11/11/2009

フィニッシュの重要性 (パッティング)


このカテゴリーの記事を書くときはなんかウキウキしますね。
確実に上手くなれるような気がして。(気のせいかもしれませんが。(笑))


経験的にですが自分でもおぼろげに感じていたことなのですが、デーブ・ペルツの配信メールで解説されているものを読んで、再確認することができました。

パッティングの際に、フィニッシュをビシッと決められたときって言うのは(結果はカップインしていようがカップインしていまいがそこは別にして)
自分でも非常に気持ちがいいものですし、特に厳しい状況のショートパットでこれが出来たときには周りからも、「Solid!」とか、「Good putting!」って声をかけて貰える時が多いです。

この「solid」という英単語は耳にすると非常に嬉しい表現でして、中身の
詰まった、しっかりした、内容の充実した、ゆるぎない、と言ったニュアンスのある表現なのです。
「うん、しっかり打ったね。」が一番近い日本語になりますでしょうか。(^^)





配信された内容をなるべく原文に忠実に直訳してみます。

After you putt, it is important to hold the finish position of your stroke until the ball stops and you can see the results.
パットをした後、ボールが止まって結果が見えるまでストロークのフィニッシュ・ポジションを保持しておくということはとても重要です。

The correlation between your stroke and how the ball rolled will never
be fresher in your mind.

あなたのストロークとボールがどう転がったかの相関関係は、頭の中でこれ以上ないくらい鮮明になります。

This is the feedback you need to prepare your subconscious to play
your best in the future.

これこそが、今後ベストのプレーをするためにあなたの「潜在意識」に準備をさせるのに必要なフィードバックなのです。

Biofeedback studies have shown that a human’s short-term memory is very short: Every eight seconds you lose about 30% of the sensations or feelings you have generated - if no new one comes along.
生体自己制御の研究によれば、人間の短期記憶はとても短いのです。
あなたが生み出した感覚やフィーリングは、8秒ごとに30%が失われていきます。 - 新しい感覚が出現しなかった場合です。


But if you move and add new sensations before your putt has stopped, the new feelings immediately cover up the old.
しかし、もしパットが止まる前にあなたが動いたり新たな感覚を加えたりすると、新しいフィーリングはただちに古い感覚に覆い被さってしまいます。

If you can make a habit of holding your finish and retaining you feel of
the stroke you just made as each putt rolls, then what you see and feel within those first eight seconds will be correlated in your mind.

フィニッシュを保持することを習慣にしてしまえば、パットを転がすたびに今行ったばかりのストロークのフィーリングを維持することが出来て、最初の8秒以内にあなたが見てそして感じたものが、頭の中に相関されます。

This will optimize your stroke improvement process and your future
putting touch.

こうすることで、ストロークの改善プロセスを最大限に効果的にすることができ、将来のパッティングのタッチを最適化できるのです。

(この内容は、デーブ・ペルツのパッティング・バイブルの第5章に詳しく書いてあるそうです。)







さらに、ペルツはつい最近のTwitterでこんなことを発言しています。

Everybody knows if you putt balls too fast-they’ll never stay in the
hole, too slow and they’ll never get to it-but what speed is optimum?

パットを強く打ちすぎると決してカップには沈んでくれないし、弱すぎると決してカップに届かないのはみんな知ってると思うけど、 - 一番効率のいい強さって知ってる?(注: 英語ではパットの強さをスピードで速いとか遅いとか表現します。)

Since most putts miss hole-watch how far your missed ones roll past:
17-inches past means optimum speed, farther=too fast, shorter=too
slow

ほとんどのパットはカップに入らないんだから、 - 外したパットがどのくらい通り過ぎるか観察してごらん。
カップを17インチ(約43.2センチ)過ぎるのが一番効率の良いスピードなんだ。 17インチより遠いのは強すぎ、短いのは弱すぎ。


Optimum speed gives best chance of hitting/staying in hole:
faster creates more lip-outs, slower means more get knocked off-line
and miss

一番効率のいいスピードで打てば、カップインするチャンスが一番大きくなる。
強いのはカップに蹴られるし、弱いのはラインを外れてミスするってわけ。



また別な場面では、こう言っています。

一般のゴルファーからの、「あなたはアマチュアはパットの曲がりを小さく読みすぎてほとんどのパットを下側(B側)に外す、とおっしゃっていますが、それはなぜなのですか?」という質問に対する回答です。


「人間って言うのは自分に甘くて、実際は相当体重オーバーしているのに、本人は『ちょっとオーバーしてるかな』って現実を見ないのとよく似ていると思います。現実を見たくないんですよ。大きく曲がるパットはあまり曲がらないパットよりも難しいので、潜在意識的に真っ直ぐ目に打ちたがってしまうんです。」
「もうひとつは、目線をあげてボールを見ると、見えるのはボールの転がりの最後の方だけなんですよね。最初の方の転がりとか途中の曲がっていく様子を見ていないから、その分の読みをちゃんと計算に入れられていないんですよね。」


---

つまり、パットをした時の転がりを出来るだけ目に焼き付け、なるべくフィードバックをかけて行ってパットの読みとストロークを改善していく。
その時に、フィニッシュでピタッと止まってイメージを、脳裏に焼き付けて行けば、より鮮明に記憶したフィーリングとボールの転がりとを関連付けてフィードバックをかけることが出来る、という寸法です。(^^)


幸か不幸か、私はボールの転がりのほとんどを見ながら打つ変則パッティングをしています。
フィニッシュもテークバックの大きさに比べて割合に大きくとっています。

今後はこの生体自己制御とフィードバックを強く意識して、改善につなげて行きたいと思います。(^^)

15 comments:

Anonymous said...

私もウキウキしますね、パッティングの話題。
Zさんのお陰ですねきっと、英語を読んで理解出来るようになってます。これ、聞いて理解出来たら・・・最高!!なんだけどな~
ペルツ教授の、「全てのパッティングは17インチオーバーが最適なタッチ!」というのは、どんなグリーンスピードを想定してるんでしょうか?
やっぱり、9フィート前後なんでしょうかね~。
強弱で距離を合わせるよりストロークの大きさで距離を合わせる方がフィニッシュを取りやすい感じがするんですが、どうでしょうか?

Posted by:ノリさん at 2009年11月11日(水) 21:09

yspz said...

ノリさん、こんにちは。

おっしゃるとおり、ストロークの大きさで距離を合わせる方がコントロールしやすいし、フィニッシュもとりやすいと思います。


デーブ・ペレツに限らず、米国人がパットの強弱を表現するときは、スピードの速い遅いで表現することが多いです。

グリーンの速い遅いではなく、打ち出すボールのスピードの速い遅いのことです。

これはすなわち、ストロークの幅・大きさでコントロールする意識を持っているということに他なりません。
高麗グリーンとかをほとんど経験していないので、そうなるのじゃないかなー?って思ったりしています。



ノリさんはテークバックの大きさが視認しやすいように、ゆっくりストロークするために左腕とパターを一体化して、まるで長尺パターのような効果を得る目的と、

もうひとつは、テークバックの距離を自分から見える範囲で大きくするための目的と、

2つの理由でボールを左寄りの方においていらっしゃいます。
非常に合理的です。

私は主にカップとボールをなるべく同時に視界に入れるためと、<>

そしてやはり真ん中寄りに置くよりテークバックの大きさが取りやすいという理由からボールをかなり左寄りに置いてパットしています。

結果的に、ペルツの言う生体自己制御を活用したフィードバックをかけやすいセットアップをしていることになりますので、これは嬉しい副作用ですよね。
(グリーンでの練習量が少なくても、フィードバックがかけやすいので経験値が重ねやすいということになります。)

Posted by:やきそばパンZ at 2009年11月12日(木) 01:12

yspz said...

ところで、optimumの17インチオーバーですが、これは非常によく調べられた黄金則です。

登りのパットであっても、下りのパットであっても、速いグリーンであっても、遅いグリーンであっても、17インチ(約43.2cm)通り過ぎる強さがカップインの確率が一番高いのだそうです。

例えば、ものすごく速い下りであっても、外したら17インチ通り過ぎる微妙な強さが一番カップインしやすいのです。
強すぎると、カップの上を通り過ぎてしまったり、カップに落ちかけたけど淵を回って出て来たりしますよね。Optimumスピードだと吸い込まれてくれるようです。

逆に弱すぎると、微妙なfootprint(足跡)やパンチ穴の名残、目立たない程度のスパイク傷に影響されてラインを外れてしまう確率があがってしまうんですね。

確かにグリーンは完全に滑らかな表面という訳ではありませんから、「え?」と思うような曲がり方をしたり、同じラインでパットして違うところに行くってケースはありますねぇ。
ジャストタッチでつまり弱めに打ったときの方がこうしたことが起こりやすいです。

そして、たとえ1インチでも“届かなければ”入らないものは入らないのはご承知のとおりです。

また、どんなに長いパットであっても、カップ付近でのボールのスピードは短いパットとほぼ同じ条件になって来ますので、17インチ黄金則に揺るぎはありません。


ペルツは、あらゆるグリーン、あらゆるボールの、あらゆるラインの組み合わせで、10万回を超える転がしテストを行って得た結論だそうですから、信頼性は高いです。

Posted by:やきそばパンZ at 2009年11月12日(木) 01:13

Anonymous said...

フィニッシュの話、忘れていたものが戻って来た感じがします。
Posted by:サンディエガン at 2009年11月12日(木) 02:20

yspz said...

サンディエガンさん、こんにちは。

心強いコメントをありがとうございます。
サンディエガンさんのような私とは段違い平行棒な高レベルの方に同意していただけると、安心して先に進めます。

Posted by:やきそばパンZ at 2009年11月12日(木) 09:47

Anonymous said...

今回はZさんのブログを初めて携帯よりアクセスし拝見してみました。

たまたまかも知れませんが、携帯の小さい画面で今回の記事を拝見すると内容が特別に自分宛へ届いた「パッティングの極意をアナタへ。。。」

そんな素敵な文章として、私のゴルフ考に染み込んで参りました。

今までは嫌なラインが残らない場所へグリーンオンを心掛け、下からの2m等はラインを消しながら強めにヒットし、下りは距離が合えばお慰み....

少し考え方を変えて、もう少しパッティングに取り組んでみたいと思いました。

長文、失礼しました。

char携帯より(^_^;)

Posted by:char at 2009年11月12日(木) 13:12

Anonymous said...

17インチオーバーの鉄則は昔聞いた事があって、今でもスタート前には距離感を合わせる練習をしています。ただ、私が聞いた時は17インチではなく、50cmと聞きましたので微妙に違います。確か、GolfDigestの記事だったかで、実験して導き出した記事だったと思いますが、定かではありません。

一方、あるプロからは、スタート時点では少し強めに打つ必要があると指摘された事があります。後半になるほど、パットが打てなくなるので、最初は強めだとの事。ただ、彼らは1m半くらいを普通に入れてくるので、少々オーバーしても問題ないのだろうと思いますが、アマチュアの技術では難しいかもと思っています。したがって、私は常に50cmオーバーの距離感(のつもり)です。

Posted by:trimetal@CT at 2009年11月12日(木) 14:02

yspz said...

charさん、こんにちは。

私は携帯でインターネットのサイトを見たことがありません。
それどころかGDOに関してはIE以外のブラウザーで見たこともないかも。

パッティング関連の記事、私はすごく好きで、まだまだいろいろラインナップする予定です。

でも、全部その道の達人の受け売りを自分なりに噛み砕こうとした記事になる予定ですので、決して私が編み出した方法ではありませんので、ご安心して参考にしていただけると思います。(笑)

charさんぐらいゴルフが上手くなれたらなぁー。
地道に邁進します!

Posted by:やきそばパンZ at 2009年11月12日(木) 14:19

yspz said...

trimetalさん、こんにちは。

17インチの件は、6つ下↓のコメントに書いたとおりでして、デーブ・ペルツの受け売りそのまんまです。

グリーンのスピードに拠らず17インチ、
・・・と言うよりはむしろ、グリーンのスピードに合わせて17インチ・オーバーするボール・スピードにアジャストするべき、という解釈になろうかと思います。



プロのレベルのお話は私には理解できないかもと思いますが、

>後半になるほど、パットが打てなくなる

というのはなぜなのでしょうか?


時間が経つにつれて芝が伸びていき、グリーンが少ーしずつ遅くなる、というお話は聞いたことがありますし、なんとなく理解できるような気がします(が、自分自身で体感したことはまだありません)。

でもそういう理由なら、「最初は強めに」ではなくて「後半は強めに」じゃないとおかしいですもんね・・・?


Posted by:やきそばパンZ at 2009年11月12日(木) 14:31

Anonymous said...

Zさんのブログ、なんだかお話のレベルがメチャクチャ
高いですね。そんなブログに私ゴトキがコメントさせて
いただくのもちょっと憚られますが・・・

フィニッシュの話も17インチオーバーに打つ話も
非常に理解しやすいのですが、ノリさんと共通した
意見の“ストロークの大きさで打つ距離を加減する”
というのが自分でやってみるとなかなかシックリ
きません。というのも、テークバックの大きさを
目で見て加減しようとすると、どうしてもそちらに
気が向いてしまい、スイング全体のバランスが
どうも巧く行きません。練習不足と言われれば
それまでですが・・・


私は現状、ラインを見て、判断して細かい
ことは考えず、“ゴミ箱にゴミを放り投げる感覚”で
行っております。結果的にテークバックの大きさ、
フォローの大きさで調節することにはなっているような
気はしますが、やはり時間が掛かっても目で
テークバックの大きさを確認して打つ方法の方が
良いんでしょうか。

Posted by:コルレオーネX at 2009年11月12日(木) 20:31

yspz said...

コルレオーネXさん、こんにちは。

話のレベルが高いのはデーブ・ペレツです。(笑)

私は、パッティングのフィニッシュでピシッと止めてボールの挙動をよく見るといいことありそう!
って思ってる程度でして、面目ありません。


“ストロークの大きさで打つ距離を調節する”というのは、かなり多くのプレイヤーの共通認識ではないでしょうか。
タップ式で打つ方でも、長い距離はストロークの大きさを変えていると思います。

決して、目でパターヘッドを追わなければならないと言うわけではないと思います。


ノリさんとgolfreak銀さんの共通点はそこではなく、「デジタル化」しているところだと思います。

「ここまで引いて打つと自分のホームコースでは何歩転がる」という基準を基に、グリーンの速さに合わせて転がる距離を比例計算するだけです。

ここまで引いてのポイントをいくつもいくつもいくつも用意して視認性をあげるためにゆっくりストロークしているのがノリさんです。
構えた後は、打ち出し方向が決まっている訳ですから、目標を凝視しなくても良いですから、理にかなっています。


私自身は、コルレオーネXさんと同様、テークバックでのヘッドが切り返す位置を目で確認するのはあまり得意ではありません。ずっとカップの方を見ていますので。

でも、7歩と14歩はとりあえずデジタル化してしまって(あと、21歩をもう少し精度を上げたい)、その上で脳が処理する距離感(「感」とか「勘」と言うよりむしろ情報処理情報)で間を埋めています。

1歩-7歩ぐらいまでのショートパットは、振り幅が小さいので私にもパターヘッドの切り返す位置を見ることができますね。(^^)


(ちなみにノリさんは、パターヘッドが何かに重なる地点が見えにくい大きい振り幅のときは、グリップの位置とかで視認なさっています。まねしてみる価値はあると思いますよ。)


ごみ箱理論の弱点としては「グリーンの速さの違いに対応できにくい点」がある、と私は感じています。

Posted by:やきそばパンZ at 2009年11月13日(金) 02:26

Anonymous said...

Zさん、

プロが最初は強めと言う本当の理由は聞いていません。ただ、私が思うに、

・プロは常にカップを通り過ぎる打ち方をしないとバーディが取れないので、最後までショートはしたくない。

・ラウンドの経過と共に、自然に調整するようになって弱くなる傾向がある。これは自分の経験則です。

・かと言って、後半強めに打つように距離感覚を変えると、余計にミスパットが増える。終始同じ感覚で打ちたい。

以上の理由から最初に最初の数ホールで距離感をつかんだら最後まで同じ感覚で打ちたいからではないでしょうか。
何度か経験があるのですが、パットが何ホールか続けてショートすると、つい強めに打とうとして大きくオーバーし、3パットした事。
最後にアマチュアは、トップアマを除いて、常にバーディを狙う必要がないので、最初は少しオーバーし、後半は少しショートするくらいが丁度良いのではないでしょうか。

Posted by:trimetal@CT at 2009年11月13日(金) 06:04

yspz said...

trimetalさん、こんにちは。

解説をありがとうございます。


プロの考えは私にはちょっと理解できなさそうです。
出だしで強気で行っちゃうと、1.5mとかオーバーして初っ端からスコア崩しかねないような気がします。

私程度のアマチュアは、もし後半グリーンが遅くなってきたらそれはそれで50cmオーバーよりショート目になってくるのはそのままショート目でプレーすればいい、っておっしゃっている意味はよく分かります。


プロからの、
>スタート時点では少し強めに打つ必要がある
という指摘、どういう意図なのかかなり気になりますね。

Posted by:やきそばパンZ at 2009年11月13日(金) 11:32

Anonymous said...

「プロが最初は強めと言う本当の理由・・」

興味深いですね~
感・勘を規準にしているプロの皆さんの心理を知る由もありませんが、スタート時点のパッティングからショートさせるようでは、パッティングの距離の精度に自ら不安を抱いてしまうのと、同伴プレーヤーにも甘く見られてしまう?からという考えかも知れませんね~。それにショートしてしまう距離感をそれこそ17インチオーバーに修正するという作業をプレー中にしなければならないという情けない行為自体を戒めてるんではないでしょうか?
決め打ちで調整が単純な自分でも本当に後2歩強く打っても大丈夫なのか?なんて思いますもの。第一、競技の時は、一回しか打てないでしょう・・。
やっぱり、どんなパットでも17インチオーバーで打てる様にしたいものです

Posted by:ノリさん at 2009年11月14日(土) 07:09

yspz said...

ノリさん、こんにちは。

プロからtrimetalさんへの指摘だったというのが最初のお話でしたので、一般論というよりも、trimetalさんにその日のその時に最適なアドバイスだったのかもしれません。

私はもうちょっとレベルが低いので、スタート時点では「少し強めに打つ」よりも、第2パットがタップで済む距離に打ちたいところです。
(おはようバーディー出すと、なぜかその後崩れるラウンドが多いですし。(笑))

Posted by:やきそばパンZ at 2009年11月14日(土) 15:59