ペブルビーチ・ゴルフリンクス (3/16/09) 記録
本編の方は→こちらです。
ゴールド・ティーからでコースレート/スロープは72.3/137、パーは72です。
1 4 △ 0 4B
2 5 - 0 ④
3 4 +3 2 9A
4 4 +3 2 6A
5 3 - / 6AL-②
6 5 △ 0 4B
7 3 △ / 2B
8 4 △ 0 DS14AL-5AL-①(3パット)
9 4 △ 1 4B
10 4 △ 0 7A
11 4 △ 0 4B
12 3 △ / 4A
13 4 - 0 13
14 5 △ 1 8
15 4 △ 2 13BS
16 4 - 0 10S-②
17 3 □ / 11B
18 5 - 0 7
47(18)・43(18)= 90(36)
もう少し、6個在る2歩や4歩(2.8m)前後が入ってくれたら、もう少しマシなスコアだったんですけど、まぁ仕方ありません。
3番・4番でバンカーにやられてドタバタしたのが悔やまれます。
白くて軽くて綺麗な砂が入ってましてね。
普段ぼろっちぃ砂のコースでのプレーが多いので、ちょっと戸惑いました。
スパイグラスの方は、色の濃い、重い感じの砂でしたしね。
18番のカップに蹴られたバーディパット、今でも目に焼きついてます。(笑)
スーッと行って、軽ーくフックして・・・くるん!って。(T_T)
以下、ホール・バイ・ホールのラウンド記録です。
1番ホール 345y パー4
緊張のスタートホールは短い右ドッグレッグのパー4です。216y打つとフェアウエイ左の曲がり角にあるバンカーに届きます。右側の曲がるコーナーには木が在って、ヤーデージブックに「ショートカットは止めときなさい。ペイしません。」と書いてあります。
私は、真っ直ぐ軽く登って見えているフェアウエーに約190-200yを打つためにユーティリティーの2番でティーショットすべきか迷ったのですが、ドライバーを持ちました。
いきなりドライバーのスリークォーター・ショット(3/4)でスタートですが、何しろ6時間半ドライブの後です。
ティーアップの高いフェースの大きいドライバーで打つ方が、この時の私には安心だったのです。
得てして手打ちになってフックとかしがちですが、私の場合は下半身が止まったときユーティリティーの方がチーピンのミスなどが出易いので。
果たしてティーショットは上手く行き、セカンドにはフェアウエーからの140yが残りました。
7Iで打った軽いのぼりのセカンド・ショットは左のガードバンカーの手前の方に捕まります。
あごが低くてよかった。
もし右の方のバンカーだったらあごが高くて大変でした。
ペブルビーチのバンカーは砂が真っ白で軽くてふわふわしていました。
4歩(約3m)に乗せるもパーパットは入らず。
2番ホール 460y パー5
2000年のUSオープンの際には、パー4としてプレーされた短いパー5です。
ドライバーでのティーショットはフェアウエー中央に見える島付きのバンカーの上を越え(キャリー175yで越えます)、その先の左右のフェアウエーバンカーを避けてフェアウエイ真ん中へ。
2打めは約215y残っていて、グリーンの約60y手前には深い深いディッチ(後で行って見たら、川底に砂があるような感じのバンカーでした)がありますし、その手前には両側に木が生えていて窓口は小さくなっています。
私は迷わずPWで手前にレイアップ。
3打目は、いい位置から約110yです。
アプローチショットは手前のピンに対してわずかにグリーンをショートしてしまいました。
4歩(約3m)に寄せて(というかそれしか寄らなくて(笑))、このパットを沈めてパー。
立ち上がりとしては悪くありません。
3番ホール 337y パー4
これも短いホールです。
フェアウエーは約170y先に、右から左へ斜めに形で横たわっていて、左ドッグレッグに近いレイアウトです。
但し左側にはこんもりとした木が在って、ショートカットを狙って木に引っかかってしまうと手前の谷に落ちてしまいます。
私は手前の谷よりも仮にオーバーしてフェアウエー右のバンカー群に入った方がマシ、と考え、大きめのクラブ 3Wを持ちました。これもスリークォーター・ショットです。
軽いアゲンストの中、キャリーで170y以上を打ち、197y以内に収めないといけないのです。
このショットは、上手く打て過ぎてしまいまして、右の一番手前のフェアウエー・バンカーの奥の方に打ち込んでしまいました。209yぐらいですかね。打ち下ろしていたからなー。
そして、これが落とし穴でした。
グリーンまでの残りはわずか145y。
カート道は左側なので、クラブを何本か持って行くのですが、私は準備よく6本もクラブを持って行っていました。
6Iを少しひらいてグリーン左手前の花道を狙って打ちますが、これがあごをヒットしてしまい、フェアウエー右側の2個目のバンカーに。
今度は残り125y。8Iで打ちましたが、今度もクリアできると思ったあごをヒット。3つ目のバンカーにも入ってしまいます。
ここから約80yのバンカーショットは50度のウエッジで。
このショットもグリーンをオーバーしてしまいます。
やっとこさっとこ乗せて、2パットのトリプルボギー。
4番ホール 308y パー4
このホールからしばらく、海岸線沿いになります。フェアウエーの直ぐ右側はずーっと海。
もっと風が強く吹いていたら難しいだろうなぁ。
ここも、170y先からフェアウエーが始まっていますが、フェアウエーの手前には横長のバンカーが横たわっています。
ドライバーで打ったティーショットはこのバンカーを越えてまずまずだったのですが、フェアウエー内の左よりの方にある小さなポットバンカー入ってしまいました。これはもう出すだけです。
3打目のアプローチは約85y。これを前下がりのライから少し引っ張ってしまい、左のガードバンカーへ。
スターターさんが説明してくれた通り、ペブルビーチのグリーンはどれも小さめです。
このバンカーショットはグリーンへ乗らず。次も寄らず、パットも入らずで、連続トリプル。
ちょっとふわふわのバンカーにやられまくって浮き足立った感じです。
もうバンカーに入れないようにマネージメントして立ち直らねば。
5番ホール 142y パー3
このホールは、98年にニクラスの設計で追加されました。
左手前を木がガードしており、右側は海とそこからの海風、そしてガードバンカーで守られている縦長のグリーンです。
安全なのはグリーンセンターから左手前方向。
ここは6歩(約4m)の距離に乗せ、2パットのパーでした。
バーディーを獲りに行って、1.5mほどもオーバーしたのですが返しを入れることが出来て良かった。
6番ホール 484y パー5
ここから3ホールは、有名な海に突き出したクリフ(断崖)に作られているホールです。
ティーショットは打ちおろしですが、2打めは10mほども上がっていく強烈な打ち上げになります。
私のドライバーでのティーショットは狙い通りのフェアウエーに打つことが出来まして、約271yぐらいの地点。
ここからグリーンまではまだ約218y残っています。
218yは打てるんですけど、んな高い弾道では打てないし、安全にレイアップすることを選択。
6Iで、とにかく上の段に運べばいいと言うショットを打ちましたが、高さが足りませんで、頂点付近をヒットし、上の段のフェアウエーまで登りませんでした。
後で思えば8Iを使えば良かったと反省。(もしくは高く上がるしもっと勢いのあるU4か。)
3打目は、せいぜい115yですが、すごい左足上がりのライです。
これを7Iのハーフショットで打ったものの、それでも左に行ってしまい3オンならず。
バンカー越えのアプローチを4歩の位置に付けましたが、パーパットはカップに蹴られて入らず惜しくもボギー。
7番ホール 97y パー3
クリフの先端に在る、非常に短いしかも打ち下ろしのパー3です。
風によってはツアープロが6Iを持つこともあるとか。
ここのためにノックダウンショットを練習して来ましたが、この日はそれ程強くない風でしたので、PWのスリークォーター・ショットで打つことにしました。
このボールは、少し引っ張ってしまい、グリーン左に外しました。
4歩に寄せるもののパットが入らず、ボギー。
8番ホール 389y パー4
有名な“aiming rock”があるクリフ越えのパー4です。
ティーショットはホールが全部ブラインドになるほどの登りで、置かれている白い岩を目印に 210-220yを打ちます。それ以上行くとクリフに落ちてしまいます。
私は再びドライバーのスリークォーターを選択しました。
斜面に沿うように上がって飛んでいけばOKですし、かなり登っているのでフルスイングしなければ距離的には飛びすぎないはずだと考えました。
ややヒール気味でしたが上手く打てて、残りは約210y。
3Wで行きました。打ち下ろしなんですが風がややアゲンストで吹いていますし、クリフ越えです。グリーンが彼方に非常に小さく見えます。
ボールの落ちた先は光っていて見えなかったのですが、行ってみますとどうやらグリーン右奥を捉えていました。ボールマークの跡から見て、上から落ちてきて1yぐらいのランで止まったようです。
14歩(約10m)ほどのパットは下りの難しいフックライン。スーッと3m半も行き過ぎてしまい、3パットでボギーにしてしまいました。
9番ホール 441y パー4
長いパー4です。右側はずーっと海。
ハンディキャップ5ですが、ヤーデージブックには「本当は一番難しいホールだ」と書いてあります。
ティーショットは左のラフに行きました。
ラフからでは到底2オン出来ませんので、2打めはレイアップ。
3打めのウエッジ勝負の作戦で4歩(約3m)に付けましたが、パーパットは入らず。
10番ホール 413y パー4
ここも長めのパー4で、右側はずーっと海になっています。
フェアウエーがものすごく右に傾いています。
ティーショットはフェアウエー中央やや左寄りに打ったのですが、ボールはどんどん右に転がってしまい右のラフに。海岸線が少し右に膨らんでいる辺りに行ってくれて助かりました。
2打めはまだ195yぐらいありましたので、U4のスリークォーターでレイアップしました。
グリーン手前に海岸線が右から少し食い込んでいて、右は危険だからです。
このショットが思いのほかよく転がりまして、グリーン左のガードバンカーの縁まで来ました。
このホールのグリーン周りは、修理中で、修理地扱いの場所だったためドロップ。
花道からの寄せでしたがあまり寄らず7歩(約5m)を残し、2パットのボギー。
11番ホール 349y パー4
このホールは長くありません。
海を背にして登っているホールです。グリーンも傾斜どおりの受けグリーンになっていますので、奥には外したくないところ。
残り115yを左足上がりのライから打ちましたがグリーン手前にショート。
4歩(約3m)に寄せるも、またしてもパーパットは外れてボギー。
12番ホール 187y パー3
ヤーデージブックには、12番では風のジャッジが難しいので、後ろの11番のピンフラッグを見て風をジャッジするようにアドバイスされています。
グリーンは横に大きいのですが、奥行きはあまり無い横長のグリーンです。
ペブルビーチは海際で標高も低いですし、空気も(この日は特に雨の予報でしたし)湿っていて、感覚的には距離表示よりも長く打たないといけないホールが多かったのですが、ここはなぜか全員がグリーン後方に大きくオーバーしました。
だれも11番のピンフラッグをチェックしていなかったのも原因かと思います。(笑)
私としては、出来すぎぐらい非常に上手くグリーンに戻してきたんですが、ここでもパーパットは入らず。
13番ホール 376y パー4
フェアウエーは今度は逆に右から左へ傾いていて、かなりの斜度でグリーンまで登っており、距離よりも長く感じるパー4です。
ティーショットは、上手くフェアウエイセンターをヒットして左に流れて転がり、フェアウエー内で止まってくれました。残りは140yの登りです。かなり大きめに5Iをチョイス。
グリーン右のガードバンカーを越えた辺りを捉えました。久々のパーオンです。
13歩(約9m)のパットを2パットでパー。
14番ホール 560y パー5
右ドッグレッグの登って行く長いパー5です。見えているフェアウエイ右と左にあるバンカーの間を狙ってティーショット。
ショートカットする気は無いのに、右のバンカーのさらに右に打ってしまいました。
(実は他のメンバーも同様に右へ。)
ラフになっていましたが、広くなっていて全然セーフ。助かりました。
そこからは、そんなに沈んでいなくて打てそうでしたのでU4で力いっぱいに打ちました。
フェアウエーをわずかにこぼれた左側のファーストカットのラフに着弾。
3打目はここから約135yの登りです。
グリーンに向かってさらに斜度を増してかなりに登っていますので、6Iでフルスイング。
これはやや右にそれて右のガードバンカーへ。
4打めはあごが低いので普通のアプローチショットでバンカーを脱出。
グリーンに乗るだけでして、8歩(5m半)が残り、2パットのボギー。
15番ホール 373y パー4
15番ホールは、ティーイング・グラウンドから100yぐらいのところに花壇になっているようなところがあり、左右にも木が生えていて、そこの間の窓を抜いていくようなティーショットを打たなければなりません。
非常に上手く打ったのですが、フェアウエー上で左にキックしてフェアウエー左のバンカーに捕まりました。
無理せずウエッジで出して、3打めが残り約90y。
13歩(約9m)に乗せて、2パットのボギー。
16番ホール 383y パー4
16番ホールのフェアウエー真ん中には、島が二つある大きなバンカーがあります。
ゴールド・ティーからなら、キャリー180yで越えますのでミスショットしない限り心配は要りません。
非常に気持ちよくドライバーを振りましたが、見るのを忘れたヤーデージブックには、ドライバーだと左足下がりの難しいライが残るので手前に3Wかロングアイアンでうちなさいと書いてありました。
残りはわずかに110yでしたが、すごい左足さがりのライでした。(笑)
ダフらないように注意して打ってグリーン左にパーオンしましたが、10歩(約7m)のパットが残りました。
登りのパットは、なぜか全く打てずに2歩(約1m半)も残す大ショート。
しかしこれを粘り強く沈めて、4つ目のパー。
17番ホール 172y パー3
これも海へ向かって打つパー3です。右から斜めに左奥に向かって長いひょうたんのような形をしたグリーンで、ピンフラッグの位置によって距離が30yも違ってきます。
この日は左奥の位置でしたので、約190yありました。
しかもグリーンの左側は手前にとてつもなく大きなガードバンカーがあって入れたくありません。
U2で打ちまして、悪くないショットでしたがグリーン後ろの奥のバンカーに入れてしまいました。
このホールは、二クラスが強烈なアゲンストの72年USオープンの最終日、ドライビングアイアンでピンの根元にビタっと打ったパー3です。
82年のUSオープンでは、そのニクラスをこのホールのグリーン奥のラフからの奇跡的チップイン・バーディーで逆転してトム・ワトソンが優勝しました。
そんなことを頭に描きながらプレーが出来るなんて、なんて幸せなことなんだろうと思っていました。
バンカーショットは出ただけでまだラフ。グリーンが下っていて、とても寄るような状況じゃないんですよね。(ワトソンのアプローチがどれだけ凄かったか分かりました。)
ここからのアプローチもグリーンに乗っただけで、長く残して2パット、ダブルボギーです。
18番ホール 532y パー5
コースの説明は誰にも必要ないほど有名なフィニッシング・ホールです。
左側がずーっと海岸線になっていて左に湾曲しているフラットなパー5です。
グリーン手前150yからグリーンまでは、細長ーく海岸線に沿ってバンカーになっています。
さほどの飛ばし屋ではない私は、ティーショットはフェアウエーに植えてある2本の木の少し右、後ろにバンカーが見える辺りを狙ってティーショット。235y地点ぐらいですね。
このティーショットは上手く打てました。
木が酷くスタイミーにならないことを祈りつつ2打め地点へ。
ボールは手前側の木から15yぐらいのところの、ディボット跡を左に覗くようにして止まっていました。
ここで私は、思い切って木の右側を抜いてU4で大きくフックをかけるショットを打つことにしました。変えるのはセットアップだけ、ショットはこの1日悪くありませんから上手く行ってくれるはずです。
このショットは、この日のベストショットでした。
残り110yのフェアウエー左サイド、絶好の位置に運ぶことが出来ました。
ここなら3打めもグリーン右に在る木に邪魔されません。
110yの距離、手前のガードバンカーには入れたくありませんので大きめの9Iを持ちまして、スピンが余計にかかるようにボールを半個ぶんぐらいスタンス後方に置き、気合を込めて打ちました。
しかし、このショットは薄めに入って低く出てしまいます。
大き目の9Iで打ったため、無事にバンカーをクリアし、グリーン上カップより右のピンハイ、7歩(約5m)の位置に乗ってくれました。
最後の最後、バーディーパットが決まればこんな嬉しいことはありません。
「I could not be happier ever if I could make this putt.」と言いつつ、本当に決める気持ちで打ちました。
少しだけ強めでしたが届かないよりは全然いいです。
スーッと真っ直ぐにでて、最後の方ススッと軽くフックしていったボールはカップに向かい・・・
カップの縁をくるっと回って無念にも蹴られてしまいました。
んー、惜しい。
これが決まれば、苦戦しながらも辛うじて90が切れたのに。
これが決まれば一生の自慢だったのに。(笑)
まぁ、んなこと言っても仕方在りません。これもゴルフです。
これだけしっかりしたパーが取れたのだから良しとしましょう。
本当にダイナミックな、まるでローラーコースターに乗っているかのようなコースでした。