー! 
いつも笑いあいながら楽しいゴルフをやっている仲間で、本当に貴重な時間が過ごせる
良い友達がいて幸せです。

私はもっと左の方に曲がっていくドライバーを打って、2打目はラフからでしたがピンまで6歩の位置につけてパーでした。


---


さて、題記の件は、こちらの記事 ↓ を参考に、実際にやってみたらとても感触が良かったので記録しておこうという目論見です。


お友達のPING芸人さんのブログ記事です。
「卓球のカットのようにラケット面(フェース面)を上に向けて ラケットを上から下に切るようにしてボールを水平より上に バックスピンを掛けて打つ感覚でアプローチする。」 
っていう感覚を書かれていまして。

私のチップショットはテークバックがインサイドに上がっていって、そのままインから降りてきてアウトサイドに出ていく感じになっていまして (本人は上げて下しているだけのイメージなのですが)、もう少しアウトサイドに上げていった方が良いらしい?と自分の録画を見ながら思っていたところでしたので、このイメージは良いんじゃないのかな?と思いまして試してみたのです。

(私は運動神経がそんなに良い方ではありませんので、インに上げるとかアウトに上げるとか、ビデオで見て修正しようとしても体のコーディネーションが上手く行きません。山本道場の魚突きドリルのような全く別のアングルの脳内イメージが必要だったりします。)


さらに、PING芸人さんによりますと、
「ウエッジはボールが上に上がりヘッドは下に下がるというイメージを強く持つことでミスが減らせそう」
...ということで、不用意なダフリやトップのミスを減らす効果がありそうな模様です。

ウエッジのヘッドが緩やかにダウンワードの動きをして、フェース面にボールが乗ってボールにバックスピンをかけて上に上げるイメージをもって、ボールの下半球にウエッジを入れていく感覚で上手く打てそうな気がしました。


ということで、そのイメージでとにかく打ってみることに。



ちょっと昨日グリーンのエアレーションして砂を入れたばかりということでグリーンが使えませんでしたので旗がありませんが、グリーン手前の刈り込まれた位置まで約16yのチップショットを。
私のビデオでの打ち方は、PING芸人さんとは違うものかもしれません。(というかおそらく違うものかと思われます。)
でもヒントをいただいて、それを自分なりに消化して吸収出来て有効活用出来たらこんなに嬉しいことはありません。

卓球のカット打ちということで、ボールをフェース面に乗せて押し(下げ)てバックスピンをかけるイメージで、リストと言いますか、むしろ肘から先をグッと使う感じで打ってみました。 でも手打ちにはならないように肩を動かして。(2球目)

ビデオを見ても分かりますが、ボールが私の普段のチップショット (1球目)よりも高く上がり、着地後のランも少ない距離で止まっています。
1球目のチップショットは、約10yキャリーしてそのあと転がってトータルで16y行っていまして、2球目の卓球イメージのショットは約12-13yキャリーしてトータルで16yぐらいの感触です。
全然ロブショットではありませんが、チップショットというよりはピッチショット的な感じの打球です。

で、私の中で「これは良いな!」と思ったことは、バックスイングの大きさが自分の中で同じサイズで打っておけば、キャリーが大きくなった分ランが減って、トータルの距離が大体同じのままで打っていけるところです。(自分では同じ大きさのバックスイング感覚ですが、動画を見ますとクラブヘッドはもっと上がっています。腕は同じ大きさのテークバックの感覚です。)
この動画では、二つのボールの転がった後の最終到着地点はほとんど同じところに行っています。

もちろんグリーンその他でファーストバウンスする地面や芝の状態でボールの挙動は違う訳ですけれども、大体こんな感じでトータルはほぼ同じ距離の感覚で使って行けそうです。

...となると、グリーン面が受けていなくて向こうに下ってダウンスロープになっているときとか、自分が下り斜面から打つ時とか、グリーンエッジからカップが近くていつもより短くボールを止めたいときとかに、有効なショットにできそうな気がします。

是非とも実践で試してみたいと思います。
PING芸人さん、ありがとうございます!



---


追記: 9/15/2022

距離のコントロールも若干難しくなりますし、安定したストロークになりにくかったため、この打ち方は一旦断念しました。
少しだけ弾道を上げて少しだけランを減らすときは、気持だけ(10°いかないぐらい)クラブフェースを開く方法の方が、私の場合は安定して使える模様です。



9/17/2021

Edel ゴルフのウエッジ3本を入手 (Edel Wedges Driver (V-Grind) Grind)

9/05/2021の日曜日のラウンド、いつもの友達たちといつもの日曜日早朝ラウンドに行ったのですが、友達の一人がホールインワンをしました。(^^)

Glen Ivy GC, 14th 215y par 3

この大きな池越えで、青ティーから 215yある難しいパー3 です。
写真は、グリーン後方の上空からティーに向かって撮っています。

ティーから見ていて、ボールが消えたような感じしていたのですがなにしろ215y先は良く見えませんで、グリーンに行ってカップを覗くまでドキドキでした。

本人は、グリーンに着いてからなぜか tip toes (つま先歩き)でカップに近付き(笑)、ボールを確認したあと2-3ホールの間しばらく膝がガクガクした、って言ってました。
すごいショットでした! (ちなみに私はこの日このホールはパーでした。)

グリーン脇に息子の小学校時代の先生のお母さんが住んでいる家があって、たぶん騒いでいた時にベランダにいらして挨拶したかもしれません。


---


さて、「誕生日にクラブ買ってもいいよ」ってことで、昨年は「Taylormade SIM Max-D ドライバー」を購入しました。
1年近く経ってようやくスペックが落ち着きまして、この頃は絶好調です。(^^)


ということで、今回は Edelウエッジの Driver Grind (新モデルでは V-Grind) のウエッジを、58°、54°、それと 50° と 3本購入いたしました。
いずれも旧モデルの中古品ですので、3本併せて $160程度で入手できました。(セルフ・バースデーギフト、イエーイ!)

フェースのグルーヴ溝は良い状態で残っているものがけっこうあって入手しやすいのですが、シャフトが自分に合うものを見つけるのはなかなか大変でした。
(新モデルを買えば、好きなシャフトにカスタムができますが、一本 $199もします。送料もかかりますし。)


8月にすでに購入していた、D-Grindの58°の Edelウエッジが本当にKIKUYU芝でお助けになってくれています。


こちらのウエッジが、いかに有効かにつきましては、こちら ↓ の記事にまとめております。



こういう背景がありまして、いままで使用頻度の高かった54°もハイバウンスのウエッジを導入したいと思いました。
せっかくですので、50°も揃えてウエッジ 3本を、Edelにしました。


こちらが、54°と58° の、V-Grind ソール。



54°はバンス角が 17°、58°はバンス角が 20° のハイバンスですが、写真で見ても分かりますとおり、ハイバウンスの部分は幅が狭いです。ソールの大部分は落として削られていますので、バンスが芝に引っかかってしまうのではないか?という部分はほぼ心配する必要がありません。むしろほとんどの芝の状況で抜けが良いと思います。



溝もウエッジの中古品にしては、とても良い状態です。
むしろ私が使ってすぐに傷だらけになろうかと思います。

この 2本は、D-Grindのダブルカットのソールの 58°と同様、KBSのウエッジフレックスのシャフトが入っています。


そしてこちらが 50°のウエッジです。50°の V-Grind のバンス角は、12°です。



こちらはバンス角が 12°な分、幅も少し広くなっているようです。


こちらの 50°は、54°、58° の 2本よりもフェースが使われていた感がありますが、50°ですのでバンカーで使われることがほとんどなかったのでしょう、傷が少ないですしグルーヴの痛みもあまりありません。これが一番安くてたったの $40でした。(送料込み)



この 50°が間に入って、良い繋ぎになったと思っています。


58°のウエッジは、バンス角 25°でダブルカットソールの D-Grindと、バンス角20°の V-Grindを芝に拠って使い分けていこうと思っています。 KIKUYU芝は断然 D-Grind。

ちょっとまだ、いろいろなコースの色々な場面で使ってみないと分かりませんので、しばらくは超過クラブで持って行っていろいろ試してみて決めていきたいと思います。


9/05/2021

Descent Angle (Landing Angle) について

明け方は朝もやがかかることが多いMile Square GCの 10番ホール・ティー。
パー5のホールです。


左右にフェアウエー・バンカーがあってドライバーの落としどころが幅15yぐらいしかないのでなかなかに難しいティーショットになります。特に朝一。
もやに隠れてバンカーが見えませんねー。


---

こちらの記事にありますドライバーの測定データ表は、ゴルフショップに置いてありますForesight GC Quad Launch Monitorで計測したものです。 

ここまで細かく正確なデータは 私の持っているmevoでは出ませんので、なかなか貴重です。


この記事を書いた時にはドライバーのスペックを模索していましたので、スピン量やLaunch Angleに注目して見ていましたが、

今頃になって「あれ?」と思う分析値がありました。
それが今回の、「Descent Angle」です。なんだろう、これ?

別名 Landing Angle と呼ばれているデータです。こちらの名前でしたらイメージ湧きますね。

ドライバーの場合は、35°から40°ぐらいが良いとされています。
数字が低い方がフェアウエーに落ちてから転がる距離が長くなってくれますね。


こちらにTRACKMANが載せているPGAとLPGAのデータがあります。

PGA

TRACKMANでは、Land Angleと呼ばれているようです。
PGAの平均は 38°になっています。
Launch Angle、10.9°なんですね。 Attack Angleは -1.3°です。思っていたより低く出していって左右への散らばりをコントロールして打っているようです。

JBホームズとか Bubba Watsonは +3°から+5°のAttack Angleで打っていたと思います。


我々男性アマチュアが参考にすべきは、LPGAのデータの方かと思います。

LPGA

Descent Angleは平均で 37°になっています。
Launch Angleが 13.2°、そして Attack Angleは +3.0°です。
スピンレートが 2,611rpm。この辺が目標値になりますでしょうか。

私のデータは、Launch Angleが 16°~18°台、Descent Angleは大体 37°~43°程度になっていましてちょっと弾道が高すぎる模様です。
(今現在はドライバーのスペックが変わりまして、幸いにも少し弾道が低くなっています。だいぶ良くなってるはず。 データを取り直すのはなかなか難しいのですが。)


アイアンのデータを見ますと、PGA男子は6番アイアン以下は Descent Angleが50°を超えてくるのですね。
プロが打つとショートアイアンだと真上から落ちてくるようなイメージを持っていましたが、50°っていったら実際にはけっこう斜めに落ちてくるんですね。

ここでも参考にして目標にするのはLPGAの平均データの方でしょう。

Descent Angleは 私の持っているmevoでは測定できませんので、こちらの表をベースにして、Launch AngleとSpin Rateから推測をして使うことができますね。


一番大切なのは、ひとつ前の記事にも書きましたが 自分の「キャリーの飛距離」をきちんと把握すること、だと思います。その上でSpin RateとDescent Angleを意識しておけば、グリーン上でのボールの挙動の傾向も把握することができますね。



8/29/2021

飛距離の把握はキャリーで (バンカー越えなど) & 「ボーリング打法」

Mountain Meadows GC の13番ホール、213yのパー3 です。


このホール谷越えになっていて本当に難しいんですよね。
左から右へ斜めになっていますので、右打ちのゴルファーですと左は突き抜けて左のブッシュに突っ込んでしまいますし、右へフェードすると距離が足りなくて谷底に行きがちです。

微妙に向こうのグリーンの方が高い位置にあるように感じるのですが、ほぼレベルで同じ高さです。
この日もアゲンストの風が吹いていまして、ドライバーで打っていきました。

右のバンカーのちょい右に外して、ウエッジで上手いこと打って戻してきて 3歩のパーパットだったのですが、外れてボギーでした。


---


最近特にコースをラウンドするときに気を付けていることでして、スコアの改善にかなり貢献してくれています。


例えばアイアンでの Approach Shots (何度か書いていますが英語でのアプローチ・ショットはグリーンに乗せようとして打つショットで、日本でいうミドルの2打目、ミスった後の3打目など全般を指します。) は特に「in between clubs」感ってのはミスを誘発しやすいんですけど (いわゆる番手間の距離って言われているやつです)、それについてはブログの初期に 2回くらいポストをしていまして「in between clubs」は基本的には「ない」って考えてプレーしています。

私のアイアンの飛距離は、各番手がだいたい 10y前後の刻みですので、その半分はたったの 5y、ほんのちょっと芯を外れたりスイングのブレで 5yどころか10y以上は簡単にブレますし、もっというとカップの奥とか手前 5yに付いてくれるなら間違いなくグリーン上ってことですから、全然問題ありません。

大きい側のクラブを選んで変な風にインパクトで緩めてミスショットしたり、小さい方側のクラブを選んで変に力を入れて左へひっかけるくらいなら、5y長いか 5y短い方か決めてその距離でしっかり打った方が全然結果が良いからです。
番手を選んで、打つショットのスイング幅を 3/4とか決めたら、「in between clubs」感はもう頭から消してスムーズなインパクトを心掛けるに限ります。
そうでなくても人間は煩悩で色んなこと考えてミスしますのでね。


それで、最近 Lakewoood GCのクラブチャンピオンの Markさんに教えてもらって練習しているセットアップがあるのですが、ボールからおおよそ 15yくらい先にスパットを見つけて、そこにセットアップしてスパットに向けて打っていく方法です。
 
ピンじゃなくてスパットだけを目標にして打ちますと、選んだクラブと打ち方に集中して余計なことをしないで打てる実感があります。
もちろんピン付近のグリーンの状況などは事前に見ておいて、狙ったエイミングのスポットに持っていくための方向をもとに、スパットを決めます。
で、スイングするときにはスパットに意識を集中して打ちます。
ちょうどボーリングのボールを投げるときのように。  =>『ボーリング打法』

今までは、2-3m先にスパットを見つけてそこに構え、目標方向を前傾姿勢のまま見てエイミングをしていましたが、構えるためにこそ 2-3m先のスパットは使えますが、構える、打つ、という段階では、ピンとかの目標物ではなく約 15y先のスパットを使う方法に変えたところです。
今後の成果を見ていきたいと思います。



もうひとつ、いま心掛けて取り組んでいるのは、できるだけ余裕目のクラブを選択して、コントロールショットを多用して打っていくマネージメントです。

フルショットも以前の目一杯のショットではなくて 10時半のテークバックくらいなイメージのフルショット。 一番安定して打てるスリークォーター(3/4)・ショットもできるだけ多用します。
大き目のクラブでコントロールショットを使いますけど、あくまでも3/4の距離をしっかり打つとかのコントロールで、その延長線上に、8割とか9割とかの距離をしっかり打ってみよう、とかの応用技術が来るんだと考えています。
(大き目のクラブをもって軽く打つとか、小さ目を持って捕まり目に強めに打っていくとか、私の経験からはあんまりいい結果につながらない自覚があります。)

これ、自分のためにメモして書いています。
コースに出ると、いろいろと変なことをやらかしています。

---

そして題記の件ですが、クラブの飛距離は常に「キャリー」を考えるのが良いことに30年も経ってから気がつきました。(遅っ!)

近頃ようやくその部分をはっきりと意識して計測してプレーしていまして、例えば、「感じよく打てたのに手前のバンカーに捕まる」とかのケースはほぼ絶滅しました。(芯外して当たりが薄くなってショートしてバンカーとか、ダフってバンカーとかは別で、上手く打てたのにバンカーに捕まっちゃうやつの話をしています。)
もったいないんですよね。良いショットしたのにバンカーに捕まっちゃうの。

私もそうだったのですが、大体の人が自分のクラブのトータルの飛距離っていうのは意識にあって、ピンまでの残り距離でクラブ選択して打っていると思うんです。
今は、手前のバンカーの顎 (Lip) の頂点の距離を測定してそれをクリアできる「キャリーの距離」を打てるクラブを選択するようにしています。


完璧に感触よく打ったのにグリーン届かなくてバンカーに引っかかったりするのは、実は風で戻されたとか、感触は良かったけど芯外れてたとか、打つ場所の傾斜が把握しきれていなかったとか、っていう理由もありますが、実は意外と多いのが自分のクラブのキャリーの距離を把握していなくてトータル距離で旗だけみて打ってるっていう原因もかなりあると思われます。

しかもバンカーの顎はグリーン面よりちょっと高くなってる場合がすごく多いですし、グリーン自体もちょっと持ち上げてある場合が多いので、トータル距離だけで打つと本当によく捕まります。

考えてみますと、バンカー越えで際どいやつは大抵奥目のピンではなくて、手前から真ん中までにカップが切ってあるケースですので、おおよそですが、ピンの手前に8-10y、ピンの奥に20-25yぐらいのスペースがあります。もし奥にもバンカーがあったとしてもピンの後ろのグリーンにはスペースがあります。

ですので、ピンの奥5yぐらいを目安に、一番安全な距離を打とうとします。
そして、キャリーで確実にバンカーの顎をクリアする飛距離を優先します。
ちゃんと打てたとしたらカップを5yオーバーしますが、もし思ったより芝に食われたりしても結果的にカップに近づく方向ですし、場合によってはスピン量やグリーンの受け具合によっては大き目で狙ったはずが結果的にもっとカップに寄ってくれたりします。


で、こういうシチュエーションは、グリーン周りの100y以内でもっと重要でクリティカルになってきますので、まずはウエッジのキャリーをしっかりと把握することが肝要になってきます。