12/08/2021

3x4 System (スリーバイフォー・システム) 改訂版 (…いやむしろ 2x4かも。) 

 大好きな Dos Lagos GC でのラウンド、 この日は何ホールか霧に包まれました。



これは7番ホールの2打目地点です。フェアウエー左サイド。
ほとんどなんにも見えません。(笑)
右側が斜めの土手で、左側は逆に左へ切り落ちててアウトっぽい?っていうのはこの写真からでもうかがえるかもな、と思います。

向こう側に太陽が射していますが、霧で阻まれていて全然まぶしくありません。

すぐ後ろに150yの杭がありますので、多分キャリーで140yぐらいでよいかな。
グリーンは少し下がった位置にあって、左手前に深いバンカー、右側は斜面になっていて左へ転がりますが少し距離が長いと後方のバンカーにつかまってしまいます。狙いは右手前ですね。その右手前がどの方向か?っていうのが問題ですが。(笑) 

私はこのコースは熟知している方ですので、先に見える4本の轍あとの左から2本目のちょい右方向、って”あたり”を付けまして打っていきました。
良い方向に打てて、グリーン右手前のエッジに運べました。
ピンの位置は歩きラウンドだったこともあって確認しなかったのですが、右寄りの真ん中でした。(乗用カートなら、前の組が終わってるかどうかも含めてシューっと見に行ってシューっと戻ってきて打てますけどね。)

こういう経験も、悪くないと思います。(^^)


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さて今回は、以前から何度か繰り返しアップして改良してきておりました、3x4システムのアップデートです。

最終が一昨年の 1月のこちらの記事です。


   * 余談ですが、この内容は読み返して咀嚼するに値する有用な内容です。

この時の表では、トータルの距離で書いていましたが、今回はキャリーの距離に重点をおいて改変しました。

トータルの距離のイメージは、平らなライから平らな普通の硬さのグリーンに打って行った時のキャリーと転がり、がベースでした。シミュレータなどで打って出てくる数字をもとにして作りましたので。


今回の改訂版は、こちらの表になります。

3 x 4 システム

変更点としては、以前 7時半としていました打ち方が安定しなかったので、別の打ち方にしました。便宜上、1/2 (ハーフショット)としてあります。厳密にはハーフショットではなくチップショットの最大値です。このため、この部分だけ数値が少々変わっています。


そして今回の焦点は、キャリーの飛距離で把握をしてプレーにつなげようという点です。
カッコ内が、平地を想定した目安のトータル距離です。(過去のデータに合致します。)

もう一つは、 1/1 (フルショット)の列をシェードにしてありますが、ウエッジのフルショットはラウンド中に余程の状況でない限りほぼほぼ使わなくなりました。例えば AWでフルショットを打つ代わりに 9番アイアンで 3/4ショットを打った方が方向性も距離のバラツキも格段に良い結果が出るからです。

池越えやバンカー越えでも同様です。 こちらからはギリギリに見えても、越えてからピンまで少なくとも 10yくらいはあるのが普通です。ウエッジで必死にスピンかけなくても全然大丈夫。
キャリーの距離をきっちり抑えておけば、ハザードに捕まらないように打てます。(^^)


1/2 ショットの距離の変更以外にも、使っているウエッジが全部 Edelに変わりました。


表には記入しておりませんが、9番アイアン、8番、7番、6番アイアンの 3/4 (スリークォーター)ショットの距離も把握していますので、同じ打ち方で応用できます。
120y以内のかなりのバリエーションの距離をフィーリングを使うことなくシステムを使った対処でカバーをすることができます。

例えばレンジファインダーでピンまで計測したら62y、グリーン面はここより少し高く持ち上がっていて軽い受けグリーンの真ん中奥目にカップが切られていて、グリーンは水が撒かれていてそこそこボールは止まりそう、なんていう状況で、ボールのライも良かったりすると、「お、AWの 3/4ショットでぴったり行けそうじゃん?!」っていう感じで適用して使います。

これだけいろいろな距離がある程度安定して、計算してカバーできると「100y残そう」とかは全く考えなくて良くなります。

実をいうと、今年スコアが格段に良くなって好調を維持している要因の一番大きな理由が、この 3x4システムの ”キャリー” に重点を置いた適用方法への変更だったりします。


このごろの練習は、もっぱらこの 3種類のストロークを繰り返して、距離と弾道、スピン量が一定してくれるように良いリズムを確認し安定させること、を心掛けています。


この動画でやっていますように、それぞれ少し違うセットアップを丁寧にやって毎回のルーティンとリチュアルを整えることで、同じ距離を出そうという意図での練習です。



結論的には、なんだかんだいいまして 120y以内で重要なことは「ダフリやトップを出さない」ってことで、そこをラウンドでは一番に考えています。 現実的には距離のコントロールは二の次ですね。シャンクも避けたい。

実際にはやっぱり ボールの下のライ、傾斜の影響、芝の状況が影響大です。でもこういうのは練習場では練習できないですから、毎日コースにいるわけではないアマチュアにはそこがハードルになります。


余計なことはしないに限りますね。
このところのラウンド中には、フェースも開きませんし、チョークダウンもしませんし(←傾斜対応時のみ)、技も使いません。近頃はロブショットもトライしません。 (転がしやパターは状況によって使いますが。)

打ち急がない一定したリズムといつも同じルーティンとリチュアルで、自分ができる範囲のボールコントロールにできるだけ集中する。

ただでさえ、左足下がりとか、逆目のラフとか、ハザードとか、逆光とか、強風とか、コースには事件要因が待っていますからね。(笑)


12/01/2021

パッティング・ストロークの動画 -7 (基本2010年から変わらず)

 こちらは El Prado GCのChino Creekコース の 4番ホール、178y のパー3です。


旗位置は白でグリーンの真ん中ですが若干のアゲンストでしたので、約185y見て打っていきました。
このコースはChino CreekとButterfield Stageと 2コースありまして、私はいつもこちらのChino Creekでは苦戦する傾向にあります。
けっこういつもコースが荒れているのは両コースとも共通ですが、ちょっと嫌な距離にクリークが横切っているホールがいくつかあってレイアウト的にこちらの方が難しいと思うんですよね。コースレートとスロープが、B.F. S. 71.3/124に対してC.C. 72.5/126ですから、こちらのコースの方が感覚通りに難しいってことになってますね、やっぱり。

このホールはグリーン奥のカラーに付けましてそこから3回パットしてしまいました。セカンドパットの 2歩のラインを読み違えて外しボギーにしました。

しかしながらこの日は全体的にはパッティングと寄せのチップショットが非常に調子良くて、前半後半14、11パットの合計 25パットという今季最少記録 (というかここ数年でも一番少なかったと思います) を達成しました。ウォーターハザードに2回も入れてしまったこともあり、こんなに少ないパット数でもスコアは 74でした。(^^)

それにしても、苦手なコースでこのスコアとパット数、素直に嬉しいです。


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...ということで、このパッティングの良い状態で一度ものすごく久しぶりなパッティングストロークの動画を撮って自分で見ておこうということで練習グリーンへ行って録画してみました。


まずは後方から。


距離的には、18フィート (約5.5m) ぐらいです。
このグリーンはちょっと遅めのスティンプで 8フィートぐらいのグリーンでしたので、10歩のストロークをしています。普段の9.5フィートぐらいの速さのグリーンでしたら約23フィート(約7m)くらい転がるはずの強さのストロークです。

(私の場合は少し変則のパッティング・スタイルを実践しています。)

ボールの位置は、後方から見まして目の真下の位置にはセットしませんでボールとストロークラインは自分からやや遠くになります。ボール1個か2個分ぐらいでしょうか。

いつも 2つのボールを使って練習しますが、同じ場所から同じストロークで打ちますので、ほぼほぼ同じ位置に行くことになります。これはストロークの安定性を確認する意味でとても大切な練習方法です。
基準に使っている歩数ですと、同じストロークをリピートしやすいです。基準の距離は 2個のボールがくっ付いてキスしている状態に打てないといけません。


次に正面からの動画を。


正面から、って思ったのですが、カメラ位置がちょっとズレてましたですね。(^^;

映っていますように、ボールの位置はかなり左寄りに置いています。他のクラブと同じ「左足内側」が基本の位置です。(左脇を中心に考えているためです。)

2つ前の「デジタルパットの利点と不利点を久しぶりに再度整理」にもメリットとデメリットをいろいろと書いていますが、テークバックの大きさでスピードを制御しているので、こうするとテークバックが大きく取れて視界に入りますのでより有効なのです。

左肩からパターヘッドまでを長いパターであるかの様にイメージして左腕とパターを一体化させて、右手は振り子の動きをそーっと緩やかに押して加速を加える感じで使っています。

ボールのある自分の下方を見るのは、セットアップするときに目標方向の目印にパターヘッドを合わせるときと、ストロークの際にテークバックの大きさを視認するときだけにしています。
なるべく長い時間、カップもしくは仮想カップのターゲットの方向とそこへ達するラインをイメージして、ターゲット方向を見る時間をできるだけ取るようにしますと距離感がより一層合いやすくなることを念頭に置いてストロークしていますので、頭の「向き」は良く動いていますが頭の「位置」自体は動かないように意識していますし、下半身はなるべく微動だにしないように動かさないようにしています。

これだけボールが左にセットされていますと、何もしなくても必然的にボールに対してアッパーに入るため、順回転させやすいこともメリットだと思っています。



以前デーブ・ペルツの推奨している「生命線グリップ」に関しても記事を書いていますが、その動画も今回撮ってみました。



左のリストをロックアップして、リストワークを使えないようにするグリップの握り方なのですが、このグリップの肝を動画で実践しています。
左手首を真っすぐにしていますと、リストをパタパタと手のひらの方向に前後に自由に動かすことができます。しかし手首をグッと ↑ の動画のように小指の方向に折り曲げますと、手首がロックされて前後にはほとんど全く動かせなくなります。
で、その状態でグリップを握りますと左のリストワークは全く使えなくなるのです。
リストを使ってしまうとパンチが入って距離が上手くコントロールできなくなってしまいますので、ここは一番といっていいほどに重要です。

私の場合、34インチの長さのパターの方がしっくり握って気持ちよく構えることができるのですが、このためにわざわざ 1インチ長い 35インチのパターにして手首を小指側に目一杯折った形で手首をロックしているのです。
しっくり握って手首を使わないようにすることも可能ではありますが、トライアルを重ねた結果、しっくりこない物理的にロックされたセットアップの方が結果が良かったので、この形を10年以上も継続して実践しています。

左目の真下にボールが来ないデメリットに対応するため、その位置からのパターヘッドの見え方に慣れてしまうという方法をとりました。それもあって、今ではこのデールヘッド形状のピンアンサー型のパターでないと構えにくい、ということになっています。ですからエースパターは変えられません。


そしてここの動画には撮っていませんが、2歩以内のショートパットをストロークする際にも実は、私にとって大きなメリットがあります。そもそも右からボールを覗き込む形で構えていますので、ボールとカップが両方とも同時に視界に入ります。見えているわけですから、パッティング・ストローク時にヘッドアップをする理由がありません。カップを耳で聞く必要がないのです。

ショートパットの安定性において、これは思いの外、意外なくらい良い効果が得られているという実感があります。もちろんショートパットを外すことはありますけれど、ほぼ間違いなくラインまたはスピードの読み違い、つまりはグリーンの読みの間違いの問題であって、引っかけやプッシュで外すっていうことは、まず滅多に起きません。

いつも一緒にプレーする友達たちから、なんでショートパットが良く入るのか聞かれるのですが、「ボールとカップが同時に視界に入っているから」で間違いないと思います。
(競技ゴルフにでてプレーしていないから、っていう理由も大いにあるだろうと思っていますが。)



11/27/2021

ゴルフスイング -35 Titleist DCIアイアン(25年前のクラブ)の 2番アイアン他

 こちらは Hidden Valley GC の7番ホール、パー5、455y のティーから撮った写真です。



この写真で見ても「どこ打つの、これ?」って言う感じですが、写真正面の目の前の谷を超えた山の上の真ん中の方へ向けてドライバーを打っていきます。

左サイドに見えるカート道のすこし右くらいが狙い目です。
上方の緑色に見える部分に行けばOKですが、距離が出ずに手前の方ですと左足上がりがきつい上に、そこから急激に左ドッグレッグしてさらに登っていきますので、セカンドショットがブラインドになって左側のブッシュ超えになってとても難しくなってしまいます。

ドライバーの距離が出せれば良いのですが、中央より右寄りで距離が出ますと向こう側の裏側のブッシュに落ちていってしまいますので、右サイドは禁物で見える範囲に打っておかないと危ないです。

非常に難しいティーショットです。
谷越えで打ち上げていてセットアップも狂ってしまいやすいですし。

ホール全体としても、2打目は70°近く左方向へドッグレッグ、さらに登っていって3打目もかなりの傾斜の登りのショットになりますので、難しいです。
距離表示はティーからグリーンの直線距離で 455yってなっていますが、深い角度でドッグレッグしていますし、3打とも上りっぱなしですし、530yくらいある感覚です。私の飛距離では 2打で届く余地は全くありません。
この日は 3打とも上手く打てて2パット、1パット目もすごく惜しかったのですが、万々歳のハッピー・パーが取れました。


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今回のスイング動画は 2番アイアンその他、25年前のクラブを引っ張り出して打つ機会がありまして、その動画です。

ブログの一番最初の記事から写真を持ってきました。タイトリストのDCIです。
後に(若干違うタイプが出て) DCI-Bと呼ばれたりしていますが、95年にPGAツアーで使用率No. 1 だったモデルのアイアンです。(もちろんプロ用のじゃなくて市販品。)
96年から約11年間使っていました。 こんなやつ。



2012年に鎌倉パブリックをラウンドしたときに使って以来ぶりでした。
グリップが柔らかいまま全然使える状態でした。ラムキンのツアーラップだったかと思います。あの頃のグリップ素材って優秀でしたねー。ロイヤルグリップもいつまでも大丈夫でしたし。


練習としては、前回の「ゴルフスイング -34 Insideに引いているテークバックを少しずつ修正」に引き続きテークバックを真っ直ぐ引こうという意識でボールを打ちました。


10年ぶりで、2-3発大サソリフックを打ったあと...(笑)
アイアンの性能、そんなに変わってないんじゃ?って感じもしますね。
今使っているクラブより多少シャフトが重かったりとかしますが 2番アイアンがまぁまぁ普通に打てますので許容性もありますし、ボールの高さもこんなものかなと思います。
なにより自分が使っていたクラブセットですしね。


で、ボールの高さを確認する意味でも、また当時多用していましたので低いティーアップからも打ってみました。(さっきのはマット置きで打っています。)


ボールの高さはほぼ同じくらいでした。
気分的には随分楽に感じます。ティーアップしているので振り抜きやすい気持ち。
以前はティーショットでよく使っていたんですよねー。25-15年前。

最新の性能の良い、中空とかの 2番アイアンとか探しちゃおうかなー、ってちょっとだけ思いました。(笑)


ドライバーは、CallawayのBig Bertha Fusionの FT-3、9.5度のドローバイアスです。
三菱ディアマナの赤マナ 70S、44 1/2インチでしたでしょうか。 


この写真は、別のアルディラNVが挿さっているドライバーです。
赤マナはどうやらブログ初期に写真をアップしたことがなかった模様です。
当時は赤マナと青マナを持ってまして、青マナをメインで打っていました。
あの頃はよく飛んでたなー。(当社比較っていうか、自分比ですが。)
スペックもハード目ですね。8.5度も持ってますし。

こちらがドライバーの動画です。


ちょっと打つくらいならそんなに重く感じませんでした。70Sですけど44 1/2インチで、今のドライバーと比べると短い、っていうのが大きいかもしれません。
コンポジット音のする打球音の静かなドライバーですけれど、打った感じは今となっては固く感じました。気に入って、同じヘッドを 4つも持っていたクラブでした。(当時カチャカチャがなかった、っていうのはやはり大きな理由です。バックアップだけなら2本でいいですから。)

今のドライバーがスイートスポットも広くボールの捕まりが良いのかもしれません。
ドライバーに関しては、DCIアイアンよりも 10年ぐらい新しいはずなのですが、今のクラブとは許容性が大きく違うように感じました。
近頃のドライバーは技術が進んで数段やさしく作られていることを実感します。

このスイングに関しては、インサイドに引くことなく、比較的真っ直ぐにテークバック出来ていたかなと思います。
この調子で少しずつ修正していって定着していけたらと思っています。



それと、友達のPING芸人さんのブログ、ゴルフ自問自答2 の記事にあったアプローチの打ち方を練習しました。

記事はこちらですのでご参考ください。 --> 『卓球のイメージのアプローチ


約30yのキャリーのイメージで3発打っています。
ちょっと分かりにくいかと思いますけど、「ボールの下を切ってバックスピンを掛けるようなイメージ」というのを私なりの解釈で実践したモーションで打っています。
普段のチッピングよりもボールを下に下げるように意識しているのですけれども、ボールは逆に普段よりも少し高く上がっていきます。バンスが利くからだろうかと思います。


ちなみに打っているウエッジは、クリーブラントのツアーアクション、Reg.588でロフトが 57°の、これも95年にPGA使用率No.1だったウエッジです。今では殆ど見ない57°のロフト角が印象に残ります。


このウエッジは本当に評判が良かったです。
ロジャー・クリーブランドさんは会社を売ってキャラウエイでウエッジの設計をしますが、キャラウエイのX-Tour ウエッジはこのウエッジによく似ていました。


比較対象できるように、普段のチッピングで約30y打つイメージで打った方も貼ってみます。


いずれにしてもバンスを利かせて打っていますので、違いが微妙すぎるかもしれません。
ただ出球は普段の方が若干低いです。この動画はけっこう上がって見えますが、57°なのと硬めのマットにバンスが跳ねているからかなと思います。
とにかくテンポよく、安定した動きを保って、大きなダフリやトップが起きないようにすることがいちばん大切だと思って練習しています。
体の重心が左右に振れないことが注意している点です。


最後に 4番アイアンを打った動画です。


かつて 4番アイアンが一番好きだったのですが、今ではバッグに入ってすらいません。
さすがに 2番アイアンよりずっと打ちやすく感じますね。


自分の懐かしいクラブで良い練習が出来たなと思いました。(^^)