1/19/2009

競技ゴルフ-1 (リオ・ホンド)


今年から、競技形式のトーナメントを行っているグループに参加することになりました。(^^)

参加しているメンバーのうち1/3ぐらいはお知り合いの人たちですが、私を含めた数人以外は全員白人系の人ばかり50名ぐらいのグループです。

月に1回のペースで、いろいろなコースで開催されます。


マーカーとプレイヤーの名前がすでに印刷されたスコアカードが配布され、全てルールどおりのラウンドです。
ロストボールは、打った地点まで戻って打たなくてはなりません。誤球や誤所からのプレーにも要注意。(普段はたまに、意外とティーマーカーを見間違えて打っちゃったりしますのでね。(^^;)


今回は28人7組でのコンペ。
ものすごい桁違いの飛ばし屋さんが数名居りまして、ドラコンはどうみても蚊帳の外なんですが(笑)、ニアピンは是非とも狙いたいところ。


会場も(今月はたまたま)私がちょくちょくバック9を練習しているコースと言うこともありまして、地の利を活かしたいところです。(^^)

3番Holeティー横のWater Fall


私は2組目で、同伴プレイヤーは、初老の紳士といった風貌でかなり身長の高いクリスと、80近くてひざを少し痛めていると言うビル、私と同世代でハンディ18ぐらいのニックです。
クリスとニックは初対面。

スタートホールで、20人以上の人に見守られて打つティーショットの感触は久しぶりです。♡
50cmのパットにしびれるかも知んないですしね。(^^)


では、まずはスコアの方を。


コースレート/スロープは、70.5/122です。
パーは、36・35=71。

1 4 - 0 U9A
2 4 △ 1 DS5S
3 5 - 1 D14AL-②
4 5 - 0
5 4 △ 1 14AL-②
6 4 - 0 D9S
7 3 - / T(タップイン)
8 3 - / U③
9 4 □ 3 DS3B(池)

10 3 △ / 4BL-①
11 5 △ 0 U11S-②
12 4 - 1 D5B
13 4 △ 2 4A
14 3 - / U14AL-②
15 5 - 0 5
16 4 - 1 U15A-①
17 3 - / U8S
18 4 △ 0 2S

40(15)・39(18)= 79(33)


スタートホールのティーショットは無難にフェアウエーのセンターに。
振り切りましたが、楽目に振って打っていますので距離は少ーし落とし気味です。

2ホール目のティーショットはフェアウエー左サイドのバンカーに捉まりました。

フロント9は調子はひどく悪くはないものの、時折出るブレブレ気味のショットを繋ぎながら、粘り強くプレーしていく我慢我慢のゴルフでした。
パーオンも3ホールだけです。

8番Hole


9番に来て、ティーショットを左の池に入れてしまいました。
緩やかな左ドッグで、ティーインググラウンドに真っ直ぐ打つと右へ抜けてしまい、右へ持っていくとマウンドがあって次のショットのスタンスがつま先上がりになって厄介になるんです。
構えにくいティーですね。

少し先の左側の木を回ってドローに打つのが理想なんですが、今日のはちょっと打ち出し自体が左に行ってしまい転がり込んで捉まってしまいました。
おまけに3歩(約2m)のボギーパットも外れちゃって、ダボ。

ここまでは粘って+2で来ていたのにダボ打っちゃうと、苦しいですね。
後半は、なんとかバーディーが欲しいところ。


しかし9番でリズムが少し狂いましたでしょうか。
10番から13番はホールの難しさとか関係なく、ショットのブレが拡大しまして、トップボールが出たり、木の裏に行って木越えになったり、わざわざ水越えのセカンドを残しちゃったり、ちょっとドタバタ気味でした。

でも、14番の長い池越えのパー3のユーティリティーでのティーショットから、また感じが戻ってくれました。(^^)


15番のバーディーパットは5歩(3.5m)でごくわずかなフックライン。
決めたと思ったのですが、カップに沈みかけたボールがクルっと出てきてしまいました。(T_T)


17番のパー3は、ピンに向かってすごくいいショット打ったんですけど、ピンが奥で受け傾斜が強くなっている場所で、するする戻ってきて8歩(5m半)も残ってしまいました。
このパットもラインに乗ってたんですけどわずかにショート。



18番のセカンドは、この日のベストショットでした。

18番Hole


約140yを残していて、受けグリーンでピンはものすごく手前です。
ほんのわずか登りのほぼフラット、ライは軽く左足上がり。

グリーンの手前側が短かったので、ボールを少しだけ(1個分ぐらい)右に置き、“easy 7(若干軽く打つ7I)”でなるべくスピンを多くかけるようにパンチ気味に攻めてみました。

打ってすぐに、(私はルックアップしますので)ピンに真っ直ぐ向かっていく弾道が見えていましたから内心「これはくっ付いたぞ。(^^)」とか思っていたんですよ。
正直を告白しますと、14番から上がり調子だったのもあって、「最後の正直でバーディー取れるか?」ぐらいまで思ったんですよね。(^^;

・・・で、何が起きたかといいますと、ボールがピンの70cmぐらいの高さの所にまともに当たりまして。
ガシャっと音を立てて、ボールは本当に真っ直ぐ私の方に20yも跳ね返って来てしまいました。(T_T)


残りは花道にあるとは言え、グリーンまで15yでピンまではエッジから5yのあまり嬉しくないアプローチが残りました。
D-Chopで2歩(1.3mぐらい)に寄せたものの、パー・パットは無情にもカップを覗き込むようにして手前に止まってしまいました。

でも、このセカンドショットはものすごくいいショットでした。
不運でしたね。


7番のアプローチも、今日のベストショットのひとつでした。

5Iでのティーショットを大きく左へ曲げてしまい、木のさらに左、隣のホールのティーインググラウンの方向に行ってしまいました。
そこからの寄せは約35yで、張り出した木の枝の下を抜かなくてはなりません。(でも枝が胸の高さより上の方に張り出していましたので、下に抜ける穴があったのは幸いでした。)

PWで、ボールは右足の前よりさらに右。
コックを入れずにカツンと打ち出したボールは珍しくイメージしたとおりの低い弾道で飛んで行きグリーン手前の(というか左からですから実はグリーンの横なんですが)土手にバンプしてグリーンへ上がり、ピンにガシャっと当たってカップから10cmに止まってくれました。

これはとてもラッキーでした。

ラッキーですけど、思い通りに打てたという意味ではとてもいいショットだったと思います。



このトーナメントでは、私はハンディ7で出場しておりましたので、+8オーバーの79は、+1オーバーということになります。
久々の競技形式のラウンドということで、バーディーもありませんでしたし、ニアピンもチャンス無しだったわけですが、暫定球を打つ必要もありませんでしたし、まずまず、いいラウンドが出来たと思います。(^^)


集計前にお先に帰って来てしまったので、順位とかまるで判らないのですが、結果の連絡が来次第、追記しようと思います。



ところで、一緒に回った初老の紳士といった感じのクリスさんには少々驚かされました。
高い身長から縦に振って、弾道の高いいいボールを打っていたのですが、ラウンド中この日は時折ボカっとミスショットが出ていたんですよね。

18番ホールのティーショットも左に曲げたしまったその直後、ものすごく大きな声で、「God, (damn it!)」・・・といいたいところを「God ・・bless!(神のご加護を!)」と言い換えて叫びまして。(この言い方は初めて聞きました。(笑))

言葉の方は悪い言葉を避けているものの、叫び声を上げてドライバーぶん投げてましたからね。(笑)


いやー、ちょっとびっくりしました。(^^;



***

追記:

結果的には、ネットが5位タイ、グロスが2位でした。(^^)
でも、ともに景品も何も無し。(笑)
ニアピン・ドラコンは、第2組目だったにもかかわらず、旗に書き込むことすら出来ず惨敗。(T_T)

今回は暫定球を打たなくて済むラウンドでしたし、ハンディは基本的に良い方のスコアから半分選抜のさらに4%引きな訳ですから、+1 ならまぁまぁだったと思います。(^^)



1/18/2009

あなたのDRは大丈夫??


私もダメなやつ持ってます。


今年に入ってすぐ、イギリスの耳鼻科のお医者さん達が、最新ドライバーの数々をテストしまして、甲高い打球音の聴覚への悪影響を調べ、最悪の場合聴覚を失って“deaf(耳が聞こえない;聴覚障害)”になってしまう恐れがある、という結果を公表しました。


その記事↓
“Doctors say golfers using latest generation of titanium drivers should wear earplugs to protect them from noise.”

55歳の、難聴になってしまったゴルファーの事例もあるそうです。
この人の場合は、コブラ社のKing Cobra LDを使っていて、週に3回程度のラウンドで約18ヶ月使っていたところ、右耳の聴覚がかなり下がっていたそうです。

この記事では、この耳鼻科の先生達が「ゴルファーは予防に耳栓をするべきだ。」と推奨している、となっていますが、同時に、耳栓をしてプレーをすると「フォー」の声が聞こえないとか逆に危険なケースも出てくる、とも書かれています。



で、それを米国でも全国放送のABCニュースで取り上げられました。



ABCニュース

ABCニュースのビデオクリップ


このビデオに出てくるドライバーはどれも、被害例のKing Cobra LDよりも音の大きいものばかりです。

画像をクリックで拡大します。


音が大きい順に、

PING G10
Mizuno MX-560
NIKE SQ
Callaway FT-5
Masters MC-Z910
King Cobra Speed LD

が映っています。
キャロウエイのFT-iは、FT-5とほぼ同等でしょう。

これらはどれも、120dB以上を計時しています。
PING G10に至っては、128dBにも達したと言うことです。

耳鼻科の先生達に拠りますと、使っても耳に安全なレベルは、「110dB(デシベル)まで」だとされているのだそうです。


週に3回程度のラウンドで約18ヶ月ってことは、練習場でドライバーをたくさん打つ方なんかは、もっと短期間に耳をやられてしまうかも知れないってことですよね。


私も実はFT-5を持っています。

FT-3がエースドライバーで、ほんの短期間FT-5を使用し、その後リシャフトしたFT-3がエースに復帰しまして、今はFT-3を使っていまして、このドライバーはものすごく打球音が静かなので私自身のエースドライバーは安心ですが、
よく一緒にラウンドする友人が、Mizno MX-560とCallaway FT-iを使って居りますし、まったくの他人事ではありません。

この話は、その友人の一人から教えてもらって知ったものなので、友人達も考慮することでしょう。


私も注意したいと思います。

日本では、米国モデルはそれほど出回って居ないと思いますが、たぶん
NIKE SQなどはほぼ仕様が同じで出ているかと思いますので、たとえ日本モデルでも、あのレベルのでかい打球音が出るドライバーにはご注意下さい。


***

ノリさんがわざわざupして下さった記事にもリンクしておきます。

練習熱心と聴覚障害の危険

併せて、
次の記事、「再告知です。」 とそのコメント欄もご参照下さい。


みなさん、ホントにご注意なさって下さい。
気が付かない周波数の辺りの音がすでに聞こえ難くなっているかもしれませんよ。


1/16/2009

ルースインペディメント (裁定集から-2)


「裁定集から」シリーズの第2弾です。(^^;

第1弾はこちら。→ バンブル・ビー(裁定集から-1)



ルースインペディメントについての解釈は、意外に深くてびっくりします、非常に面白いです。


まずは、ルールブックの定義を確認してみます。

***
32 ルースインペディメント(Loose Impediments)

 「ルースインペディメント」とは自然物であり、次のものを含む。

●石、木の葉、木の枝など
●動物の糞
●ミミズ、虫類、その他類似のものおよびその放出物や堆積物
ただし、前記のものであっても次のものは除く。

●固定されているもの、生長しているもの
●地面に固くくい込んでいるもの
●球に付着しているもの

 砂とバラバラの土は、パッティンググリーン上にある場合はルースインペディメントであるが、それ以外の場所ではルースインペディメントではない。
 雪と自然の氷(霜を除く)は、プレーヤーの選択でカジュアルウォーターかルースインペディメントとして処置することができる。
露と霜はルースインペディメントではない。

***

裁定集のルースインペディメントに関するページと、救済(ルースインペディメント)のページもリンクしておきますね。

***

リンクを詳しく読めば、敢えて私が書くことも基本的には無いんですが、ちょっと「へーっ。」って思わされるところをピックアップしてみますね。



「ルースインペディメントは状況により解釈が変わる。」という点が、私にはとても面白く感じられます。

同じものなのに、場所によって、そうだったり、そうでなかったり。
同じ水の凍ったものでも、雪や雹はそうだけど、霜やつらら(や露)はちがう。

また死んでいるか生きているかでも違ってきますし、べとべとしているかしていないかでも変わってくる可能性があります。(笑)


例えば・・・


>ルースインペディメントは建築過程や製造過程の進行に伴い、その取り扱いが障害物に変わることがある。・・・(中略)・・・1片の木屑 (ルースインペディメント) も木炭に造り上げられたときは障害物となる。

と、あります。


へー、木炭は障害物なのか。人工物なんですね。
バンカーとかのハザード内では、この違いは大きいですよ。



それと、パッティンググリーン上だけでは「砂やバラバラの土」はルースインペディメントですが、スルーザグリーン上にあった場合は「砂やバラバラの土」はルースインペディメントではありません。

木の葉なんかとは違って、退けては“いけない”のです。
(まぁこれはご存知の方が多いと思いますが。)

フェアウエーの目土には、ソールするとき以外触れないようにした方が良いです。


どんぐりや石は、地面に固く食い込んでいなければルースインペディメントですが、もし踏みつけられていたりして地面に食い込んでいたらルースインペディメントでは無くなります。


また、裁定集には、「バンカー内の食べかけの梨」まで丁寧に解説されています。(笑)

食べかけで捨てられている梨は(局外者が持ち込んだ)「障害物」ではなく、ルースインペディメントの扱いになります。
(つまりハザード内では、例えボールの邪魔になっていようとも、決して触ることは出来ません。)
バンカーの近くに梨の木があろうと無かろうと、人間がかじった跡があろうと無かろうと、ゴルフ規則上の梨は果実の梨であって、その取り扱いを変えるものでは無いのだそうです。

他にも、「生きている蛇は局外者であるが、死んでいる蛇はルースインペディメントである。」とか、「(バンカー内で)死んでいるカニも自然物であり、したがってルースインペディメントであり障害物ではない。そのカニを除去した場合は規則13-4の違反となる。」などと、非常に詳しく解説されています。(笑)


例えばカミナリで倒れた倒木の場合も、わずかでも樹皮が繋がっていれば自然物、繋がっていなければどんなに大きくてもルースインペディメントである、と、非常に明確です。

ちなみに、どんな大きな岩でも地面に食い込んでいない限りはルースインペディメントで、動かすためにキャディや同伴競技者、観客などの助けを借りても良い、と書かれています。
ただし不当なプレーの遅延にならない限りです。
(タイガーのボールを救済するために、観客10人ぐらいで大きな岩を動かした場面を思い出しますねー。)


仮に、ミカンや桃、イチゴなどの果実にボールが食い込んでしまっていた場合、ボールに付着した芝や泥と同様、今度はボールへの付着物とジャッジされてしまい、どけることが出来ません。


生きている蛇は局外者でしたが、ボールの上にいる生きている昆虫はルースインペディメントです。
ですから、スルーザグリーンでは払いのけても大丈夫ですが、もしバンカー内やウォーターハザードの境界内の地面の上でしたら、ボールや周りの他のものを動かさないように気を付けて、「ふーふー」するなりして、自主的に退くように“促して”あげてください。
払いのけてはいけません。(吹き飛ばしては駄目です。)

もしボールでつぶされて死んでいて、しかもボールにくっ付いていたら付着物になってしまいます。(可哀相ですけどもう死んでますから、パッティンググリーン以外では、そのまま打ってください。)


コースに落ちている遺棄されたボールは、動かせる障害物です。人工物ですからね。
でも同伴競技者のボールは、暫定球とかでもボールとして扱われます。


「石灰や塗料を使用して地上に引かれたギャラリー整理用の線やヤーデージの目安として地上に付けられたマーク」は人工物ですが、実は障害物としてもルースインペディメントとしても扱われません。
あるがままに、そのまま打ってください。


↑の最初に載せた「定義」に、「ミミズ、虫類、その他類似のものおよびその放出物や堆積物 」はルースインペディメントである、と定められています。
蜘蛛とかゲジゲジは昆虫では無いんですが、その他類似のものに入るんですね。
蜘蛛の出す糸とか蜘蛛の巣とかも、例え木とか地面とかに付着していたとしても、「およびその放出物」とみなされて、ルースインペディメントになるそうです。ただし“ボールに”蜘蛛の巣が付着していたらルースインペディメントではなくなります。


なんかねー、面白いですねー。(笑)
私は個人的にこういうの大好きなんです。♡

どちらかというと堅苦しいルールブックの規則も、裁定集で具体例を解説されていますと、とたんに楽しいものになってきますね。