5/26/2023

Navyコースのチッピングエリアでグリーン周りの寄せの練習

Navy Golf CourseのDestroyer Courseを久しぶりにプレーしてきました。


ここは練習場の後ろですが、海軍(Navy)所有のコースならではのディスプレイです。

息子のホームステイ先を探していて海軍の退役軍人の方と知り合いまして、ご一緒させていただいたのですが、非常に上手な方でした。リタイヤして、週に3-4日ゴルフ場でアルバイトしている、っていうことでした。良いですね。


こちらが1番ホールのティーです。


ことしは雨が多かったので、フェアウエーの状態も良いですしグリーンの状態もとても良いです。

その方のお友達のベトナム系のご婦人お二人ともご一緒させていただいたのですが色んな意味で、すごかったです。


2セットずらりとMajestyの金色に光るクラブが揃っていて。
1セットあたり、$15,000〜20,000はするんじゃないでしょうか?私のクラブセットは約1/10くらいの価格です。
しかも全員がローシングルのハンディキャップ。
序盤はなかなかに緊張しました。みなさんいい人で、途中からはリラックスできましたが、出だしは緊張しましたねー。みなさんほとんど確実にパー拾っていきますから。時々ボギーが出るくらい。
しかもこのコースは、コースレート/スロープレートが 72.6/129ですから、なかなかの難コースです。

私自身はボギーのスタートで、その後パー、パー、パー、パー、パー、ボギー、パー、パー、って行って前半+2。後半はちょっとボギーが増えてしまって+4でした。トータル +6。(ディファレンシャルで4.7になります。)

良い経験でした。


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チッピングエリアに人があまりいない隙間時間に、動画を撮ることができました。
画像内では小さくて見えにくいですが、左から右に、赤旗、白旗、青旗のピンが立っています。


それぞれ、22y、30y、35yの距離で、グリーン手前のカラーまで約16yありまして転がしはちょっと難しい状況です。なんでもないようでいて確実に2回でいくのは決して簡単ではない状況。

打っている場所のライはちょっと荒っぽいラフで、芝の濃さがまちまちに斑で決して打ちやすいライではありませんが、KIKUYA芝の逆目のような大変に厄介なライな訳ではありません。

一番近くの赤旗から始めまして、白旗、青旗と順に狙って打ちまして、2回目も赤旗、白旗、青旗ともう一度づつ打ちました。


赤旗のピンにはグリーンの手前エッジから 6yしかありませんので、最初の赤旗のカップに寄せるのが実は一番難しいです。グリーン上も平らで左へ切れていく傾斜があります。
私はクロ狙い2.3で打っています。

仮に止まってしまっても仕方ない覚悟で、グリーンの少しだけ手前にファーストバウンスし、グリーンに転がり上がってなるべく止まってくれるようにイメージして打ちました。
(ロブショットなどをせず) 私の打ち方ですと、ワンバウンド目をグリーン上に打ってしまうと、5-8歩ぐらいカップを通り過ぎてしまいます。

いずれのショットも、足を使って歩くように打つ、右膝が前に出る感じのストロークで打っています。


最初の1球目は22yの赤旗狙いでクロ狙い2.3
グリーンのギリギリ手前に落ちて転がり上がり、カップを過ぎて左へ垂れて転がっていき、約4歩の位置で止まりました。登りの4歩が残りましたので、まずまずのショットだと思います。


2球目は30yの白旗狙いで、これは 58°のQF (58QF27) でちょうど良い距離です。
グリーンも受けていまして、カップの辺りでやや上りになっています。
このショットはほぼオートマチックに打つだけです。芝と地面のライの状態によってボールの出球の高さが違ったりはしますが、概ね良い距離感で打てる算段がありますから、草摺りも芝の抵抗とウエッジのバンスの反応の確認の意味合いが強くて、クロ狙い2.3のように弾道のイメージを強く意識して作らなくても、リラックスして普段練習しているテンポを守って打ち急がずに、でもしっかり窮屈なテークバックからフルショットをする感覚で打っています。
カップの左後ろ1歩の位置に付きました。
1球目のショットと比べますと難易度が高くないこと段違いです。


3球目は青旗狙いでトータルで35yありますので 54°に持ち替えまして、この54QF36 ショットのキャリーが約36yですから、距離を-5yアジャストするためにフェースを2.5秒(15°)だけ開いて構えまして打ちました。
ピンの右に飛んでいって落ちて比較的短い距離でカップの右のピンハイの位置で止まりました。2歩の位置に付きました。こちらのショットも距離に関してはオートマチックです。


4球目は、22yの赤旗狙いに戻りまして、クラブも58°に戻しまして、クロ狙い2.3
先程打った感触で自動的にアジャストされたのかなと思いますが、さっきより少し手前にファーストバウンドが落ちまして、カップから2歩の位置に寄ってくれました。
このカップはぴったりに寄せるのは私には難しく、これが精一杯のベストだと思います。
この悪いライからロブショットを打つ技量は持ち合わせておりません。

22yですが、動画を見ますと自分で思っていたよりも大きく振っています。
おそらくですが、subconscious的に芝の抵抗とかバンスの効き方でボールが案外高く上がる様子などを組み込んでくれているのだと思います。ボールの音の他に、ソールのバンスが地面を叩いている音が聞こえます。

こういう寄せのショットの練習は、転がしの寄せでもそうですけど、2球目は比較的上手くいきますね。やはり脳が1球目のボールの挙動を参照してアジャストしてくれるのでしょう。


5球目は、2球目の白旗狙いのときよりやや左に出ました。
グリーンにバウンスしてから、傾斜で右に転がってカップの方に少し寄っていっています。
行ってみましたら、約2歩の距離についていました。この旗だけ最初のラウンドの方がカップに近いです。どちらも満足なショットでした。
ちょうど良い距離ですので、距離感に対する不安感が全くない様子で打てています。


6球目は、青旗狙いの2ラウンド目。
今回は旗の左方向に飛んでいって、バウンドしてからはカップの方に少し寄って行って転がり、比較的短い距離で止まってカップに1歩の位置に付きました。
こちらは、フェースを2.5秒(15°)だけ開いている分、54°ながら少し高く出ていると思いますし、また距離に関する不安感のないストロークができています。

(まぁ全体的に、ただの練習ですのでリラックスしているから、というのはあるかと思います。)


ちょうど良い距離にお膳立てして設定しまして打っているため、安心感ある状態で打っている、という要因も上手く行っている理由かと思います。
ランダムな距離で、ランダムなライの状態や、あるいは傾斜地だったりしますとまた、精度が低くなったりしてくるかと思います。
基準の距離の練習としては良い練習ができているかなと思いました。


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さて、こちらの動画は、一通りチッピング(ピッチング)の練習をいたしまして、感覚もイメージも実感した中で、先程より場所を少し右方向に移動しまして、もう一度動画を撮ってみました。

練習する中では、多少ダフって入ってショートするショットとかも出ましたが、もこもこしたムラのある芝のライでソールが滑りきれなかった感じでした。なかなか難しいグラウンドだったと思います。意識してハイバンスのソールを使っていくイメージで打ちましたのでトップは全然ありませんでした。

こちらはそれぞれ、23y、31y、36yの距離で、グリーン手前のカラーまで約17yありました。
ほぼ全く同じ状況ですね。


打球位置もですが、カメラの位置・角度も少し変わりました。

1球目は赤旗狙いで クロ狙い2.3  (これはちょっと上手く行きすぎています)
2球目は白旗狙いで 58°のQF (58QF27)ショット 
3球目は青旗狙いで 54°に持ち替えて 54QF36 ショット

3つともワンクラブ以内にくっ付いてくれました。
1球目は上手く行きすぎています。実際にラウンドしている最中でしたら、おそらくワンバウンド目がぎりぎりグリーンに届き(イメージはグリーンちょい手前でワンバン、って思っていてそれでもちょっと飛んでしまうパターン)、おそらく殆どの場合に5-6歩もオーバーすることでしょう。
2球目、3球目も、両方とも緩やかな受けグリーンで、3球目の青旗の方ではカップの手前でさらに少し上りになっている旗の位置ですので、ボールが止まりやすく比較的寄せやすい条件になっていたと思います。


こういった、自分の中での基準のショットができていますとフィードバックもかけやすいですし、ライの状態やグリーンのアンジュレーションなど、実践では想像力を使ってアジャストして打っていくという変化に対応しやすくなります。

いつでも基準に立ち返れます。


5/20/2023

ハザードのダメージ打数換算

すごく久しぶりに、San Clemente Muni GCをプレーした時の写真です。

こちらはティーショットを乗せた後に獣道を降りていくところ。


左のバンカーより左に外しますと、どんどん転がり落ちていって...


こんなところからの大変に距離感が難しい打ち上げのアプローチが残ってしまいます。しかもグリーン手前のバンカー超え。
(前前回はここに来ました。笑)

オーシャンビューで、ものすごく楽しいコースです。真夏でもいつでも涼しい恵まれたムニシパル(市営)のコースです。


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お友達のブログを拝見していて、ハザードに関して取り上げられていたものが大変参考になりまして、ちょっと簡単に私なりの考えを整理しておきたいと思いました。


* さすらいさんのブログ「シングルへの忘備録」の記事、『傾斜の動画』

こちらのコメント欄でさすらいさんは、「(急斜面に行ってしまった場合は) ハザードと認識します!」と。


* syoballさんのブログ「しょぼ」の記事、『HZDをきっちり避けていけば崩れない』

こちらの記事でsyoballさんは「HZDを避けていくことが、太田滝を回避することだけでなく、ゲームそのものの楽しみの本質なんだろうな。」と仰っていまして。


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そこで私が思いましたことは、ハザードの危険度、ダメージ度を、打数換算で認識し、ラウンドのゲームプラン、マネージメントに活かしていってはどうだろうか?ということです。
(なんでも数値化したいゴルファーですみません。)


例えばですが、右サイドがOBで左サイドに池があるホールに来たとします。
右サイドのOB区域は打数にして2打のダメージ。
左サイドの池は打数にして1打のダメージ。

どうせ打つなら左サイド寄りに打ちますね。

いっそ池まで届かせないハイブリッドとか5番アイアンでレイアップするとしましょう。短いホールなら良いですが、380y〜400y程度あるホールで私がこれをやりますと、セカンドショットにたとえば190-230yも残ってしまって、今度は距離がハザードになり+0.5打のダメージ。

この辺りの数値をベースに、狙う場所を吟味します。


フェアウエー・バンカーに打ってしまった場合は、パーセーブ率から鑑みて、+0.75打程度のダメージと評価。


別の例で言いますと、セカンドショットがまともに打てないほどの右サイド(もしくは左サイド)の急斜面に打ってしまい、セカンドでFWに戻すショットを打たざるを得ないという、さすらいさんの仰ってるケースでは、+1打のダメージ。


林の中に打ち込んでしまい、フェアウエーに出すだけ、のショットも簡単ではないような状況では+1.5打のダメージ。

といった具合です。


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もう少し掘り下げてみます。

先日たまたま見た動画で石川遼くんプロが言っていたのですが、TPCソーグラスの18番ホールで、タイガーは4日間ともティーショットを大きなフックを打って徹底して保険をかけて打っていたことに感心をした、というお話でした。

こんなレイアウトのホールです。↓


このホール、各プロの飛距離に合わせてティーショットを運ぶ位置を選んで打っていくわけですが、それだけではないんですね。

フェードヒッターのプロが自信を持ってフェードボールで自分の飛距離の位置に打っていく攻め方もアリではありますが、その場合万が一風などの影響で池ポチャしてしまった場合にティーインググラウンドのすぐそこにドロップしなければならないわけです。距離と打数のペナルティーでほぼほぼ+2打のダメージになります。
ところがこのティーショットを大きく右からフックで回して打って池に入れてしまった場合は、最後に池を横切った地点ということで、1打のペナルティーは付きますが距離的にはずっと先の方で3打目が打てますから、+1打のダメージで済むわけです。
これを称して、「保険をかけて打つ」と言っている訳ですね。


私は日頃のラウンドで友達にも常々話していて、時々呆れられているのですが、例えばこういうホールに来たときに考えることがあります。

こちらはJurupa Hillsの15番ホールかな?


こういったホールで私が強く意識するのは、「絶対に右サイドの木には当てたくない」ということなんです。
最近はまっすぐ系の球筋でドライバーを打っていますが、生来がドロー系ヒッターですので、この右の手前の方に張り出している木が常に気になります。
このときに頭の中で考えていますのは、「200y先の左サイドの木であれば当たっても構わないが、右サイドの近い木だけは絶対に駄目だ。」ということです。

先程の池のケースに共通しますが、右サイドの木に当ててしまいますと、距離がものすごく長くなります。+1.5打くらいのダメージになってしまいます。
左サイドの、例えば180y-200y先の木に当てたのであれば、+0.5打程度のダメージで済みます。下手すると0打のダメージで済むかも。

ですから、普段も左サイドにティーアップすることが多い私ですが、このような状況では、目一杯左側にティーアップしまして、自分のスタンスはティーボックスの外もいいところ、っていう位置にセットアップして右サイドの木からできるだけ離れます。

ちょっとトゥ側に当たってフックで戻るボールとか打つと、意外に気が付かずにこの近くにある木に当たっちゃうものなんですよ。ゴルファーなら経験あるんじゃないかと思います。
左サイドが近いっていうケースでもあり得ます。

この件は私はいつも本当に気をつけています。

友達に聞くと、「全然、目にも入ってなかったわ。」っていう返事が返ってくることが多いです。
イメージした弾道上に木の枝が入ってこないと、人間の脳は無視をして視界に入れない能力を持っています。


例えばこういう場面 ↓


同じですね。
左右の近い木々は当然ですが、100yぐらい先にある左サイドの木にも絶対当てないように、と考えます。その先が左ドッグレッグしていますから、もうラフでもいいから右サイドに持っていきたい場面です。

自ずと選択するショットが決まってきますね。
つま先上がりの左足下がりなのに、セットアップはFWのフェード打ちです。


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それともうひとつ。
ピンがグリーンの端の方に立っていたときにピン方向を狙い、少しズレてグリーンを外したとします。そうするとニアサイドの(大概の場合において) 難しいアプローチが残るんですね。

例えばですけど、グリーンの片側にバンカーがありますと私はバンカーを避ける方向に目標を取ります。でも...


こちらの写真は、レッド・ホークGCの14番ホールです。
このホールの場合はピンの位置がそこまで右端ではないかも知れませんが、例えば左のバンカーを避けたためにグリーン右サイドの深いラフに外したとしますと、ニアサイドの寄せが残ってしまいまして、ぴったり寄せるというのは、やさしくなくなります。

一般的に、グリーンのピンに対してニアサイドに外したときは、+0.5打のダメージになると言われています。
(このグリーンの場合はこの話の例としては良くはなくって、手前に外した場合も大きな傾斜の2段グリーンと対処しなければなりませんので、右に外すくらいなら手前の方が方が良い、まで言い切れない部分があります。)

しかしながら、ラウンドのマネージメントをする上で、グリーンのピンのニアサイドに外すのはヤバいよ、+0.5打のダメージよ。ということは頭に入れておいた方が良いと思います。
我々はプロではありませんから下手したら+0.75打くらいかも。(たいてい+1打増えちゃうイメージ。)


私の場合は、例えばグリーン周りのガードバンカーの場合は、サンドセーブ率が25%くらいであまり高くないことから考えても、+1打以上のダメージを喰らうケースもあることを考えても、+1.2打のダメージ、くらいの評価にしています。


かくかくしかじか、はっきりとしたハザード以外にも、ちょっと気が付きにくいハザードや、ハザードとまでは言わないハザードも含めまして、「ダメージ打数」という評価軸を使って、ラウンドのマネージメントに活かす手法はとても有用なのではないだろうか?というのが、今回の記事の主旨です。


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追記: 

ホールの広さや距離、傾斜、左右の木の張り出し具合などにもよりますが、一般論としてたとえば右ドッグレッグのパー4の場合、私はフェアウエー左サイドを狙います。

飛ぶプレイヤーはコースなりに曲がるフェードで打つのもありかもしれませんが、初見のコースの場合など時に、ティーから見えているコーナー辺りの距離に打つと思うんですね。

ラフではなくフェアウエーであっても、右ドッグレッグのホールで右サイドへ行きますと、2打目が右側の木の枝などでスタイミーになって、大きくスライスで打っていかなければならない、なんていうことにしばしば陥ってしまいます。
これも+0.5打くらいのダメージになります。

ドロー系ヒッターはたとえセカンドが長くなってもかならず角度的には打ちやすくなる左サイドへ打っていき、仮に多少ミスをしてもっと左に行ったとしても、低いドローを打つことには苦労しませんので、ティーショットでコースなりのフェードボールを打つ必要は全くありません。



5/14/2023

スイング動画をたくさん撮ってもらえた記念ラウンド (at Dos Lagos GC)

↓ 赤い文字部分、追記しました。


5/14/2023 記

Happy Mother‘s Day!!
(母の日はアメリカでゴルフ場が一番空いている休祝日です。クリスマス当日とかスーパボウルのある日より上。)

今回は、動画をたくさん撮ってもらえた上にショットの調子が良かった先週末のラウンド記録です。


このコースの朝焼けはいつもとても綺麗です。

日本人のお友達と一緒にゴルフに行ったときに、「もうすぐ帰国してしまうので記念になれば」ということで知らない間に26本もスイング動画を撮ってもらえました。
17番18番のパットはグリーンのアンジュレーションが難しい斜面を含んでいたので頼んで動画を撮ってもらったのですが、それ以外はいつの間にか撮っていてくれました。
ショットが22本と、パッティングが4本あります。

自分のブログですので、記念にアップロードしておくことにしました。

我々は2-someで予約していて、前後の組は4-some、別の人が我々の組に入るはずでしたが当日来なかった模様でした...ことが幸いしまして、我々の組は時間がゆったりでした。
動画がないホールもありますが、バックティーの後ろにスペースがなかったり、お友達自身が110くらいのスコアでトラブっていたりとかという事情もあった模様でした。

コースの方は先日のこの ↓ 記事と同じ、Dos Lagos GCです。



すごく調子良かったですし、ラッキーも多々ありまして、スコアは 36 37 = 73 (パー70)でした。
このコースには6つありますパー3を全部ワンオンしました。おそらく初めてのことです。



ブラックマスタードの黄色い花も綺麗でした。


それでは、順番に動画を貼りながら、ホールごとにラウンド記を。

1番 384y パー4


ティーショットです。左はこんもりした木の辺りから左は崖で川、右は小さな木の右は右に転がり落ちて池にハマります。早朝の朝イチとしてはタイトで難しいティーショットです。
私のこのティーショットはやや左サイドへ。

そこからの2打目は、左足上がりのつま先上がりのライから右へ逸れてグリーン右サイドのこちらの丘の上に。(右のこの斜面に打っていくと左にキックしてグリーンへ転がってくれるのですが、ミスして右過ぎました。)


この寄せのショットはグリーン面ギリギリに運んだのですが、それでもかなり転がってご覧のような距離(8歩ぐらい?)のパットを残しまして、2パットのボギーでスタート。


2番 395y パー4

このホールはバックティーの後ろがスペースなくて動画がありません。
2打目以降は友達がトラブルでした。(すごいたくさん撮ってくれていたの知らなかったのですが。)
私のティーショットは右サイド、2打目はグリーンの右に外し放題を転がり落ちまして、3打目の打ち上げの寄せで3歩に寄せたのですがパットが入らず、連続ボギー・ボギーの出だしになりました。


3番 188y パー3


この日は、カップが後方に切ってあって、195yありましたので、3Wで。
このホール、何度かご紹介していますが狭いんですよ。右はグリーンのすぐ右が崖でアウト。左サイドが比較的安全ですが、さほどスペースがありません。斜めに横切っている川越えですし、プレッシャーがかかるホールです。
以前は左右サイドの木がもうちょっと張り出していて極悪でしたが少しトリムしたようです。
前回のときはグリーン後ろの壁に当てて戻すべくドライバーで打っていましたが、今回は正攻法で。これが基準の7歩で打てるちょうどよい距離(軽い上りの6歩)の軽いフックラインの位置に乗りまして、運良くバーディ。


4番 540y パー5


このホールは右サイドがグリーンまでずーっと崖で川が流れていまして、その上フェアウエーはことごとく右に傾いていまして、しかも緩やかに右ドッグレッグ。右に落としやすいホールです。
このティーショットも大きく左、左バンカーのさらに左を狙っています。(コースを知らないとフェアウエーを狙って打ってしまってトラブルになりやすいです。)


このセカンドショットはやや左足下がりのつま先下がりですがライも良いので3Wで。
FWは右に流れますから、このショットもFW左サイドのバンカーの上を行くように左サイドにエイミング。ライの傾斜で自然と持ち玉と逆のフェードで飛んでいます。(クララ先生式)


この動画、パー5で重要な3打目ですが、つま先下がりで若干左下がりのライに戸惑い、スイングを中断しています。リハーサルやって、違和感が拭えなかった模様です。


仕切り直しまして、この動画はリハーサル・ストロークの後のところから。
ちょっと短くてカップの左手前のグリーンエッジに。「ちょっと短い...」とか言いながら目土してます。2回リハーサルしましたので。
ここからは2パットでした。


5番 198y パー3


こちらのショットも3Wです。少し左ズレして心配そうに見ていますが、左のバンカーを越えたところにバウンドして左サイドにオン。良いショットだったと思います。
このバーディーパットはピンが右端の位置で15歩もありましたが、2パットできました。


6番 436y パー4


何度かご紹介していますが、このホールはものすごく難ホールです。
まずティーショットの落とし所が狭くて、右ドッグレッグでセカンドからぐっと登っている難しくて長いホールなのに右サイドに池があります。
狙い所としては、左の木の右端ぎりぎりです。

肉眼ですと、画像よりも遥かに見えにくいです。身を捩ってボールを追っています。
幸い今回はベスポジに行ってくれました。アゲンストでちょっと距離が足りないのですが。

友達がトラブルしていてこの後の動画がないのですが、このホールはちょっと異常なくらいフェアウエーが右に傾いていて芝が短く地面が硬く、どこへ打っても右サイドの池に転がり込んでしまいます。飛ばし屋で2打目がグリーンまで届く人は大丈夫ですが、私のようにDRをナイスショットしてもこの日のようにアゲンストですとグリーンまで2打目が届かない場合は、運良く転がり込まずに止まってくれることを祈って打つことになります。グリーンを少しショートしても転がり戻って池です。

で、私は急坂のもっと左の4番ホールの左ラフまで届かせるように、ど左にエイミングして「Fore, left!」って叫ぶ用意をして打ちます。
コースを熟知していないと選べないルートです。

隣のホールからグリーンへ打ちまして6歩に付けましたが、パーパットは入らずにボギー。


7番 387y パー4


このホールは長くはありませんが、セカンドショットはブラインドのグリーンに打ち下ろす格好になります。
何度もラウンドしてコースを知っていますので難なくエイミングできます。左手前と右奥にバンカーがありますので、最後グリーンまでぐぐっと下がっている距離感を調整して打つ工夫が必要です。


こちらがバーディー・トライのパッティングストロークです。
5歩ぐらいでしたでしょうか。下りのスライスラインです。
これは入れたかったですねー。良い感じでストロークしたのですが読みが少し足りませんでした。(打つ前に「あんまり曲がんないと思うなー。」とか言ってますが、間違ってましたね。)


8番 115y パー3


他のパー3は長いのですが、ここだけすごく短いパー3です。
115yですが、なかなか乗らなかったりこぼれたりすることも少なくないホールです。
グリーンには中程に尾根があって、手前側も奥の向こう側もグリーン中央から下りになっている馬の背グリーンです。
しっかり打てたのですが、若干短い右手前にオン。2パットでした。


9番 290y パー4

このホールもバックティーの後ろにスペースがなくて動画がありません。
スコアカードには375yとなっていますが、この川向うの後方にありますバックティーは閉鎖されて久しく使われていません。飛ぶ人ならワンオンを狙えるパー4です。
チャンスホールになりますね。グリーン方向へ打って行くと左に曲げたときに崖下に落ちてしまいます。
私はだいたいいつも残り50-60y付近のFW中央にあるバンカーのさらに右に打っていきます。
セカンドショットはぴったり寄せたいところ、3歩に付けましたがパットは入らず、パー。


10番 360y パー4


このホールも以前はバックティーが川向うの400y超の位置にあったのですが、今はなくなってしまいました。
このティーショットは左のバンカーの上を越すように、私はものすごく左に打っていきます。
フェアウエーセンタ狙いで右に少し曲げるとフェアウエーが右に少し傾斜していまして、右サイドの大きな浅いバンカーに入ります。もしくは距離によってはブッシュに行ってしまいます。
左サイドのカート道に打つくらいの方がトラブルになりにくいのです。
で、このティーショットは本人的にはミスっていまして、左サイドのバンカーの右のラインに出てフェアウエーに。(友達は「狙い通り!」って行ってくれていますし、フェアウエー真ん中やや左寄りに行きますので結果は良いのですが、本人的にはちょい右ズレ真っ直ぐです。)


10番の2打目はこの位置からでした。
ピン位置は左バンカーの少し右で赤い旗ですからフロント側でした。カップの後ろに上り坂があってバックストップ的な感じになっていますのでバンカーのこともありますし、少し大きめに狙っています。
結果的にはダフりまして、ミスショットでしたがダフったのでスピンもかかっておらず幸いバンカーにも捕まらず、転がってグリーンにぎりぎり乗って結果オーライ。これも2パット。


11番 232y パー3


この日は235yで、軽くアゲンストの風でした。
カップ位置は、大きくうねった3段グリーンの傾斜の真ん中の段でした。
グリーン左手前サイドに2つあるバンカーを避けて、右サイドにドロー系で打っていくのがセオリーになります。
私はこの距離ですからドライバーでうちました。
このホールはたいてい右に外して寄せを頑張るのですが、この日はものすごく上手く打てまして、グリーン右手前からドロー回転で転がり上がり、グリーン上の段もぎりぎり登ってくれました。(前回も右に外して寄せていました。) 
普段はこんなに上手く行きません。

こちらが喜びつつ自分で取った写真です。


転がり戻ってしまってもおかしくないぎりぎりですね。
こういうラッキーは是非ともパットも入れてキャッシュインしたい!


3段グリーンのカップ位置と同じ中の階で、絶好のバーディチャンス。
しかし読みが全く全然合っていませんでした。
後からこうしてみますと、カップの後ろにあるもう一つの段の方を(景色として)見てしまっていて、自分からカップへは傾斜が斜め右に下がっていた部分を見逃していました。こういう錯覚ありますねー。
逆に曲がる方向の頓珍漢な位置に外して、残念でした。


12番 548y パー5


このホールは界隈でも稀に見る広いホールで、左右にフェアウエーで 5ホール分、どこへ打っても大丈夫です。
フェアウエー左サイドに小さいFWバンカーがありまして、ちょっとポットバンカーっぽいこれにだけ入れたくありません。なぜか吸い寄せられるようにバンカーの方に打つ人が多い不思議なホールです。(FWがそちらへ少し低くなっているのもあります。)

ですから私はいつも右いっぱいのカート道方向を狙ってドロー系で打っていきます。
しかしこのショットは真っ直ぐ行ってしまいしかも狙いよりもさらに少し右。「Fore!」と叫んでいます。まぁ隣のフェアウエーまで行くほど右ではなかったのですが。


2打目は1DKJで3打目が届く位置にレイアップするべきところ、ライの判断を見誤りましてのミスで3打目がこの位置でした。グリーン手前に深いくぼみがありまして、通常の3打目はなるべくショートアイアンで打ちたい事情がありまして、2打目を無理なクラブ選択してしまいました。ここでは4オンに切り変えてあらためて1DKJ 、ここはハイブリッドの4番でレイアップしています。


こちらがそのグリーン前の窪地です。
砲台すぎてグリーン面どころか旗の先端も見えません。
もちろん上に昇って方向を確認しまして、距離を測定して打っていきます。
こういうときに決め打ちのシステムで打つことには利点がありますね。これは55y程度の打ち上げで、上り傾斜にいますので何もしなくてもボールが高く上がります。
このショットは、リハーサルではフォローを取っているのに実際のボールを打ったショットではフォローを小さく止めていますね、無意識でしたが。
ちょっと芝がもこもこしていて確実にボールの下にウエッジを入れなくては、っていう意識が働いたのかもしれません。
結果的にはこのアプローチが2歩の位置に寄ってくれまして、ラッキーなパーをセーブしました。


13番 430y パー4


このホールは(画面には見えていませんが)大きな池をグリーンまで左から右に回り込むように打っていく、長くて池越えになる難しいホールです。飛ぶ人は難なく2オンしてきます。
この日はアゲンストで私はちょっと3オン狙いコースでした。


セカンドショットを右サイドの縦に長い大きな池には絶対に入れないように左のカート道方向に打っていきまして、ちょっとやりすぎてこちらの位置でした。

ここからの3打目は池越えにならずに池を避けて打つことができます。
ライも傾斜していますし、95yを8番アイアンでコントロールして打っていっています。
(草摺のリハーサルストロークは動画に映る前にやっています。)
グリーンの左手前から転がり上がって、赤い旗の手前側のカップに寄せるにはちょうどよい距離感が出せています。ワンピンよりちょっと長い4歩くらいの位置に付けましたが、このパーパットは入らず、ボギー。


14番 580y パー5


このホールはティーショットもタイトで難しく、それ以上に3打目の急坂の上りのアプローチの距離感が難しい距離も長いパー5です。
今までにもご紹介していまして、このホールだけ取り上げたブログ記事もあったりします。

もっとキャリーが飛ぶ人は右サイドの池をキャリーで超えて行けば安全に打てますが、この後ろのティーの614yからですと、やはりこの狭い15y幅くらいのフェアウエーに収まるように打っていかなければならないでしょう。
このティーショットは上手くいきました。

2打目は画面に真っ直ぐの方向にあります150yのマーカー杭に3Wで打ってきまして、3打目は強烈な登りの150y。185yぐらい打つ感じで5Wで打っていきました。グリーン左サイドのエッジにオンして、2パット。ここのパーは上出来です。


15番 181y パー3


こたらが15番ホールの写真で、今回動画をたくさん撮ってくれた友達が打っているところです。
後方に写っていますのが13番の大きな池で、この写真にはグリーンは写っていません。
谷越えになっていまして、左サイドは転がり落ちていってしまいブッシュになります。右の土手に当てるくらいに右狙いの方が安全なホールです。

この日はアゲンストで190yぐらい打つ計算で打った私のショットはグリーンにドローで乗っていきまして、カップまで6歩の絶好のチャンスでしたが、入らず2パット。


16番 376y パー4


このホールも難しいです。
376yですが、とても狭く見えるフェアウエーに打ち下ろしていって、そこから今度は強烈に打ち上げていくホールです。
このティーショットは上手く打てました。
アゲンストだったこともあり、セカンドの距離は150y程度残りました。
セカンドショットは、絶対にグリーンをショートできません。前回パープレーしたときでさえ、上手く打ったと思ったセカンドショットがグリーン手前のカラー付近にバウンドしたと思ったら、傾斜を100yも転がり戻ってしまっていました。4オン1パットでなんとかボギーだったくらいです。

下りのパットが残って厄介なのですが、フロントのピン位置に対してグリーンの奥まで行っても構わないから戻ってこないで欲しい、というショットをしました。5Wでフルスイングです。
この日も、前の組の一人が、“パッティングで”カップを通り過ぎてグリーンから溢れ落ち、急傾斜を100yも転がって戻ってしまいボールを取りに来ていました。
私のセカンドはグリーンの奥のエッジまで届いていました。
慎重に下り傾斜と距離を読んでのラグパット(グリーンの外までは出ません様に、と祈りながらのストローク) が上手くいきまして、2パットでパーをセーブできました。


17番 152y パー3


この日はピンまで158yでした。
強烈な打ち下ろしで距離感が難しいのですが、経験的にはアゲンストの方が影響が大きいと思っています。これだけ打ち下ろしですと、ボールの軌道の最後の方はほぼ落下に近いので、トップ目に打たない限りそんなに距離が出てしまうこともないのだと思います。
155yくらいの感じで打っていきまして、もちろん少し大きすぎましたがこの辺りの距離のジャッジは難しいものがあります。
ショットとしてはちょっと左ズレでしたが、グリーンには収まってくれました。


このパットは、2段グリーンの尾根をぎりぎり越える距離で打って、止まってくれることを祈るしかない難しいパットでした。
狙うべき位置はもう少し右でしたね。読みきれませんでした。
強さももう少しぎりぎり止まっちゃうかも?ぐらいだと良かったのですが、それはそれでリスクがあります。
こういうケースでも、読みさえバッチリ合っていますとデジタル式に段の上の部分のところに止まるように打てば良いということで、フィーリングを使わないパッティングにはいろいろと利点があります。
よく見ていたこともあるし、多分にラッキーもありましたが、この返しの若干上りのパットを入れることができまして、パーセーブしました。


18番 533y パー5


このティーショットはブッシュ越えになっていますがそこはあまりプレッシャーにはなりません。右サイドはグリーンまでずーっと続く池の始まりに飛ぶ人は届いてしまいますので、かなり左サイドを狙うのが鉄則になります。
このティーショットはベストの方向でした。

セカンドショットはなるべく距離出してフェアウエーに打っていくのが理想ですが、右の池に向かって傾斜しているフェアウエーに打っていきますとリスクがあります。よく転がるフェアウエーの芝状態ですし。私は思い切って左バンカーよりも左サイドに打っていきます。

3打目が約125yで、グリーン手前側のこの位置にオンしました。


この記事にありますいつものよく切られているカップ位置だったら近かったんですけどねー。笑
でもこの日のピンは池に近い右奥ということで、ちょっと攻めには行きづらい位置でした。

左サイドにありますマウンド越えのパッティング。登っていかなくちゃなりませんし、マウンド越えたら右の池の方向にスピードアップしていきますし、とても難しいパットでした。
(参考のためにも、さっきの17番のパットと18番のこのパットは、友だちに頼んで私のスマホで撮影してもらっていました。)
結果はご覧の通りで、いかんせん強すぎ、でも超々ラッキーなピンに助けられたパットになりました。
ガツンとピンに当たってリアクションしていますが、「惜しい!」とかではなくて、「た、助かったー。なんてこったい、もっと左だったか、しかもめっちゃ強すぎるし。おいおい。」的なリアクションです。笑
かくして、全体的にショットは調子よくてパーオンが多く、クロ狙い2.3の出番が一回もない妙なラウンド、多々ラッキーはありつつバーディーパットはあんまり入らなかったな、というラウンドでした。(3パット無しで34パットはちょっと多いなぁ、と。)


ラウンド・スコア記録です。

青ティーのコースレート/スロープは71.4/128、パーは34・36=70です。
(なかなか難し目のコースです。)

1 384  4 △ 2
2 395  4 △ 2
3 188  3 ◯ 1
4 540  5 - 2
5 198  3 - 2
6 436  4 △ 2
7 387  4 - 2  
8 115  3 - 2
9 375  4 - 2

10 360  4 - 2
11 232  3 - 2
12 548  5 - 1 
13 430  4 △ 2
14 580  5 - 2
15 181  3 - 2  
16 376  4 - 2
17 152  3 - 2
18 533  5 - 2

36(17)・37(17) = 73(34)

コースレート/スロープが 71.4/128ですから、ディファレンシャルは 1.4となります。
難易度は高いのですが、木があまりないコースで私はすごく好きです。

今回のラウンドはバンカーやハザードには一度も入りませんでした。
クロ狙い2.3を一度も使う機会がなかったことも珍しいラウンドでした。(2x6とパターのテキサスだけで用が済んでしまいました。)

グリーンは良いコンディションでした。エアレーションが済んでから約3週間半、グリーンの転がりも綺麗でしたしアンジュレーションの大きいグリーンは読むのも転がすのも難しいですが、でも楽しいです。


これだけの数の動画があるラウンドは私には今までありませんでしたので、本当にありがたい限りです。
良い記念になりました。(^^)


5/07/2023

いわゆるマイタッチによるその日のラウンドのパッティングの距離感のキャリブレーション

こちら、Marshall Canyon GCの18番ホールのグリーンです。


友達が、知らない間にスマホで撮ってくれていました。

アゲンストで195yあった2打目を3Wで打っていきまして、上手くバンカー越えてグリーンをヒットしたのですがちょっと長すぎてグリーン奥に5yぐらい溢れたところから上手く打ったのですが下り傾斜でするするーっと7フィート(2.1m)くらい通り過ぎてこの位置でした。

返しのパットということで入れる気満々で臨んでいます。
ライン分かってたと思ったのですけどねー。
外してボギーでした。
でも、外したあとも動かず、しっかりと目でボールの転がりを追って見届けています。


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ひぐけんプロのYouTube動画はいろいろと参考になる動画が多くていろいろ楽しみにしていますが、ひぐけんプロの高校生時代のコーチで恩師の横山三和子プロのアドバイスが、

...ちょうど私が、ラウンド前の朝に行う練習グリーンでのキャリブレーションとほぼ同じでした。

まずは動画をご覧になってみてください。



何も考えずに、なにも狙わずに、フィーリングだけでただただ気持ちよく5球転がして、その日の基準とする。(この動画では軽い上りのラインで7歩でした。)

これ、平らなところを選んでやると良いのですが、真っ平らは望めませんのでなるべく平らなところを選び、我々の場合は往復して平均値を取った方が良いです。
毎日のようにグリーン上で過ごし、パッティングの距離感覚がピシッと出来上がって安定しているプロゴルファーであれば、そこも込みでアジャストして頭に入るのでしょうけれども。


一部のみなさんがも実践していらっしゃる、いわゆる「マイタッチ」という手法だと理解しています。

その日のフィーリングで、「このぐらい」というストロークでボールを気持ちよく転がし、そのマイタッチを基準にその日のパッティングのフィーリングを微修正するっていう。

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私の場合は、デジタルパットという方式を構築していまして、その日のフィーリングはパッティングには全くといっていいほど使いません。

デジタル式に基準のストロークを持っていまして、そのストロークを基準にキャリブレーションをします。

デジタルパットの利点と不利点を久しぶりに再度整理。
デジタルパットのおさらいと確認事項 (特に16フィート以下)

主に使用するのは、7歩の基準のストロークと、12歩の基準のストロークです。
グリーンの速さが普段より遅かったり速かったりした場合には、14歩とか10歩とか4歩とか、ほかの歩数の基準ストロークも試してキャリブレーションします。
キャリブレーションと言いますか、その日の換算値を計算する、ということになります。

私のデジタルパットのことはリンク先などを参照していただくとしまして。

~~~


私がいろいろな友達のゴルファーと談義していて私のデジタルパットについて聞かれたときにお奨めしています一般化した方法は、上記の横山プロのアドバイスをもう少し噛み砕いて具体的にしたものです。

1. まず練習グリーン上でなるべく平らなところを選びます。

2. スタンスの右足から左足までくらいの幅のストロークで気持ち良いストロークをします。
    (具体的な幅は厳密でなくて構いません。大体右足から左足ぐらいの幅で。)

3. 2球で十分だと思いますが、5球でもいいと思います。だいたい同じ距離に集まるように。

4. そして打った位置からまとまって転がった位置までの距離を歩測します。
    (経験的に、どの方もだいたい 8歩前後になるようです。スティンプで9~9.5フィートぐらいの場合)

5. 歩測が済んだら、今度は同じラインの逆方向で繰り返します。

6. 両方向を平均します。(たとえば行きが7歩で戻りが9歩なら、8歩のスピードとします。)


同じ距離にボールが止まる、心地よいスムーズなストロークで、リピートしやすいストロークをすることが重要です。
同じリズムで、同じ力感で、「ポーン」と打てば良いので案外誰でも同じくらいの距離に収まります。

そしてこの距離、例えば 8歩を基準の距離、ストロークとします。

その日のラウンドでは、平らの8歩弱が残っていたらこのストロークで打てばバッチリ打てますし、例えば軽い上りの7歩が残っていた場合もちょうどいいです。
傾斜2の下りの16歩が残っていたとかの場合も、このストロークで打てばぴったりに寄せることができます。


次の段階としまして、4歩の距離に今度は目標を作りまして、ボールマーカーやティー、もしくはボールなどでマークして、そこを目標にパッティングをします。

人間に備わっている感覚として、ある基準の距離 (例えば8歩) がありますと、「その半分」という距離は感覚的にとても掴みやすいのです。

7. 目標物を設定し4歩の距離を打つストロークの練習をする。

目標はカップではない方が良いです。
通り過ぎたら通り過ぎた距離を見ることの方が重要です。入ってしまうと距離がわかりません。


そのまた次の段階としまして、今度は「倍の距離」を練習します。
この例で言いますと、16歩の距離です。
目標はボールが良いかと思います。ティーとかよりも視認しやすいですので。

8. 目標物を設定し16歩の距離を打つストロークの練習をする。

このときに、自分の感覚に「2倍」っていうことを強くイメージしまして、8歩の倍、っていう感覚を出すように心がけます。
振り幅は特に決めなくて、視認しなくて全然良いと思います。

闇雲に見た目の感覚で距離をジャッジするよりも、すでに心地よいストロークで安定して打てるようになった基準のストロークをベースに、「2倍の距離」をイメージして打つだけでだいたい16歩に到達できるはずです。
こちらは少し練習も必要かもしれません。でも思ったりよりも簡単に安定してくると思います。

この距離は少し長いですから、練習グリーン上で真っ平らな場所は望めないかもしれません。

9. 同じ16歩の距離を反対向きも練習して距離感を確認しておく。


ここまでの手順で、4歩、8歩、16歩、を基準として持った上でラウンドに向かいますと、距離感の不安なくパッティングに望めますので、良い結果が出せると思います。


5/01/2023

各ホールごとのスコアにこだわらないコース・マネージメント

私にとっても非常にショッキングなニュースがありました。

まだお若いです。
とても厳しい状況と理解いたしますが、なんとか回復して元気な姿を見せて欲しいと祈ります…。


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あまり得意にしていないUpland Hills CCの18番ホールです。
(リンク先の2010年にプレーしたころは、このホールは9番ホールでした。)


以前から距離が短くて箱庭的な良いスコアの出やすいコースですが、2016年ごろに生き残りを賭けてか、10番と18番ホールを宅地用に売却しまして、さらに短くなりました。

歩きやすいし良いコースですが、良いスコアが出てもコース/スロープ・レートが低いのでディファレンシャルは良い数字が出にくいです。
短ければ良いパフォーマンスができるって訳でもありませんからね。

この18番ホール(旧9番ホール)は、距離も短くてそれほど難しくないはずのホールですが、左手前が池で、右へ逃げるとグリーン右のバンカーに捕まり、そのバンカーからはほぼ下り傾斜のバンカーショットをグリーンの後ろが池の状態で打たねばならないという罠が
ありまして、思ったより難しいのです。

この2打目地点の位置は、ここ数年で一番飛んでいたので 2打目をグリーンに打てました。
もしティーショットを左サイドにミスしていると難しいホールになってしまいます。



新型コロナ以降のゴルフブームで、経営的には危機を脱したのではないでしょうか。

癒し系のコースでこの日は +2オーバーの72 (パー70)でしたが (ディファレンシャルは4.7でハンディキャップ計算に入りません...)、以前グリーンがパンパンのカチカチに仕上がっていた日にここで92を打ったこともあったりします。


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普段色々なコースでプレーする中で、18ホール中に 2-3ホールくらい420-460yぐらいの長いパー4のホールがあったりします。
私の飛距離ですと、まずまず良いティーショットをドライバーで打ってフェアウエーから3Wをクリアヒットしても、風や傾斜も含めて、それでもグリーンまで届かないケースもでてきます。

そういうホールは最初から3ショット(でパーオンする)ホールだな、という気持ちで臨んでいます。
自分の中では、このホールのパーは4じゃなくて5だな。的なイメージで。
実際に、ホール・ハンディキャップが、1とか2とかになっている場合が多いですね。

逆に、500yを切るようなパー5とかは、5.4ではなくて4.5狙いのプランでホールを攻めていくときもあります。(ただし短めのパー5には、グリーン周りなどが難しくしてあったり、グリーンが小さく作られていてやさしくないホールも少なくありません。)

コースの総距離が短いコースもありますし、ハザードとかがあまりなくても距離が長いだけで既に難しいコースもあります。 私は青ティーでプレーすることが今のところ多くてしかも飛ぶ方ではありませんのでなおさらです。


米国のコースの場合、コース・レートの他に、コースの難易度の指標になるスロープ・レートというものが各コース評価されて設定されています。
各ラウンドのスコアは、GHINというハンディキャップを管理する機関にポスティングしますと、この二つのレーティングを使って、ディファレンシャルという評価数値になって計算されまして、それがハンディキャップ・インデックスを決めるという仕組みになっています。

計算法は決まっていますので、私は自分でもExcelシートに入力して自分で計算した数字を管理しています。(GHINのデータは、近々20ラウンドのスコアに暫時更新されますので。3年分ぐらいは過去のデータもストックされてはいるようです。)


過去に何度かブログ記事にしているので添付してみます。


イメージ的に言いますと、コースレートの方はスクラッチプレイヤーにとってそのコースの長さとか難しさを評価してあって、ティー別にパーをアジャストしてある数値、という感じです。
コースのパーに対して、+/‐ 1.0~2.0打しか違わないことが多いです。

これに対しまして、スロープ・レートの方は、平均でボギーペースくらいのアベレージゴルファーにとってのそのコースの長さとか難しさを評価した感じの数値指標になっています。

111-119ぐらいのコースはすごく易しい癒し系コース。 
120-124ぐらいは隣のホールもセーフなムニシパルの箱庭系コース。 
125-135ぐらいに大半のコースは入りまして、
128を超えるコースはなかなかタフな難しめ、 
130台のコースというのは、難関コース。 
140を超えるとなると、超難コース。

と当時書いていますが、大体こんなイメージです。

日本のコースにもスロー・プレートを導入するという話が数年前にありましたけど、あんまり捗っていない様子ですね。導入されているコースもあるようです。広く普及して欲しいです。
実際にプレーしてキチンとした評価をする専門のゴルファーが必要ですので、日本で幅広く実施するのがまだ難しいのかも知れません。



こちらの記事では、

・・・で、気が付いた驚くべき事実。 今までは、昨年のクリスマスの日にパームスプリングスでラウンドした時の74がベストスコアだと思っていたんです。
それと今年、ダッド・ミラーで(比較的簡単なコースとはいえ)出した73(パー71)がベストスコアだと、そう思っていた訳ですよ。

ところが、昨年の8月にロス・セラノスというゴルフ場のサウス・コースで回った時の、
81 というスコアが、実はハンディ換算ではベストスコアだったという事が判明しました。(自己ベスト・パフォーマンスと呼ぶべきか?)

前者二つのスコアのディファレンシャルはそれぞれ、5.5、4.3だったのに対し、ロス・セラノスのサウスコース(パー74、黒ティー)のディファレンシャルが 3.9だったんですね。
(ちなみに当時のロス・セラノスのサウスコース(黒ティー)は、コースレート/スロープレートが、76.3/135になっていますが、現在はさらに難しいという評価で76.8/137に改定されています。)


この、その日のラウンドのディファレンシャルというのは、トータルスコアをコースレート/スロープレートでアジャストして計算されます。 ですから、何打打ったか、とコースレート/スロープレートが必要で、そのコースのパーがいくつか、は実はハンディキャップ・インデックスの計算に全く関わってきません。

この事実を逆手に取りますと、というか素直に受け取りますと、各ホールでパーだったとかボギーだったとかは、あんまり関係ない、っていうことになってきます。

ラウンドを通じて18ホールで何打ストロークしたのか、っていう観点で考えてこのホールの自分なりのパーは6だな、とか、そういうマネージメントでプレーすることもできるわけです。
普段の私のラウンドではスコアをパーに対する+/-で記録していますが、トーナメントなどでは3とか4とか5とか6とか書き込むのであって、そこにはパット数すら必要ない訳です。


余談ですが、では本来の各ホールのパー設定は何のためにあるのか?ハンディキャップは何なのか?
っていう点で言いますと、米国の場合は各自がUSGA傘下の各地区の機関、南カリフォルニアでしたらSCGAに登録した上でGHINが管理するシステムで各自の HDCP Indexを持っています。 
あなたの今日現在のハンディキャップは、というのはハンディキャップ・インデックスのことを指します。

その上で、HDCPの実力が違うゴルファーが、ハンディキャップ戦でスコアを争って競う場合には、そのコースでプレーするスコア・ハンディキャップが、持っているハンディキャップ・インデックスをベースに計算されます。
ハンディキャップ・インデックスには、小数点以下一桁が付いていますが、その日プレーするスコア・ハンディキャップは整数です。
そして、両者のスコア・ハンディキャップの差に基づいて、どのホールにハンディキャップを付加するか、がホール・ハンディキャップの高い順に選択されて決まります。
...という使い方になっています。


話がだいぶ逸れましたが、今回のエントリーで考えましたことは、各ホールで自分なりのスコアを想定して、その「個人的パー」をベースにプレーするマネージメントもありなんじゃないか?っていうことなんです。

少なくとも、その日のパフォーマンスを評価しているディファレンシャル、そして今日現在のゴルフのレベルを評価しているハンディキャップ・インデックスでは、各ホールのパーの数字やコース全体のパーの数字は計算には使われていない、っていうことなんです。(日本では意外に聞こえるかもしれませんが。)


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今回のブログ記事から考えましたことは、難しいパー4ですとか、長いパー4 (私には長くて難しいパー4)とか、スコア的には厳しいホールですけれども、これを逆に発想しまして。

もう自分にとっては短いパー5みたいなもんだ、って思うことで「このホールを 3打で乗せよう。」って思って攻略ルートを考えたら、それはもういろんなルートが考えられます。

2つで乗せてパーを取ろうとしたらルートも限られてきて難しいですけど、ボギー狙いでしたなら攻略の自由度も高くなって、コースで一番攻略を考えるのが楽しいホールになります。
3打目が上手く近くに付けばパーも取れたりしますし。

一旦こういったパー4の難ホールを短いパー5だと思ってしまえば、「あれ?このホール楽しいぞ!?」って感じになってきます。

そもそもそのホールのパーがいくつなのか、ということはその日のパフォーマンスを評価するそのラウンドのディファレンシャルには関係ない訳ですので、上がったスコアを5とか4とか書くだけなんですね。
HDCP Indexに反映されるのも、ディファレンシャルですので。