マスターズ3日目土曜日の風、すごかったですね。
速いグリーンとのコンビネーションでこんな悲劇が。
ビリー・ホーシェルがマークしていたボールをプレースしてパットのルーティンに入ろうかというところで強風がボカンと来て・・・、
こっちの記事にある動画の方が見やすいかもです。
「Billy Horschel suffers tough blow at Masters after wind-driven penalty」
こんな日にアンダーで回った、リー・ウエストウッドとルーイー・ウエストハイゼン、どうなってるんでしょうか??
さすがヨーロッパ系のプレイヤーって言っても良いのでしょうか?
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My Golf Spyで見たのですけどね、あのPXGからPXG Goldが発表されました。
画像をクリックで元記事に。
これね、ただ金メッキしたクラブでは無いようです。
ヘッドの素材は、PXGが開発した新しい金の合金だそうでして、タングステンやチタンを含んでいるという以外は配合は公表されていないそうです。 (おそらく鉄成分も入っているかと)
金ですと素材として柔らかすぎるので、表面処理に使った場合もゴルフクラブとしては適していないわけですが、そこをなんと、放射性物質の酢酸ウラニル ( 蛍光の緑黄色に光る物質です。) で表面処理することによって、従来のクラブ素材よりも摩耗に強いものに仕上がっているそうです。
グルーブ溝の角もピンピンのまま保たれるらしいです。
0311同様、中にエラストマー樹脂素材が注入されているのですが、これも一歩進めてGila Monsterという新開発のエラストマー樹脂が使われていて、ここがこのアイアンの技術の根幹になっているということです。
ウエイトには、0311と同じタングステンと、もうひとつプラチナ(白金)が使われています。
プラチナは装飾目的ではなく、酢酸ウラニル処理でステンレス鋼が反応してしまうため、無反応のプラチナが選ばれたのだそう。
シャフトも、特選したダマスカス鋼で造られています。
(金属工学科専攻だった私でも、ダマスカス鋼でシャフト作るってのは想像つかないです。)
これはすごいですね、本当に。
価格は1本 $25,000。 4I-AWの8本で $200,000 になります。 今日の為替で 2400万円くらいでしょうか。
Specifications: PXG Gold Irons
Model: 0401
Heads Material: PXG Gold alloy
Polymer Fill: Gila Monster Elastomer Ionomer Omega
Weights: Tungsten and Platinum
Shaft: PXG Damascus, X-Flex only
Grip: Synthetic Gila Monster Leather with 24k Gold inlays
Set Construction: 4-AW
Price: $200,000
Availability: April 1, 2016
いやー、度肝抜かれました。
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すみません、カテゴリー分類の都合で昨日のエントリーを2つに分けました。
それにしてもすごい材料使ってますねー。
2 件のコメント:
こんちわ (=^・・^=)
このアイアンね 金額も凄いけど さて現状の鉄やステンレスヘッドより
どの程度 機能的に優れているんでしょうかね。
キンピカと言うと 昔のホンマにも有りましたが
シャフトの ダマスカス 私は 全く無知ですが
他の シャフト素材に 比較したら どれ程優位性があるのでしょうか
今で 大昔から有る DGを使用する プロも多い訳ですから
価格を高くする為だけに 希少金属を使用して作った
使い手を 置き去りにし様な クラブにも感じますが・・・。
でも 打ってみたいして 見てみたいけど まあ 無理でしょう。
選ばれし物さん、こんにちは。
金ピカのデザインはいささか悪趣味と思いますけど、Go DaddyのPersonsさんの趣味でしょう。
しかしそこに酢酸ウラニルまで持ち込んだ技術はあっぱれと思います。
そもそも使用する許可おりるのがすごいです。
しかも、記事にも書きましたが、溝がピンピンに保たれる機能付きです。
ダマスカス鋼は優れた素材ですが、謎が多くて私にもどうやってシャフト作るのか見当がつきません。
ただ、コストかえりみずに考えうる技術を詰め込むのってある意味楽しそうではありますよね。
本当のものづくりはコストも含めて、なんですが、まぁF1チックなもしくはくそ高い機械式腕時計的な、フラッグシップ造りって意味では、ありかなーと。(^^)
現に僕も「打ったらどうなんだろう?」とか思いますもん。
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