7/20/2016

PRESS GRIPS (プレス・グリップ)


いやー、第145回 Royal Troonでの 「The Open」、見応えありましたねー。

かねてより素晴らしいボール・ストライカーとしてツアー仲間からも定評のあったヘンリック・ステンソン。

画像をクリックでリンクしてます。


帽子の黒いリボンは癌と闘って亡くなってしまった友人を悼んでのものだそうです。

どのショットも気迫がこもっていて、特に最終日のパッティングは神がかっていました。
18番のバーディーなんか、カップの後ろから入りましたもんね。


でもって最終日をステンソンとの一騎打ち、ふたり旅で戦い抜いたフィル・ミケルソン。

画像をクリックでリンク先のゴルフダイジェストの記事に。


帽子をバインダークリップで止めていました。
写真で見えますでしょうかねー。 こんなやつ。(笑)  ↓

画像をクリックでリンク先のゴルフダイジェストの記事に。


こちらGolf Digest にわざわざ記事が書かれていました。

Why in the world does Phil Mickelson have a binder clip on his hat at the British Open?

内容読みますと、「見た目が酷いのは分かってるけど、こうすると帽子落ちないんだよ。」っていうことらしいです。 フィルらしいといえばフィルらしいです。 散髪もしてないっぽいしね。 だから風吹くと脱げやすいんだと思うけどなー。 (笑)


フィルはここのところずーっとクロー・グリップでパットしていましたが、このジ・オープンの最終日、12-15番ホール、そして18番ホールでは、通常のグリップに戻してパットしていました。 
長いのも短いのも、です。

スパッとイメージとフィーリングで変えちゃうんでしょうね。

これも、とてもフィルらしいと思いました。


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さて、本題のグリップです。

今回試そうと思っているのはこちらのグリップです。 PRESS GRIPS (プレス・グリップ)。

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流行りの Super Stroke などと同様に、太さは上から下までテーパーが付いていなくってほぼ寸胴のストレート。
断面は楕円形です。

通常のパターグリップにある、グリップ上面の平らな部分が無いのが特徴の一つです。


でもって、下側から覗いてみますと、2つ目の特徴も見えてきます。

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シャフトの入る穴が、右側に寄って写っていますね。
断面はまさに楕円です。


そしてグリップエンド側。

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小さな空気抜きの穴が空いていますが、シャフトが入る側の穴と反対側にあります。
(ちなみにグリップの下にあるボールに見えているロゴは、2009年のBethpage Blackで行わました US Open のロゴボールです。)

PRESS GRIPSと刻印されているのが見えますでしょうか?

この向きでグリップに挿して使うんですよね。
ですから、普通のグリップとは違って、横に平べったい形をグリップすることになります。

通常のパターグリップのような上面の平らな面はないのですが、まぁ上側は (下側も、ですが) 平べったい感じですね。


穴の位置が反対側ですから、シャフトはこのように斜めに入ることになります。

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この3つ目の特徴がこのグリップの名前の由来で、フォワードプレスした形に傾斜してグリップにシャフトが入るという寸法です。

そして4つ目の特徴としましては、このグリップは通常のグリップと比べますと2倍近く重くて、約100g近く重量があります。 グリップだけでカウンター効果があるわけですね。



このグリップは実は、Dさんというお友達の方から以前教えていただいた、Directed Force Putter にデフォルトで使われているグリップです。



自然にフォワードプレスの形でインパクト出来るように作られています。


このパターがまたすごいんですよ。

こちらのビデオを見て頂ければ一目瞭然なのですが、ライ角バランスと言ってパターを打つように構えたライ角の角度でバランスするため、ストロークの際のパターヘッドの動きが自然にバランスしてくれて安定する、というシロモノです。



曰く、フェース・バランスのパターは振り子式のストロークに向いているというが、実際のところパターはフェースを上に上下に振るわけではない。
その上下の向きには安定しているものの、いざライ角に構えて振ってみると...、パターヘッドが面白いくらいぐるんぐるん暴れます。

しかしこのパターなら、極端な話グリップを持たなくてもヘッドが安定してストローク方向にパターヘッドが向き続けています。


と、言うわけですが、私自身はこのヘッドの形に馴染めそうもありませんで、目標を向いてパターをセットする、という大前提の時点で上手く行きそうもありませんでしたので、このパターはまだ買うつもりはありません。

でも、このグリップには沸々と興味がわきまして、オーダーし、待つこと約1ヶ月くらい。

開発者のクラッシーさんの奥様から直々にお電話をいただきまして、さらに待つこともう1ヶ月。
2ヶ月はかかりましたが、グリップだけの調達をしていただきました。


と、いうことでこのグリップを私のパターにセットしまして、効果の程を確かめてみたいと思います。





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本日は残念ながらここまででおしまいです。

さらに、いつものパターとフィーリングを合わせるためにもカウンターウエイトを仕込みまして、その上にこのグリップを装着する予定ですので、もう少々出来上がりに時間がかかるので。(^^;

パターの方は、以前から練習用に持っているピン型のティアードロップのTD-21型 (ずーっと以前にフレッド・カプルスが使っていた時期があるやつです) を使おうかと思っています。


現在のエース・パターは非常に具合が良くって調子が抜群なので、グリップを付け替えるだけでも躊躇してしまうんですよねー。
私のストロークは、...そんなにデリケートじゃないんですけどねー。(笑)


試してみたら、またレビューをアップいたします。(^^)



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4 件のコメント:

PING芸人 さんのコメント...

このパターなんだか面白そうですね。
単純なんで騙されやすいんですかねぇ(笑)

yspw さんのコメント...

Directed Force Putterですよね?

マジで良いと思いますよ。

ライ角に構えてストロークした時にヘッドが回らないんです。
(フェースバランスのスパイダーとかは、この器具でフリーフローの状態にしてストロークするとヘッドがぐるぐる回っちゃうんです。 当たり前ですが、フェースバランスさせておいて上下に振ると安定しています。)

勘ですが、Edelパターとか、オデッセイのToe-Upとかに似たバランスで出来ていると思います。

Green Keeper さんのコメント...

お久しぶりです!

なんでPRESS GRIPというのかと思ったんですが、斜めに挿すので、黙ってアドレスすれば自然にFOWARD PRESSと同じ効果が出るんですね!

yspw さんのコメント...

Green Keeperさん、こんにちは。
ありがとうございます。

そうそう、自然にフォワードプレス出来る上にパターヘッドがライ角位置で全くブレないというので、アダム・スコットが使ってますけど、グリップは変えているようですね!