題名ほど大げさな話ではなくて恐縮です。(^^;
気が付いた事をいくつか、思いついたときにアップしてみようと思います。
前回の記事で、珍しくイン(バック9)からラウンドした、と書いたのですが、これは米国(私が知るのはロサンゼルス界隈ですが。)では本当に珍しいです。
18ホール、スルーでラウンドするのが一般的なんですよね。
全員が1番からスタートして、18番までスルーでプレーします。
昼食は、あくまでもサンドイッチやホットドッグなどの軽食や飲み物をを買い、ティーイング・グランドでの待ち時間などを利用して済ませます。
これは実は、本来、ゴルフ規則第3章の規則6-8に規定されているんですよね。
競技の場合は、特に、この規則に従うべきです。
裁定集にも、9ホールを終えて45分間TVでゴルフ中継を観戦したケースが書かれています。(なんと競技失格ですよ。(x_x))
↓
裁定集(規則第3章6-8a/1)
この裁定集は、英語で書かれて居るものをJGAが出来るだけ原文に忠実に訳したもので、4,000円で売られていますが、なんと4,000円もするものを、JGAではただで全文web公開してくれているんですね。
なんといういいサービス!♡
激しく脱線しますが(^^;、JGAはJGAにおける裁定集も独自で出しておりまして、こちらも800円で売られているものを、全文web公開してくれています。
私は、英語版の裁定集を購入して持っておりまして、時々拾い読みしているのですが、書いてある事項はどれも興味深く面白くて、読みながらニヤニヤしてしまいます。(笑)
これです。 ↓
Decisions on The Rules of Golf(2008-2009)
余談ついでですが、私の経験的な意見を書きますと、裁定集を読んでおくと楽しくルールに精通出来まして、スコア・アップのために非常に役に立つと思います。(^^)
規定集(いわゆるルールブック)は、読んでも意味が分かりにくく、覚えられないのでお奨めではないです。ちっちゃくてキャディバッグに忍ばせるにはいいのですが。
裁定集をお買い求めください。
もしくは、全部プリントアウトして自分で束にしてもいいかも知れませんけど、非常に分厚くなってしまいます。
話を戻しますが(笑)、もちろん、競技委員会が決めれば、アウトとイン(フロント9とバック9)の間に1時間の昼食タイムを取るのもありかも知んないんですが、ゴルフ本来の精神には“のっとっていない”訳です。
日本でも、ゴルフ場によっては競技会の時にはキチンとスループレイをやっているところも少なく無いでしょうね。
で、ようやく本題に戻りますが(^^;、
全員が18ホール・スループレイでは、1日に入れるお客さん数が減ってしまうではないか?という事になるんですが、実はそうでもないんです。
朝早いスタートでは、バック9だけをプレーするお客さんを入れるんです。
バック9のお客さんがプレーし終える頃、フロント9を終えたお客さんがバック9にやってくる、というタイミングにします。
夕方バック9よりも先に空いてしまうフロント9も、実は埋まります。
どこのゴルフ場も、“Twilight tee time”というのを設定しておりまして、グリーンフィーを値引きして提供しているのです。
“Twilight”は、上手く行けば18ホール回れるかもしれない時間から始まって、どう見ても9ホールぐらいしか回れない時間(Super Twilight)までスタートできます。
コースに拠るんですが、夏場は3時・4時以降、冬場は1時・2時以降というのが一般的です。
特に夏場の夕方スタートは、猛暑を避ける意味でも人気です。例え18ホール終えられなかったとしても、グリーンフィーが半額近い値段ですからね。(^^)
家がコースから近いお客さんやホテルに宿泊しているお客さんなら、喜んで9ホールを約半額でプレーするんじゃないでしょうか。日本でも。
9ホールをプレーする人を上手く集められれば、アウトとインの両方からスタートする日本のゴルフ場のやり方と同じ人数は入れられるはずですよね?
もっと言えば、長い昼食時間やお風呂の時間がない分、一人一人のお客さんがゴルフ場に居る時間はぐっと短くなります。
行き帰りの時間も考えますと、残される家族にとってはその方がずっとありがたい、ってこともあるんじゃ無いでしょうか。
日本のゴルフ場の問題は、グリーンフィーそのものよりも昼食や飲み物やその他キャディフィーなどの収入に頼る収益構造にあるのでは?と思いました。
(とはいえ、私はゴルフ場で入るお風呂が好きでして、今はちょっと寂しい思いをしておりますが。(笑))
もうひとつ、
ゴルフ場が主催するコンペ(英語ではtournamentと言います。)は、ショットガン形式によるものが多いです。
各ホールで一斉にスタートし、全員が約4-5時間で終了するので、夏場でしたら約144人のコンペを午前午後の2回行ったり出来ます。合計288人。
こうしたコンペは、大抵月曜日とかに開催されます。
日本と同様、4-6組くらいの、個人的なコンペも盛んです。
これはもう、日本とほぼおんなじで、ニアピン、ドラコン、ベスグロなどを表彰して景品を出しますが、ぺリアやダブルペリア方式での競技はほとんど見受けません。
今書いていて思ったんですが、日本でも例えば千葉県のゴルフ銀座の只中にあるコースとかでこれをやったら上手く行きませんかね?
18番ホールのグリーン周辺だけでも照明設備を付ければ16人はラウンドアウトできる人を増やせます。
近隣のコースで18ホールをプレーし終えたお客さんを拾えたりするかも知れませんし、近隣のコースで18ホールプレーする前の早朝のお客さんだって場合によっては拾えるかも知れませんよね?
毎週月曜日は、72名-144名ぐらいのオープントーナメントにして、景品出して。
全員ほぼ同時にラウンドを終えますから、ラウンド後の表彰式にもすぐ入れます。
軽食だって、(スキー場値段にして)ホットドッグで400円も取ればぼろ儲けでしょう。
外でラウンドしながら食べると、なんでも美味しいんですよ。(笑)
まぁ、妄想はこのくらいにしておきます。(^^;