こちらは18番ホール、518yのパー5のティーです。
平らな頂点まではバックティーからだとなかなか届きません。写真のこの位置は白ティーで、480yです。白ティーからなら上手く当たればフェアウエー右サイドのバンカーに届くかな。
そこからは若干打ち降ろしていって、グリーンの右手前には大きな池があります。飛ぶ人が2オンを狙っていくには、この池越えがチャレンジになりますね。
私は池の左のフェアウエーに5Wを打っていって3打目勝負。
PWの3/4で打ってピンの左4歩にビシッと打てたのですが、バーディーパットは入りませんでした。残念。
ちなみにですが、元シェルの原油(Black Gold)採掘跡地なので、Black Gold GCです。
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今回はちょっと思い付きで、トライアル的にラウンドで試用をしてみています。
「3x4システムを 2x6システムに再構築 (30-100y)」という距離の打ち分けシステムを使っていますが、クラブごとに打てるキャリーには特有の距離が設定されています。
打ち方のコントロールを変えたくありませんので、少し強くとか、少し弱くとかはほぼやらない方向性で運用をしています。
上手く行った時に得られる結果以上に、距離の打ち分けのメリハリが薄れることを懸念します。(これはあくまでも個人的な見解です。)
ですから、長いなら長い、短いなら短いのを承知で打っていく、っていうマネージメントをしています。結果読み違いとかライの抵抗の関係などで、そうならないこともありますから。
それが前提で、ちょっとキャリーの距離を調整してみたいな、という気持ちはあります。
一般的な方法としては、
1.振り幅の調整
(これは現在時計盤システムを使用していませんので適用できにくいです。)
2.感覚を利用したストロークあるいはインパクトの強さの調整
(これは一番やりたくない方法です。距離の階段のメリハリが薄れかねない。)
3.チョークダウンして短く持って飛距離を調整
(これは可能性としては大いにあり。実効の効果も折り紙付き。ただテンポを変えたくないので今はちょっと躊躇してます。テンポは振り子の腕の長さに依存するので。)
4.ボール位置を左右にずらし弾道を変える
(これはかなり躊躇します。そもそもダフリ・トップを防ぎたいのが第一で。)
5.フェースを開いて使う
(あまりにも距離のコントロールが安定せず、フェースでボールを捉えにくくなるイメージ。)
という訳で、5番の「フェースを開いて使う」という方法論を改めて見直してみることに。
以前、フェースを開いた時には、フェース面の仰角はとんでもなく上を向いていることを記事にしました。
70°のウエッジだとしたら、ボールを安定してコンタクトすることがものすごく精密なコントロールになって、私の技量ではダフリやトップが発生しやすくなってしまうのは当たり前。
テイラーメードによると、60°のウエッジを時計盤でいう 1時半(つまり45°) 開くと、フェースはほぼ 90°、真上を向くそうです。これはやってみますと分かります。
ちょっとびっくりしますね?
だけど、ウエッジを開いて使う人って、まぁまぁ30°から45°ぐらいフェースを開いて使うじゃないですか。ロフトで言うとすごいことになってるんですけど、セットしたそのままで使ってないってことですよね。そのままの状態で打てたとしたら結構右へ飛ぶしすごく上に抜けてしまうはず。
リンクした記事中にも書きましたが、我々ゴルファーはフェースを開いて使った時に、ダウンスイングでクラブが下りてくるときに開いているフェースを幾分戻してクローズしながら包み込むように下ろしてきて打っているようです。
自分で実験もしてみましたが、開いた角度をそのまま使う意識でストロークしても、不思議とクローズしながら下りてきてしまうようでした。
それはそれとしまして。
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という訳で今回は、時計の針で約 0時半(あるいは 2.5秒)だけフェースを開いて打つというショットを、距離の調整に試してみた次第です。
0時半、あるいは 2.5秒というのは、約15°フェースを開くことになります。
1時に開くのが 30°オープンですから、半分の 15°ですね。
このウエッジは54°ですが、写真で見ていただくとお分かりになるかと思いますが、ほとんど開いている感じがしません。それでもロフト相当の仰角としては、60°強くらいになるんじゃないかと思います。
構えた感じで言いますと、こうなります。
ボール位置は両足の中心、左足(と右足)かかとの内側です。
両足のつま先が左を向いていますので、かなりのオープンスタンスですごい右側にボールを置いているように見えますが、これが真ん中です。
このセットアップの構えから、なにも変えずにいつもの 2x6システムの 1/2ショットを打ちますと、約4−5y程度キャリーの飛距離を落とすことが出来るようです。
理屈上は、ロフトで言いますと例えば私の使っています58°と54°の間の56°で打つとちょうど4−5yくらい変わる計算ですので、ロフトが 2°だけ増えるように開けば事足りるはずなのですが、それなら時計の針で1秒(6°)も開けば十分なのですが、実際問題 1秒開いていても対して変わらないと言いますか。
この辺のメカニズムは非常に興味深いのですが、結果をもとに検証してみましたところ、2.5秒くらいフェースを開くと有効だったということなんです。
やはり多少なりともフェースを開きますと、自然とダウンスイングで閉じながら降りてくるものなのでしょう、おそらく。
この方法ですと、クラブを握る長さも同じで良いですからテンポも変わらずに済みます。
打ち方も(実際はともかく)イメージの中では全く同じです。
まだ58°と54°のウエッジでしか検証していませんが、50°でも確認してみようと思います。
まぁとりあえず、4yの調整が気になるのは、58°と54°のウエッジの1/2の距離くらいだけで当面の用は足りるような気はします。50°はやらなくてもいいかもな。
以前実は、「良い感じで打ったときの若干の左ズレ問題」の解決の糸口っていう記事で、2秒(12°)フェースをオープンしてショートアイアンやウエッジを打つセットアップについて書いたのですが、あれは別物です。
グリップの握りは変えずにスクエア、ちょっとハンドファーストにして10°程度フェースを開いた構えから打つ、っていう内容でしたので。
今回の 2.5秒(15°)は、フェースを開いた状態でグリップを握り直します。
...と書いていたら、タイミングよくわっほーさんのこの動画がアップロードされました。( この部分は追記してます。)
そうなんですよね、ほぼ無意識なんですけど体が(というかsubconsciousが) 自然に戻してきて打っているんですよね。そうじゃなかったら辻褄が合いませんものね。
ちょっとまだトライアル運用中ですが、特に悪影響的なものもなさそうですし、微調整が必要なのかどうか、理屈で言えばロフト調整上は本来であるはずの1秒(6°)オープンだと効果が期待できないのか否か、いろいろと確認していきたいと思います。
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途中まで書いてた状態で、実はすでに実験してきたので追記します。(笑)
とりあえず練習場で、感触を掴むために打ち比べてみました。
今後コースで確認していくための前提として。
以下、1球目はいつもの 2x6システムで打っていまして、2球目に 2.5秒オープンフェースでセットをして打っています。
本人の感覚としては、全く同じ打ち方で打っていますが、フェースが開いていますので自然に閉じながら下りてくる動きが入っているかも知れません。(自分では変えてる意識ありませんが、理論上は2.5秒(15°)もフェース開いたらもっと飛ばないはずなので。)
まずは 58°の 1/2ショットから。
1球目と2球目でファーストバウンスする位置が 4-5yぐらい違ってきています。
開いた分、高さは少し増していて、その分キャリーの距離が4-5yぐらい落ちてる感じ。
(余談ですが、1球目、私のハイバンス58°は人工芝マットから抜けにくそうな音を立てています。2.5秒開いた方が抜けやすそうな音です。コースでは勝手が違いますが、フェースは少し開くと抜けが違うよっていうことの現れではあるかも知れません。)
ほんのちょっと(2.5秒)フェースを開いているだけでずいぶんいろいろ違ってくるものですね。
転がしではないのですけれど、左膝と右膝をリズムよく使って歩くようにアプローチ(AA: syoballさんの用語)。
わっほーさんの動画で説明されている通り、フェースを少し開いている方はフォローが少し左になっていますね。そんなことやってる意識なかったなー。開き方がほんの 2.5秒なので、フォローのズレも大きくはないですが。
こちらもほぼ同じです。
1球目と2球目でキャリーの距離が 4-5yぐらい落ちてる感じ。2球目は開いた分高さは若干増しています。(ソールの抜けの音も同様。)
この1/2ショットはグリーン周りからの寄せで使うショットで、右膝が前に出る感じで、左腕が7時半くらいのテークバックになります。(ただし本人はテークバックには時計盤をイメージしていません。)
上記 2つは、本文中に書いていましたショットで、コースでもすでに何回かトライアル的に打ってみています。
練習ですから、ちょっと範囲を広げて 3/4ショットにも適用してみました。
(私の3/4ショットは、一般にいう 9時-3時のハーフスイングの感じのショットです。マン振りではないフルショットの3/4のキャリーが打てます。)
58°の 3/4ショット
先程の2つの動画でもそうですが、2.5秒フェースを開く時の手順として、まず足の位置のセットアップをしてからフェースを2.5秒開いて、それから打っています。
どの手順が一番良いのか、スムーズに他をズラさずにセットできるのか、この辺は検討課題かも知れません。
こちらの 3/4ではまだコースで飛距離の落ち方を確認していません。この練習の感触だとやはり4-5yぐらい距離が落とせる模様です。落下点の差をアバウトな感じで見ただけですが。
(こちらでも、ソールの抜けの音の違いが感じられます。でもコースの芝ではそこまで違わないだろうと踏んでいます。そもそもずっと、ハイバウンスのウエッジたちは練習場のマットで抜けが良くないんだよなー、って思っていますが、コースでは抜群に良いですからね。)
この3/4ショットは、1/2よりはもうちょっと距離が出ているショットですので、2.5秒フェースを開いたときの距離の比率はどうかなー、と思っていましたが、雰囲気的には4-5y落とせる感じです。
フェースを開いている分、気持ち右にボールが出るのと、ボールの回転にスライス回転が入るような感じがします。ちょっとワンバウンス目のボールの跳ね方が違いそう...的な雰囲気。
総合的に見て、まずまず使えそうな感触があります。
ライへの対応もありますので一筋縄ではないとは思いますが、基本的には少しだけ開いた方が抜けが良かったりもするでしょうから問題は少ないのでは、とも思います。
いつもの 2x6システム に-5yの微調整加わる!ってなると嬉しいのですけれど。
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追記: 7/20/2022
けっこうコースで使える様子だから略称決めよう。笑
「F2.5秒セットアップ」 (仮)
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