6/29/2008

飛距離を伸ばすためのドリル


基本的には、その人の体力で打てるはずの飛距離を引き出すドリルということで、なにも魔法のドリルではありません。

私がゴルフを始めたばかりの若かった頃(22年位前)に、スクラッチプレイヤーだった方に教えていただいたドリルを基本に組み立てたもので、かなり古い話なのですが、ご紹介します。

たぶん道具の進化した今でも役に立つだろうと思います。

当時の私には、抜群に有効でしたよ。(^^)
当時7番アイアンで100yだった私が、短い期間(1ヶ月くらい)で140y打つようになりましたので。

(その後、オーバースイングで振り回すようになった若い頃の私は、パーシモンのドライバーをフックでぶっ飛ばすのを楽しみにゴルフしておりました。その頃は7番ももっと160yとか飛びましたが、今はもうちょっと体力も落ちて大人らしく振るようになりました。(笑))


今は(ドライバーのスイング・スピードが94-95mile/hour(約43m/s)ほどで)7番のフルスイングは150yですが、普段は140yぐらいで打ちます。
(ちなみに私の7番アイアンは、ロフト35度ですので、ブリジストンViQフォージドなんかの7番のロフト31度と比べると4度、ちょうど1クラブぐらい寝ています。)

こういったドリルの類は、人によって合う合わないがあるかとは思いますが、どなたかの参考にでもなったりできましたら幸甚です。(^^)



基本的にボールは打ちませんので、練習場でやる必要がありません。
だた、ちょっと道具を用意しないといけませんので、工夫が必要になります。


1. 砂袋(あるいは重めのそば殻枕とか)のようなものを、インパクトの位置で打つ。

6-8番ぐらいの番手が良いと思います。私は昔の1番2番なんかをセットに入れていた時期のお話でしたので、4番アイアンでやりました。

ちょっと重めの、叩いても動かないような砂袋のようなものを用意します。枕ぐらいの大きさの。
これを、クラブでバーンと叩くのです。
インパクトでの腕や足、腰の位置は自分の理想の形を用意しまして、“その形で”ズドーン、と叩くようにするんです。
マットレスとかでも良いです。

どうやるとインパクトで力を入れることが出来るか、大きな音が出せるか、いろいろ工夫してみます。
力の入る形というものが分かってきます。

グリップはゆるく握り、バーンという瞬間だけしっかり握ります。


2. タイヤのようなものを叩いて、スクエアなフェースを認識する。

1.の練習の延長です。
ズトーンと力強く叩けるように練習するのですが、もう一段要素が加わっています。

よく昔の公園などにあった、タイヤが半分地面に埋まっているような感じのものがあると一番良いですが、代替品は工夫なさってください。
(キャディバッグの底にクッション貼るとかね。)

1.の要領でクラブで叩くのですが、このときに、クラブフェースが飛球線にスクエアになるように、クラブのリーディングエッジに当てる真っ直ぐな面が欲しいのです。

1.の練習では、まずは力強さを学ぶ事が最優先で、砂袋のようなものなら打ち込めますから、バーンっという感じさえつかめればよいのですが、この練習では、力強く叩いた時にクラブフェースがスクエアに入るように叩き、インパクトの形でクラブを止めます。というか当たって止まりますので、そこで抑えつけます。


3. 砂袋(あるいは靴袋とかでも良いです)のようなものを、インパクトの位置で押す。

やはり、6-8番アイアンくらいが良いと思います。 袋の方は1.の練習よりは軽いものが良いです。

ご自分の理想の“インパクトの形”を作り、クラブフェースをシューズバッグとかに当て、その位置から左に数cmほど押します。
ひざも使って、右足の親指の蹴りもフル活用して、左のグリップ、右のグリップもしっかり握って、押し込みます。インパクトから数センチ。

実は押し込むのに一番力が要るのは「腹筋」と「背筋」だったりします。
(右足の親指や、脇の締めも重要ですけどね。)

このドリルで、そのことがリアルに体感できます。

バックスイングは一切ありません。
インパクトの形を作り、そこから押すようにします。

ボールを打った先の数センチの動きですから、出来ればインパクト位置から下へ低く押していくイメージが大切です。

このドリルで、ボールの飛距離を伸ばすのに一番重要な、インパクトとインパクト直後の体の使い方、筋肉の使い方が体感して理解できます。
どこに力を入れれば良いのか。

ここまでは全くボールが必要ありません。


4. インパクトの姿勢から、フォロースルーだけでボールを飛ばす。

仕上げのドリルです。実は飛距離を伸ばすには、このドリルが一番有効に効果が出ます。
8番か9番くらいがいいでしょう。

しかしながら、1.~3.のドリルをやらないと、練習場で出来そうだからといっていきなり4.をやろうとしても、ボールが飛んでくれないと思います。
4.が出来る人は、すでにかなり効率よく筋力・体格に比例した飛距離を出せている可能性が高いのです。

ご自分の理想のインパクトの形を、練習場でボールに対してスタンスし、セットします。
セットアップの構えではなくて、インパクトの形です。少しハンドファーストかな。
そこから、一切のバックスイング無しで、フォロースルーをしてクラブを振りぬきます。
最初は、無理せずにボール無しでやってみましょう。

ここで一番重要になってくるのは、左脇の締め、背筋力、それと右の大腿(太もも)の筋肉と、右足親指の蹴りです。
ここに書いた順番に重要です。

バックスイング無しでフォロースルーが取れるようになりますと、これだけのスイングで8番か9番でボールが50yほども飛ばせるようになります。
最初は20yぐらいしか飛ばないかも知れませんけど、慣れてくると飛ばせます。

このドリルは、実は飛距離を出すには最も重要な、インパクト以降、フォロースルーでの体の使い方、それにボールの掴まえ方を体感できます。


ここまでドリルをやりますと、持てる筋力の範囲で非常に効率の良いパワーのボールへの伝え方が出来るようになっているはずです。


補足:

これまでは、どの筋肉を如何に効果的に使うか、という観点のドリルになっています。
加えまして、タイミングを作るドリルを付け加えておきますね。

ドライバーのヘッドの方のシャフトを持ち(逆さまに持つんですね)、軽い棒の状態になったものをほぼ左手だけで振ります。
ビュンッと音が出るように、振るのが目的です。

このドリルは、すごくポピュラーですので、すでにやっておられる方も多いかと存じます。

なるべくインパクトからフォロースルーにかけて、ビュンッという音が出るのが理想的。ダウンスイングで音が出てしまうとボールに効率よく力が伝わってくれません。
このドリルは、確認程度に5-6回振れば十分だと思います。


偉そうに書いているように読めちゃうかもしれませんが、方法を説明するためにそうなっているだけです。 ご容赦を。

私は大した飛ばし屋ではありません。(^^)

(例によって、スイング理論については言及いたしません。(^^))



***

追記です。
米国では、1. & 2.の練習を行えるような、「インパクト・バッグ」という商品が、USGAでも推奨されていて(USGAが新しく出したレッスンビデオにも登場します。)、一般に販売されています。

Impact Bag
http://www.practicerange.com/detail.aspx?ID=620


他にも最近は、キャラウエイなんかでも商品を出しているようですね。

IZZO
http://www.golftrainingaid.biz/2006/04/izzo_power_zone_impact_bag_1.php

Callaway
http://shop.callawaygolf.com/Accessories/Training_Aids/Impact_Bag.html



そういう訳で、日本でも売ってるみたいです。

インパクト・バッグ
http://www.rakuten.co.jp/htcgolf/633719/633720/523748/

砂じゃなくて、ぼろきれとかを詰めるんですね。

思えば、これを教えてくださったスクラッチプレイヤーは22年も前にこのような練習を知っていたと言うことになりますね。ちょっとびっくり。

最初に教わったグリップも、今でこそ主流ですが、当時はあまり居なかったストロング・グリップでした。(そういう名前では教えてもらいませんでしたけれど。)
今でも教わったグリップの手順は細部まで細かく覚えています。

ひょっとするとその方自身かその方のお父さんか誰かがアメリカでスクラッチプレイヤーになった、そんな経歴の方だったんでしょうか・・・? とか思いました。


8 comments:

Anonymous said...

GGです。 こんにちは。
早速にアップして頂きまして、有難う御座います。

3と4は時々やっています。特に4については、「手で打たない」ということを学びました。最初は手で打とう(?)としてボールがフェース面を滑ってしまい、ボールを運べませんでした。手で打つとせず「腰を更に切り上げる」と上手く運べるようになりましたし、フォローが大きくなってフィニッシュも整ってきました。

3についても右腰をぐっと押し込み、腰を切り下げ切り上げるようにするとシャフトにかなりの圧力が掛かるのを感じ、尚且つ背筋・腹筋にかなりの力が必要なことを感じました。

1と2については、代用品を考えてやってみます。

補足の「軽い棒」を振るという練習は、昔2のエクササイズをやった時に折ってしまったヘッドの無いDRがあり、それを振ることがあります。これも当初左側で音が聞こえず、ダウンスイングを緩くするといった姑息なことをやってしまい、現在はこれじゃいけないと速く振り且つ左で音を聞くようにやっています。

練習場でバンバン打って飛距離が伸びてきても、ある時点から又落ちてくる。この現象を修正するためにも、これらの地味な(?)エクササイズを取り入れたり腹筋・背筋等の強化も必要なようですね。

楽しみにしていた記事、参考になりました。又教えて下さい。お願い致します。

Posted by:GG at 2008年06月29日(日) 18:10

yspz said...

私は、こんなイメージを持っています。

輪ゴムを切ったものを右手と左手(の親指と人差し指)で掴み、引っ張ります。
左腕を伸ばし、飛ばそうとする目標に狙いをつけて、ゴムを飛ばす。

右手を一瞬だけ早く離し、次いで左手を離すと、ぴゅーんと飛んでいきます。
しかしタイミングが合わないとまるで飛びません。
遠くまで飛ばすには、かなりの慣れが必要です。

ゴムは強く引けば引くほど理屈で言えば遠くへ飛びます。
しかし一方、同時に、強く引けば引くほどタイミング良く飛ばすのが難しくなります。
最大飛距離は大きくなるが、飛びのばらつきも大きくなります。
さらなる修練が必要になる。

確率が良いのはゴムをあまり引かないケースだが、これでは飛ばない。

心地よく飛ばせて、ある程度確立の良い、そういうバランスを見つけ、少ーしずつ習熟とともに伸ばしていくようにするのが良いんじゃないかな、と自分では思っています。

イメージ的なお話しなのですが。

体格の良い人、筋力のある人というのは、ゴムそのものの強さや長さが違うと思うんですね。
筋トレなどでそちらの改革を図るというのはまた別の話、ということで。

Posted by:やきそばパンZ at 2008年06月30日(月) 00:30

Anonymous said...

GGです。 こんにちは。
「心地よく飛ばせて、或る程度確立の良い、そういうバランスを見つけ、少しずつ習熟とともに伸ばしてゆく」、凄く心にしみました。今後の練習に人生に生かしていきたいと思います。有難う御座いました。

Posted by:GG at 2008年06月30日(月) 13:27

yspz said...

GGさん、コメントありがとうございます。

私はまぁテキトーに無理せず気楽にやっているだけですので、ゴルフが楽しくて仕方ありません。
そんなに深い意味で言ってる訳ではないので恐縮いたします。

たまにね、コンペの時とか、コースで確率の良くないスイングをしますね。
ドラコンの時とか。(笑)

けっこう上手く飛んじゃうことも多いんですよね。(笑)

でも、ドラコンだと大抵上には上が居ますけど、楽しいですからね、せっかくですから、精一杯行きます。(笑)


Posted by:やきそばパンZ at 2008年06月30日(月) 13:53

Anonymous said...

おはようございます。 皆さんの苦労がよーくわかります。 次なるアドヴァイスを楽しみに待っております。
Posted by:cobra at 2008年07月04日(金) 07:33

yspz said...

Cobraさん、コメントをどうも。m(__)m

私はここに書いた練習は、実はもう20年ぐらいやっておりません。(^^;
でも、Impact Bagは非常に有効な練習器具だと思います。


こんど私が試した別の練習器具についてupしてみようかと思います。(^^)

cobraさん、楽しみに待っていただくのも嬉しいですけど、私にもcobraさんの必殺技を教えてください。m(__)m
特に30y以下ぐらいのショートゲーム系が私は弱いので、その辺りの技ですとなお助かります。(^^;


Posted by:やきそばパンZ at 2008年07月04日(金) 13:44

Anonymous said...

こんばんは。

教えるなんてトンでもない。  私はただただ皆さんの技をどうしたら少しでも身に付けられるか悩み模索するイチ市井のゴルフ好きにすぎませんので。 お許しのほどを。 

Posted by:cobra at 2008年07月05日(土) 23:20

yspz said...

私もただのゴルフ好きです。
楽しいですよね、いろいろやってみるのって。

Posted by:やきそばパンZ at 2008年07月06日(日) 15:35