半分ぐらいの方は前日に別のコースをラウンド、宴会をしてから前泊で富士クラシックに、という段取りでした。
私は朝4時に起きて、朝焼けの中をコースに向かいます。
1時間40分ぐらいで到着しました。
(帰りは3時間半かかりましたけどね。高速道路が混んでましたので、終わってからすぐ15時前にはコースを出たにもかかわらず、家まで帰り着いたのは18時半すぎでした。)
コースの入り口からクラブハウスへのアプローチ道も立派です。
真後ろに富士山が来るように建てたんですね。
堂々としていて厳かです。
クラブハウスからも富士山が見えます。素晴らしい。
クラブハウスから見えるコースの様子からでも、うねったフェアウエーや深々とした濃い緑色のラフ、速そうなグリーンがうかがえますね。
いやー、素晴らしい。
富士クラシック
コース紹介の写真、どれも美しいです。
この後に貼っている私の写真よりも、こちらのプロの撮った写真を見ていただきたいです。
富士クラシックの設計は、カンザス州のミッションヒルズ・カントリークラブや、ニクラスと共同で設計したミュアフィールドビレッジなどを設計した、デズモンド・ミュアヘッド氏です。
デズモンド・ミュアヘッド氏が、富嶽三十六景をイメージして設計したそうで、芝の卍マークの入った16番のバンカーとか、上から見ると北斎の波の絵のような17番のパー3とか、個性的なホールが見られます。
私は以前、富士クラシックのコース管理をなさっていたスーパーインテンダントの石本修二さんという方のブログを拝見していました。
https://fuji-classic.com/blog/2009/05/post_197.html (現在リンク切れ)
「スティンプメーターについて」弊ブログ記事
『スティンプと言ってもグリーンによっても場所によってもかなり違うし、一日のうちの時間によっても変わってくる。富士クラシックは、富士山を背にした下りの場合なんかは15フィートぐらいに感じるくらい速くなってる。』とかブログに書かれていて、私はワクワクしたものでした。
石本修二さん、過去のこの記事に登場されてます。
我々は、INコーススタートで10番からでした。
本所立川というホールで、現在の墨田区の情景です。
右手前が池で、左サイドは林になっていてややS字に進むパー4です。
スタートホールとしてはかなり打ちにくい18ホール中でも狭めのティーショットでした。
1番ホールは広々と打てるパー5でリラックスしてスタートできます。
デズモンド・ミュアヘッド氏はOUTコースからのスタートで設計していますので、これはINコースから回る方が悪いです。
英国や米国では全員がアウトからスタートするのが通常ですからね。
11番ホールはやや右ドッグレッグになっていました。信州諏訪湖。
11番グリーンからも良い風景が広がっています。湾曲して細長いグリーンの後ろに池の端も見えていて、後方の林の上に富士山がそびえています。壮観でした。
やはり富士山の裾に乗っているコースは気持ちが良いですね!
12番は江の島を模したホールで、魚の骨みたいな形状の特徴的なバンカーが、グリーン手前のFWに。
グリーンはどれも大きくて色々な形状をしています。
コース上の距離表示杭は、どれもグリーン手前の縁までの距離を表示していて、ピンの位置も手前の縁から+44ヤードとかで表示されていました。
レーザーでピンフラッグまでの距離を測定しながらプレーしましたので、そこまで戸惑いはしませんでしたが、カートから何本かクラブをもっていく際についつい距離表示杭を見て大体の距離を予測してクラブを選ぶ際に間違えてしまいがちでした。
ついすぐそこに100y表示杭が見えるのに、上りも入れると165yはあるよ?みたいなケースが頻発しました。
13番のパー3は白ティーからでも193yありました。
カリフォルニア時代は、180-210y程度の距離のパー3が多かったので、こういうホールは割と好きなのですが、手前の板張りのバンカーにつきましては「そこまで難しくしなくてもいいじゃない?」と思いました。
東都 浅草本願寺というホールです。
そしてこちらが卍型の入ったバンカーがある16番ホールです。
2打目地点付近から。
私のボールはもっと右の方のフェアウエー上です。
2打目ちょっとミスりまして、ハーフトップの低いボールで距離が足りずにこのバンカーに。
ただ幸い卍型をクリアした向こう側のグリーンすぐ手前のところでした。
普通なバンカーショットでワンクラブに付いてくれましてパーセーブ。ラッキー。
ホール名は隠居となっていますが、どこの情景だろう?
こちらが神奈川浪裏と名前が付いている17番のパー3です。
ぜひコースウエブサイトのコース図のリンクから上から見た写真をご覧になってください。
北斎のGreat Waveとして有名なあの波が再現されています。
神奈川沖となっていますが、木更津の風景だそうです。
このホールは池を警戒して、えらい奥の方にオンしまして、29yのパットを残しました。
2つ前の15番のパー5で3パットのボギーをきっしていまして(こちらはファーストパットが読めていなくて上って下りのラインを若干ショート、下りのスライスラインのセカンドパットが6フィート(約1.8m)残っていて外しました。)、ここは是非とも2パットで行きたいと気合が入っていました。
シミュレーションゴルフのパッティングをイメージして、タップインではありませんが2フィート(約60cm)ぐらいに寄せることができて2パットでパー。
こちら18番ホール、比較的短いパー4です。
クラブハウスが見えますね。
登戸裏というホールで、現在の千葉市の海際の風景をイメージしたホールです。
ということで、INコースを終えて、お昼に。
ハンバーガーのセットを置いているコースはそんなに多くないと思ったので頼んでみました。
大体どこへ行ってもサンドイッチを探して頼んでいます。
後半のOUTコースです。
1番ホールは割と広々と打てるパー5です。
やはりスタートホールはこうでないと、って思いました。
駿州片倉茶園というホールで、途中右サイドに茶畑をイメージしたバンカーがありました。
グリーンはフィジェットスピナーみたいな3つ葉の形でした。
2番ホールは大きな池越えのパー3でした。
ホール名は長寿となっていて、富嶽三十六景のどこにあたるかちょっと分かりません。
池越えですし、横に細長い大きいグリーンですから、芦ノ湖のある箱根の風景をイメージしているかもしれません。
7番ホールの割と長くてグリーン左手前に池のあるパー4。
うねりの富士っていう名前のホールです。
ドロー系でエイミングする私には、ちょっと構えにくいティーショットでした。
セカンドショットは5Wでしたが上手く打ててグリーンオンできました。
そして9番ホール。(ちょっとホールから外れてるところから撮られてますが。)
どのホールからも富士山が望めます。素晴らしいコースです。
身延川裏不二という名前のホールで、裏富士ですから山梨県側の富士山の景色をイメージしていますね。日蓮宗の総本山、久遠寺から富士川を挟んだ富士の風景を描いたそうです。
スコアカードです。
39 (15) 39 (14) = 78 (29)
コースレート/スロープレートの設定がありません。(名門コースなのになんで??)
屈指の難コースとされていますなか、私の感覚でディファレンシャルは大体 6.2ぐらいになるかと思います。
3番は運よくこの日かろうじて一個バーディとれました。
しかし2番も4番も何とかひーこら頑張って粘ってのダボオンしてのボギーセーブでした。
4番はちょっと届かない長いホールで、フェアウエーに1DKJでレイアップ、2打目を3Wで良い感じに打ったんですがちょっと右に逸れてバンカーに入れました。バンカーショットがトップ目、グリーンオーバーから寄せて入れて、というボギーです。
5番はさらに長いパー4で、こちらも2つで届かないと思ったのですが、3Wで打ったセカンドがグリーンの手前の方に乗りまして。カップまで28yもありました。
途中の右側にマウンドがあって、かなり左に曲がる上りのラインでよく読んだつもりで打ったのですが、読みが浅すぎ強さも不足していて、スススーッと早い段階から左へズレて行ってカップ左の手前方向に5歩も残してしまいました。強い上りで7歩のストロークで打ったセカンドパットは惜しくも縁に外れて2つ目の3パット。
打ち損じかなー、を確かめるためにホールアウト後にもう一度戻ってファーストパットの位置から打ってみましたが、同じように曲がって同じように大きく外れました。読みが全然できていなかったようです。
富士クラシックは返す返す良いコースでした。
ミュアヘッドですけど、葛飾北斎のコースっていうおもむきでした。
ホームコースのお仲間さんたちともいつもとは違った親睦が計れまして、とても楽しいゴルフでした。
帰りに大渋滞の始まる付近の談合坂SAでお土産を買いました。
タコのペペロンチーノをこれで作ってみようかな。
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沢山あるなぁ。