2/02/2025

ミドルレンジのパット、具体的な取り組みのアイディア ‐ ショートMP

ペブルビーチPro-Amトーナメント初日、シェーン・ロウリーがペブルビーチの7番のパー3でホールインワンを達成したそうです。



記事には、すこぶる有名なパー3のホール3つ、ペブルビーチの7番ホールと、アイランドグリーンでお馴染みのTPCソーグラスの17番ホール、それとマスターズのオーガスタ・ナショナルの16番ホールのパー3と、3つ全部を公式戦でホールインワンした初めてのプレイヤーとなった、って書いてありました。


ペブルビーチの7番



ソーグラスの17番アイランドグリーン



オーガスタの16番



すげえなぁ。
ワクワクしますね。


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ちょっと前段がパットの要らない話になってしまいましたが、今年の課題の記事の続きです。

ミドルレンジ(私が勝手に決めた4~32フィート(約1.2~9.6m))のパットの1パットが減って3パットが増えているという問題点はデータから見えてきた訳なのですが、問題点が分かっただけでは対策になりません。

ファーストパットの大半は、このミドルレンジ(4~32フィート)のパットになります。

前回はミドルレンジ(4~32フィート)のパットのうちのロングMP(10~32フィート)において、ロングパットはともかくこの一番デジタルパットを有効に適用できるレンジで3パットを量産してしまっている現象はもう少し食い止めて減らすことができるはず、という取り組み内容でした。


今回は、4~10フィートの、ショートMP(1.2〜3m)において、いかにワンパット率を高めることができるか?という取り組みになります。


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今年の課題の記事で取り上げてまとめました、問題点を再掲。


A. 4~10フィートの、ショートMP(1.2〜3m)
ワンパットでカップインする確率が20~80%の範囲でいわゆるスコアを左右する要素が強い領域のパットをショートMP(1.2〜3m)としました。

こちらは、ワンパットをどのくらい増やすことができるのか?という課題です。


B. 10~32フィートの、ロングMP(3~9.6m)
カップインする確率はほとんど5%以下で、徹底して2パットを目指し、外しても返しを比較的容易に決められるようにすべき領域のパットをロングMP(3~9.6m)としました。

こちらは、3パットを防ぎつつカップを脅かすようにストロークするという課題です。


3.クロ狙い2.3の改良
グリーン周りの10~30yのハッスル・ゾーンで、ワンピンかワンクラブか?という瀬戸際をどう攻めていくか、という領域になります。

状況別に合わせて狙い方やストロークの際の意識付けなど、特に砲台グリーン特有のボール位置の傾斜や、グリーンとの高低差、を考慮した狙い方、そして構え方、クラブ選択を含めました打ち方を探ってみたいと目論んでいます。


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さて、本題です。
今回は、A. のショートMP (4~10フィート、1.2m〜3m)を考察。

前回のロングMPをちょっとミスると、このショートMPが残ってきますし、グリーン周りのハッスル・ゾーンでワンクラブに寄らずでもワンピン内には寄った時などにもこのショートMPが残ってきます。
ラウンドのスコアを左右する極めて重要な要因です。


問題点の詳細を探るため、昨年のラウンド中に特に2歩(約5フィート、1.5m)圏内のパットが入らなかった場面を回想してみます。

・富士山周辺コースではグリーン上で読む見た目の傾斜からは見えない、富士の裾野に乗っかっているコース全体の傾斜が影響しますが、これを見逃していて傾斜が読めていない。

・グリーンが亀の甲状で、カップ周辺の傾斜の読みが今一つ読み取れていない上に、同伴プレイヤーのカップ間際のボールの切れ方が参考にならないケースがある。

・短いながらも曲がるラインで、スピードの管理がアバウトなため、若干強すぎたりして曲がりが小さくなり外れる。

・ストロークのブレで狙ったエイミングポイントに打ち出せていない。


この範囲のパッティングストロークは、私の場合でだいたい 2歩~5歩程度のストロークになります。デジタル管理から言いますと、1-3歩というのはストロークが小さくて振り幅での管理を正確に行いにくい範囲になります、というのが正直なところです。

打ち出し方向はパターフェースさえきちんとセットできればOKですが、パッティング・スピードに関しては曲がるラインの場合には思いのほかしっかり距離(ボールのスピード)を管理しないとカップを外れてしまいます。


ショートMPは、ほとんど真っ直ぐなラインや、軽い上りのラインなどは多少ストロークの強さ、スピードの管理が雑でもカップに入ってしまいます。
それはそれで割り切って、パターフェースの向きだけに集中してスムーズにストロークすればそれで良いと思います。

個人的な経験則では、なぜかスタンスは若干クローズドのスタンスにした方が集中できます。
よほど曲がる下りのスライス・ラインに関してだけは、オープンスタンスで構えてストロークの強さ(スピード)の方に集中した方が良いように思います。それ以外はフックラインでもスライスラインでもクローズドのスタンスで。


やはりショートMPといえども、曲がるラインはなかなか決めることが難しいです。
ですので、ショートMPであっても、相当の曲がりがある場合は決めることよりもタッチをジャストタッチで合わせて、外れても次が確実に入るように保険をかけて狙うようにしたほうが良いと考えます。


今後の方針としましては、この2歩~4歩のショートMPの距離の場合には、

・あまり曲がらないラインや上りのパットに関してはパターのフェース面だけを注視してクローズドスタンスでわりとしっかり目に打つ。

・曲がるラインや、下りのスライスラインなどでは、ショートMPの距離とはいえども、今まで以上に上り下りの傾斜とスピードをコース全体の傾斜を含めてよく読み、ジャストタッチで入ったらラッキーと思って次を入れやすいように考えて狙う。


こういった2本立てに整理をして、攻めと守りを考えてストロークしていきたいと思います。


またなにか気づいたり思いついたりしたことがあったら記事にします。