7/16/2008
鉄道線路効果 (Train track effect)
アラインメント(セットアップ)の話です。
これも、デビッド・トムズがサミュエルLジャクソンにアドバイスしていた中のひとつです。
***
まず、ボールの真後ろに立って打つ方向を見て弾道をイメージしますね。
自分の球筋とか、風の影響とか考えてね。
ドローならドロー、フェードならフェードでもいいです。こう上がっていって、こういう風に落ちていってグリーンのあの辺りにランディングする・・・
それで、そのイメージした弾道に合わせて、ボールの少し先に目印を見つけます。
そう、あの葉っぱなんか丁度いいね。
で、こうしてもう一度よく見るでしょう?
でね、ここで(右打ちの人は)左に一歩移動するんですよ。
さっき見つけた目印とボールを結ぶラインとほぼ平行にラインをイメージするんです。2本の平行線ですね。グリーンの方まですーっと。
イメージできました?
これをね、“Train track effect”って言うんですよ。
方向性がぐっと良くなりますよ。
***
デビッド・トムズは“Train track effect”って言ってました。“Railroad track effect”じゃなくて。
電車が走っていくイメージまでしているのかも知れません。(←これは私のあてずっぽうです。(笑))
左に一歩移動するところがポイントですね。
いつものようにコースで試してみました。ちょっと目から鱗かも。(^^)
前置きしますね。
なんかね、ボールの先に目印を見つけるところまでは全員ほぼ同じことをやってると思うんですが、
(今週アメリカで活躍したマッシー倉本だったか誰かが昔言っていたので私は実践してやっていたんですが、)ティーインググラウンドが曲がった方を向いていたり、木がせり出していたりで構えてもどうもしっくり来ない時は、ボールの先だけじゃなくってボールの“後ろ”にも目印見つけるようにしていたんですね。
ボールと目印の2点よりも、ボールと目印と目印の3点で線を作った方が100-200y先の目標に対して誤差が小さく正確に線が引ける、ということです。
そういう意味では、ボールの先に二つ目印を見つけるのでも良いんです。
50cm先と90cm先とか。
これは試す価値ありますよ。試してみてください。前置きの余談ですが。
本題に戻りまして、
しかしそれでも構えにくいホールは構えにくい。
一歩左へ移動して、もう一本線を引きますね、イメージの中に。
最初にイメージしたのは弾道なんですけど、もうこの時点ではボールの先の目印も決まってますから、今度はまるで線路のような地面に走る2本線です。
これはねー、なんかいい感じしますねー。
具体的にどう“いい”って表現しにくいんですけれど、方向に対するイメージがしっかりしますね。
これはお奨めします。
具体的には、初心者の人にありがちな(というか未だに私にもありがちな)無意識に目標よりも右を向いてしまう傾向が修正されるような感じがします。
上の写真をみていただいても、こんなちょっとだけ左に視点がずれただけで、すんごい左に向かってる感じがしますよね?
お分かりいただけますでしょうか?
私に成果が恒久的に出るかどうかは、今後の楽しみにしたいと思います。(^^;
お試しになって、みなさんも感じたところを教えていただけましたら、幸いです。
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8 件のコメント:
おはようございます。
確かにスタンスが右を向いている方は多いですね~。
アドレスした時、「ちょっと待って、動かないで」と言って、クラブシャフトをつま先に合わせてから、「後ろへ来て見てご覧」というと、
「え~っ、こんなに右を!」と必ず言いますね。
で、修正して構えるのですが、
「もっと、左・・まだまだ・・OK」と言うと、
「気持ち悪~い!」となるんです。
スクウェアーなアドレスをした状態でのスライス幅を知って修正作業をすべきだと思いますね。
左足が前に出ていて手打ちをすれば、スライスが酷くなるのは当然でして・・・・。
感覚と実際のズレは、クラブを振る前からあるんですね。このズレが随所に隠されているのがゴルフスウィングだな~とつくづく思います。
Posted by:ノリさん at 2008年07月17日(木) 06:51
こんにちは。コメントありがとうございます。
ノリさんおっしゃるとおりですね。
突然のひどいスライスは、錯覚が原因のことがとても多いです。自分のスイングの狂いが原因だと思い込んじゃう人も多いですが、下手にその場でスイング修正しない方がいいです。
私は何を隠そうティーインググラウンドが右を向いてしまっているホールが苦手です。(^^;
意識して、3点を使ってボールのラインを作り、そこに向かって構えるのですが、目標見ちゃうと気持ち悪いんですね。
意識したのに右に真っ直ぐ出て行くときもありますし(この場合はどうなんだろう?ボールが少し右に入っちゃってドライバーフェースが返り切らないであたっているのかも?)、逆に意識しすぎて左向き過ぎちゃって、左に出ちゃう時さえあります(この場合、目線は左方向の目標を向いていますから、少しドロー気味になって痛手が大きくなる可能性もありますね)。
ティーインググラウンドが左を向いてしまっているホールは、割合に苦になりません。好きではありませんが。
傾斜しているティーインググラウンドも難しいですね。気が付けば対処は出来るかと思うんですが、コース全体の傾斜で気が付かない時もけっこうあって、打ってみて「あ、しまった。」って思います。
ちなみに、鉄道線路効果がもっと有効なのは多分2打目の方です。
ずーっと以前は、自分とボールとの距離も日によって感じ方が違うので、いちいちドライバーを地面に寝かせて左足かかとの位置を決めてから拾い上げて構えていました。(かっこ悪。(笑))
でもね、飛球線に垂直に置けますし、ルール違反じゃないですし、一日に何回もやんなくても、気持ちよく構えられなかった時だけでもやれば、自分の錯覚も判っていいんですよね。(笑)
Posted by:やきそばパンZ at 2008年07月17日(木) 10:46
アドレスは大切ですね。プロのレッスンを受けると必ずこのアライメントを指摘されます。
で、一人の練習の時にあれこれやってみると、余計に混乱が深まったりします。
そんな時の対処方法の一つにこのレールのイメージをってはやっていましたが、左へ一歩動くといいうのが味噌なんですね。ボールのラインとスタンスのラインの2本をイメージするってのはやってましたが、左へ一歩動いてやってみます。
ありがとうございます。またまた勉強になりました
Posted by:golfreak銀 at 2008年07月18日(金) 16:09
golfreak銀さん、コメントありがとうございます。
私もいまだに打ってから、「あれ?なんだこれ?」みたいな方向に飛ぶことがあったりしてずっこけます。
左に1歩移動しますと、むむー、こんな風に見えるのかー!?と思うケースがままあって、面白いんですが、最初の目印を見失っちゃったりして、いまいっちょ自分のものにはまだ出来ていません。
やってみて、いい感じがあったら是非教えてください。
私が書いたのはトムズの受け売りで、ただちょっとやってみただけなんです、すみません。(笑)
Posted by:やきそばパンZ at 2008年07月19日(土) 03:03
写真いただきました。
ここまで左に見えるんですね。
Posted by:ロボレラ at 2009年08月27日(木) 05:03
けっこうキャリアの長い人でも、コースで右向いちゃう人って多いんですよね。私も含めまして。
意識して左を向くようにすると左に向き過ぎちゃったり。
是非、2本のレールを思い浮かべてビジュアル化してみてください。
私の考案ではないので、安心です。
Posted by:やきそばパンZ at 2009年08月27日(木) 16:03
この写真は錯覚の効果が鮮やかですね。
私のブログでは道路のセンターラインの見え方でしつこく記述してあります。
最近、シミレンジで練習ラウンドするようになり、この効果をしらないと安全にAM出来ない!ということが分かりました。
是非とも、ボールの真後ろからターゲットを見て目標物を決めた後に、左へ大きく一歩移動してターゲットへのラインをもう一本イメージしてみてください。
2本の線が線路のようにターゲットに向かっていくように。
私じゃなくて、ディビッド・トムズが言うんですから間違いありません。
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