12/01/2021

パッティング・ストロークの動画 -7 (基本2010年から変わらず)

 こちらは El Prado GCのChino Creekコース の 4番ホール、178y のパー3です。


旗位置は白でグリーンの真ん中ですが若干のアゲンストでしたので、約185y見て打っていきました。
このコースはChino CreekとButterfield Stageと 2コースありまして、私はいつもこちらのChino Creekでは苦戦する傾向にあります。
けっこういつもコースが荒れているのは両コースとも共通ですが、ちょっと嫌な距離にクリークが横切っているホールがいくつかあってレイアウト的にこちらの方が難しいと思うんですよね。コースレートとスロープが、B.F. S. 71.3/124に対してC.C. 72.5/126ですから、こちらのコースの方が感覚通りに難しいってことになってますね、やっぱり。

このホールはグリーン奥のカラーに付けましてそこから3回パットしてしまいました。セカンドパットの 2歩のラインを読み違えて外しボギーにしました。

しかしながらこの日は全体的にはパッティングと寄せのチップショットが非常に調子良くて、前半後半14、11パットの合計 25パットという今季最少記録 (というかここ数年でも一番少なかったと思います) を達成しました。ウォーターハザードに2回も入れてしまったこともあり、こんなに少ないパット数でもスコアは 74でした。(^^)

それにしても、苦手なコースでこのスコアとパット数、素直に嬉しいです。


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...ということで、このパッティングの良い状態で一度ものすごく久しぶりなパッティングストロークの動画を撮って自分で見ておこうということで練習グリーンへ行って録画してみました。


まずは後方から。


距離的には、18フィート (約5.5m) ぐらいです。
このグリーンはちょっと遅めのスティンプで 8フィートぐらいのグリーンでしたので、10歩のストロークをしています。普段の9.5フィートぐらいの速さのグリーンでしたら約23フィート(約7m)くらい転がるはずの強さのストロークです。

(私の場合は少し変則のパッティング・スタイルを実践しています。)

ボールの位置は、後方から見まして目の真下の位置にはセットしませんでボールとストロークラインは自分からやや遠くになります。ボール1個か2個分ぐらいでしょうか。

いつも 2つのボールを使って練習しますが、同じ場所から同じストロークで打ちますので、ほぼほぼ同じ位置に行くことになります。これはストロークの安定性を確認する意味でとても大切な練習方法です。
基準に使っている歩数ですと、同じストロークをリピートしやすいです。基準の距離は 2個のボールがくっ付いてキスしている状態に打てないといけません。


次に正面からの動画を。


正面から、って思ったのですが、カメラ位置がちょっとズレてましたですね。(^^;

映っていますように、ボールの位置はかなり左寄りに置いています。他のクラブと同じ「左足内側」が基本の位置です。(左脇を中心に考えているためです。)

2つ前の「デジタルパットの利点と不利点を久しぶりに再度整理」にもメリットとデメリットをいろいろと書いていますが、テークバックの大きさでスピードを制御しているので、こうするとテークバックが大きく取れて視界に入りますのでより有効なのです。

左肩からパターヘッドまでを長いパターであるかの様にイメージして左腕とパターを一体化させて、右手は振り子の動きをそーっと緩やかに押して加速を加える感じで使っています。

ボールのある自分の下方を見るのは、セットアップするときに目標方向の目印にパターヘッドを合わせるときと、ストロークの際にテークバックの大きさを視認するときだけにしています。
なるべく長い時間、カップもしくは仮想カップのターゲットの方向とそこへ達するラインをイメージして、ターゲット方向を見る時間をできるだけ取るようにしますと距離感がより一層合いやすくなることを念頭に置いてストロークしていますので、頭の「向き」は良く動いていますが頭の「位置」自体は動かないように意識していますし、下半身はなるべく微動だにしないように動かさないようにしています。

これだけボールが左にセットされていますと、何もしなくても必然的にボールに対してアッパーに入るため、順回転させやすいこともメリットだと思っています。



以前デーブ・ペルツの推奨している「生命線グリップ」に関しても記事を書いていますが、その動画も今回撮ってみました。



左のリストをロックアップして、リストワークを使えないようにするグリップの握り方なのですが、このグリップの肝を動画で実践しています。
左手首を真っすぐにしていますと、リストをパタパタと手のひらの方向に前後に自由に動かすことができます。しかし手首をグッと ↑ の動画のように小指の方向に折り曲げますと、手首がロックされて前後にはほとんど全く動かせなくなります。
で、その状態でグリップを握りますと左のリストワークは全く使えなくなるのです。
リストを使ってしまうとパンチが入って距離が上手くコントロールできなくなってしまいますので、ここは一番といっていいほどに重要です。

私の場合、34インチの長さのパターの方がしっくり握って気持ちよく構えることができるのですが、このためにわざわざ 1インチ長い 35インチのパターにして手首を小指側に目一杯折った形で手首をロックしているのです。
しっくり握って手首を使わないようにすることも可能ではありますが、トライアルを重ねた結果、しっくりこない物理的にロックされたセットアップの方が結果が良かったので、この形を10年以上も継続して実践しています。

左目の真下にボールが来ないデメリットに対応するため、その位置からのパターヘッドの見え方に慣れてしまうという方法をとりました。それもあって、今ではこのデールヘッド形状のピンアンサー型のパターでないと構えにくい、ということになっています。ですからエースパターは変えられません。


そしてここの動画には撮っていませんが、2歩以内のショートパットをストロークする際にも実は、私にとって大きなメリットがあります。そもそも右からボールを覗き込む形で構えていますので、ボールとカップが両方とも同時に視界に入ります。見えているわけですから、パッティング・ストローク時にヘッドアップをする理由がありません。カップを耳で聞く必要がないのです。

ショートパットの安定性において、これは思いの外、意外なくらい良い効果が得られているという実感があります。もちろんショートパットを外すことはありますけれど、ほぼ間違いなくラインまたはスピードの読み違い、つまりはグリーンの読みの間違いの問題であって、引っかけやプッシュで外すっていうことは、まず滅多に起きません。

いつも一緒にプレーする友達たちから、なんでショートパットが良く入るのか聞かれるのですが、「ボールとカップが同時に視界に入っているから」で間違いないと思います。
(競技ゴルフにでてプレーしていないから、っていう理由も大いにあるだろうと思っていますが。)



11/27/2021

ゴルフスイング -35 Titleist DCIアイアン(25年前のクラブ)の 2番アイアン他

 こちらは Hidden Valley GC の7番ホール、パー5、455y のティーから撮った写真です。



この写真で見ても「どこ打つの、これ?」って言う感じですが、写真正面の目の前の谷を超えた山の上の真ん中の方へ向けてドライバーを打っていきます。

左サイドに見えるカート道のすこし右くらいが狙い目です。
上方の緑色に見える部分に行けばOKですが、距離が出ずに手前の方ですと左足上がりがきつい上に、そこから急激に左ドッグレッグしてさらに登っていきますので、セカンドショットがブラインドになって左側のブッシュ超えになってとても難しくなってしまいます。

ドライバーの距離が出せれば良いのですが、中央より右寄りで距離が出ますと向こう側の裏側のブッシュに落ちていってしまいますので、右サイドは禁物で見える範囲に打っておかないと危ないです。

非常に難しいティーショットです。
谷越えで打ち上げていてセットアップも狂ってしまいやすいですし。

ホール全体としても、2打目は70°近く左方向へドッグレッグ、さらに登っていって3打目もかなりの傾斜の登りのショットになりますので、難しいです。
距離表示はティーからグリーンの直線距離で 455yってなっていますが、深い角度でドッグレッグしていますし、3打とも上りっぱなしですし、530yくらいある感覚です。私の飛距離では 2打で届く余地は全くありません。
この日は 3打とも上手く打てて2パット、1パット目もすごく惜しかったのですが、万々歳のハッピー・パーが取れました。


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今回のスイング動画は 2番アイアンその他、25年前のクラブを引っ張り出して打つ機会がありまして、その動画です。

ブログの一番最初の記事から写真を持ってきました。タイトリストのDCIです。
後に(若干違うタイプが出て) DCI-Bと呼ばれたりしていますが、95年にPGAツアーで使用率No. 1 だったモデルのアイアンです。(もちろんプロ用のじゃなくて市販品。)
96年から約11年間使っていました。 こんなやつ。



2012年に鎌倉パブリックをラウンドしたときに使って以来ぶりでした。
グリップが柔らかいまま全然使える状態でした。ラムキンのツアーラップだったかと思います。あの頃のグリップ素材って優秀でしたねー。ロイヤルグリップもいつまでも大丈夫でしたし。


練習としては、前回の「ゴルフスイング -34 Insideに引いているテークバックを少しずつ修正」に引き続きテークバックを真っ直ぐ引こうという意識でボールを打ちました。


10年ぶりで、2-3発大サソリフックを打ったあと...(笑)
アイアンの性能、そんなに変わってないんじゃ?って感じもしますね。
今使っているクラブより多少シャフトが重かったりとかしますが 2番アイアンがまぁまぁ普通に打てますので許容性もありますし、ボールの高さもこんなものかなと思います。
なにより自分が使っていたクラブセットですしね。


で、ボールの高さを確認する意味でも、また当時多用していましたので低いティーアップからも打ってみました。(さっきのはマット置きで打っています。)


ボールの高さはほぼ同じくらいでした。
気分的には随分楽に感じます。ティーアップしているので振り抜きやすい気持ち。
以前はティーショットでよく使っていたんですよねー。25-15年前。

最新の性能の良い、中空とかの 2番アイアンとか探しちゃおうかなー、ってちょっとだけ思いました。(笑)


ドライバーは、CallawayのBig Bertha Fusionの FT-3、9.5度のドローバイアスです。
三菱ディアマナの赤マナ 70S、44 1/2インチでしたでしょうか。 


この写真は、別のアルディラNVが挿さっているドライバーです。
赤マナはどうやらブログ初期に写真をアップしたことがなかった模様です。
当時は赤マナと青マナを持ってまして、青マナをメインで打っていました。
あの頃はよく飛んでたなー。(当社比較っていうか、自分比ですが。)
スペックもハード目ですね。8.5度も持ってますし。

こちらがドライバーの動画です。


ちょっと打つくらいならそんなに重く感じませんでした。70Sですけど44 1/2インチで、今のドライバーと比べると短い、っていうのが大きいかもしれません。
コンポジット音のする打球音の静かなドライバーですけれど、打った感じは今となっては固く感じました。気に入って、同じヘッドを 4つも持っていたクラブでした。(当時カチャカチャがなかった、っていうのはやはり大きな理由です。バックアップだけなら2本でいいですから。)

今のドライバーがスイートスポットも広くボールの捕まりが良いのかもしれません。
ドライバーに関しては、DCIアイアンよりも 10年ぐらい新しいはずなのですが、今のクラブとは許容性が大きく違うように感じました。
近頃のドライバーは技術が進んで数段やさしく作られていることを実感します。

このスイングに関しては、インサイドに引くことなく、比較的真っ直ぐにテークバック出来ていたかなと思います。
この調子で少しずつ修正していって定着していけたらと思っています。



それと、友達のPING芸人さんのブログ、ゴルフ自問自答2 の記事にあったアプローチの打ち方を練習しました。

記事はこちらですのでご参考ください。 --> 『卓球のイメージのアプローチ


約30yのキャリーのイメージで3発打っています。
ちょっと分かりにくいかと思いますけど、「ボールの下を切ってバックスピンを掛けるようなイメージ」というのを私なりの解釈で実践したモーションで打っています。
普段のチッピングよりもボールを下に下げるように意識しているのですけれども、ボールは逆に普段よりも少し高く上がっていきます。バンスが利くからだろうかと思います。


ちなみに打っているウエッジは、クリーブラントのツアーアクション、Reg.588でロフトが 57°の、これも95年にPGA使用率No.1だったウエッジです。今では殆ど見ない57°のロフト角が印象に残ります。


このウエッジは本当に評判が良かったです。
ロジャー・クリーブランドさんは会社を売ってキャラウエイでウエッジの設計をしますが、キャラウエイのX-Tour ウエッジはこのウエッジによく似ていました。


比較対象できるように、普段のチッピングで約30y打つイメージで打った方も貼ってみます。


いずれにしてもバンスを利かせて打っていますので、違いが微妙すぎるかもしれません。
ただ出球は普段の方が若干低いです。この動画はけっこう上がって見えますが、57°なのと硬めのマットにバンスが跳ねているからかなと思います。
とにかくテンポよく、安定した動きを保って、大きなダフリやトップが起きないようにすることがいちばん大切だと思って練習しています。
体の重心が左右に振れないことが注意している点です。


最後に 4番アイアンを打った動画です。


かつて 4番アイアンが一番好きだったのですが、今ではバッグに入ってすらいません。
さすがに 2番アイアンよりずっと打ちやすく感じますね。


自分の懐かしいクラブで良い練習が出来たなと思いました。(^^)



11/01/2021

デジタルパットの利点と不利点を久しぶりに再度整理。

こちらは Dos Lagos GC の 1番ホール384yのパー4です。



久しぶりに入ってしまいましたよ、パー4の 2打目。
ここのティーショットは左が崖、右が池で、どちらかに逃げるわけにもいかず、朝一の体がまだ暖まっていない状態だとドライバー打つのが難しいのですが、フェアウエーセンターの目標に向かって軽い登りで打っていきます。
2打目は実はブラインドになっていて、グリーン手前がグッと下って行って2打目は左側はすぐ崖ですが右サイドが安全です。遠くに見える細いサイプレスの木のちょっと右がエイムポイントになります。

2打目は160yちょい残っていまして、軽いアゲンスト、ハイブリッドの5番で打って行ったのですがとても感触が良かったんです。すぐ横にいた友達にも、「That one felt good.」なんて調子こいていたんです。
グリーンに行ってみたらボールがなくて、グリーン奥のラフを探していたら友達が、「カップに入ってるぞ。」って。

なんかね、またホールインワンもできるんじゃないか?って気がしてきました。(笑)
数打ちゃ当たる方式で頑張っていきたいと思います。(笑)


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さて、久しぶりにパッティング・カテゴリーの記事です。
そもそもパッティングのために始めたブログでした。(^^)


このあいだのポストで、ずーっと変えていないエースパターについて取り上げましたが、

Trusty Shiny



このところ、とても調子も良いので、パッティングについて思うところを自分のためにメモしておこうという主旨です。


まず、私のデジタルパットは一般的なパッティングと比較しますと変則です。
  1.  ボールは左足かかとの内側にセット
  2.  テークバックの大きさでストロークのスピードをコントロール
  3.  左肩からパターヘッドまでを 1本のイメージで使う
  4.  基準のストロークは、9.5フィートのグリーンで 7歩転がる
  5.  1, 2, 3, ...7, 8歩、10, 12, 14, ...18歩、21歩までは振り子運動、21歩以上は膝も使うストローク
という構成になっています。
こちらの、「デジタルパットのおさらいと確認事項 (特に16フィート以下)」という記事に、基準について詳しく細かくメモしてあります。

パットの距離とテークバックの相関図

画像をクリックで拡大します。


このデジタルパッティングに関する基本的な考え方としてはこちらの「パット数減にとても効率的なパット練習」という記事に、A. B. C. D.の 4項目に分けて詳しくメモしてあります。

A. スピード >>>> ライン
B. オプティマム・スピード
C. パター・フェースのセット >>>> ストロークの正確性
D. 「subconscious」 v.s. 「conscious」


このデジタルパットの利点としましては、
  1.  ストロークのスピードに基準があるため、グリーンの速さ・遅さにアジャストしやすい 
  2.  スピードを決めて打つので(フィーリングをほぼ使わない)、上り・下りにアジャストが容易
  3.  練習量が少なくても距離感を掴め、そして距離感の維持ができる
  4.  セットアップが左のため必然的にアッパーにストロークされ、転がりが良い
  5.  ショートパットはカップとボールが同時に視界に入る(のでヘッドアップしない)
  6.  ボールが左にある分テークバック幅が大きくとりやすい
  7.  リストを全く使わないので、ロックしてストロークすることが容易
などの点が挙げられます。


デジタルパットの不利点としましては、
  1.  ボールが左目の真下にないため、カップに真っ直ぐセットアップするには慣れが必要 (見え方が違うので)
  2.  グリーン面がスムーズでなく凸凹しているとダフる可能性もある (最下点がボールより前)
  3.  デジタル処理のため、ものすごく微妙なタッチは出にくい
  4.  グリーンのエッジ、カラーのエッジなどでボールの後ろに芝が長いケースではとても打ちにくい
  5.  21歩以上の長いラグパットには別口の練習が必要 (あまり発生しませんが)
などの点が経験的に挙げられます。


ProとCon、両方を比べてみますと、練習量の多くとれない私には利点が不利点を大きく凌駕するので、このパッティング方式を採用して実践しています。

私が実践しているデジタルパットは 1歩から 21歩まで細かく方法が作られていますが、実は基準の基準になる(私の場合は) 7歩のストロークを作るだけでも、パッティングの距離感を作るには非常に役に立ちます。

適当にスタンス幅内側くらいのストロークで、毎回同じ距離が転がせる心地よいストロークを行いますと、9~9.5フィートぐらいの普通のスピードのグリーンですと、誰でもみんなだいたい 8歩ぐらい転がります。
この 8歩を基準のストロークにして、毎回同じスピードで打てるようにさえ繰り返し練習しておけば、ラウンドで多く発生する 8歩前後ぐらいのパットがテキメンに簡単にカップに寄るようになります。
それで、人間の脳の感覚というのは優秀に出来ていまして、半分の 4歩とか、倍の 16歩とかは、あまり練習しなくても自然に打ててしまいます。4歩がだいたいワンピン半、ぐらいになりますね。
距離感で苦労しているゴルファーでしたら、「16歩がだいたい寄る」ってなったらそれも結構大きいんじゃないかと思います。
これは、私のデジタルパットうんぬん以前にお勧めです。普通のご自分のパターの打ち方で。


また、実は 3パットの撲滅にはパッティング方法が重要なのではなく、グリーンの読みがもっと重要なファクターになってきます。
傾斜の読みと感じ方、芝目の読み、グリーンではなくホール全体の傾きの感じ方と計算への参入、っていうのが、ファーストパットの後に距離を残さないカギになりますし、もっというとショートパットに付いてもこの辺が正確に読めているかどうか。
ショートパットを外した時に、「引っかけた」とか「押し出した」とか思うゴルファーが多いのですが、実はラインとスピードが読めていなかったケースの方が多いと思います。
(私自身も、この辺りの読み、見極めがまだまだなんですよね。でも、引っかけたかどうかは自分で分かりますし、感じます。思ったところにストロークできているのに外れちゃうんですよ。)


私のデジタルパットで最も利点だと感じていることは、いろいろなコースをラウンドしたい私にとって、グリーンのスピードにすぐにアジャストしやすいところです。

練習グリーンで、なるべく平らなところを探して、基準の 7歩のストロークをして何歩転がるかを試します。
行きと帰りを往復すれば、多少の下りと登りの平均で相殺できます。
そして、このグリーンは 7歩のストロークで 9歩転がる速いグリーンだな、とか、6歩しか転がらない重めのグリーンだな、とグリーンスピードのチェックをして、その分を換算してアジャストするだけで距離を合わせることができるんです。
我々アマチュアとしてはものすごく速い、スティンプメーターで 11.5とか12フィートのグリーンへ行っても、換算して歩測して 16歩あるところを 12歩のストロークで、とか計算したとおりに打つだけですので、グリーンの速さに慣れる必要がありません。換算さえキチンと合うように計算できれば良いですので。

むしろグリーンが速い方が、相対的に使うストロークが小さくて済みますので、実はコントロールがしやすいんです。
デジタル処理したストロークですが、やはり大きく振る方がコントロールしにくいんです。ですので私は普段から、長めの距離が残っているパットに関しては下りのパットの方が登りのパットより気楽だったりします。距離がコントロールして合わせやすいんです。傾斜の読みがちゃんとできていれば、の前提ではありますが。

初めて行ったコースで、グリーンのスピードがピタッと合う、っていうのはとても大きい利点だと思っています。


グリーンの読み方に関しましては、こちらの記事「パット・エイミング教本」に解説されています方法がとても有効です。Aim Pointも、完全に市民権というか大勢のゴルファーに使われていますよね。