5/13/2021

バルジの入ったパター、Radi-eye Putterに興味津々

これは Black Gold GC の6番ホール、500y パー5 のグリーン手前のバンカーです。


写真でも見ての通り、すごいデカいです。
パー5 ですので、なるべく入れないようにクラブ選択をしてプレーしています。
フェアウエーも芝の刈り目が綺麗ですし、よい季節になってきました。


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このパター、9年ぐらい前に発売されてたみたいなのですが、存在を知りませんでした。
で、非常に興味津々です。


Radi-eye Putter



私はティアドロップのTD21というパターを持っていますが、あちらはパターフェース面に縦ロールのバルジが付いていて、ダウンワードに入れてもアッパーに入れてもロフトが0度でボールにコンタクトするというコンセプトです。

で、このパターは全然別なコンセプトで、パターフェース面に横ロールの湾曲が付いています。


・・・芯からズレるとあらぬ方向に行っちゃうんじゃないの?

って思いますよね。私は思いました。
余計に左右に散らばりそうな感じ?


https://radieyeputter.com/ のウエブサイト上の gif動画を見てみます。 ↓

Radi-Eye Putter

Animated GIF


ウエブサイト上に、何パターンかありますので、リンク先でご覧になってみてください。

なんか、逆にブレを修正してボールをカップに向かわせてくれる感じ。


自分が完全にストレート・バック、ストレート・フォワードの真っ直ぐに打ち出すストロークをしていて、なおかつボールの打点がフェースのトゥまたはヒール寄りにズレてしまうとすれば、このパターではバラツキの幅が増幅してしまいます。
しかしながら、それだけストレートなストロークをしている人が前後にズレズレでインパクトすることはないでしょうね。

むしろ、パターの芯を外れるとすれば、縦(上下方向)にズレることが多いのと、
それとやっぱり、↑の gif動画のように、ヘッドがぐらぐらしながらストロークしてしまうという「ブレ」が多いのかな、って思います。

...そうすると、このパターはショートパットの救済パターたり得るのでは? って思え、俄然興味が湧きました。


このパター、Amazonにも売ってませんし、radieyeputter.comで細々売っているだけになっていまして、なかなか入手するハードルが高いです。
(以前は鋳造の廉価版が $120ドル 程度で売られていたみたいですが、現在は削り出し仕様のものが $799ドルで売られているのみです。)

追記:  -‐> 値引きして $399で売られていましたが、つい先月からさらに $199まで値引きされています。34インチしかないのが気持ちのハードルですが、ちょっと検討してみようかな。


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取り敢えず感触を確かめてみたい、試してみたい、ということで、無理やりやってみました。(笑)


湾曲の Rの大きさがちょうどこんくらいかな? っていうちょうど良い金属 (栓抜き) があったので。(笑)



ちょっとデカいですけど、まぁいいでしょう。


無理やりにくっ付けまして、カーペットの上で 6フィート (1.8m)ぐらいのパットを打ってみました。

パターのバランスとか、ちょっと浮かせて構えないとヒールが引っ掛かりやすいとか、そういう色々はあったのですけど、その辺りは無視しまして。

出玉の方向が安定するかどうか、そもそもカップに向かうのかどうか。

やってみますとね、「これは意外に良いんじゃないの??」感がひしひしと来ます。
マジです。



私のパッティングストロークは、iPINGを使った診断によりますと弱アーク(Slight Arc)型 です。

インサイドからオープンフェースで来て、インパクト、フォロースルーでフェースがクローズになりながらまたインサイドに戻っていく、インーアウトーインのストロ-クで、フェースは (ブログタイトル通りに) 開いて閉じます。

1回目


Closing Angleという、開いて閉じたときの一番開いた時と一番閉じたときの角度の差は、平均値が 6.5° で す。(↑の画像のセッションでは7.0°になってます。)
Strong寄りのSlight Arcの、アーク型ストロークです。

Impact Angleという、実際にボールをインパクトしたときのフェースの角度は、データによりますと 平均値 -0.4° で、0.0° から、-2.5° くらいまでの範囲でばらついている模様。

Lie Angleのブレよりも、Impact Angleのブレの方がばらつく範囲が大きいようですし、カップに向かうか向かわないかでいえば、やはりImpact Angleがどれだけ同じ数値で一定しているか、というファクターがパットが上手いか否かの指標になるのだそうです。 

PGAのツアープロでも Impact Angle が 0°という訳ではなく、しかし + にしろ - にしろ、数値がとても安定しているそうです。


ですからですね、結論から申し上げますと、Radi-eye Putterを使えば、このImpact Angleのバラツキを軽減することができます。
0.0° から、-2.5° のバラツキが、平均値の -0.4° ぐらい周辺に“収束”してくれる気配がしますね。

少なくとも、ショートパットにはてきめんに効果を発揮するものと想像します。



なんか記事書いてたら俄然欲しくなってきちゃったな・・・。(笑)

ちなみにこの Radi-eye Putter は、USGAの承認を得ています (USGA conforming)。



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パターフェースの縦もバルジロール、横にもロール、って考えますと、・・・こちらは芯でボールを捉えたインパクトを練習するための練習器ですが、究極はこうなりますね。

でも、これはパッティングするの難しいです。(笑)



Radi-eye Putter の場合はあくまでも、インパクト・アングルのズレの補正が目的ですので、湾曲の Rが大きくとられていて、+/- 2-3° 程度のブレに対応しているのだろうと思います。 

スペック的には、ライ角が 71°、ロフト角は 0° の仕様になっているようです。
長さは 34インチのみで、ヘッドは 360g。

ロフト角が 0° ですと少々使いにくいような気も致します。 
削りだしのヘッドなので、調整はある程度可能かと思われますが。


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追記: 5/14/2021 

syoballさんにコメントいただいて考えてみましたが、この目に見えて湾曲している弧はキツ過ぎるんじゃないかと思い始めました。
でも、自分のインパクトアングルのブレを測定して、その範囲で修正するような微妙な弧を付けたらかなり助かるんじゃないかって気がしてます。
+/-1.25° なんて、時計の針でいうと、1秒が6° ですから、その1/5程度でしょう? 
・・・やってみたいけど、検証難しいなぁ。





12 件のコメント:

syoball さんのコメント...

今見たら、199.99ドルでした。リアルに効果あれば、プロは全部変えちゃうと思います(笑)

yspw さんのコメント...

そうなんですよ。
実験的興味で買うにはちょっと高すぎるんです、$199でも。

プロはラウンド平均30以上もパットするアマチュアみたいにはインパクト時のフェースの角度がブレませんからね。
良くない理由にはならないかと。

僕のiPINGのデータから言うと、もう少し弧のアークというかRが大きい方が補正値がぴったりいきそうです。
2.5度ぐらいの幅ではブレてる訳ですので。

ドライバーでボール転がしたことありますでしょう?
僕のキャメロンのパターフェースは結構な深さのミリング溝が掘られてますし。(これはこれで、ボールのディンプルの角の影響によるブレを緩和してくれてます。(ペルツのデータ)
そういう訳でパターフェースに湾曲がついてるのはアリだと思うんです。
自分に最適化した弧の大きさ、Rがあるはず。

syoball さんのコメント...

ふむふむ、ドライバーで転がしたこと・・・・ありますね・・・持ちにくいのが難点(笑)。


ビール瓶とかバットの先とかで、パターより入るようなら、大変なことですね。

yspw さんのコメント...

その二つはRがキツすぎるんじゃないでしょうか?

かわせみ! さんのコメント...

こんにちは。かわせみ!です。
なるほど。。。って感じで。。。試したいものです。。。
似たようなパターがあれば良いのですが。。。
乱文失礼致しました。

yspw さんのコメント...

かわせみさん、こんにちは。

このパター、少なくともショートパットに関してはマジもんですよ。と、僕は思ってます。
14本に余裕があればパター2本体制で行きたいかも。
ルール適合品ですし。

エースパターをとっかえる気までは全くありませんが、いろいろ検証してみたい欲がすごいありまして、...悩ましいなぁ。(笑)

syoball さんのコメント...


・私はOKがないとSPが入らないので、必ずSPが入るパターがあれば超欲しいです!。

・このデザインは期待大ですね。でも14本ルールが~~(><;

・厚みのあるブレード状のパターを作り、背面を緩いアールの設計にして、こっちは打面じゃない!と言い張れば、SPは打面じゃないほうで打つことにすれば、1本で済むとかはどうでしょうか。

yspw さんのコメント...

🤣🤣🤣
syoballさん、ロングパットもおそらくこのパターで打って、いけると思いますよ。
まだ入手していませんので想像ですが。
35インチがあったら、買ってみるんだけどなー。
シャフトエクステンションすると、今度はカウンターウエイトが入れられないので、踏み切れません。
しかも今のパターがすごく調子良いですし。🤣

syoball さんのコメント...

パターって気をつけないと増えちゃう(笑)んですよ。

私は、アイアンのようにワイパーで振りたい人なので、昔のL字パターはどうなんだろう?と思い始めて、ヤフオクでポチ、同じものをもう1本メルカリでぽちってしまいました。

スポルディングの有名な4桁の数字のやつです。2本で5400円もかかりました。
(こないだバンパーぶつけて修理代で金欠なんです・・)


私の回るコースのGは遅くて荒れてるので、昔のL字パターのほうがいいんでないか?と夢想しています。その前に、ポチ病を直さないと・・・

yspw さんのコメント...

4桁の数字って、ウイルソンの8802ではなくて、スポルディングですか?

遅めのグリーンは、ヘッドの軽いパター、L字とかでパチーンと打っていく(転がすというより打つ)のが良いんですよね。

IMG5とかもカッコイイな。

僕は、マグレガーMuifieldのアイアンセット使っていた時に、ウエッジからL字パターまで全部Muifieldで揃えて持ってました。このL字パターはマグレガーで、IMG5と同形状です。

syoball さんのコメント...

スポ8901です。

縦にも横にもバルジが入っていればモアベターなんでしょうかね?

とにかく、インパクトパスさえボールに向かっていれば、フェースのロフトも左右向きも多少のずれは吸収してくれるとか・・・・だといいんですが。

縦にも横にもバルジが入ったパターを待つか、作るかしかないかな(笑)

yspw さんのコメント...

L字の名器はいじらない方が良いでしょう!(^^)