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1/18/2025

ミドルレンジのパット、具体的な取り組みのアイディア‐1


とても気に入っている季節・時間帯の富士山です。


Red, White, and Blue (赤、白、青)の富士山。
この写真が撮れるのは冬の早朝のほんの十数秒くらいの短い時間です。
アメリカ人の友達にも気に入ってもらえます。
(フランス人の友人はおりませんのですが。)


---


前記事の続きです。

問題点はデータから見えてきた訳なのですが、問題点が分かったからと言ってすぐに直せるというものでもありません。
対応策、改善策への取り組み方法を考えなくてはいけません。

ひとつ言えることは、「とにかく慣れること」あるいは「練習あるのみ」などの猛練習を必要とする対策は、...私の辞書には載りません。笑

正直言って効果的な解決策はまだ思いついておりません。


まず、前回取り上げてまとめました、問題点を。


A. 3~10フィートの、ショートMP(1.2m〜3m)
ワンパットでカップインする確率が20~80%の範囲でいわゆるスコアを左右する要素が強い領域のパットをショートMP(1.2m〜3m)としました。

こちらは、ワンパットをどのくらい増やすことができるのか?という課題です。


B. 10~32フィートの、ロングMP(3~9.6m)
カップインする確率はほとんど5%以下で、徹底して2パットを目指し、外しても返しを比較的容易に決められるようにすべき領域のパットをロングMP(3~9.6m)としました。

こちらは、3パットを防ぎつつカップを脅かすようにストロークするという課題です。


3.クロ狙い2.3の改良
グリーン周りの10~30yのハッスル・ゾーンで、ワンピンかワンクラブか?という瀬戸際をどう攻めていくか、という領域になります。

状況別に合わせて狙い方やストロークの際の意識付けなど、特に砲台グリーン特有のボール位置の傾斜や、グリーンとの高低差、を考慮した狙い方、そして構え方、クラブ選択を含めました打ち方を探ってみたいと目論んでいます。


ーーー


今回は、B. のロングMP (10~32フィート、3~9.6m)から。

問題点の詳細を探るため、昨年のラウンド中に3パットにつながってしまったミスを、思い当たる範囲であげてみます。

・富士山周辺コースでは下りのパットがものすごく速くなることがある。思いがけず打ち過ぎて、外れてから6-10フィート(1.8m-3m)も行き過ぎてしまう。

・グリーンが亀の甲状で、マウンドを超えたあたりにカップが位置していて、上りの後特にカップを過ぎてから下っていて、思った以上にスルスルスルーっと通り過ぎてしまい、距離を残す。

・かなりの下り(2%くらい)と読んでカップまでの半分の距離でストロークしたが、全然手前で止まってしまい、下りで6-7フィート(2m前後)も残してしまう。

・軽い上りでフックラインと読んでカップ3つくらい右にエイミングしてストロークしたが、むしろ右に切れて行ってしまい、??となった。
セカンドパットも、方向が全く違う上にその前の読み違いで混乱しており、まともに読めずにミス。


この範囲のパッティングストロークは、私の場合でだいたい 2歩~14歩程度のストロークになります。本来であればデジタル管理をしやすく、パッティング・スピードに関しては考える必要がなくラインに乗せたりカップインさせることに集中したりしやすい範囲の距離であるはずでした。

本人的には過信していたつもりは決してないのですが、積極性が雑な方向に出てしまっていたかも知れません。結果的に3パットを増産してしまっていたのではないか?と思い返しました。

今後の方針としましては、この2歩~14歩の距離の場合に、今まで以上にグリーンの読みに工夫をしまして、確実に2パットで済むように意識付けをして臨むようにしたいと思います。

ラグパットをしてできるだけ2パットで行こうとするロングパット(LP)も基本的なアプローチとしては同じなのですが、やはりLPの場合は横からの読みを重点的にして、前後の距離をできるだけピンハイに付けたい、ロングパットの場合は「カップ」というよりも「ピン」を意識して1mの円の中に入れる意識で取り組みたいと思っておりますので、今回のロングMPとは違います。

まだ今後、このロングMPの領域(2歩~14歩)でなにか良いことを思いつきましたらまた記事にして練習及び取り組みにしていきたいと思います。


次回は、ショートMPについてのとりあえずの取り組みについてです。


−−−


とりあえず、練習開始です。

メインのテーマは、

・距離感をぴったり目に打つこと。
・微妙な傾斜に合わせたスピードのコントロールを心がけること。
・方向性はフェースの向きをスパットに合わせることにだけ集中。
・ストロークは特に決め事はなく、フォローを止める。
・ボールの行方をしっかりと最後まで目で追うこと。

です。


まずは微妙に登りの若干フックライン。(サムネの画像の感じだと下りに見えてしまいますね。)
距離は約16フィート(約5m弱)で、グリーンの速さはおおよそ11〜11.5フィートくらいで若干速めです。


カップの後ろから、目線を低くして傾斜をよく読みます。
そしてボールまで歩測をしていって、グリーンの低い側の位置からカップとボールのラインを横から見て上り下りをよく観察します。これも姿勢は低い方がベター。
最後にボールの後ろからカップの右のエイミング・ターゲットを見て、構えるためのスパットを見つけます。
スパットに対してパターフェースをセットして、スタンスを取ります。
そして補足した歩数を、グリーンのスピードを考慮して傾斜を考慮して換算し、あらためて決めた歩数のストロークをします。
この動画では、距離は7歩ちょいありましたが、5歩のストロークで打っています。

1球目がわずかに谷側に外れました。
これを本当に微妙にエイミングのスパットを微調整してもう少し膨らますように構えて2球目を打ちます。
しかし依然として重要なのは縦の距離をブレさせないことです。
この動画のパットはまたしても谷側に外れ、1球目のボールに当たりました。
上手くアジャストして打ったと思ったのですが、距離が5m近くありますとなかなかに微妙です。


こちらは今度は反対側から。
逆になりますので、微妙に下りの若干のスライスライン。
距離は約16フィートで、グリーンの速さはおおよそ11〜11.5フィートくらいです。


手順はさっきの動画とほぼ同じです。
カップの後方からボールを見る位置で姿勢を低くして傾斜を見て、グリーンの低い位置からライン全体の傾斜を見ます。
歩測をして、ボールの後方からターゲットを見てスパットを決めます。
こちらの動画では、補足して7歩の距離を4歩のストロークで打っています。
こちらは 1球目がカップインしました。
動画で見直す限りでは、ボールスピードもまずまずだったとは思います。
でも、カップインしなかったら3フィート(1m弱)くらい通り過ぎたかもしれません。

2球目は、subconscious (潜在意識)的に若干ストロークが弱まっているようです。
自分の conscious (意識)としては、決め打ちで4歩のストロークで打っているつもりですが、人間の脳の対応能力は面白いです。
そして、このボールはわずかに曲がりきらずカップを外れていますが、下りのパットのスピードのコントロールとしては理想的でした。
左下に写っていますが、グリーンのカラーはすぐそこで、カップのあとにぐぐーっと下がっていますので、カラーまで出てしまいますからあまりオーバーしたくない状況です。


もう一つ、ボール側からの動画も撮りました。
1つ目の動画とだいたい同じポジションから、反対側からの映像です。
こちらから見ますと上りに見えますね。1つ目と同じラインです。


こちらは手順として歩測が先になっています。
そしてカップの後ろからボールに向いて姿勢を低くして傾斜を確認しています。
ボールのところに戻ってくる途中でグリーンの低い位置からの傾斜の確認をしています。
(この辺りの読みは、自分の番が来る前にこっそり済ましておくのが良いですね。時間短縮になりますものね。)
ボールの後ろからカップ右のターゲットに向かってスパットを探して決めて、パターをセット。
私のストロークは、アーク型です。
1球目はわずかに左に切れました。カップを1foot (30cm)くらい過ぎて止まりましたので、若干弱かったかもしれませんが、私の場合はデジタルに決め打ちなのでそこは気にしません。

2球目はエイミングをもう少しだけ外に膨らませて。
ストローク後のフィニッシュを止めた状態でボールの行方を目で追っています。
今度はカップインしてくれました。
2球目じゃなくて1球目でカップインする率を上げたいですねー。あくまでも読みの正確さと運によりますが。


今回の練習くらいのコントロールの利いたパッティングをしていれば、ロングMPで3パットをすることはないでしょう。

ロングパット(LP)は多少合わないことがあっても仕方ない面もありますが、今回の重点領域でありますロングMPを、今まで以上に丁寧にやっていきたいと心に誓いました。
(ひとつ気がついたのですが、昨年一年間、進行とか同伴の方とのやり取りに重きをおいてしまって、目線を下げるのを省いてしまっていることが多かったように思いました。そこはしっかり目線を下げたいと思います。身体能力的にカミロ・ビジェガスのようにはいたしませんが。)



1/15/2025

ミドルレンジ・パットでの取り組み(今年の課題の一つ)

昨年の暮れに入手しましたSTARWARSのキャディバッグに合う良い感じのアイテムを見つけました。


裏側にバーガーキングのロゴをパクったおふざけデザインのボールマーカーもマグネットで装備されています。(このマーカーはいろいろ種類があるようです。一般のマーカーと入れ替え可能です。)

ミレニアムファルコンがなかなか精巧にできていまして、重量感も多少ありまして、なかなか良いです。お気に入りです。

昨年12月の記事にリンク

もう最近はクラブには買うものがなくなって来まして、こういうものを購入して気分を上げて行こうと思ったりしています。


---

昨年のラウンドのデータの分析をして気が付いた点がありました。


1.まずは、パーオン率の低下とGIR時のパッティングの増加です。

コピーして持ってきて比べてみます。

2023年
Score Average:    +5.3
Putts per Round:  29.80
Putts per GIR:     1.956
(パーオン率は8.17/18ホールで、平均15.85パットでした。)
(ただし6/27/2023まで米国のデータ。以降は日本へ帰国後)

  ↓

2024年
Score Average:    +9.4
Putts per Round:  30.72
Putts per GIR:     2.440
(パーオン率は6.64/18ホールで、平均16.20パットでした。)

これはちょっと由々しき悪化です。

スコアで+4.1打/round、パーオン数で-1.53/18holes、ラウンドのパット数で+0.88打/round、パーオン時のパット数で+0.48打/holeも悪くなっていました。

1ラウンドあたりのバーディ数も悪化しています。
そりゃあそうのはず、パーオン時のパット数が+0.48打/holeも増えていましたので、ワンパットより3パットの方が多いということです。


2.Z版頑張り率  もう一つ顕著なのはこちらの指標の数値が低下したことです。
(ボギーオンでどれだけパーセーブできているか、という指標です。)

2023:  261/482 = 54.1% (59ラウンド)
2024:  142/308 = 46.1% (39ラウンド)

2023年後半の日本に戻ってきたばかりの時は、37.5%まで低下してしまっていました。
どんだけ対応できてないのよ?っていうことなのですが、技が多彩ではありませんので、経験値を積むのに時間がかかります。

この指標は、ラウンドのパット数(Putts per Round)にもダイレクトに影響します。


上記2点の改善が必要ですが、どういった取り組みをしてどう改善をしていくか、を考えていかねばなりません。

まだ方法論は見つけておりませんが、問題を整理してどの状況下で何を改善していくのか、というところですが、データから思い当たる問題点が、実はロングパット(LP)でもなく、ショートパット(SP)でもなく、ミドルレンジのパッティング(MP)です。


日本のゴルフコースには、2グリーンで個々のグリーンの大きさは小さいものが多く、直径で30yかそれより小さいものも少なくありません。したがって、15y以上のロングパットはあまり発生しません。
ポテトチップ型のうねっていて大きなグリーンのロングパットがスコアにとってはひとつのカギだったゴルフとはうって変わりました。

ロングパット(LP)が減って3パットが減少するかと思いきや、かえって増加しています。
自分では意外だったのですが、これは自信を持っていたはずのミドルレンジのパットで3パットをやらかす機会が増えているということになります。


ーーー


以上を鑑みまして、当面のあいだ取り組んでみたいと思っております内容が以下です。

A.ショートMP(1.2m〜3m)のカップイン率の改善  
B.合わせてロングMP(3m〜9.6m)の3パット削減
3.クロ狙い2.3の改良



A.と B.はどちらともミドルレンジのパットですが、4フィートから10フィート(1.2m〜3m)、10フィートから32フィート(3m〜9.6m)の二つの距離で分けて考えたいと思います。

理由は以下の通りです。
2008年ごろのちょっと古いデータですが、

ツアープロは、

3フィート(約91cm)で90%、
6フィート(約1.8m)で50%、
9フィート(約2.7m)が30%、
12フィート(約3.6m)が20%、
18フィート(約5.4m)で10%、
30フィート(約9.1m)で5%、
42フィート(約12.7m)でも約4%がカップインします。

一方のアマチュア(HDCP15-25)では、

3フィート(約91cm)で75%、
6フィート(約1.8m)で25%、
9フィート(約2.7m)が10%、
12フィート(約3.6m)が5%、
18フィート(約5.4m)で2%、
30フィート(約9.1m)で1%、
42フィート(約12.7m)では0.5%しかカップインしません。

パットの成功率はこのくらいになります。
(ツアー・プロは、かなり遠くても4-5%の確率でワンパットを決めてバーディを獲っていくのですよね。)


このデータを踏まえましても、そしてラウンドしている中での実感としましても、だいたい4フィート(約1.2m)ちょっと、私の指標で2歩(約1.4m)以下を個人的にはショートパット(SP)と認識しています。
ショートパットは、やや強めにショートしないように打っても、少し目標から左右にズレても入ってくれる確率が高く(横の下りのラインなどの例外はあるにはありますが)、パターフェースの向きにだけ気をつけて自信をもってストロークすれば問題なく80%以上はカップインしてくれる範囲とカテゴライズします。

(前提として、2歩以下のパットは読みが大きく外れていなければ基本入ることがほとんどだと感じていまして、ショートパットはどちらかというと得意としています。)

ーーー

そういう訳で、3パットの確率がそう高くはない(デジタル式のストロークのスピードの管理で打ち分けやすい)ミドルレンジのパット(MP)に今回焦点を絞ることにしました。

そのミドルレンジのパット(MP)のなかでも、

A. 3~10フィートの、ショートMP(1.2m〜3m)
ワンパットでカップインする確率が20~80%の範囲でいわゆるスコアを左右する要素が強い領域のパットをショートMP(1.2m〜3m)としました。
こちらは、ワンパットをどのくらい増やすことができるのか?という領域です。

B. 10~32フィートの、ロングMP(3~9.6m)
カップインする確率はほとんど5%以下で、徹底して2パットを目指し、外しても返しを比較的容易に決められるようにすべき領域のパットをロングMP(3~9.6m)としました。
こちらは、3パットを防ぎつつカップを脅かすようにストロークすべき領域です。
(これを超える LP(ロングパット)の領域では、ラグパットに徹して寄せに行きます。)


上り下りや、横のライン、尾根にあって判断が難しい場合や、高麗芝でカップ付近で芝目の影響が強い場合などの例外は一部あるかとは思いますが、こうして距離別にパットの目的意識を明確にすることによって、あらためてストロークのときにどこに重点を置くか、という使い訳をしていきたいと考えています。


昨年はどうやら領域 A.ではワンパットを逃し、領域 B.では不用意に、あるいは読み違えによって3パットを増やしてしまっていたようです。

具体的に、領域 A.、および領域 B.におきまして、どのような取り組みができるのかはこれから考えていきますが、少なくともストロークの重点には意識的に区別をつけて打っていきたいと思います。


3.クロ狙い2.3の改良
クロ狙い2.3の改良についてですが、構想しておりますことは、基本的に打ち方そのものを改良するのではなく、状況別に合わせて狙い方やストロークの際の意識付けなど、特に砲台グリーン特有のボール位置の傾斜や、グリーンとの高低差 (←この二つは私が思っていた以上にカップへの寄り方に多大な影響があるようです。)を考慮した狙い方、そして構え方、クラブ選択を含めました打ち方を探ってみたいと思います。
(基本的にこれまでのクロ狙い2.3は58°のウエッジが中心で、上りの受けグリーンなど一部の条件で54°や50°を使っていましたが、今後はこれらでのトゥ打ちも含めまして、砲台グリーン用と冬芝用のアプローチを見直したいと思います。)

以前おととしになりますが「パーとボギーの境界線 (--> ハッスル・ゾーン(Hustle Zone))」という記事を書きました。
グリーン周りの10-30yというゾーンのことを指しますが、昨年はこのゾーンから3つもしくは4つかかってしまってスコアを崩す、ということが多々発生しました。

砲台を乗せきらず止まってしまうとか、冬芝で弾かれてシャンク気味にグリーン右に外れて転がり落ちるとか、バンカー越えでバンカーに入れてしまうとか、バンカー出るのに2回かかるとか、そういった、そもそも取り組み以前のミスも出ていたように思います。

やはり、ライに慣れる、距離が合う合わない以前のミスを徹底して減らす、グリーンの跳ね方に注意力を払い転がりを予想する、といったきめの細かい対応が足りていなかったように思いました。


何を対策して何が取り組みできるのか、いろいろと考えてみたいと思います。


9/15/2024

ウエッジの決め打ちと、デジタルパット(こちらも決め打ち)


先日、お友達のsyoballさんと決め打ちに関して談義させていただきまして、これはメモってまとめておこうと思いました。


−−−


何度か記事に上げていますが、私は「3x4システムを 2x6システムに再構築 (30-100y)」という距離の打ち分けシステムを使っています。
クラブごとに、フェアウエーから平地ベースのキャリーの距離が設定されています。

打ち方のコントロールを変えたくありませんので、少し強くとか、少し弱くとかの調整は全くやらない方向性で運用をしています。
そして、この部分が私のシステムの最も重視している特徴になります。

強弱の微調整をして、仮に上手く行った時に得られる結果以上に、距離の打ち分けのメリハリが薄れてしまうことを懸念しているからです。(これはあくまでも個人的な見解です。)


コースでの具体例としましては例えば、グリーン周りでピンまで28y、ライはクリーンなフェアウエーで平らから軽い上りくらいの感じ、グリーン自体は手前から受けていて軽い上りのライン、っていう割と普通なシチュエーションがあるとします。
たまたま距離が上の距離別表にぴったりですので、58°の1/2で行くとちょうどいいな、って思いますと、「もしかするとカップインしちゃうかもな」ぐらいポジティブな気持ちで打っていけます。
実際には+/−しますけれども、いつも通りに打てればカップインせずともベタピンには行けそう、ぐらいなConfidence (自信というか確信)を持てます。

これが例えば今度はレーザー測定器で図って31yだったとします。
その場合でも同じショットをするんですね。
完璧に上手く打てたら3yショートする計算です。ブレがありますから+にブレてベタピンによることもあれば 6y(約8歩)ぐらいショートすることもありますね。

で、その時のメンタルっていうのは、3yショートすると気持ち良いです。思ったショットが打てたので。それで上りの9フィートのパットを頑張って入れれば良い訳です。
少し+側にブレて結果がベタピンならそれはそれで気分いいです。タップインしてパー、次のホールへ。
逆にー側へブレて 6yショートした場合でも、わりと得意にしている8歩の軽い上りのパットを10歩の距離感で打ってねじ込むチャンスもある。

打とうとするショットにきちんとコミットしてストロークした結果、どの結果が出た場合においても極めてポジティブに次のホールへ向かうことができるのです。

これが決め打ちです。


~~~


パッティング・ストロークについても、私は同様の取り組み方をします。

実は本ブログを始めた時点で、「デジタルパット」という方法にコミットしております。

デジタルパットに関しましては、golfreak銀さんのブログにまず出会いました。
少々休眠はしておりますが、このサイトの「パットのヒント・カテゴリーの記事」には、距離をコントロールするデジタルパットの極意が惜しげもなく丁寧に解説されています。

そしてさらに、「決め打ち」によるパッティングの名手ノリさんのブログには、(golfreak銀さんの方法では少しパンチを入れないと届かない)長い距離にも対応している、スタンスを3種類使い分けるという独特な方法論の「決め打ち」というパッティング方法が語られています。


私はこのお二人に学び、練習時間の少ないアマチュアが、そしてプレーするコースもあちこちに行きたい、色々なグリーンをプレーするスタイルのアマチュアが、パッティングの距離感をどう構築してどこへ行ってもある程度のコントロールを持ってプレーして2パット以内に収めたい、という観点で、独自のデジタルパット(決め打ち)を実践しています。


コースでの具体例としましては、実際にお友達のPING芸人さん鎌倉CCで9ホールラウンドをご一緒したときの上がりの 9ホール目でこんな事がありました。

最終ホール、8歩の上りのパットが残っていました。(鎌倉CCですので、見た目より上り傾斜がきついかも知れないな?という気もしていました。)
このパットはオーバーして上に外すのは鎌倉CCのグリーンですから50cmでも嫌な感じが残りますから避けたい。ですから傾斜と換算して10歩のストロークで打つことに決めました。
完璧に打てたらカップにぎりぎり届くか手前で届かないはず。でも11歩とか12歩で打つのは避けよう、と決めたわけです。
PING芸人さんにも「多分若干ショートするとは思うんですけど、僕は微調整しないんです。」とお話してからストロークしました。
結果として確か20cmくらいショートしたのですが、できる限り事前に考えを決めて、コミットしてから打つようにしています。

もし仮にこのホールのワンパットで命取られるかどうかの瀬戸際なら11歩か12歩で打ちますが、トータルで考えますと私のゴルフライフの中においては少ない練習量で済ませてある程度の成果を得る方が得策と考えています。


~~~


そういうわけで、58°の距離の打ち分けの練習動画です。
今回の動画の練習は、完全にイメージの中だけで行われています。
なにしろここは3階席ですので。

1球目が、20yキャリーを想定。クロ狙い2.3の基準距離のひとつ。
2球目は、安定の27yキャリーを想定。1/2ショットのストロークです。
3球目は、44yキャリーを想定。3/4ショットのスタンスとストローク。
4球目は、15yキャリーを想定。クロ狙い2.3の基準距離のひとつ。


(エイミングしている方向は70の数字方向。カメラ位置の関係です。)

1球目の20yは、ポンって打つとこのくらい、っていうのを何度か打って、トータルが23yくらいに行くのですが、実は23yのときは振り幅がもう少し小さくて済む54°で打つ方が多いかなと思うので安定感的には後の3つよりはアバウトかも。

2球目の1/2はもう繰り返し繰り返し練習する度に打ってます。
一番好きですしラウンド中頼りにしているショットです。

3球目の3/4は方向の安定性が、1/2ほどではないです。距離感がわりと安定しています。
結果的にWYL(syoballさん)と呼ばれる横のラインが残ることも多いです。

4球目はこんな感じでクロ狙い2.3で打とうか、AWのヒールを浮かせてトゥだけを草に擦らせて打っていく転がしで行こうか、ちょっと判断迷う距離を打っています。
グリーンが5−6yくらいしか使えないときは58°が良いのかなー、って思います。
(くれぐれも、ロブショットはしません。)


で、そのAWをヒール浮かせてパッティングストロークで打っていく転がし(D-Chopの改訂版) の練習がこちらです。
こちらも3階席ですから、イメージ上での練習です。


良い感じで低めに出て、球足使って転がる感じでボールが出てくれていたと思います。
大体トータル15yぐらいの想定です。
このショットを打つときは、D-Chopと同様に落とし所は気にしていません。イメージに存在しません。

あんまり3階席からやる練習じゃないかもしれません。今はボールを打った感触で確認すれば大丈夫なので用が足りるのですが。やはりこの辺りのショットはホームのチッピング練習場で練習するのが一番ですね。


−−−


前記事のアイアンショットで最近注意していることと、新しく買ったインソールを試したいってことで、週末の土曜日にホームコースの御殿場東名CCでラウンドしてきました。


こちらが9番ホールのセカンドショットです。

(この日のラウンド中は富士山が良い感じなこのホールでのこの動画しか撮っていません。)
6番アイアンで打っています。
新しく気をつけている打ち方でフルショット。
動画(外観)としてもイメージしていた(内観の)とおりに打てていると思いました。

5歩のバーディチャンスに付いたのですが、入らず。


こちらは18番のグリーンが終わった後に振り返って撮りました写真です。


最後18番のバーディパットも入れたかったのですが、この日は最後まで入らず。

カップに蹴られて逃したパットが3つありました。
ピン抜いてたら入ったかもなぁ。(その辺は運ですので。)


スコアカードです。


今回はよく頑張りました。

バーディパットが入りませんで、バーディが0だけど、ダブルボギーも0。
3パットが2つ記録されてますが、グリーンの外2yぐらいからパターで打っていまして、正確にはツーパットです。
カップ位置がグリーンのカラーに近くて、ちょっと迷ったんですよ。 ウエッジで行くかパターで行くか。両方ともウエッジの方が良かったかも知れません。
でもなー、特にあさイチとかやっぱりボギーでもいいからパターで安全策取っちゃうんですよね。

バーディーなしでスコアを作るの大変だと思っていますので、その点と、ダブルボギーなしでラウンドできたことには大変満足しました。

15番ホール危なかったんですよ。ボギーパットが、返しでしたけど3歩ありましたから。
あとダボオンだった12番。絶対寄せようっていう、転がしの寄せで。

11番のパー3で、幸いシャンクしなかったどヒールの当たりで右の林に行ったんです。
同伴していた良くしてもらっている研修会の方が、「今日70台出るかどうか、このリカバリーがカギになりそうだね。」って言ったんですけど、これをパーで切り抜けたのは大きかったです。
木と木の間から、ピン方向には打てないけどグリーンへ距離を合わせてAWで上手く打つことができて、6歩くらいのパットが入ってパーセーブできました。

そのあとボギーが3つ続いて我慢が必要だったんですが、粘り強く行けました。
13番はスコアカードに「木」って書いてますけど「林」です。後方寄りの角度で1DKJで横に出して、168yぐらいの3打目を乗せていけました。9歩のパーパットも入りそうだったんですけど、そう簡単には行かないですね。



8/05/2024

ショートパットのストロークに大いに自信を持つための取り組み


あちこちファスナー部分や、金具の接続部分などをエポキシ樹脂で固めたりして使い倒していたキャディバッグを、あんまりボロボロでも気持ち良くないかなと思いまして新調しました。


サークルTとは縁がない私ですが、色とかデザインは良いなと思いこれにしました。
気に入ったワッペンでも見つけたらサークルTの上に貼ったりしてもいいかな。
ちょっと考えてみます。


それとは別ですが、PGAスーパーストア入間店を覗いてきました。

カリフォルニアではIrvineのお店にちょいちょい通っていましたが、PGAスーパーストア入間店もほとんど同じ規模でどでかいお店でした。


向こうの端まで見渡せないほどの距離感で広がる店内。
このアングルの後ろ側にも店内が広がっています。


上の写真の右手側には、弾道シミュレーター付きの試打ブースがたくさん並んでいます。


本当にすごい規模です。


パターコーナーのマットも広いことこの上なかったです。


20歩くらいのパットが打てるんじゃないでしょうか。
割とスピードは速い目の人工芝グリーンでした。
12歩ぐらいを7歩のストロークでちょうど良いくらいの距離感でした。


実は写真を撮っていない1階にもさらにメーカー別のフィッティング・試打用のブースがありました。

その上このPGAスーパーストア入間店は隣に室内ゴルフレッスン場、そのまた隣にはゴルフパートナーのアウトレット店舗もありました。 
ゴルフパートナーがPGAスーパーストアも経営しているそうでした。


ーーー


題記の件、ショートパットにつきましては、実は特に苦手意識はありません。

私はパッティングストロークの時には特殊なセットアップをしていてボール位置がかなり左サイドにあるため、ボールとカップが同時に視界に入るので、よく言われるヘッドアップをしてしまって軌道がズレるという心配をしなくて良い、カップもボールも同時に見たまま打てるという理由は多少あろうかと思います。

しかしながら、ショートパットはもっと確実に決めたいし、もっと正確に読みたいし、将来的にもイップスなどにかかることの無いよう、できればある意味での技術的な自信を高めたいと思ったりもしています。


...そういった観点から、いくつか気に入ったYouTubeの動画の方法を試していってみることにします。


1.まずはこちらの、「Push Drill」です。

適度な加速感をもってしっかりと打ってカップに沈めるための練習法、ドリルです。
これは良いんじゃないか?って直感的に思いました。


動画の方を見ていただければ説明は要りませんけれども、2-3フィート(60-90cm)ぐらいの想定でやるといいと思われます。

ラウンドではルール違反になりますけれども、テークバックなしでボールを押す(打つのではなく押す)ことによってカップインさせる練習をし、これでインパクト時のフェース角のコントロールの感覚を磨いていって良い感覚を掴む。

その上で、今度はごく小さいテークバックを入れて、同様のフィーリングを保ちながらフェースのコントロールをしてカップインさせる感覚を掴んでいく。

っていう練習です。
打ち方とか、握り方とか、ストローク軌道とか、とにかくそういうのは考えずにボールを押すことでショートパットのコントロールの感覚を養うと共に、

さらには余分な量のテークバックをしてしまってストローク時に緩む、とかっていうよくある悪癖の改善にも役立ちそうです。

この練習をまず入念にやってみます。



2.そしてこちらは、タップイン応用方式のスピードコントロール法です。

この場合は、3-4フィート(90cm-1.2m)くらいを想定しているようです。  

途中に出てきますが、このくらいのショートパット残りを「Through up zone(吐き気ゾーン)」と呼んでいるそうです。  


タップインするときって、わりとノンプレッシャーでパチッと打ちますよね。この時にカップがないとまぁまぁオーバーする強さで打っているそうです。 

 (私の場合はあまりタップインをしませんので、ここは若干よく分かりません。)    


カップの間近からもしカップが無かったら、という体でタップインを打つと、カップから3-4フィートくらい通り過ぎる強さで打ってることが判ります。  


逆にこれを利用して、3-4フィートくらいのパットをタップインを打つストロークで打ってやると、ちょうど良い強さでタップイン感覚でスムーズなタップ式のストロークで打てる、というテクニックのようです。


このテクニックで一番の肝は、入る入らないの結果に囚われず、しっかりパチッと打ってしかし3-4フィートに距離はコントロールしている、という技術である、ということができるかと思います。

「Through up zone(吐き気ゾーン)」を過度にプレッシャーを感じることなく打ちこなすテクニックと言えそうです。


この方法はとりあえず試して体験してみますが、個人的にはあまりラウンド中に多用する方法にはならなさそうな気がします。



3.最後は究極の集中法、Wiggle(ぐらぐら)打法です。


ローリー・マキロイに教えてあげたいとか高飛車なこと言ってますが、ある意味では的を射ていると思いました。



真面目なゴルファーは、あまりにもメカニカルに正しく動こうとしてかえってミスを呼ぶ結果になっている。
この打法は、ショートパットにもとても有効だが、中長距離のパットにもとても有効に働く、とのことです。

この打法の場合は、目標重視です。
いかに目標に集中力を出していけるか、集中できるかどうか。

ストロークパスとか、真っ直ぐ引いて真っすぐ出すとか、アッパーに打ってボールの転がりが良くなって球足が伸びるとか、ウンだとかクンだとか考えずに目標に打っていくことを最優先します。

そのためのテクニックとして、テークバックをわざとグラグラさせて波打たせてグネグネ動かします。ストロークする時点では目標に全集中してそのままの流れで打つ。

この打法が驚くほど良い結果につながるらしいです。
動画を見ていただくと判るのですが、パターヘッドが本当にグラグラしながら動いています。

この打法も非常に興味深いです。
練習では必要以上にグラグラさせて、目標に集中する感覚を養っておき、おそらくですがラウンド中は傍目には分からない程度のグラグラで集中して打つのではないでしょうか。

これはしかしゴルファーの持つ(というかゴルファーのsubconsciousが持つ) ボールコントロールの感覚、能力を最大限に引き出す効果がありそうだ、と感じます。

これも検証してみたいと思います。


以上、例によってまだ試してもいない段階で記事にしました。

実際にコースの練習グリーンで試し、試したからにはラウンドでも応用して使ってみて、また続編を綴っていくかもしれません。

乞うご期待。

1/20/2024

エルニーニョ入手


前記事に続きまして富士山の写真から。

こちらは今度は朝焼けに染まってオレンジ色の富士山です。いわゆる紅富士の一種です。


赤富士っていうのは雪がない時に富士山が赤く染まった時を言うそうです。


ほんの10分か15分で色が変わります。
普段はこんな感じ。


本当、いつでもどの角度でも荘厳です。(これはホテルの窓からの写真です。)
御殿場からの富士山はスケール感が大きくて好きです。


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お友達のsyoballさんが以前から愛用なさっていてご推奨されているゴルフシューズです。
スパイクレス。

広田ゴルフというところの商品です。


4Eの幅広というのは助かります。
ちょっと広々しすぎてる感もありますので、中敷きを入れてみようかと思っています。
むしろ中敷きで性能が良いものも出ていますし、中敷きを入れるスペースがあるのは歓迎です。

スパイクレス・シューズですが、ものすごくグリップが良いソールだと思いました。
私はプレー中あんまり踏ん張りませんので、スニーカーっぽいソールでも割と支障ないのですが、グリップが良くて困ることはありません。


早速中敷きを入れて履いて見ました。快適です。
個人的には色としては黒主体の方が好みなのですが、今現在は黒ベースのバージョンは全サイズが入庫待ちでしたので、こちらで。

完全防水になっていますし、通気性も悪くなくて、申し分ありません。

ラウンドで歩いてみるのが楽しみです。


そしてこちらが家に置いてありますパターマットです。


カップは置いていません。
8フィートの距離を重点的に練習できます。
スピードは測っていませんが、10フィートぐらいの速さだと思います。

この8フィート(約2.4m)以内の距離を、きちんと距離を打ち分けるようになれば、結構曲がるショートパットに強くなれるように思います。
平らで一定したスピードでしたら、けっこう3フィート、4フィート、6フィートとか打ち分けることもできるのですけれどねー。

みなさん2mのパットをラインに乗せることを中心に練習しているゴルファーが多いかと思います。
私の場合は距離の打ち分けを練習しているのですが、細かい距離のコントロールを練習することによって たとえば 1y半しかないショートパットなのにカップの外に外して狙わなければならないような曲がるラインのパットに強くなろうと思ったりしています。(まだ絵に描いた餅ですが。)



8/11/2023

ロングパットのライン取り・考え方・コツ

ちょっと引越しと車の納車の関係と、家族と合流したことと、転職直後と色々で、このところラウンドしていませんので、以前貼り残していたNative Oaks GCの写真を。


3番ホール、池越えのパー3



7番ホールのティー



11番ホールのグリーン


なかなか良い感じのカリフォルニアらしいコースでした。
曇っていたので写真はカリフォルニアらしくありませんかもですが。


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題記の件、ひぐけんプロの動画からです。ひぐけんプロの友達の慶プロのパター講習の第3弾。

我々アベレージアマチュアのみんなが苦手?にしている15y(45フィート)のロングパットの打ち方のコツですね。

ものすごく良い内容だと思いました。

まずは動画を見ていただきまして。


まずは約15yくらいの軽い登りのパットを打っています。若干スライスのようです。

2パットに収める、ということを目指すわけですが、アマチュアの場合はある程度の3パットが出ること前提で承知しておいて自分にあまりプレッシャーをかけないことを説いています。
3パット前提で、なるべく後悔しない3パットの仕方を心がけよ、と。

プロになりますと、ここくらいのロングパットはまぁ大体2パットではいけるくらいの距離感を持ち合わせているそうです。(これが前提。)

ひぐけんプロが、ある程度自信があるからということでワンチャン入れにいく気持ちがあって、ほんの少し強く入ってしまうと、セカンドパットに2mぐらいの下りのラインが残ってしまう、という例を打って見せています。

がっついてしまって下りの1.5mを残してしまうよりは、やはり登りの1mのパットを残して2パットで行ける確率を高めた形を取る、という心構えで打つことが推奨されています。

一番やってはいけない3パットを想定して(ということの意味は4パットにつなげては行けないということかと)、3パット前提でベストを尽くせ、というお話です。

ごもっともな教えではありますが、そもそもの前提として1mショート目に打てる距離感が要求されますね。

...そこのところの距離感の出し方には言及がされていないところが少し残念です。


この内容をふまえまして、私の場合の考察をしてみます。

15yといいますと、私の場合で約20歩の距離で、まぁまぁ長いロングパットの部類に入ります。
グリーンの直径が30-40yあるコースでは、真ん中のピン位置に対して乗っただけ、だとこのくらいの距離か もう少し長いくらいが残るんですよね。

このケースでは軽い上りですから、私のデジタルストロークの限界である21歩のストロークを使って打てば、ほぼほぼ1歩か2歩ショートの距離で打つことができますので、0.5-1.5m程度の登りのパットを残すことができると思います。

ほぼ真っ直ぐで若干スライス気味の上りのラインっていうことで、未知のラインを残しても大丈夫っていう算段ですけど、どうなのでしょう?
通り過ぎてボールの曲がりを見ての下りのパットもそう悪くないように思います。もちろん1m以上オーバーしたくありませんけれどね。


ーーー

動画では次に約15yの下りのスライスラインに移動しています。
今度はかなり右に曲がるラインで、プロでも10回のうち3-4回くらい3パットすることを覚悟する、って言っています。

そしてひぐけんプロが実践して見せていますが、距離を合わせに行ってラインを深めに読んで丁寧に打つとショート気味になりがちで、ちょっとショートして、下りの、しかも未知の、スライスで曲がるラインを残してしまい、この状況だと1mでもそれこそ50cmでも嫌だな、っていう状況に陥ってしまうのだそうです。

そこで逆に下りの曲がるラインではあるけれども、薄めに強めにしっかりと打っていくことによってオーバーし、真っ直ぐの上りを残す。1.5m-2mくらい残ってもいいから、カップを通り過ぎてほぼ真っ直ぐの上りのラインを残す方が良い、っていう結論でした。薄めに読んだラインに打つことが大事になりますね。深めに読んで強めに打つとよく曲がるフックラインが残ってしまう、っても言ってます。

感じを出しすぎると痛い目に遭う、って二人で口を揃えています。

...しかし先ほど同様、そこのところの距離感の出し方には言及がされていないところが少し残念です。


私の場合も、このケースでのショートはNGだと思います。30cm以内ならショートでも大丈夫かとは思いますが、その距離以内に打つのはなかなか難しいです。

ただ特殊事情がありまして、15yもあっても下りの場合、約20歩のところを例えば12歩のストロークで打てばよいのでデジタル制御はしやすいんです。
より正確な距離のコントロールができるストロークが使えます。
傾斜の読みの換算さえちゃんと読めていれば、私にとってはこちらの下りのパットの方が打ちやすい、まであるかもしれません。

しかも少しだけオーバーすれば、返しの形になってラインが見えて判っているセカンドパットが打てます。


結局、距離感の出し方の問題っていうことに帰着するのですけれども、少し弱めにとか、少し強めにとか、15yものロングパットにおいてそういった調整ができるくらいなら苦労してないわ、3パットしてないわ、って思った方多いんじゃないでしょうか?

どうなんでしょう?


7/24/2023

オルタナゴルフのグリーンのスピードの読み方(距離感)

んー、マーク金井さん好きだし、出だしで仰ってる「プロと素人はゴルフの種類が違います。目指してるスコアも違いますし、コースコンディションも違います。」っていうところまでは共感して見ていたのですが…


今回の内容はいささかナンセンス。

「まずは練習グリーンでいきなりボールを打ったりしません。」
「感でいろんな情報を収集してスピードを見極めます。」

… いやいやいや、練習グリーンでしょ?
打ってみて、転がしてみて、実際に確かめて、スピード見極めれば良いじゃん?
試して転がしてみるの禁止されてないでしょう?

私のように基準のストロークで打ってみて、行って戻ってキャリブレーションする、までやってる人は少ないかもですが、実際のスピード感を実際に打ってみて確かめれば良いじゃん?

あと、話に出てきている練習グリーンとコースのグリーンが多少違う問題、はある意味だいたい万国共通の問題ではありますけれど。
コースのグリーンであっても、パッティングしていく中で再度体験した結果でキャリブレーションに修正を入れてそれなりに把握をしていけば良いわけで。
ホールアウト後に、(プレーの遅延にならない範囲で)もう一度転がしてみることだってできます。

たとえば日向にあって乾きやすいグリーンと、ずっと日陰に位置しているグリーンとか、各ホールグリーンごとの違いも時々あります。
このホールだけ、グリーンを後から造成したので性質が違うとか、そういうのもありますけれど。

もう一つ、グリーンが白っぽく見える、緑色が濃く見えるっていう違いは、むしろ順目、逆目っていうケースが多いのでは?
動画でおっしゃっている「緑が濃いとグリーンが遅い」のは、逆目だから抵抗が大きくて遅い、ってことかと思います。


距離の短いフラットな河川敷で、アンダーパーで回れるほどの実力者の▼▼さんがこんなにあやふやな距離感でプレーしていたことが逆に新鮮ですし驚きでした。



一方、最後に▼▼さんが宣伝している、ロフトが大きくついたパターがロングパットの距離感に有利だというのはある意味すごく納得のいくお話です。
私は打ってみたことがありませんが、25°ロフトのジガーがロングパットにもとても有効に使える武器になることとも合致しますし、最終到達距離に影響の出やすい最初の部分を空中を滑って行ってから転がれば間違いなく有利だと思います。

ただ、ショートパットや曲がるパットにに至るまでオールラウンドに有利かというと、それはまた別のお話かと考えます。




7/03/2023

超ロングパットの練習動画 (Chiputtの実践)

Happy 4th of July!! 


Rancho Del Sol GC (旧モレノバレー・ランチGC) をプレーしてきました。

ピート・ダイ設計の戦略的なコースで、この辺りでは数少ないベントグリーンのコースです。
以前は27ホールあるコースだったのですが、一時期潰れかかりまして、草ボウボウになったコースをラウンドしたこともあります。

18ホールのコースに作り変えて整備して3年ほど前から再営業しています。

この日は珍しい10番スタートでした。

10番ホールはどどーっと打ち上げ


コースはなかなかに荒々しい印象です。これは元々。

11番ホールのバックティー


こちらは、以前の記事にマウンテンコースの7番ホールとして紹介されています、現16番ホールのパー3の動画です。


この日は169yでした。
以前より緑が増えていますが、相変わらず荒々しい感じの谷越えでグリーンが宙に浮いているような印象です。

17番ホール、パー5のティー

このパー5は力んで左サイドへ曲げてしまうと、すごい下の方まで転がり落ちてしまってトラブルになります。フェアウエー自体が左へ傾斜していますし、右のカート道辺りを狙うと良い感じ。


青ティーからですと、5番ホールが450yのパー4、つづく6番ホールが436yで特に打ち下ろしたりもしていなくてアゲンストっていうことで、私の飛距離では2オンはできませんので、3打目勝負になります。
で、こちらがその6番の3打目の動画です。


ピンまで51yでした。
2x6の50°でキャリー45yを打っています。ワンクラブくらいに付いてくれました。


こういった感じでプレーしまして、40 38 = 78
コースレート/スロープレートが70.0/130ですので、ディファレンシャルは7.0でした。


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さて題記の件、先日のチッピングエリアと併設の練習グリーンで動画を撮りました。

まずはこちらのグリーンスピードのキャリブレーションから。


カップインしないカップを持参しまして(っていうかいつもキャディバッグに入っているのですが)、12歩の距離に設置。
この動画では、行きが10歩のストローク、戻りが13歩のストロークで打っていまして、ほぼほぼ12歩でした。従いまして、このグリーンはスティンプメータで 9.5フィートくらいの速さ、というジャッジになります。

私はだいたいいつもボール2球を使います。
かがみっぱなしは腰によくありませんので、2球打ったら歩く。という方針です。

もちろん重要なのは1球目の方ですが、再現性の確認のために2球目を打ちます。


そしてこちらの動画に撮ってまいりましたのは、なかなか撮る機会がない超ロングパットの動画です。
向こうの方に私が立っているところから動画が始まりまして、とことこと歩いてきて途中グリーン上に落ちていた小枝を拾い上げ、さらに歩いてきてボールふたつを置いて、先程歩測した一番遠くのピンに対してラグパットをしていきます。


映像に映っていますが、40歩歩いてきて、39歩(約90フィート)の辺りにボールを置いています。
90フィートは約27.4mぐらいになりますでしょうか、デジタルパットではカバーできていない超ロングパットです。(48フィート、約15mくらいまでがデジタルパットの守備範囲です。)

グリーン右側の池の方へ流れるライン読みをして、狙っているピンの少し手前にあるピンの左横を通り過ぎるラインをイメージしてエイミングしています。

ストロークとしましても、ほぼ転がしのアプローチのイメージで、パチっと転がしのアプローチの打ち方をしています。
実際に歩測しながら歩いて、傾斜の感じや距離の感じを実感することも大切な要素かもしれないな、と思っています。

自分でも驚きましたが、2球ともワンクラブ以内に寄せることに成功しています。
2球目は少し左に出るように修正をかけて打っていますね。


自分では無意識でしたが素振り段階ではちょっとパッティング・ストロークのイメージに近いストロークで大きな振り幅で素振りしていますね。
いざ打つ段階では、まるで50°のウエッジかPWあたりでランニングアプローチを打つかのようなストロークで、カチっとボールをしっかりコンタクトしてヒットするように打っています。
スタンスも、グリップの握り方も、ランニングアプローチ寄りの構え、セットアップを使っています。

これは、Dave Pelz先生推奨の「Chiputt」というテクニックなのですが、本当に思いの外距離感が合います。
もちろん傾斜を読み違えていて全然寄らないこともありますが、傾斜の読みさえしっかりしていれば、ツークラブレングズ(約6フィート)以内ぐらい、悪くてもワンピン(約8フィート)ぐらいには確実に寄る打法です。上手く行けば今回の動画のようにワンクラブ(約3フィート)以内につけることができると思います。

90フィートの超ロングパットに対してなにか指標を持っているわけではありません。上り下りも含めて、ランニング・アプローチかのようにボールの転がりをイメージして力感を含めてイメージ、スパットの上を通るようにスムーズにコンタクトするだけです。

案外うまく行きますですよ!


6/26/2023

Adam ScottがAim Pointを説明しているショート動画

古くからのゴルフ友達に呼んでもらえまして、Pelican Hill GC, Ocean North Course (←以前ご紹介した記事のリンクです)をプレーしてきました。

Tom Fasio設計のオーシャンビューで景観も美しく、戦略性が高いレイアウトで本当に素晴らしいコースです。


シグニチャーホールの17番パー5のグリーン。すごいです。


Ocean South Course の方が海に近い方に3ホール配置されていたりとか、1番ティーがクラブハウスから橋を渡って近いところに配置されていたりとか、メインのコースのように扱われていますが、実はオーシャンビューになるホールはOcean North Course (その2)の方が多いですし、この17番と18番はものすごくダイナミックな造りで、個人的にはOcean North Courseの方が好きです。


この友達の息子(写真の向かって一番左)は私のGod sonでもあります。


ジュニアゴルフで大活躍中ですが、アカデミックに頭も良い子なので将来が楽しみです。
飛距離はすでに負けています。
スコアはまだ頑張れてるかな。実のお父さんはスコアも飛距離ももうとっくに負けてます。笑

もうひとり会社休んできてくれた友達はHDCP Index 0.3です。


こちらは、Ocean South Course の1番ホールの風景。



またまたOcean North Courseの17番ホール。


この友達は大きなバンカーに捕まりはしましたが、「今まで見たパー5のホールで一番ゴージャスなホールだ。」って言って感激してました。 初めてここをラウンドしたっていうことでした。


これが18番ホールの私の2打目地点からグリーンを見たところ。


クリフ越えでグリーン手前が崖になってまして緊張が走るセカンドショットです。


その18番ホールのティーショットの動画。


結果的にベスポジに行きましたが、本人はもう少し安全目の左サイドを狙っています。
フェアウエーもちょっと右に傾いていますのでね。


こちらは海に向かって打ち下ろすホールのひとつ、8番ホールの私のティーショットのスナップです。



動画も少し撮れましたので載せておきます。
こちらも海に向かって打ち下ろす3番ホールのティーショット。



そしてこちらは5番ホールです。


大会主催者の職員の方が撮影してくれました。

気持ち良いんですけど、打ち下ろしで目線の高さに目標がないのってちょっと難しいんですよね。


本当に素晴らしいし楽しいコースなのですが、新型コロナウイルスで日米で始まったゴルフブームのため、グリーンフィーが一気に跳ね上がって$450になってしまったために我々は足が遠のき、実に久しぶりのラウンドでした。

SCGAのジュニアサポートのグループのコンペで、週末のこのコースとしては破格の$120でプレーできました。友だちに感謝します。


スコアの方は、40 38 = 78 (Par 36 35 = 71) でした。
青ティーのコースレート/スロープレートが、71.6/132ということで、ディファレンシャルが5.5でした。

ここはスコアは二の次でラウンドをただただ楽しむのが良いです。
心が癒やされます。


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Aim Pointに関しましては、2010年に細貝さんの『パット・エイミング教本』をご紹介した記事で少し触れたことがあります。

私の友達にもAim Pointの講習を受けたゴルファーが何人かいます。
講習を受けますと、内容を他言してはならない誓約にサインするそうですので、あまり詳しい解説を見ることはありません。

私自身は、『パット・エイミング教本』の内容と、Dave Pelzの『パッティング・バイブル』を熟読していますので傾斜と狙い所、グリーンのパッティングラインのスピードと読み方については理解しておりますので(精密に実行できるかどうかはまた別ですが)、Aim Pointの講習を受ける必要性は感じていません。
受けたら受けたで確認にはなると思いますが、なにしろゴルフのレッスンに関してはゴルフを始めてから一度も受けたことがありませんので、せっかくなのでこのまま行きます。


そういう訳で、こういった動画が出ていることを意外に感じました。
Aim Pointも十分以上に普及して、次の段階に移っていっているということでしょうか。


傾斜を重力から足で感じ取り、傾斜の斜度を1%、2%、3%という風に分類してジャッジして、それに合わせて出す指を1本、2本、3本に変えてカップから横への距離で狙うところ(Aim Point)を決めるベーシックの部分だけ、Adam Scottが説明しています。

動画以上の内容は、とりあえず見ていただければということでおいておきまして...


ところで、Adam Scottが手にしているパターは、L.A.B GolfのMEZZ.1というパターですね。
以前は前身のDirected Forceパターを使っていましたので、ライ角バランス機能を気に入っているということだと思います。

こちらのリンク先の動画を見ていただきますと、とても興味深いライ角バランスという機能が伺え知れます。↓



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私のブログでは傾斜に関しまして、何度か取り上げています。
グリーンを読むのに、傾斜の把握がものすごく有効ですし、ボールのグリーン上での挙動はほぼ物理法則に則って転がります。(一部芝目の影響や風の影響、ランピードーナッツから受ける影響などの他因子もありますが、基本になりますのはやはり傾斜とスピードです。)


   これは今年ちょっとこれまでのまとめ的な感じで書きました。








13年前にDave Pelzの『パッティング・バイブル』を読んだ時点では理論的には理解したつもりでしたが、実際にどの傾斜が1%かとか、足の裏で感じることをどう測量につなげるのかとか、ではその傾斜に対してどこを狙うのが正しいのかとか、そういうところは具体的に自分で噛み砕いていく必要があるのですよね。

それらすべてを、経験と感覚、フィーリングで感じ取ってしかもそれに合わせて出力もできてしまう人が、センスのあるゴルファーということかと思います。

一方、私の方はあまりセンスがありませんので地道に工夫して分析して、自分なりの方法を見つけて、傾斜1、傾斜2、傾斜3という指標を作り、出力につなげるようにしています。
ある程度、一定の成果をあげているようには思います。


実際のグリーン上でのプレーとしましては、傾斜の読みの正確さと、ボールの挙動、そしてなによりも重量なボールのスピード(ストロークの強さ)が基本になった上に、自分が取っているスタンス位置の傾きと重力の影響もありますし、風が強いとストロークにもボール軌道にも影響が出たりします。

しかもイメージとして、横からのラインでは最後カップ付近では最大傾斜線に乗せるイメージとか、5cm手前に止めるイメージとか、ダウンヒル・スライダー では50cmくらいカップの真上で止めるイメージとか、経験則的に有効なプレーの上でのゴルファー特有のテクニック的な要素もすごく有用で、基本の上にこのイメージ要素が加わってきます。


やっぱりゴルフのスコアの基本はパッティングだと思いますし、スコアに直結する要因でありますし、パッティングを楽しめるとゴルフの楽しみはいっそう深まると思っています。


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こちらは、ショートパットがキレキレに切れることが多く、アンジュレーションが大きく、斜面に造成されたコース全体の傾斜が各グリーンに大きく影響して、ときにはボールが坂を登って転がっていく錯覚を感じることもあるグリーンが難しいコースの、練習グリーンです。


まだスタート前の夜明け時間で、これから太陽が上ってくるところです。
そんなにきつい傾斜に見えないのですが、このパットはほんの少しタップしただけでスルスルスルスルーっと約35フィート(約10.6m)も転がり落ちてきてしまいます。

1球目は下りの速さを見ようと、ほんの触るだけの感じでタップしています。
それに対して、2球目は今度はほぼ横を向くような格好で向きを変えて打ち出していますが、何しろ打ち出しがほんのちょっとのタップですので、ほとんど同じような位置に帰着しています。

こういう切れ方というか流れ方をするグリーンって、富士山周辺の御殿場あたりのコースにもあるんですよね。
下り傾斜が富士山を背にしていると、それほど急傾斜に見えないにも関わらず、ススーっと行ってしまうんですよねー。



5/14/2023

スイング動画をたくさん撮ってもらえた記念ラウンド (at Dos Lagos GC)

↓ 赤い文字部分、追記しました。


5/14/2023 記

Happy Mother‘s Day!!
(母の日はアメリカでゴルフ場が一番空いている休祝日です。クリスマス当日とかスーパボウルのある日より上。)

今回は、動画をたくさん撮ってもらえた上にショットの調子が良かった先週末のラウンド記録です。


このコースの朝焼けはいつもとても綺麗です。

日本人のお友達と一緒にゴルフに行ったときに、「もうすぐ帰国してしまうので記念になれば」ということで知らない間に26本もスイング動画を撮ってもらえました。
17番18番のパットはグリーンのアンジュレーションが難しい斜面を含んでいたので頼んで動画を撮ってもらったのですが、それ以外はいつの間にか撮っていてくれました。
ショットが22本と、パッティングが4本あります。

自分のブログですので、記念にアップロードしておくことにしました。

我々は2-someで予約していて、前後の組は4-some、別の人が我々の組に入るはずでしたが当日来なかった模様でした...ことが幸いしまして、我々の組は時間がゆったりでした。
動画がないホールもありますが、バックティーの後ろにスペースがなかったり、お友達自身が110くらいのスコアでトラブっていたりとかという事情もあった模様でした。

コースの方は先日のこの ↓ 記事と同じ、Dos Lagos GCです。



すごく調子良かったですし、ラッキーも多々ありまして、スコアは 36 37 = 73 (パー70)でした。
このコースには6つありますパー3を全部ワンオンしました。おそらく初めてのことです。



ブラックマスタードの黄色い花も綺麗でした。


それでは、順番に動画を貼りながら、ホールごとにラウンド記を。

1番 384y パー4


ティーショットです。左はこんもりした木の辺りから左は崖で川、右は小さな木の右は右に転がり落ちて池にハマります。早朝の朝イチとしてはタイトで難しいティーショットです。
私のこのティーショットはやや左サイドへ。

そこからの2打目は、左足上がりのつま先上がりのライから右へ逸れてグリーン右サイドのこちらの丘の上に。(右のこの斜面に打っていくと左にキックしてグリーンへ転がってくれるのですが、ミスして右過ぎました。)


この寄せのショットはグリーン面ギリギリに運んだのですが、それでもかなり転がってご覧のような距離(8歩ぐらい?)のパットを残しまして、2パットのボギーでスタート。


2番 395y パー4

このホールはバックティーの後ろがスペースなくて動画がありません。
2打目以降は友達がトラブルでした。(すごいたくさん撮ってくれていたの知らなかったのですが。)
私のティーショットは右サイド、2打目はグリーンの右に外し放題を転がり落ちまして、3打目の打ち上げの寄せで3歩に寄せたのですがパットが入らず、連続ボギー・ボギーの出だしになりました。


3番 188y パー3


この日は、カップが後方に切ってあって、195yありましたので、3Wで。
このホール、何度かご紹介していますが狭いんですよ。右はグリーンのすぐ右が崖でアウト。左サイドが比較的安全ですが、さほどスペースがありません。斜めに横切っている川越えですし、プレッシャーがかかるホールです。
以前は左右サイドの木がもうちょっと張り出していて極悪でしたが少しトリムしたようです。
前回のときはグリーン後ろの壁に当てて戻すべくドライバーで打っていましたが、今回は正攻法で。これが基準の7歩で打てるちょうどよい距離(軽い上りの6歩)の軽いフックラインの位置に乗りまして、運良くバーディ。


4番 540y パー5


このホールは右サイドがグリーンまでずーっと崖で川が流れていまして、その上フェアウエーはことごとく右に傾いていまして、しかも緩やかに右ドッグレッグ。右に落としやすいホールです。
このティーショットも大きく左、左バンカーのさらに左を狙っています。(コースを知らないとフェアウエーを狙って打ってしまってトラブルになりやすいです。)


このセカンドショットはやや左足下がりのつま先下がりですがライも良いので3Wで。
FWは右に流れますから、このショットもFW左サイドのバンカーの上を行くように左サイドにエイミング。ライの傾斜で自然と持ち玉と逆のフェードで飛んでいます。(クララ先生式)


この動画、パー5で重要な3打目ですが、つま先下がりで若干左下がりのライに戸惑い、スイングを中断しています。リハーサルやって、違和感が拭えなかった模様です。


仕切り直しまして、この動画はリハーサル・ストロークの後のところから。
ちょっと短くてカップの左手前のグリーンエッジに。「ちょっと短い...」とか言いながら目土してます。2回リハーサルしましたので。
ここからは2パットでした。


5番 198y パー3


こちらのショットも3Wです。少し左ズレして心配そうに見ていますが、左のバンカーを越えたところにバウンドして左サイドにオン。良いショットだったと思います。
このバーディーパットはピンが右端の位置で15歩もありましたが、2パットできました。


6番 436y パー4


何度かご紹介していますが、このホールはものすごく難ホールです。
まずティーショットの落とし所が狭くて、右ドッグレッグでセカンドからぐっと登っている難しくて長いホールなのに右サイドに池があります。
狙い所としては、左の木の右端ぎりぎりです。

肉眼ですと、画像よりも遥かに見えにくいです。身を捩ってボールを追っています。
幸い今回はベスポジに行ってくれました。アゲンストでちょっと距離が足りないのですが。

友達がトラブルしていてこの後の動画がないのですが、このホールはちょっと異常なくらいフェアウエーが右に傾いていて芝が短く地面が硬く、どこへ打っても右サイドの池に転がり込んでしまいます。飛ばし屋で2打目がグリーンまで届く人は大丈夫ですが、私のようにDRをナイスショットしてもこの日のようにアゲンストですとグリーンまで2打目が届かない場合は、運良く転がり込まずに止まってくれることを祈って打つことになります。グリーンを少しショートしても転がり戻って池です。

で、私は急坂のもっと左の4番ホールの左ラフまで届かせるように、ど左にエイミングして「Fore, left!」って叫ぶ用意をして打ちます。
コースを熟知していないと選べないルートです。

隣のホールからグリーンへ打ちまして6歩に付けましたが、パーパットは入らずにボギー。


7番 387y パー4


このホールは長くはありませんが、セカンドショットはブラインドのグリーンに打ち下ろす格好になります。
何度もラウンドしてコースを知っていますので難なくエイミングできます。左手前と右奥にバンカーがありますので、最後グリーンまでぐぐっと下がっている距離感を調整して打つ工夫が必要です。


こちらがバーディー・トライのパッティングストロークです。
5歩ぐらいでしたでしょうか。下りのスライスラインです。
これは入れたかったですねー。良い感じでストロークしたのですが読みが少し足りませんでした。(打つ前に「あんまり曲がんないと思うなー。」とか言ってますが、間違ってましたね。)


8番 115y パー3


他のパー3は長いのですが、ここだけすごく短いパー3です。
115yですが、なかなか乗らなかったりこぼれたりすることも少なくないホールです。
グリーンには中程に尾根があって、手前側も奥の向こう側もグリーン中央から下りになっている馬の背グリーンです。
しっかり打てたのですが、若干短い右手前にオン。2パットでした。


9番 290y パー4

このホールもバックティーの後ろにスペースがなくて動画がありません。
スコアカードには375yとなっていますが、この川向うの後方にありますバックティーは閉鎖されて久しく使われていません。飛ぶ人ならワンオンを狙えるパー4です。
チャンスホールになりますね。グリーン方向へ打って行くと左に曲げたときに崖下に落ちてしまいます。
私はだいたいいつも残り50-60y付近のFW中央にあるバンカーのさらに右に打っていきます。
セカンドショットはぴったり寄せたいところ、3歩に付けましたがパットは入らず、パー。


10番 360y パー4


このホールも以前はバックティーが川向うの400y超の位置にあったのですが、今はなくなってしまいました。
このティーショットは左のバンカーの上を越すように、私はものすごく左に打っていきます。
フェアウエーセンタ狙いで右に少し曲げるとフェアウエーが右に少し傾斜していまして、右サイドの大きな浅いバンカーに入ります。もしくは距離によってはブッシュに行ってしまいます。
左サイドのカート道に打つくらいの方がトラブルになりにくいのです。
で、このティーショットは本人的にはミスっていまして、左サイドのバンカーの右のラインに出てフェアウエーに。(友達は「狙い通り!」って行ってくれていますし、フェアウエー真ん中やや左寄りに行きますので結果は良いのですが、本人的にはちょい右ズレ真っ直ぐです。)


10番の2打目はこの位置からでした。
ピン位置は左バンカーの少し右で赤い旗ですからフロント側でした。カップの後ろに上り坂があってバックストップ的な感じになっていますのでバンカーのこともありますし、少し大きめに狙っています。
結果的にはダフりまして、ミスショットでしたがダフったのでスピンもかかっておらず幸いバンカーにも捕まらず、転がってグリーンにぎりぎり乗って結果オーライ。これも2パット。


11番 232y パー3


この日は235yで、軽くアゲンストの風でした。
カップ位置は、大きくうねった3段グリーンの傾斜の真ん中の段でした。
グリーン左手前サイドに2つあるバンカーを避けて、右サイドにドロー系で打っていくのがセオリーになります。
私はこの距離ですからドライバーでうちました。
このホールはたいてい右に外して寄せを頑張るのですが、この日はものすごく上手く打てまして、グリーン右手前からドロー回転で転がり上がり、グリーン上の段もぎりぎり登ってくれました。(前回も右に外して寄せていました。) 
普段はこんなに上手く行きません。

こちらが喜びつつ自分で取った写真です。


転がり戻ってしまってもおかしくないぎりぎりですね。
こういうラッキーは是非ともパットも入れてキャッシュインしたい!


3段グリーンのカップ位置と同じ中の階で、絶好のバーディチャンス。
しかし読みが全く全然合っていませんでした。
後からこうしてみますと、カップの後ろにあるもう一つの段の方を(景色として)見てしまっていて、自分からカップへは傾斜が斜め右に下がっていた部分を見逃していました。こういう錯覚ありますねー。
逆に曲がる方向の頓珍漢な位置に外して、残念でした。


12番 548y パー5


このホールは界隈でも稀に見る広いホールで、左右にフェアウエーで 5ホール分、どこへ打っても大丈夫です。
フェアウエー左サイドに小さいFWバンカーがありまして、ちょっとポットバンカーっぽいこれにだけ入れたくありません。なぜか吸い寄せられるようにバンカーの方に打つ人が多い不思議なホールです。(FWがそちらへ少し低くなっているのもあります。)

ですから私はいつも右いっぱいのカート道方向を狙ってドロー系で打っていきます。
しかしこのショットは真っ直ぐ行ってしまいしかも狙いよりもさらに少し右。「Fore!」と叫んでいます。まぁ隣のフェアウエーまで行くほど右ではなかったのですが。


2打目は1DKJで3打目が届く位置にレイアップするべきところ、ライの判断を見誤りましてのミスで3打目がこの位置でした。グリーン手前に深いくぼみがありまして、通常の3打目はなるべくショートアイアンで打ちたい事情がありまして、2打目を無理なクラブ選択してしまいました。ここでは4オンに切り変えてあらためて1DKJ 、ここはハイブリッドの4番でレイアップしています。


こちらがそのグリーン前の窪地です。
砲台すぎてグリーン面どころか旗の先端も見えません。
もちろん上に昇って方向を確認しまして、距離を測定して打っていきます。
こういうときに決め打ちのシステムで打つことには利点がありますね。これは55y程度の打ち上げで、上り傾斜にいますので何もしなくてもボールが高く上がります。
このショットは、リハーサルではフォローを取っているのに実際のボールを打ったショットではフォローを小さく止めていますね、無意識でしたが。
ちょっと芝がもこもこしていて確実にボールの下にウエッジを入れなくては、っていう意識が働いたのかもしれません。
結果的にはこのアプローチが2歩の位置に寄ってくれまして、ラッキーなパーをセーブしました。


13番 430y パー4


このホールは(画面には見えていませんが)大きな池をグリーンまで左から右に回り込むように打っていく、長くて池越えになる難しいホールです。飛ぶ人は難なく2オンしてきます。
この日はアゲンストで私はちょっと3オン狙いコースでした。


セカンドショットを右サイドの縦に長い大きな池には絶対に入れないように左のカート道方向に打っていきまして、ちょっとやりすぎてこちらの位置でした。

ここからの3打目は池越えにならずに池を避けて打つことができます。
ライも傾斜していますし、95yを8番アイアンでコントロールして打っていっています。
(草摺のリハーサルストロークは動画に映る前にやっています。)
グリーンの左手前から転がり上がって、赤い旗の手前側のカップに寄せるにはちょうどよい距離感が出せています。ワンピンよりちょっと長い4歩くらいの位置に付けましたが、このパーパットは入らず、ボギー。


14番 580y パー5


このホールはティーショットもタイトで難しく、それ以上に3打目の急坂の上りのアプローチの距離感が難しい距離も長いパー5です。
今までにもご紹介していまして、このホールだけ取り上げたブログ記事もあったりします。

もっとキャリーが飛ぶ人は右サイドの池をキャリーで超えて行けば安全に打てますが、この後ろのティーの614yからですと、やはりこの狭い15y幅くらいのフェアウエーに収まるように打っていかなければならないでしょう。
このティーショットは上手くいきました。

2打目は画面に真っ直ぐの方向にあります150yのマーカー杭に3Wで打ってきまして、3打目は強烈な登りの150y。185yぐらい打つ感じで5Wで打っていきました。グリーン左サイドのエッジにオンして、2パット。ここのパーは上出来です。


15番 181y パー3


こたらが15番ホールの写真で、今回動画をたくさん撮ってくれた友達が打っているところです。
後方に写っていますのが13番の大きな池で、この写真にはグリーンは写っていません。
谷越えになっていまして、左サイドは転がり落ちていってしまいブッシュになります。右の土手に当てるくらいに右狙いの方が安全なホールです。

この日はアゲンストで190yぐらい打つ計算で打った私のショットはグリーンにドローで乗っていきまして、カップまで6歩の絶好のチャンスでしたが、入らず2パット。


16番 376y パー4


このホールも難しいです。
376yですが、とても狭く見えるフェアウエーに打ち下ろしていって、そこから今度は強烈に打ち上げていくホールです。
このティーショットは上手く打てました。
アゲンストだったこともあり、セカンドの距離は150y程度残りました。
セカンドショットは、絶対にグリーンをショートできません。前回パープレーしたときでさえ、上手く打ったと思ったセカンドショットがグリーン手前のカラー付近にバウンドしたと思ったら、傾斜を100yも転がり戻ってしまっていました。4オン1パットでなんとかボギーだったくらいです。

下りのパットが残って厄介なのですが、フロントのピン位置に対してグリーンの奥まで行っても構わないから戻ってこないで欲しい、というショットをしました。5Wでフルスイングです。
この日も、前の組の一人が、“パッティングで”カップを通り過ぎてグリーンから溢れ落ち、急傾斜を100yも転がって戻ってしまいボールを取りに来ていました。
私のセカンドはグリーンの奥のエッジまで届いていました。
慎重に下り傾斜と距離を読んでのラグパット(グリーンの外までは出ません様に、と祈りながらのストローク) が上手くいきまして、2パットでパーをセーブできました。


17番 152y パー3


この日はピンまで158yでした。
強烈な打ち下ろしで距離感が難しいのですが、経験的にはアゲンストの方が影響が大きいと思っています。これだけ打ち下ろしですと、ボールの軌道の最後の方はほぼ落下に近いので、トップ目に打たない限りそんなに距離が出てしまうこともないのだと思います。
155yくらいの感じで打っていきまして、もちろん少し大きすぎましたがこの辺りの距離のジャッジは難しいものがあります。
ショットとしてはちょっと左ズレでしたが、グリーンには収まってくれました。


このパットは、2段グリーンの尾根をぎりぎり越える距離で打って、止まってくれることを祈るしかない難しいパットでした。
狙うべき位置はもう少し右でしたね。読みきれませんでした。
強さももう少しぎりぎり止まっちゃうかも?ぐらいだと良かったのですが、それはそれでリスクがあります。
こういうケースでも、読みさえバッチリ合っていますとデジタル式に段の上の部分のところに止まるように打てば良いということで、フィーリングを使わないパッティングにはいろいろと利点があります。
よく見ていたこともあるし、多分にラッキーもありましたが、この返しの若干上りのパットを入れることができまして、パーセーブしました。


18番 533y パー5


このティーショットはブッシュ越えになっていますがそこはあまりプレッシャーにはなりません。右サイドはグリーンまでずーっと続く池の始まりに飛ぶ人は届いてしまいますので、かなり左サイドを狙うのが鉄則になります。
このティーショットはベストの方向でした。

セカンドショットはなるべく距離出してフェアウエーに打っていくのが理想ですが、右の池に向かって傾斜しているフェアウエーに打っていきますとリスクがあります。よく転がるフェアウエーの芝状態ですし。私は思い切って左バンカーよりも左サイドに打っていきます。

3打目が約125yで、グリーン手前側のこの位置にオンしました。


この記事にありますいつものよく切られているカップ位置だったら近かったんですけどねー。笑
でもこの日のピンは池に近い右奥ということで、ちょっと攻めには行きづらい位置でした。

左サイドにありますマウンド越えのパッティング。登っていかなくちゃなりませんし、マウンド越えたら右の池の方向にスピードアップしていきますし、とても難しいパットでした。
(参考のためにも、さっきの17番のパットと18番のこのパットは、友だちに頼んで私のスマホで撮影してもらっていました。)
結果はご覧の通りで、いかんせん強すぎ、でも超々ラッキーなピンに助けられたパットになりました。
ガツンとピンに当たってリアクションしていますが、「惜しい!」とかではなくて、「た、助かったー。なんてこったい、もっと左だったか、しかもめっちゃ強すぎるし。おいおい。」的なリアクションです。笑
かくして、全体的にショットは調子よくてパーオンが多く、クロ狙い2.3の出番が一回もない妙なラウンド、多々ラッキーはありつつバーディーパットはあんまり入らなかったな、というラウンドでした。(3パット無しで34パットはちょっと多いなぁ、と。)


ラウンド・スコア記録です。

青ティーのコースレート/スロープは71.4/128、パーは34・36=70です。
(なかなか難し目のコースです。)

1 384  4 △ 2
2 395  4 △ 2
3 188  3 ◯ 1
4 540  5 - 2
5 198  3 - 2
6 436  4 △ 2
7 387  4 - 2  
8 115  3 - 2
9 375  4 - 2

10 360  4 - 2
11 232  3 - 2
12 548  5 - 1 
13 430  4 △ 2
14 580  5 - 2
15 181  3 - 2  
16 376  4 - 2
17 152  3 - 2
18 533  5 - 2

36(17)・37(17) = 73(34)

コースレート/スロープが 71.4/128ですから、ディファレンシャルは 1.4となります。
難易度は高いのですが、木があまりないコースで私はすごく好きです。

今回のラウンドはバンカーやハザードには一度も入りませんでした。
クロ狙い2.3を一度も使う機会がなかったことも珍しいラウンドでした。(2x6とパターのテキサスだけで用が済んでしまいました。)

グリーンは良いコンディションでした。エアレーションが済んでから約3週間半、グリーンの転がりも綺麗でしたしアンジュレーションの大きいグリーンは読むのも転がすのも難しいですが、でも楽しいです。


これだけの数の動画があるラウンドは私には今までありませんでしたので、本当にありがたい限りです。
良い記念になりました。(^^)