ローリー・マキロイは今季からナイキメソッドのオリジン B2-01 というパターを使っていますが、今週の月曜日から販売開始になったようです。
どうやら今回は、B1-01とB2-01がAnserとAnser2に相当したスタイルになっているようです。
画像をクリックでPGA.comの記事にリンクしています。
最初にナイキメソッドのパターが出た時、001というモデルをタイガーが使いましたが、あのころはかなり角ばってましたし、プロ用というか速い硬いグリーン用といいますか、ロフト角が2度とか2.5度とかで最初から順回転を与えて転がりを良くするとかだったのですが、今回のオリジンシリーズはやや日和ったのかロフト角 3度になっています。
フェースには、RZNというボール用に開発された樹脂が採用になっているそうで、ものすごくソフトな打感になっているみたいです。
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青い樹脂インサートがショックアブソーバーのようにサンドイッチ構造になっているようですね。
ソールにはウエイトが4個装着されています。
ちなみにあの時はタイガーがトーナメントで初使用して、3日目にはもう元のキャメロンに戻してしまったのですが、そのキャメロンはロフト3.5度に調整されていたそうです。
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先月の記事でご紹介していましたテーラーメードのSLDR 430 TP ドライバーですが、ここ3年ぐらいの中では ずば抜けてあまりにも調子が良いので (←ただし本人比。) 、スペックを整理してメモしておきたいと思いました。
テーラーメードのウエブサイトに行っても、重心距離や重心深度、重心アングルといった細かいデータは出ていませんでした。
画像をクリックでTaylormadegolf.comにリンクしています。
検索してみましたところ、マーク金井さんのブログに、SLDRの特徴が解説されていました。 もちろん2014年の発売の頃に書かれた記事ですが。
さて、このSLDR。ソールに配されたウエートを移動させることで重心距離が約6ミリ調整できます。ドローポジションにすれば重心距離は約32ミリになって、フェードポジションにすれば重心距離は約38ミリ。フェードポジションでも体積(460CC)を考えると重心距離は決して長くはありません。ですが、実際にスイングしてみると「なにこれっ!!」っていうぐらいフェースが返ってくれません。捕まりづらさが手に伝わり、フッカースペシャルなドライバーになります。
では、なぜ重心距離が38ミリでも捕まりづらいのか? その答えは重心の深さにあります。例えば、テーラーメイドのグローレは捕まりやすいと評判のドライバーですが、SLDRと比較すると重心距離はやや長めです。
SLDR 重心距離32~38ミリ
重心深度33.5ミリ
重心アングル17.5度
グローレ 重心距離41.2ミリ
重心深度38.5ミリ
重心アングル24.7度
SLDRの場合、重心深度が浅めで、重心アングルが非常に小さい。これが原因で捕まりづらい(フェースが返りづらい)のです。対してグローレは重心距離が長めですが、重心深度も深い。重心アングルもやや大きめ。なのでフェースが返りやすく捕まりやすくなっているのです。「重心距離=捕まり指数」というのが常識だと思っている人が少なからずいますが、重心距離だけを見てしまうと本当の捕まり具合は見えてきません。マーク金井は重心距離と重心深度のバランス、そして重心アングルの大きさをチェックして、捕まり具合を判断しています。
マークさんによりますと、ヘッドは 約208g程度ということでSLDRは近頃のドライバーとしてはやや重い目だそうです。
さらに、米国仕様のSLDRの重心位置調節用のスライド式ウエイトは 20gあり、日本仕様の 18gよりも 2gだけ重いのだそうです。
ずばりのデータは見つかりませんでしたが、Golf Spec.comというサイトに、かなり近いところのデータが載っていました。
SLDR 460
体積
|
表示ロフト
|
実測ロフト
|
ライ
|
FP
|
453.7cc
|
9.5
|
9.2
|
59.0°
|
18.8mm
|
重心距離
|
重心深度
|
重心高
|
重心高2
|
重心角
|
34.5mm
|
34.0mm
|
31.1㎜
|
26.2mm
|
19.8°
|
SLDR430ツアープリファード
体積
|
表示ロフト
|
実測ロフト
|
ライ
|
FP
|
418.3cc
|
10.0
|
9.3
|
56.0°
|
17.4mm
|
重心距離
|
重心深度
|
重心高
|
重心高2
|
重心角
|
33.7mm
|
33.2mm
|
30.6㎜
|
25.2mm
|
19.2°
|
私のは米国版のSLDR 430 ですので、ウエイトの重さとヘッドの大きさを鑑みまして、重心距離 33.5mm、重心深度 33mm、重心角 19° 程度、という感じになりますでしょうか。
私の友人の説明でも、重心深度が浅いドライバーは上がりにくくて許容度 (forgiveness) が小さく難しい。ってことだったのですが、どういうわけか私にとってはとにかくフックが出にくいですし、逆方向の右肩が突っ込んでのスライスもなぜかかなり出にくいということで、左右への散らかり具合がすごく小さく収まってくれるのでありがたいドライバーです。
またこのドライバーは、標準のロフト10.5度のままでもフェースが若干オープンです。
私の場合は、Lowerのサイドに2ポイントアジャストしていまして 9.5度相当にしていますが (ただし飛ばし屋だからではなく低い弾道が好きなため)、この設定ではさらにもうほんの少しフェースがオープン目になります。
これはひとつ前のFT-3もそうでしたが、パーシモン時代からのストレートから若干オープン気味のフェースの見た目を好んでおります私にとっては非常に構えやすくて、SLDRを気に入っている大きな理由のひとつになっています。(^^)
シャフトは標準のフジクラの 57Sよりも若干重い 65Sというシャフトと、もう一本フジクラモトーレ 6.3 TPの 67Sというトルクが 2.7 と非常に小さいシャフトと、2本いっぺんに買いましたのですが、両方を 5ラウンドずつぐらい使ってみまして、TPのシャフトの方がバラつきが少なくて肩が突っ込んだスライスも出にくいと分かりました。
画像をクリックでTaylormadegolf.comにリンクしています。
今度、今まで8年来の一番のお気に入りシャフトだったアルディラのNV 65Sもスリーブを付けて用意しまして比較してみようと思ったりしています。
スイングが若干変わっていますので、どう出ますかどうか楽しみです。