ロサンゼルス郊外の車で50分ぐらいのところに、水上スキーやパラセーリングのメッカになっているレイク・エルシノアという湖があります。
メジャーリーグのパドレスの傘下のシングルA のチームの球場もほとりにありまして、そのすぐ裏側手に今年出来たばかりの、スコットランド風本格リンクスコースです。(^^)
こんなコースです。
カル・オルソンという人の設計で、(この人は、私のお気に入りコースで
Fullerton市にあるコヨーテ・ヒルズというコースもペイン・スチュワートと
一緒に設計していますが、この二つはもう全然別な趣のデザインです。)、もうホント、カリフォルニアとは思えないゴルフコースです。
コース・レイアウト
各ホールの左右やいたるところに(いくつかのホールのフェアウエイには横切るようにして、)「Burn(バーン)」と呼ばれる細い小川と、湖が張り巡らされています。Burnっていうのはスコットランド式の英語ですね。
米国ではCreekって言いますが、このコースではBurnです。(^^)
ポットバンカーも散見しますね。
セントアンドリュースとかロイヤルリザムとかのポットバンカーよりは浅いので、それほど脅威ではありませんけど、(叩かされそうな)いい雰囲気(笑)を醸し出しています。
2番ホール、パー5の2打目地点での写真を見ていただきたいのですが、
コースじゅうがほとんどフラットに出来ていまして、木も在りません。
私のすぐ先に、かすかに横切る線のように写っているのが、バーンです。
このショットなんかは、何を目標に打ったらいいのか戸惑ってしまう感覚でした。何しろ木も無いですし、後ろの山も遙かかなたですし、目標がありません。(笑)
距離感も掴みにくい。
何ヤード残っているか、写真でも見当つかないでしょう?
あと、風も読みにくいんですよね。
この時期のカリフォルニアの空ですと、風で動くような低い雲もありません。ヤシの木も無いですし。
体に感じる風だけが情報源です。
(逆に、なにもさえぎるものがなくて風が巻くということもありませんので、風の方向自体は読み間違うことがほとんどありません。)
全体にはフラットなのですが、フェアウエイはけっこううねうねしていてボールが止まった場所によってはかなり傾いたライで打たされます。
バーンの向こう側に写っているフェアウエイのモコモコが見えますでしょうかね?
グリーンもアンジュレーションのきついポテトチップ・グリーンで(どちらかと言うとポテトチップを裏向けに被せたような砲台な感じのグリーンが多いです。)、硬く出来ていてあまりディボット跡が付きません。スピードも速いし、なめらかです。
途中で判ったんですが、常に残り距離を短めに打って、グリーンに転がり乗るようなうち方をしないと、なかなかピン手前には止まってくれないんですね。
かといって、グリーン手前がいつもフラットにグリーンに向かってくれているわけではありませんので厄介です。
各ホール、バーンとともに曲げた時のハザードとなっているのが膝丈のブッシュです。
打ってはみるものの、ここに入れちゃうともうアウチです。まともに打てません。