8/11/2023

ロングパットのライン取り・考え方・コツ

ちょっと引越しと車の納車の関係と、家族と合流したことと、転職直後と色々で、このところラウンドしていませんので、以前貼り残していたNative Oaks GCの写真を。


3番ホール、池越えのパー3



7番ホールのティー



11番ホールのグリーン


なかなか良い感じのカリフォルニアらしいコースでした。
曇っていたので写真はカリフォルニアらしくありませんかもですが。


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題記の件、ひぐけんプロの動画からです。ひぐけんプロの友達の慶プロのパター講習の第3弾。

我々アベレージアマチュアのみんなが苦手?にしている15y(45フィート)のロングパットの打ち方のコツですね。

ものすごく良い内容だと思いました。

まずは動画を見ていただきまして。


まずは約15yくらいの軽い登りのパットを打っています。若干スライスのようです。

2パットに収める、ということを目指すわけですが、アマチュアの場合はある程度の3パットが出ること前提で承知しておいて自分にあまりプレッシャーをかけないことを説いています。
3パット前提で、なるべく後悔しない3パットの仕方を心がけよ、と。

プロになりますと、ここくらいのロングパットはまぁ大体2パットではいけるくらいの距離感を持ち合わせているそうです。(これが前提。)

ひぐけんプロが、ある程度自信があるからということでワンチャン入れにいく気持ちがあって、ほんの少し強く入ってしまうと、セカンドパットに2mぐらいの下りのラインが残ってしまう、という例を打って見せています。

がっついてしまって下りの1.5mを残してしまうよりは、やはり登りの1mのパットを残して2パットで行ける確率を高めた形を取る、という心構えで打つことが推奨されています。

一番やってはいけない3パットを想定して(ということの意味は4パットにつなげては行けないということかと)、3パット前提でベストを尽くせ、というお話です。

ごもっともな教えではありますが、そもそもの前提として1mショート目に打てる距離感が要求されますね。

...そこのところの距離感の出し方には言及がされていないところが少し残念です。


この内容をふまえまして、私の場合の考察をしてみます。

15yといいますと、私の場合で約20歩の距離で、まぁまぁ長いロングパットの部類に入ります。
グリーンの直径が30-40yあるコースでは、真ん中のピン位置に対して乗っただけ、だとこのくらいの距離か もう少し長いくらいが残るんですよね。

このケースでは軽い上りですから、私のデジタルストロークの限界である21歩のストロークを使って打てば、ほぼほぼ1歩か2歩ショートの距離で打つことができますので、0.5-1.5m程度の登りのパットを残すことができると思います。

ほぼ真っ直ぐで若干スライス気味の上りのラインっていうことで、未知のラインを残しても大丈夫っていう算段ですけど、どうなのでしょう?
通り過ぎてボールの曲がりを見ての下りのパットもそう悪くないように思います。もちろん1m以上オーバーしたくありませんけれどね。


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動画では次に約15yの下りのスライスラインに移動しています。
今度はかなり右に曲がるラインで、プロでも10回のうち3-4回くらい3パットすることを覚悟する、って言っています。

そしてひぐけんプロが実践して見せていますが、距離を合わせに行ってラインを深めに読んで丁寧に打つとショート気味になりがちで、ちょっとショートして、下りの、しかも未知の、スライスで曲がるラインを残してしまい、この状況だと1mでもそれこそ50cmでも嫌だな、っていう状況に陥ってしまうのだそうです。

そこで逆に下りの曲がるラインではあるけれども、薄めに強めにしっかりと打っていくことによってオーバーし、真っ直ぐの上りを残す。1.5m-2mくらい残ってもいいから、カップを通り過ぎてほぼ真っ直ぐの上りのラインを残す方が良い、っていう結論でした。薄めに読んだラインに打つことが大事になりますね。深めに読んで強めに打つとよく曲がるフックラインが残ってしまう、っても言ってます。

感じを出しすぎると痛い目に遭う、って二人で口を揃えています。

...しかし先ほど同様、そこのところの距離感の出し方には言及がされていないところが少し残念です。


私の場合も、このケースでのショートはNGだと思います。30cm以内ならショートでも大丈夫かとは思いますが、その距離以内に打つのはなかなか難しいです。

ただ特殊事情がありまして、15yもあっても下りの場合、約20歩のところを例えば12歩のストロークで打てばよいのでデジタル制御はしやすいんです。
より正確な距離のコントロールができるストロークが使えます。
傾斜の読みの換算さえちゃんと読めていれば、私にとってはこちらの下りのパットの方が打ちやすい、まであるかもしれません。

しかも少しだけオーバーすれば、返しの形になってラインが見えて判っているセカンドパットが打てます。


結局、距離感の出し方の問題っていうことに帰着するのですけれども、少し弱めにとか、少し強めにとか、15yものロングパットにおいてそういった調整ができるくらいなら苦労してないわ、3パットしてないわ、って思った方多いんじゃないでしょうか?

どうなんでしょう?


16 件のコメント:

かわせみ! さんのコメント...

こんにちは。かわせみ!です。
15Yだと自分の歩測だと20歩を越える感じかなぁ。。。と思います。
上り下りを含めてマイタッチの2倍のストロークで打つ感じだとは思いますが、ここも傾斜具合で変わるので確実に寄せるのは難しいかもですね。
3パットは視野に入るのでファーストパット次第だとは思いますが、これもショートパット出来に左右されるのでまずは、ショートパットを上手く捌けるようになるとロングパットでの緊張感も多少和らぐと思います。

yspw さんのコメント...

かわせみ!さん、ありがとうございます。
この距離をすごい練習してるアベレージのアマチュアってそんなにいませんよね。
syoballさんはほぼ毎日練習なさってて、すごいと思っています。

僕も確実かって言われるとそこまでではありませんが、21歩の距離を上りも下りも割合に上手くこなしている方だとは思います。
おっしゃる通り、傾斜の読みが鍵になります。

そもそもの仮に平らだった時の21歩がある程度に距離感でちゃんと打てるかどうか、が基本にはなりますね。
(で、この部分には動画では全く説明がありませんでした。)

さすらい さんのコメント...

動画、みました。
この距離なら楽勝っぽいひぐけんPは、アマには参考になりませんね。
15yardだと自分の歩測で25歩くらいです。なかなか2パットでは・・・
こういう超ロングパットの簡単な距離感の合わせ方の動画の方が需要があると思いました。

yspw さんのコメント...

さすらいさん、

...ですよねー。
syoballさんがいかに難しい練習を毎日こなされてるか、痛感しますね。
これほんと、短めとか長めとか普通は打ち分けられる距離じゃないんです。ピッタリ目で指標作ってるゴルファーで、長くなったり短くなったりの距離で。(我々アベレージでは滅多にいません。)

僕は21歩を超えるとスシテムで打てませんので、チッピングの距離感を使います。
(7個前の記事に書いたやつです。)
そういう理由で下りのパットの方が正確にコントロールできます。(ちょっと珍しいタイプです。)
でも結果としては上りの方が50cm以内に寄せやすいです。カップ付近で止まりやすくて許容度があるので。

マイタッチの基準が10歩なら倍の20歩とかの練習しておくだけでずいぶん違いますよ。
ホームコース持ったら、そういう練習が重要です。(^^)

syoball さんのコメント...

私は、EXPUTTのせいか?15Yは、お任せくださいって感じがしますよ。9~12Yのほうが難しく感じます。
たぶん、10Yを境に、丁寧タッチと、刷毛塗りタッチに切り替わるからだと思います。

EXPUTT練習は、習慣になっているので、赤ちゃんのねんねの都合で出来ない日があると物足りないです。

EXPUTTのような、室内で毎日気楽に出来て、距離感を養成できる、ショートゲームの練習環境が欲しいところです。

syoball さんのコメント...

ちなみに、脚短いくせに、1歩1Yで歩測するようにしています。最近は、毎朝の電信柱目測練習が身についてきたのか、歩測ももう要らないような感じになってきました。歩測と指測距と目測とレンジファインダーの測距の誤差はほとんどありません。

#15YのLP距離感と、5~50Yの目測精度を十分スコアに活かせてないのが問題!!!

yspw さんのコメント...

syoballだん、こんにちは。
syoballさんの場合は、傾斜も81h分メモされていると思います。
傾斜がきっちり読めれば、1m以内には寄せられると僕も思っています。(芝目の読みが必要なケースも若干ありますが。)

その距離感があれば、そのまま錯覚を利用してチッピング(及びKN)に活かせると思います。

yspw さんのコメント...

1歩1yで歩ければ便利ですね。
デーブペルツ先生も1歩1yで歩く訓練したそうです。
でも190cmはある大柄な人なので無理なく歩いていると思われます。)
私の場合は自分の普段の歩き方をそのまま使って、10歩歩いて測り、というのを往復やって、何度かやって平均してます。
利点は「練習しなくてよい」ところです。(^^)

syoball さんのコメント...

私が1歩1Yを採用したのは、藍ちゃんがやってたからです。日々の目測練習の時に、時々歩測してちゃんと1歩1Yになってるか、歩数の確認をしています。ポケットにレーザーある時はたまにチェックしてます。

1歩1Yで歩くのは、不自然ですけど、大腰筋から振りだすつもりで歩けば気分がすっきりします。つまり健康法ですね。

私は、ネジが足りないのか、同じことを永遠に反復するのがさほど苦になりません(笑)

yspw さんのコメント...

すごいな、どのくらいの練習量が要るんですかね?
出来たら便利だな、とは思うんです。
ただまぁ練習しない自然体利用を基本にしてまして、普段の歩幅で安定させて、暗算してます。
暗算してるって言っても、ラウンド中はグリーン上では「歩」が単位になってて換算してないんですけどね。
基準の7歩が約16フィート、10歩が約23フィート、ぐらいは頭に入ってますけどね。
今回みたいな15y=45フィートっていう換算(というか概算)に使いますけど、ラウンド中は「歩数」のみです。ヤードは入ってきません。
(グリーン上はフィートで、ヤードでは表現はあんまりされないんですよPGAでは。)

syoball さんのコメント...

私はプロゴルフにはウトイんで、ちょっとでも考えることを減らすために、合理的と考えて、1歩1ヤードを採用しています。ロングショットもパターもヤードで統一しています。そのためには、1歩1ヤードで歩ける必要があり、無理して1ヤード歩きにしました。

yspw さんのコメント...

それは良いですね。
EXPUTTがヤードですもんね。

日本全体、グリーンに乗ると突然メートルとセンチメートルに切り替わりますから、ヤードのままの方がつながりは良いと思います。
グリーンエッジのカラーからは例えば10yのチップショットなのに同じ場所からパターだと9mのパットを打つことになりますからね。
私もグリーン周りではメートルから歩数に変えるので同じです。歩数を換算する時にフィートにしてる感じです。

さすらい さんのコメント...

ロングパットの記事のところに、ショートパットの質問で申し訳ないのですが、やきそばパンWさんはショートパットの際にボール位置を左に置いて視界にカップが入るようにしてヘッドアップを防ぐようにされてましたよね?(間違ってたらすみません)

ボール位置は、左つま先の前でしょうか?カップをのぞきこむようにする、というのは頭が右に傾く感じでしょうか?

参考にさせて欲しい次第でして(^ ^)

yspw さんのコメント...

さすらいさん、こんにちは。
これがベストってわけではないのですが…

私はどのパットも構えはほとんど同じで、ボール位置は左足踵の内側くらいの位置です。
ドライバーも3Wも左右の意味ではだいたい同じ位置です。
しかも前後も若干遠目で、目の下のライン上ではなくおでこの下ぐらいの位置かと思います。
ボールの右側を見るような形で構えていまして、まっすぐ真ん中の位置を見る時の頭の角度からボールの方へ顔を少し回転したくらいの角度で、右から覗き込んでるイメージになっていまして。
全部の距離でそういう塩梅です。
ショートパットの時は2メートルぐらいかもう少し向こうまで、構えた位置で自動的にカップが見えていましてヘッドアップをする要素がありません。
結果的に、なのですが。

さすらい さんのコメント...

詳細に教えて頂きありがとうございます!おでこの下にボールがあるのですね。

以前に、ヘッドアップしなくて済む構えと仰っていたので気になってました。

参考にさせて頂きます。

ありがとうございます。

yspw さんのコメント...

教科書どおりではないですので、お気をつけください。

一番肝心な点は、パターフェースが打ちたい方向にピシッと構えられるかどうか、という点です。それさえ合っていれば、ストローク軌道は多少斜めにイン−アウト、アウト−インしていてもボールは目標に出ていってくれます。

このごろは目の真下より少し外に構えているプロも少なくないようです。