Marshall Canyon GCの 13番のティーインググラウンドです。
後半ですのでホールハンディキャップが「2」ですが、個人的にはこのコースで一番難しいホールだと思います。
中央やや左に小さく斜めって見えるフェアウエーに打っていきます。
この写真で見えている部分は左傾斜のマウンドになっていまして、"キャリーで" 210-220y出ると向こう側へ落とせますが手前側になってしまうと2オンが無理になってしまいます。
マウンドを越えてからは右へ緩くドッグレッグしましてグリーンまで緩い登りで右へ上がっていきます。青ティーからですと 430yありまして、なかなか 2オンするのが難しいパー4です。
ティーショットが今日一に上手く行った場合、マウンド左に転がって残りが 170y-200yぐらいの軽い登りのショットになりますが、すごく良いドライバーが打てて残りが180yとかでも、それでも 2オンはなかなか大変です。
写真でご覧の通り、ティーショットも写真の真ん中から右は木に阻まれてグリーンは狙えませんのでレイアップになりますし、難しいショットになります。
チャレンジしがいのある楽しく難しいパー4で、とても好きなホールです。(^^)
---
前記事、前々記事の「Edel Golf のハイバウンス・ウエッジ、D-Grind Soleの 58°」を、「南カリフォルニアの古いコースに特有の激ムズのKIKUYA芝のライ」に持って行って使ってみた検証動画をいくつかと、元々愛用していました「TaylorMade Tour Preferred EF Wedges の58°」との比較も織り交ぜましてご紹介いたします。
私はグリーン周りのショートゲーム、特に 58°のウエッジはつい昨年まで 54°までしか使っていなかった事情もありまして、いろいろな技は使えません。
シンプルなチップショットのみですが、芝との関係性でウエッジのソールの削りの違いによるリアクションがうかがい知れると思いますので、ご参考にはなるかも知れません。
これが普通のKIKUYU芝のファーストカットのラフでして、なかなかにバサバサして距離感も出しにくいし、出球も芝の抵抗で毎回高さが変わってしまうようなタフな芝です。
約 18yで、グリーン上が 8yぐらいのほぼ同じポジションで打ち比べています。
素振りの時点からしてもう、なかなか抵抗がありそうな芝でしょう? これでファーストカットですからかなり強い芝だと思います。(深いラフに行くと大変です。もしくは逆目。)
ボールをかき寄せてるときすでにモコモコして、スムーズに動いていませんですね。
打つ前に、ボールの頭をコンコンして軽く沈めたライにして打っています。
逆目ではありませんので、3球ともまぁまぁ 1クラブくらいに寄ってくれていますが、出球の高さは 1球目は低くてランが多め 3球目はやや高くてややスピン、みたいな感じになっています。
さて、この場所から Edelのウエッジ 58°を使ってみました。
先ほどの動画と見比べてもらいますと、こちらは意外にスポンっと抜けるような感じでボールが勢いよく高く出て、その分だけ距離も先ほどより少し出ている感じが見えるかと思います。
このライからの場合には、明らかにEdelのウエッジの方がお助けクラブになります。グリーンのエッジを確実にキャリーしてクリアする意味でも、こちらの方が良いと思います。
で、次の動画はコースでラウンド中に撮った動画ですが、懸案の逆目のライからですとこうなります。
ほんの 15yぐらいのチップショットですが、ザックリには本当に注意しなければなりません。それを嫌がっての歯で打ってのトップで大オーバーにも要注意です。
素振りはボールの深さまでクラブを入れていませんので芝を擦って抜けていますが、それでもズズズーっと抵抗受けているのが聞こえると思います。
で、実際に打ったストロークでは完全にクラブが逆目の芝に喰われて突っかかって止まってフォロースルーが出ていません。むしろクラブヘッドが戻ってきてます。
このショットはEdelのウエッジ 58°で打っていまして、それでもボールは前へ上がって飛んでくれています。
この場面でも、なかなかのお助けクラブになってくれるように思いました。
逆目のライからウエッジを無理やり打ちますと、あまりダウンブローに打ち込まないように、気を付けてボールにコンタクトしても、KIKUYU芝の逆目の場合はめちゃくちゃに抵抗を受けます。
写真を見ていただきましょう。
この写真は上の動画の位置よりも、短くカットされた花道ぐらいの感じの芝の写真ですが、芝目がはっきり見えています。
こちらがTaylormadeのウエッジ 58°で打った跡です。
完全に突っかかってしまっているのが見て取れますね。
フルスイングとかではない 10yキャリーぐらいのチップショットです。(たとえフルスイングでもKIKUYU芝は根が強いのでターフ(ディボット)が取れて飛んだりしません。)
一方、Edelのウエッジ 58°で打った跡は、こんな感じです。
それでもやっぱり突っかかってしまってはいますが、なんとかダメージを最小に、ある程度ボールは前に進めてくれたんだな、っていう様子が見て取れようかと思います。
これはかなりのお助けではないでしょうか。
ということで、次は別の日にチッピングエリアで撮りました動画で、また似たような感じのチッピングの比較ですが、抵抗の強いファーストカットのラフと、花道の短いカットの芝のライとの比較を、引き続き 2種類のウエッジで打ち比べました。
今回は、各5球ずつ続けて打っています。
1個目の動画はファーストカットのラフからで、トータルが 16y、グリーンの外の部分が 9yでグリーン上が 7yです。 ある程度 58°で上げないとファーストバウンスがグリーン面に届かない、っていう状況から。
黄色いボールは、練習場のレンジボールです。
2ピースらしいですが、スピンは若干少なめになります。(そもそもこのラフではどんなボールでもこのチッピングの打ち方ではそんなにスピン利きませんが。)
最初の 5球が TaylormadeのEFウエッジ 58°で、残りの 5球を Edelのウエッジ 58°で打っています。
先ほどと同様に、普段の EFウエッジではボールの高さが低かったり高かったりして出て行っています。方向も左右に散りがち。 一方 Edelのウエッジ 58°でも高さにバラツキは出ていますが、高さも出やすいですし、方向性もずいぶんマシになっている様子が見えます。
次のボールをかき寄せるにもポコポコしているライですから易しくありません。
1球を除いてなんとか 1クラブ以内ぐらいには寄ってくれている、といった感じです。
2個目の動画は花道の短いカットの芝のライからの動画です。トータルが 14y、グリーンの外の部分が 7yでグリーン上が 7yです。 上手く場所を選んで、さっきと全く同じ距離にすれば良かったのですが、まぁ根が適当なので。(^^;
先ほど同様に、最初の 5球が TaylormadeのEFウエッジ 58°で、残りの 5球を Edelのウエッジ 58°で打っています。
こちらはライがフェアウエーのような花道の状態で、前の記事の芝の説明に書きましたようにもし逆目だったらかえって緊張してピッチリ打たないと厄介な目に遭うところですが、この動画では普通の打ちやすいライです。
このライからでは明らかにスムーズにソールが抜けてくれていまして、方向性も距離のコントロールも全然良い結果が出ています。
ただしこちらでは、 TaylormadeのEFウエッジ 58°の方が打ちやすい様子を見せています。
一方 Edelのウエッジ 58°では、ボールがソールに蹴りだされる感じでピュッと上がっていて、方向性も打った本人が「あれ?」っていう方向に少しブレて出て行っています。許容範囲内ではありますですが。上に打ちあがる分、距離のコントロールも出にくくなった感じ。
でも総合的には、どのボールも Up & Down (寄せワン) が決められる範囲ぐらいの一番遠いボールでも 4フィート以内ぐらいに付いてくれています。
どちらでも使える範囲ですが、このライではTaylormadeのEFウエッジ 58°の方が私には打ちやすいです。慣れの問題が大きいかとは思います。